【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
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ゲイムランドの戦いは、一応ながら連邦軍の勝利に幕を下ろした。
羽翼正義元帥自らが主導したスパルタンⅤの成功を示すための戦闘であり、見事に新世代のスパルタンの戦闘力を誇示することに成功したが、その前のゲイムランド軍との戦いにおけるUCA軍の犠牲も大きかった。
思わぬ新百合帝国軍の抵抗に増援、それにテノジア軍の乱入もあり、羽翼元帥隷下の連邦軍もただならぬ被害を受け、この戦いで投入された数十体ものスパルタンⅤが犠牲となる。
この世界において異常な戦闘力を持つターニャ・フォン・デグレチャフとダリュン・ヴァフリズの両名を包囲するために差し向けた多数のスパルタンⅤも、圧倒的な戦闘力の前に倒され、包囲網からの突破を許してしまう。
その後、両名は無事に自分の陣営の元へ帰ることに成功したようだ。
犠牲者の数は以下の通り。
スパルタンⅤの犠牲者
バッシュ1 本名不明の元海兵隊中尉。複数の戦争犯罪を犯した罪とスパルタンⅤとなった際に軍歴抹消。
バッシュ2 本名:バッシュ・クリルマン元海軍大尉。
ギルティ 本名不明。複数の戦争犯罪を犯した罪によりスパルタンⅤとなった際、軍歴抹消。
ゴウダ 本名:剛田厳十郎陸軍大佐。
ルシファー 本名不明。元半グレのリーダー。それ以外経歴不明。
アバトン 本名不明。上記の集団の一人。
ブライト 本名不明。元VRゲームのトップランカー。
バット 本名不明。元盗賊団。
サンダール 本名不明以前に身元不明。
その他多数のスパルタンⅤ。
正規軍の犠牲者
バーツ・アルフォンソ海軍中将。連邦海軍第13強襲艦隊司令官。
アルベルト・オイカワ海軍中尉。上記の旗艦直衛MS小隊の隊長。
オルセン・メリルゴラント海軍少尉。水上艦隊航空機隊所属。
ギーグ・マッキャラン海軍准将。水上艦隊第8分遣艦隊司令官。
その他連邦軍やUCA軍も含めた多数の戦死者。
非公式の戦死者
ザック・パルム。ギガントマキア傭兵団の団長。傭兵団全員死亡を確認。
これほどの犠牲者を出したが、軍事会議で羽翼元帥はスパルタンⅤの成果を主張し、犠牲者やUCA軍に対して行った不当な行為を一切言わなかった。
当然、会議に参加していたハト派から糾弾され、特にUCA軍の将官らは、友軍を不当に扱った羽翼元帥を軍法会議に掛けるように要請するほどの紛糾だ。
「馬鹿でクズな左翼が大量に死んだくらいで大袈裟な。むしろそんな役立たず共を、有効に使ったこの私を褒めてもらいたい物だ」
「貴様! なんてことを言うんだ!?」
「この悪魔め!」
当然、自分の思想でリベラルを異常なまでに敵視する羽翼元帥は、UCA軍将兵の戦死者等に対して侮辱的な発言を行い、会議場は大荒れとなる。
会議は荒れた状態でもまだ続いているが、戦死せず、生き延びた者たちのその後の動向を語ろう。
UCA陸軍水上第4分遣艦隊司令官のグレゴリー・マリャル陸軍准将は、艦隊再編の為、別の惑星の海へ転属となる。当面、UCA陸軍の水上艦隊の出番は無いだろう。だが、有事に備えて日々訓練を行っている。
ゲイムランド侵攻戦で投入された氷山空母「ハバクック」は、戦闘の損傷が原因で自沈処分となる。
元々使い道が無かったため、損傷を受けようが受けまいが、処分は免れないだろう。
羽翼正義元帥の直属部隊所属であったエマ・ホワイト大尉は、本来の所属であるハト派の将官の元へ戻り、羽翼元帥の数々の友軍に対する不当な扱いとスパルタンⅤの危うさを報告した。それにマリ・ヴァセレートのソードインパルスの異常な活躍ぶりも報告したことで、ハト派の者たちは羽翼元帥が提出した損害報告が、虚偽であることを証明する。
スパルタン・フラウロスは、ゲイムランドの戦いの後に中尉に昇進し、独立機動戦隊「ガイアセイバーズ」のスパルタンⅤのみで編成される部隊であるスパルタン・セイバーに編入される。
ロボット戦艦を操り、連邦軍に被害を与えたガガイラーは、スパルタン・シドに投降した後、ガイアセイバーズに編入された。
舘松直人と美穂のコンビはそのまま原隊所属となり、現在は哨戒勤務に勤しんでいる。
連邦海軍の第7分遣艦隊司令官であるエイムズ・バストーレ海軍少将は、現在進行中の羽翼元帥が出席する会議に出ており、発言力低下を狙うために自身が戦場で見たことを嘘偽りも無く報告した。
スパルタン・レイニーこと本名レイニー・ラグナスは、乗機から脱出した際にエッジ・オコーネル陸軍少尉に救助されたが、未だ減刑がなされていないため、スパルタンⅤへと戻った。
その後、専用ミニョルアーマー不適合者の為、急遽再生産されたスパルタンⅢ用のアーマーを与えられ、ガイアセイバーズのベータ・セイバーに転属となる。
上記のスパルタン・レイニーを救出したエッジ・オコーネル臨時大尉であるが、ゲイムランドの戦いが終わった後、元の少尉に戻され、所属が第4分遣艦隊な為、そちらに派遣された。
スパルタン・バレットこと本名ゲンヤ・ヒムロ元少佐は、戦闘力を評価されて専用ミニョルアーマーではないが、スパルタンⅢ用のアーマーを与えられ、正式なスパルタンとなった。
それ以降、レイニーと同じくベータ・セイバーの所属となる。
スパルタン・クロウこと本名クロウ・ホライゾンは、ガルム・マッドアイの強打で瀕死状態となったが、専用ミニョルアーマーに仕込んでいたナノマシンのおかげで、短期間で現場に復帰できた。
通常のベータ所属であるレイニーやバレットとは違い、クロウはスパルタン・セイバーに編入された。
テノジア軍の乱入にも関わらず、生き延びたスパルタン・カイザ(本名マサト・クサカ)、デルタ等もガイアセイバーズとなり、スパルタン・セイバーに編入される。
艦艇に叩き付けられ、その爆発に巻き込まれて死亡したかに見えたスパルタン・デラックスマンであったが、専用のミニョルアーマーのおかげで生きていた。だが、完全に完治するには長い期間を要する。
スパルタン・シドと残ったカリスト数体は、ボスであるヴィンデル・マウザーの元へ戻ったため、軍では消息不明扱いとされた。
スパルタンⅤの実験台にされたゲイムランドは、完全に地図より消滅していた。
国家元首そのものは乱入して来たテノジア軍に殺害され、他の国家運営に欠かせない人物や行政を運営する人材も一人残らず皆殺しにされたようだった。
生き延びたアリス・ビューティーを初めとする少数の者たちは、要請も無しに救援にやって来たISAヴェクタ軍の艦隊が引き取り、惑星ヴェクタの復興の作業員として徴収された。
ゲイムランド軍の犠牲者一覧。
ダーメン神父 本名不明。階級は大佐であり、自称神父。
アドルフ・ラッチマン PMCレイブンの代表。元自由惑星同盟軍の将校。
エリザベス 本名不明、無職。
ズラーデ・ヤンネン 無職。
神楽坂ジュンヤ 無職。
ユイ・カナタ 無職。
ソウマ・ヌマブチ 無職。
その他無数の犠牲者。
彼らの死体の中には損壊が激しい物が多く、特にスパルタンⅤが面白半分で殺害した者の判別は困難を極めた。それらの死体は身元を判明させた後に記憶した後、ゴミのように焼却処分された。
PMCユグドラシル社の代表であるハヅキ・アルデウス、元ファントム・タロン社所属のカルティエ・サイを初めとする者たちは、見事に連邦軍の包囲を突破し、UCA軍に投降した。
アンダース・ベノワを初めとするファントム・タロン社は、連邦軍の追撃を振り切り、ISAヴェクタ軍に投降したようだ。そのISAを率いていたのは、かつてファントム・タロン社が救出したアレックス・グレイ将官であった。
「お前さんが計画したスパルタンⅤが凄い事は分かった。だがのぅ、敵を試すため、大勢の味方を殺し、そればかりか思想の違いと言うだけで、その存在を軽視するなどご法度じゃ」
会議は終盤に差し掛かっていた。スパルタンⅤの戦闘力の高さを理解したピクシー元帥であったが、敵がそのスパルタンⅤを試せるかどうか確かめるため、友軍のUCA軍に多大な犠牲を強いた事を責め、思想の違いで軽視するなど以ての外と論する。
「お主、自分を国粋物の戦記小説の主人公と勘違いしておらんか? 世の中そう簡単に、自分の思い通りに事は運ばん物じゃ」
同時に自分のことを戦記物の主人公だと思っているのかとピクシー元帥が問えば、羽翼元帥は何も答えず、振るえて睨み付けるだけで一言も発しなかった。ただし、その拳は怒りで強く握りしめた為に血が滲んでいた。
「その怒り用、やはり図星のようじゃな。いい加減大人にならんか。お主、軍人なんじゃろ? これを機に、その歪んだ考えを改めるべきじゃのう、お主は」
自分を凄まじい殺気に満ちた瞳で睨み付けて来る羽翼元帥にも動じず、ピクシー元帥は軍人ならばそんな考えは捨てて大人になれと諭した。
そんな羽翼の味方であるはずの三輪防人は、同等扱いされることを恐れて庇うことなく保身を図り、に黙っているだけであった。ようやく羽翼の危険性を理解したのだろう。挙句、会議に参加しなかったタカ派の将官らに、羽翼は危険だと言い触らす始末だ。
その後、会議は解散となり、スパルタンⅤの有効性を証明することに成功した羽翼であったが、敵を増やしただけでなく、自分の発言力が低下を招いてしまった。これにより、指揮能力を疑われ、僻地への移動を命じられる。
「クソっ、俺のことを理解できん莫迦なクズ共め! 誰のおかげで勝ってきたと思っている!? 俺が居なければ、地球を取り戻せない無能共が!!」
自室へ戻った羽翼正義は、糾弾された事を恥じるどころか、自分を糾弾して僻地に追いやろうとする上層部を無能と罵る始末だ。確かに彼の手腕で統合連邦は地球を取り戻せたが、彼以外にも優秀な人材はいるので、別に彼の戦果ではない。
地球を連邦の手に取り戻させた羽翼正義は確かに優秀であるが、その思想は万人にも受け入れ難く、危険で独善的な物だ。戦うこと以外知らないらしく、自身が戦乱の元になったとしても、それに気付くことなく、敵を倒せば次なる敵を探し、己の為に戦い続ける事だろう。
故に彼は、平和な時代では不要な人間と言える。当の本人は気付くどころか、思いもしていないようだ。もっとも例え知っていたとしても、認めるかどうか、彼の性格上、怪しい物だが。
そんな大柄な男が感情のままに怒りに任せ、周囲の物に八つ当たりすれば、まるで爆弾でも爆発したかのような荒れた部屋と化す。
感情の赴くままに暴れ回った羽翼正義は、乱れた服装を整いもせず、倒れた冷蔵庫から酒類を取り出し、瓶の蓋を開け、コップに注ぎもせずに直接飲んで自棄酒を始めた。
「クソっ、これで俺は笑い物だ! この失態、どうしてくれるか!?」
ゲイムランドの戦闘に乱入し、戦場を搔き乱していたテノジア軍であったが、連邦軍やUCA軍の数が多過ぎ、それにアレックス・グレイ将官率いるISAヴェクタ艦隊の登場もあったため、新百合帝国軍共々撤退を余儀なくされた。
これにテノジア軍の遠征軍を率いていたアンオスゴタ王子は激怒し、八つ当たりのように酒が入っていたコップを床に叩き付けた。これに側近や将軍らは、戦況を見極めず、ただ己の功績のみを優先するアンオスゴタの所為だと思っていたが、それを口にすれば、王子が机の上に置いている刀で首を刎ねられるかもしれないので、全員敢えて黙っていた。
「それにダリュンの奴はなんだ!? 悪魔の近くに居ながら、なぜ奴の首を討ち取らん!?」
「敵に包囲された状況で、敵を討ったところで、その首をどうやって主君の元へ持ち帰るというのです?」
「…ちっ! そのくらい分かっている! 俺はそれほど愚者ではない!!」
次に標的であるターニャ・フォン・デグレチャフの近くに居ながら、その首を取らなかったことにアンオスゴタは激怒した。これは流石に側近も、あの状況で討ち取ったとしても、敵に包囲されては首を持ちかえれないと指摘する。
その指摘にアンオスゴタは激怒し、思わず机の上に置いてある刀に手を伸ばし掛けたが、八つ当たりに進化を斬っては、自身が愚者であるという証拠になるので、抑えて怒鳴り散らした程度で済ませた。
スミス配下の暗殺部隊と共に戦場に乱入したテノジア軍は、連邦軍とUCA軍を混乱させ、確かに新百合帝国軍に被害を与えることに成功した。
新百合帝国軍の犠牲者一覧
アレン・マクセム陸軍大尉 陸軍第13軍団所属。元惑星同盟軍パイロット。
アラフェルト陸軍上等兵 陸軍第13軍団所属。徴収兵。連邦軍の攻勢で戦死したが、便宜上ここに記載。
タテワキ・ゴウ AT小隊の隊長。傭兵。
メルキュール(階級不明) 能力者部隊所属。
メイ・リーファン空軍中尉 空軍野戦師団所属。
ムラット・ンァ・クジヨ陸軍中尉 陸軍装甲旅団所属。
イーリス・フォン・リフレイン空軍大尉 空軍野戦師団所属。
グリンダ・フォン・ノートス少尉 能力者部隊所属。
以下、数千人のイヴ人将兵の犠牲者。人間の将兵も含めると、数万単位の犠牲者となる。
テノジア軍のアンオスゴタ遠征軍も多数の犠牲者を出していた。
スミスの暗殺部隊と共に数十万の軍勢で乱入し、新百合帝国軍と連邦軍やUCA軍を混乱させたテノジア軍だが、圧倒的戦闘力を誇るターニャやスパルタンⅤ等の激しい抵抗に遭い、暗殺者や刺客を含め、数万もの将兵等が命を落とした。
テノジア軍並び暗殺部隊の犠牲者一覧
カズ・メックス大佐 暗殺部隊レッドベレー指揮官、通称カーネル。南斗無音拳の使い手。
ユージ・ニシムラ少佐 上記のレッドベレー隊所属の将校。十名のナイフ投擲隊の指揮官。
ジェイムズ・チャーチル モヒカン頭の傭兵。
ジークフリード・シュナイダー スイス出身の傭兵。
マフティ 元グルカ兵の傭兵。
ガイエ・ハプスブルグ大魔導士 ダリュン・ヴァフリズ配下の魔導士。
モハメド少尉 テノジア軍ゾイド部隊所属。
ムハマド・サウダ隊長 テノジア軍魔導駱駝部隊の指揮官。
グプール地方領主 遠征隊の将軍の一人であり、二振りの硬棒の使い。
ジダン・ガルファール将軍 ダリュン・ヴァフリズの腹心。
ガルム・マッドアイ特務大尉 人造航空魔導士の暗殺者。
ハッカ&リロン 南斗飛燕拳の使い手。二人一組で使う流派の為、二人揃って記載。
その他多数の死者。
UCA軍や連邦軍と同様、新百合帝国軍の者たちも含め、刺客たちとテノジア軍の者たちのその後を語ろう。
テノジア軍の最強戦士であるダリュン・ヴァフリズは、スパルタンⅤの包囲網から脱出するため、不本意ながら標的であるターニャ・フォン・デグレチャフと一時的に共闘し、見事に包囲網を突破して主君の元へ帰ることに成功した。
「申し訳ございません! このダリュン・ヴァフリズ、多数の部下を失った挙句、あの悪魔の首も取れず、主君の恥を晒しました! ここは、私の命でお詫びを…」
「止せ、ダリュン! お前が生きて戻って来るだけで、私にとってこれ程に嬉しい事はない!」
自身が仕えるテノジアの王子の一人である幼い主君に対し、死んで詫びるというダリュンに、その主君は生きて戻るだけで満足だと言って全力で止めた。
「ですが、奴を討ち損じたのはこの私。死ぬ以外、どう詫びれば!?」
「生きていれば、次の機会がある。その時こそ、お前の出番だ!」
「ありがたき幸せ! 主君の顔に泥を塗ったこの無能めをお側に置いていただき、感謝いたす! 次こそは、あの幼子を必ずや討ち取る所存!」
生きていれば、次の機会があるという幼き主君に論されたダリュンは、頭を垂れて感謝の意を表した。テノジア軍の最強戦士であるダリュンがこれほど忠誠を誓うとは、この幼き主君は大物であるか理解できる。単に子供故に守らねばならないという理由もあるようだが、あのダリュンが従っているので、その幼い王子は他の王位継承者たちから一目置かれている。
ターニャが再び戦場で相見えるときには、ダリュンは全力で首を取りに行く事だろう。
ショーマン・ジロックロは元の暗殺部隊に戻り、デモンペイン・ヤルダパオトの力で暗殺業に勤しんでいる。
「ターニャ・フォン・デグレチャフ…! ガルム・マッドアイの仇、取らせてもらうぞ!」
ガルムが気紛れで拾ったニュクスは、自分を拾ってくれた恩人の仇を取るべく、ターニャを討つ事に決めた。ニュクスはガルムが満足して死ぬ瞬間を見ておらず、それを見ていない彼女は、ターニャを仇と決めたのだ。
ダリュンに続き、ターニャを狙う者がまた一人増えた。
「こいつはすげぇ…! 俺たちの世界に無い技術がいっぱいだ!」
ヒューリー・ウォーレストは、愛機のエレファンダーと共に故郷へ戻り、ジャンク屋と解体業に勤しんでいた。持ち帰った量産型F91を初めとする機体を解体して、自分の世界に無い技術に驚いていた。
生き延びたテズ・マッキャン陸軍少佐は帰還後の基地にて、突如となく襲撃して来たジェノブレイカーとの戦闘に敗れ、戦死してしまった。
「やはり、あの星は死の前兆であったか…!」
燃え盛る愛機のゴルドスのコクピット内にて、北斗七星の隣に光る星が、死の前兆である死兆星であったことを知り、満足したテズはその場で事切れた。
ゾフィー・レオンハルト陸軍少尉は、帰還後に原隊である戦車連隊にそのまま属し、レオパルト2A7戦車五台編成の小隊の指揮官を継続している。
楯京子も原隊へ復帰し、愛機のストライクルージュカスタムを駆って、新たな任務に勤しんでいる。
アリシア・エーデルマン陸軍中尉は、ゲイムランドでの戦いで嫌気が差したのか、愛機シャドーフォックスと数名の賛同者らと共に新百合帝国軍を脱走した。その後、行方をくらませたのか、以降は消息不明である。
マカ・イプス陸軍少尉は、これ以上激戦区に送られることを恐れてか、市民権を得て軍を退役した。その後、労働者として工場で勤務している。
エルネスティーネ・シュバルゼッター陸軍少尉は、部下を置いて真っ先に自分だけ逃亡した為、罰として准尉に降格させられ、辺境に配置されている陸軍二級戦部隊に転属させられた。
戦車兵科であるために戦車長でいられたが、エルネスティーネの戦車はレオパルト2A7戦車ではなく、旧式のレオパルト1A6戦車であった。
そして、ターニャ・フォン・デグレチャフ空軍大佐は…。
「以上、ターニャ・フォン・デグレチャフ空軍大佐。貴官を正式に編成されるフェアリー戦闘団の指揮官に命じる」
地獄のような戦場から生き延びたターニャであったが、本国帰還後に五日ほど休息した後、空軍司令部に呼び出され、正式に緊急即応部隊として編成されたフェアリー戦闘団の指揮官に任命された。
「ぜ、前線に戻された…!」
自分の特務大隊を基幹とするフェアリー戦闘団の指揮官に任命されたターニャは、再び前線に戻されたことに絶望した。人員もかつて率いていた部下たちが所属し、あのアーデルトラウト・ブラウトクロイツも副官兼監視役として復帰して来た。そればかりでなく、新百合帝国軍の上層部はターニャを英雄として祭り上げ、多くの空軍将兵がフェアリー戦闘団に志願していた。
こうして、ターニャは再び戦場へと引きずり戻される羽目となった。
えぇ、これにてゲイムランド編は終わりです。
せっかく生き延びたテズ・マッキャンが死んでしまいましたが、死兆星を見ちゃってるからね。ジェノブレイカーによって討たれました。
ごめんなさい、神谷主水さん。
最後にマスターチーフとアービターが、スパルタンⅤの集団と戦い、無双する予定でしたが、次回に持ち越しに。
羽翼正義に関してだが、こいつは国粋主義物の架空戦記の主人公から作者補正を抜いた物。
ぶっちゃけると、あの手の架空戦記SSって、作者の思想が丸出しじゃん?
主人公はその分身となり、完全無欠なヒーローの如く敵をバッタ、バッタと薙ぎ倒し、英雄として称えられ、やることなすこと全部正しい神の如き崇められる存在となる。
みんな主人公の意見に何の疑問を抱かずに賛同し、素晴らしい考えだと褒め称え、逆らう者には容赦なく敵と断定し、徹底的に叩き潰す。
これ、なんてプロパガンダ映画だよ。
そんな主人公から、作者補正を抜けばどうなるかと考えて思い付いたのが、羽翼正義という男です。
作者が補正してるから完全無欠になるわけで、それを抜けば、その主人公はISの篠ノ之束みたいに天災になっちまう。
まぁ、要するに謝ったら負けという不良見たいな思考をしてる奴です。羽翼正義は。
取り敢えず、今夜はここまでです。
マスターチーフ&アービターVSスパルタンⅤを執筆してきます。
そんで次回企画もお楽しみに。
それじゃあ皆さん、おやすみなさい(CV井上和彦風に)