【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
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ターニャがワザと力を残し、怪物ラインハルトを討ち取って帝国再建委員会に国家再建への勝利をもたらした。
これを求めず、攻撃する部隊もいたが、バウムガルデンの
ワルキューレは予備戦力が残っていたが、怪物ラインハルトが帝国再建委員会に討たれたので、これ以上の戦闘は無意味と判断して、撤退はしないが包囲する形で待機した。
ショウたちホーラより送り込まれた戦士たちは、ドクター・ストレンジが回収した者たちを安全な場所に置いた後、バウムガルデンを追うロンド・ベルと合流すべく、この世界より去った。
一応ながらの勝利者である帝国再建委員会であるが、メイソン騎士団のダインスレイブ攻撃後の乱入で投入戦力の半数を失った。
それでもターニャの卑劣とも言える奇策によって百合帝国再建を勝ち取ったが、その損失は今後の作戦行動に支障を懐ほどであり、戦力の立て直しを余儀なくされた。
主君を失い、幹部全員が死ぬか異世界へと逃亡した正義の帝国こと大帝国は、既に再建は不可能であり、この日を以て崩壊した。軍国主義と男尊女卑主義の所為か、殆どの男性が徴兵されており、それも殆どが死亡し、生き延びた者は極僅かにしか過ぎない。後は併合されたばかりの領土を残すだけだ。
以降、かつての大帝国の領土はワルキューレの占領下に置かれたが、人々は大帝国の理不尽で地獄のような支配より解放されたのは確かだ。
「陛下、ご報告いたします! 皇帝ラインハルト、死亡確認! 勝者はイヴ人のテロリスト共です!」
秩序の女神であるホーラの派遣したブライト・ノア率いるロンド・ベル隊を中核とした混成部隊による追撃を受ける中、バウムガルデンは追われている機動要塞とも言える超巨大戦艦の艦橋内にて、部下よりラインハルトが討ち取られたことを知った。
「フン、そうか。それで、あの神の尖兵共はまだ追い払えんのか?」
「なにぶんにも敵の一人一人が強く、迎撃隊の損害が拡大中であります」
既に興味が失せているバウムガルデンは、玉座にふんぞり返りながら素っ気ない反応を見せた。もうどうでも良いようで、部下にロンド・ベルを追い払えないのかと問う。
追撃してくるロンド・ベルは異常なまでに強く、超巨大戦艦より出撃した迎撃部隊が壊滅状態に追い込まれる程であった。そんな状況でも誰もが冷静さを保ち、各々の仕事をしている。バウムガルデンは味方が敵を排除できないことに、少し不満そうな表情を見せていた。
「流石は神に選ばれし戦士たちだな。迎撃隊を全滅するまで足止めさせ、このコンティネント・ライヒは即座に指定の座標へ転移せよ」
「迎撃隊を犠牲にするので? それでは…」
「聞こえんのか? 即時に指令を実行せよ。余の命令であれば、聞けるはずだ。何せ心を持たぬ人形だからな」
バウムガルデンは迎撃隊を切り捨て、このコンティネント・ライヒを転移させろと命令した。それに部下は異論を唱えようとするが、主君の命令には従わねばならず、即座に命令を実行する。
迎撃隊はバウムガルデンがマイ・アーミーで召喚した兵士達であり、心も無い人形であって本物でないと思っている彼は、容易に物のように扱っている。
そんな召喚された兵士たちは、全滅するまで敵の足止めせよとの命令を何の躊躇もなく命令を実行し、時には自爆攻撃を敢行して見事に主君を強力なロンド・ベル隊より逃がすことに成功した。
「あの変態ロリコン野郎め、ワザと手を抜いていたのか!」
追撃中のロンド・ベル隊と合流すべく、ショウたちはゼラーナに帰投してあの世界より去った。
ターニャが自分だけがラインハルトを討ち取るために、ワザと手を抜いていたことを知り、ショウは激怒して左手の掌に自分の右拳を音が鳴るくらいにぶつける。同時にターニャの前世が男なのを理由に、悪態まで付いた。
「まぁ、あの…彼が前世で幼い少女と売春していたかは置いておき、手を抜いたのは事実だな。今頃は、所属組織で英雄としてチヤホヤされてる頃だ」
初めに知ったドクター・ストレンジも、あのターニャの手抜きには怒りを覚えたようで、嫌味たっぷりに前世で売春をしていたから幼女にされたと勝手に解釈する。それを知ったのは、ショウとマーベルがハイパーオーラ斬りを放った直後である。
積極的に協力していたのなら、一撃で倒せていたのだ。結果的に倒せたのは事実だが、世界を全力で救おうとするショウたちから見れば、ターニャの行動は許せない物だ。
「あいつが協力的なら、あの一撃で化け物を倒せたはずだ。なのに、自分の昇進の為にしているフリをしていた。実力は認めるが、卑劣な奴だ。男だった頃は、ああやって高い地位に着いたんだろうな」
「お袋の言いなりになっていたら、俺もあんな奴みたいになっちまってたかもしれないな」
ターニャの実力は認めているドクター・ストレンジであるが、卑劣であると評した。それに同調するように、ショウは母親の事を思い出し、言いなりになっていたらターニャみたいになっていたかもしれないと呟く。
「二人とも、愚痴はその辺で結構かしら? あんなムカつくロリコン野郎の事よりも、逃げたバウムガルデンの対策の方が必要じゃないの」
同じくターニャの手抜きに怒りを覚えているマーベルであるが、それよりもバウムガルデンに対する対策が最優先では無いかと愚痴り合いを止めれば、両名はそれに納得する。
「ありがとう、お嬢さん。今はバウムクーヘンみたいな名前の奴を、どう止めるかが最優先だったな」
愚痴り合いや悪口合戦に突入しようとしていた所を止めてくれたマーベルに、ドクター・ストレンジは礼を言ってバウムガルデンの名前を菓子のバウムクーヘンと表し、そちらの方へ話題を移そうとした。
それと同時にブリッジに居るニーが、追撃していたロンド・ベル隊がバウムガルデンを取り逃がしたと艦内放送で報告する。
『大変だ! ブライト艦長たちがバウムガルデンを取り逃がしたぞ!』
「何ですって!? 甲児やゲッターチーム、アムロも居るのに! 敵は何をやって追撃を振り切ったの?」
『敵は迎撃隊に捨て駒にした挙句、自爆攻撃させ、その隙に逃げたようだ! 全く、味方に自爆攻撃させるとは、恐ろしい奴だ!』
この絶対に勝てる面子が揃っているロンド・ベルが取り逃がしたと言う信じられない報告に、マーベルは受話器を取ってニーにどのような手段で追撃を振り切ったかと問う。それにニーは自爆攻撃を仕掛け、その間にバウムガルデンが逃げたと返す。
「味方にカミカゼをさせたのか!? 奴は!」
「兵をその気にさせるなんて! ドレイク以上の敵だわ!」
『とにかく今はブライト艦長たちが先決だ。合流した後、彼らと対応を練る』
ショウもまた味方を捨て駒にした挙句、自爆攻撃をさせたバウムガルデンに怒りを覚え、マーベルもまた怒りを覚えたが、あの精鋭たちから逃げ果せた恐ろしい敵だと評する。
「なるほど。では、アヴェンジャーズを招集するかどうか、会議でバウムクーヘンを食べながら決めることにしよう」
ニーがロンド・ベルと合流してから対策を練ると告げてから通信を切れば、特に驚いた様子を見せないドクター・ストレンジは、ジョークを口にした。
ロンド・ベルとの合流を急ぐゼラーナの格納庫には、あの
皇帝ラインハルトを討ち取ったことで、ワルキューレは帝国再建委員会に百合帝国の再建を認めた。
最終的に怪物となったラインハルトを倒したことは疑問であるが、人でも怪物でも他の世界の脅威なのは確かなので、倒したターニャが属する帝国再建委員会の条件を呑んだのだ。
この決定はワルキューレ内で波紋を呼び、再建を妨害する目的で戦場に乱入したアガサ騎士団やメイソン騎士団は特に反丹の意を表したが、乱入の件で聞き入られることはなく、アイン・ラントでイヴ人の国家である百合帝国は再建された。
怪物と化した皇帝ラインハルトを討ち取ると言う最大の戦果を挙げたターニャ・フォン・デグレチャフ空軍中佐は、国家功労賞と英雄賞を受賞し、その功績を称えられて大佐へと昇進した。異端の変異種であるターニャを認めたくなかった上層部も、観念してようやく彼女を認めた。
功績を称え、転属願いも受け入れてくれるので、ターニャは念願であった後方での安全勤務を果たすべく、平穏な辺境に配置されている空軍野戦師団の転属を要請する。あれほどの功績を上げ、英雄とも言える者が出世コースが期待される本土勤務ではなく辺境を所望するなど、通常では考えられない物であったが、まだターニャを認められない者たちはそれを受け入れ、転属を認めた。
こうしてターニャは、原隊である特務航空魔導士大隊を駐屯地に残し、野戦師団の師団本部付き航空魔導士小隊に転属する。晴れて、前世からのターニャの願望が叶ったとも言えるだろう。部下たちも含め、あのアーデすらも、この上層部が決めた左遷とも言える転属に不服であったが、誰もがターニャの気持ちに気付くことは、今後とも無いだろう。
「ようやくだ…辺境とは言え、安全な後方だ…! 念願の後方勤務だ!」
転属先である空軍野戦師団の本部へ来たターニャは、容姿と同様の子供のようにはしゃいだ。
この空軍野戦師団と言うのは、ナチス・ドイツ軍の空軍内で編成された地上部隊とほぼ同様の名で装備も同じく二級戦だ。変わっていると言えば、二個連隊とその他雑多の部隊ではなく、対空連隊を含め、四個連隊で編成され、人員が多めになっていると言う事だろう。尚、人員は全てイヴ人で構成されている。
「左遷のようであるが、昇進の機会は残っているはずだ。まぁ、大してそんなに変わらんが、ゆくゆくは出世コースに溢れる本土への転属も可能なはずだ。その頃には、本土への空襲は無くなっているだろうて」
空軍野戦師団が配置された場所の余りの平和っぷりに、ターニャは昇進の機会は少ないと睨んでいたが、少しばかり功績を上げれば本土への招集があるだろう楽観的な観測を抱く。
なぜ本土勤務ではなく、ターニャがその辺地を選んだ理由は、アイン・ラントで再建して間もない百合帝国本土に嫌がらせの空襲とテロがあると予想してだ。この再建はかなり波紋を呼んでおり、それを嫌う勢力による本土空襲やテロの危険性が高い。
ターニャはそんな面倒ごとに対処する日々を嫌い、それとは無縁の辺地への勤務を希望したのだ。自分が何かしらの功績を上げる頃には、終わっているだろうと見込んでのことだが。
「一介のテロ組織上がりとはいえ、国家再建を果たした奴らだ。この私が居なくとも、上手く立ち回るだろう」
国家再建を目的とした帝国再建委員会の手腕に期待しつつ、ターニャは自分の配属先へと進んだ。
この後、再び戦闘団となった原隊を率いて数多の戦場を駆け巡ることを知らずに…。
「見付けましたよ。そこにいらしたのね」
アイン・ラントにて再建された百合帝国の首都にある総統府の執務室にて、再建に伴って委員長から新総統になった人物は、手にしている端末の映像に映るバウムガルデンの姿を見て笑みを浮かべていた。その容姿はイヴ人なので当然の如く美しく、長い青みがかった艶やかな黒髪が印象的だ。
バウムガルデンを見て笑みを浮かべ、女性らしく恋心を抱いていると思いきや、右手の握り拳が震えており、その男に対する強い殺意が窺える。そんな時に、再建から十日も経たない首都に、空襲警報が鳴り響く。
ターニャの予想は当たったようだ。
「おや、速いですね」
総統も何処かの敵対的な勢力が仕掛けて来ると予想しており、冷静であった。予想外なのは、十日ほどで空襲を仕掛ける事であるが、それでも淑女の如く窓を見て、何処の勢力が空襲を行ったのか確認する。
「総統閣下! た、直ちに地下壕へのご避難を!」
「あら、その為に防空部隊が居るのでは?」
護衛の将校が総統に避難を促すが、彼女は防空部隊を信用して動く素振りを見せない。避難を促す将校は実戦経験も無ければ、空襲の経験も無いらしく、怯えた様子を見せていた。彼女が率いる部下たちも、同じようでライフルを持つ手を震わせている。そんな時に、総統府の近くに空襲を仕掛けた部隊の爆弾かミサイルが着弾する。
「ひっ!?」
「近いわね。さぁ、地下壕へ避難しましょ」
「は、はい!」
爆撃に怯える護衛部隊を他所に、彼女はまるで落雷のような感覚で爆弾が近くに落ちたことを理解し、護衛らに地下壕へと向かうと告げる。それに部下たちは震えながら続いた。
「畜生が。任務失敗のツケはテロ国家の首都空襲かよ」
百合帝国での空襲を行っているのは、ミッシングリンク隊のアイオーンであった。バルキリーのVF-31Aカイロスを駆り、他の僚機と共に搭載された首都へ爆弾を適当に投下している。不満なアイオーンが率いる空襲部隊に向け、当然ながら対空砲火と迎撃機が来るが、迎撃機は旧型機であるために適当にあしらわれている。
「何故こんな無意味な空襲を…?」
リィ・ファームもVF-31Aに乗り、空襲に参加していた。自分からすれば、無意味とも言える空襲に疑念を抱く。元気の事が気になるが、上司であるスミスからは忘れろと言われるばかりだ。そんな不安な気持ちでも、命令に従わねばならず、こうして空襲に参加している。
「各機、首都に侵入した賊を叩くぞ! 既に先発隊が交戦しているが、苦戦しているようだ。直ちに急行せよ!」
増援として出撃したのは、YF-29Bパーツィパルの編隊だ。それを率いる長機に乗るのはソリル・ディゼルであり、同型機を率いて空襲を行うアイオーンらの迎撃を行う。ノヴァーナ・アプトのVF-31Cジークフリートも続いており、同じバルキリー同士による空戦が始まった。
「こっちに落ちて来ねぇだろうな?」
空襲は首都のみで行われているが、周辺の広がる麦畑で収穫を行う農民たちは、こちらにも空襲が及ぶのではないかと不安になる。
「随分と適当だけど、こっちには来ないよね?」
あの戦闘の功績を認められ、軍を退役したパール・カーシアも、首都から聞こえる爆発音と空戦で墜落する両軍の機体を見て、周囲の農民たちと同じく不安な気持ちで上空戦を眺めていた。
百合帝国の再建は、ワルキューレ内に居る複数のイヴ人部隊に離反を促した。イヴ人の国家である百合帝国と合流し、それに加わろうと言うのだ。離反する規模は小隊や中隊、大隊と言った小規模な物が大半を占めていたが、時には連隊や師団以上の離反もあった。
「賊軍に合流するために、離反するとは! 目標は既に反乱軍である! 全力で排除せよ!!」
メイソン騎士団と随伴するワルキューレの部隊が排除しようとする離反部隊は、兵員が全てイヴ人で構成された陸軍の二個機甲師団だ。二個以上もの離反は、再建して間もない百合帝国を調子付かせることに繋がりかねない。それに見せしめも含まれており、再建に反対の立場を取るメイソン騎士団は、いつにも増して本気である。
部隊長の騎士の号令の下、メイソン騎士団のMSやKMF、ゾイドと言った機動兵器は一斉に百合帝国に合流しようと固まって行動する反乱軍二個機甲師団の側面から一斉に急襲を仕掛ける。その後から大帝国軍討伐に参加していた部隊も含めるワルキューレの部隊も続いた。
「ダークスパイナーの必殺技で! あれっ!?」
まだメイソン騎士団に属していたアリッサ・セイバーは、乗機のダークスパイナーが持つジャミングウェーブで反乱軍の機甲部隊にハッキングを試みるが、電子戦装備が充実しているのか、余り効果は無かった。そんなアリッサのダークスパイナーを排除すべく、戦術機のMiG-29十二機が突撃砲を撃ちながら突っ込んでくる。無論、ダークスパイナーは自力で応戦できるほどの性能を持っているので、直ぐに中隊規模の戦術機に対処する。
「ロケットとミサイルは撃滅だ! 一発も通さんぞ!!」
ガンパックと呼ばれる専用のアーマード・パックを装備したVF-11CサンダーボルトⅢを駆るシーン・プライセルは、反乱軍が放つミサイルを乗機の火器を乱射して迎撃する。百発ほどがロケット弾と共に撃ち込まれているが、その全ては迎撃されている。
「反乱軍共よ! その首、置いて行けーッ!!」
メイソン騎士団と共に突っ込む専用のエンブレムを刻んだジンクスⅣを駆るカーラ・ドゥルヴァティーは、迎え撃とうとするMiG-29やSu-27と言った戦術機に襲い掛かり、GNビームサーベルで切り裂き、空いた左手で敵機の首をもぎ取る。
「フハハハッ! こいつは凄ェ機体だ! イヴ人共が寄越す機体とは段違いだぜ!!」
あの戦いで負傷し、メイソン騎士団に回収されたヘルマン・ヨーゼフ・ホイジンガーは、その腕で戦力として認められ、騎士しか乗ることが出来ないはずのレギンレイズを与えられた。
レギンレイズを与えられたことで他の騎士たちからは反感を買ったが、ヘルマンは手足のようにレギンレイズを巧みに動かし、戦術機や地上で防衛陣形を取るT-90戦車数両を瞬く間に撃破して反感すらを黙らせるほどの活躍を見せ付けた。
「こいつの性能なら、イヴ人共なんぞムシケラ以下よ! ガンダムの首を持って寝返った甲斐があったもんだ!」
元気のガンダムXの首を持ってメイソン騎士団に鞍替えしたヴェストゥムもまたティラノサウルス型ゾイドであるジェノブレイカーを与えられ、機体の圧倒的な性能を活かし、反乱軍の機甲部隊を蹂躙していた。
『隊長、助けに行くか…?』
「まぁ、助ける他に無いだろ? 俺たちに拒否権なんて無いんだからな!」
反乱軍を蹂躙するメイソン騎士団とワルキューレの連合部隊の様子を、帝国再建委員会改め、百合帝国軍の回収部隊は見ていた。
正式な国家の正規軍になったとは言え、人間の兵士たちの扱いは変わらない。それを理解しているラドラル・ラドリオは、部下の問いに命令だから救援に向かわねばならないと返し、自身が駆るランディマン・ロディのペダルを踏み、所属する機甲連隊と共に反乱軍を蹂躙する連合部隊に攻撃する。
その回収部隊にもイヴ人の将兵も参加しており、ニコレのガンダム・ニコレ、アモレ・ディヴァンパーレのガンダム・アモン、航空魔導士の通信兵であるマイーラ・シエルトフ、オークの航空魔導士のゴズン・ベウニ・ゥ・山崎の姿もあった。
バイストン・ウェル。
そこは、地上から決して覗けないパラレルワールドであり、死後の魂が辿り着く安息の地とも言われる世界だ。ショウたちが使うオーラ力の源でもある。
三つの層に別れており、上の層がウォ・ランドンと呼ばれるチャム・ファウなどのフェラリオたちが住む水の国にして、天空の海の世界。中の層がコモン界で、コモンと呼ばれる人々が住む中世ヨーロッパのような世界。下の層がボッブ・レッスと呼ばれるガロウ・ランの住まう暗黒世界だ。
今回は上の層であるウォ・ランドンの水の国にて、皇帝ラインハルトが率いる大帝国軍と帝国再建委員会、ワルキューレ、アガサにメイソンの両騎士団との戦いで散った二人の魂が、ミ・フェラリオとして転生した。
「新しい命よ!」
水の国の豊かな自然の中で、ミ・フェラリオたちは新しく生まれる命に周囲を飛び跳ねるように舞い、はしゃぎ回っていた。フェラリオは母体から生まれるのではなく、花から生まれるのである。
ミ・フェラリオとして転生し、新たにバイストン・ウェルに生まれたのは、あのクルス来夏によって洗脳されていたミレイナであった。金色の髪を持つミ・フェラリオとして転生したミレイナは産声を上げ、他のフェラリオたちに抱き上げられた。
「こっちにも新しい命が!」
次に生まれた転生して生まれたフェラリオは、家族と仲間の仇を討つために己の命を投げ出して機械の巨人となり、仇を取れずに無惨に敗れたアルシエル・ル・ミシャだ。ミレイナと同じく産声を上げ、フェラリオたちに抱き上げられてあやされる。
二人の前世は辛く、地獄のような人生であったが、このバイストン・ウェルの世界にミ・フェラリオとして生まれ変わったのなら、十分に報われて幸せと言えよう。
転生した世界の名はバイストン・ウェル。そこは、魂の安息の地なのだから…。
バイストン・ウェル~♪ のぞけます
今回は応募者のキャラを一人か二人ずつ登場させました。
すまねぇ、ケツアゴさん。クイーシャとバナナ、出せなかった(汗)。それにリオンテイルさんも、ゴズン名前だけでごめんね。
最後の方で、散ったミレイナとアルシエルをミ・フェラリオとして転生させるのは、ダンバインの監督である冨野監督が没にした最終話の案の一つ。
理由は前のイデオンの最後と被るから。
取り敢えず、次回は何にするか考えてねぇ(笑)。
活動報告で言うから、そん時はまた気軽にご参加ください。