【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:トニー・ガララーガ
性別:男
年齢:37歳
階級:なし
所属:ファントム・タロン社
乗機:アーマリオン(地上攻撃機仕様)
概要:元は連邦軍の退役兵であったが、戦いに飽き足らず、また身を投じるため、ファントム・タロン社に入った。
空中から一方的に敵を嬲る癖がある。
キャラ提供は神谷主水さん

名前:トリエラ・クリスエス
性別:女
年齢:22
階級:なし
所属:ファントム・タロン社
乗機:ブーストレイダーガンダム
概要:元ザフトの兵士だったがハーフコーディネーターであった為に疎まれ、自身もプラントの空気が合わず未練もないのでとある作戦中に脱走、そのまま色々あってファントム・タロン社に転がり込んだ。
キャラ提供はRararaさん

装甲師団「ファルツ」
ファルツ家の現当主であり、連邦地上軍の大将であるバルトルトが個人的に編成した機甲部隊。
ヴィクトールが指揮する独立機動大隊「ファルツ」を初め、オーファンや周囲の惑星で集めた現地志願兵を徹底的に訓練し、精鋭にした将兵で編成された機甲旅団や連隊を保有している。
師団の装備こそ連邦軍の共通規格だが、制服は正規の物ではなく、兵や下士官、士官とも大戦中期の武装親衛隊の野戦服の様なデザインとなっている。
編成表
師団司令部及び司令部付き大隊
独立機動大隊「ファルツ」
機動旅団(第1機動連隊、第2機動連隊)
装甲擲弾兵旅団
第503MS連隊(ジムⅣクスィ二個大隊、整備大隊)
戦車連隊
装甲砲兵連隊
装甲対空砲大隊
装甲偵察大隊
装甲捜索大隊
装甲猟兵大隊
装甲工兵大隊
装甲通信大隊
装甲補給大隊


アークキャノンを破壊せよ

 惑星同盟軍が、ISAヴェクタ連合艦隊の惑星ヘルガーンへの侵入を許したのは、勢力圏内の後方各地で発生したクーデター、非正規軍による襲撃の対処に負われているためであった。

 この同盟軍の勢力圏内における騒乱を起こしたのは、ISAのヘルガーン侵攻軍を指揮するアレックス・グレイ長官である。

 順調に思われた侵攻作戦であったが、ヘルガーンの軍事組織であるヘルガスト軍の新兵器「アークキャノン」に阻まれ、その出鼻を挫かれた。

 

 侵攻軍の司令部となるコロンブス号を降ろすべく、グレイ長官はアークキャノンの掌握、または破壊をアンダース・ベノワ率いるファントム・タロン社に命じた。

 

「敵の航空機、全てベノワ隊長の本隊に向いているのか! なら、一方的に空から嬲れるな!」

 

 リオンの改造機であるアーマリオンを駆るトニー・ガララーガは、機体各所に満載されたロケットやミサイルを掃射し、アークキャノンの守備隊を一掃しようとする。

 このトニーの攻撃は、ダナーを初めとするアークキャノンの破壊工作を行う班の援護であるが、重武装のアーマリオンを駆る彼は、アークキャノンごと破壊しようとしていた。

 

「ダナーに報酬は取らせるかよ! このロケットとミサイル満載のアーマリオンで、あのバカでかい大砲を吹っ飛ばしてやる!」

 

 そう言いながら、仲間の報酬を掠め取ろうと、アークキャノンに向けて全火器を放とうとしたが、ヘルガスト軍は予備を残しており、その火器を放った。

 

「なっ!? なんで残って…!?」

 

 思わぬ伏兵にトニーは驚愕し、回避が遅れてその放たれたビームの餌食となった。

 

『おいおい、援護と言ったのに。まぁ、奴の分はお前が取っておけ。ダナー』

 

 陽動としてファントム・タロン社の本隊を率いて攻撃しているベノワは、トニーが撃墜されたのを知り、その報酬は一人残ったダナーに渡すと告げる。

 これにダナーは何も答えず、ただ自分に課せられた任務を達するべく、フライングスーツでアークキャノンまで接近する。

 

「トニーが死んだけど、私の分け前は?」

 

『おっと、忘れていた。すまん、すまん』

 

 カラミティやフォビドゥンの武装を持つレイダー、ブーストレイダーガンダムを駆る元ザフトのパイロットであるトリエラ・クリスエスは、死んだトニーの報酬は貰えないのかと問えば、ベノワは忘れていたことを謝罪する。

 

「まぁ、陽動だし。陽動は、派手にやらないとね!」

 

 これにトリエラは気にすることなくMA形態のまま、背部のカラミティのビーム砲とフォビドゥンのレールガンを一斉に放ち、ヘルガスト軍のスクランブル機を何機か撃破した。

 先ほど撃墜されたトミーも含め、トリエラの役割はダナーを初めとする三名による破壊工作の支援である。陽動であるが、重武装を満載したアーマリオンに乗っていたトニーは調子に乗り、物の見事に撃破されてしまった。残ったトリエラは、戦闘狂であるのか、全く気にすることなく派手に暴れ、ブーストレイダーの火器を乱射する。

 

「さぁ、来い! もっと来い!!」

 

 ウィングスーツでアークキャノンの破壊工作を行うダナー等に気付かず、守備隊が自分のブーストレイダーに集中したのか、トリエラは更に引き付けるべく、機体をMS形態へと変形させ、両腕のレイダーの機関砲を乱射する。それと同時に額のビーム砲を放ち、上を取ろうとした空戦用MSディンを撃墜した。

 

『辿り着いたのはお前だけか、ダナー。死んだ奴の報酬は、お前が貰っておけ』

 

 派手にトリエラが暴れているおかげで、ダナーは敵に気付かれることなく辿り着くことが出来た。だが、他二名は戦闘の流れ弾に命中し、自由落下中に死亡していた。辿り着いたダナーは全く無表情であり、自分に課せられた任を果たすため、無言で銃を構えながら目的地へと向かう。

 

『ダナーが潜入に成功した。お前は頃合いを見て、離脱しろ』

 

「そうかい。なら、エネルギー切れ寸前まで、暴れさせてもらうよ!」

 

 ダナーがアークキャノンに潜り込んだことに成功したことを知れば、トリエラは帰りの分の残量を気にしつつ、戦闘を継続した。守備隊の注意は完全に彼女のブーストレイダーに向いており、誰も潜入したダナーの存在に気付かない。

 その間にダナーは、機動兵器に対処できない歩哨たちを静かに消音器付きの短機関銃や手に馴染んだ愛用ナイフで始末しつつ、アークキャノン本体へと向かっていた。

 

 

 

「閣下、空間転移完了です!」

 

 惑星ヘルガーンでISAヴェクタによる侵攻が始まる中、バルトルト・ジルヴェスター・フォン・ライン・ファルツ大将が到着した。

 当然、ヴィクトールとヴィクトリア、そのクローンたちも一緒であり、その部隊は独立機動大隊「ファルツ」として、連邦軍に登録されていた。残りのクスィを保有する第503MS連隊も随伴している。そして、バルトルトの私兵である装甲師団「ファルツ」も参加していた。

 

「ほかの奴らに見られていないな?」

 

「はっ。合流予定の艦隊には、当宙域には近付くなと言っているので」

 

「転移装置で一瞬だが、長旅のように振る舞え。怪しまれるぞ」

 

 バルトルトの部隊は、この世界を陰から支配するヴィンデル・マウザーより提供された転移装置を使って瞬時に惑星オーファンから一気にヘルガーン圏まで移動してきた。

 ここまで来るのは一瞬であるが、転移装置の存在は連邦軍どころか、上層部の限られた者たちにしか知らされていない。それを知る一人であるバルトルトは、部下に長旅のように振る舞えと、転移装置の存在を気取られないように注意した。

 

「間もなく、第18艦隊と合流します!」

 

「ほら、奴さんと合流するぞ。長旅のように振る舞え」

 

 地上軍の戦力を運搬する巨大輸送艦の艦橋内にて、レーダー手は待機中の友軍艦隊と合流することを知らせた。これに艦橋内に入ってきたバルトルトは、長旅のように振る舞えと敬礼してくるクルーたちに命じ、専用の椅子に腰を下ろした。

 

『こちら、連邦宇宙軍第18艦隊。第13特務輸送船団、長旅で済まないが、指定のランデブーポイントまで移動せよ』

 

「第13特務輸送船団…了解。指定の座標まで移動する」

 

 向こうからの通信に対し、通信手は疲れたような口調で返答した。操舵手は指定された場所まで、輸送艦を移動させる。数分後、バルトルトの輸送船団は連邦艦隊と合流した。

 

『閣下、長旅ご苦労様です』

 

「そちらも待機ご苦労。戦況はどうなっている?」

 

『はっ。現在、ISAヴェクタの第一陣が惑星ヘルガーンに降下しましたが、敵惑星迎撃兵器に阻まれ、旗艦は衛星軌道上に待機しまま。地表に降下した第一陣は、敵守備軍の激しい抵抗に遭い、コリント川で足止めされているようです』

 

 艦隊と合流したバルトルトは、まず先に艦隊の提督に戦況を聞いた。これに提督は、現在ヘルガーンで行われているISAヴェクタとヘルガスト軍による激しい攻防戦の状況を伝えた。

 

「連邦軍を欺いてそれか。その迎撃兵器の対処は?」

 

『グレイ長官殿は、お抱えの傭兵部隊が破壊工作を行っているようで』

 

 対処はどうしているのかと問えば、提督はアレックス・グレイお抱えの傭兵部隊がアークキャノンの破壊工作を行っていると答えた。バルトルトは名を聞かずとも、グレイ長官が重宝しているベノワ率いるファントム・タロン社だと分かり、破壊工作は成功したも同然だと口にする。

 

「ファントム・タロン社か。あいつ等なら出来るな」

 

『あの傭兵共、そんなに出来る連中なのですか?』

 

「たまに仕事を発注している。特殊部隊以上に優秀だ。正規軍より頼りになる」

 

 提督からの問いに、バルトルトが正規軍よりも優秀であると言えば、映像通信越しの相手は眉をひそめた。たかが傭兵部隊が、自分たち正規軍より頼りになると言うバルトルトの発言に怒りを覚えたのだろう。そんな提督の気持ちなど知らず、バルトルトはISAヴェクタ連合艦隊と合流するように告げる。

 

「そろそろ、対艦迎撃兵器が破壊されている頃だろう。艦隊をISAヴェクタ連合艦隊と合流させろ。惑星ヘルガーンに攻め込まなきゃな」

 

『…は、直ちに』

 

 この命令に提督は否応なく従い、ヴェクタ連合艦隊と合流するため、艦隊を前進させた。

 

 

 

 惑星ヘルガーンを目指しているのは、バルトルト等だけでは無かった。

 武器商人のブラックジャックも、ある物をアークキャノンの破壊工作を行っているダナーに届けるべく、ステルス宇宙船を衛星軌道上に近付けていた。

 

「予想では、ダナーがアークキャノンの破壊か無力化している頃だろう。商品を投下するのは、この位置だな」

 

 艦橋内にて、ブラックジャックはヘルガーンのホログラムマップの上で、ダナーに届けるべき商品の投下ポイントを示す。その問うかポイントは、ダナーが破壊工作を行っているアークキャノンの位置であった。それにブラックジャックは、ダナーがアークキャノンの破壊工作か無力化を成功させる凡その時間帯を予想していた。

 

「はぁ。ボスがあのナイフ使いの無口な奴を随分と買い被っているのは理解できますが、本当にそうなんでしょうね?」

 

「お前は相変わらず疑り深い奴だな。しばらく待ってろ。もうじき、アークキャノンが無力化される」

 

 興味本位で拾ったマリ・ヴァセレートに続き、ダナーを買い被っているブラックジャックに、腹心は本当に成し遂げられるのかと疑いの声を上げた。これにブラックジャックは、アークキャノンを監視しているステルスドローンからの中継映像を見ながら、もうじき無力化されることを伝える。

 

「おぉ、マジか!? マジで一人でやりやがった!」

 

 数分後、押し寄せるヘルガスト兵たちと戦いながらも、ダナーはアークキャノンの破壊とはいかなくとも、装置を破壊して無力化に成功した。これに疑っていた腹心は驚きの声を上げる。

 

「これが私の顧客の実力だ。さて、この商品は気に入ってくれるかな?」

 

 ダナーの実力を腹心に分からせたことで、ブラックジャックは彼にご自慢の商品を届けるべく、投下ボタンを押した。

 そのボタンが押された後、ダナーへの贈り物である商品を搭載した無人降下ポッドが、彼が押し寄せるヘルガスト軍に囲まれているアークキャノンの方へと投下される。

 当然、このアークキャノンの無力化を正規軍であるISAヴェクタは逃さなかった。攻撃を恐れて射程外にまで降下していた艦隊の巡洋艦一隻、それも旗艦であるアイアンレイニー号が、アークキャノンの破壊に現れたのだ。アイアンレイニー号は、さっそく対地ミサイルの雨を降らせんと、アークキャノンに照準を定めた。

 

「これで旗艦のコロンブス号が降下できる! それに増援も来るぞ! 速くアークキャノンを吹き飛ばしてしまえ!」

 

 艦橋内でセシル・キールゼンは、速くミサイル攻撃を開始しろと告げる。目の上のたん瘤であるアークキャノンを排除できるのだ。そこにはまだダナーが残っていたが、彼が傭兵であるため、躊躇することなく吹き飛ばそうとしている。

 

『急げ! 傭兵一人に、正規軍は待っちゃくれねぇぞ!』

 

 傭兵一人の脱出を待たず、地上攻撃を始めようとするアイアンレイニー号に気付いたベノワは、多数のヘルガスト兵相手にブラックジャックの贈り物の兵器で暴れ回っているダナーに、急いで脱出するように告げた。

 これにダナーは全く一言も答えずとも、状況を理解してアークキャノンから脱出すべく、VTOLの発着場へと急いだ。道中、吹き飛ばされることも知らないヘルガスト兵らがダナーの退路を塞ぐように現れたが、贈り物で一掃されるばかりであった。

 発着場まで辿り着いたダナーは、ベノワが送り込んだ正規軍でも使われているイントルーダーに飛び乗り、アークキャノンからの脱出に成功した。間一髪だったのか、ダナー等が脱出後、アークキャノンはアイアンレイニー号のミサイル攻撃で吹き飛ばされた。そこにはまだヘルガスト兵たちが残っていたが、アイアンレイニー号とその随伴する巡洋艦二隻による大規模なミサイル攻撃なので、おそらく生存者はいないだろう。

 

 その後、脅威が去ったことを確認した旗艦コロンブス号を含めるISAヴェクタ連合艦隊は、補給路を確保する五つの艦隊を衛星軌道上に残し、惑星ヘルガーンへと降下した。

 予定では投入されるはずであったコロンブス号と他の輸送船団が搭載している本隊と義勇軍、第二陣と言う多大な増援を得た地上攻撃部隊第一陣は、再びコリント川への攻撃を開始するのであった。




とりま、マーセナリーのミッション3をダイジェストにした。

ガイアセイバーズ、そろそろやるかな。
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