【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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回想長すぎたわ…すまん。


マリが来た理由 後編

 ブラックジャックの正気を疑う依頼内容が実行され、狙撃手のスナイパーライフルから放たれた銃弾がマリ・ヴァセレートの眉間を貫き、きらびやかなドレスを血で汚しながら彼女は床の上に倒れた。

 

「狙撃だーッ!」

 

「ご領主様を、奥へ向かわせろ!!」

 

 依頼者と連邦軍の高官を除くパーティー参加者らが悲鳴を上げ、慌てふためく中、警備兵らは参加者らを守るため、窓から離れさせる。

 

「な、なんで女を狙撃するんだ!? 狙いはジジイだろうが!」

 

 混乱に乗じ、自身の身内の狙撃を命じた依頼者は、苛立って地団太を踏んでいた。人の目がつこうとした際は、慌てるフリをしてほかの参加者らと共に非難する。

 

「どこからの狙撃だ!?」

 

「遠距離射撃だ! 相当なプロだぜ!」

 

「喧しい! 俺たちは白人だ! 人類文明を躍進させた人種だ! 捜索隊、狙撃者を見つけ次第、ぶっ殺せ!」

 

 警備兵らも白人至上主義に囚われており、過激な発言をしながら無線機で捜索隊に指示を飛ばした。

 ここまでなら、安全が確保された後にマリの遺体は安置所まで運ばれる手はずだが、読者の方々はご存じの通り、不老不死である。撃ち抜かれた眉間と後頭部の穴は見る見るうちに回復し、完全に元通りとなった。

 出血が多かった上にまだ気絶したままであるため、生き返っていることに警備兵らは気付いていない。

 その間にマリの失った記憶が蘇り、彼女は脳裏に走る記憶の数々を走馬灯のように見ていた。

 

 

 

『へへへっ、これがマリ・ヴァセレートか! ちょろいもんだな!』

 

 マリが何故ヴィンデル・マウザーが支配する世界へ来たのか。

 それは正義の軍団の一員であったマースル・グッド・フォクトの到来から始まった。

 彼女の姿を見た巨漢であるマースルは、マリを華奢な外見故に楽に倒せる相手だと油断していたが、物の数秒で覆される。

 

『う、ウワァァァッ!? ムッタァーッ!!』

 

 いきなり現れ、愛するルリ・カポディストリアスとの平穏を崩さんとしたマースルに怒りを覚えたマリは、時間を止めて彼の丸太のごとき利き腕を真逆の方向へ曲げた。

 たかが女だと思って余裕であったマースルは、いきなり自身の利き手である右腕があらぬ方向へ曲げられ、凄まじい激痛を感じて母親の名を叫びながら泣き喚く。

 

 舐めて掛かった相手の恐ろしさに、マースルは敗走したが、既にマリは自身を狙う首謀者を探るべく、彼の巨体に発信機の機能を担う魔法を掛け、敢えて逃がした。

 それから数時間後、その首謀者が原型を留めぬ肉会と化したマースルの屍を抱えてマリとルリの目の前に現れた。

 

『久しいな、マリ・ヴァセレート。まだ堕落しきっておるのか。今の貴様には愛想が尽きて、復讐する気にもならんわ』

 

 その肉塊を持って現れた人物とは、かつての正義の帝国の重鎮にして正義の軍団のリーダーであったエーレンフリート・ロホス・ティモ・フォン・バウムガルテンだ。

 現邪神であるバウムガルテンは、かつて自分を討った神聖百合帝国の女帝であるマリが、かつての覇気を失い、少女を待撫でる女に成り果てたことに呆れ果てていた。

 

『あんた誰よ!? いきなり堕落とか復讐するとか言って!』

 

 自分の世界で数多の国を滅ぼしたにも関わらず、マリは一つを除いて覚えていなかった。バウムガルテンの大陸帝国も、その覚えていない国々に含まれているのだろう。これにバウムガルテンは眉を顰め、余りの堕落か無責任ぶりに激怒した。

 

『そこまで堕落したか! その目は何だ!? まるで夢見る小娘のようではないか! もはや復讐に値せずとは言いたいが、激昂させれば、少しはあの目となろう。者ども、掛かれッ!』

 

 バウムガルテンからすれば、マリの堕落ぶりに復讐する気にもならなかったが、怒らせれば少しは当時の目となることを期待し、配下に攻撃を命じた。

 クルス来夏より奪ったハーレムアーミー改めマイ・アーミーの能力で償還したかつて指揮した大陸軍の将兵らを多数償還してマリにぶつけるが、一方的に虐殺されるばかりだ。これにルリも迎撃に加わっているので、一瞬にして大陸軍は消滅する。

 

『この兵共を見て思い出さぬか? かつて世界の全てを燃やし尽くさんとしていたあの日を? あの目こそ貴様そのもの! 余が思わず恋焦がれてしまうほどの…!』

 

 が、バウムガルテンは動じず、殺されて消えていく大陸軍の将兵らを見て、マリにかつてのことを思い出したのかと問うが、彼女は思い出そうとしない。

 

『一々潰した国なんて、覚えてない!』

 

『悍ましい女よ! なれば貴様が堕落した原因、探るとしよう!』

 

 自身を思い出さないマリに対し、バウムガルテンは肉塊と化していたマースルを自身の能力で屍鬼(グール)として蘇らせ、ルリを襲わせた。

 大陸軍将兵の姿をした召喚兵らと交戦していたルリは、不気味な屍鬼と化して襲い掛かるマースルへの対応が遅れ、腹を引き裂かれてしまう。ルリも同様に不老不死であるが、大切な少女が傷付けられたことにマリは酷く動揺し、時間を止めて彼女の救出を優先した。

 

『その小娘が、堕落の原因と見たり! なれば、かつての貴様を蘇らせる方法は、ただ一つ!』

 

 溺愛するルリを優先的に助けようとするマリの行動を見て弱点を見抜いたバウムガルテンは、瞬きする間にそちらへと向かう。既に屍鬼のマースルはマリによって完全に消滅していたが、バウムガルテンは彼女の弱点であるルリの真後ろまで来ていた。

 

『この小娘が消えれば、貴様は思い出すかな?』

 

 バウムガルテンはかつてのマリを蘇らせるため、自身の能力と言うか、配下より拝借した対象を別世界へ飛ばす能力でルリを何処かの世界へ飛ばした。跡形もなく消えたルリに、マリは一瞬理解できなかったが、数秒後にそれを理解して大声を上げて発狂する。

 

『この程度で発狂するとは、弱くなったな。それにしても不老不死とは難儀な物よのう。死にたい時に死ねず、自然に死ぬこともできん。肉体に魂を閉じ込めているような物よ』

 

 頭を抱えて発狂するマリに、バウムガルテンは更に追い詰めるように言葉攻めを続ける。

 

『配下の能力、異界へ対象を飛ばす物であったか。何処へ飛ぶか、この力を使った余とで分からん。もしかすれば、死に続ける場所へ行ったかもしれんな…!』

 

 対象を異世界へ飛ばす能力を使ったバウムガルテンは、何処へ飛ぶか分からないことを告げれば、マリは静かになり、彼を憎悪の目で睨み付け始めた。これを怒り狂わす好機と捉えてか、バウムガルテンは挑発を始めた。

 

『海中、それも深海へ転移すれば無限に溺れ続ける。活火山の溶岩の中に転移すれば無限に溶かされ続ける。暗い宇宙に転移すれば無限に窒息し続ける。太陽に転移すれば無限に業火に焼かれ続ける。それでも死ねぬとは、貴様があの少女に酷なことを…』

 

 バウムガルテンが言い終える前に、マリは何処からともなく出したバスタードソードの刃を突き立てた。彼女の目は、バウムガルテンが望んでいた物であり、それを見た彼は嬉しさのあまり高揚した。

 

『おぉ…! まさしくその目だ! その目をした貴様こそ、復讐に値し、倒すに値する! さぁ、あの時の再戦だ! 存分に戦おうぞッ!!』

 

 マリが望んでいた目をして殺しにかかることに、バウムガルテンは満面の笑みを浮かべ、同じく剣を抜いて激しい打ち合いを始めた。

 怒り狂うマリの斬撃は激しく、バウムガルテンが押されて身体のあちこちを切り裂かれていたが、当の本人は激しく相手を憎悪する目をした彼女に殺されても良いと思っており、心置きなく剣を振るって激しい斬り合いを演じていた。

 

『フハハハッ! これほど甘美な時があろうか! このまま貴様に討たれても満足だッ! さぁ、存分に余を憎み、怒り狂いながら余を殺せッ!!』

 

 血まみれになりながらも、バウムガルテンは死の恐怖を感じるどころか、快楽を覚えてマリに全力をぶつけるように更に挑発した。それに応じているのか、それとも怒りで我を忘れているのか、マリは応じる形で全力で殺そうとする。

 もう少しでバウムガルテンの心臓をバスタードソードの刃で貫けたが、異世界へ対象を飛ばす能力者が主君を助けるためか、自身の能力でマリを異世界へと飛ばした。

 

 彼女が飛ばされた世界は、ヴィンデル・マウザーが支配する世界のゲイムランドであった。

 そこからは八つ当たりのように羽翼元帥の水上艦隊をインパルスガンダムのソードシルエットで蹂躙し、戦場から逃走。神を自称する男、佐奇森神矢の襲撃を受けて敗北する。

 それからはこの白人至上主義者らが支配する土地で、狙撃手に頭を撃ち抜かれ、マリは記憶を取り戻した。

 

 

 

「っ!? い、生きている…! 大口径のライフル弾で頭を撃ち抜かれたにも関わらず…!」

 

 急に生き返ったマリに、運ぼうとしていた警備兵らは驚愕する。無理もない、彼女は記憶を取り戻すなり、急に起き上がったのだから。

 

「おぉ、マリアよ! 主が、主がマリアを生き返らせてくれたか…! 主よ、感謝いたします!」

 

 お気に入りの愛人が蘇ったことで、この土地の領主は自分が信じる神の名を口にしながら、その体を抱きしめるためにマリに近付いた。

 当然、マリには領主の愛人マリアとしての記憶は残っている。全て思い出し、自らのアイデンティティを取り戻した彼女は、記憶喪失なことを良いことに自分を愛人にし、言いなりの慰み者にした領主である老人にバウムガルテン以上の強い憎しみを抱き、手始めに下半身を強力な魔弾で吹き飛ばした。

 

「ぎ、ギヤァァァッ!? アァァァッ!!」

 

 自分の股間にある性器が突如となく吹き飛ばされた領主は、男性としては想像を絶する激痛に襲われ、絶叫しながら膝から崩れ落ちる。周りも何が起きたか分からず、茫然としていたが、数十秒ほど経った後に我に返り、警備兵らはライフルや短機関銃を、招待客である連邦軍の高官とその護衛等は各々が持つ銃をマリに向けた。

 記憶がないことを良いことに、散々自分の身体を触った領主のを股間を吹き飛ばしてなぶり殺しにしたところで怒りが収まらないマリは、ここにいる全員が自身に殺意を向けたことで、身勝手な八つ当たりをしても良いと判断し、凄惨な殺戮劇を始める。

 

「ウワァァァッ!? ATだ! MSでも良い! 速くここへ呼び出せ! 化け物だ! 化け物がばっ!?」

 

 たちまちパーティー会場は血の海となった。辺り一面に人の四肢や内臓がまき散らされ、壁は一瞬にして血で真っ赤に染まる。一人無線機を持つ警備兵は、領主が防衛のために買い込んだMSとATを呼ぶように要請した後、マリに殺害されて原型を留めぬ肉塊と化す。

 

「ひやぁぁ…!? 主よ…! どうか、どうかこの悪魔を退けたまえ…!」

 

 股間を魔弾で抉り取られ、まだ息のある領主は先ほど自身の愛人を悪魔呼ばわりし、神にマリを退いてくれるように祈った。が、神は自身の卑劣な行いを棚に上げ、都合よく助けを乞う老人の願いを聞き入れず、そのまま彼女に手を下させた。

 

「ヤダァァァッ! バァァァッ!!」

 

 マリが何処からともなく取り出したバスタードソードで、領主は左右真っ二つに切り裂かれて絶命した。

 

「ヒィィィッ! なんでこんな化け物が出てくるんだ!?」

 

 その領主を殺し、自分がこの土地の長になろうとしていた男は、予想外にもほどがあるマリの登場に混乱し、逃げる招待客らをピストルで殺害しながら自分一人で屋敷から脱出した。警備兵らが応戦しているが、不老不死であるマリは幾ら撃っても死なず、バスタードソードで斬られるか、異次元から出したCZ75自動拳銃を撃たれてただ殺されるばかりだ。

 

『出てきたぞ! あの化け物を殺せ! 殺すんだァ!!』

 

 通路で殺戮の限りを尽くし、屋敷の外へ出たマリを待ち構えていたのは、警備兵が呼び寄せていたMSのストライクダガーとATのスコープドッグの混成機動兵器部隊だ。更には連邦軍の装備であるミサイルを搭載したトラックであるブルドックや対空機関砲を搭載したワートホグの車両部隊まであった。

 華奢な女一人に出す戦力としては過剰だが、相手はあのマリ・ヴァセレートである。これほど揃えなくては、足止めにすらならないだろう。

 ジープから自分だけ逃げだした男が拡声機を使って攻撃命令を出せば、ストライクダガーはビームライフルを、スコープドッグはヘビィマシンガン、兵器を搭載した車両類は一斉にマリに向けて火器を放った。

 

「へへへっ、どうだァ!?」

 

 これほど攻撃を受ければ、マリは跡形もなく吹き飛んでいるだろう。普通ならそう思い、怪物を倒したと思っていた男であったが、マリは魔法障壁を張ってその全てを防ぎ切った。

 

「き、効かない…!? 魔女か…!」

 

 魔法で全て防ぎ切ってしまったマリに、攻撃部隊の指揮を執っていた男は彼女を魔女と吐き捨てた。マリはそのまま目前に居る敵部隊を一掃しようとしたが、彼女が強力な魔法を唱える前に、攻撃部隊は上からの一斉攻撃で壊滅した。

 

「何?」

 

 大爆発が巻き起こった後、火達磨となった敵兵らが獣の様な叫び声を上げながらさまよう中、攻撃部隊を上空から攻撃した正体が降下してきた。その正体はライジングフリーダムガンダムであり、天使の如く背中のウィングを羽ばたかせ、小型の輸送機と共に地上へと降り立つ。そのライジングフリーダムに乗っているのはリアーダ・ヘルヘッシモであるが、機体に慣れていないのか、動きはどこかぎこちない。

 

「待て。我々は敵ではない」

 

 ライジングフリーダムが地上へ降り立ったのと同時に着陸した輸送機からは、あのブラックジャックが降りてきた。護衛と共に降りてきた彼はマリに敵でないと告げ、契約の話を持ち掛ける。

 

「君の力を見込んで、頼みたいことがある。そちらに損は無く、むしろ得となる契約だ。この戦争だらけの世界から抜け出したいんだろ?」

 

 まるで自分が異世界から来たことを知っている口振りなブラックジャックの言葉に、マリは少し驚きながらも、ルリが写った写真が無いことを思い出す。

 

「ちょっと待って。写真取ってくる」

 

「用事が済んだら来てくれ。ここで待ってる」

 

 写真を取ってくることを伝えれば、ブラックジャックは待っていると告げた。時間を止め、屋敷内へと戻った。写真は見付からなかったが、逃げようとする人物を発見した。その人物とは、ルリの写真を拾った金髪の小太りの男である。

 

「ひっ!? どうしっ!?」

 

 一分経過すれば、時は動き出し、金髪の男は目前にマリが居ることに驚き、別方向へ逃げようとしたが、魔法で拘束される。動きを止めた後、写真を持ってないかどうか、ポケットを探れば、大切なルリが写った写真が見付かった。

 

「お、おい…! これは…!?」

 

「数秒後に解けるから」

 

 動きを止めたままにしているので、金髪の男はいつ解けるんだと問えば、マリは写真を手にしながら数秒後にはとけると答え、ブラックジャックの元へ戻った。

 

「この子、知ってる?」

 

 それからルリの写真を見せながら、知っているかどうかをブラックジャックに問う。それを見たブラックジャックは、ルリの写真をよく確認してから知らないと正直に答える。

 

「ふむ、中々かわいい子だな。だが、知らないな。これほどの容姿、直ぐに目立つが、こちらに情報が入ってくるはずだが…」

 

 ルリの容姿は目立つので、直ぐにでも世界中で話題になるはずだが、ブラックジャックが知らないとすれば、彼女はこの世界に居ないということになる。

 

「それが無いとすれば、その子はこの世界には居ないということだ。別世界へ行くというなら、その場所を教えてやろう。ただし、こちらの頼みを聞いてもらおう」

 

 別世界へ行ける次元転移装置の類の場所を知りたいのであれば、自分の要求に応じろというブラックジャックの頼みにマリは少し考えた後、結論を見出してそれを伝える。

 

「良いわ。こんな戦争だらけの世界に居たくもないし。あんたの要望、叶えてあげるわ」

 

「素晴らしい! 契約成立だ。まぁ、やって貰いたいことは、うちの商品の回収の護衛だ。そのための装備も、提供しよう」

 

 結論は、ブラックジャックの要望に応じるという物であった。マリが自分との契約に応じたことで、ブラックジャックは拍手して彼女を自分の輸送機へと乗せた。

 

 そこからは現在に至り、マリはライジングフリーダムガンダムに乗って、惑星オルドリンの激戦区である首都に向かって、衛星軌道上から降下している。

 大気圏突入でコクピット内の温度が上がって全体が揺れる中、数秒後には惑星オルドリンの空へ降りることに成功した。温度は下がり、機体の揺れは収まった。同時に肉体に掛かる重力が強くなる。

 雲の隙間から地上が見えれば、連邦軍と同盟軍が激しい攻防戦を繰り広げる大都市が眼下に見えた。凄まじい攻防戦が繰り広げられ、今も高層ビルが戦闘の影響で何棟も倒壊している。無数の爆発も見え、戦闘の激しさを物語っていた。

 

「っ、こっちに来る!」

 

 六機の飛行形態のガンダムが惑星オルドリンへ降り、激戦区の都市に目掛けて降下する中、連邦か同盟のレーダーに捉えられたのか、こちらに向かってくる複数の反応が機体のレーダーに現れた。それをリアーダらに伝えれば、マリは向かってくる敵機と思われる航空機群を迎え撃とうとする。

 

『こちら惑星同盟軍! 正体不明の編隊に告げる! 当空域は戦闘空域である! 直ちに引き返せ! 引き返さん場合は撃墜…』

 

 向かってくる敵機は、同盟軍のスクランブルの戦闘機であった。二機の戦闘機編隊は引き返せと警告したが、マリが応じるわけがなく、容赦なくシールド真下にマウントされたビームライフルを撃って撃墜した。その射撃は速く、二発の射撃で戦闘機二機を撃墜したのだ。

 

『あ、あの…』

 

「どうせ戦うことになるんだから。一々応じる必要ないでしょ!」

 

『そりゃ、そうやけれも…無茶苦茶やな、あんた』

 

 リミッターが掛けられた同型機に乗るサルモンより、いきなり撃って大丈夫かと問われたが、マリはどうせ同盟軍とも戦うことになると答えた。それにサルモンが頭を抱える中、マリのMA形態のライジングフリーダムは、激しい市街戦が繰り広げられている都市へと降下した。




次回から、本編に戻ります。
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