BSO-ブレイブソウルズ・オンライン   作:り け ん

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前編・後編で終了する予定です。
万が一文字数が膨らんだら中編とかが挟まるかもしれません。


本編
前編・特別任務


 

 

 

「リンク・スタート!」

 

 

 

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彼女が降り立ったのは、井花楼と呼ばれる集合住宅…現世風にいえばアパートのような一室だった。アパートとは言っても、あくまで外観がそれに近いというだけであり、部屋の内部はマンションの一室といっても謙遜ないほど充実した造りになっていた。席官として任務をこなしていてば、これだけの部屋には住めるということだ。

 

ゲームにログインしたことで緑髪のアバターと化した彼女は、まだ脳内に眠気が残っていたのか欠伸を一つ噛みしめると左手でメニューウインドウを呼び出しながら歩いて部屋を出る。項目を見ながら歩くのも慣れたもので、器用に階段を降りながらウインドウを操作。普段からほぼ無意識にやってる手順通りに通知を確認していく。

 

 

DM(ダイレクトメッセージ)はなし。運営メッセージも、特には…)

(で、”任務”は…………うーん、良さそうなのがあんまり…)

 

 

羅列する任務の項目の中でも”報酬”の内容を特に吟味していく彼女だが、特に目を引くものがないようである。属する組織の中でも実力がある方だと自負してる彼女にとっては、高い難易度とそれに見合った報酬を持つ任務を積極的に受けたいところではあるが、当然それらの任務は他の実力者達にとっても狙い目。良さそうな高難易度任務がここにないということは、おそらくは他の早ログイン勢に先を越されたということだろう。

こうなった場合、彼女が取り得る選択肢は主に三つ。低い報酬の任務を地道に積み重ねて稼ぐか。それとも任務などでフィールドに出張っている、敵勢力の”破面”や”滅却師”を討伐して功績を稼ぐか。あるいは新たな高報酬任務が出るまでウインドウに張りつくか……である。

 

どの選択肢もアリといえばアリだが、一番確実なのはやはり低報酬任務をこなしていくやり方…だろうか。情報屋の情報抜きで広大なフィールドを彷徨い歩いていても敵勢力プレイヤーを見定められるとは限らないし、高報酬任務だって出るか出ないかは完全に運だ。

だが…低報酬任務は正直なところあまりやりたくはない。弱いプレイヤーでもこなせる任務な代わりに面倒臭さを煮詰めたようなものが多いからだ。特に”死神”という種族はキャラを作り立ての時期は本当に弱いため、自分もこのゲームを始めた頃はそういう任務によくお世話になった……が、今もお世話になりたいかといえば…。

 

そんな風にウインドウと睨めっこしながらも歩を進めているうちに、彼女の耳には他のプレイヤー達の声がだんだんと入ってくるようになってきた。自分と同じ”死神”達が(たむろ)する街中へと進んできたからだ。それ自体はなんら不思議なことではない、のだが…

 

 

「え!? お前近くにいたのか!? 昨日——」

「俺は近くというか…というか、近くなくてもヤバくてさ——」

 

 

「嘘だろ——あの”隊長”が1分どころか——」

「んなこと言っても、本人も周りの奴らも口を揃えて——」

 

 

「挑むだけタダだと思ってたけど、それって——」

「デスペナもらうだけだ。挑むだけ損ってもん——」

 

 

(…なんか、騒がしい?)

 

 

NPCのざわざわ声が街中に響くのはおかしくはないが、耳に入ってくる内容はどうもNPCの定型文ではなく、プレイヤーの噂話。それもどうやら、全員が一つの話題を共有して話している印象を受ける。だが…少なくとも運営メッセージではそんな特別大きなイベントとかはお知らせされてなかったが…。となると、何か大きなやらかしをしたプレイヤーがいたとかだろうか。

 

正直、ちょっと気になる……が、今はやっぱり任務をこなすことが先決かと改めて優先順位を定める。とりあえずは、”金”と”強化素材”が報酬として手に入る任務を片っ端から……と、ウインドウをタッチしようとしたその時。

 

 

「お〜い! 九条!」

 

 

この大きなざわつきの中でたしかに自分を呼ぶ声が聞こえたため、思わず指がウインドウに触れる一寸前で止まった。そして、その声はもちろん、彼女——九条にとっては聞き覚えのある声であった。

 

 

「…おはようございます。天貝(あまがい)隊長」

 

「いやあ、ちょうど会えてよかった。なあ、今暇か?」

 

 

死神の中でも一握りのプレイヤーしか纏えない白の隊長羽織を身につけた、紺色の髪と無精髭が特徴的な護廷十三隊・三番隊隊長…天貝が、何やら安堵したような表情で声をかけてきたのだ。心なしか、周りの死神プレイヤーの視線もおよそ九割ほどがこっちに集中してきたような気がする。

 

この人がかけてきた言葉はまるでナンパの誘い文句かと思えるチョイスだが、これまで何度もこのゲームで話し合った仲である九条からすればそういう意図は含まれていないことはよく分かる。この人の趣向からして、おそらくは…

 

 

「一緒に飲みに行く……とかそういうことですか?」

 

「お、分かってくれるか! 今日は他の三番隊プレイヤーが全員出払ってしまってな……いい飲み相手がいなくて困ってたんだ。無理にとは言わんが…どうだ?」

 

「そう、ですね…」

 

 

この人から飲みの誘いを受けるのは一度や二度ではなかったので、要件も大体想像できた。なんでも、この天貝という人はリアルでは大層酒に弱く、すぐに酔い潰れてしまうほどの下戸なのだという。そのため、酒のほろ酔い感覚を存分に享受できるこのVRゲームでの飲みが大好きなのだという。

天貝隊長の飲みについていけば食事も奢ってもらえるため、ちょっとありがたい。だが、今の九条はとにかく稼ぎたい気持ちではあるので、ここで飲みに付き合う暇があるのなら一つでも多くの任務をこなした方がいいのではないかということも……

 

だがここで、ふと九条はあることを思い出した。先ほど脳内で挙げたこれから取り得る三つの選択肢……の他にももう一つ、良い報酬の高難易度任務を受けられる可能性のある、四つ目の選択肢を。

 

 

「分かりました。お供しましょう」

 

「おっ、そうかそうか! ありがたい! じゃ早速、いつもの通りの店に行くか!」

 

 

 

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そんな訳で。

二人は揃ってNPCが運営する大衆居酒屋風味の場所で飲み食いを楽しんでいた。

 

 

「ぷはぁー…まったく、俺も現実でこれくらい酒を楽しめりゃなあ……毎度付き合いで飲みにいくのが憂鬱なんだよなあ」

 

「ま、一応ゲーム上の酒なんで…実際のお酒とはまた違うんじゃないですか? 私は飲んだことないけど…」

 

「いや、貴船は『現実の酒の良いところだけを味わえる都合の良いシステム』って言ってるし、やっぱりほどよく飲めば酒もこんくらい良いもんなんだよなあ…」

 

 

自らの隊の副隊長の言葉を引用し、天貝はちょっと羨ましそうに呻く。事実彼の言う通り、現実世界では一滴のアルコールも摂取してないのにも関わらず、このゲームにおける”酒”とはプレイヤーにほんの微かな浮遊感や幸福感が与えられる。軽度な快感の類だが、最近発売したVRゲームにはこうした機能も標準でつけられるようになったらしい。もっとも、その幸福感に麻薬ほどの依存性があっては困るため、飲めば飲むほど幸福感が強くなるということは起こらないようにはなっている。

 

九条は、あの”四つ目の選択肢”を取ろうとして口を開こうとしたが…その前にまずは、軽い情報収集の意味も兼ねて別の話題を口に出す。

 

 

「隊長。昨日は何かあったんですか? なんか周りのプレイヤーがやたら昨日のことを口にしていたような…」

 

「んん…? あ、なんだ。九条は昨日ログインしてなかったのか?」

 

「ええ。昨日は昨日で別に忙しかったので」

 

「そうか。それじゃあ知らなくても仕方ないな。ま、知って得する話でもないが…確かに昨日は大事(おおごと)だったな」

 

「おおごと……?」

 

 

知って得する話ではない。だが、大事。

一体何が起きたのかと訝しげな九条に、天貝が説明する。

 

 

「昨日はな…”下克上の一騎討ち”が行われたんだ」

 

「それも、十一番隊の隊長が…総隊長に対して、な」

 

 

「っ!?」

 

 

天貝から事情の程を聞いた九条は、驚きで思わず飲み物を吐き戻すところだった。

確かに、それは大事である。

 

 

 

”下克上の一騎討ち”とは、隊長クラスに適用されるシステムの一つである。

その詳細とは至って単純。一対一の一騎討ちで隊長を打ち倒せば、その瞬間からその隊長職に成り代わることができるという、完全実力主義のシステム。このシステムは死神だけではなく、破面や滅却師の陣営にも取り入れられているという。

 

普段の死神陣営では、自信に満ち溢れた下級隊士が一発逆転を狙って隊長に一騎討ちを挑む光景は、それなりに見てとれる。そもそもの話、ゲーム開始当初にいたNPCの隊長達でさえも、この下克上のシステムによって一般プレイヤーにその地位を明け渡すことになったのだから。

 

もっとも、このゲームが元々マイナー気味なのもあって実際に隊長に成り代わっているプレイヤーは現状ではたったの六人。つまり護廷十三隊では、まだ七人ものNPCが隊長職を務めていることになる。幾度ものプレイヤーがNPCの隊長の座を奪わんと挑戦を繰り返しているも、今日のメッセージを確認した限りではまだ陥落に至ったプレイヤーはいないようであった。

 

そう、一般隊士のプレイヤーがNPCの隊長に”下克上の一騎討ち”を挑むのは何も珍しくないのだ。

だが…今回の話は、”十一番隊の隊長”が”総隊長”に一騎討ちを挑んだというではないか。

 

 

護廷十三隊 一番隊 総隊長。

彼もまた、NPCの隊長の一人であり…同じように、一騎討ちシステムで挑むことができる存在である。

 

他の隊長職と違うのは、その権力の絶大さにある。なにせ死神陣営の長であり、全死神の指揮権を持つ人物だ。彼の指令は、全ての死神NPCが優先する。一般プレイヤーにどのような任務を割り当てるか、どのような報酬を与えるか。自分に逆らったプレイヤーに対して、どのようなペナルティを設定することも自由。やろうと思えば、独裁政治を築くことすらできるのだ。

 

 

だが…少なくとも、九条がこのゲームを始めてから今日まで、総隊長に対して下克上をしたプレイヤーは存在しなかった。ネット上のこのゲームの情報を確認してみると、その理由はよく分かる。なぜなら、発売当初からこのゲーム…『ブレイブソウルズ・オンライン』をプレイしてきた猛者達は、口を揃えてこう語っている跡があるからだ。

 

 

——無理無理無理。あれは絶対無理。

 

——生半可なチートが許されても勝てる気しない。普通に耐性とかぶち抜いてきてないあれ?

 

——ステカンストできたとしても、スタートラインにすら立ててる気がしない。

 

——絶対討伐できない強さにしてるよね。仕様上挑戦できるよってだけで、勝たせる気ないよね。

 

——ていうか、もうあのNPCいれば俺らいらないでしょ。

 

 

簡潔にいえば、「絶対勝てない強さにしてあるNPC」ということらしい。「挑むだけタダ」とやってみたプレイヤー達のそのほとんどが心を折られる。ただでさえ過疎気味なこのゲームで、自慢のキャラクターを即死させられたショックから引退を決意する者まで出るほど。公式チートとでも呼ぶべき存在と万人に知られている以上、わざわざ無駄なデスペナを受けることもあるまいと、九条が知る限りこれまでまともな挑戦者は現れなかった。

 

 

それが昨日、とうとう挑戦者が現れたというではないか。

挑戦者は、既にゲーム内で相当な猛者と知られている十一番隊の隊長であるとのこと。普段は他プレイヤーの事情にそう頓着しない九条も、流石に結構気になる様子ではあった。隊長代替わりの通知が来ていないということは、当然失敗したということではあろうが…。

 

 

「…どんな感じだったんですか?」

 

「そうだな…注目すべきポイントは三つあってな」

 

 

スッと、ちょっと勿体ぶるかのように指を三本立てる天貝隊長。

 

 

「まず一つ。十一番隊隊長の奴は、『卍解』を使って戦った」

 

「……」

 

「それによって、他のプレイヤーが大量に死にかけた」

 

「はっ!? え、それって…!?」

 

 

九条の喉奥から思わず変な声が漏れる。

 

 

「やつの卍解は……この瀞霊廷のほぼ全てが攻撃範囲に収まるほどの、超ヤバいやつだったんだ。それによって多くのプレイヤーが危うく巻き添えを食うところだったんだ」

 

「……怖い話、ですね」

 

 

死神陣営のホームである巨大な街”瀞霊廷”

実を言うと、ここは他のゲームで言うHPの減らない”安全地帯”には値しない。いざとなれば、この街を他勢力の侵攻から守る防衛戦を行わなければならないからだ。プレイヤーにとっての安全地帯とは、自宅や宿屋などホームとして設定されている場所に限られる。

なので、この瀞霊廷内で大規模攻撃でも発生しようものなら、破壊不能オブジェクトである重要な施設以外の街並みは破壊されるし、安全地帯にいないプレイヤーも攻撃をくらって死亡する可能性も充分にあり得るということだ。そして今回、あろうことが死神の隊長の”卍解”によって、その事態が現実に……

 

……いや、天貝隊長はさっきこう言った。

『危うく他のプレイヤーが大量に死に”かけた”』と。

 

 

「死に”かけた”ということは…実際は、無事だったんですか?」

 

「そうだな。ここから二点目のポイント」

 

 

薬指を折る天貝隊長。

 

 

「あのままだったら、多くのプレイヤーが死んでただろうな。だが、幸運にもそうはならなかった。そうなる前に、()()()()()()からだ」

 

「卍解が消えた…それって、つまり……」

 

「卍解が他のプレイヤーを巻き込むより早く、奴は総隊長にHP全損させられて殺された。十秒も保たなかったようだな」

 

「………」

 

 

瀞霊廷全てを攻撃可能という凄まじい範囲と威力を誇る卍解の持ち主を、十秒と経たずに葬り去るという最強のNPC。他人事でありながら、九条は背筋が薄ら寒くなる心地がした。それでもなお、気になることを質問するため口を開く。

 

 

「…で、三つ目のポイントとは?」

 

「ああ。最後のこれは面白い点でな」

 

 

天貝が、ジョッキに残ったお酒を全て飲み干してからこう語った。

 

 

「その一騎討ちの後…蘇生した(くだん)の十一番隊隊長の元に、一般隊士からの一騎討ちの挑戦が殺到したんだ」

 

「え…? それは、周りを巻き込んで危ない目に遭わせた隊長格への報復的な…?」

 

「いや、残念ながらもっと実利的な理由だな」

 

 

そう言って、天貝は愉快そうに笑う。

 

 

「なんでも、十一番隊隊長が言うことにはな。あの卍解を使った後は、ゲーム時間で換算して十二時間の間…卍解どころか、始解すらできなくなるんだそうだ」

 

「はあ…なるほど。十一番隊隊長が弱体化した隙をついて隊長の座を奪おうとした訳ですね。でも、その結果って…」

 

「うん。その全員が始解抜きの十一番隊隊長に返り討ちって訳だ。なかなか面白い話だろう?」

 

 

そう言いながら、天貝はおつまみをつまみ始める。九条もそれにならっておつまみをモグモグしながら考える。面白いか面白くないかはこの際どうでもいいが…このゲームにおいて強さを極めるというのは容易ではないということを実感した。このゲームをやり続ける目的としては、『自分の所属する陣営を勝ちに導き続ける』や『ゲームの中で最強になる』などの目標が各々あるだろうが、少なくとも今回の件で後者の人の心が折れないか、相変わらず他人事ながら心配になってくる。今の九条は、そのどちらでもない目的を抱えているが…。

 

 

「天貝隊長は、総隊長に下克上する予定はないんですか?」

 

「言うねえ、九条は。確かに、勝てる勝てないは別として戦ってみたい気持ちがない訳じゃないが…今は、部下の育成の方にハマってるからな」

 

「部下……あのNPCの死神ですか」

 

 

死神陣営において階級が上がると、『部下』を持つことができる。一般のプレイヤーもまずは上官の部下からスタートする訳であり、かく言う九条も目の前の天貝隊長の部下という身分だ。だが、それよりも注目すべきはNPCの方の部下である。

一般プレイヤーは、上官の命令に従うか否かはあくまで自由なのだが、NPCの部下は上官の命令に忠実に従う。こうしたNPC部下の制度は他勢力でも存在するが、中でも特に死神陣営は多くの部下を持つことができ、天貝のような隊長格となると数十人規模の部下が指揮下に収まる。

ただしその代わり、死神のNPCは基礎能力が低いという欠点がある。もっとも、これはNPCのみならず死神全体に言える特徴ではあるのだが。

 

 

「所詮はNPCと、侮っちゃいかんぞ。NPCといえども、任務に派遣したり訓練をかわしたりすることで、しっかり成長するからな。成長速度はプレイヤーに比べて遅いのは事実だが…その分、強くなった部下と共に戦えれば今後の勢力争いは必ず優位に立てるだろ?」

 

「確かに……それで今の破面に後塵を拝してる状況が逆転できれば大きいですね。普段の報酬や給料も大幅に上がりますし…あっ、そうだ!」

 

 

考えを巡らせて頬杖をついていた状態から、ガバッと起き上がる九条。昨日の事件の話が想像以上に大事だったため、そのせいで最初に目論んでいた”四つ目の選択肢”について口を開く。

 

 

「天貝隊長…何かいい任務ありませんか?」

 

「お、おおう…? なんか急だな。いい任務というと…?」

 

「えっと、難易度高めのやつで。できれば、”強化素材”がメインの報酬だと嬉しいです」

 

 

そう、これが”四つ目の選択肢”…すなわち、”隊長に高難易度任務を無心する”ことであった。階級が高ければ高いほど、その人物に通知される任務の種類は豊富になってくる。そして上官は、部下に対してその任務を託すことができる。そのシステムを利用して、上司である天貝隊長なら何かいい任務を抱えているかもしれないと、希望をかけてみたのだが……。

 

 

「あー、悪いが……俺の方には、お前に見合いそうな任務はないな。せいぜい五席レベルのやつがせいぜいだ」

 

「……そうですか…」

 

「…………ただ」

 

 

最初の天貝の答えにガックリと肩を落とした九条だったが、その後に続いた天貝の言葉を聞いて、静かに顔を上げる。

 

 

 

「……ゲーム上の正式な任務じゃないんだが…個人的に頼みたい仕事ならあってな………」

 

 

 




ブレイブソウルズオンライン版・現護廷十三隊情報①

三番隊 隊長 天貝
三番隊 副隊長 貴船
三番隊 第三席 九条

十一番隊 隊長 刳屋敷(くるやしき)
十一番隊 副隊長 一之瀬
十一番隊 第三席 雅忘人(アシド)

※全員本人ではなくゲームの中で偶然そっくりさんになった人達です。
※大切なことなので二回言いました。
※このゲームでのプレイヤー名は
ほとんどの人が苗字名前セットではない単独名で設定しています。
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