【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:モンジェルナ侯爵
性別:女
年齢:不明
階級:なし、観戦武官扱い
所属:ワルキューレ 対能力者部隊
乗機:鬼械神 マゴート
概要:偽マフティーの様なカボチャ頭に露出の一切無い宇宙服の様な服装の女性。能力ゆえにワルキューレ支配域から対能力者部隊にスカウトされた。
デモンベイン系の魔導士で、魔導書「妖蛆の秘密」の写本を持つ既に死んでいる死人使い。実力的にはデモンベイン原作に出てくる逆十字ティベリウスの劣化した下位互換である。
魔導書の力で擬似的な不死となっているが、人の姿を常に維持するには力が足りず、服装を使って外骨格の様に人の形を整えている。
鬼械神マゴートは「ベルゼビュート」の下位互換機体、原作逆十字とぶつかれば一蹴される程度の性能でしかないが、腐っても鬼械神、リアルロボ作品にスーパーロボットを放り込んだ位には脅威である。
外見はBETAの闘士級を全高60mまで巨大化させて、ベルゼビュートに似た外装を取り付けた様な姿。
武装は怨霊呪弾(射程2~4)とバッド・トリップ・ワイン(射程1の格闘攻撃)でHP回復L1持ち。
キャラ提供はリオンテイルさん

名前:キュリーク
性別:男
年齢:24歳
階級:中尉
所属:皇帝親衛隊 首都警備連隊
乗機:ハイザック
概要:首都警備連隊に所属する若者。
キャラ提供は神谷主水さん


首都決戦(バトルシティ)その3

 遂に始まった首都決戦(バトルシティ)

 五つの勢力が入り乱れる乱戦状態と化す中、ターニャは自身の身長を二メートルにするファイテックスを身に纏い、指揮下の戦闘団を率いて大帝国の皇帝ラインハルトの首を討ち取ろうと向かうが、本人が覚えていないであろう因縁が立ちはだかる。

 

「っ!? これは…!?」

 

「見付けたぞ、化け物め…! ここで会ったが百年目だ! 俺の身体と貴様に殺された部下の恨み、晴らさせてもらう!!」

 

 ターニャに立ちはだかったのは、人造航空魔導士となったあのブーツホルツであった。彼の左目の義眼はファイテックスに身を包んでいても、その高い魔力でターニャと見抜いたのだ。

 当然ながら倒した敵の事など覚えていないターニャは首を傾げ、手にしているランチャーを撃ち込む。

 

「倒した敵の事など、覚えてなどおらんわ!」

 

「非情な奴め! 倒された者の怨念、この俺が思い出させてやるぜ!」

 

「邪魔をするな! 貴様の事など知らんわ!」

 

 ランチャーから放たれる高出力の魔弾を躱し、ブーツホルツは思い出させてやると言ってから左腕の義手からパルスレーザーを放つ。ターニャがそれを躱して撃ち返せば、ブーツホルツも同じく撃ち返して撃ち合いが始まる。

 

「戦闘団長殿、この機械野郎は我々が!」

 

『よし、()れ!」

 

 シュルツの第4中隊の小隊がブーツホルツの背後へ回り込み、その背中を撃ち抜かんとしていた。それを許可するターニャであったが、ブーツホルツはそれに気付いており、瞬間移動の如く背後を狙うファイテックスを身に纏う小隊を瞬きする間に壊滅させた。これにターニャは驚きを隠せない。

 

「ば、馬鹿な…!? ファイテックスを纏ったネームドだぞ!」

 

「フッ、小賢しい真似を! 部下に俺を殺させようとは!」

 

「畜生が! よくも俺の部下を!!」

 

 ファイテックスを身に纏うネームド級魔導士四名を瞬きする間に撃破したブーツホルツに、部下を殺されたシュルツは怒りを覚えて突撃するが、一蹴されてしまう。

 腹に強烈な蹴りを入れ込み、シュルツを吐血させれば、左腕の義手で抱え、ターニャの戦闘団の将兵等に邪魔をするなと告げる。

 

「聞け! 俺の狙いはその幼女の皮を被った怪物だ! それを邪魔しようってんなら、さっきの四人みたいになるぞ! 死にたくなければ、俺とお前らの上官との戦いの邪魔をするな!!」

 

 この宣言にターニャ以外の一同は戦慄を覚える。ネームド級すら軽くあしらうブーツホルツに敵うのは、ターニャぐらいしか居ないのだ。

 そんなブーツホルツの因縁の戦いを支援すかの如く、スミスは彼の下に援軍を送り込んできた。

 

「ほぅ、あいつにしては気前が良い。これで助かる」

 

 専用のVF-22SシュトゥルムフォーゲルⅡを駆るアイオーンに率いられたミッシングリンク隊の別動隊だ。それには市街戦用装備で換装した元気のガンダムXと十二機のGビット、リィのGファルコンも随伴していた。

 そればかりか、南部方面から雪崩れ込んでくるワルキューレからメトバルトのジンクスⅢ、カーラのジンクスⅣ、シーンのVF-11Cサンダーボルト+ガンパックなどが属する陸・空軍の合同部隊が到達し、ターニャの戦闘団を包囲した後に攻撃を始めた。

 

「包囲されたぞ!」

 

「クソっ、これでは…!」

 

 包囲されたターニャは拳を強く握り、昇進への道を閉ざされたことを悔しがる。集まって来た別動隊とワルキューレの南部方面部隊に向け、ブーツホルツはターニャには手を出さないように告げる。

 

「別動隊並び友軍の南部方面軍に通達する。あの銀翼のアーマーは俺の獲物だ! 手を出せば、お前たちにも容赦せんぞ!」

 

『まぁ、それなら助かりますけどね』

 

『そこまで言うなら、そいつの首は諦めてやろう。代わりにこいつ等の首を貰う!』

 

 この要請に別動隊のアイオーンと南部方面軍のカーラは納得し、ターニャ以外の戦闘団の将兵等に攻撃を始めた。

 

「なら、スコアは稼がせてもらうぜ!」

 

 アイオーンは僚機と随伴する東部方面軍の航空部隊を率いてバルキリー大隊と監視部隊に襲い掛かる。最初に僚機と共にミサイル攻撃を行い、バルキリー大隊のVF-11CやVF-117ナイトメアプラス等を散会させ、各個撃破を狙う。旧型機ばかりなバルキリー大隊は特務部隊員が駆るVF-22等に撃墜されてばかりだ。

 監視部隊のYF-29BパーツィパルやVF-31ジークフリード等は機体性能の為に躱し切り、東部方面軍のバルキリーや可変系MSムラサメを何機か撃墜していた。

 

『な、なんでYF-29が!? キャァァァ!!』

 

「ちっ、馬鹿の一つ覚えに横流しするからだ! 末端の奴らは知らんようだがな!」

 

 VF-11Cに乗るパイロットが帝国再建委員会にYF-29Bがあることに驚いた後、それを駆るソリルに撃墜されれば、アイオーンは横流しをしている所為だと苛立ちながら口にする。無論、YF-29やVF-31などの最新鋭バルキリーが横流しされているなど、末端の将兵等が知る由もないが。

 機体性能はあちらが上だが、経験では勝っているアイオーンらは技量を駆使して最新鋭バルキリー集団を駆るイヴ人の監視部隊と互角にやり合っていた。

 

『こいつ、人間の分際でぇ!!』

 

「最新鋭機に乗ってるからってな! 調子に乗るんじゃないぜ!」

 

『ふざ、けるなぁ!!』

 

 攻撃を全て躱し切るアイオーンのワインレッドのVF-22Sに対しソリルは苛立つ。これにアイオーンは機体をバトロイド形態へ変形させ、ガンポッドとミサイルを同時に撃ち込む。それにソリルも自機をガウォーク形態からバトロイド形態に変形させてガンポッドの掃射を躱しながらミサイルを迎撃する。

 

「あの、俺は…?」

 

『あぁん!? 地上のガラクタと博物館とでも遊んでろ! こっちはクソ忙しいんだ!!』

 

「ひっ!? 分かりました! 俺は地上の敵部隊を攻撃します!」

 

 地上の方では、市街戦用装備のガンダムXを駆る元気がアイオーンにどうするかを問えば、監視部隊のソリルやノヴァーナのVF-31Cと交戦する彼は戦闘団の地上部隊と交戦していろと返す。それに応じ、元気はラドラルのランドマン・ロディが居る陸軍混成機甲連隊を十二機のGビットやリィのGファルコンと共に攻撃する。

 

『が、ガンダムだぁ! うわぁぁぁ!!』

 

『ガンダムに、それになんだこいつ等は!? 無人機か!?』

 

『畜生! 来るなぁ! 来るなァァァ!!』

 

「落ち着けお前ら! 慌てなきゃ死ぬことはねぇんだ! 応戦しろぉ!!」

 

 元気のガンダムXとリィのGファルコンに攻撃され、一気に数機以上が撃墜されていく中、ラドラルはランドマン・ロディで向かってくるGファルコンにサブマシンガンを討ちながら戦友らに落ち着くように告げる。それでも機体性能差はあり、特に旧型機は撃墜されるばかりであった。

 

「おいおい、陸軍の奴らは大丈夫かよ?」

 

『何が何だか知らねぇが、仲間割れなら都合が良いぜ!!』

 

「あぁん、ハイザックぅ?」

 

 地上の陸軍混成機甲連隊がガンダムXと十二機のGビット、リィのGファルコンの攻撃に晒される中、何とも思っていないヘルマンは、自分のガンイージに迫って来る大帝国軍のハイザックの存在に気付く。

 そのハイザックを駆るキュリークと呼ばれる親衛隊の首都警備連隊に属する若いパイロットは、仲間割れをしていると思って攻撃したのだろうが、逆に両足をビームライフルで撃ち抜かれ、挙句に両腕もライフルの連発で破壊されて返り討ちにされた。

 

『う、うわぁ…!? た、助け…』

 

「死んでろ、カス」

 

 倒れたハイザックに乗っていたキュリークは投降しようとするが、ヘルマンが許すはずがなく、機体の左手に握られたビームサーベルで消される。無抵抗なパイロットをビームサーベルで焼き殺したヘルマンのガンイージの下に、カーラのジンクスⅣが迫る。

 

『貴様の実力は確かめさせてもらった。その首、この私が取らせて貰おう!』

 

「首だァ? ちっ、変なのが来やがったな。まぁ、逃げられそうに無いか!」

 

 ヘルマンのキュリークのハイザックを撃破した手並みを見て、カーラは首を取るに値する獲物と認め、GNライフルを連射しながら向かってくる。これにヘルマンは面倒くさそうにしながらもこの戦いに興奮しており、ビームライフルを撃ち返して応戦する。

 

「あっ!? ずるいぞ貴様ら!!」

 

 ターニャの戦闘団がワルキューレのミッシングリンク隊や南部方面軍と東部方面軍の攻撃を受ける中、戦闘団の後ろについていた委員会の精鋭部隊は戦闘団にその三つを押し付け、自分らだけ皇帝ラインハルトの首を取りに向かった。

 

「逃げるな! 貴様の相手は、この俺だ!!」

 

「ちっ、しつこい奴め!」

 

 それを追おうとするターニャであるが、ブーツホルツが逃さない。その隙に、能力者を含める精鋭部隊は邪魔な敵を蹴散らしながら皇帝ラインハルトが居る敵の本陣へと突き進むのであった。

 

 

 

 空ではバルキリーを初め、空戦用MSやゾイド、それに航空魔導士と魔導騎士、能力者たちが飛び交い、地上の市街では刀剣類を持った騎士や兵士、銃を持った現代歩兵、通常兵器類、それに能力者と機動兵器が混戦すると言う混沌の戦場が繰り広げられている。

 そんな渾沌さを際立たせるかのように、かぼちゃ頭にパイロットスーツと言う出で立ちの女、モンジェルナ侯爵が歩いていた。余りにも奇抜だ。そんなモンジェルナ侯爵に対し、大帝国軍の能力者部隊隊長であるベレニケが自身の能力である「異議」を発動して攻撃する。

 

「異議あり! 僕の名前はベレニケ! その格好に異議ありだ、お嬢さん」

 

 意義と言う名の攻撃に対し、モンジェルナ侯爵は歩みを止める。攻撃が効いていると判断したベレニケは更に口の攻撃、その名も口攻を開始する。

 

「いや、全てに異議(ザ・クェスチェン)だな。なんだそのカボチャの被り物は? ハロウィンか? それに下はパイロットスーツ? 何処の馬鹿の文化だ?」

 

 こちらが何の反応をしないことを言い事に、口撃と言う名の罵倒してくるベレニケにモンジェルナ伯爵は無言ながらも神経を苛立たせ、懐から魔導書「妖蛆の秘密」の写本を取り出し、反撃を行おうとする。これにベレニケは反撃の隙を与えまいと思ってか、更に罵声を続ける。

 

「なんだそのかび臭くてボロイ本は? それで一体何を召還するつもりだ? まぁ、お前如きな馬鹿では碌な召喚獣も出せない…」

 

「その命に反省を促して上げる」

 

「反省? 反省だと? この僕に反省を促すだと? この異議を唱える僕に反省を促すとは…反省するところなど何処にも無いな。むしろ、反省すべきなのはそちらの…」

 

 罵声にも動じず、その命に反省を促すとまで言ってきたことにベレニケは少し苛立つが、直ぐに調子を戻して罵声を続ける。これにモンジェルナ伯爵は魔導書の力を使って鬼械神を召還する。

 

「食餌の時間よ、マゴート!」

 

「おい、話を聞いているのか? そのボロクソな本で何を召還したんだ? あぁ、その様子だと失敗したようだな。やはりお前のような奴が、この僕に勝てるはずがない!」

 

 モンジェルナ伯爵が何かを召還したようだが、ベレニケから見ればそれが見えなかったので、罵声を続ける。全高六十メートルの不気味な怪物が居ることなど、ベレニケは全く気付きもせずに罵声を続けている。

 

「そしてお前はこの僕に負ける運命…」

 

 ベレニケが気付いて背後を振り向いた瞬間、その頭は既にモンジェルナ伯爵が召喚した鬼機神「マゴート」に食われていた。

 

「ああああ、神経が苛立つわ」

 

 終始ベレニケに遭遇して以降、その罵声に神経を苛立たせていたモンジェルナ伯爵はマゴートの左肩まで高く飛翔して飛び乗り、皇帝ラインハルトの首を討ち取るために本陣へと進行するのであった。




連邦二反省を促すカボチャダンスをする偽マフティー。

さて、次回は誰が出るかのぅ~
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