【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
性別:イヴ人
年齢:22歳
階級:少尉
所属:新百合帝国空軍野戦師団
乗機:ジムⅡ
概要:空軍野戦師団に属する空軍将校。
家が裕福なためか、辺地に配置されている空軍野戦師団に配属された。
キャラ提供は神谷主水さん
名前:
性別:イヴ人
年齢:35歳
階級:大尉
所属:新百合帝国空軍
搭乗機:ストライクルージュカスタム(オオトリ装備)
概要:新百合帝国空軍に属するイヴ人のパイロット。
乗機のストライクカスタムは、両腰が105ダガーの物となっている。
キャラ提供はM Yさん
名前:イーリス・フォン・リフレイン
性別:イヴ人
年齢:47
階級:大尉
所属:新百合帝国空軍野戦師団 第508魔導士中隊
装備:G3A4自動小銃
概要:新百合帝国軍空軍野戦師団第508航空魔導士中隊隊長
新百合帝国所属のイヴ人の航空魔導士。百合帝国再建に尽力した貴族の一つリフレイン子爵家の息女。
ゲイムランド防衛戦において、数少ない航空魔導士部隊の一つを率いているも二線級師団の新編成部隊で士気はあるが、実戦経験者が少ないため練度が低い。
キャラ提供はスノーマンさん
上空の巡洋艦艦隊の動きを封じていた対艦レーザー砲が全て破壊され、更にはゲーミング部隊の壊滅により、ゲイムランド軍は既に機能しなくなっていた。
長時間は持ち堪えられると思われていたゲイムランド軍が、スパルタンⅤの登場によって予想よりも速く壊滅したため、スタールアームズ支社の撤収を支援するファントム・タロン社を初めとする傭兵部隊や新百合帝国軍は、圧倒的な物量で押し寄せるUCA軍と連邦軍の連合部隊に対処を迫られた。
『十二時方向より敵戦闘機多数! MS隊各機はイントルーダーやミデアを守れ!』
別方向より予備戦力として配置されていたもう一つのUCA海軍の艦隊は、ゲイムランド軍にとどめを刺すために投入された。予備戦力の艦隊は地上部隊を、新百合帝国軍が守る区画の方へ展開する。
投入されたUCA軍の予備部隊は、空軍基地近くに来たため、空軍基地は一部の迎撃部隊のバルキリーや戦闘機を差し向けた。これにUCA軍予備軍のジェムズガンやジェットストライカー装備のダガーLの部隊は、護衛のセイバーフィッシュやVTOL機と共に地上へ展開する輸送機の編隊を守るため、直ぐにミサイルの迎撃を行う。
敵防空部隊が放つ多数のミサイルに、ビームライフルや頭部バルカン砲、機銃などで迎撃するが、全てを迎撃しきれず、数十発ほど撃ち漏らしてしまう。これをMS隊は盾やビームシールドで防ぐも、数機が耐え切れずに撃破されて墜落する。
『敵機群、急速接近!』
「せ、接近戦をするつもりか!? 絶対に近付けるな! 撃ちまくれ!!」
ミサイルを撃った後にガンポッドを撃ちながら突っ込んでくるVF-1バルキリーからVF-31Aカイロスなどのバルキリー群に、UCA軍の輸送隊の護衛部隊は、指揮官の怒号で怯まずに応戦する。バルキリー群の後ろからは、タイフーン戦闘機の編隊が続いた。
「え、F-14!? わっ!」
乱戦状態となる中、ガンポッドを撃ちながら突っ込んでくるVF-1Aの形状を見たダガーLのパイロットは思わず驚き、その動きを止めてしまい、後続のタイフーン戦闘機の空対地ミサイルを胴体に撃ち込まれて撃墜された。
「た、タイフーンも居るのか!?」
バルキリー群に続いて突っ込んでくるタイフーン戦闘機群を見たセイバーフィッシュのパイロットもまた驚き、真下から来たVF-31Aの攻撃を受けて撃墜される。
「うわっ! 戦闘機はロボットに変形した!?」
UCA軍のパイロットたちは、バルキリーの存在をまだ知らないため、バトロイドに変形した時は驚いていた。鳥人間形態のガウォークにも変形することで、見知らぬ兵器と交戦する将兵等はますます混乱するが、敵護衛機の数が多過ぎ、可変戦闘機と戦闘機の合同迎撃部隊は敵輸送部隊に一機たりとも辿り着けず、地上への展開を許してしまう。
「突破された! 直ぐに迎撃態勢を!」
『あの貧弱師団じゃ!』
突破されたことを、空軍基地防衛を行う空軍野戦師団に伝えれば、ラインメタル20ミリ対空機関砲や地対空ミサイルなどの操作する対空要員等、火力増加で配備されているジムⅡやデミは、降下してくる敵部隊に向け、直ちに対空射撃を行う。
「うわっ!? き、来た!」
配置されているジムⅡに乗るメイ・リーフェンは、他の同型機や僚機のデミと共にビームライフルを続々と降下してくるUCA軍に向けて撃ち込んだ。
メイを初め空軍野戦師団の将兵等は、比較的安全な地域に配置されることを前提として編成された空軍の二級戦部隊であり、このような大規模な戦闘を想定した演習など行っておらず、挙句に実戦経験者は殆ど居ない。最高戦力であるターニャが配属されているはずだが、当の彼女は海岸線で複数のスパルタンⅤと交戦中である。
「だ、駄目です! 数が多過ぎる!」
決死の対空迎撃でUCA軍の輸送部隊はかなりの被害を出すが、予備として温存されていた数は多く、取りこぼした分は安全地帯への降下に成功し、地上部隊を展開する。
『さ、左右側面よりアンノウン多数接近!』
「な、なんだこいつ等は!?」
多数の歩兵やAPC、ストライクダガー、ジェノアスⅡ、スコープドッグなどの陸戦部隊が空軍基地に向けて侵攻する中、左右に配置されていた空軍野戦師団所属のアロサウルス型の小型ゾイドであるゴドスの集団が迎撃の為に襲い掛かる。当然ゾイドの存在など、UCA軍が知るはずもなく、両腰の小型ビーム砲を撃ちながら突っ込んでくるゴドスを見て驚き、混乱していた。
更にUCA軍を混乱に陥れる物が攻撃してくる。それは、ターニャと同じ航空魔導士だ。人数は二個中隊であり、装備は正規の航空魔導士とは違い、G3A4自動小銃やHK33突撃銃、MG3汎用機関銃と言った旧式の物ばかりであるが、それでもイントルーダーの上部に居る歩兵らにとっては脅威である。
「ひ、人が!? 人が飛んでいる!!」
「す、スパルタンか!?」
「うわっ!?」
地上のゴドスと並行して突っ込んでくるイーリス・フォン・リフレイン率いる第508航空魔導士中隊ともう一つの中隊に、歩兵らは驚きの余り反応が遅れ、術式による攻撃を受けた。
「沿岸部、ほぼ制圧。残るはスタールアームズ支社周辺のみ」
「敵空軍基地方面に展開したUCA軍の予備軍、敵の抵抗を受け、前進が停滞中!」
「民主主義の軍隊は、二級戦レベルの敵軍に手間取るのか」
羽翼元帥が居る作戦本部では、配下の部隊が敵防衛線を破ってゲーミング部隊を虐殺してゲイムランド軍を壊滅させる報告を聞く中、支援と囮として使っているUCA軍が新百合帝国軍の抵抗を前に苦戦している報を聞き、辛辣な言葉を投げかけた。そんな苛立つ様子を見せる羽翼元帥に、更に機嫌を害する報告が入る。
「地上部隊、敵一個軍団の抵抗に、前進が停滞中!」
「何、たかが一個軍団に手間取っているのか? もっと戦力を集中しろと伝えろ!!」
その報告は、新百合帝国陸軍の第13軍団の決死の抵抗により、自分の地上部隊の前進が阻まれているという物だ。事前砲撃を行ったが、第13軍団の人間の将兵等は実戦慣れしていた者が多く、巧妙に砲撃の被害を最小限にする配置を行っており、損害を与えられず、地上部隊は手痛い反撃を受けていた。
「凄まじい攻撃だな! これなら、死に甲斐がある!」
猛攻を仕掛ける羽翼元帥の地上部隊に、テズ・マッキャンは乗機のゴルドスが持つ105ミリ高速レールガンを撃ち込み、機動兵器群を伴って前進するビッグトレーを停止させる。
「クソっ、帰ってきた感じがするぜ!」
ハイングラを駆るアレン・マクセムは、大挙して押し寄せるジェガン陸戦型やドートレス・キャノン、ストライクダガー、アデルMk-Ⅱ陸戦用ウェアにビームライフルを連発し、改めて自分の世界に帰って来たことを痛感する。
「畜生! 数が、数が多過ぎる!!」
地上のみならず、空からも押し寄せる連邦軍の物量に呑まれながらも、120ミリライフルを連射しつつ、左手に持ったバトルアックスをジェガンに叩き込んだグレイズを駆るアラフェルトは、数が多過ぎると嘆いていた。
そんな彼の言う通り、連邦軍は第13軍団の十倍以上の数を投入しており、前面に出されたフレック・グレイズやランドマン・ロディ、獅電数機が物量に呑み込まれて撃破されている。
「これ以上は支えきれない! ノワァァァッ!!」
アラフェルトのグレイズも押し寄せる連邦軍の猛攻に耐え切れず、ストライクダガー数機に囲まれ、三方からのビームサーベルで串刺しにされて撃破された。
「あいつ等、碌な増援も…てっ、あいつ等の所にも来てるって言うのかい!? うっ!」
多数のコマンドウルフLC等と共に押し寄せる連邦軍機の迎撃するシャドーフォックスを駆るアリシア・エーデルマンは、嫌うイヴ人が増援を送らないことに腹を立てるが、イヴ人部隊が守る方面からもUCA軍が押し寄せているので、それに気付いて毒づいた。そんなアリシアのシャドーフォックスの付近に、連邦軍のミサイルが着弾し、数機のコマンドウルフを吹き飛ばす。
「ここで、ここで死ぬわけには!」
デミギャリソンやハイングラなどが航空攻撃や地上から迫る連邦軍機に撃破されていく中、デスルターを駆るマカ・イプスは攻撃を避けつつ、上空から続々と迫るジェットストライカー装備のウィンダムにアサルトライフルを連発して一機を撃ち落とすことに成功する。
モリタ式アサルトライフルを持つ歩兵の大群を随伴させるスコーピオン主力戦車、グリズリー重戦車、ホーネットとホーク強襲用VTOL、バルチャー大型ガンシップなどの通常の機甲戦力も攻撃するが、大規模攻勢の防衛に慣れている第13軍団の前では、いたずらに死体やスクラップを増やすばかりであった。
「な、なんて強さだ!」
「スパルタンを要請しろ! 奴らを叩き潰せ!!」
味方がやられていくのを見て慌てた前進指揮官は、スパルタンⅤを要請した。
「こ、骨董品なのか!?」
『前進できない!』
本隊の連邦軍が第13軍団の防衛線に阻まれる中、イヴ人の部隊が守る防衛線に攻撃するUCA軍もまた、装備と練度も充実している敵軍の巧みな防衛先述に前進を阻まれていた。
「戦車だと思って、舐めて掛かったようね!」
上陸した部隊を含めて押し寄せるUCA軍の
「ここで出来る限り敵の雑魚車両を潰して、功績を挙げるのよ! ほら、休まず撃って装填する!」
別のレオパルド2の中隊では、APCや戦車などと言った戦闘車両を狙っていた。中隊隷下の小隊を率いるエルネスティーネ・シュバルゼッターは主に装甲車や歩兵を狙い、出来る限り功績を挙げようと砲撃を続ける。戦力補填として随伴しているマルダーやプーマ歩兵戦闘車などの大隊も、敵軍が射程距離に入り次第に搭載火器を発射した。塹壕に居る歩兵、対戦車猟兵大隊も対戦車ミサイルを撃ち込み、UCA軍の機甲部隊に更なる損害を与える。
「敵アンノウンまで出て来るのか!?」
前進を阻まれるUCA軍に追い打ちを掛けるように、一個大隊分のMSのハイドリー・シュトルムが襲い掛かった。中・長距離戦を得意とするハイドリー・シュトルムの攻撃に、UCA軍の損害は増える一方だ。
「向こう側の損害は、かなり大きそうだな」
『助けに行くか?』
「んっ、敵機接近! アンノウンだ!」
上空を飛ぶUCA軍のVTOLの編隊は、新百合帝国軍の陸軍装甲旅団が守る陣地を攻撃する友軍の救援に向かうかどうか悩むが、そんな彼らにも攻撃する者が現れた。ムラット・ンァ・クジヨ率いるザウォート・ヘビィの小隊である。ムラットが駆るザウォート・ヘビィの右肩に装備されたビームキャノンが発射されれば、先頭のVTOLを引き裂いた。次に僚機の同型機が左肩のミサイルランチャーを撃ち込み、敵VTOL部隊にかなりの被害を与える。
『VTOL隊が!?』
『こっちに敵機が!』
ザウォート・ヘビィの小隊に襲われるVTOL隊を救うべく、直ぐにそちらへ向かおうとした複数のジェットストライカー装備のダガーL隊であったが、地上のディランザ・ソル隊が背面に装備する自動追尾タイプのクラスターミサイルを射出するHCミサイルランチャーを撃ち込まれ、数十機が火達磨となって墜落していく。
救援の為にジェムズガンが地上へ通り、背後からザウォート・ヘビィの背後から襲い掛かるが、ビームライフルを撃ち込まれて返り討ちにされるだけだ。ディランザ・ソルに攻撃したジェノアスⅡ部隊も同様であり、ビームライフルを撃ち込まれるか、ビームサーベルで切り裂かれて撃破される。
『こちら上陸部隊! 敵アンノウン部隊の襲撃を受け、被害拡大中! 増援を乞う!!』
上陸して地上部隊と合流しようとする部隊にも、新百合帝国軍の部隊が迫る。襲撃する部隊はEF-2000タイフーンや不知火と言った戦術機を中心とした物で、見事な飛行隊形を取りながら突撃砲や滑空砲を撃ち、UCA軍の上陸部隊に更なる損害を与えた。
「UCA軍も所属不明部隊に阻まれ、被害が拡大しております!」
「軟弱者のUCA軍には、スパルタン・レイニーと水上艦隊の航空隊でも回して置け! 地上の正体不明勢力には、地上に回したスパルタンⅤを回すんだ!」
「スタールアームズ支社の攻撃に回した方は? まだ取り付いても居ないでは無いか」
そのUCA軍の苦戦ぶりは、作戦本部に居る羽翼元帥の耳に届けられた。これに側近の一人は、補給を終えたスパルタン・レイニーと航空部隊を、地上にはスパルタン・ゴウダとサンダールを回せと怒鳴った。一方での羽翼元帥は、スタールアームズ支社を攻撃しているスパルタンⅤと配下の部隊が、未だに取り付いていないことについて問う。
「中佐、直ちに報告しろ! どうした?」
問われた側近の一人は、エマ・ホワイトが属するスパルタンⅤ随伴部隊に通信で問う。だが、部隊長は何も答えず、代わりに答えたのはエマであった。
『代行、失礼します』
「ホワイト大尉、なぜ貴様が代わりに出ているのだ? 中佐はどうした?」
『部隊長殿は戦死しました。更にその代行も戦死し、今は一番階級が高い私が部隊指揮官を引き継いでおります』
「それ程の激戦と言う事か。で、状況はどうなっておるのだ?」
エマが代わりに出たことに、羽翼元帥の側近は理由を問えば、部隊長が戦死し、更にはその引き継いだ者も立て続けに戦死したので、一番階級の高い自分が引き継いだと答えた。これに羽翼元帥は自分の信仰者が多く戦死していることを気にも留めず、スタールアームズ支社に取り付いていないことを問う。
『敵はファントム・タロン社とユグドラシル社、どちらもゲイムランドに雇われた民間軍事会社です。実戦慣れした相手であり、バッシュ1と2、ギルティ、バレット、ブライト、随伴するギガントマキア傭兵団は苦戦中です』
「適性の無い奴は所詮その程度か。カイザ、お前は順調か?」
『はっ? それだけ…』
『元帥閣下、何用で?』
エマからスタールアームズ支社に向かわせた部隊の状況を聞けば、ミニョルアーマーの適性の無い奴はその程度と少しばかり落胆する。それに飽きたのか、ゲイムランドの首都の制圧に向かったカイザらアーマー適合者チームの状況を問う。エマはそれだけなのかと理由を羽翼元帥に問うが、部下は問答無用で彼女の通信を切り、カイザへの通信を繋いだ。
「状況を聞いている。国家を自称するクズはいつ始末できる?」
『あぁ、国家元首を自称するテロリストの首領ですか? 今、宮殿に突入し、防衛システムを排除しながら奴の下へ向かっています。生け捕りをご所望で?』
ゲイムランドを国家として認めず、挙句に国家元首をクズ呼ばわりする羽翼元帥の問いに、カイザは理解して国家元首が居る宮殿に突入し、防衛システムの障害を排除しながら向かっていると報告する。その後に国家元首を生け捕りにするのかと問うが、羽翼元帥の答えは既に決まっていた。
「何を言う、国家を自称する武装勢力の首領など処刑だ。そいつの処刑映像は、直接作戦本部に流すんだぞ? クズが見っともなくもがく様は、この上ない笑いものだからな」
『了解です。奴の所へ着けば、通信映像を繋ぎます』
「フン、適合者らは順調だな」
羽翼元帥の決定は処刑であった。そればかりか、処刑する映像を直接この作戦本部に送るようにまでと注文する。悪趣味な注文に、カイザは少し眉をひそめながらも応じ、次は処刑の時に通信映像を繋ぐと返して通信を切る。ミニョルアーマーの適合者らが順調に作戦を進めていることに、羽翼元帥は満足しながら近くの椅子に腰かけ、机の上に置かれた湯飲みに入っている茶を一口飲んで気を良くした。
「ほぅ、可愛いじゃないか」
作戦本部からの指示を受け、スパルタン・レイニーの量産型F91と共にUCA軍の救援を命じられたオルセン・メルリゴランドが属するジェット・コアブースター中心の航空隊は、救援を要請しているUCA軍が攻撃している新百合帝国軍の陸軍装甲旅団が守る線区へ向けて飛んでいた。
オルセンは先陣を切って飛んでいる量産型F91のパイロットであるレイニーの顔を見て、美少女であると感心していた。そんなオルセンに、隣を飛ぶ僚機のパイロットはレイニーが元犯罪者だと伝える。
『そいつが可愛いからって気を許すなよ? そいつ、クスリが欲しくて親を殺した犯罪者だ。スパルタンⅤになったのは、減刑の理由だって話だぜ』
「おいおい、犯罪者かよ」
同僚からのレイニーが犯罪者であると知らされると、オルソンは彼女の通信映像を切った。
『各機、私語は慎め。ここからは交戦空域だ。いつ敵の攻撃が来るか分からんぞ。警戒しろ』
「了解。さて、安全に手柄でも…ウワァァァッ!?」
『お、オルソン!?』
『何処から!?』
編隊長からの注意に、オルソンは何時ものように安全に手柄を立てようと考えた。その瞬間、彼が乗るジェット・コアブースターに強力なビームが命中し、コクピット内は爆発に呑み込まれ、オルソンは断末魔の叫びを上げながら一瞬にして蒸発した。オルソン機が墜落していく中、先頭を飛んでいるレイニーは動揺しつつも即座に警戒する。
「見え見えの囮に、引っ掛かる物ですか!」
オルソン機を撃墜したのは、両腰が105ダガーの物に改造されたオオトリ装備のストライクルージュを駆る
『や、奴の狙いは目前のF91なんじゃ!? ワァァァッ!!』
「うぅ!? これ以上は、させない!」
味方のジェット・コアブースターが次々と撃ち落とされていく中、レイニーは量産型F91のウェスバーを展開し、接近してくる京子のストライクルージュとVガンダム、ガンブラスターに向け、ビームライフルと共に掃射する。この強力なビームの一斉射に、京子らは即座に散会する。
「あのガンダムタイプ、やるわね!」
レイニーの判断を褒めつつ、京子は機体が持つビームライフルで僚機と共に反撃した。ガンダム同士の戦闘が行われる中、海岸から続々と連邦軍機やUCA軍機が飛来してくる。
『隊長、敵機です!』
「このガンダムは私が抑えるわ。貴方たちは海上から来る奴を!」
『了解!』
続々とやって来る敵機の対処を問う僚機に、京子はレイニーの量産型F91と交戦しながら指示を出した。それに応じ、Vガンダムとガンブラスター二機は、予備として控える同型機四機は、そちらの対処へと回った。
「敵にもガンダムタイプが居るのか!」
『どうすんだ、臨時大尉殿? 行くのか?』
連邦軍のバリエントやウィンダム、クランシェ、量産型ヒュッケバインMkーⅡが続々と新百合帝国軍が守る防衛線に向けて飛んでいく中、UCA軍もそれに続いていくが、撃墜されるのは確実なので、臨時大尉のエッジ・オコーネルはそれでも行くのかと元同僚に問われる。
『止めようぜ! あの量産タイプのF91に乗ってんのは犯罪者だ。それに連邦軍の奴らが向かう方向には、ガンダムタイプがウヨウヨしてる。殺されに行くようなもんだ。別の方へ行こうぜ!』
同じジェムズガンに乗るもう一人の同僚は、レイニーが犯罪者であるという噂を鵜呑みにして、助ける必要性が無いと告げる。それに前線に向かわず、別方面の制圧に向かおうとまで言う。これには、エッジを除く者たちは納得であり、そこへ向かおうと進める。
『クレンの言う通りだ。別方向の援軍に向かった方が、中尉や大尉等の後を追わなくて済む』
『俺も同感だ。臨時大尉さん、そっちへ行こうぜ!』
「…助けに行く」
同僚たちが安全な方へと向かおうと促すが、エッジは彼らの言葉も聞かず、レイニーの救出へ向かうと告げた。
「俺はあのお嬢ちゃんの救援に向かう」
『お前、頭がおかしくなったのか!? あんな犯罪者を助けに行こうだなんて!』
「あいつ等はあのお嬢ちゃんは犯罪者だというが、俺にはとても信じられねぇ! 俺は一人でも行ぜ?
『ナイトって、あいつ…遂におかしくなったちまったか!』
同僚らが止めようとするが、エッジはレイニーが犯罪者だというのは信じられないと返し、単独で彼女の量産型F91の救援に向かった。このエッジの無謀な行動に、同僚らは責任感でおかしくなったか、逃げ出したくなったのかと心配する。
戦いは新百合帝国軍と傭兵部隊との戦闘に突入したが、連邦や同盟、ましてや新百合帝国でも無い別勢力がその戦場に乱入しようとしていた。
オルソンを劇場版マクロスの柿崎のようなに戦死させてしまったが、大丈夫だろうか…?
リオンテイルさん、取り敢えずごめんなさい。