【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:オルセン・メルリゴラント
性別:男
年齢:27歳
階級:少尉
所属:水上艦隊所属航空機隊
乗機:ジェット・コアブースター
羽翼正義元帥指揮下の航空機隊の一部隊を率いる現場士官
出世欲と保身が程よくミックスされた俗物、可能な限りの安全を確保しつつ手柄になりそうな美味しい所だけ持っていきたい、出来るかどうかは別問題
キャラ提供はリオンテイルさん

名前:スパルタン・フラウロス(シェリー・フラウロス)
性別:女
年齢:17
階級:少尉
所属:スパルタンV(元地球連合所属)
ミニョルアーマー:ISよりの外見をしていて、右腕に巨大なクローアームを装備している
概要:ブルーコスモス陣営との政治的取引によって引き入れられた新型生体CPUであり、濃いピンクの髪色をしたギャル風の美少女。取り引き上洗脳処置は施されていない。
元々生体CPUとして高い能力を持ち、その上でスパルタンVの手術を受けたので戦闘能力はスパルタンVの中でも上位。
頭も含めて自身の能力に絶対の自信を持ち、自分よりも能力が劣っていると判断した場合、たとえ上司であっても従わず小馬鹿にするような態度をとる所謂『メスガキ』的な性格だが、逆に正面から助力を頼んでくるような素直な相手にはわりと甘い。

名前:スパルタン・ブライト
性別:男
年齢:29歳
階級:無し
所属:スパルタンV
乗機:ペーネロペー(オデュッセウスガンダム)
概要:元VRゲーム【スーパーバーニングPT】(この世界版バーニングPT)
のトップランカー。
その機動兵器での戦闘における高い適性を見出だされてしまい、『冤罪をかけて牢屋に入れる』と脅され、無理矢理改造を受けた。
結果、まるでいつものゲームのように『自慢の機体に乗って強いやつと戦い勝利したい』という気持ちが先行し、他人どころか自身の命さえ顧みないある種のバーサーカーになってしまっている。
キャラ提供はRararaさん

名前:エッジ・オコーネル
性別:男
年齢:25歳
階級:臨時大尉(元少尉)
所属:UCA陸軍第4水上分遣艦隊MS部隊(臨時隊長)
乗機:ジェムズガン
概要:UCA陸軍第4分遣艦隊のMS部隊の一隊員だったが、先の戦闘に於て上官並びに先任士官らが撃墜又は、負傷による戦線離脱により急遽臨時隊長に任命された苦労人。
指揮官としては最下位だったが、尉官クラスでの最先任であったため、隊長としての役割に四苦八苦しながらも任務を全うする。
キャラ提供はエイゼさん

名前:スパルタン・サンダール
性別:男
年齢:38
階級:無し
所属:スパルタンV
ミニョルアーマー:忍風戦隊ハリケンジャーの暗黒七本槍・七の槍サンダールを漫画URTRAMANのウルトラマンスーツの様に機械化した感じ。使用武器は原典同様大剣『赦悪彗星刀』。
概要:原典のサンダール同様、甘言で他者を操る事が得意で、スパルタンVに属する前からそれを発揮して各地で数々の内紛を起こしてきた。実はヴィンデル・マウザーの手の者の一人。
表面上は協力的だが、本質は冷酷な野心家で他者を信用せず私利私欲の為に利用する事だけ考えている。甘言だけかと思わせておいて素の実力もかなり高く、愛刀の赦悪彗星刀と鉄扇を用いて戦う。
キャラ提供は月見きつねうどんさん

名前:スパルタン・クロウ(クロウ・ホライゾン)
性別:男
年齢:23
階級:少尉
所属:スパルタンV
武器:ミニョルアーマー(中長距離銃撃戦仕様)
黒い電磁迷彩機能を持つミニョルアーマー。
サイドアーマー内には精密射撃時に地面に固定する2本のパイルバンカーを収納され、中距離用にMA5Dアサルトライフルと接近戦用の直刀を持っている。背部には大型の二脚付きスナイパーライフルを装着している。
概要:元傭兵の茶髪のロン毛を後で縛った男。
キャラ提供は(OwO)さん


強襲、スパルタンⅤ

 遂に戦場にスパルタンⅤが現れた。

 ミニョルアーマーを纏う者たちと機動兵器を駆る者たちに別れ、ゲイムランド軍のゲーミング部隊に襲い掛かる。

 

「なんだ、あいつら?」

 

「知るか! スコア更新だぜ!!」

 

 新手として現れたスパルタンⅤ等に、前線に出ている機体を遠隔操作しているゲーミング部隊のゲーマーたちは、自分のスコアを稼ぐために襲い掛かる。だが、スパルタンⅤはUCA軍や連邦軍を遥かに上回る強さであった。

 

「ヒョウーッ!!」

 

 フォビドゥンヴォーテクスを駆るバッシュ1は、奇声を発しながらRFズゴックをトライデントで切り裂き、続けざまに一機、また一機と連続で撃破していく。

 

『な、なんだこいつは!? 攻撃が当たらねぇ!』

 

『チーターか!?』

 

 水中を自由自在に動くバッシュ1のフォビドゥンヴォーテクスに、ゲーミング部隊の隊員らは画面越しでも戦慄を覚える。

 

「ヒュアーッ!!」

 

 そんな狼狽えて動きが鈍くなったゲーミング機のゾノやアッシュ、グルジンに、バッシュ1は奇声を発しながらバックパックの両側の魚雷ポッドを撃ち込んで撃破した後、更には海上へ浮上して、インヴィンシブルの艦橋をトライデントで貫いて撃沈した。

 

「ヌゥンっ!!」

 

 MA形態のレイダー制式仕様を駆るバッシュ2は、機体の背に乗って居たギルティのストライクEを落とした後、レイダーガンダムと同じくクローのビーム砲を連射し、三機のリオン・タイプⅤを撃破した。

 

「くァァァッ!!」

 

 両肩の大型対空ミサイルでガーリオンやサイリオンを撃破した後、機体のMS形態へ変形させ、両手に握ったビームライフルを敵艦に向けて撃沈するまで連射する。穴だらけになったインヴィンシブルは、黒煙を上げながら轟沈する。

 

「アァァァッ! アァァァ!!」

 

 ガンバレルストライカー装備のストライクEを駆るギルティは、敵艦を足場にしながら四基の有線式ガンバレルを分離させ、目に見える敵機を撃墜していく。続けて二挺のビームライフルショーティーを取り、足場にしていた敵艦に向けて何発も撃ちこんで撃破した後、次の足場となる敵艦へ移る。

 

「ひぇ!」

 

 その際、ゴメルやウロッゾと言った水中用MSが襲い掛かって来たが、ギルティが駆るストライクEの前に撃破されるばかりだ。

 

「なんだあのストライクの動きは!? とてもスパルタンとは思えないぞ!」

 

 人間離れしたギルティのストライクEの動きに、それをスペングラー級強襲揚陸艦「プリピャチ」の艦橋から見ていたグレゴリーは驚愕していた。

 

「あ、あれがスパルタンⅤの力か…! ミニョルアーマーが無くとも、あれほどとは。俺たちは必要か?」

 

 随伴するジェットストライカー装備の105ダガー隊を率いるアルベルトは、スパルタンⅤの余りの暴れっぷりに、自分等が必要なのかと疑問を抱き始める。

 

「畜生、俺たちの出番が無いじゃねぇか! 俺の昇進はどうなんだよ!?」

 

 上空に飛ぶ複数のジェット・コアブースター編隊の一機のパイロットであるオルセン・メルリゴラントは、自分の昇進の機会が奪われたことに腹を立てていた。

 

「いよいよ、初陣か。俺を退屈させるなよ!」

 

 オデュッセウスガンダム(ペーネロペー)を駆るスパルタンⅤであるスパルタン・ブライトは、嬉々としながらゲイムランド軍に攻撃を仕掛ける。初めに敵集団に向けてビームライフルを連発し、一機を撃破すれば、散会した敵機集団に向けてファンネルミサイルを放つ。

 

「逃げようとしても無駄だ! ファンネルミサイル!!」

 

 ブライトの叫びと共に放たれた三十四発のファンネルミサイルは、脳波コントロールで目標に向かって行くタイプだ。通常のミサイルとの違いは、ありとあらゆる方向から攻撃するオールレンジと同じく、迎撃が困難な不規則な機動をしながら目標へ向かって飛んでいくのだ。

 それぞれのファンネルミサイルに標的とされた三十四機の敵機は、躱す術もなくミサイルに当たって撃墜されていく。それを見たブライトは、己の強さに自惚れた。

 

「はっはっはっ! こいつ強ェーッ!! 垢BANは確実なチートだな、こいつは!!」

 

 標的にした全ての敵機が撃墜されたのを見て、ブライトは高笑いしていた。

 

「どうしてみんな、援護してくれないの!?」

 

『あいつ等、このガンダムを前に出して何もしてない?』

 

 高性能機のガンダムタイプに乗るスパルタンⅤ等が活躍し、戦局を連邦軍の方へ傾けようとする中、量産型F91に乗るスパルタン・レイニーは、ユイ・カナタが遠隔操作しているサイリオンに苦戦していた。

 全く援護しない後続部隊にレイニーは動揺しつつも、機動性を活かして攻撃してくるサイリオンのレールガン攻撃をビームシールドで防ぎ、ビームライフルで応戦する。

 

「あれがスパルタンⅤの力か? なんで引きこもり如きに手こずってるんだ?」

 

『多分外れだろうな。あの犯罪者は』

 

『へっ、だから言っただろ? 所詮は犯罪者だってな!』

 

 その様子を援護せず、ただ見ているだけの連邦軍のパイロット等は、期待外れだの犯罪者呼ばわりして罵倒していた。

 

『奴が抑えている内に、あいつ事!』

 

「止せ、我々は第二陣の増援だ! あのサイリオンの対処はスパルタン・レイニーに任せ、我々は直ちに第二陣の元へ向かう!」

 

 一人がレイニーごとサイリオンを撃墜しようとしたが、部隊長に止められ、本来の任務である第二陣として進攻した部隊の増援として向かう。

 

「こいつ、僕の足止めって事?」

 

 随伴していた本隊の機動兵器部隊がレイニーの援護もせず、ゲイムランドへ進攻しているのを見て、ユイはそれを阻止しようと僚機と共に向かうが、先に突っ込んだ僚機は自分に向かってくる量産型F91に次々と撃墜される。これにユイは、レイニーは自分を足止めするために差し向けられた刺客であると気付く。

 

「言われた通りにしなくちゃ…!」

 

『なら、落とす…!』

 

 自分に向かってくるレイニーの量産型F91に対し、ユイもそれに応戦した。

 

「あ、あんな戦い方、異常すぎる…!」

 

 それを脇で見ているUCA軍のジェムズガンのパイロット、エッジ・オコーネルは茫然としていた。

 

 

 

「なんだあいつ等!? 空を飛んでいるぞ!」

 

 戦艦ロボットで第二陣の一部を抑えていたガガイラーは、自分に向かってくるミニョルアーマーを纏うスパルタンⅤの集団を見て驚く。驚くのは無理も無いだろう。何せ、アーマーを纏った人が人型の機動兵器のように自在に空を飛んでいるのだ。ターニャもその一人であるはずだが、ガガイラーは見ていないようだ。

 

「フン! 何が来ようが、ガガイラー様の特殊細菌でドロドロに溶かしてくれるわ!」

 

 何が来ようが、自分のロボット戦艦より放たれるミサイルの細菌ロボットにかなわないと過信するガガイラーは、本隊の一部隊を葬った特殊細菌搭載のミサイル攻撃を開始する。だが、そのミサイル攻撃はスパルタンⅤのミニョルアーマー部隊に対策されていた。

 

「あのミサイルは厄介だな、あれで一個艦隊が壊滅状態だ。スパルタン・クロウ、お前の狙撃でミサイルを迎撃しろ」

 

「まぁ、俺もヤベェと思ってた所だ。誰か、スナイパーライフルの二脚を持ってくれ。安定させたい」

 

 ガガイラーが襲った味方部隊の被害を知っていたスパルタン・カイザは、スパルタン・クロウと呼ばれる元傭兵のスパルタンⅤにミサイルを狙撃して迎撃するように命じる。これに応じ、クロウは背中から大型の二脚付きスナイパーライフルを取り出し、安全装置を解除してから他のスパルタンⅤに、二脚を持つように頼む。

 

「スパルタン・デルタ1、こいつの二脚を持ってやれ。俺は狙ってくる遠隔操作機(ドローン)を対処する」

 

「ちっ、分かったよ。これで良いか?」

 

「あぁ、安定した。そのまま動くなよ」

 

 誰も応じようとしないので、カイザは随伴するスパルタン・デルタ1に二脚を持つように言えば、命じられたスパルタンはクロウの二脚を持ち、狙撃のブレを安定させた。それから狙撃を行い、ロボット戦艦より放たれたミサイルを一発も外すことなく、精密射撃で迎撃していく。

 

「な、何という精密射撃だ! それに奴ら、よく見たらスパルタンでは無いか!」

 

 ミサイルが次々と撃ち落とされていくことに驚くガガイラーであるが、相手がスパルタンと分かれば、納得して力押しによる攻撃に出る。

 

「相手がスパルタンであれば、力押しで行くしかあるまい! 幾らミニョルアーマーでも、主砲の直撃には耐えられまい! 吹き飛べーッ!!」

 

 ミサイル攻撃は全て迎撃されてしまうので、ガガイラーは力押しであるロボット戦艦の主砲による攻撃に打って出た。ミサイル攻撃の次に威力のある主砲は、スパルタンのミニョルアーマーのシールド全開時でも一撃で吹き飛ばしてしまうほどの威力はある。発射された砲弾は、一番前でゲーミング部隊のドローンに対処していたカイザに命中した。

 

「フハハハッ! 見たか、このガガイラー様のロボット戦艦の主砲の威力を!!」

 

 見事に命中したので、ガガイラーは狙ったカイザを吹き飛ばしたと確信する。煙が晴れると、傷一つなくカイザは飛んでいた。

 

「な、なんだと!? シールド全開のミニョルアーマーすら吹き飛ばす主砲なのだぞ! なぜ生きている!?」

 

 健在であるカイザを見て、ガガイラーは驚きの声を上げる。だが、カイザも無事ではなく、シールドは主砲の直撃で消し飛んでいた。ミニョルアーマーを貫通できる攻撃を一撃でも受ければ、カイザは倒せることは可能だ。

 

「このミニョルアーマー、戦艦の主砲を一撃だけ耐えれる程のシールドを持っているのか。再チャージには、時間が掛かるな。生体CPU、やれ」

 

『生体CPUって呼ぶなし!』

 

 ヘルメット内にシールドが喪失した警告音が響き渡る中、カイザは次なる攻撃を避けるため、スパルタンⅤの誰かに指示を出した後に下がる。

 

「だが、一発耐えたところで、二発目は耐えれまい! 今度こそ死ねぃ!!」

 

『撃たせるわけないっしょ!』

 

「っ!? 側面から敵か! 間抜けめ!」

 

 二発目なら倒せると思い、ガガイラーは二射目を下がろうとするカイザに放とうとしたが、カイザに命じられたスパルタンⅤの攻撃が来た。これに鋭く反応したガガイラーは、特殊細菌搭載ミサイルを迎撃の為に発射する。

 ガガイラーのロボット戦艦を側面から襲ったのは、スパルタン・フラウロスだ。ミニョルアーマーはIS寄りの形をしており、武装は両肩の大型キャノン砲二門と右腕の大型クローと言う近接兼砲撃型だ。

 

 カイザがフラウロスを生体CPUと言うのは、彼女がブルーコスモス陣営から政治的取引によって引き入れられた新型CPUであり、元々生体CPUとして高い能力を持っているのか、スパルタンⅤの手術を受け、戦闘力は比較的上がった。その性格は、メスガキと呼ばわれる生意気な少女である。

 

「気付いても、遅いっすよ!」

 

『馬鹿め! そのミサイルは特殊細菌が搭載されている! 細菌でドロドロに溶けるが良いわ!』

 

 そんなフラウロスは、ロボット戦艦から放たれたミサイルを両肩のキャノン砲で迎撃する。ミサイルは特殊細菌搭載型であり、撃墜されたミサイルから微小な細菌ロボットが放たれ、効果範囲内に居たフラウロスに降りかかった。

 

「うわっ!? シールドがゴリゴリ削られてるし!」

 

『このロボット戦艦の主砲に耐えるミニョルアーマーでも、ありとあらゆる物質を溶かす細菌には耐えられまい! 溶けるのを待つまでも無い! 一気に轢き殺してくれる!』

 

 細菌を浴びたフラウロスはシールドが徐々に減って行くことに驚く中、ガガイラーは戦艦ロボットの巨体で圧し潰そうとそちらへ向ける。相手が向かってくるのを見たフラウロスは、右腕の特殊兵器を起動させる。

 

「なら、一気に潰すべきっしょ!」

 

 その特殊兵器は、戦略兵器「サイクロプス」を元に作られた攻守一体の兵器であり、フラウロスの大きな右腕のクローアームに内蔵されていた。それを起動したフラウロスは、シールドが減る前に、ガガイラーのロボット戦艦に接近する。

 

「血迷ったか!? 一気に轢き殺してくれる!」

 

 自ら突っ込んでくるフラウロスに、ガガイラーはそのまま圧し潰さんと迫ったが、サイクロプスが発動しているクローアームを船首に叩き込まれた。クローアームは船首の装甲を貫き、サイクロプスの影響がロボット戦艦の内部に影響を及ぼす。

 

「な、なんだ!? 電気系統に異変が! それに内部爆発も!」

 

 強烈なマイクロ波がロボット戦艦の電気系統を狂わせ、主砲やミサイルは加熱されて誘爆し始める。尚、細菌ロボットは溶解液なのか、加熱されて蒸発する。

 これを知ったガガイラーはロボット戦艦が内部爆発を起こしたと悟り、脱出装置に影響が出ない内に即座に脱出装置を作動させた。

 

「このままでは爆発に呑み込まれる! 脱出だ!!」

 

 コクピットにも影響が出ない内にガガイラーは脱出装置を作動させ、ロボット戦艦より脱出した。ロボット戦艦本体より射出された脱出ポッドは、自力で飛行可能であり、急いで戦場から離脱しようとしていた。

 

「おい、あいつは?」

 

 脱出したガガイラーが乗る脱出ポッドを狙撃するかどうかを問うクロウに、カイザは専用武器である×字型複合武装のガンモードで、背後から迫るリオン・タイプⅤを射撃で撃墜した後、自分が思うようにしろと返す。

 

「勝手にしろ」

 

「なら、やる気は無いな」

 

 カイザからの自分で判断しろとの返答に、クロウは大型スナイパーライフルの安全装置を掛け、自分の背中に引っ付けた。

 

「フン、甘い奴だな!」

 

 ガガイラーを見逃したクロウに、カイザは詰めが甘い奴だと評しつつ、自分も手を出さなかった。代わりに手を出したのは、ユイとは違う人物が操作するサイリオンだ。レールガンやミサイルを撃ちながら迫るサイリオンに、カイザは複合武装のソードモードを選択すれば、クリップの先端からフォトンブラッドの刀身が伸びて光剣となる。

 

「はぁーッ!」

 

 サイリオンが間合いに入ったところで、カイザは叫んで光剣を振るって敵機を縦真っ二つに切り裂いた。

 

「あいつ、生きてたのか」

 

「うわぁ!? もうボロボロとか、マジ勘弁!」

 

 迫るサイリオンを切り裂いて撃墜したカイザは、ロボット戦艦の爆発に呑み込まれたはずのフラウロスが、まだ生きていることに気付いて感心していた。

 

 

 

「フハハハッ! 死ねぃ!!」

 

 一方で地上より侵攻するスパルタン・ゴウダは、二回りも大きい専用のミニョルアーマーのスラスターを吹かせてホバー移動を行いながら、アーマーに内蔵されている様々な重火器を乱射しながら前進していた。

 

「や、止めろ! 我々がまだ残って…」

 

「莫迦なリベラル共など知った事か! 民主主義制度の下に生まれたことが後悔するが良いわ!」

 

 射程内に友軍のUCA軍がいたが、ゴウダはその存在を無視してゲイムランド軍諸とも重火器の餌食とする。

 

「こ、こいつ!? 味方諸ともやるなんて! だが、このバレリオンで踏み潰してやる!!」

 

 味方のUCA軍諸ともゲイムランド軍を攻撃するゴウダに対し、バレリオンを遠隔操作するゲーミング部隊の隊員は驚愕するが、自分に気付いていないのを確認してから、バレリオンの重量で踏み潰そうと迫る。

 

「な、何ッ!?」

 

「無駄だ! このゴウダを止められる者は居らん!!」

 

 迫るバレリオンに気付いたゴウダは、二本の大太刀を素早く抜き、その巨体をいとも容易く切り裂いた。

 

「俺はあのアバズレより最強なのだ! この戦いで戦果を挙げ、あのお方のお側に行くのだ!!」

 

 バレリオンを切り裂いたゴウダは、この戦いで戦果を挙げ、敬愛する羽翼元帥の下へ行くと言いながら、再び前進を開始した。

 

「あのゴウダと言う奴、恐ろしく暴走しているな。少し距離を取った方が良さそうだ」

 

 同じく地上に配置されたスパルタンⅤであるスパルタン・サンダールは、専用の大剣「赦悪彗星刀(しゃあくすいせいとう)」を振るい、複数のバレリオンを一機に切り裂いて撃破していた。二回りも大きいミニョルアーマーを身に纏うゴウダの暴走ぶりを見て、誤射に巻き込まれない為に少し距離を取った方が良いと判断し、手近に居る敵を切り裂きながら離れる。

 

「さて、シドの奴は上手くやるのだろうな?」

 

 複数のカリストと共に行動するスパルタン・シドが居る宇宙へ視線を向けながら、サンダールは戦闘を継続した。

 サンダールはシドと同様にヴィンデル・マウザーから派遣された人物であり、この地上戦に参加したのは、シドの任務を支援するためだ。

 

「ゴウダや地上軍と共に、やり易くするためにゲイムランド軍の地上の防衛線を破壊するか」

 

 シドが任務をやり易くさせるべく、サンダールはゴウダや後続の地上部隊と共に、ゲイムランド軍の防衛線に向けて進軍した。




ガガイラーは一応生存させたけど、大丈夫かな?

活動報告にて、応募再開しました。30日までなので、応募はお早めに。
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