【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
GYAO!が配信終了…だと…!?
ヘルマン・ヨーゼフ・ホイジンガー対カーラ・ドゥルヴァティー、アイオーン対ノヴァーナ・アプトにソリル・ディゼルとの戦いに決着がつく中、志々雄と合流した元気とリィも、対峙しているラドラルとヴェストゥムとの戦いにも決着がつこうとしていた。
「よし、今だ! 撃て撃て!!」
ランドマン・ロディを駆るラドラルは、攻撃するために旋回して来たリィのGファルコンを誘い出し、他の同型機や獅電数機と共に対空射撃を行う。
「しまった!?」
『敵攻撃機撃破だ!』
経験の浅さから誘いとは知らず、ラドラル等の射線に誘い込まれたリィは操縦桿を動かし、必死に逃れようとするが、数十機による一斉射から逃れる事は出来ず、次々と被弾する。それでも諦めずに操縦桿を動かし、下から来る対空射撃から逃れる事は出来たが、既にコントロールが出来ない程の被害を受けていた。
「こ、これ以上は! 機体のコントロールも!? こんなところで終わるなんて! まだあの子は戦っていると言うのに!」
碌に反撃も出来ない上に元気の援護も出来ず、ここで戦線離脱を余儀なくされたリィは自分の不甲斐なさを覚え、左手で八つ当たりの拳で計器を叩いた。
彼女の被弾箇所から火を噴いているGファルコンは、味方の陣地の方へ向けて墜落していく。そのようにリィが操縦桿を動かし、そこへ機体を誘導させたのだ。墜落の衝撃で死亡する可能性があるため、リィは脱出装置を起動させて機体から脱出し、空中に操縦席ごと放り出された。
そこから落下傘が展開され、リィはゆっくりと地上へと降りていく。そんな無防備状態のリィを狙おうとするランドマン・ロディが居たが、ラドラル機に止められる。
『な、何をしやがる!? あいつに仲間を何人も殺されたんだぞ!』
「今のあいつを殺して何になる!? それより戦闘は続いてるんだ! 無駄弾を使うんじゃねぇ!」
撃墜に至るまで、ラドラルの部隊はリィのGファルコンに何機も撃破されていた。仲間を何人も殺された憎しみに駆られるのは無理もないが、自分たちが生き残ることを考えれば、無意味に等しい。それにラドラルは無抵抗な者を殺すことに、嫌悪感を覚えるタイプであった。
『ちっ、分かったよ! こいつ等め、何機いやがるんだ!?』
「そうだ! 生き残るために弾を使え! 無抵抗な奴を殺す必要性は無いんだ!」
ラドラルにそれを論されれば、同僚はそれを理解し、次々と来るワルキューレの部隊に対応する。
「今だ、仕掛けるぞ」
『応っ!』
元気のガンダムXと志々雄のシールドライガー、Gビット四機と対峙するジム・スパルタンを駆るヴェストゥムは、差し向けていた味方が全滅したのを機に、同型機二機を伴って相手に仕掛けた。
『うわっ!? こいつ等はあの三機の!』
『こいつ等、味方に俺たちを消耗させて!』
襲ってきた旧型機を全て撃破した元気と志々雄は、三機のジム・スパルタンの襲撃に戸惑う。
元気はGビットに指示を出すも、旧型機の攻撃で消耗しており、Gビットはミニガンの掃射で三機が喪失した。残り一機である。
志々雄は味方を消耗させるヴェストゥム等に怒りを覚え、怒り任せの攻撃に出るも、的確なミニガンによる掃射でEシールドでの防戦一方となる。
「釘付けにしておけ。俺は背後へ回る」
二機に二人をを釘付けにしておくように言った後、ヴェストゥム機は背後へ回り込もうと移動する。NTである元気なら気付くはずだが、二機のジム・スパルタンによるミニガンの制圧射撃で身動きが取れず、志々雄と同じく防戦一方だ。Gビットを向かわせようとするも、気付かれて撃破される。
「じ、Gビットが…!? リィさんは!? リィさんのGファルコンは何処だ!?」
最後のGビットを撃破された元気は、リィのGファルコンに援護と頼もうとするが、ラドラルに撃墜された後であり、応答するはずがない。元気は
「止せ元気! 応答が無いと言うことは、逃げたかやられたかだ! 俺が盾になる! お前は今のうちに…」
『逃げられちゃ困るんだよォーッ!』
「っ!?」
そんな恐慌状態の元気に、志々雄はリィの応答が無い事がどういう意味だか伝え、守りの硬いシールドライガーを駆る自分が盾となり、脱出するように告げるも、背後へ回っていたヴェストゥムのジム・スパルタンが逆手持ちにしたヒートナイフを突き刺そうとしていた。
狙ったのは元気のガンダムXだ。その熱で切断力を強化された高熱の刃は、ガンダムXの胴体に向けて振るわれる。NTの元気は恐慌状態だったゆえに、ヴェストゥムが殺気を放つまで接近に気付かなかった。気付いた元気は何とか致命傷は避けられたが、左腕を斬り落とされた。即座に右手に持つビームライフルを、ヴェストゥムのジム・スパルタンに向けて連発する。
「ちっ、あれはやれただろ! どうなってる!?」
あの一撃は確実にパイロットを切り裂けたはずだが、NTの反応で避けられたことに、ヴェストゥムは若干の焦りを見せた。近距離から飛んでくるビームと志々雄のシールドライガーによる攻撃を避けつつ、機体に装備された煙幕を張って姿を晦ます。
『元気、無事か!?』
「だ、大丈夫…! あれを倒せないと、逃げられないのか!? うわっ!」
無事を問う志々雄に元気は、ヴェストゥムらを倒さなければ逃げられないと悟る。その矢先に、制圧射撃を行っていた二機のジム・スパルタンによる攻撃を受けて被弾する。更には側面からもヴェストゥム機によるミニガンの掃射が行われ、またしても両名は防戦一方となる。
『敵の足を止めた!』
『次で仕留めるのか?』
「そうだ、南と東から来る連中がこっちに来そうだ。包囲される前にあいつ等を仕留め、メイソンの手土産にする! お前らはシールドライガーを! 俺はガンダムをやる!」
『了解!』
次で仕留めるのかという部下からの問いに対し、ヴェストゥムはワルキューレの南と東の連合部隊がこちらに接近していることを悟り、包囲される前に仕留めなくてはならないと答えた。答え後、二名の部下に志々雄のシールドライガーを倒すように指示を出す。
元気のガンダムXを仕留めると宣言したヴェストゥム機の方は、ミニガンを再び手に持ってその首を取りに行った。二手に別れ、攻撃してくるヴェストゥムらに、元気と志々雄も応戦する。
「来るぞ! 俺の後ろに隠れて応戦しろ!」
『わ、分かった!』
損傷した元気のガンダムXを守るべく、志々雄は守りの硬いシールドライガーの後ろへ隠れるように告げてからEシールドを展開し、雨あられと飛んでくるミニガンの掃射から守る。ヴェストゥムらはここでケリをつけるようで、弾薬を惜しまずに撃ちながら前進してくる。
「また煙幕か! クソ、何処だ!?」
ミニガンの弾が切れれば即座に捨て、煙幕を展開して自分らの動きを悟られないようにし、徐々に距離を詰める。これに志々雄たちは闇雲に煙幕に向けて撃つが、そこに三機のジム・スパルタンは居ない。既に二機が志々雄のシールドライガーに、ヴェストゥム機が元気のガンダムXをヒートナイフの間合いまで迫っていた。
「志々雄、後ろ…っ!?」
『人の心配をしてる場合じゃないぜ!』
志々雄のシールドライガーに迫る二機のジム・スパルタンに気付き、それを伝えようとした元気であるが、背後よりヴェストゥム機がヒートナイフを振り落とそうとしていた。今度は速く気付けたが、胴体を抉られた。直ぐにビームライフルを撃ち込もうとするも、二振り目で銃身を切断される。
「至近距離で撃ち込もうとはなぁ! うぅ!?」
ライフルを切断した後、ヴェストゥムはとどめの一撃を見舞おうとしたが、元気が咄嗟に行った機体による体当たりを受ける。突き飛ばされたヴェストゥムのジム・スパルタンは直ぐに体勢を立て直し、ガンダムXのバルカン砲による掃射から逃げる。
「元気!? クソっ、こいつ等!」
元気がヴェストゥム機に襲われていることが分かり、二機を振り払って助けに行こうとするが、ビームサーベルで乗機の胴体を切り付けられる。そんな二機のジム・スパルタンに志々雄は前足や後足を動かして抵抗するも、避けられるばかりだ。
『へっ、シールドライガーは仕留めた経験があるのよ!』
『碌に訓練も受けてねぇ素人が乗るシールドライガーなんぞ!』
「負けるか!」
距離を取った後にとどめを刺そうとする二機のジム・スパルタンに対し、志々雄は馬鹿正直に突っ込む。
『馬鹿め! 気でも狂ったか!』
『ぶっ殺してメイソン入りよ!』
突っ込んでくる志々雄のシールドライガーに、二機のジム・スパルタンのパイロット等は笑い、引き付けてからビームサーベルで串刺しにしようとした。だが、志々雄は相手が油断したと思ったところで、両脇のミサイルポッドを展開し、下部の三連装衝撃砲を撃ち込んだ。
いきなりの射撃に驚くも、志々雄の射撃は下手であり、標的に命中することなく足元に当たり、土煙を発生させるだけだ。
『ちっ、脅かしやがって! だが、これで…!?』
射撃が下手と分かったところで、仕切り直してとどめを刺しに行こうとする二機のジム・スパルタンであったが、煙の中からEシールドを展開した志々雄のシールドライガーが現れ、近くに居たジム・スパルタンは胴体を抉られて撃破された。俗に言うシールドアタックである。
『な、何ッ!? クソったれ!』
仲間を撃破されたことに激怒し、ビームサーベルをシールドライガーに叩き込んでEシールドを破いた。
『なっ!?』
「うぉぉぉっ!!」
『こ、こいつ!? グワァァァ!!』
Eシールドは破られたが、志々雄は諦めずに突っ込み、敵機の胴体に発動させたレーザーサーベルで噛み千切って撃破した。
「はぁ、はぁ…やった…! 元気は!?」
志々雄は二機のジム・スパルタンに勝利した。呼吸を整えてから元気が無事かどうか直ぐに確認する。
一方でヴェストゥム機に取り付かれている元気のガンダムXはビームソードを抜き、背後から斬りかかる相手の斬撃を防いだ。
『なんて強いんだ!』
「しぶとい奴め! ケツに目でもついてんのか!?」
鍔迫り合いの最中、元気は余りの強さに驚き、ヴェストゥムは余りのしぶとさと反応の速さに苛立つ。パワーではガンダムXが勝っており、ジム・スパルタンは押されていたが、乗っているヴェストゥムは相手の力を利用し、バランスを崩させた。
「しまった!?」
バランスを崩した元気のガンダムXの首を斬り落とし、とどめの一撃を見舞おうとしたが、バランスを瞬時に立て直した蹴りを胴体に受けて吹き飛ばされる。
「クソっ、化け物か!?」
乗機を吹き飛ばされる中、ヴェストゥムは苦し紛れの攻撃を行う。それは投げナイフ、ヒートナイフをガンダムXに投げ付けたのだ。
「うわっ!?」
飛んでくるヒートナイフに気付いた元気は避けようとするも、度重なるダメージで機体が思うように動かず、脇腹に突き刺さった。撃破には至らないが、戦闘不能に追い込まれた。
「よし、とどめを…!」
『元気!』
「ちっ、やられやがって!」
頭の無いガンダムXにとどめを刺そうとするヴェストゥムであるが、ここに志々雄のシールドライガーが到来した。今の状態ではシールドライガーとの戦いは不利を判断し、ガンダムXの頭だけを持ってメイソン騎士団の方へ逃亡した。
「クソっ、あいつめ! 元気、無事か!?」
『あぁ! 大丈夫だけど、機体はもう駄目だ!』
「なら俺の機体に乗り込め! 今が逃げるチャンスだ!」
『逃げていいのか?』
「良いに決まってる! 逃げるぞ!」
ガンダムXの頭を持って逃げるヴェストゥムのジム・スパルタンの追撃を止め、志々雄は元気に機体を捨てて自分と共に逃げるように告げた。これに迷う元気であるが、志々雄に論されて機体から降りてシールドライガーの元へ走る。
その際にGコンも持ってきたが、もう必要ないので元気はそれを投げ捨て、志々雄のシールドライガーに乗り込み、戦場から逃亡した。
盾松元気と志々雄飛翔、リィ・ファーム対ラドラル・ラドリオ、ヴェストゥムの戦いは結果的に後者の方に分配が上がった。
『馬鹿な!? 俺のゾイドはデスザウラー改造機であるデスエイリアンなんだぞ! こんな合体した程度のゾイドに負けるなど!!』
アリッサのキラースパイナーとクリストハルトのデスエイリアンとの戦いの決着はつこうとしていた。
性能ではオリジナルでも改造においても勝るはずのクリストハルトのデスエリアンが、キラードームとZiユニゾンしてキラースパイナーに圧倒されていた。手持ちの武装であるレーザーアックスは、振るった瞬間にキラードームのアームに掴まれて圧し折られている。その次にジャミングブレードで切り刻まれ、射撃兵装を打ち込まれて一方的にやられている。
「Ziユニゾン解除まで、一気に押し切っちゃうよ!」
Ziユニゾンの継続はそれほど長くないので、アリッサは短期決戦で仕留めることにしたのだ。対するクリストハルトは自身が駆るデスザウラーの改造機である「デスエイリアン」なら彼女のキラースパイナーを早期に撃破できると思い込んでおり、その当てが外れれば冷静さを失い、予想外の展開に対応しきれずにいた。それにアリッサが早期に決着をつけようとしているので、自分の方が早期に討たれる事態に陥っているのだ。
そんな早期撃破の為に情け容赦なく攻撃し続けるアリッサのキラースパイナーに一方的にやられる中、クリストハルトはようやく反撃に出た。
『そんな馬鹿な!? 俺のはデスザウラーの改造機であるデスエイリアンなんだぞ! それに俺は首都防衛軍司令官なんだぞ! なんでこんな雑魚ゾイドに負けるんだ!? 俺はいずれ
負けたくないと言う自分の幼稚な思いを叫びながら反撃のクローを打ち込んだデスエイリアンであったが、その負けたくない気持ちはアリッサも同じであり、打ち込まれたクローの衝撃を愛機のキラースパイナーと共に耐えつつ自分も思いを直接通信で相手に告げる。
「負けたくないんだね…! でも、それは私も同じだよ。私だって負けられないんだ! 人を雑魚とか石ころとか言う自分の事しか頭に無い奴なんかに!!」
『その声は、女!? 女だと!? 俺は女に、女に押されていたと言うのか!?』
他者を見下す自分勝手な人間には負けられないと言うアリッサに対し、相手が女だと分かったクリストハルトは、遥か下の身分である女に押された事実を知り、自身のプライドで認めることが出来ず、激昂して怒り任せの攻撃である荷電粒子砲を放つ。
『ほ、ほざけェ!! この正義の帝国の親衛隊で首都防衛司令官たる俺が女に負けるなどあり得ん! 断じてあり得ない! 断じて! 断じてあり得んのだァァァッ!!』
そのデスエイリアンの口部からなる荷電粒子砲発射は隙だらけであり、衝撃で少しばかり意識が揺らいでいるアリッサにも見抜けるほどの攻撃であった。アリッサは訪れた勝機を逃すことなく掴み取り、怒り任せに繰り出された荷電粒子砲を躱し、背後へ回り込んで跳躍したキラースパイナーの尻尾による攻撃を食らわせる。
「ストライクスマッシュテイル!!」
高振動の尻尾による打撃をうなじの荷電粒子吸入ファンに叩き込まれたデスエイリアンは、撃ち続けていた荷電粒子砲の暴走も重なり、内部爆発を起こし始める。
「ば、馬鹿な!? この俺が! この俺が女に敗れるなどッ!? ありえん! ありえなぁぁぁいィィィッ!!」
クリストハルトは最期まで敗北を受け入れられずにいた。倒せる相手の女に敗北したことが余ほど認められず、操縦桿を動かすも、デスエイリアンは言うことを効かない。そのまま断末魔を叫びを上げながら荷電粒子の爆発に呑まれ、跡形も無く消えた。
デスエリアンを倒したアリッサのキラースパイナーはZiユニゾンの時間切れを起こしたのか、元のダークスパイナーとキラードームに戻った。無論、Ziユニゾンの合体はゾイドの戦闘力を飛躍的に向上させるが、その分ゾイドに多大な負担を掛けるので、Ziユニゾン解除後は急激にゾイドの性能は低下する。
「はぁ、解除前に終わって良かった…」
Ziユニゾン解除までに決着をつけられたことに、アリッサは安堵して乗機のダークスパイナーと合わせるようにその場に倒れ込んだ。キラードームも疲れ果てており、一向に動こうとしない。
『なんだ貴様、生きていたのか? てっきりやられたかと思ったぞ』
「やられたって…! 助けてくれれば良いんじゃないですか!? 私、一人で…!」
『戦闘が出来んゾイドなど邪魔だ! まだ動けるなら速く後方へ下がれ!』
そんなアリッサに向け、メイソン騎士団所属のレギンレイズやレッドホーン数機が来たが、単独で敵部隊とデスエイリアンを倒した彼女に何の労いも言葉も無く、戦えないのなら後方へ行けと吐き捨て、戦闘地域へと向かって行った。ジャミングウェーブが行えないダークスパイナーは、メイソン騎士団にとって単なる大型ゾイド以下の価値しか無いようだ。
「労いの言葉も無いとか…転職しよっかな…」
余りの仕打ちにアリッサはメイソン騎士団を抜けようと考え始める。そんな彼女は疲弊した乗機のダークスパイナーを動かしつつ、同じく疲弊しているキラードームを引き連れ、着地したホエールキングの方へと向かう。
かくして、アリッサ・セイバーとクリストハルトとの戦いは、前者が勝利を収めた。アリッサにとってこの勝利は、メイソン騎士団に対する不信感を植え付ける結果となった。
ボトムズが配信してたので、見てて滅茶苦茶遅れた。
取り敢えず、次で対決シリーズは終了かな。