【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
性別:男
年齢:23歳
階級:中尉待遇
所属:スパルタンⅤ
乗機:ヴェクタガンダム
概要:惑星ヴェクタ出身の青年。ヘルガストによって故郷を追われた際家族を皆殺しにされた恨みを抱えながら鬱屈した生活を送っていた。
いつしか変な連中に付きまとわれ、ある日ついに拉致され肉体改造を受けてしまう。その際心底に深く突き刺さっている憎しみを考慮され、精神汚染だけは起こらないよう慎重に配慮されている。
名前:ティロ・ゾベック
性別:男
年齢:38歳
階級:大佐
所属:地球連邦軍第一連合艦隊
乗機:マゼラン改級宇宙戦艦「キールン」
概要:ガルダーゴンの生き残り。特筆すべきことはなにもないが、砲撃屋としての感覚を忘れられないでいる。
名前:ムザストロ
性別:男
年齢:35歳
階級:中佐
所属:地球連邦軍第一連合艦隊
乗機:ネルソン級宇宙戦艦「タケオ・ヒロセ」
概要:タカ派っぽいが羽翼正義とは真反対の思想のため、連合艦隊のさらに端の分艦隊に追いやられた。艦隊護衛戦闘のプロ。
ちなみに「タケオ・ヒロセ」はメビウスやメビウス・ゼロのみ搭載。
名前:ゲオルグ・マッカートニー
性別:男
年齢:26歳
階級:大尉
所属:地球連邦軍第一連合艦隊
乗機:メビウス・ゼロ
概要:「タケオ・ヒロセ」のメビウス編隊隊長。意外にも彼らの部隊は損耗率ゼロを誇る「ラッキー・メビウスズ」と呼ばれ、ガンバレルと配下メビウスとの連携による「ジャムル・フィン戦法」で数多くの同盟軍MSを屠った。
名前:メッツラー
性別:男
年齢:33歳
階級:大尉
所属:地球連邦軍第一連合艦隊
乗機:スタークジェガン
概要:「キールン」MS小隊長。気がついたら対ニュータイプ・対Xラウンダー戦闘ばかりに明け暮れていた男で、ファンネルやドラグーンに対抗する手段に熟知している。
キャラ提供は神谷主水さん
名前:ユウゴ・アンドウ
性別:男
年齢:35
階級:大尉
所属:三輪防人隷下
乗機:ゲシュペンストタイプS
概要:元々は事なかれ主義な一兵士で実力もパっとしない(主人公や敵のエリート部隊に無双されるくらい)が悪運だけは強く、追い詰められてやぶれかぶれで撃った弾が敵エースや指揮官に直撃したり、逃げ込んだ場所が重要拠点だったりして戦果を上げ続けてしまった結果、凄いエースだと周りに勘違いされてしまった。結果、三輪元帥に引き抜かれてしまい、荷が重い機体を渡されて最前線に突っ込まされる可愛そうな男。
キャラ提供はRararaさん
名前:スパルタン・アード
性別:女
年齢:20
階級:無
所属:スパルタンⅤ
乗機:ヴェクタガンダム
概要:オルドリンでの戦闘後、生還した実力を見込まれ帰還早々に戦場へ。こんな早くに出撃かと文句を垂れながらも、仕事はきっちりする。前回破壊されたカラミティに代わり、新型のヴェクタガンダムを駆り戦場を舞う。
キャラ提供はハナバーナさん
惑星オーファンの戦闘が終息した後、惑星ヘルガーンでの戦闘は激しさを増していた。
「僚艦と共に、敵艦隊に一斉射!
地球連邦軍第一連合艦隊に属するマゼラン改級宇宙戦艦「キールン」の艦長であるティロ・ゾベックは、僚艦のマゼラン改級三隻と共に、敵艦隊に向けて主砲を一斉に放った。
近代化改修を受けた程度の旧式の宇宙戦艦による艦砲射撃であるが、それでも砲戦能力は高く、敵艦隊の何隻かの艦艇を轟沈させることに成功した。
「戦果、敵巡洋艦並び駆逐艦、フリゲート艦、全て合わせて八隻の轟沈を確認!」
「よーし、そのまま艦砲射撃継続! 撃ちまくれ!」
ティロは元砲撃屋であり、艦長になってもその感覚を忘れられずにいた。尚、ティロはガルダーゴンでの決戦に参加した経験がある。
『ザク! ドラグーン付きだ!』
「あれか! 対処する! 正体各機、俺に続け!」
ティロのキールンに属するMS小隊の隊長、メッツラーは無線機からプロヴィデンスザクの存在を知れば、乗機であるスタークジェガンの操縦桿を動かし、僚機のジェガンJ型三機を連れて対処に向かった。
プロヴィデンスザクは背中に装備したドラグーンを展開し、多数の敵機を次々と撃破していく。プロヴィデンスザクは、プロヴィデンスガンダムのドラグーンシステムを一般兵にも扱えるように操作できるように改造されている。
そのザクに登場するパイロットは、機動兵器のみならず、艦艇も何隻か撃沈した。メッツラーのスタークジェガンは、僚機のジェガン三機と共に攻撃を行う。
「ちっ。あんなのばかりにやらされるな、俺は!」
相手がオールレンジ攻撃を行う敵機ばかりなことに悪態を付きつつも、味方を守るためにメッツラーは、ロケットランチャーから散弾式の弾頭を放ち、ドラグーン数基を破壊する。メッツラーのスタークジェガンに注意を引いているうちに、対処が取り辛い三方に展開したジェガン三機がビームライフルによる攻撃を行い、動きを止める。
そこからオールレンジ攻撃を躱しながらスタークジェガンの肩のミサイルを放ち、プロヴィデンスザクに更なる損害を与えた。相手が避けようとすれば、ジェガンが退路を塞ぐ。尚、プロヴィデンスザクは攻撃を避けるので必死で、残りのドラグーンを使えずにいる。それほど起用のパイロットではないのだ。
対処しづらい方向から放たれるビームを必死に躱す敵機に対し、メッツラーは容赦なく機体のビームサーベルを抜き、機体を加速させて接近して胴体を切り裂いて撃破した。
「恨むなよ? お前がその機体に乗っている所為だからな」
撃破されたプロヴィデンスザクのパイロットに向け、メッツラーはその機体に乗ったお前が悪いと言う言葉を掛け、僚機の三機と共にその場から去る。
「ミサイルや敵機を近付けるな! 僚艦、対空弾幕を厚くしろ!」
ネルソン級宇宙戦艦「タケオ・ヒロセ」の艦長であるムザストロは、僚艦のドレイク級護衛艦に対空弾幕を厚くし、敵機を近付けるなと怒号する。これに応じ、ドレイク級四隻は対空弾幕を厚くし、連合艦隊に飛んでくるミサイルを迎撃し、敵機を近付けないようにする。
「ジャムル・フィン戦法だ! マーフィー、ギロ、アルフィ、行くぞ!」
「了解!」
MAメビウス三機の編隊長機を務めるメビウス・ゼロのパイロット、ゲオルグ・マッカートニーの指示の下、ジャムル・フィン戦法なる連携攻撃を行い、標的にした敵機動兵器一機を撃破した。
展開した四基のガンバレルによるオールレンジ攻撃で敵機の動きを封じつつ、三機のメビウスによるレールガン攻撃で撃破する戦法だ。
『隊長、やりました!』
「へっ、チョロいもんだぜ!」
この戦法を得意とするタケオ・ヒロセに属するゲオルグのメビウス編隊は、今まで数多くの敵機を仕留めてきた。更に損耗率ゼロを誇る幸運の部隊であり、「ラッキー・メビウスズ」と言う異名で呼ばれている。
「畜生、なんでこんなことになってんだ!」
高性能のPTであるゲシュペンストタイプSを駆るユウゴ・アンドウは、悪態を付きながら複数のレリオンと交戦していた。乱射されるレールガンを躱しつつ、手持ち武装であるニュートロンビームを放った。一発目は躱されるが、二発目は命中して撃墜できた。だが、ここは戦場であり、直ぐにコスモリオンの編隊がユウゴのゲシュペンストに襲い掛かってくる。
「なんでこんな機体に乗せるんだ!? 畜生、新型のジムの方が良いのに!」
ゲシュペンストタイプSの操縦性は、ユウゴが文句を言うように扱い辛い玄人向けの物であった。
事なかれ主義のユウゴ・アンドウがこの高性能のエース向けPTを与えられたのは、彼が望まない成果を何度も挙げてしまったのが原因である。更に運が悪いことに、直属の部隊が三輪防人傘下の部隊であったため、彼に目を付けられてしまい、荷が重い機体を与えられ、逆らうこともできず、こうして最前線に立たされているのだ。
「こいつ等、俺に集るんじゃねぇ!」
そんな機体に乗せられ、死闘を強いられたユウゴは、自機を包囲せんとするコスモリオンを追い払おうと、スピリットミサイルやスマッシュビームを放った。奇しくも、その攻撃は当たっており、彼の望まない撃墜スコアを増やしてしまっている。
ユウゴの望まない昇進をしてしまうのは、もはや避けられないことだろう。
大艦巨砲主義を掲げる大宇宙大和帝国海軍の艦隊に捕捉されたISAヴェクタ海軍の連合艦隊は、ナナミ・ウミキタの無人艦隊やヴェクタガンダムで迎え撃った。
「側面より、敵艦隊! 艦砲射撃を続けながら突撃してきます!」
「フン、非力な! 我が艦の巨砲で吹き飛ばしてしまえ!」
バーミンガム級やラーカイラム級宇宙戦艦、マゼラン級宇宙戦艦なる無人艦隊に気付いた全長二千メートルはある巨大な金剛型宇宙戦艦六隻で編成された戦艦戦隊は、三門の主砲を向け、その巨砲を放った。空気が無い宇宙では鼓膜を突き破る轟音は聞こえないが、大和帝国の巨大な金剛型宇宙戦艦の主砲は破壊力を高めるためにビーム式であり、そんな巨砲から放たれたビームを受けたマゼラン級数隻は、それを受けるだけで一瞬で溶解した。
「あれが前の主力戦艦だと言うのか!? 巡洋艦が一発で沈むぞ!」
初めて大和帝国海軍の艦隊と交戦するテンペラーは、自身の乗艦である巡洋艦ニューサン号の艦橋から、その威力に驚きの声を上げた。金剛型の次に扶桑型と呼ばれる次期主力戦艦があるので、火力は何倍にも上がっていることだろう。あの火力を目にしたテンペラーは、こちらの主力巡洋艦が一撃で沈むと判断する。
「無人艦隊、戦力の五十パーセントを喪失!」
「流石は大艦巨砲主義と言ったところか。重巡洋艦でも、こちらの艦隊を蹂躙するのは十分だろう。ガーディアンズに連絡を!」
「はっ!」
ヴェクタ連合艦隊の旗艦コロンブス号で、敵戦艦の火力を知ったグレイ長官は、重巡洋艦でもこちらの艦隊を蹂躙するのに十分な火力を有していると判断し、機動力が優れる機体に乗るキャロル・グレイを初めとするガーディアンズと呼ばれるチームに対処させるべく、通信士官に連絡を取るように指示を出した。
「ガーディアンズに繋がりました! 回線を回します!」
『こちらガーディアンリーダー。何か?』
「敵艦隊がこちらに接近中なのが分かるな? 駆逐艦や軽巡洋艦は無視していい。戦艦と重巡洋艦のみを叩け。後はどうにでもなる」
『了解。直ちに掛かります!』
連絡が取れるようになれば、ガーディアンズを指揮するヴェクタガンダムに乗った女性隊長に、戦艦と重巡洋艦に攻撃を集中するように指示を出す。これに応じた隊長は、異世界のMSであるブッシに似た敵艦載機、一式歩行型宇宙歩兵機「チヌ」を蹴散らしつつ、同型機に乗るキャロル、スパルタン・アード、スパルタン・ヴェクトレンを率いて敵戦艦と重巡洋艦の対処へ向かった。
「総員、コロンブス号よりの命令を聞いたな? 我々は敵戦艦と重巡洋艦のみに攻撃を集中する。他は味方に任せておけばいい!」
『もう少しでヒグス共の巣窟だってのに、ミートボール共相手に、こんなに手間取るなんて!』
「無駄口を叩くな! 直ちに攻撃を行う! エクスバインガンナーはその援護だ!」
ガーディアンズを指揮する隊長の問いに対し、スパルタンであるヴェクトレンは悪態を付きながらも、邪魔をしに来た敵機をビームライフルで撃ち抜いた。隊長はそれに注意しつつ、メードとラーズが乗るエクスバインガンナーに、戦艦と重巡洋艦の攻撃への攻撃を援護するように指示を出した。
「はっ! ラーズ、ミサイル攻撃!」
「了解! マルチトレースミサイル、目標照準完了! ファイヤー!」
邪魔な敵機をエクスバインの手持ち武装であるフォトンライフルで撃墜したメードは、指示に応じてAMガンナーに乗るラーズにミサイル攻撃を命じた。それに応じたラーズは、ガーディアンズ隊の突破口を開くため、乗機のガンナーに搭載されたミサイルポッドを放った。付近にいる駆逐艦やフリゲート艦も旗艦から援護命令を受けていたのか、ミサイル攻撃を行っていた。
ガンナー本体と味方艦艇より掃射されたミサイル群は、ガーディアンズ隊の進路上に居た敵部隊に大損害を与え、突破口を開いた。連合艦隊へ突撃する戦艦や重巡洋艦群への進路が開いたのを確認すれば、ガーディアンズ隊は直ぐに突撃する。
「あ、あいつら! 戦艦をやる気か!?」
『近付けるな! 撃ち落とせ!』
金剛型戦艦に取り付き、主砲などを初めとした搭載火砲を破壊していくガーディアンズ隊に気付いた二式可変歩行型戦闘機「烈風」に乗るパイロットが声を上げれば、惑星同盟軍からの供与品であるガーリオンやレリオン、MSのザクⅣに乗るパイロットらは戦艦を守るため、複数のヴェクタガンダムに立ち向かう。
「死にたくなければ、道を開けやがれ!」
金剛型の主砲を潰し、艦橋をオプション装備であるショルダーキャノンで吹き飛ばしたヴェクタガンダムを駆るヴェクトレンは、向かってくる大和帝国海軍の機動兵器群に対し、乗機の圧倒的な性能で次々と蹴散らしていく。
「心中する気か!? 近寄るんじゃねぇ!」
ビームライフルを何発も連射してレリオンを撃墜した後、腰のビームカタナを抜いて斬りかかるチヌに対し、素早く引き抜いたビームサーベルで敵機の胴体を切り裂いて撃破した。
「この機体、前のカラミティよりも扱いやすい!」
同じくヴェクタガンダムに乗るアードであるが、流石の最新鋭機なのか、ノワールカラミティガンダムよりも扱いやすいと述べ、オプション装備の二門のレールキャノンを放って邪魔な敵機を破壊した後、同じオプション武装である二振りのビームブレイドを引き抜き、敵機を切り裂き、続けて二機目を切り裂いた。
「目標は戦艦と重巡洋艦…あの大きいのが!」
ビームライフルで邪魔な敵機を掃討するヴェクタガンダムを駆るキャロルは、重巡洋艦に標的を定めた。金剛型ほど大きくは無いが、全長はUNSC海軍のオータム級重巡洋艦以上の大きさを誇っている。
「敵機、急速接近! 数は一機!」
「たかが一機如き、叩き落せ!」
狙われた重巡洋艦の艦橋にて、レーダー手からの報告に艦長は、迫るキャロルのヴェクタガンダムの存在に気付いた。一機で迫って来たので、艦長は如きと下に見て対空機銃で落とせと指示を出す。それに応じ、重巡洋艦に搭載された多数の機銃は迫るヴェクタガンダムを撃ち落とそうと連射するが、全く当たらない。
「なんだ、当たらんぞ!?」
「予想進路に向けて撃て! 狙うな!」
機銃手はヴェクタガンダムが避けながら接近していることで、当たらないとぼやくが、隣の機銃手から予想進路に向けて撃てと言われ、その通りに避ける先を読んで撃つ。だが、キャロルはそれが見えているかの如く避け、ライフルを撃って砲塔を破壊する。
「この距離なら! ファンネル!」
対空弾幕を最低限の動きで躱しながら重巡洋艦に迫ったキャロルは、乗機のヴェクタガンダムのオプション装備であるファンネルを展開した。数は六基であり、大きさは継続性と火力、携帯性を両立して少し小型となっている。ヤクト・ドーガのファンネルに近い。放たれたファンネル等は、重巡洋艦の搭載火砲を次々と破壊していく。ヴェクタ連合艦隊への脅威となる主砲は、ビームライフルで撃ち込まれ、次々と破壊されていった。
「主砲、全門沈黙!」
「機関機能低下! 動けません!」
「ば、馬鹿な…!? 白崎がたった一機のMSに…!」
全ての火器を破壊された挙句、エンジンも破壊されて行動不能となった重巡洋艦の艦長は、たった一機のMSであるヴェクタガンダムに負けたことで、戦意を喪失していた。そんな戦意の無い重巡洋艦に対し、キャロルのヴェクタガンダムは容赦なく艦橋をビームで撃ち抜いた。
「危ない、危ない。自爆されちゃうからね」
既に行動不能となった重巡洋艦の艦橋を破壊したのは、自爆攻撃を仕掛けてくるからである。いくら行動不能となった艦艇とはいえ、弾薬庫が健在なので、それで自爆攻撃を敢行してくる可能性がある。だからこそ、キャロルは完全に指揮能力を奪うため、重巡洋艦の艦橋を破壊したのだ。
「大きすぎる! エンジンか主砲を破壊しろ!」
かなり活躍しているガーディアンズであるが、標的である戦艦と重巡洋艦が余りにも大き過ぎるので、完全破壊はそれなりの火力を要する。そのため、隊長はエンジンと主砲のみを破壊するように指示を出した。一撃で破壊できる火力を持つエクスバインガンナーが居るが、重力波による攻撃は過剰すぎ、味方を巻き込む可能性があるために使用を許可されていない。
だが、対象が余りにも大きいので、隊長は邪魔な敵機を撃ち落とし、少しばかり後方へ下がった後、グレイ長官にGインパクトザッパーの使用許可を求める。
「長官、対象が大きすぎて一撃で撃破できません! エクスバインガンナーのGインパクトザッパーの使用許可を!」
『では、ラビット艦隊を掃討中の敵戦艦群のみ許可する。それ以外の使用は許可できない』
「了解! エクスバインガンナー、フルインパクトキャノンの使用許可! 目標、ラビット艦隊の方へ!」
グレイより許可が下りれば、その命令をエクスバインガンナーを駆るメードとラーズに伝達した。
「使えるのね! これで一掃してやる! グラビトンライフル、セーフティ解除! ラーズ!」
「了解! Gインパクトキャノン、セーフティ解除!」
使用許可を受けた両名は、グラビトンライフルやGインパクトキャノンの安全装置を解除し、ラビット艦隊を掃討中の敵戦艦群の方へと向かった。それを邪魔しようとした大和帝国軍の機動兵器群であったが、ヴェクトレンのヴェクタガンダムに邪魔をされる。
「先にエクスバインを潰そうってか? 見逃すわけねぇだろ!」
ビームライフルを連射して二機を撃破した後、ショルダーキャノンを撃ち込んで三機目を撃破する。
「させない!」
ヴェクトレンに続き、同じスパルタンであるアードもそれに続き、二振りのビームブレイドで二機を同時に切り裂き、更にはもう一機、更に二機目を撃破していく。その二機のヴェクタガンダムの届かない位置から、エクスバインガンナーに仕掛ける複数の敵機が居たが、チャクラムシューターを投げ付けられ、全機とも撃破された。
「Gインパクトキャノン、照準固定!」
味方のおかげで邪魔をされず、ラビット艦隊を掃討した敵戦艦群へ、照準に収めることに成功したエクスバインガンナーは、直ぐに照準を終わらせ、照準を固定させれば、直ぐにトリガーを引いて発射した。
『Gインパクトザッパー、ファイヤー!』
メードとラーズの掛け声と共に、Gインパクトザッパーは発射された。四門の方向より四重の重力波は、一直線に進路上の敵機を粉砕しながら標的に向かって飛んでいき、その分厚い戦艦の装甲を引き裂いた。更に二隻目、三隻目と船体を抉っていき、戦艦中心の戦隊に大打撃を与えた。
「敵戦艦、六隻中、四隻を轟沈! 残り二隻は大破!」
「私たちの邪魔をするからこうなるのよ!」
Gインパクトザッパーで敵戦艦六隻からなる戦隊に与えた損害は、多大な物であった。四隻は衝撃波で船体を抉られて轟沈しており、残り二隻は大破し、後一撃でも受ければ轟沈は確実だ。
「戦艦並び重巡、轟沈十三! 大破六!」
「提督、これ以上の戦闘は困難です!」
「なんだと!? では、退けと言うのか?」
「このまま継続すれば、我が艦隊の全滅は確実です! それに特攻しても、敵の数は多く、大打撃を与えられるかは…!」
ヴェクタ連合艦隊に攻撃を仕掛けた大和帝国海軍の艦隊では、大火力を誇る戦艦と重巡洋艦の喪失が多く、戦闘力を大幅に減少し、数で勝る敵連合艦隊との戦闘継続は困難であった。通常であれば、先の大和帝国軍人の誇りとして全艦特攻しているところだが、流石に艦隊戦力は補充が効く艦載機とは違って貴重なのか、艦隊参謀は撤退を提案した。提督は特攻する気で合ったが、ヴェクタ連合艦隊の数は多いので、特攻しても一隻くらいしか道連れにできないと参謀に言われ、渋々撤退を選択した。
「ぬぅ、艦隊戦力は貴重だと言うのか! よかろう、全艦ヘルガーンまで後退せよ! そこで再編を行う!」
この提督の指令で、残った大和帝国海軍の艦隊は撤退を始めた。その撤退にISAヴェクタ連合艦隊は驚きながらも、特攻されるのを恐れて追撃しなかった。
「敵艦隊、撤退します!」
「特攻はしないのか。追撃するな、何かあるかもしれん」
「こちらの損害は軽微です。作戦に支障なし。敵の主力を連邦軍が引き付けてくれています」
「そうか。艦載機の収容並び再編終了後、ヘルガーンへと前進せよ」
大和帝国軍艦隊との交戦で、ISAヴェクタ連合艦隊が被った損害は軽微であった。ラビット無人艦隊は全滅したが、ヴェクタ連合艦隊にとっては大した損害ではない。同盟軍の主力は戦果を横取りしようとする連邦軍が引き付けているおかげで、ヴェクタ連合艦隊は楽に進軍が出来た。
その報告を受けたグレイは、艦載機収容と再編終了後にヘルガーン侵攻作戦の継続を命じ、机に置いてあるコーヒーを一口飲んだ。
後、一話で本編だわ。