『俺様を手にして、お前は何をする?』普通に生活したい   作:ゲーム最高

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俺様は斬りたい時に斬りたいモノを斬る

 

ヤバいのに出会ってしまった。一瞬メイクでもかけてんのかと思ったが、そうじゃなかった。めちゃくちゃ強い化け物曰く"鬼"には目が六か所ありゾッとした。外見から見て某ジャ〇プ系アニメに出てきそうな剣士が俺を斬り殺そうとしている。「月の呼吸」とか呟いて三日月状の斬撃を無数に飛ばしてきた。

 

特に怪我はないもののかすり傷でも死を感じてしまった。

 

 

けど、それを全てベリアロクさんが吸い込んでくれたお陰で助かりました。てか、物凄いスピードで接近してきているのになぜか目で追えて何処から攻撃してくるか手に取るようにわかる。これもベリアロクさんのお陰だな。……おわっ!?ベリアロクさんいきなりスピード出さないでよ。こっちが心臓止まりそうになったじゃん。

 

あれ?さっきのすれ違い斬りで両腕一瞬で斬ったの?よく見ると六つ目の鬼の両腕がぶった斬れている。と思いきや腕が直ぐに生えてきた。何度も見てきたけどやっぱ気持ち悪いなそれ。トカゲを越えてそう。

 

 

 

 

「何故だ……何故なのだ」

 

 

ん?あの鬼なんかぶつぶつ言い始めたぞ?

 

 

 

「月の呼吸・伍の型……月魄災禍!」

 

 

 

えっ?刀振ってないのに何かヤバい斬撃がきたんだけど!?どうしよう!?ベリアロクさん!

 

 

 

『フハハハハハハ!!竜巻か!面白い!斬ってみるか!』

 

 

 

あほか!あんなモン斬るって死に行くようなもんだろう!?大体どうやって斬るつもりよ!?

 

 

 

そう言っている間にベリアロクさんの刀身が赤黒く輝いて大きく横なぎに振りかぶった。するとあの六つ目の鬼が斬撃を放ったようにベリアロクさんから斬撃が飛び出してきて向かってきた竜巻と激突し相殺した。

 

 

 

唖然としていた俺だが、すぐに六つ目の鬼が接近してきて、ベリアロクさんが既に防いでくれて、何回か攻撃が命中した。すると自分が斬られたことに驚いたのか持っていた刀が大きく変化していった挙句

 

 

 

 

「何故……お前だけが……お前だけが特別なのだ!?……縁壱ぃぃぃぃぃぃぃ―――!!!!!!!」

 

 

 

 

何か怒ってんだけど!?てかヨリイチって誰だよ!?親戚か何かか!?

 

 

凄い叫んで斬りかかってくるんだけどさっきより動きが鈍くなってきているのは気のせいだろうか?全く恐怖感がない。……顔は怖いけど

 

 

 

『見ろ!焦っているせいか無駄な動きが多すぎる。このまま決めるぞ』

 

 

 

ベリアロクさん凄い洞察力です。この人に従って俺はベリアロクさんの後頭部にあるスイッチを三回押した。

 

 

 

『フン! ヌゥア! ハァッ! 

 

 

デスシウムスラァァァァッシュ!!』

 

 

 

腹話術のように口をパクパク動かしながら声を発して叫ぶベリアロクさん。

 

 

普通の生活(マイライフ)を脅かす奴は

 

 

俺たちが叩き斬る!!!」

 

 

六つ目の鬼が焦りながら身体から生える無数の刃が飛んでくる。かすり傷程度では済まされないだろうと思うがやけくそになって紫色に輝くベリアロクさんが紫色に六つ目の鬼の身体を「Z」の描きながら斬撃を叩き込んだ。

鬼の身体を切り裂いたせいか噴水のように多量の血を浴びてしまうものの攻撃が終わった後だったので直ぐさま距離を取った。

 

 

 

「ゴォォ!?……ば、馬鹿な……こんなことが……」

 

 

返り血を浴びてしまった。おえぇ~気持ちわる。でも何とか倒せたのかな?

 

 

『いや、死んではいない』

 

マジかよ。よくみたらさっきよりかは再生時間がかかっている。けど、傷が治るのは時間の問題だ。またここから長期戦になるのは怠いって!!

 

 

『こうなったら、再生が追い付かない程斬り刻むしかねぇな。もっと斬らせろ!』

 

 

いやいや、ベリアロクさん。私、もう腕に感覚が残ってない程痺れてんのよ。そんな人を動かすなんてベリアロクさんは悪魔か何かかな?まぁ、見た目からそれっぽい印象はあるけど

 

 

 

 

 

――べべんっ!!!

 

 

 

 

 

ん?何か音聞こえたな。…ってさっきの鬼いないぞ?残ってるのはでかい血だまりだけのようだ。

 

 

『チッ、逃げられたか』

 

 

あっ、逃げたんだ。良かった~、これ以上ベリアロクさんに振り回されたら死ぬかと思ったよ。

 

 

『フン、鬼は鬼でも臆病者ってか。話にならんな』

 

 

六つ目の鬼に逃げられたのかかなり腹が立っているベリアロクさん。

 

 

しょうがない。機嫌を直してもらうために今日は野菜メインで振舞ってやりますか

 

 

 

 

 

 

 

 

少年が黒い剣を振るいその攻撃っぷりの一部始終見ていた鬼の始祖である「鬼舞辻無残」は冷や汗をかきながら身体をブルブルと震わせていた。

 

 

最近鬼殺隊ではない一般人が鬼を沢山殺しているという情報を聞きつけた。無惨は大して興味はなかったものの、上弦の壱である「黒死牟」が剣士であるが為か行かせてほしいと言われ、彼自身もこの先厄介になりそうな者は排除しておいた方がいいと考え黒死牟を行かせた。

 

無惨は暇潰しがてら黒死牟の様子を覗いた途端、思わず驚愕の表情と変わってしまう。

 

 

その光景は最強の剣鬼が黒い刀を握っている少年に圧倒的に追い込まれており、しまいには重傷を負ってしまうというあり得ないモノだった。

 

 

 

それと同時に無惨は思い出してしまったのだ。嘗てのトラウマを……

 

 

上弦の鬼を圧倒する少年の姿、黒い剣、そして額にある紫の痣。花札の耳飾りはないものの、それらを全てがあの男と何処か似ている部分が重なる。

 

 

そして、しまいには……

 

 

 

 

 

『ただ、人は普通の生活を送りたいだけなのに何でそれを奪うの?

 

 

そんなに人の命を奪って

 

 

 

何が面白いの?何が楽しいの? 人の命を何だと思ってんの?』(無惨にはこう聞こえているだけであって実際主人公はそんなこと言っていない)

 

 

 

 

 

 

これを聞いた途端無惨は奇声に似た悲鳴を上げてしまった。

 

 

 

 

 

 

「キエエエエエエエェェェェェェェェェ―――――――ッッッッッ!!!!!!」

 

 

 

 

暫く、彼が根城にしている無限城に数時間響き渡ったらしい。





主人公

春川 夏樹(やっと決まったわ~)


幻界魔剣ベリアロクに強制的に振り回されているせいで体のあちこち筋肉痛地獄という日々を味わっているもののそのせいか痣の色が濃くなってきている。ベリアロクに色々とお世話になっているので戦いが終わった後、必ず大好物の野菜を食べさせている。



幻界魔剣ベリアロク

夏樹を自分の使い手()と認めた魔剣。斬りたい時に斬りたいモノを斬るという気分屋


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