転生して男の娘メイドになるそうです。…て、え!? 『問題児編』 作:楠木 蓮華
あれから一週間がたち、ついにギフトゲーム当日。
「どこのデ○ズニーラ○ドですか、ここは」
「デ○ズニーラ○ドだな」
「デ○ズニーラ○ドって?」
「私の世界だと昔の建物で、博物館にあった」
そんな感じてとにかく豪華な城が、広大な敷地に建っていた。
ここにはまさかプリンセスでもいるのかな?
「もう来ておったか、おんしら」
「あ、白夜叉。ここってなに?」
「なんだ、藪から棒に?ここはコミュニティ“ビューティープリンセス”の建物での、今回のギフトゲームも、このコミュニティが開催しておるのじゃ」
「ああ、そうなんだ」
なんか名前からしてやな予感が、いや、もしかしたら使用人のトップを決めるギフトゲームかもしれないし、ここはポジティブに行こう。うん
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ところ変わってここは建物のなか、入った時からそこは別世界。
本当にお姫様のお城。耀と飛鳥。黒ウサギは、顔をキラキラさせていた。
やはり女の子はこういうのは憧れるのだろうか?
ちなみに今回は僕を含めて六人。レティシアやリリはお留守番である。
受付の人に、受付を済ませた、その時の少し怪訝な顔をされたのはやはり“ノーネーム”だからだろう。改めて名を売り出していこうと心に決めたことは余談である。
その後、会場でギフトゲームの開催を告げられるのを待っていると、
「オリエ様のご入場ー!!」
オリエ様?
階段を上がる音が建物の中に響く。
そこには、紫色の髪をポニーテールにして………
服を物凄くはだけた女の人がいた。
「はあ?」
「かっかっか、あやつも変わらんのぉ~」
「確かにナイスな体だが、なんなんだ?あのカッコは」
「だらしが無さすぎるのではなくて」
「なんというか、ワイルド?」
「ワイルドというかなんというか、ですね」
「凄い方だとお話では聞いているんですが」
周りが静寂に包まれる。次に発せられる言葉を待っているように。
「ここに集まってくれた皆、どうもありがとう。礼を言う!!」
会場に声が響く。服装はともかく威厳はある。
「今回、ここに集まってもらったのは他でもない。私が開催するギフトゲーム。『コスプレシチュエーション』に参加してもらうためだ」
…………は?
「ゲームの内容は契約書類にも書いてあるが簡単にはいえば、私達が出すお題に合わせてコスプレ&劇をしてもらい、私を満足させた者が勝ち。私が満足できなかったら負けという簡単なもので、女性限定だ」
え?ちょっと待って、コレってナニ?コスプレ?
白夜叉の方を向き顔でなんですかコレ、と問いかける。
グッ!!
凄い笑顔でサムズアップされました。
「は、嵌められたー!!」
くそ、今まで何もなかったのにここに来て一気にこんなことに。
いや、まだ、まだ最後の希望が!!
「飛鳥!!耀!!」
最後の希望にかけた!!
「「あ、いや、コスプレとか興味ないんで」」
「裏切られたー!!」
「黒ウサギ!!」
「く、黒ウサギは今日は審判の仕事が……」
「NOーーーー!!!」
その時の肩にそっと手を置かれる。
「ふぇ?」
「大丈夫だ、空。」
い、十六夜!!僕は十六夜は変態で、今回もノリノリで僕の事をいじめてくると思ってたけどいざというときは庇ってくれるんだね!!
「諦めて着替えろ。そして俺達にその姿を晒せ」
「あんまりだぁーーー!!!」
いや、まだだ!!これは女性限定のはず。男の子の僕は参加できないはずだ。
「また、性別を変えられるギフトを持つものはそれを使えば、男でもオッケーだ」
「嘘だ!!」
そんなことがあるわけない!!いや、出なければ良いんだ。うん!!
「そしてコレは私情だか、」
うん?
「“ノーネーム”のメイドよ、白夜叉から話は聞いている。楽しみにしているぞ」
…………。
「はかったな!!白夜叉ーーーー!!!」
結局僕はギフトゲーム、『コスプレシチュエーション』に出ることになった。
もう、泣きたい。 ぐすっ
エストside
今日はギフトゲームの日。
誰が私のマスターになるのだろう。
だけど、気になる人はいる。
地面に手をついて何か言っているメイド服の人。
何故かあの人には引かれる何かがあった。
マスター。あなたは私のマスターになってくれますか?
次回もよろしくお願いします!!