【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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フェアリー戦闘団
帝国再建委員会の上層部と空軍がターニャ・フォン・デグレチャフ中佐の実力を認め、特務航空魔導士大隊を基幹に戦闘団の編成を命じた。
しかし、人員は空軍の人事部が決めた為に適当であり、寄せ集めに近い。

ターニャ・フォン・デグレチャフ
二回目転生の前前世が日本のサラリーマンなシカゴ学派厨な幼女。階級は中佐。
存在Xに懲りてないと言われ、死ぬまで一生幼女にされた上に前線巡りをしている。
自分の大隊が戦闘団に勝手に編成され、挙句に部隊編成も勝手にされるという悲劇を負っている。

アーデルトラウト・ブラウトクロイツ
通称アーデの爆乳副官。ヴィーシャ枠なのに性格がキツイエロ枠。階級は少佐。
上官の許可も得ず、特務航空魔導士大隊を戦闘団編成を了承した。

ウィリー・アーメンガード
アフリカ系アメリカ人のパパな航空魔導士。階級は大尉。
ヴァイス枠であり、ターニャが信頼する人間の航空魔導士。

ユーゴ・ブラウス
グランツ枠の長身なイケメン。階級は中尉。イメージCVは梅原裕一郎。

叢雲(むらくも)アヤメ
ケーニッヒ枠のサムライ系女子なイヴ人。腰に日本刀を差している。階級は大尉。
イヴ人なので胸はデカい。和風美女。

フェリーチェ・バルボッサ
ノイマン枠であるが、だなと言わない上に肥満体系以外、外見は似ても似つかない最強航空魔導士のオバハン。階級は中尉。
炊事選択はもちろん、理想のヒロインのような家事スキルが完璧であり、ターニャは「何で結婚できないのか理解できない」と言うほど。イメージCVは一龍齋貞祐。

シュルツ
どの枠にも入らない謎のおっさん。
元整備兵以外に経歴が謎であるため、ターニャからは存在Xの間者と思われ、警戒されている。


二周年記念 フェアリー戦闘団の初陣
結成、フェアリー戦闘団


 軍事結社ワルキューレが支配する各世界において、ヴィンデルやゴットカオスの転生者たちの手により各地で戦乱が巻き起こっていた。

 これにワルキューレは大規模な戦闘のみに対処し、小規模な者に対しては単独で圧倒的戦闘力を誇る能力者と言ったエージェントを派遣して対処に当たる。

 イヴ人の国家である神聖百合帝国再建を目指す帝国再建委員会も、国家としての認定と発言力拡大の為にこれに参加して事態の鎮静化を図っていた。だが、全てを制圧は出来ていない。

 

 ある世界の国家では、ゴットカオスが送り込んだ転生者が猛威を振るい、平和で曲りなりの平等であったその国家を悪の帝国とも言える独裁国家へと変えてしまった。

 一つの宝石以外に価値の無い世界の占領を帝国再建委員会に許したワルキューレは、転生者の存在を危険と判断して陸軍一個軍と空軍一個航空団、海上には二個艦隊と陸軍の上陸軍一個を派遣し、早期の制圧を試みたが、その全てが、転生者が持つ圧倒的な転生特典(チート)によって壊滅させられ、封鎖状態へと切り替える。

 暫くは動きは無かったが、転生者が君臨する独裁国家は周辺の隣国を次々と侵略していき、大帝国へと膨張していく。

 

 数年の経過で戦略兵器を使用を検討するほどに巨大化した独裁国家にワルキューレは、安定して来た帝国再建委員会に向け、占領している世界のアイン・ラントを国土として百合帝国再建を認めるのを条件に、独裁国家の制圧を命令した。

 

 願っても無い条件を出された帝国再建委員会は、念願の百合帝国再建を目指すべく、保有戦力の中で厄介な最強戦力であるターニャ・フォン・デグレチャフにその制圧を命じたのであった。

 無論、幾らターニャが率いる特務航空魔導士大隊が最強と言えど、一個大隊で大国の制圧は不可能に近い。そこで上層部は、彼女の大隊を様々な兵科の混成部隊である戦闘団にまで拡大することを決定した。

 

 かくして、またしてもターニャは地獄へと送られるのであった。

 

 

 

 特務航空魔導士大隊が雑多な兵科による戦闘団への拡大の報は、帝国再建委員会の本拠地であるアイン・ラントの空軍演習場にて行われた。

 ターニャと副官のアーデルトラウト・ブラウトクロイツ以外、大隊が戦闘団に拡大するなど知らず、休暇明けの全大隊将兵等は指定された場所に集合していた。

 

「休暇明けの再訓練かな?」

 

「さぁ、編成報告だって聞いてるが…」

 

「また地獄送りかよ」

 

 演習場に集合した隊員らは、休暇明けに必ず行われる再訓練と思っていた。

 

「俺は家族と過ごしていた。こんな職業だ、休暇でしか家族に会えない」

 

「大尉殿はご家族と過ごしましたか。俺は毎日歓楽街で遊んでしたな。恋人でも作ろうかな」

 

 大隊の古株であるアフリカ系アメリカ人の航空魔導士であるウィリー・アーメンガード大尉は、休暇を家族と過ごすのに使ったと目前の金髪の青年に話す。聞いている青年ユーゴ・ブラウス中尉は自分は歓楽街で遊んでいたと話し、家族と聞いてか、恋人を作ろうかと考えていると打ち明ける。

 

「この集合命令は新たな任務。この日に備え、某は剣の鍛錬を怠ってはいない」

 

「あんた、それ以外やることが無いのかね」

 

 大隊では数少ないイヴ人である叢雲アヤメは、この集合を新たな任務であると捉え、腰に差してある大太刀に手を掛け、それに備えて稽古は怠らなかったと自信気に言う。それに古株であり、容姿はお世辞に優れていないフェリーチェ・バルボッサは、稽古意外にやることが無いのかと呆れながら口にする。

 

「あぁ嫌だ。また誰か死ぬんじゃないのか…?」

 

 同じく古株である中年の航空魔導士であるシュルツは、また死地に向かわされると嘆き、大隊長であるターニャとその副官であるアーデルトラウトことアーデが来るのを待った。

 

「おい、大隊長殿とアーデが来たぞ! 傾注しろ!」

 

 数分後、ターニャと書類をわきに抱えたアーデが集合した一同の前に姿を現した。これに一人の隊員が二人に視線を向けるように叫び、一同は上官である彼女らに視線を向ける。ターニャは背が低いため、台の上に上がれば、大隊が戦闘団へと拡大したことを知らせる。

 

「大隊諸君、長期休暇は楽しんだか? そんな英気を養った我らに早速お知らせだ。本日より我が大隊はフェアリー戦闘団として拡大する!」

 

「戦闘団だって?」

 

「なんだ、戦闘機やバルキリーと組まされるってか?」

 

「冗談じゃねぇや。航空魔導士なんぞ、歩兵が飛べるだけだぞ」

 

 大隊が戦闘団に拡大されると聞いて、隊員らは戦闘機やバルキリーの部隊と組まされるのではないかと口々に言い始める。これにターニャは、まだ戦闘序列は聞かされていないことを隊員らに伝える。

 

「私も編成については聞かされていない。今日と明日を含める再訓練後に、我が特務魔導士大隊は戦闘団へと拡大される。では、感覚を取り戻すぞ。総員、直ちに持ち場へ着け!」

 

 戦闘序列は再訓練後に知らされることを隊員らに伝えれば、ターニャは部下らと共に再訓練を始めた。

 その再訓練で十分に戦闘の感を取り戻し、総軍参謀本部からの指定された空軍基地へ、演算宝珠と秘孔ユニットを身に着け、飛行訓練を兼ねて直接飛行して向かう。

 

「あれが私が指揮する戦闘団か…」

 

 空軍基地の広い敷地内に六十人ほどの部下たちともに降り立ったターニャは、これから自分が指揮を執る戦闘団の戦闘序列を見て、呆れたように口にする。それは期待した各兵科の精鋭ではなく、懲罰部隊のようであった。

 

「おいおい、イヴ人が居ねぇぞ! 人間の兵隊ばかりだ!」

 

「敗残兵の集まりじゃねぇか! こりゃ初陣は激戦だな!」

 

「機種もバラバラ…あぁ、そうですか」

 

 隊員らが言う通り、ターニャがこれから指揮を執る事となる戦闘団の為に集められた空軍の各兵科の者たちは、まるで敗残兵であった。これを見たターニャと部下は、一部を除いて人間の将兵しか居ないことに、次の任務が生還率が低い物であると察した。

 戦闘序列は以下の通り。

 

 特務航空魔導士大隊

 第十三航空魔導士大隊

 MS二個大隊(主な装備はガンイージとガンブラスター。ジンキである量産型モリビト空戦仕様も含まれる)

 バルキリー大隊(機種は統一されていない)

 YF-29Bパーツィバル、VF-31ジークフリートを保有するイヴ人の監視部隊

 

 それがターニャが指揮する事となる戦闘団の戦力だ。

 

「ん? 私が指揮する兵力は、千人程であると聞いたが…」

 

「中佐、直ぐに来るわよ」

 

 聞いていた兵力数が合わない事をターニャが言えば、士官用の移動車に乗って来て、えらく金を掛けて仕立てた軍服を身に着けた空軍大佐が滑走路を指差しながら告げた。

 そこには数十機の大型輸送機が駐機しており、自分の戦闘団の大部分を占めることとなる兵員を降ろしていく。

 

「あの、陸軍ですか?」

 

「そうよ。陸軍から敗残兵たちを提供してもらって、集めて連隊に再編したの。混成装甲連隊、いや、混成機甲連隊だったかしら?」

 

「(うわぁ、最悪だよ。マジで寄せ集めでは無いか)」

 

 ターニャが心の中で嘆いた通り、兵力の大部分となるのは陸軍より提供された敗残兵たちを集めた混成機甲連隊(よせあつめ)であった。

 MS大隊やバルキリー大隊と同じく機種はバラバラ。ランディマン・ロディに獅電と中々のMSが揃っているが、後は旧式機である。中には消耗品扱いの囚人兵や懲罰兵も居るので、明らかに前線で使い潰すための部隊だ。

 集められた混成機甲連隊の陸軍将兵等は当然の如く人間の兵士であり、自分たちが生還率の低い任務をやらされることに気付いてか、絶望的な表情を浮かべた。それを恐れた何名かが輸送機から降りた途端、基地の外へ目指して全力疾走して逃げ出している。

 

「何名か逃げてますが…」

 

「えぇ、そうね。撃ち殺さなくちゃ」

 

 脱走兵が出たことをターニャが伝えれば、大佐は他人事のように答え、数名の部下等に逃げ出した陸軍兵たちを射殺するように命じる。部下たちは応じ、持っているHK33突撃銃の安全装置を外し、脱走兵らを始末する憲兵隊の後に続く。

 銃声が何発も響き渡り、脱走兵たちが射殺されていく光景を眺めながら、ターニャは次の任務が何であるのかと、内容を察しながらも大佐に聞いた。

 

「我が大隊の、いや、戦闘団の初任務とは…?」

 

「ある世界の転生者が支配する大帝国の制圧よ。貴方たち以外の部隊も参加するから大丈夫よ」

 

「(絶対大丈夫じゃないだろ、それ)」

 

 その任務内容とは、最初に述べたワルキューレが百合帝国再建の条件に提示した転生者が支配する大帝国の制圧であった。無論、制圧ではなく排除は支配者である転生者も含まれる。

 それを聞いたターニャは大丈夫だという大佐に心の中でツッコミを入れつつ、任務内容が記された書類が入ったケースを受け取った。

 

 これこそ、後にフェアリー戦闘団と呼ばれる戦闘団の結成の瞬間であった。




ひろし兵「前線の兵士に、思想は不要なのだ!」

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