【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
G1を知るならご存じF15戦闘機に変形する
この作品ではデストロンを離反して自ら作り上げたスタースクリーム軍団を率いている。軍団はただのDQN集団と化している。
ガルダーゴンの戦いで軍団の半数を喪失しており、辺境に逃れて惨めに生活している。
ブロッケン伯爵
マジンガーZに出て来るDrヘルの手下の一人。元ドイツ軍人のサイボーグで、自分の首を右脇に抱えている変な奴。
ヴィンデルの手先として蘇り、スタースクリームの使者として訪れる。
ブロッケーンT9に乗って参戦する。
カムジン・クラヴィシェラ
マクロスに出て来るゼントラーディ人の兄貴。
面白いと言う理由でスタースクリーム軍団に参加している。負けて辺境に潜伏するようになってから、つまらないと思って転職を考えている。
エルネスティ・エチェバルリア
ナイツ&マジックの主人公で合法ショタ。転生者であり、ロボオタクの前世の記憶を持っている。
転生先で
Villain&Attack!
剣と魔法の世界。
これを聞いたのなら誰しもが数多あるファンタジー物だと思うだろう。だが、その世界にはロボットが存在する。
そのロボットの名は
シルエットナイトの操縦するパイロットは
理由は数にシルエットナイトに限りがあるからで、ナイトランナーとなれるのは騎士の中でもほんの一握りのみ。故に巨大な甲冑であるシルエットナイトに乗れるのは、騎士に取って大変名誉なことなのだ。
武器は人間の武器をスケールアップした物が用いられ、射撃武器は杖状の魔法攻撃武器などを使用する。
従来は単なる巨大な甲冑であったが、百年以上停滞していた開発はある者、それも少年の提案によって加速し、支援型の機動兵器のように背中に杖を持った二本の腕を付けたシルエットアームズが一般的となり、ケンタウロスのようなタイプや飛行するタイプが誕生するなど加速した。
その剣と魔法、シルエットナイトと言うロボット、大規模な戦乱後に各国に普及した飛行船が混在する世界に、ヴィンデルとスタースクリームの軍団が攻めて来た。
異世界の侵略軍が投入した機動兵器はその世界の遥か先に科学力を有しており、魔法を使うシルエットナイトや飛行船はとてもでは無いが太刀打ちできなかった。そればかりではない火力と物量も段違いなのだ。
「ハッハッハッ! なんだこのシルエットナイトってのは? ただのガラクタじゃねぇか!」
侵略軍から見れば、シルエットナイトなどガラクタに過ぎない。そうスタースクリームと侵略軍は例え敵わぬとも、民や国を守るために命を投げ捨ててまで戦うシルエットナイト等を嘲笑う。
確かにシルエットナイトでは、侵略軍が投入するMSやSPT、MF、ゼントラーディ軍の兵器、機械獣、メカザウルスには歯が立たない。生存性皆無のATにも、火力で圧倒されるばかりだ。
これでヴィンデルが捕えろと言っていたエルネスティ・エチェバルリアなる餓鬼を捕まえるなど容易い。
そう侵略軍の誰もが思っていた。そのエルネスティ・エチェバルリアことエルが丹精を込めて作り上げたシルエットナイト「イカルガ」の登場で覆る…!
「これはまさしく空を埋め尽くす悪の軍団! まさか転生してからこんなスーパーロボットアニメの絶望的な展開を経験するとは…! こうなることなら、巨大なロボット、ではなくシルエットナイトを拵えておけばよかったですね!」
絶望的な状況にも関わらず、青いシルエットナイト、イカルガを駆るナイトランナー、エルネスティ・エチェバルリアは不気味なほど興奮していた。何せいま彼が肌で感じているのは、前世ではアニメでしか見たことが無い状況だ。常人なら逃げるか、守るべき人や場所を思い浮かべ、それらを守るために果敢に挑む物だが、エルは普通なら体験することは無いであろうこの状況に酷く興奮していた。
自分のイカルガを見て攻撃を浴びせて来る複数のゼントラーディ軍の陸戦型戦闘ポッドのリガードやATのダイビングビートル、SPTのドトールを
「ゼントラーディ軍のみならず、ATのダイビングビートル、グラドス軍のSPTやMFも居るようですね」
前世のロボオタクとしての記憶を持っているためか、異世界軍が運用する全ての機動兵器をエルは知っていた。次々と遭遇するMSのズサやオーバーフラッグ、バルキリーのSV-51にVF-27ルシファー、SPTのブレイバー、飛行系機械獣とメカザウルスを見て興奮した。
「なんと、ネオ・ジオン軍のみならずDrヘル一派や恐竜帝国も居るんですね! それに反統合軍やギャラクシー船団まで! みんな前世で見たアニメの敵軍ばかり! 敵版スーパーロボット大戦ですかね!」
次々と襲い掛かるどれもこれも前世で見たことがある敵機を撃破しながらエルは侵略軍を敵版のスーパーロボット大戦と表した。それから背部の四本ある副腕で背後から迫る敵機を鋭利な指先で撃破し、正面から来る敵を銃装剣の射撃で撃破するか、接近して剣で切り裂いて撃破する。
単独で圧倒しているイカルガであるが、敵は空を埋め尽くすくらいの数で、いずれかは機体のエネルギーであるマナが切れて袋叩きにされて撃破されるだろう。無論、エルはそれを承知でやっている。例え自分が死ぬことになろうとも、自分の世界を守るためにエルは戦うのだ。
「多勢に無勢…! ですが、この絶体絶命のピンチのような展開を経験して後悔は無い! 大量のロボットに包囲され、集中砲火を受けて死ぬのも悪くはありませんね!!」
それに後悔は無い。少し不満だが、これ以上強請っては、碌な事にもならないと思い、魔法のモニター越しから見える有象無象の大群に満足しておく。
一機、また一機と敵機を落としつつ、エルは機体のエネルギーであるマナの残量を確認した。まだ十分にはあるが、大量の敵機を全て片付けるには足りなさ過ぎる。それに敵の大群の向こう側には、母艦であるゼントラーディ軍の艦艇やグラドス軍の巨大空母、馬鹿でかい円盤のような母艦が控えていた。
「やれやれ、艦隊まであるのですか。全く、八方塞がりも良い所です…!」
大量の敵機の後方に控える巨大艦の艦隊を見て、エルは完全に詰んでしまったと判断する。だが、心の奥底で異世界からの侵略軍と同じく、異世界からのスーパーロボットに乗った助っ人が来るのではないかと期待している。
そんなエルの期待を打ち壊すかの如く、スタースクリームが襲来した。自分に向けて向かって来るトリコロールカラーのF-15戦闘機を見て、前世の記憶を持つエルは驚きの声を上げる。
「あのトリコロールカラーのF-15戦闘機は!?」
「たった一体のガラクタに手こずりやがって! まぁ良い、あれが噂のエルネスティ・エチェバルリアって言う肉ケラだな?」
イカルガの目前まで迫れば、スタースクリームはF-15戦闘機から人型へと
「なんと…!? トランスフォーマーのスタースクリーム…!? それもG1の! トランスフォーマーはスーパーロボット大戦に出られないのでは!?」
自分の目の前で変形して確証させたスタースクリームを見て、エルは驚愕していた。自分の知る限り、トランスフォーマーは異世界の侵略軍には居ないはずなのだ。だが、その侵略軍を率いるのは紛れもなくスタースクリームだ。
「ノコノコと出て来てくれたことには感謝するぜ。さて、俺たちと共に来てもらおうか?」
遡ること一週間前…。
ガルダーゴンの戦いから数ヵ月後、連邦や同盟の追撃から逃れ、同盟軍の勢力圏内にある辺境の地まで逃走していたスタースクリーム率いる軍団の元に、この世界を影より支配するヴィンデル・マウザーからの使者が訪れた。
「何
現れたヴィンデルからの使者に対し、仮名666に破壊された右腕を修復したスタースクリームはレーザー砲を向けて名を問いながら撃つ。
「止めい! 止めんかぁーッ!! わしはヴィンデル・マウザーの使者、ブロッケン伯爵なるぞぉーッ!!」
自分を見るなりいきなりレーザー攻撃を行うスタースクリームに対し、ヴィンデルの使者であるブロッケン伯爵は撃つなと叫ぶ。それを聞かず、スタースクリームはブロッケン伯爵が乗る首と身体が分離している奇怪な機械獣ブロッケーンT9を撃ち続ける。
「うるせぇ! この俺様を殺しに来たんだろ!? ここへ来る奴はみんなそうだ!!」
「止めぬと言うなら…トゥアーッ!!」
どうやらブロッケン伯爵が自分を殺しに来た刺客だとスタースクリームは思っているようだ。これにブロッケン伯爵はレーザー攻撃を躱しながら急接近し、頭部のビームで牽制する。ビームを躱したスタースクリームに向け、ブロッケン伯爵はブロッケーンT9の右手に握られた剣の突きを胴体に見舞い、吹き飛ばした。
「グァァァっ!?」
吹き飛んで壁に激突したスタースクリームに、ブロッケン伯爵は追撃を掛けようとするが、軍団の者たちに止められる。
「おっと、確かヴィンデルの使者とか言ったな? こんな奴でも俺たちの大将よ。それ以上やるってんなら、刺客と判断してあんたをやっちまうぜ?」
ただ見ていた10メートル級の巨人であるカムジン・クラヴィシェラが手に持っている重火器を向け、ブロッケン伯爵に脅しを掛ける。これにブロッケン伯爵は剣を下げ、ブロッケーンT9のコクピットから出て戦意がない事を告げる。
「烏合の衆団の長にしては、良い部下を持っているようだな。左様! このブロッケン伯爵、ヴィンデル・マウザーの使者よ! 刺客ではない!」
「こいつ!」
「止めな、大将。あの首を脇に大事に抱えている奴は、ヴィンデルの野郎の使者だぜ? 話ぐらい聞いたらどうでぇ?」
巨人らや同じトランスフォーマーらに抱え上げられたスタースクリームは仕返しと言わんばかりにレーザー砲の銃口を向けるが、カムジンに止められる。これを受け、スタースクリームはブロッケン伯爵の話を聞くことにした。
「ちっ! だったらどんな要件で来たんだ!?」
「最初の方は貴様のハヤトチリとして水に流してやる。それにお仕置きをしてやったからな! 詳しくは、我が主より聞くが良い!」
スタースクリームが苛立ちながら問えば、ブロッケン伯爵は右脇に頭を抱えながら左手でテレビ型の通信機を取り出した。その画面に映る人物は、この世界を影より支配するヴィンデル・マウザーであった。画面に映るヴィンデルは、スタースクリーム等を見下すような目線で挨拶する。
『久しいな、愚か者よ。念願の軍団を率いることが出来て満足か?』
「こ、この野郎!」
このヴィンデルに、スタースクリームは激怒して思わず撃ちそうになるが、部下等に止められる。そんなスタースクリームを煽るかの如く、ヴィンデルは要件を告げる。
『少し煽った程度で激昂するとは、やはり貴様は愚か者だ。だが、そんなお前にも出来るような仕事を用意した。この少年を我が軍団と共に捕らえるのだ』
ヴィンデルがスタースクリームに対する要件とは、エルネスティ・エチェバルリアを拉致する事であった。この要件に、軍団の者たちが疑念の声を上げる。
「なんだ、
『その手もあるが、向こうの世界の宇宙の警戒が厳しくてな。それなりの手練れが必要なのだ。それに窮地の貴様らに取ってありがたい話でもあるぞ?』
カムジンの疑問に、ヴィンデルはエルネスティ・エチェバルリアことエルが居る世界の宇宙の警戒度が厳重になっている証拠を見せた。彼の世界の宇宙に展開しているのはワルキューレの宇宙軍であり、臨戦態勢レベルだ。エルの居る惑星には、何の手出しもしていないようだが。同時に辺境に落ち延びたスタースクリーム軍団に取っては美味い話であると付け足す。
ヴィンデルの言う通り、スタースクリーム軍団は崩壊の危機に瀕していた。二大勢力の追撃を逃れ、辺境に逃れたは良い物の、スタースクリームの所為で脱走者が続出しており、連邦や同盟に寝返ろうと裏切る者まで出始めている。ここはヴィンデルの下につき、組織を安定させるのが第一だろう。問題はスタースクリームだが、軍団の誰もがヴィンデルの手先となって安心しようと思っていた。
「大将、こいつは良い話だぜ。あんたが納得しけりゃあ、俺はあのマイクローンの部下になるぜ。もう節約生活は御免だ」
「俺もだ。これ以上、あんたの下で働いてたら、命が幾つあっても足りねぇ。あんたが断るなら、俺はあんたを殺すぜ! 奴の提案に乗るなら別だが」
「く、クソっ…! 貴様ら…!!」
「ハハハッ! 素晴らしく人望の無い大帝だのぅ!!」
カムジンを初め、軍団はヴィンデルの要望に応じなければスタースクリームに従わず、挙句に殺すと脅しを掛けてきた。これにスタースクリームが自分の人望の無さを悔しがる中、ブロッケン伯爵は誰も従わない軍団のリーダーを嘲笑う。
「畜生…!
もう誰も従わないと身で分かったスタースクリームは、渋々とヴィンデルの要望に応じた。自分の読んだ通りに事が運んだことで、上機嫌なヴィンデルは改めて命じる。
『フン、良かろう。これで貴様の軍団の再建は確定だ、喜ぶが良い。我が軍団と共に、エルネスティ・エチェバルリアを捕らえるのだ!』
何故、ヴィンデルはエルに目を付けたのだろうか?
理由としては、彼がロボ好きでイカルガと言うあの世界では最強の傑作機であり欠陥機を開発したからである。ヴィンデルは強大な兵器を開発させようと、エルを攫おうと言うのだ。
かくして、スタースクリーム軍団とヴィンデルの手先たちによる連合軍は、エルを拉致すべく、彼の世界に攻め入った…!
もう内容は…スーパーロボット大戦です。
活動報告にて、参加者を募集しております。是非とも参加してください。