【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
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ご応募いただき、ありがとうございました。
『アポリオン隊、なぜ攻撃せん!? そこで健在なのは、貴様らの隊だけだぞ!』
「ご冗談を、あれと戦えとでも?」
BRカスタムを駆るグレア・スカーレットが率いるアポリオン隊は、軍司令部から攻撃命令を催促する無線連絡が来ていたが、マリ・ヴァセレートを初めとする武器商人「ブラックジャック」の回収部隊の圧倒的な戦闘力を見て、敵わないと判断して無線を切る。
ナッパ・ガーランドを初め、数機ほど撃破されるか戦線離脱を余儀なくされたアポリオン隊であるが、他の隊に比べれば比較的損害は軽微であり、戦闘継続は可能であった。
その相手が同盟軍であれば攻撃するグレアであるが、相手がライジングフリーダムガンダムやイモータルジャスティスガンダムを駆る私兵部隊であれば、勝てるとしても全滅に近い損害になることは確実なので、損耗を気にして拒否した。
『隊長、あのガンダム共は放置するので?』
「当たり前ですよ。例え勝てるとしても、こちらの損害は馬鹿になりません。それより、逃げる宇宙人共の追撃を行いましょう。あいつらの相手は、UNSCの植民地人共がするでしょう」
『了解! ぶっ殺してやるぜ、エイリアン共!!』
部下からの問いに、グレアは損害を気にしてしないと答え、代わりに撤退する同盟軍の追撃に入ると告げた。
この不良軍人やコーディネイター、亡命者と言った自分ら軍内での少数派にとって聖母の様な存在であるグレアの命に、彼らは意気揚々に従い、撤退する同盟軍機を執拗に追撃した。
部隊名の由来である名の通り、アポリオン隊は複数で敵機を嬲り殺し、機体のマニピュレーターで直接コクピットを叩き潰すなどの残虐な戦闘行為を行った。
『や、止めてくれ! 降伏する!』
「ごめんなさい、宇宙語は習ってないんですよね」
その残虐な戦闘行為をする隊長であるグレアも、足を破壊されて動けない敵機のパイロットが降伏すると告げたが、言語が理解できないなどと返答し、乗機のBRカスタムのヒート・ナイフをコクピットに突き刺した。
「司令官、ゲオルグ・トリケラ特務少将の戦死により、友軍が混乱して敗走状態です!」
「奴が死んだことで撤退は可能ですが、この混乱状態では被害は増すばかり。今の最高指揮権は貴方にあります。どうか聖断を!」
「うむ、分かった」
ゲオルグ・トリケラの戦死により、同盟軍の防衛線は混乱状態にあった。彼の恐怖による支配が無くなった同盟軍守備軍の統制は取れなくなり、将兵らが我先へと逃げ出す敗走状態だ。連邦軍はこれ見よがしにアポリオン隊と言った執拗な追撃を行っており、被害は増すばかりである。
側近や幹部から決断を乞われた守備軍司令官は、彼らの要望通りの指示を出した。
「遅滞戦闘を取りつつ撤退せよ。被害の大きい部隊から撤退させろ。とにかく、統制の取れた撤退をさせるんだ。軍隊らしくな」
この指令に司令部の誰もが拒否せずに従った。戦闘を行う全将兵もゲオルグの指示よりは良いと判断して拒否せずに従い、損耗の部隊を先に行かせ、反撃しながらの撤退を行う。数分間は乱れていたが、徐々に統制が取れていき、追撃する連邦軍に少なからずの損害を与えるまでの統制が取れた撤退を行うようになる。
「同盟軍、撤退中ですわ」
『見れば分かるよ』
回収地点を確保し、そこへ降下してきた輸送機が着陸すれば、武器商人であるブラックジャックの商品を積み込み始めた。予め人員が配置されており、輸送機の随伴機として降下してきたガーリオン四機に護衛されながら搬入を続けていた。
ガーリオンと同じく輸送機の防衛をリミッター付きのライジングフリーダムガンダムで行っているサルモンは、同盟軍が撤退を始めたのを見て言えば、イモータルジャスティスガンダムで防戦していたリアーダは、見れば分かると、複数で攻撃してくるUNSC陸軍のダガーL一機を撃破してから答えた。
「ねぇ、休んでいい? こっち、全然来ない」
『なんやて? なら、わてらの方を手伝ってもらいましょか』
「なら、警戒しとく」
『はいはい』
リアーダと同じイモータルジャスティスに乗るイオナは、自分の方に敵が来ないと報告すれば、サルモンに援護に来いと言われたが、面倒くさがって警戒すると答える。その数秒後、回り込んできたヘビーガンとGキャノンの混成部隊がイオナ機を攻撃してきたので、交戦状態に入った。
『ちょっと来てくれない? もう動けないの』
「え、動けないの? 班長、あの人のライフリ、動けないってさ!」
『派手に暴れ過ぎるからだ! だが、あのガンダムを放棄されては困るな。護衛のガーリオン二機を回収に向かわせる。お前はそれの援護をしろ!』
「了解! 面倒くさいけど、行くか!」
リアーダやサルモン、イオナと違って向かって来たUNSC陸軍の部隊を一時撤退させたライジングフリーダムを駆るリオは、マリの救援要請を受けた。これを輸送機に乗る作戦指揮官に知らせれば、その護衛をしろと告げられ、指示に応じてガーリオン二機と共に彼女のライジングフリーダムの回収に向かった。
『シールド、しばらく踏ん張れよ! もうじき戻ってくる!』
「受けた恩は返したいが、これはキツイって!」
イモータルジャスティスを駆る立松は作戦指揮官の指示に応じて踏ん張るが、リオとガーリオン二機の空けた穴は大きく、かなりの負担が掛かっていた。
「数、少ないな」
『わてらに構ってる暇は、ないっちゅうことですわ』
武器商人のブラックジャックの商品の回収を行っているリアーダらに向けているUNSC陸軍の戦力は消極的であり、その攻撃は散発的だ。彼らは街の奪還が目的であり、主力は旧政庁施設を目指して進軍中であった。
サルモンの言う通り、ブラックジャックの私兵に構っている暇はなく、街から撤退し始めた同盟軍の追撃をするつもりも無かった。
『政庁施設を奪還したぞ! 街を取り戻したぞ!!』
同盟軍が放棄した政庁施設を奪還すると、UNSC陸軍は進軍を停止した。
街を破壊しながら同盟軍を追撃する連邦軍と歩調を合わせず、逃げ遅れた同盟軍の残存部隊の掃討に移るか、投稿させて武装解除を行っていた。
このオルドリンの戦いに参加したUNSC陸軍の将兵は以下の通り。
デグ・ヴァジャック陸軍少佐
天城ダイシロー陸軍中尉
バートレイ・ライアール陸軍大尉
ヤクシャ・ベアード陸軍中尉
アルト・クォーツ陸軍大佐
オコエ・ミラージュ陸軍大尉
次に戦いに参加した戦死者を含める連邦軍将兵とスパルタンは以下の通り。
エリザベス・ワイアット大佐
ヴィクトーリア・ウルリカ・フリーデリーケ・フォン・シマヅ少佐
グラハム・ジッター大佐:戦死
サム・ビシェット・バロム大佐:戦死
スパルタン・ゴール(本名イモール・ゴルゾフ):戦死
スパルタン・ベルタラ(本名オレグ・バルトロニコフ):戦死
スパルタン・ガブル(本名不明):戦死
スパルタン・アード(本名アード・レッド)
タラニス・ウィッカーマン二等兵:敵前逃亡
グレア・スカーレット大佐
ナッパ・ガーランド少尉:戦死
スパルタン・101(本名不明):戦死
スパルタン・イージス(本名ゲンキ・タテマツ)
リブック・レームダック大佐:戦死
イチマルハチ特務曹長
乗機を破壊されても生存した者は、撤退する同盟軍を追撃するミケール三好率いる第11機甲軍と所属する第40軍と共に、予備機に搭乗して戦闘を継続した。
戦いに参加した戦死者を含める惑星同盟軍将兵は以下の通り。
ゲオルグ・トリケラ特務少将:戦死または行方不明
マクベス・ギーペンラート特務准将
オルク・スコルティス特務大佐:戦死
キース・グライスナー大尉
ルミア・カーマイル少尉
ベルガ・チーノ曹長:戦死
イチー・トライ特務大尉:戦死
ニー・トライ特務中尉:戦死
サーン・トライ特務中尉:戦死
ゲラート・マキシマムス少佐:戦死
シルフィア・ノーツ特務中尉
ドズル・ザビ五世:少将
生存者らは連邦軍の追撃を受けながらも、乗機を失った者たちは街からの脱出に成功した。
『商品の回収、終わりました!』
『あの女のガンダムも回収したぞ! 速く街からずらるぞ!』
「やっと帰れるか」
武器商人ブラックジャックの私兵たちは、商品とマリのライジングフリーダムの回収を終えれば、早々に街から脱出しようとその場から輸送機と共に飛び去った。包囲する形で展開していたUNSC陸軍と空軍部隊は、第三勢力である彼らを追撃せず、取り戻した街の安全の確保に努めていた。
戦いに乱入したブラックジャックの私兵部隊の参加者は以下の通り。
マリ・ヴァセレート
リアーダ・ヘルヘッシモ
サルモン・スピンラッド
イオナ・ファイル
時崎リオ
シールド立松
ブラックジャックの私兵部隊が脱出した後、UNSC海軍の艦艇数隻の艦隊が増援として現れた。街の上空に現れた艦隊は、搭載している海兵隊を展開させれば、街に居る同盟軍の残存戦力を掃討するか無力化し、街を完全に取り戻した。
UNSC軍は多大な犠牲を払いながら街を取り戻すことに成功したが、街には友軍の凶行による瓦礫と、敵軍と友軍双方の兵器の多数の残骸しか残っていなく、虚しい勝利であった。
「あぁ、街が…!」
シェルターに避難して難を逃れた市長は、激しい戦闘で廃墟と化した街を見て、膝から崩れ落ちて絶望した。
「フン、どいつもこいつもつまらん奴らだ。誰一人、全く戦う気にもなれんわ」
遠方からこの戦いの顛末を見ていた北斗琉拳の使い手であるハン将軍は、あれほど激しい戦いであったのにも関わらず、つまらないと評した。
己が拳と生身で相手と戦ってこそ、拳士たるハンが望む戦いであろう。彼は画面越しではなく、直接生身の相手と戦ってこそが、本当の戦いであると思っているのだ。故にこのオルドリンの戦いは、ハンにとっては至極つまらない戦いなのだ。
「天城ダイシローと言う奴の始末、どうやら失敗したようだな。が、その強運には興味が湧いた。奴を襲えば、何かしらの敵と戦えそうだ」
標的であるダイシローの暗殺にサムが失敗したことを知れば、ハンは彼の強運に興味を抱き、何かしらの敵と遭遇できると思って直接自分で暗殺に向かった。
「まぁ、期待はせんがな」
ダイシローの強運に期待しつつも、つまらなそうな表情を浮かべたハンは、その場から立ち去った。
惑星ヴェクタの衛星軌道上にて、ISAヴェクタ海軍を含める連邦軍の艦隊が集結していた。惑星ヴェクタの地表からも続々と巡洋艦が打ち上げられており、その数は数千隻に達するだろう。
『ヴェクタISA海軍、第1から第5艦隊、集結完了! 第6艦隊、間もなく合流完了予定』
『大西洋連邦宇宙軍の第5機動艦隊、全艦合流確認』
『連邦宇宙軍第9艦隊、残り一戦隊』
「警備を厳重にしろ! 同盟軍の攻撃に警戒せよ!」
この大艦隊の集結の警備は大変厳重であり、集結地点を囲む形で多数の機動兵器が展開して敵の偵察を警戒していた。どうやら連邦軍は、宇宙で大規模な侵攻作戦を敢行しようとしているようだ。
ヴェクタ以外からも多数の艦艇が集結地点へ向けて移動を開始しており、統合連邦に参加している勢力を初め、連邦に庇護下を求めた惑星やコロニーサイドの艦隊も集結し、誰から見ても総力を挙げた大規模作戦になることを予感させていた。
「作戦旗艦、コロンブス号、合流します!」
「あれは惑星調査船じゃないか! グレイ長官は、あんな物まで徴用するのか」
レーダー手からの知らせで、ヴェクタから上がってくるこの侵攻作戦の作戦旗艦が衛星軌道上に上がってくることを知らされた艦長は、艦橋から自分らの艦隊作戦旗艦を見た。その巨大な艦影を見た艦長は、惑星調査船であると見抜いた。作戦の指揮官を務めるISA海軍のアレックス・グレイ長官が、巨大な船体と搭載量に目を付け、今回の作戦のために強襲揚陸艦として軍に徴用したようだ。
「どうやら、アレックス・グレイ長官は本気でヘルガーンに侵攻するようだな。惑星調査船は長期任務を行うために大きめに作っている。あの船の中には、陸軍の兵員や兵器を満載しているだろうて」
集結済みの艦隊の提督は、巨大な惑星調査船を徴用したのは惑星ヘルガーンを侵攻するのは本気であると見抜き、調査船には多数の兵員や兵器を満載していると口にする。
「グレイ長官、侵攻艦隊は間もなく集結します」
「えぇ、分かったわ」
作戦旗艦コロンブス号の船長室にて、伝令の連絡将校から報告を受けたアレックス・グレイ長官は、ホログラム上の星系の地図を見ながら頷いた。初老の女性の視線は、惑星ヘルガーンに向いており、この大艦隊の攻撃先がヘルガストの本拠地であるヘルガーンであることが分かる。
「遂にこの時が来たわね。さぁ、今度こそ…!」
グレイ長官はヘルガストに並々ならぬ憎しみを抱いており、拳を強く握りしめていた。
各地で戦闘が再発し、再び戦争が再開される中、戦火は更に激しさを増そうとしていた…。