【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
性別:男
年齢:?
階級:大佐
所属:ワルキューレ特務暗殺部隊 レッドベレー隊
武器:鉄爪 吸血ニードルナイフ
拳法:南斗無音拳
概要:通称「カーネル」。部下含め野戦迷彩服にレッドベレー帽なので、彼の直属部隊は「レッドベレー隊」と呼ばれる。彼の顔面に縦の傷が数本あり、また右眼の黒い眼帯が数々の修羅場を潜り抜けてきたことを想像させる。
一人で500人を殺せるといわれるレッドベレーの威信をかけ、今回の暗殺任務には後述の部下を含めた50数余名で参戦した。そいずれもニードルナイフなどのナイフを使った軍隊格闘術の名手ばかりである。
元ネタは北斗の拳に登場するカーネル(二回目)。
キャラ提供は神谷主水さん
名前:ショーマン・ジロックロ
性別:男
年齢:54
階級:特務
所属:ワルキューレ特務暗殺部隊
乗機:デモンベイン・ヤルダバオト
概要:燕尾服にシルクハットで洒落た杖を持つ初老の紳士、左手側にCOMP状のコンピューターを付けている
ワルキューレ特務所属のデモンベイン系魔導士でネクロノミコン電子語写本の保持者
特務暗殺部隊としてはデモンベイン系魔導士としての生身での戦闘力に加え、セキュリティの高い場所でも本人が侵入出来れば、内部から特機(鬼械神)を出現させての強襲が可能という、隠密性と破壊力を兼ね備えた人員
キャラ提供はリオンテイルさん
名前:ジダン・ガルファール
性別:男
年齢:48歳
階級:テノジア軍機動兵器部隊大隊長
所属:テノジア軍
乗機:KGF バタララン・ドゥ
概要:故ヴァフリズ大将軍の腹心であり、その息子であるダリュン・ヴァフリズに絶対の忠誠を誓っている。
名前:ガルム・マッドアイ
性別:男
年齢:不明
階級:特務大尉
所属:ワルキューレ特務暗殺部隊
武装:バトルアーマー(外見はゴーカイジャーのキアイドー)、魔法
概要:本来はミッシング・リンク隊の一員であり今回はスミスの命令で特務暗殺部隊に出向している。
ブーツホルツと同じく人造魔導士手術を受けており、専用バトルアーマーを着用することで本人の戦闘技能も相まって極めて高い戦闘力を持つ。鋭利なブレードと大型のブラスターを武器に持つ。
キャラ提供はRararaさん
ジークフリード・シュナイダー&マフティ
スミスがターニャ暗殺の為に用意した傭兵の刺客コンビ。
ジークフリードはスイス出身の傭兵の拳法家で、世界中のありとあらゆる拳法を身に着けている。
マフティは元グルカ兵であり、鉈を手足のように扱う。
キャラ提供はG-20さん
オリキャラ編
名前:ダリュン・ヴァフリズ
性別:男
年齢:20歳?
階級:テノジア軍大戦士
所属:テノジア軍
武器:剣、槍
概要:外見が戦闘力騎兵五千騎で、殿下大好きの若手万騎将に似た男。
父の大将軍は過去の大帝国との戦争で戦死しており、その父を殺したラインハルトを討ち取ったターニャを仇と見て、テノジア軍を率いて参戦する。
戦闘力はすさまじく、アガサ騎士団の勇者やアガサライガー、メイソン騎士団のレッドランサーと同じく一騎当千者。
テノジア軍
アガサ騎士団やメイソン騎士団が出て来るChivalry: Medieval Warfareに登場する勢力の一つ。
モデルは実在した十字軍と対峙したイスラム連合軍かオスマン帝国。アニメ的に言うと、クシャーンやパルス王国みたいなアラビアンな連中。
この二次創作では両騎士団以上に強化され、シルバリー合金のみならず、現実の中東諸国の現用装備に加え、クシャーンやパルスみたいな鎧を着た連中まで居る。
アンオスゴタ王子
テノジアのオリキャラ。第二王子。性格は典型的な我儘で自己中心的な王子。
ラインハルト討伐で名を上げたターニャを討ち取り、その功績で王位継承権を得ようとする野心家。
自ら軍を率いてターニャ討伐に向かう。
ゲイムランド軍の戦術を見極める為、UCA軍を犠牲にした羽翼正義元帥率いる連邦軍の本隊が攻勢を始めた頃、スミスを初めとする新百合帝国が再建したことに反発するワルキューレ内の者たちは、その立役者であるターニャ・フォン・デグレチャフを抹殺すべく、刺客を送り込もうとしていた。
「これ以上、イヴ人共が図に乗る事が腹立たしくてならん!」
「左様。彼奴等にもお灸を、否、敗北を再び突き付けねば!」
「直ちに攻撃を! 戦力が半減している今なら、容易く粉砕できる!!」
会合場所にて、新百合帝国に反発する者たちは各々が持つ戦力で攻撃を実施しようとしていたが、アガサやメイソンと言った軍閥勢力に匹敵するほどの勢力を持ち、反発グループのリーダーとも言えるテノジア軍の代表者は抑える。
「静まれぃ皆の衆! いま攻撃したところで、またも長きにわたる小賢しい残党共のゲリラ攻撃に悩まされるだけよ! それより我らテノジアは、この者の抹殺を提案する!」
怒鳴って面々を黙らせたテノジアの代表者はある人物が写る写真を取り出し、それを机の上に叩き付け、取り出した小刀を突き刺して固定する。その写真に写る人物とは、ターニャ・フォン・デグレチャフであった。先に述べた同様、反発グループはターニャの抹殺しようとしていた。
「幼子を殺す? テノジアの者よ、狂っているのか?」
「その幼子が、悪の皇帝ラインハルトを討ち取ったなどと言う戯言を信じているのか?」
「そんな物、イヴ人共が我らを小馬鹿にする為に広めたプロパガンダよ!」
集まったグループの何名かは、ターニャが皇帝ラインハルトを討ち取ったことを信じておらず、新百合帝国のプロパガンダだと断じたが、テノジアの代表者の一人である鋭い眼光を持つ青年は、それが真実であると口にする。
「貴殿らの目は節穴か? あの我が父の仇である皇帝ラインハルトを討ち取ったのは、その写真の幼子だ。我もまた信じられなかったが、映像を見れば真であると判断した」
「ダリュン・ヴァフリズ、貴様も血迷ったか?」
ダリュン・ヴァフリズなる青年が真実だと言うので、血迷ったのかと問うが、付近の壁に腕を組んで寄りかかるスミスは証拠である書類を机に向けて飛ばし、事実であると告げる。
「事実だ。現にその化け物は、数々の劣勢を覆しやがった。クソったれ皇帝の首を刎ねた時を含めれば、六百万人は殺してる計算になる」
スミスがターニャの異常な戦績を語れば、グループに参加する各勢力の代表者らは机に置かれた書類を読み漁って、それが事実であると手を震わせる。
「こ、こんな奴が居るのか…!?」
「我らが属するワルキューレの、トップに君臨する戦乙女しか出せん数値だ…! もしやこの小娘は…!?」
「俺も信じられなかったが、それは真実だ。俺も戦乙女の一人と戦った経験があるが、その化け物には、あのお方と同等の力があると見える」
「そんなはずが無いだろう。ただの変異体の化け物だ。そんな化け物とあのお方たちと一緒にするんじゃない」
代表者らは、ターニャの戦闘力を自分らが属するワルキューレの上位に君臨する同じ名の戦乙女たちと同等と口にする。戦乙女と一度だけ戦ったことがあるダリュンも、代表者と同じ判断を下していたが、ターニャを化け物と断じるスミスは、一緒にするなと訂正を求める。
「しかし、イヴ人の極右勢力が英霊のみならず、アガサやメイソン、それにテノジアと同じく最高戦力を有しているなど危険だ! これ以上、その化け物が力を付ければ、いずれ奴らは我らを排除しに掛かるだろう!」
代表者の一人がこれ以上ターニャが力を着ければ、いずれ脅威となって新百合帝国が自分たちの排除に掛かると不安を高らかに口にすると、スミスはその為に集まっていると告げる。
「だからその前に消すんだろうが。その為に集まったんだ。それにテノジアのダリュンと他に、殺せそうな奴らも集めている。入ってこい!」
スミスはダリュンを初めとするテノジア軍の他にも、ターニャと対等に戦えそうな刺客たちを用意していた。彼が一声かければ、突如となく刺客たちは現れる。
「特務暗殺部隊レッドベレー隊長、ガズ・メックス大佐!」
突如となく姿を現した赤いベレー帽を被った迷彩服を身に着け、顔には黒い眼帯と縦の数本の傷を持つ歴戦錬磨の軍人を想像させる男は、ガズ・メックスと名乗る。
「ホホホッ! 私、ショーマン・ジロックロと申しまする」
燕尾服にシルクハット、杖を持つ洒落た格好の初老の紳士は、ショーマン・ジロックロと帽子を脱ぎながら挨拶する。彼の左腕には、COMP状のコンピューターが付いていた。
「この相手なら、退屈することはなさそうだ」
「うぉ!? この赤い武人、何者だ!?」
スミスがターニャ抹殺の為に呼んだ中で一際目立つ赤いバトルアーマーに全身を包んだ武人に、ダリュンの副腎であるジダン・ガルファールは驚き、何者かと問う。
「そいつはガルム・マッドアイ、人造魔導士だ。専用のバトルアーマーを身に着けることで、凄まじい戦闘力を出す」
「俺の虚しさを埋めてくれるのは戦いだ。更なる敵と戦うために、俺は人造魔導士となった。お前なら、俺を楽しまさせてくれそうだ」
「ぬぅ、貴様! やる気か!?」
ジダンの問いにスミスが名を答えれば、更なる強者との戦いを渇望するガルム・マッドアイは、ダリュンに視線を向け、戦おうとする。ガルムはターニャと戦うために、スミスに呼び出されたのだ。標的がターニャなのに、大型ブラスターを取り出してダリュンと戦おうとするガルムを、スミスは呼び止める。
「止せ、戦うのはこのガキの皮を被った化け物だ。標的はテノジアの怪物じゃない」
「恩に着る、スミス殿。俺もここで奴とやり合う気はない」
「フン、がっかりだ。まぁ、楽しみは後で取っておくのが一番だな」
「(な、何という化け物共を連れて来たんだ…!)」
このスミスの仲裁に、ダリュンは礼を告げる。スミスが呼び出した刺客たちに、代表者たちは震えていたが、まだ刺客は数十名も居た。
「ん? 貴様、拳法家か?」
「如何にも! 俺はスイス出身の傭兵、ジークフリード・シュナイダー。世界中の戦場を渡り歩き、ありとあらゆる拳法を極め、己の一部として来た!」
ただならぬ雰囲気で、ダリュンはジークフリード・シュナイダーなる傭兵が、傭兵でありながら拳法家であることを見抜いた。そうと分かったシュナイダーは堂々と名乗り、世界中の戦場を渡り歩くと同時に、ありとあらゆる拳法を極めたと、自分が極めて吸収して来た様々な拳法の構えを見せ付ける。
「フフフ、なら俺は鉈よ! 俺は元グルカ兵の傭兵マフティ! 既に鉈は俺の身体の一部よ!」
次に元グルカ兵のマフティは、鉈を自在に振り回しながら名乗り上げる。
「既にこれ程の人材を揃えているとは…!」
「本気だな。だが、殺れるのか? その小娘の皮を被った化け物は、同じ化け物であるラインハルトを殺したんだぞ」
「まぁ、テノジアの王子様がそこの五千騎の騎兵を一人で殺せる男のみならず、遠征軍を編成するくらいだからな。十分な数が揃っている」
各代表者らがスミスが呼び寄せた刺客たちに驚くが、皇帝ラインハルトを討ち取ったターニャに、その刺客たちで確実に殺せるのかと疑問を抱き始める。これにスミスは、テノジアの王子がターニャを殺すためだけに、遠征軍を編成したと答えた。同じテノジア人でも、ダリュンとジダンは知らなかったらしく、驚きの声を上げる。
「っ! 王太子殿下が遠征軍だと!?」
「何故に殿下が遠征軍を!?」
「なんだ、知らんのかお前たち。その王子様が、あの化け物にこっぴどくやられたことは知ってるだろ? それの仕返しの為に、十個師団以上の大群を率いてぶち殺しに行くのさ」
「確かに殿下はその化け物に辛抱を舐めさせられただろうが、我々だけで十分なはずだぞ。何故に自ら戦場へ出向くとは…!」
ダリュンとジダンが、テノジアの王子が自ら遠征軍を率いてターニャを討ち取ると言う事を知らないことにスミスも驚いていた。これに訳を話せば、二人は納得するも、自分等を信用していないのかと疑念を抱く。
「王子の遠征軍には、化け物を恨む奴らがわんさか参加しているそうだぜ。お前さんらが首を取って来るの待つより、自分から首を取りたいんじゃないのか?」
「くっ…! 王太子殿下は、我らの事が信用ならんと言うのか…!?」
王子の他にも、テノジアにはターニャに恨みを抱く者は多数いるそうで、遠征軍にはそのような人物が多数参加していると明かせば、ダリュンは自分たち討伐隊が信用されていないことに苛立ちを覚える。
「主君に信用されていないご様子とは、不幸ですな。ヴァフリズ殿。だが、テノジア軍や貴殿よりも先に幼女の皮を被った化け物を殺すのは、このカーネルだ!」
そんな苛立つダリュンを煽るように、ガズ・メックスことカーネルがターニャを討ち取るのが自分であると宣言すれば、他の刺客たちも討ち取るのが自分だと口々に言い始める。
「その女児の皮を被る悪魔、討ち取るのはこのショーマン・ジロックロでありますぞ」
「フン、軍人やら紳士よりも先にぶっ殺すのは、このジークフリード様だぜ! 俺が体得した北斗神拳で秘孔を突き、肉塊にしてやるぜ!」
「違うな。長い付き合いのあんたには悪いが、その幼女に化けた化け物を殺すのはこの俺よ! この鉈で殺せない奴は居ねぇ! あんな小娘、温かいバターを切るより楽だぜ!」
「いや、奴と戦うのはこの俺だ。俺の楽しみの邪魔をするな!」
「き、貴様ら…!」
カーネルの宣言に釣られ、刺客たちは手柄を巡ってこの場で殺し合いをしかねない雰囲気になった為、これを面白くないスミスは直ぐに呼び止める。
「止めろお前ら! 殺し合いをするのなら、標的をぶっ殺した後にしておけ!」
そのスミスの一声で一同はお互いを睨みつけ合いながらも、互いの得物を仕舞い、殺し合うのはターニャを殺してからにする。
かくして、ゲイムランドで圧倒的な物量を誇る連邦軍を前に死闘を演ずるターニャに、スミスを初めとする新百合帝国に反発するグループの刺客の手が迫らんとしていた。
新百合帝国に対して反発するグループの中で一番大きな勢力であるテノジアは、ターニャ討伐の為に大規模な派兵を行おうとしていた。テノジアの王子であるアンオスゴタ第二王子が、自らターニャ討伐遠征隊を率いる。その遠征隊の総兵力数は十七万であり、通常の戦車や戦闘機のみならず、MSやゾイド、AS、バルキリーと言った機動兵器もあった。
『テノジアの同胞達よ! 今は新百合帝国を名乗る賊軍が、我が母なるテノジアの地を踏み荒らし、汚し尽くしたことは知っていよう! 我らの決死の抵抗により、彼奴等をこの地より追放したが、その爪痕を癒すには数十年の月日を要する!』
自分の宮殿のバルコニーでアンオスゴタ王子は、眼前に整列させた配下の遠征軍に向け、戦意向上演説を行っていた。演説でアンオスゴタ王子が帝国再建委員会時代に、新百合帝国軍がテノジアを攻撃したことを言えば、演説を聞いている数十万のアラビア風味の甲冑を身に着けた兵士や、突撃銃などで武装した将兵等は拳を強く握る。彼らの故郷は、帝国再建委員会の攻撃を受けていたのだ。撃退はしたが、その爪痕は大きく、演説で言った通りに復興にはかなりの月日を要する。
『我らの討伐軍を卑劣な手段で攻撃し、諸君らの父や息子たちの命を奪った悪帝ラインハルトが討たれた事は知っているな? そのテノジア最大の仇であるラインハルトを討ったのは、あろうことか、今は新百合帝国と名乗る賊軍に属するターニャ・フォン・デグレチャフだ! かの者がいかような卑劣極まりない手で悪帝ラインハルトを葬ったかは知らんが、あの女児の皮を被る悪魔は我がテノジアの数多の同胞たちを葬った仇でもある! その者を我らテノジアの手で討てば、かのラインハルトを討ったこととなり、同時に彼奴に殺された我が同胞らの敵討ちも果たせるのだ!!』
演説において、ターニャがテノジアでの戦いに参加したことが明かされた。その撤退戦で殿を務めていたのか、数多のテノジア軍の将兵等を葬ったようだ。それをアンオスゴタは自分らの同胞達を殺した憎き敵だと演説で強調し、更には正義の帝国のラインハルトを討ち取ったターニャを討てば、両方の戦いで散ったテノジア軍将兵等の仇を取れると豪語する。更にアンオスゴタは、ターニャを討ち取れば、ラインハルトも殺したのも自分たちテノジアの者だと言い始めた。
『暴論かもしれんが、我らテノジアがラインハルトを討ち取ったことにもなる! あの女児の皮を被る悪魔さえ倒せば、後は烏合の衆であり、我がテノジアの軍勢が奴らの拠点に進軍すれば、陥落は必然! 新百合帝国と名乗るテロリスト共は賊軍に逆戻りだ! だが!』
ターニャさえ倒してしまえば、新百合帝国軍に残された者が烏合の衆であるとアンオスゴタは言うが、自分たちの大戦士であるダリュンに匹敵する戦士等が居ることを知らないようだ。
まだ見ぬ強敵の存在を知らないアンオスゴタは演説を続け、ラインハルトを討ち取ったターニャを相手に不安を抱く将兵等を安心させるため、テノジアが誇る大戦士であるダリュンが討伐たちに参加することを明かす。
『あの悪帝ラインハルトを討ち取った悪魔を相手にすることに不安を抱く者は居ろう! だが、我らには大戦士ダリュン・ヴァフリズ殿がついている! 我らテノジアが誇る大戦士殿もまた、卑劣な悪帝ラインハルトの前に散った大将軍ヴァフリズ殿の仇を討つべく、この遠征軍に参加したのだ! 大戦士殿のみならず、数多の強者たちも参加している! 諸君らを含めるこれ程の猛者が揃っていて、勝機が無いなどと口にする者は居るまい!!』
ダリュン・ヴァフリズはテノジアが誇る大戦士であり、彼の傘下を知った遠征軍の将兵等は歓喜する。更に士気を高めようと、アンオスゴタはダリュンに匹敵するほどの戦士が数名ほど参加していることを明かし、失敗するなどあり得ないと討伐成功を宣言する。
『宣言しよう! この討伐は確実に成功すると断言する! 怖気ついた者も居るまい! 我らの手でターニャ・フォン・デグレチャフを討ち取り、テノジアの名をワルキューレ内外の数多の世界に轟かせようぞ!!』
『おぉーッ!!』
ターニャ討伐が確実に成功すると宣言すれば、遠征軍に参加した将兵や戦士たちは歓喜し、空いた手を空高く上げて雄叫びを上げた。兵士たちの士気を最高潮に上げたアンオスゴタは演説を終わらせ、バルコニーを後にする。
「殿下、演説ご苦労様です。戦士や将兵等の士気は最高潮ですな」
「当り前だ。この俺の王位継承権を確実な物にしてもらわなくては困る」
側近が飲み物を持ってきた後、アンオスゴタはそれを受け取り、一口飲んでから自分の野心を隠すことなく口にする。このターニャ討伐遠征は、アンオスゴタが王位継承権を確実なものとする為であった。彼はターニャを討ち取った功績で名を上げ、テノジアの次期国王となる腹積もりだ。
「あの女児の皮を被った化け物に、散々コケにされたからな。おかげで他の兄妹たちの笑い物だが、悪帝ラインハルトを討ち取った事は感謝している。そいつを討ち取ったあの化け物を殺せば、俺の王位継承権は確実な物となる!」
テノジア軍を撃退した実績を持つラインハルトを討ったターニャを討ち取れば、テノジアの次期国王が自分になることは確実だとアンオスゴタは信じていた。
「首を洗って待ってろよ、女児の皮を被った化け物め! 既に勝利に必要な物は揃えている。後はこの俺が貴様の首を斬り落とし、テノジアの次期国王となってやる! その次はアイン・ラントへ侵攻し、そこに集まっているイヴ人共を蹂躙し、奴隷にしてやる!! そしてテノジアは俺の手によって、アガサやメイソンを超える勢力となるのだ!! フハハハ!!」
ターニャを討って自分がテノジアの王となれば、新百合帝国の本土があるアイン・ラントへ侵攻するつもりのようだ。新百合帝国を滅ぼしてイヴ人を蹂躙するか奴隷にした後も、アンオスゴタの野望は更に続くようで、その野望とは、アガサやメイソンの両騎士団を上回る勢力となることだ。
それを高揚しながら口にした後、高笑いしながらターニャ討伐の為の戦支度を行う為、宮殿を後にした。
今回は、テノジア軍&刺客の参戦でした。
本格的に出て来るのは、後半辺りかな?
なんか足りない気がするので、参加者を募集したいと思ってる。
やるかどうかのアンケートやるので、回答お願いしますね。