『俺様を手にして、お前は何をする?』普通に生活したい   作:ゲーム最高

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暇潰しで書いたものがまさかここまで人気が出るとは思いませんでした。


あと前回のアンケートで二刀流もありなんじゃないかというのが多かったのですがもう少し様子見します。


下弦の鬼か。面白い!

『フン! ヌゥア! ハァッ!

 

 

デスシウムスラァァァァァッシュ!!』

 

後頭部付近にあるスイッチを押す事で目から炎のようなエフェクト共にやたら気合の入ったドスの利いたシャウトを出し、ベリアロクさんを振り続ける。

 

 

「ぎゃああぁぁぁぁ―――ッッッッ!!!」

 

「な、何故鬼殺隊でもない餓鬼にぃぃぃぃ―――ッッッッ!?」

 

「お、俺たちはあの"お方"に選ばれた十二鬼月のは、ず――」

 

 

右目に「下弦」左目に「一桁の数字」両目にカラコンをつけている鬼をベリアロクさんで一振りで斬っていく(一瞬の内に四連撃)。最近の鬼ってカラコンが流行ってんのかな?

 

 

「く、くそ!折角"十二鬼月"になれたというのにこんなところで死んでたまるか!!」

 

 

おっ、左目に「弐」のカラコンしている鬼がベリアロクさん恐れて逃げていってるぞ?

 

 

『斬らせろ!夏樹!』

 

 

わかりました。思う存分にやっちゃってください!!

 

『デスシウムスラァァァァァッシュ!!』

 

 

刀身が再び紫色に輝き、目の前で「Z」の字を描いてベリアロクさんを振る。すると光り輝く「Z」の字だけ残りそれを斬撃として逃げて去る「下弦の弐」に向かって飛んで行った。

 

夏樹の強さを目の当たりにした下弦の鬼は恐れるように逃げ切ろうとしていた。しかし彼の放った斬撃の速度が桁違いであり……

 

 

『ウラァッ!!』

 

 

「ウギャアアァァァァァァァァァァァ―――ッッッッ!!!!???

 

ああぁぁ……嫌だぁぁぁ……折角ここまで来たというのに……」

 

 

 

それが下弦の鬼の遺言だった。

 

首を斬るどころか身体を脳天から根本まで真っ二つにされた。「首を斬らなければ殺せないというのに愚かな人間だな」と鬼の多くはそう感じていた。

しかし何故かはわからないが斬られた直後に死を感じてしまう。まるで日輪刀で首を斬られた時と同じ感覚のように。

 

そしてしまいには斬撃は鬼を真っ二つでは留まらず斬撃は何もない虚空をパックリと割れ目が生じ、斬られた鬼はその割れ目の中に吸い込まれてしまった。

 

 

 

「毎回思うんスけど、あの中に入った鬼ってどうなるんですか?」

 

『死だ』

 

 

 

……こっわ。サラッと言っちゃうベリアロクさんマジ怖いんだけど

 

『おい夏樹。奴らが落とした金は拾ったか?』

あっ、はい拾いました。でもいいんですかね?泥棒みたいになった気分で罪悪感しかない気がしますが

 

『人を喰う鬼だ。それに最近の人間共は鬼を都市伝説扱いしてやがる。警察も動くことはないだろう』

 

そうですか。まぁベリアロクさんがそう言うなら仕方ありませんよね。こっちも命がけで戦ってますもん。

 

 

思えばベリアロクさんと戦い始めたのは数ヶ月前だ。そう考えると随分時が経つのが早い。最近鬼が俺の事を見つけたとなれば最優先で殺そうとしてくるし。もう嫌になっちゃうわ

 

 

「あっ、ベリアロクさん。そんなこんなで歩いていたら町が見えてきましたよ。お腹も空いてきてはいませんか?」

 

『そうだな。俺様は今日野菜が食べたい気分だ』

 

「じゃあすき焼きにでもしませんか?野菜とか色々な具材が入って楽しめますよ」

 

『"すき焼き"か……面白い!食ってみるか』

 

 

そんな会話をしながら町まで歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、何だったんだ!?あの子供は!?」

 

先程夏樹が戦っていた場所から少し離れた所にその一部始終を見ていた者がいた。背に"滅"の字が描かれた、黒い詰襟の隊服を着込む一人の男。

 

 

 

 

 

彼は"鬼殺隊"と呼ばれる人喰い鬼を狩る力を有した剣士、そしてその剣士を支える者達が集まった政府非公認の組織。その一員だ。彼は下弦の鬼達と運悪く遭遇してしまい彼以外の隊士はほぼ全滅してしまった。食われるかと思いきや下弦の鬼達はそこに偶然鉢合わせた夏樹と遭遇。

 

最初はただの18か19くらいの青年かと認識していたがそれを見た途端下弦の鬼達はすぐさま標的を彼に変更した。隊士は逃げろと叫ぼうとした途端…状況は一変する。

 

その青年は黒い刀?のような武器で下弦の鬼達と戦闘した。一般人と鬼が戦えば勝敗は明白、しかも相手は鬼の中でもかなり強いとされる十二鬼月の鬼。一般人が戦ってしまえば死に行くようなもの。

 

 

「頼むから逃げてくれ」

 

そう何度も叫んだ。しかし戦闘をしているせいなのか全く効く耳を持っていない。

 

 

「あぁ…だめだ殺されてしまう」

 

隊士は自分の無力さを思い知った。自分は人々を鬼から守る為に存在する剣士なのにその鬼を殺すことすらできず、ましてや目の前の必死に抗っている一般人の命さえ救えない。身体を動かそうにも下弦の鬼との戦いで動けない。

 

何が隊士だ。何が人々を守るだ。何一つ成し遂げてないじゃないか。隊士は心の中で何度も自分にそう言い聞かせた。

 

……しかし

 

 

 

「えっ?」

 

その光景を見た途端彼の中にあった後悔はすっぽりと抜けていった。

 

 

青年は持っていた黒い刀?を一振りで下弦の鬼達をバラバラに斬り裂いたのだ。しかし鬼の首を日輪刀で斬らない限り無意味だ。その思いも打ち砕かれることとなる。

 

 

斬られた鬼は再生することなく寧ろどんどん身体がチリチリになっていく光景だった。これは日輪刀で首を斬った時と同じ現象。

 

 

もはや何が起きているのか分からない状況。あんなに強かった下弦の鬼達は青年を恐れるかのように尻尾撒いて逃げようとしたが勿論青年は逃さず最後の下弦の鬼を討伐した。

 

 

こんなことがあり得るのだろうか?夢であってほしい。日輪刀でもない武器で鬼を殺せる術を持っている者がいる。それが一般人とは

 

 

気づけばその青年は消えており残っていたのは鬼の流した血だけである。数分間動けず唖然としていた隊士は「ハッ」と目が覚めるようにすぐさま鬼殺隊本部へ走っていった。

 

 

それと同時に鬼殺隊にある噂が流れている事を思い出した。徘徊していた鎹烏が「上弦の鬼と互角以上に渡り合う一般人を見かけた」と。最初は誰も信じることはなかったが、さっきの出来事がその噂の一般人ではないかと思い鬼殺隊の要でもある"柱"に報告しなければと……





『読者共よ。我が名はベリアロク。今回少しモブ視点を作者が頑張って書いたようだ

この作品が意外にも人気過ぎてびっくりしている。次回も楽しみにしているがいい』



・今回のデスシウムスラッシュはケムール人との戦闘を意識してみて書いてみましたが中々うまくいかないものです(トホホ……)

デルタライズクローの変身もありでは?

  • 作者に任せます
  • ご観賞したいです
  • なし
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