【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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スパルタンⅤ
従来のスパルタンに不満を示した軍上層部のタカ派による第五世代計画に生み出された超人兵士たち。
HALOシリーズに登場する超人兵士スパルタンの第五世代だが、凄まじく連邦の闇を感じる物。
言うなれば、ガンダムの強化人間や生体CPU、パーフェクトソルジャー、スパロボOGのゲイムシステムの技術をスパルタンに応用し、完全なる兵器化を目指した物。
当然、ハルゼイ博士は関与していない。そもそもUNSCはデータを強引に取られただけで、計画に参加させて貰えなかった。
主な人員は囚人兵、刑務所から無作為に連れて来た凶悪犯や死刑囚を含める囚人、放浪者、街の不良、ニート、そんで志願兵と一般からの応募と様々。
ガルダーゴンでの決戦に備えて編成されていたが、調整が間に合わず、初陣は反戦デモ制圧と言うなの虐殺。

先に述べた通り極めて闇深い物で、もはや生体CPUとなんら変わっていない。
前世代のスパルタンからは、参加人員と初陣での行為からか、スパルタンの面汚しとして嫌われている。

羽翼正義(うきょう・まさき)
連邦軍タカ派の代表格の将軍。年齢は45歳で階級は元帥。
国粋主義な架空戦記の主人公のような人物であるが、作者補正を抜いた感じ。つまりバスクかただの狂人。出身地は保守的な地域のようだが、極右思想が強い地域。
今どき珍しい純日系だが、萌え文化を蛇蝎の如く嫌っている。本人曰く「麻薬のような毒物」だの事。
かなり右に偏っており、右翼=正義有能で、左翼=無能悪と言う国粋主義作家並みの思想の持ち主。性格もタカ派であってかなり過激。
最悪な事に正義はマジで有能であり、数々の作戦で連邦軍を勝利に導いてきたが、無駄に持てはやす所為で更に過激となっており、自分に逆らう者が全て悪と見えるようになっている。故にハト派や真面な軍人らからかなり嫌われ、タカ派にも危険人物と見られている。
スパルタンⅤ計画の立案者である。


スパルタンⅤ
未だ戦火は収まらず…


 統合連邦と惑星同盟との戦いは惑星ガルダーゴンでの決戦後、休戦条約が結ばれた。

 両勢力は戦力回復の為、これで戦争は暫くは起こらないと思われていたが、休戦条約は連邦と同盟に参加する勢力と国家群のみであり、中立を示している国家は含まれてはいなかった。

 

 連邦と同盟の双方は戦力回復を行う傍ら、背後の心配と自制力内に潜む反乱分子を排除すべく、徹底的な制圧戦を展開し、背後と兵站の安全を確保していた。

 同盟軍は失った勢力圏内を補うべく、自軍勢力内に近い中立地帯や中立を維持する惑星や国家、コロニーサイドへ軍事的恫喝を掛けて無理に自軍に参加させ、拒否すれば侵攻した。

 一方で連邦軍もまた、同盟軍と同様に自軍につかない中立国家や惑星、国家、コロニーサイドへと同じように軍事力で恫喝し、拒否すれば侵攻を行った。

 

 連邦軍の勢力圏内で中立を謡う一人の支配者と国家運営AIによる独裁国家「ゲイムランド」も、連邦の要請を蹴ったとして、侵攻を受けようとしていた。

 

 

 

「僅か、僅か三週間余りで前線送り…! しかも、所属部隊ごと…!」

 

 今まさに連邦軍の侵攻が始まらんとする連邦軍の勢力圏内にある惑星内にある独裁国家「ゲイムランド」にある帝国再建委員会改め新百合帝国の借地にて、空軍の二級戦部隊である野戦師団ごと配属されてしまったターニャ・フォン・デグレチャフ空軍大佐は、再び前線送りにされて絶望に打ちひしがれていた。

 彼女が配属された空軍野戦師団は、比較的脅威の無い地域に配置される二級戦部隊であるが、建国間もない新百合帝国軍は戦力不足であり、野戦師団が定員を満たしている為、陸軍の二個旅団と共にヴィンデル・マウザーが支配するこの世界へ転属されてしまう。

 

 そもそも帝国再建委員会がヴィンデルの世界で活動できていたのは、ゲイムランドの国家運営AIをハッキングし、そこを活動拠点にしているからである。

 もうこの世界で手に入れる物は回収し、多大な犠牲を払って国家再建を果たしたが、まだ撤収は済んでおらず、その途中で連邦軍の侵攻を受けると言う情報を掴んだため、こうして完全な撤収の為に時間稼ぎの部隊を呼び寄せたのだ。

 空軍野戦師団は国家再建の英雄であるターニャさえ居なければ、配属された無かったように見えるが、戦闘部隊として定員を満たしているので、どのみち戦力不足であり、この世界へ送られる事は確定しただろう。

 

「圧倒的な物量で迫る敵に、あんな戦力にならんお荷物な部隊なんぞぶつけて、守れると言うのか…!」

 

 圧倒的な物量で侵攻してくる連邦軍に、ターニャは自分の所属部隊の練度の低さを嘆いていた。

 空軍野戦師団は、空軍が余剰人員とワルキューレから引き抜いた人員や捕虜、帝国再建委員会に参加するイヴ人の貴族の息女で編成されている地上部隊だ。人員は定数を満たしてはいるが、装備と練度の方は戦力外も良い所である。

 その軍隊とは思えぬ戦力外部隊に配属されたターニャは、比較的安全な地域から移動は無いとみて怠けていたが、自信が呪う存在Xの仕業なのか、この危険な世界の前線に配置されてしまった。

 

「全く、東部戦線以降の地獄だわ!」

 

 ゲイムランドの借地には、装備と人員が充実している陸軍の人間部隊で編成された第13装甲師団と第13歩兵師団が予め配置されているが、二個の装甲旅団とお荷物師団の援軍では、心持たないだろう。

 そんな劣悪な状態で撤退までの時間稼ぎに、ターニャは苛立ちながら地面に転がっている石ころを蹴った。

 

 

 

 独裁国家「ゲイムランド」侵攻が何の手順も無しに決定された事に、連邦軍の上層部では意見が割れていた。

 侵攻決定を推しているのは、主に三輪防人やハザードを初めとするタカ派の将官らだ。彼らは自分らに付かない国家は、武力で叩き潰すべきだと声高に主張している。

 

羽翼正義(うきょう・まさき)元帥なら、あの極潰しのクズ共が巣食う悪徳国家など、僅かな時間で滅ぼしてしまうだろうな!」

 

「その通りだ。ゲイムランドはAIに支配されている国家だ。AIに操られている指導者の国家など、即刻粉砕すべし! いつ寝首をかかれるか分かった物ではない!」

 

 案の定、三輪を初めとするタカ派の将官らが、自分らの代表格である羽翼正義が指揮する部隊がゲイムランドに侵攻すると聞き、過激な主張を声高に叫び、その侵攻を称賛している。そんなタカ派の主張を、ハト派や真面な将官らは黙ってみているだけだ。

 

「やれやれ、いつ休戦が破られると分かった物ではないのに、戦力回復に集中せずに戦争を続けるとは」

 

 同盟軍との休戦を利用し、戦力回復に専念すべきだと言うピクシー元帥であるが、タカ派の者たちは誰一人として聞いていない。

 

「ところで、羽翼元帥指揮下の軍集団の他に、コロニー連合(UCA)軍の部隊と、聞き慣れぬスパルタンⅤと呼ばれる部隊があるが、これはなんだ?」

 

 タカ派の声が響き渡る会議室内にて、一人の将官がゲイムランド侵攻作戦に、自分らに聞き慣れないスパルタンⅤと呼ばれる部隊の事をタカ派に尋ねる。これにタカ派の将官らは、意気揚々に新しいスパルタンであると答え、同席しているUNSCの代表者らは眉をひそめた。

 

「新しいスパルタンの世代だ。従来のスパルタンとは違って戦闘力は格段に高く、我々に忠実だ。ガルダーゴンでの決戦には間に合わなかったが、実戦での即時投入可能な状態となっている。平和デモと言う暴徒共の制圧で、それが証明されたことだしな!」

 

「…虐殺の間違いだろ」

 

 従来のスパルタンよりも戦闘力は高く、連邦軍に忠実であると三輪は豪語する。既に実戦は行っているようだが、その初陣である暴徒制圧と聞いたUNSCの代表の一人は怒りを覚え、暴徒制圧を虐殺と表した。

 軍国至上主義のタカ派らにとって平和は悪なようで、それを高らかに主張する民衆は、彼らからすれば暴徒に見えるようだ。

 

「羽翼元帥はガルダーゴンでの決戦に参加できなかったからな。この侵攻作戦で思う存分に手腕を振るってもらおう」

 

 そんな意味の無い会議は、軍の総司令官の一言で解散となった。

 

 

 

 ゲイムランドの近海にて、海を覆ってしまうほどの数の水上艦艇で編成された連邦軍の大艦隊がゲイムランド周辺を包囲する形で展開していた。隣接する地上からも陸上戦艦の大群が待機しており、いつでも侵攻できるようにその号令を待っている。上空でもUCA軍の巡洋艦で編成された艦隊が陣形を組み、地上攻撃の命令を待っていた。

 上空の艦隊の艦載機は数えるのが馬鹿らしいほど展開しており、海の上に浮かぶ無数の艦艇からも、飛行能力を持つドートレスフライヤーやジェットストライカー装備のダガーL、量産型ヒュッケバインMk-Ⅱがいつでも出撃できるように待機していた。航空機は攻撃が出来るように、続々と空母から発艦している。

 

「これ程の物量を相手に要求に応じんとは、ゲイムランドの国家主席は相当な馬鹿だな。それとも、余ほど勝つ自信があるのか」

 

 上空から地上、海上を埋め尽くすほどの大群を率いる司令官である羽翼正義元帥は、座乗艦にしている上空に待機する巡洋艦の艦橋にて、これほどの大群相手に要求に応じないゲイムランドの国家主席を馬鹿か、勝つ自信があるのかとほくそ笑む。

 事実、あれほどの大群を前にしてゲイムランドは防衛体制を維持し、いつでも交戦できるように備えている。どちらが勝つか、この戦力差を見れば一目瞭然である。

 それなのにゲイムランドは戦おうとしている。無謀な戦いを選択したのは、国家運営を担うAIが判断だ。もっとも、そのAIは勝手にゲイムランドに施設や活動拠点を設けている勢力のハッキングを受けての事だろうが、完全にAIに依存しきっているゲイムランドの国家主席は気付いていない。

 

「どちらにせよ、暴徒相手では大したテストにならんからな。精々いいデータが取れるように頑張ってくれよ、国家を自称するゴミ共」

 

 これ尾ほどの物量を相手に抵抗の意思を見せるゲイムランドに、羽翼元帥は自身が計画したスパルタンⅤの実戦データが取れるように、頑なな抵抗を期待しつつ、UCA軍を含める配下の軍勢に攻撃命令を下した。




活動報告にて、参加者募集中です。

誠に制限がある募集ですが、ご参加いただけたら感謝の極みです。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=302724&uid=14346
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