【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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Fool&Fool!

 コンボイ等がメカ要塞鬼に最後の総攻撃を仕掛ける頃、スーパーイカルガを駆るエルと新破壊大帝スタースクリームとの死闘はまだ続いていた。

 

「死ねぇぇぇ!!」

 

 エルを捕えるために手加減していたスタースクリームであったが、ボディを傷付けられたことで激怒し、両肩のレーザーを雨あられと乱射する。これをエルのスーパーイカルガは躱しつつ、予備の射撃武器であるソーデッドカノンとヴェスバーの同時射撃で反撃した。

 

「なんと言う弾幕! アムロ・レイもこれ程の弾幕を躱しながら当てていたのですか!?」

 

 凄まじい殺意の弾幕を躱すエルはソーデッドカノンで反撃するが、狙いは定まらず、全く当たることは無い。そればかりか被弾してしまう。その衝撃でヴェスバーを破壊されてしまった。

 

「ヴェスバーが!?」

 

「よそ見してる場合かぁ? えぇ!?」

 

 常時発射可能なヴェスバーを破壊されて動揺するエルに向け、スタースクリームは左肩のレーザーを撃ちつつ接近し、殺意の斬撃を振り下ろす。その斬撃を左腕のエネルゴンシールドで防ぐが、スタースクリームの剣はエネルゴンのシールドに少しずつ食い込んでいく。

 

「シールドが!? あの剣を受けては不味い!」

 

 エネルゴンのシールドが徐々に破れているのを見たエルは、ソーデッドカノンを直し、エネルゴンソードを抜いてスタースクリームの左脇腹を切り裂いた。これに痛みを感じたスタースクリームは離れ、追撃を仕掛けるエルのスーパーイカルガを蹴飛ばして距離を取り、反撃のレーザーを撃ち込む。

 

「流石はスタースクリーム! 戦闘力だけは本当ですね! 完全に殺しに来ている…!」

 

 自分が思っているように愚か者であるスタースクリームだが、その攻撃は苛烈だ。本気のスタースクリームを相手にしては、やられるかと思い、ソーデッドカノンを撃ち込んで動きを止め、生かして捕らえるのではないかと問う。

 

「僕を捕らえるために、わざわざ出向いたのではないんですか? これでは僕を殺してしまいますよ?」

 

「ん? おっと、そいつはそうだった。わざわざありがとよ」

 

 エルの問いで生かして捕らえる事を思い出したスタースクリームは、剣を振るうのを止めて礼を言う。

 そこでエルを連れて行くため、スタースクリームは自分らに来る気になったのかと尋ねた。

 

「そう言うなら、俺らの方へ来たくなっちまったか? 直ぐに飽きるのも分かるぜ? ここの原住民共は原始的でアホで理解力に欠け、ナイトフレームだかシルエットナイトとか言う歩くガラクタしかねぇ世界だからなぁ! 元科学者の俺から見れば、ミサイルが出来るようになるまで、いつまで掛かる事か分かったもんじゃねぇしな!」

 

 この際にスタースクリームは、エルに言ってはならない事を述べた。エルを十分に怒らせる事を言ったにも関わらず、スタースクリームは更に続ける。

 

「俺らの所に来れば、ここじゃ手に入らねぇ技術はたんまりとある! この世界の馬鹿共に一々説明する手間もねぇ! 唸るほどだ! どうだ、行きたくなっただろぉ? いま乗ってるガラクタよりも、面白い物を作れるぞ! 大都市や惑星を木端微塵にしちまうほどの兵器をな!!」

 

 この世界の技術力に限界を感じた者なら即座に誘いに応じるが、感謝しているエルはそれほど薄情な者ではない。

 彼は二度目の転生先であるこの世界に感謝している。前世では叶わないであろう夢を叶えてくれた世界に。自分を生んだ家族、ロボットことシルエットナイト作りを少しながらでも理解してくれ、手伝ってくれる友人や仲間たちに。技術を授けてくれた者たちも含め、全てに感謝しているのだ。

 相手の気持ちも考えず、それ等を否定し、挙句に馬鹿だアホだの言って侮辱するスタースクリームの勧誘の言葉に、エルは怒りを覚えた。

 

「…そうですか。では、断らせて頂きます。貴方が提案する案件、確かに魅力的ですが…いや、魅力的やないな…最悪です…! この世界の人たちが魂を込め、丹精込めて作り上げたシルエットナイトを侮辱するとは…! それも他のロボットまで侮辱し、僕の目前でこうも堂々と!」

 

 一旦区切ってから冷静になろうとするが、この世界を侮辱した挙句に破壊の限りを尽くしたスタースクリームを許すことは出来ず、怒りを爆発させた。

 

「この世界を更に発展させるならまだしも、人々を猿や肉ケラなどと言って侮辱して蔑み、虫けらの如く殺すような連中の元などに、この僕が行くとでも思っているのか!? この愚か者が!! 僕の世界を破壊し、人々や仲間、家族、シルエットナイトを傷付けた貴方には! その報い、受けさせてもらいます!!」

 

「ち、この肉ケラが! スタースクリーム様の恩を仇で返すとは! 五体満足でいられると思うなよ!!」

 

 その怒りと共にエルはソーデッドカノンを撃ちながら突っ込む。

 かつて下剋上を起こして始末したはずの上司に殺害されたことを思い出したスタースクリームは、逆ギレを起こし、突っ込んでくるスーパーイカルガと再び撃ち合いを再開する。先ほどとは違ってかなり激しく、両者とも高速移動しながら撃ち合っている。

 互いに接近すれば、両者とも剣を抜いて斬り合いを始める。これもまた素早く、まるで光と光のぶつかり合いのようだ。

 

「うわっ! しまった!!」

 

「へっ、所詮はガラクタだ! 今度こそスクラップにしてやらァ!」

 

 だが、長くは続かなかった。先に折れたのは人間のエルであり、機械生命体であるスタースクリームに機体の胴体を切り裂かれ、追撃の二撃目が来る。これを咄嗟の判断で防ごうとするエルであるが、スタースクリームの振るった剣でエネルゴンソードを弾かれ、三撃目をコクピット部分に入れ込まれた。

 

「うっ! ヘルメットが無ければ、即死でした…!」

 

 自分を切り裂かれないように後ろへ下がり、ダメージを抑えたは良いが、飛んで来た破片でヘルメットを損傷し、突貫工事でサイバトロンの科学者たちが付けてくれた機器は破壊されてしまった。直ぐにエルは飛んでくる破片から頭部を守ってくれたヘルメットを脱ぎ捨て、機体がまだ戦闘可能かどうか調べる。

 

「戦闘はまだ出来るようですね…! ですが、次に貰えば、僕共々イカルガは終わりです…!」

 

「この肉ケラが、まだ抵抗する気か!? 次でお陀仏にしてやる! あの世で後悔するんだなァ!!」

 

 戦闘継続は可能であるが、もう一撃喰らえばイカルガ共々自分は終わりだと、機器を素早く操作して判断する。そんなエルに対し、スタースクリームはとどめの一撃を見舞おうと剣を振るう。

 

「この一撃を喰らえば、確実に僕とイカルガ死ぬ…! ならば、三つの機関(エンジン)を合わせた最大出力でッ!!」

 

 これをエルは最後の攻撃のチャンスと判断し、ソーデッドカノンを両手で構え、双皇機関とホイルジャックやパーセプターが付けてくれたエネルゴン機関を合わせた最大出力を撃ち込む為にチャージを開始する。

 

「ここで最大出力だぁ? 無駄だ! ぶっ放す前に、真っ二つにしてやるぜ!」

 

 スーパーイカルガが動きを止めたのを見たスタースクリームは、速度を速めて真っ二つにしようとした。刀身を振り下ろした瞬間にチャージ中であったはずのソーデッドカノンを振るい、スタースクリームが振るった剣を弾いた。

 これにスタースクリームは即座に距離を取り、チャージ中をフェイントだと思い、二撃目に入ろうとする。

 

「フェイントか? 命が少し長引いただけだぜ? これでもう一度…!」

 

「いえ、チャージ完了です! もう一度、(スパーク)となれぇぇぇ!!」

 

「な、何ィ! NOチャージで発射だとォ!?」

 

 チャージ攻撃を引き付けるための攻撃だと思い、二撃目に入ろうとしたスタースクリームであったが、三つのエンジンを使っての最大出力のチャージは一秒で終わっていた。それが分かったスタースクリームは剣を振るうのを止め、逃げようとしたが、エルが逃すはずが無く、直ぐにソーデッドカノンを撃ち込まれる。躱し切れない距離から発射されたため、最大出力のエネルギーはスタースクリームの胴体に命中した。

 

「グァァァっ!? アァァァッ!!」

 

 三つのエンジンによる最大出力のエネルギーの威力は凄まじく、スタースクリームを空高く吹き飛ばしていく。それを受けているスタースクリームの全身は痺れ、着けていたマントは徐々に消滅していく。当然、ボディも徐々に消滅し始めている。

 徐々に最大出力のエネルギーで消滅していくスタースクリームは、下剋上を起こして宇宙に放り出したはずの上司メガトロンがガルバトロンとなって自分の目前に帰還を果たし、報復の高出力のエネルギーを撃ち込まれ、灰となった時のことを思い出した。

 

「チクショォォォッ! せっかく手に入れたボディと新破壊大帝の座がァ! なんでこうなるんだァ!? ヌワァァァッ!!」

 

 一度目の自分の最期を思い出し、また同じような最期を迎えたことに怒りを覚えつつ、スタースクリームは大気圏を突き抜け、宇宙で砕け散った。

 この数分前、メカ要塞鬼が総攻撃で破壊され、ヒドラー元帥がエルの好敵手(ライバル)の技術者であるオラシオに討たれ、ヴィンデルの軍はスタースクリーム軍団の残余と共に敗走していた。

 やはり三つのエンジンによる最大出力の発射は無理があったのか、スーパーイカルガのソーデッドカノンを持っていた右腕は発射機諸とも大破した。それと同時に機体に多大な負荷が掛かり、イカルガは地面へと落ちていく。

 

「くっ、やはり三つエンジンでの最大出力は、無理がありましたか!」

 

 直ぐに機体を安定させようとするが、外付けのエンジンは完全に機能を停止しており、上手く飛べない。そこでエルは外付けのエンジンを強制排除し、スーパーイカルガを元のイカルガへと戻して安定を試みた。

 

「エネルゴンエンジン強制排除! 元の双皇機関に切り替え、安定を! 駄目か! でも、地面に降りられるなら、問題は無さそうですね」

 

 元に戻しても安定は出来なかったが、地面に降りられるくらいの問題は無かったので、エルは安堵した。だが、その安心は直ぐに打ち砕かれた。

 

「あ、あの戦闘機は…!? 可変戦闘機(バルキリー)!? 見たことが無い型! YF-30クロノスでしょうか。否、複数機いるから正式採用されているますね!」

 

 その安心を砕く要因とは、今更やって来たワルキューレのVF-31Aカイロスの編隊であった。一個大隊は居るであろうVF-31に、エルは動揺するどころか興奮していた。

 

 

 

『この世界は我がワルキューレの観察対象である! 従って貴様たちの何らかの技術供与並び販売は許されない! スーパーロボット軍団と機械生命体共はその場から動くな! これより検問を開始する!』

 

 死力を尽くしてヴィンデルの軍とスタースクリーム軍団をこの世界から撃退したサイバトロンとスーパーロボット軍団の元にも、ワルキューレは来ていた。地上の方はアガサ騎士団と陸軍の連合部隊であり、彼らを包囲した後、隊長が乗るグレイズ・リッターの拡声器より動くなとの指示が響き渡る。

 

『クソっ、こいつ等! 今さら来ておいて…!』

 

「司令官! こうなれば徹底抗戦ですよ! あいつ等を一人でも多く道連れにしましょう!」

 

「それは止せ、アイアンハイド! もう我々に戦うエネルギーは残ってはいない。それに彼らと敵対してはならん! ここは大人しく、検問を受けよう…!」

 

 ハスミは除いてもう限界であったサイバトロンとスーパーロボット軍団に抵抗する力は残されておらず、これを理解していたコンボイは抵抗しようとする者たちを抑え、ワルキューレの指示に従った。

 サイバトロン戦士等は多数の大盾と槍を携えたグレイズ・シルトに包囲される形で拘束され、ハーマン等スーパーロボット軍団は随伴する陸軍の機甲師団に囲まれ、検問を受けていた。

 

「そこのケンタウルス型から背中の砲塔を外せ!」

 

「そう言わんとも、直ぐに外せるようになっとるっちゅうねん」

 

 ツェンドリンブルを見たアガサ騎士団の騎士は、背中に増設された砲を外すように陸軍の工兵隊に指示を飛ばす。これにホイルジャックは直ぐに外せると言うが、騎士は耳を貸さなかった。工兵らは手を止めたが、騎士に怒鳴られて作業を再開する。

 

「これを外せって? もちろん外しますよ。部品も何もいりません。全て差し上げます。私の作った物ではないですから」

 

 オラシオの飛竜戦艦も拘束され、彼も降ろされていた。サイバトロンの技術は自分で作った物ではないので、興味がないと言ってあっさりとワルキューレに追加武装を提出した。

 そんな時に、ガウォーク形態のVF-31A数機に包囲されながら、エルの大破したイカルガが降りて来る。あの場で抵抗などすれば、大破したイカルガなど容易く撃破されてしまうのか、大人しく彼女らの指示に従ったようだ。

 

「エル!」

 

「エルきゅん!」

 

「動くな!」

 

 槍を持ったアガサ騎士団の兵士たちに拘束されていたキッドとアディは、降りて来るイカルガを見て飛び出そうとしたが、兵士たちに止められる。

 

「何すんだよ!? 俺たちの騎士団長殿だぞ!」

 

「騎士団長? お前たち見たいな小僧共が騎士だのと…! 嘘を付くんじゃない!」

 

「ほんとだって! 私、副騎士団長だもん! あのシルエットナイトに乗ってるエルきゅんが私たちの騎士団長…」

 

「黙れ! それと出鱈目を言うな! お前たち見たいな小童共が、騎士なはずなかろう!」

 

 二人はエルが銀鳳騎士団の長であると告げるが、アガサ騎士団の兵士たちは信じず、槍の矛先を向けてその場に座らせた。

 一方でバルキリー数機に包囲される形で地上に降りたエルは、両手を上げながら機体から降りた。そんな彼を包囲するように陸軍の歩兵と馬に跨るアガサ騎士団の騎士たちが包囲し、パイロットスーツを脱ぐように告げる。

 

「小娘! 現地の者か!?」

 

「は、はい! 現地の者です! それと、小娘では無く、少年です!」

 

「小僧か! ならばそのパイロットスーツを脱げ! 機体共々検問する!」

 

 馬に跨った騎士の指示に、エルは訂正してから従い、パイロットスーツを脱いで下着一枚となる。脱いだパイロットスーツはライフルを持った歩兵たちに回収され、エルは下着姿のままキッドとアディの元へ連れて行かれる。

 その間にヴィンデルの軍とスタースクリーム軍団の兵器の残骸の回収が行われていた。唯一の戦死者であるムラタ・ケンゾウのスレードゲルミルの残骸も行われ、遺体が残骸より運び出されているのが見えた。

 数分後、検問が終わったのか、アガサ騎士団の部隊長はサイバトロンとスーパーロボット軍団にこの世界からの退去を命じる。

 

『検問協力ご苦労! だが、直ちに退去せよ! 早急に退去せねば、実力行使で追い払う許可を貰っている! 一戦交える気なら、残っても良いぞ!?』

 

「なんて奴らだ! もう我慢できん! やりましょう! うっ…!」

 

 早急に退去せねば、実力行使で追い払うと警告する部隊長に対し、何名かはやる気であったが、この状況で戦っても、消耗しているサイバトロンとスーパーロボット軍団にかなりの被害が出るのは確実なので、コンボイは従った。ハスミも同様である。アイアンハイドは抵抗する気であったが、戦闘でかなりエネルギーを消耗しており、立ち眩んだ。

 

「いい加減にしろ、アイアンハイド! そんな状態で戦えば、また死んでしまうぞ!」

 

「まぁ、戦っても良いですが、無意味なことは確かです。例え勝てても、衛星軌道上の兵器が、この世界の各都市に降り注ぐでしょう」

 

「なんてこったい…!」

 

「俺たちが抵抗すれば、この世界の者たちが傷付く…! 人質を取られたと言うわけか」

 

 コンボイが立ち眩んだアイアンハイドを支える中、ハスミは衛星軌道上に展開するアガサ騎士団のダインスレイブを搭載したグレイズ部隊に気付き、抵抗すればこの世界の各都市が破壊されると告げる。これを刃は人質を取っての脅しと判断と分かり、竜騎、ライトン、修人、セーンが悔しがるが、もう抵抗できるくらいのエネルギーは残っていないので、コンボイと同じく退去勧告に従った。

 

『そう言う事だ。分かったら、速く立ち去れ!』

 

「分かった。君たちの指示に従おう。各員、直ちにヴァルザカードに乗船しろ。可及的速やかにだ!」

 

 部隊長の指示に従い、コンボイはサイバトロンとスーパーロボット軍団にスキアのヴァルザカード・セカンドGに乗船した。

 

 天海竜馬(あまみりょうま)、乗機、ムラサメライガー

 スキア、 乗機、ヴァルザカード・セカンドG

 (やいば)、乗機、ガンダムアストレアTYPE-Xフィンスターニス

 ツバキ・R・ハルパニア、乗機、リューハイロード・オリビア

 リズ・カデンツァ、乗機、ガンダムバルバトスルプスレクス

 村田ハル、トランステクター、F-4A戦闘機

 ハスミ・クジョウ、乗機、念神エクリプス

 

 ダルタニアスチーム

 盾松修人(たてまつしゅうと)、乗機、アトラウス デルファイター

 (ひいらぎ)ナブヤ、乗機、ガンパー

 サラ・フロイレンス、乗機、ガンパー

 フウ志々雄(ししお)、乗機、べラリオス

 

 橘浩二(たちばなこうじ)、乗機、ダイオンγ

 

 シャイジスタチーム

 セーン村田(むらた)、乗機、ジスタファイター

 馬服碧(まはらあおい)、乗機、ジスタランド

 飛鳥(あすか)フォドル、乗機、ジスタライダーR

 有栖川比米(ありすかわひめ)、乗機、ジスタライダーL

 

 サカヅキ・ミナホ、乗機、ガンダムF90パワード・カスタム

 ライトン・ブラウナー、乗機、マジンガーZロケットパンチ型

 

 ゲッターロボカオスチーム

 今川竜騎(いまがわりゅうき)、乗機、サイコ号

 レン・クー、乗機、クレイジー号

 マ・ドソク、乗機、クラッシャー号

 

 以下がヴァルザカードに機体と共に乗船していき、この世界から旅立とうとしていた。

 

「待ってください! せめてお礼の言葉を!」

 

「何をする!? 止めんか!」

 

 身を挺してまで縁の無い自分たちを守ってくれたサイバトロンとスーパーロボット軍団の戦士たちに感謝すべく、エルは毛布を着せられたまま最後に乗船しようとするコンボイに声を掛けた。兵士らに抑えられたが、コンボイは歩みを止め、姿勢をエルに合わせるように低くしてエルの言葉に耳を貸した。これにエルは抑えられながらも、直ぐに感謝の言葉を述べた。

 

「ありがとうございます! 縁もゆかりもない僕たちの世界を救っていただいて!」

 

「なに、我々は当然のことをしたまでさ。君たちで対処できる敵や問題なら、私たちの出番は無いだろうが、どうしようもない敵や問題に対しては、直ぐに我々が駆け付けよう。もっとも、そうならないのが一番良い事だが」

 

 感謝の言葉を述べるエルに対し、コンボイはジョークを交えながら当然のことだと述べ、勝てそうにない敵や解決できない問題に対してはいつでも駆け付ける用意があると返した。

 

「こらっ、速く行かんか!」

 

「分かっている! もう一度と言いたいところだが、その時はさっきの暴力的な連中が、この世界に攻め込んだ場合かもしれない」

 

「えぇ、そうなりますね…ですが、違うこともあるかも」

 

「願わくば、戦いではない時に再会したい物だよ。では、さらばだ異境の友よ! 今度の再会は、平和に穏便に語り合えることを願おう!」

 

 急かされているので、コンボイは別れの言葉を述べた後、ヴァルザカードに乗船し、戦士たちと共に自分らの拠点がある世界へと帰投した。

 

「よーし、ネジ一本や破片一つも残っていないな!? 撤収だ! 他の隊の応援に行くぞ!!」

 

 コンボイ等サイバトロンとスーパーロボット軍団が去った後、アガサ騎士団とワルキューレの連合部隊は、ヴィンデルの軍とスタースクリーム軍団の残骸を残らず回収すべく、別方向へと散って行った。

 この場に残されたエルにキッド、アディ、オラシオもまた自分たちの場所へと帰り始める。

 

「では、エルネスティ・エチェバルリア騎士団長殿。自分は先ほど見た実現できる限りの技術を実現いたしますので」

 

「えぇ、オラシオ・コジャーソさん。自分もまた、それらの技術の実現の為に戻ります」

 

「それはまた次に会うこ時が楽しみですねぇ。それじゃあ、忘れない内に失礼いたします」

 

 二人の技術者は、今回で見たこの世界には無い技術を出来る限り実現するべく、それぞれの地に帰った。

 

「さぁ、僕たちも帰りましょうか!」

 

「でもさ、エル…」

 

「これ、どうやって直そうか…」

 

 オラシオは自分の飛竜戦艦に乗って自分の再就職先の方へ帰る中、エルたちに残されているのは、大破したイカルガと、無理に砲塔を取り外されたツェンドリンブルだけであった。今から修理しようにも、壊された部品もあるので、いつまで掛かるか分からない。

 

「これは参りましたね…」

 

 そう困り、頬に指を当てる中、コンボイ等が事前に呼んでいたのか、それとも戦闘が終わったのを見計らってきたのか、銀鳳騎士団の飛行船(レビテートシップ)が迎えに来た。

 

「おい、あれ!」

 

「あの人たちが事前に呼んでたのかな!? おーい!!」

 

 キッドの知らせで自分等の迎えに気付けば、アディは大声で自分たちがここに居ることを飛行船に知らせる。これにエルは笑みを浮かべて迎えの飛行船を見上げ、帰ったらやることを口にした。

 

「さて、帰ればスタースクリームや悪の軍団に対抗できる強いシルエットナイトを作りましょう! 航空機に変形するシルエットナイトも良いですね! それに合体するシルエットナイトも! さぁ、覚えている内に、設計図を仕上げなくては!」




やっと終わった…。

やっぱり同時連載はするもんじゃねぇな。

みんな、ロボキチの前でロボットを蔑むんじゃないぞ。こっちが優れているとか言って、あっちは鉄屑やガラクタだと言って他のロボットも蔑むんじゃないぞ。
じゃないとスタースクリームみたいな目に遭うからな!

コラボ先の住人をゴステロ様やサーシェス等みたいに、サルと蔑んで虐めるんじゃないぞ。
仲良くしないと、正義のヒーローがやっつけに来るからな!

さて、言いたい事は言った。

次は1984を読みながら準備するか。
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