【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
性別:男
年齢:42
階級:大佐
所属:ISAヴェクタ陸軍
乗機:ヴェクタガーディアン
概要:アレックス・グレイ長官直属の部隊の隊長格兼エースの一人。機体は部隊を効率よく指揮できるように改造されている。
キャラ提供はRararaさん
ジャスタス・ハーキン
キルゾーン マーセナリーに登場するハーキン大使の息子。
ヴェクタとヘルガーンの混血児であり、ある秘密が隠されている。ヘルガストからの護衛であるボリスからは、根性がある坊主と言われている。
ISAヴェクタがコリント川で苦戦し、連邦軍が同盟軍と激しい攻防戦を繰り広げている頃、バルトルト・ジルヴェスター・フォン・ライン・ファルツ率いるファルツ装甲師団は、ピュロスシティのヴェクタの大使館がある地区を攻撃していた。
ファルツ師団のみならず、連邦軍やISAヴェクタもピュロスシティを攻撃しているが、バルトルトの師団は大使館がある地区のみを攻撃し、そこを保持するよ
うに展開している。
師団の将兵らはドイツのナチス政権時代の武装親衛隊の野戦服や迷彩服を着込み、その上から連邦軍の歩兵装備を身に着けていた。喋る言語は軍服に合わせてドイツ語であり、共通言語とされている英語を出来るだけ喋らないよう徹底されていた。
「オレ、タダチィ…!」
ファルツ師団傘下の第503MS連隊も参加しており、投入されたクスィは、防衛を担当していたヘルガスト軍の機動兵器部隊を圧倒し、次々とスクラップに変えていた。
特に目覚ましい活躍を見せていたのは、グレイズ・アインのような外見を持つクスィ・パンツァーだ。繋がれているウラジミールは、喋れることを許されている言葉を発しながら、次々と敵機動兵器を破壊し、屑鉄へと変えていく。実弾やビームに強いナノ・ラミネート・アーマーを持っているため、ほぼ無敵に近かった。
師団の虎の子であるヴィクトール率いるシュヴァルツリッターを装備したファルツ独立機動大隊は投入されず、バルトルトの私兵兼護衛として師団本部の守備に回っている。
「閣下、我が師団が攻撃している地区の制圧は時間の問題です」
「ご苦労。で、大使館に送った歩兵中隊は?」
地区で一番豪華な建物を師団本部にし、見付けた椅子の上で寛いでいるバルトルトは、連絡将校から地区の制圧が順調に進んでいるという報告を受けた。これに労いの言葉を掛けた後、ヴェクタ大使館に送った歩兵中隊の状況について尋ねる。
「て、抵抗激しく、苦戦しているようです…!」
「おいおい、どんだけ金を注ぎ込んだと思ってんだ。大使館に敵の本部でも置かれてたのか?」
「いえ、大使館にヘルガスト軍の本部は配置されておりません。ヘルガスト軍が使わせた大使の護衛相手に…なんとも情けなく、援軍を要請しております」
「それくらい、何とかしろよ」
その状況は、大使館の大使護衛相手に苦戦と言う物であった。更に援軍を要請しているので、バルトルトは呆れた反応を見せた。
「まぁ、あのババアが送り込んだ傭兵に手こずってんだろ。予備の二個小隊を回せ。それ以上は出せん」
「はっ!」
中隊が苦戦している原因をアレックス・グレイ長官が送り込んだ傭兵の仕業だと睨み、バルトルトは増援の許可を出した。これに連絡将校が敬礼し、部屋を後にする。
そのファルツ装甲師団の歩兵中隊から襲撃を受けるヴェクタ大使館に、ある傭兵が侵入しようとしていた。
本来なら特殊部隊を送って非正規のハーキン大使救出作戦を遂行させるはずだが、相手が同じ統合連邦の連邦軍であるため、味方を攻撃すわけにはいかない。そこで、アレックス・グレイ長官が白羽の矢を立てたのが、傭兵部隊であるアンダース・ベノワ率いるファントム・タロン社であった。
救出を行うのは非正規軍の傭兵であるので、自分たちは無関係であると言い訳が立つ。
多額の前金で応じたベノワは、さっそく部下の中で一番腕の立つダナーを連れ、非正規のハーキン大使救出作戦を開始した。
「なんだこりゃ? ナチスの武装親衛隊がヴェクタの大使館を襲っているぞ」
大使館に侵入を試みる傭兵は、ファントム・タロン社のアラン・ダナーである。彼をサポートしているアンダース・ベノワは、武装親衛隊の様な服装のファルル師団の歩兵らが襲っている状況に驚いていた。
「連邦軍とは思えねぇな。前金はたんまり貰っちまったからな、断るわけにはいかねぇ。今回の俺の戦略は稼いで逃げるだ。着陸地点を確保しておく。相手はナチ共だ。手加減しなくてもいい。がんばれよ!」
イントルーダーに乗るベノワは、今回の自身の戦略を語った後、ダナーを降ろして着陸地点を確保すべく、そのまま飛び去って行った。
ファルツ兵たちは侵入しようとする隠密行動を取るダナーに気付かず、大使館周辺を包囲する歩兵らは周辺を警戒している。これほど完全装備の歩兵中隊の攻撃を受けても大使の護衛等の必死に抵抗し、大使館内では未だ銃撃戦が続いている。そのためか、大使館の包囲している歩兵の数は少なかった。
『どうやら、まだ大使は生きている様だな。よし、周辺のナチ共を始末するか、見付からずに大使館内に潜入して大使を救え』
ベノワは大使館内で未だ銃撃戦が続いていることで、大使が生きていると想定し、ダナーに周囲のファルツ兵を一掃するか、見付からずに大使館内へ忍び込み、大使を救えと指示する。
殲滅か潜入か。任意で与えられた選択肢にダナーは何も答えず、ただ自分が得意とする選択を行った。それは、暗殺しながら大使館への潜入であった。
潜入の邪魔となる敵兵の背後へ気付かれずに忍び寄り、己が得意とするナイフで喉を切り裂き、死体を隠してから大使館内へと進む。この潜入のために、消音器付きの自動拳銃を仕入れていた。ナイフで始末できない敵兵に対しては、消音器付きの拳銃を撃ち込むか、二人同時に始末しながら大使館内へと忍び込んだ。
『大使館内に忍び込んだようだな。銃撃戦がまだ続いているってことは、まだ生きているということだ。急げよ、ダナー』
大使館内に忍び込んだことを生体反応で確認したベノワは、銃撃戦が終わらない内に、大使を救うように急かした。これにダナーは無言で応じ、邪魔な敵兵を静かに始末しながら銃撃戦が激しい方向へと向かう。
『っ!? マジかよ、あれは大使夫妻だ。死んでいるぞ』
辿り着いたダナーであったが、大使夫妻は突破してきたファルツ兵らの銃弾の前に倒れていた。
一人息子のジャスタスがその亡骸に寄り添い、泣き崩れる中、ヘルガスト軍から派遣されているボディーガードである重武装兵のボリスは、周辺のファルツ兵らに抱えている機関銃を撃ち続ける。突入するファルツ兵らは、ボルツが纏う防弾チョッキを貫けず、苦戦しているようだ。
「一時後退する!」
これにダナーは加勢すれば、一時的にファルツ兵らを退却させることに成功した。
「救出隊か? お前ひとりか?」
現れたダナーに対し、ボリスは救出隊なのかと問うが、当の本人は無言のままだ。
「口が聞けんのか。まさか連邦軍が攻撃してくるとは…大使が記録を収めたデータバンクを徹底的に破壊していた。連邦軍はそれが狙いだったのか…?」
救出に来るはずの連邦軍に攻撃されたことで、ボリスは連邦軍がハーキン大使を始末したい理由を、その前に徹底的に破壊したデータバンクに収められている記録が原因であると口にした。
「傭兵を送り込んでくるとすれば、ヴェクタン共は連邦に逆らえんと見えるな。だが、今は大使館から脱出することが優先だ。行くぞ!」
ハーキン大使が連邦軍に狙われている理由を考えるのは後であると判断したボリスは、無口なダナーに脱出が優先であると告げた。
「坊主、ついてこい! そこで泣いていたって、親父とお袋は生き返らないぞ!」
「でも…!」
「悲しいのは分かっている。だが、死んだ親父とお袋の為にも、お前は生きなければならない! さぁ、俺についてこい!」
悲しみに暮れるジャスタスに対し、ボリスはハーキン夫妻のためにも生きなければならんと諭した。それにジャスタスはまだ泣いていたが、ボリスは無理にでもついて来させるため、破壊されたドアをけ破って部屋を出た。そのボリスの言葉が効いたのか、ジャスタスは涙を拭い、大柄な重武装兵の背中を負う。当然、ダナーもこれに続いた。
「そこの傭兵、お前はロケットランチャーを持った奴を殺れ! 他は俺に任せろ!」
先頭を行くボリスは、ダナーにロケットランチャーを持った敵兵のみを撃つように命じてから、次々と現れる敵兵らに向け、抱えている機関銃を掃射した。凄まじい連射力で機関銃は震えるが、ボリスはそれを怪力で御し、次々と敵兵たちを一掃する。ダナーは言われた通り、ロケットランチャーを持つ敵兵のみを射殺していた。
そんな時に、ベノワから着陸地点の確保が出来ないとの無線連絡が来る。
『ダナー! 着陸地点はナチ共でいっぱいだ! おまけに新型のストームまで来やがった! もう確保は不可能だ! 何とか小僧を連れて大使館から脱出してくれ!』
「お前の仲間は、ナチスに阻まれたようだな。桟橋にボートがある。それで脱出しよう!」
この無線が聞こえていたのか、ボリスは大使館の下にある桟橋のボートで脱出すると提案し、そこへ向かうことにした。当然、敵兵は彼らを逃さず、続々と人員を送り込んでくる。その中には、対戦車火器を装備した対戦車兵も含まれていた。
「上だよ!」
一階で銃火器を持つ歩兵らがボリスらを銃撃する中、二階から対戦車兵がロケットランチャーを撃ち込もうとして来る。これに気付いたジャスタスがダナーに伝えれば、彼は無言で手に持っているライフルで対戦車兵を撃ち抜き、ボリスを守った。
「よし、このまま行けば…!」
もうじき大使館内を抜けらる玄関口まで来たとき、ボリスは油断してしいた。
外には複数の対戦車兵が待ち構えており、ボリスが玄関のドアをけ破った瞬間、一斉にロケットランチャーを放ったのだ。その一斉射を受けたボリスは耐え切れず、倒れてしまった。
「ボリスぅぅっ!」
倒れたボリスにジャスタスが駆け寄る中、ダナーは直ぐに退避しようとする対戦車兵たちを撃ち抜き、瞬く間に全滅させた。他の敵兵らも来るが、ダナーに構わず返り討ちにされてしまう。
「ぼ、ボリス…!」
「うぅ、坊主…お前は根性がある坊主だ…! 血の半分はヴェクタンだが、もう半分は偉大なヘルガーンの血だ…! 強く、強く生き延びるんだ…!」
「そ、そんな…!」
敵は制圧したが、ボリスはもう助からなかった。自分にすがるジャスタスに対し、ボリスは強く生きるように諭してから息を引き取った。
両親に続き、屈強なボディーガードまで失ったジャスタスであるが、そんな少年の気持ちなど気にもせず、ファルツ師団の兵士たちは襲い掛かる。これにダナーは何も言わず、ただ襲い掛かる敵兵を排除しながらジャスタスを連れ、ボートがある桟橋まで向かう。
『クソっ、たかが民間人如きに! 増援だ! 師団本部に増援を要請しろ!』
『ダナー、早いとこズラかった方が良いぞ! 翻訳機によれば、ナチ共が増援を要請したようだ!』
既に二個小隊以上を殺傷したのか、大使館攻撃部隊は増援を師団本部に要請していた。これにベノワは翻訳機で増援を要請しているとダナーに告げ、早く脱出するように急かした。これに応じ、ダナーはジャスタスを手を引き、桟橋まで急ぐ。
「ハルト!」
当然、桟橋にも二名ほど敵兵は居たが、ダナーに直ぐに射殺され、もう一人はヘルガーンの川に落ちた。落ちた死体が水飛沫を上げて落ちる中、ダナーは何も言わず、ジャスタスの手を取ってボートに乗り込んだ。
『機動兵器が来る前に、早いとこズラかれ!』
そのベノワの言葉に従うように、ダナーはボートのエンジンを掛け、ヘルガスト軍がまだ保持しているエリアに向け、ボートを走らせた。
「例の傭兵共、ハーキン大使とその妻の救出に失敗しましたが、ご子息のジャスタスは救出できたようです」
ダナーによるハーキン大使の息子であるジャスタスの救出の報告は、直ぐに依頼者であるアレックス・グレイ長官の元に届いた。
どうやら間者に監視させていたらしく、その間者を出していたカリス・ゾルナートは、上官であるグレイに報告を出していた。彼はISAヴェクタ陸軍の大佐でありながら、海軍の長官であるグレイに従っている。それに新型の
『そうか。で、傭兵は何処へ向かっている?』
「よりにもよって、敵地に逃げ込みました。その方が、こちらとしてやり易いですが…」
『私も、連邦軍と交戦するのは避けたい。サビッチ博士もそこへ逃げ込んでいると言っていたな? そちらの回収も兼ね、直ちにそのエリアを攻撃せよ』
グレイに問われたカリスは、ダナーたちがヘルガスト軍がまだ保持している敵地に逃げ込んだと報告した。敵地に逃げられてしまったのは痛いが、連邦軍と交戦は避けられるので、好都合であった。それにヴェクタに亡命しようとしていたヘルガスト軍の科学者も、その敵地に逃げ込んでいるので、回収も兼ねて攻撃するように命令した。
「はっ、直ちに! 連邦軍もそれに気付き、攻撃を開始したようで!」
『敵守備軍の注意は連邦軍に向く。その隙に息子も科学者も奪取せよ』
「了解であります!」
この命令に従い、カリスは自分の乗機であるヴェクタガーディアンへと走った。連邦軍もISAよりも先にジャスタスと亡命希望の科学者の奪取を目論んでおり、そのエリアへの攻撃を開始していた。先を越されそうだが、先に攻撃してくれたおかげか、ヘルガスト軍の守備隊の注意は連邦軍に向いていた。それに乗じ、ジャスタスと亡命希望の科学者を連邦軍より先に奪取しようと言うのだ。
「急げ! 連邦軍より先に、少年と科学者を保護するのだ!」
直ちに行動に移すべく、カリスは走りながら待機中の部下たちに機体搭乗を急かした。部下たちはそれに応じ、自分たちの上官と同じヴェクタ・ガーディアンへと搭乗する。
『総員、搭乗完了!』
「よし、直ちに出撃!」
副官より報告を受ければ、カリス等が駆るヴェクタガーディアンは一斉に出撃した。
試作機や正式採用されているPTを参考に、独自にヴェクタで開発されたPTであり、その性能は新型機で会って、連邦軍全体で配備され始めた最新鋭機のジムⅣに匹敵する。
量産型ヒュッケバインMk-Ⅱと同様にテスラ・ドライブを搭載しており、飛行が可能である。パーツも幾つか共通しているため、整備性も合わさって生産性も高く、操縦性も良好である。
「ん? ヴェクタン共も攻撃し始めたぞ!」
『なんだあいつ? ヒュッケバインの新しい型か?』
「どうでも良い! 侵略者共のマシンであれば、スクラップにしてやるまでだ!」
迫るヴェクタガーディアンに対し、レリオンに乗るヘルガスト軍のパイロットたちは関係なしに破壊しようとレールガンを乱射してくる。
「ヒグス共め! この新型機の性能、とくと味わうが良いわ!」
攻撃してくるヘルガスト軍のレリオンの編隊に、ヴェクタガーディアンを駆るカリスは、その性能をフルに活かして攻撃を躱し、フォトン・ライフルを撃ち込んだ。初弾は避けられたが、二発目が命中し、一機目が爆散した。僚機を落とされたことで、怒りで反撃するレリオン等であるが、ヴェクタガーディアンの機動力も高く、性能差で次々と撃破される。
「なんて性能だ! やはり新型だぞ!」
次々と友軍機を撃ち落とされていく現状を見て、ザクⅣを駆るヘルガスト兵は迫るヴェクタガーディアン群にザクマシンガンを連発するが、当たることなくフォトン・ライフルを何発も撃ち込まれて撃破された。
「俺はこいつのテストパイロットよ! この機体の事は、足のつま先まで熟知している!」
カリスはヴェクタガーディアンのテストパイロットを務めたこともあり、試作機のみならず、量産機のテストまで勤めていた。機体を熟知したカリスの技量で、ヘルガスト軍の機動兵器は次々と撃破されていく。時にビームソードで切り裂き、左手で背中より取り出したG・レールガンを撃ち込んだ。他のヴェクタガーディアンも、カリス機程とはいかなくとも、性能差と訓練の成果でヘルガスト軍を圧倒していた。
「こいつ等、手強いぞ! どうする!?」
『防衛線を下げるしかない! そこで予備部隊と合流し、立て直すぞ!』
この地区の主力は全て連邦軍に向いてしまっているので、現状の戦力でカリス率いるヴェクタガーディアン隊を抑えられないと判断したヘルガストの部隊は、予備部隊と合流して迎え撃つことを選択し、後退し始めた。
『敵部隊、後退!』
「よし、そのまま戦線を押し上げろ! 敵の主力は連邦軍に向いている! このまま追撃し、少年と科学者を確保するんだ!」
副官からの報告で、敵部隊が後退しているのを知ったカリスは、自分たちの任務であるジャスタスと亡命希望の科学者の確保を行うべく、そのまま追撃を開始した。
とりま、ここで一旦休載しようかと思ってます。
ガイアセイバーズをやろうかと思ってるので。