【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
スーパーイカルガを駆るエルと新破壊大帝となったスタースクリームとの激闘が繰り広げられる中、天海竜馬のムラサメライガーことムゲンライガー、スキアのヴァルザカードG、刃のガンダムアストレアTYPE-Xフィンスターニス、ツバキ・R・ハルパニアのリューハイロード・オリピア、ヘッドマスターの村田ハル、ハスミ・クジョウの念神エクリプス、橘浩二のダイオン、サカヅキ・ミナホのガンダムF90パワードと言った各地で戦っていた戦士たちと合流したコンボイ本隊は、ヒドラー元帥率いる敵本隊に反撃を開始した。
リズ・カデンツァはガンダムバルバトスルプスレクスの阿頼耶識システムのリミッターを解除し、全力を出したため、反撃には参加できなかった。
コンボイが先陣を切ってライフルを撃ちながら突撃すれば、その後をサイバトロン戦士やスーパーロボット軍団の面々が駆るロボットらが続く。
「行くぞお前ら! 反撃だ!!」
『応ッ!』
合体ロボ、ダルタニアスに乗る盾松修人、柊ナブヤ、サラ・フロイレンス、フウ志々雄等ダルタニアスチームはコンボイ等の反撃に合流する。
「さぁ、私たちも!」
『あぁ!』
『うん!』
『はい!』
補給を終えた村田セーン、馬服碧、飛鳥フォドル、有栖川比米のシャイジスタの面々も反撃に続いた。
「負けてられるか! お前ら、ビビるんじゃねぇぞ!!」
『それはこっちの台詞だ』
『応よ。あの程度の数で、臆するんじゃねぇぞ!』
「へっ、分かってらい!」
ゲッターカオスロボに乗る今川竜騎、レン・クー、マ・ドソクもスーパーロボット軍団に続き、反撃の戦列に加わる。
「いよいよ決戦の時だ…! ライトン・イェーガー、マジンガーZで行くぜ!!」
マジンガーZに乗るライトン・ブラウナーも、イェーガーと自称しつつ反撃するコンボイ等に続いた。
「血迷ったか! 総員、迎え撃て! 一斉射だ!!」
圧倒的に数が不足した状態で反撃を敢行したコンボイ等に対し、メカ要塞鬼から指揮を執るヒドラー元帥は総攻撃を命じる。これに応じ、ブロッケン伯爵はブロッケーンT9に乗って出撃し、カムジン・クラヴィシェラもグラージに乗って出撃した。
「マジンガーにコンボイ! 貴様らの首、ここで取らせてもらうぞッ!!」
ブロッケン伯爵が駆るブロッケーンT9はコンボイとライトンのマジンガーZを指出し、首を浮かせながら突っ込んだ。先にコンボイを攻撃したが、ライトンのマジンガーZがロケットパンチを浮いている首に向けて発射する。
『うぉ!? まずはコンボイの首だと言うのに!』
「二度と喋れないようにしてやるぜ! 首野郎! 光子力ビーム!!」
『貴様の首から取ってやるわ! マジンガーZ!!』
ロケットパンチを戻した後、襲い掛かるブロッケン伯爵のブロッケーンT9に向け、ライトンは光子力ビームを撃ち込んだ。飛んでくる光子力のビームをレイピア状の剣で何とか防ぎつつ、ブロッケン伯爵はライトンと交戦を始める。
「馬鹿め、大将が先陣を切って出陣とは! 先にコンボイから仕留めろ!」
カン・ユーが乗るダイビングビートルが複数の同型機を引き連れ、コンボイを狙う。
「今度こそスクラップだァ! 死ねぇ! コンボイ!!」
『俺が大将首を取るのよ! 邪魔するんじゃねぇ!!』
ダルジャンを駆るゴステロもコンボイを狙っていた。カムジンもコンボイを狙っているらしく、攻撃を集中させる。
『ひぃやぁぁぁ!!』
『フへへへ、死ねぇ!』
『ぶっ潰れろぉ!』
「このモンスター共めぇ! 溶けた鉛でも、食らえ!!」
ガッシェランのマンジェロ、エルダールのボーン、ダンコフのゲティの死鬼隊の三名も加わり、コンボイ等に襲い掛かる。襲い掛かる死鬼隊に対し、コンボイの後に続くアイアンハイドは、両手を収納して溶けた鉛を発射する。
「退けよ! 屑鉄共!!」
「この悪魔め! 近付かせんぞ!」
ガウルンのコダールがコンボイに近付いているのを見たプロールは、それを妨害するために他のサイバトロン戦士等と共にレーザーガンの一斉射を浴びせる。
「ウヒヒヒ! コンボイさん、死ねぇ!!」
ゲイツのコダールiもまたコンボイを狙っており、ラムダ・ドライバを使って邪魔になろうとするサイバトロン戦士たちを吹き飛ばす。
暴れ回るヴィンデル軍団の面々からサイバトロン戦士たちの窮地を救うべく、徹底的にカスタムしたスコープドッグに乗り換えたキリコは、ゲイツのコダールiを左腹部のガトリングガンで攻撃する。
『ニャンだ!?』
「排除する…!」
気付いたゲイツはラムダ・ドライバのシールドで防ぎ、それで反撃しようとするが、重武装にも関わらず、キリコが駆るスコープドッグはターンピックで躱して接近しながらヘビィマシンガンを撃ち込み、動きを止める。
動きを止めたところで、右腰部の二連ミサイルを撃ち込んで爆発で生じた煙でゲイツの視界を封じた後、フォールディングソリッドシューターと呼ばれる背中の二門の折り畳み式砲を展開し、それを相手のコダールに撃ち込んだ。
「うわぁぁぁ! 私のモミアゲがぁ!? 僕ちゃん帰る!!」
視界を封じられた為、対応が間に合わず、胴体に直撃を受けて機体を損傷した。衝撃でゲイツのモミアゲが崩れたのか、モミアゲを気にする彼は即座に撤退した。ゲイツを撃退したキリコは、コンボイに突っ込もうとするカン・ユーの方へ向かう。
「うぉ!? キリコか! 今度こそ地獄へ送ってやる! 撃ちまくれ!!」
僚機を撃破されたことで、接近してくるキリコのスコープドッグに気付いたカン・ユーは他の僚機と共に一斉攻撃を行う。敵がこちらに視線を向けたところで、キリコはスコープドッグの全ての武装による一斉射を放つ。
二門の収納式火砲とミサイルポッドを放ってからローラーダッシュをしながらヘビィマシンガンを連射しつつ接近し、カン・ユーの僚機数機を仕留める。そこから二連ミサイルを撃ち込んで更に一機を撃破。更に左腰部のガトリングガンで二機目をハチの巣にした。最後に二門の収納式火砲を撃ち込んで二機同時に撃破して、ミサイルポッド全門発射で僚機全てを撃破した。
「な、何ッ!? クソっ!!」
一機だけとなったカン・ユーはヘビィマシンガンを乱射するが、キリコはそれを避けながらローラーダッシュで接近し、左腕のパイルバンカー一体型アイアンクローを叩き込む。閉じた状態でタックルで叩き込んだ後、展開したクローで敵を挟み、クローを食い込ませた状態でパイルバンカーを打ち込んだ。
「う、ウワァァァ! 助けてくれぇぇぇ!!」
「逃げたか…」
通常なら死んでいる所だが、カン・ユーの悪運は強く、爆発する機体から脱出して逃亡する。これにキリコは追撃せず、コンボイと交戦するガウルンの方へ向かう。
『エイジ! 今度こそぶっ殺してやる!』
「纏めて叩く! レイ、
『レディ!』
ゴステロと死鬼隊を纏めて倒すべく、エイジはV-MAXIMUMを発動する。発動すれば、レイズナーMk-Ⅱは青く光り、高速で動き回り、先に死鬼隊の三名を体当たりと高速の余波で纏めて倒した。
「死ねぇ! なっ、何ぃ!? ぐわぁぁぁ!!」
そこからゴステロのダルジャンに突撃する。ゴステロがレーザーパズソーを振り降ろしたが、高速で動き回るレイズナーMk-Ⅱはそれを躱し、体当たりを何度も行い、パイロットは殺さず、機体だけを破壊した。操縦不能となったダルジャンは墜落していき、ゴステロは絶叫する。
無論、墜落した後、機体を乗り捨ててカン・ユーと同じく逃亡した。この光景を見ていたヒドラー元帥は激怒し、更に攻撃を強める。
「おのれ、これほどの戦力を持ってしくじるとは! 全機発進! 味方に当たろうが奴らを一掃するのだ!!」
激怒するヒドラーは味方諸とも爆撃すべく、百鬼戦闘機や百鬼爆撃機全機を発艦させ、執拗な重丹波公家句を行う。
「クソっ、味方ごとやりやがって! やってられねぇな。帰るか」
爆撃を受けながらもラムダ・ドライバで防いだガウルンであったが、誤爆でやる気を失い、勝手に撤退した。
「クソっ、あの要塞なんとかならんか!?」
他の航空戦力と共に襲来する二百機の百鬼戦闘機と爆撃機と交戦する刃は、機体のGNシャープシューターで数機を撃墜しながらメカ要塞鬼をどうにかならないかと問えば、残る地上のメカ一角鬼をゴジュラスのパワーで潰したハーマンは、戦略級武装を有するスーパーロボットやロボットにメカ要塞鬼への一斉攻撃を命じる。
「ならば敵旗艦に一斉射だ! シャイジスタチーム、ハイジスタフォーメーションに移れ! その他の戦略級兵装並び長距離兵装を持つ者たちも同様だ。直ちに移れ! 持たない者は援護に回るんだ!」
『了解! ハイジスタフォーメーション、作動!』
『分かった! 発射までの時間、稼いでやるぜ!』
『では、私は援護に回ろう! サイバトロン戦士、一斉射に入る者たちの援護に回るんだ!』
ハーマンの指示にセーン等シャイジスタチームは応じ、シャイジスタの全射撃兵装を展開した後、左足のアンカーを地面に撃ち込んで機体を固定させる。その際に背後に一斉射に使うエネルギーを掃射する装置が設置され、装置よりレーザーがシャイジスタの背部に向けて発射されて一斉射に必要なエネルギーが送信される。
「プロトンキャノン・フォーカスへ移行します。発射までの護衛、お願いします」
ヴァルザカードのスキアはプロトンキャノン・フォーカスの発射体制に移る。ミナホはミッション・ブースターにF90パワードカスタムの砲撃戦形態の換装パーツを車室させ、砲撃戦仕様に換装する。
「俺たちは、護衛だ! 一機も近付かせるなよ!」
『分かってる! でも、これだけの数、抑えられるか…!?』
刃など長距離兵装を持たない者たちは、一斉射までの無防備な味方機を守るべく、コンボイ等と共に群がる敵機の迎撃に入る。浩二は不安そうに言うが、ハスミの念神エクリプスが大型機を容易く金陽の轟と呼ばれる一点集中ビームで一掃した。修人らダルタニアスも善戦しており、発射体制に移る者たちに一機たりとも接近させてはいない。
「出来ますよ。臆しなければね」
『うっ、臆しなければって…! あんたは良くても、なっ!!』
『デカいのはエクリプスとダルタニアスに任せ、俺たちはここを抑えよう』
ハスミに臆しなければ出来ると言われる浩二だが、敵の数はまだ多く、彼は接近して来た敵機をダイオンγの腕力で叩き潰す。巨大な敵機の排除はハスミとダルタニアスに任せ、自分たちは同サイズか大型機の排除に回ると、刃はガンダムアストレアのGNツインブロードソードで敵機を切り裂きながら告げた。
「こいつ等、爆撃に巻き込まれるのが怖くないの!?」
味方の爆撃を受けているにも関わらず、地上から迫る敵集団をムゲンライガーのムゲンブレードとムラサメブレイカーで切り裂き、怖くないのかと言いつつ一斉射の準備をする味方を守る。
「これ、想像以上に忙しいかも!」
『こんなの、あの時に比べれば序の口よ!』
リューハイロードを駆るツバキは、砲撃や爆撃から一斉射砲撃を行う者たちを覆い株すように
『チャージ完了! いつでも発射OKだ!』
『プロトンキャノン・フォーカス、チャージ完了です』
「よし、各員一斉射用意! 長距離兵装も直ちに射撃用意しろ! 目標、敵機動要塞!!」
一斉射に移る準備が出来たとの報告が来れば、ハーマンは照準をヒドラーのメカ要塞鬼に定めるように叫ぶ。これに合わせ、一斉射と長距離兵装を持つ者たちは照準をメカ要塞鬼に定め、トリガーに指を掛ける。その間にも敵機が来るが、コンボイ等の奮闘のおかげで一機の接近も許していない。
『各員、準備完了! いつでもOK!!』
「直ちに発射! 撃てぇぇぇッ!!」
『ハイジスタフォーメーション……いけぇぇぇぇぇぇぇっ!!』
『プロトンキャノン・フォーカス、発射!』
報告を受ければ、ハーマンは一斉射を叫びながら命じた。これに応じ、シャイジスタはハイジスタフォーメーションの一斉射を放ち、ヴァルザカードはプロトンキャノン・フォーカスを放った。
『いっけぇぇぇ!!』
「僚機砲火を絶やすな! 砲身が焼きつくまで撃ち続けろ!!」
「吹き飛べ!」
同時にミナホのF90パワードカスタムの砲撃戦仕様の一斉射も行われ、二門のバスターキャノンを背部に装備するハーマンのゴジュラスもそれに加わった。ハーマンの怒号で他の長距離兵装を持つ者たちの一斉射に加わり、それがヒドラーのメカ要塞鬼に浴びせられる。
「ぬわぁぁぁ!?」
「被害甚大!」
それを浴びせられたメカ要塞鬼であるが、大損害を与えたものの、撃破には至らなかった。これにハーマンらは悔しがる。ハイジスタフォーメーションを放ったシャイジスタの全ての砲身は強力な掃射時間に耐え切れずに溶解しており、反動の影響も加わって地面に倒れた。
「くそっ、あれほどの一斉射に耐えるとは!」
『シャイジスタ、行動不能です!』
『ヴァルザカード、エネルギー消費激しく、戦闘行動不能!』
「こうなれば、接近してやるしかない! チャンスは今だ! 動ける者は全員、敵要塞へ突撃だ! アタック!!」
あれほどの一斉射であるのか、シャイジスタとヴァルザカードはエネルギーの消耗の激しく行動不能となっていた。だが、大損害を被ったメカ要塞鬼にとどめを刺すのは今しかないと判断し、コンボイは動ける者を率いて突撃を敢行した。その際、トラックに
「露払いは任せろ!」
突撃するコンボイを援護すべく、ガンダムアストレアを駆る刃は進行方向に群がる敵集団に突撃し、GNツインブロードソードで斬り続ける。
「これくらいしか出番ないからな! ブレストファイヤー!」
浩二のダイオンγも露払いに加わり、ブレストファイヤーで進路上の邪魔な敵の排除を行う。
「ムゲンライガー、地上の敵は私たちで!」
ムゲンライガーを駆る天海は、地上の敵集団を切り裂きまくり、進路を確保する。
三名の活躍もあり、メカ要塞鬼への進路は容易く開けた。この活躍に応えるべく、コンボイは無数の砲火を浴びせられながらも突撃し、人型に変形して飛んだ。
「トランスフォーム!」
滞空時間の間にライフルを取り出し、素早く眼下に移る敵機に全て撃ち込み、敵集団の背後に着地すれば、撃ち漏らした敵機を掃討するまでライフルを撃ち続けた。それから右手を収納し、エネルギー状の斧を出せば、背後から迫る敵を斬り倒し続ける。
「コンボイめ、今度こそ貴様の首を…!」
上空からライトンのマジンガーZから逃れ、コンボイを狙おうとするブロッケン伯爵のブロッケーンT9であったが、無数に飛んでくるロケットパンチを側面より浴びせられた。
「な、なんだこの数のロケットパンチは!?」
驚くブロッケン伯爵は何とか躱そうと躍起になるが、躱し切れずに無数のロケットパンチで殴られ続ける。そのロケットパンチを放ったのは、ライトンのマジンガーZであった。彼はブロッケーンT9を見付ければ、即座にロケットパンチ百連発を放ったのだ。
「首野郎、追加のロケットパンチ百連発でこれまでだ!」
ライトンは更にロケットパンチ百連発を行い、更にブロッケーンT9に追撃を掛ける。これを受けたブロッケーンT9は耐え切れずに爆発する。
「く、クソっ! マジンガーめ! 覚えていろ!!」
完全に撃破とは行かず、首だけが残ってしまい、その首にブロッケン伯爵が乗っていたためか、仕留めきれず、逃がしてしまった。それでも、ヒドラーのメカ要塞鬼に対する障害は無くなり、スーパーロボット軍団による一斉攻撃が行われる。最初に仕掛けたのは、修人らダルタニアスだ。
「みんな、超空間エネルギー解放だ! 気合い入れろ!!」
『おぉーッ!』
「行くぞォ! 超空間エネルギー解放!! うぉぉぉ!!」
ダルタニアスは超空間エネルギーを解放し、それを全身に纏ってメカ要塞鬼に体当たりする。無論、二機の巨大ロボの一斉射を耐えた装甲は容易く貫かれた。
「トランスフォーム! ヘッドオン!」
次に仕掛けるのはヘッドマスターのハルだ。人型にトランスフォームして自分の右に極超音速対艦ミサイル五発と左に極超音速巡航ミサイル五発を召還し、右手に召喚したレーザーライフルを撃ちながら撃ち込む。
「これで、とどめ! フォックス3!!」
五発の対艦ミサイルと五発の巡航ミサイルを受けたメカ要塞鬼だが、まだ健在であった。更に攻撃は続く。
「少し頑丈過ぎませんか? 起承転結!」
ハルの次はハスミの念神エクリプスだ。連続の変形型の斬撃を撃ち込み、その中心部に無数の刃を芽吹かせた。
これで今度こそと言いたいところだが、戦闘不能には追い込んでも、メカ要塞鬼はまだ健在であり、逃げようとしている。
「畜生、なんて頑丈なんだ!」
『これほど攻撃してもまだ動いているなんて…!』
「ん? よし、賭けてみるか!」
あのハスミの起承転結を受けても動くメカ要塞鬼に倒せないと嘆く一同であるが、ゲッターカオス1の竜騎はツバキのリューハイロードを見て、倒す秘訣を思い付き、あろうことか彼女の機体を掴んだ。
『ちょっと! 何するの!?』
「お前、絶対に破れねぇバリアが使えんだったな!? それを機体の全身に張れ! 今すぐにだ!!」
『は、離しなさい! 何を血迷って!?』
「行くぞ! とりゃあぁぁぁッ!!」
『いやぁぁぁ!!』
自機を掴んで投げようとする竜騎に抗議の声を上げるツバキであるが、彼女に有無を言わさず、フォースシールドを全身に張るように彼は告げ、見事な投球フォームをゲッターカオス1と共に取り、一気にリューハイロードをメカ要塞鬼に向けて投球した。
凄まじい勢いで投げ付けられたツバキは絶叫しながらも、言われた通りに機体全身にフォースシールドを張り、メカ要塞鬼の激突に備える。その狙いはガサツな竜騎には珍しく性格であり、ゲッターカオス1に投球されたリューハイロードは吸い込まれるようにメカ要塞鬼へと飛んでいく。
「敵機、高速で当要塞に接近中っ! 避けられません!!」
「な、何ッ!?」
高速で飛んでくるリューハイロードの報告を受け、ヒドラーは誰よりも先に脱出機がある格納庫へと走る。
数秒後、全身にフォースシールドを纏ったリューハイロードはメカ要塞鬼に激突した。勢いがあり過ぎる投球であった為、中心部まで貫通し、ツバキのリューハイロードがメカ要塞鬼完全破壊への決め手となる。投球されたリューハイロードとツバキは、全身にフォースシールドを纏っていた為に無事であった。
「お、おのれ! まさか味方を投げ付けるとは! 野蛮なゲッターロボめ!!」
爆発するメカ要塞鬼より、ヒドラーは一人脱出した。余りの行いに激怒するヒドラーであり、他に撤退した者たちと共にこの世界から脱出しようとしたが、逃がすはずが無かった。
「どうも、異世界の侵略者さん。初めまして、オラシオ・コジャーソです。よくもこの私に技術力と火力の差を見せ付けてくれましたね…! これはほんのお礼ですよぉ! たっぷりと味わってください!!」
逃げるヒドラーの脱出機の前に現れたのは、オラシオの飛竜戦艦であった。オラシオは顔では笑っていながらも、自分に技術の差を見せ付けたヒドラー等に激怒しており、飛竜戦艦の口で脱出機を噛み砕こうとする。
「うわぁぁぁっっ!? た、助けてくれぇぇぇ!!」
ヒドラーは絶叫しながら脱出機共々オラシオの飛竜戦艦に噛み砕かれた。ヒドラーもやられたことで、残るスタースクリームとヴィンデルの軍は撤退を開始する。
「さて、残る大将はあと一人。兵が逃げる辺り、エルネスティ・エチェバルリアと戦うあの喋って姿を変えるシルエットナイトは、人望が無いようですね」
撤退する敵軍を見ていたオラシオは、スタースクリームが人望が無い事を確認した後、交戦している彼をエルごと搭載されているカノン砲で撃とうとしたが、弾切れであった。
「ち、悪運が強いですねぇ。誤射だと言い訳できたんですが。まぁ、精々頑張ってくださいよ。エルネスティ・エチェバルリア」
弾切れであったことに舌打ちするも、最後のケリを憎きエルに任せた。
一同がメカ要塞鬼に総攻撃を仕掛ける同時刻、スーパーイカルガを駆るエルとF-15戦闘機に変形したスタースクリームは激しい死闘を繰り広げていた。
「これでも食らえ!」
旋回したスタースクリームはバルキリーのガウォーク形態のような変形形態を取り、ミサイルとレーザーを乱射する。
「ガウォークに!? そう言えばできましたね!!」
これをエルは前世の知識でスタースクリームがガウォークになれたことを思い出し、躱しながらレーザーライフルとウェスバーを撃ち込む。無論、相手はあのスタースクリームであり、全て躱しながら再びF-15戦闘機に変形し、レーザーを撃って急接近してくる。
このレーザー弾幕をエルは左腕のエネルゴンシールドで防ぎつつライフルで反撃するも、直ぐに人型形態となり、新破壊大帝となったスタースクリームが腰から抜いた剣でライフルを切り裂かれた。銃身を切り裂かれたライフルを捨て、エルもまた新装備であるエネルゴンソードを抜く。
「剣同士の戦いがこんなに早いとは!」
「しぶとい野郎だ! そんなガラクタで、この俺様に勝てると、思ってんのか!?」
「ガラクタ…!? 自分等以外のロボットを蔑むとは! 許せません!!」
連続で繰り出される斬撃をエネルゴンソードで抑えるエルであったが、この際にスタースクリームはシルエットナイトをガラクタと侮辱した。これにエルは怒り、至近距離からヴェスバーを見舞う。零距離であるのか、流石に命中したが、仕留めるには至っていない。
「この肉ケラめ…! 俺様のボディに傷を付けたな!? 手加減してやれば良い気になりやがって!!」
零距離からのヴェスバーを受け、ボディに傷を付けられたことに激怒する。捕えるために多少の手加減をしていたスタースクリームであるが、今の一撃で完全に頭に血が上った、トランスフォーマー的に言えばヒューズが吹き飛びそうになったと評すべきだろう。手加減無しの総攻撃に移る。
「流石は愚か者! 向こうも怒りましたか! こちらも怒っている所です!」
激怒のスタースクリームから放たれるナル光線からの胸部ミサイルの全弾発射に、エルはナル光線を全て避け、ミサイルをヴェスバーの連射で全て撃破する。そこから上空から斬りかかるスタースクリームの斬撃を防ぎ、蹴りを入れ込んで吹き飛ばした。
吹き飛ばされたスタースクリームは即座にバランスを取り、両肩のレーザーを撃ち込んでくる。これをエルは躱しつつ、予備の射撃兵装であるソーデッドカノンを取って対抗した。
二人の戦いは尚も続く!
次でエピローグも含めて最後にします。
ソーデッドカノンの方は会わせるため、スーパーイカルガ発登場回に加筆しておきました。
多分、違和感はない…と、思う。