【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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ジョニー・ライデン
真紅の稲妻の異名を持つジオン公国軍のエースパイロット。
搭乗機はリ・ガズィカスタム

トライスター
ナイジェル・ギャレット、ダリル・マッギネス、ワッツ・ステップニーからなるロンド・ベルのチーム。
搭乗機はジェスタとジェスタ・キャノン

ケーラ・スゥ
ロンド・ベルに属するパイロット。
ライデンとトライスターの面々が参加しているため、影が薄いが、リ・ガズィを任されることもあって腕は悪くない。
搭乗機はリ・ガズィ(BWS装備)


軌道エレベーター攻撃 その1

 統合連邦傘下の一つであるUNSCの主力艦「インフィニティ」と合流したロンド・ベルは、ヘルガスト軍が守る惑星ヘルガーンの軌道エレベーターの攻撃の打ち合わせを行った後、共同作戦として攻撃を行った。

 

「スパルタンたちは前に出るな! 宇宙(そら)ではMSパイロットの俺たちに任せればいい!」

 

 ロンド・ベルのモビルスーツ(MS)隊を率いるジョニー・ライデンは、乗機のリ・ガズィカスタムのコクピット内にて、機動兵器に乗る新米のスパルタンⅣ等に前に出ないように指示を出す。

 

「ライデン中佐、自分はいつものように単独で」

 

『お前さんはその方がやり易いだろう、アムロ大尉。余り突出し過ぎるなよ?』

 

「そんな無茶をすれば、このHi-νガンダムでも持ちませんよ」

 

 最強のガンダムパイロットの一人とされるアムロ・レイは、νガンダムの上位機種であるHi-νガンダムを乗機としており、集団で行動するライデン等から離れ、単独で行動すると伝えれば、余り突出しないように釘を刺される。これにアムロは、包囲されては自分のガンダムでも持たないので、ロンド・ベルのMS隊との距離を測りつつ、集団から離れて攻撃に向かう。

 

「レーダーに反応! 連邦軍です! それにインフィニティも!」

 

「インフィニティもだと!? UNSCめ、我らの軌道エレベーターを攻撃しようと言うのか!? 直ちに守備隊を発進させ、奴らを叩き潰せ! ヘルガストの力を見せ付けるのだ!!」

 

 インフィニティとロンド・ベルの接近を知った軌道エレベーターを防衛するヘルガスト軍は、直ちに機動兵器を含める守備隊を展開させた。

 防御陣形を取るヘルガスト海軍の巡洋艦や駆逐艦、フリゲートからも戦闘機を初めとする艦載機が続々と展開しており、迫るロンド・ベルのMS隊を迎え撃とうとする。

 

「あれだけの戦力で拠点攻撃か? 陽動かどうか、突けば分かることだ!」

 

 前に出てくるのがロンド・ベルのMS隊であったため、軌道エレベーター攻撃には少なすぎ、陽動と思っていたが、真打を隠している可能性があると判断し、ヘルガスト軍の射程距離が長い火器を持つ機が先制攻撃を仕掛けた。先にロンド・ベルのMSの編隊に向けて長距離ビームを放ったのは、右肩に長砲身ビームキャノンを装備したザクⅣであった。

 

『うぉ!?』

 

『ワッツ!?』

 

「向こうは最新鋭機ぞろいだ。油断するな!」

 

 ジェスタで構成されるトライスターは、そのビームに被弾しかけたが、どうにかして躱すことが出来た。

 自分たちの感覚では、この距離からは戦艦クラスのメガ粒子砲の攻撃であるが、あの時代より遥かに技術は進歩しているので、その距離からビームが来たことに驚きの声を上げた。

 相手の機体が自分たちより遥か先の技術で作られていることを理解しているトライスターのリーダーであるナイジェル・ギャレットは、油断するなと言ってから乗機のジェスタの手を動かし、散会の合図をジェスチャーで行う。

 これに応じ、ジェスタやジェスタ・キャノン、ジェガンD型、スタークジェガン、リゼルと言ったロンド・ベルのMS群は散会する。

 

「相手はザクにゲルググか。懐かしいが、今は敵で外見が似た別物だ」

 

 迎え撃たんと迫るヘルガスト軍の機動兵器群の中にいるザクⅣやゲルググ・メナースの姿を見て、ライデンが知る物ではないと呟き、乗機のリ・ガズィカスタムもMA形態からMS形態へと変形させ、交戦を開始する。

 

「ザクを落とすのは、やや忍びないが…!」

 

 複数のザクⅣの攻撃を躱すライデンは、ザクの姿を持ち、その子孫である敵機に照準を合わせた後、忍びないと嘆きつつ、AK-47突撃銃の形に似たビーム・アサルトライフルのトリガーを引いた。連発で撃ったため、三発のビームがザクに命中し、耐え切れなくなって爆散する。ライデンのリ・ガズィは続けて攻撃を躱しながら、自分に迫るザクを含めるゲルググ・メナース、コスモリオン、レリオンと言った敵機を幾つか撃墜していく。

 

「流石は真紅の稲妻だな」

 

『俺は赤い彗星だと思ってましたが』

 

『馬鹿野郎! 俺のは真紅だ!』

 

『色が紛らわしいんだって!』

 

 ライデンほどではないが、ギラ・ドーガやジン、ガフランを僚機との連携しつつ的確にビームを撃ち込み撃破しているジェスタを駆るトライスターのナイジェルは、異名通りであると感心する。

 これにワッツ・ステップニーは、先の自分を狙撃したザクⅣキャノンタイプをビームキャノンを撃ち込んで撃破した後、赤い彗星の異名を持つシャア・アズナブルと思っていたと口にすれば、混同されたことにライデンは激怒する。ダリル・マッギネスは同じ赤い色だから紛らわしいと苦言を漏らしつつも、迫る敵戦闘機数機をビームライフルの連発で撃墜した。

 

「流石は真紅の稲妻にトライスター! こちらも負けられない!」

 

 リ・ガズィカスタムの機体性能を限界に引き出し、性能で勝る敵機を次々と撃破するジョニー・ライデン。ジェスタの性能を活かし、僚機のノーマルとキャノンの連携で敵機を次々と葬るトライスターの三名。

 この活躍を見ていたケーラ・スゥは、搭乗機のバック・ウェポン・システム(BWS)を装備したリ・ガズィのメガ・ビームキャノンを放ち、密集していた複数の敵機を四機ほど撃墜する。

 

「敵の散会が速い! こっちにも!?」

 

 強力なビーム砲で複数の敵機を撃破したが、想定より少なかったので悔しがっていた。そんなケーラのリ・ガズィに、ヘルガスト軍の機動兵器群が迫る。

 

「敵の方が性能が高いのか! この装備では…!」

 

 僚機が苦戦する中、ケーラは迫る敵機にビームキャノンを撃ち込むが、BWS装備状態のリ・ガズィでは対処が難しく、装備を破壊されてしまう。

 

「ちっ、舐めるな!」

 

 装備を破壊され、人型形態の姿を晒したリ・ガズィであるが、身軽になったので対処しやすくなり、直ぐにシールドからビームライフルを素早く取り出し、自機に襲い掛かる敵機に何発か撃ち込み、一機の撃破に成功した。

 次に接近戦を仕掛けてくるザクⅣに対しては、バックパックのビームサーベルを抜き、盾で打撃を与えて怯んだところで斬撃を行って撃破する。

 他のロンド・ベル所属のジェガンやリゼルは苦戦しているが、どうにか同盟軍の最新鋭機を有するヘルガスト軍と渡り合えていた。

 

「同盟軍の新型ザクとゲルググ相手に、あんな旧型機で良くやるもんだ」

 

 その姿を見たインフィニティの護衛に着くスパルタンⅣ等は、関心の声を上げる。

 彼らから見ればロンド・ベルが運用する機体は旧式であり、あれで最新鋭機や現行機を装備するヘルガスト軍相手に互角に戦っていること自体が驚きなのだ。賢しい者は、中身を改造していると思っていた。

 

 

 

「あのガンダムタイプ、νガンダムの改良機か?」

 

 ジョニー・ライデンやトライスターを初めとするロンド・ベルが奮戦する中、一際目立つ戦果を挙げようとするパイロットがいた。Hi-νガンダムを駆るアムロ・レイだ。

 様々な換装装備のザクⅣを駆るヘルガスト軍のパイロットたちは、搭乗者のアムロ自身が設計し、アナハイム社の月の工場で突貫工事で開発させたνガンダムは知っていたようだが、Hi-νの存在は知らないようだ。

 

「噂に聞く新世代のスパルタンらしいが、機体と自分を過信し過ぎているようだな!」

 

『奴は一人だ! 囲んでやっちまえ!』

 

 単独で中隊規模の自分たちに向かってくるため、包囲して撃滅すべく、スラスターを吹かせて突撃してくる。

 

「こちらが単機だと思っての行動だが、誘いに乗ってくれたな!」

 

 相手が単独であると判断して襲い掛かるザクⅣの集団に対しアムロは、自分の誘いに乗ったと判断し、初撃を躱してからライフルをキャノン装備のザクに向けて放つ。一発目は避けられたが、これは二発目の場所に誘導するための物であり、そこに誘い込まれたザクは吸い込まれるように命中して爆散する。アムロならではの芸当だ。

 

「一つ!」

 

 更にアムロは敵の攻撃を躱しつつ、相手の動きを読みながら次々とヘルガスト軍のザクⅣを撃破していく。

 

「な、なんだあいつは!?」

 

『こちらの動きを読んでいるのか!?』

 

『あいつ、予知能力でもあるってのか!? クソッタレ!』

 

 味方が次々と落とされていくので、ヘルガスト軍のパイロットたちはアムロの圧倒的な技量と予知めいた未来予測射撃に恐れおののく。

 

「背後か!」

 

 背後を取った機も居たが、アムロは敵機から自分に向けられた殺気を読み取り、まるで後ろにも目が付いてるかのように気付き、Hi-νの背中に装備しているバズーカの砲身をそちらに向けて発射する。これには相手をしているヘルガストのパイロットたちは驚きを隠せない。

 

「や、奴は背中に目でも付いているのか!?」

 

『僚機の姿は何処にもないぞ!? 何だってんだ!』

 

 驚きつつも、数に任せて攻撃を続けるヘルガスト軍の機動兵器群であるが、単独のアムロはロンド・ベルからは余り離れず、冷静に対処して撃破していく。

 

「少しばかり数が多い! ならば、フィン・ファンネル!」

 

 自分に迫る敵機の数が多いため、アムロはHi-νの搭載武装であるフィン・ファンネルと呼ばれるオールレンジ攻撃用の兵装を展開させる。翼のように本体に装着されていた六基の大型ファンネルは、アムロが念じるまま数で押し寄せる敵機群に複雑な機動を描きながら飛んでいき、敵機の予測不可能な位置からビーム攻撃を行い、次々と撃破していく。一機、また一機と撃破していく中、アムロのHi-νもビームライフルを撃ち込み、更に敵機を撃破する。

 

「フリゲートの対空弾幕! 俺やライデン中佐なら大丈夫だが、他のパイロットたちには脅威だな!」

 

 素早く抜いたビームサーベルで流れるように敵機を斬り捨て、右腕部からマシンガンを展開し、自分にミサイル攻撃を行おうとする敵戦闘機二機を撃ち落としたアムロは、接近してくる敵フリゲート艦の対空弾幕を見て、即座に脅威と判断する。

 

「あれを叩かなければ、被害は甚大だ!」

 

 接近してくるフリゲート艦を脅威と見なしたアムロは、飛んでくる対空ミサイルを頭部バルカン砲で迎撃しつつ、止めに入る敵機を落としながら撃沈するために向かう。

 

「こちらの弾幕をすり抜けたと言うのか!? 奴に弾幕を集中させろ!」

 

 対空弾幕を躱しつつ、止めに入る戦闘機や機動兵器を撃破しながら迫るアムロのHi-νにフリゲート艦の艦長は恐怖を覚え、弾幕を集中させる。が、アムロはそれを見えているかの如く躱し、ビームライフルで的確に対空機銃を破壊して、再びフィン・ファンネルを展開した。

 複数の敵機を撃破した時と同様に複雑な機動を描きながらファンネルはフリゲート艦にビームを撃ち込んでいき、エンジンや機関部を破壊し、更には砲塔すら潰していく。ミサイルの発射口まで破壊すれば、搭載していたミサイルに誘爆して、フリゲート艦は轟沈する。

 

「フリゲート艦の轟沈を確認! 各機、コルベット艦やフリゲート艦には迂闊に近付くな! 弾幕に晒されるぞ!」

 

 フリゲート艦の轟沈を確認したアムロは、フィン・ファンネルを戻した後、ロンド・ベルのパイロットたちにコルベットやフリゲート艦に迂闊に近付かないように注意した。

 

「守備隊、敵部隊相手に苦戦しており、増援を要請しております!」

 

「防衛ライン、第三ラインまで突破されました!」

 

「第4大隊、被害甚大のため、撤退中!」

 

「馬鹿な…!? たったあれだけのMS部隊相手に、我が隊が押されるとは…!」

 

 軌道エレベーターの防衛に当たるヘルガスト軍の守備隊司令部では、次々と来る戦況が悪化する報告に、指揮官は青ざめていた。

 

「こうなればやむを得ん! 付近に展開中の大和帝国海軍の艦隊に救援要請だ!」

 

 指揮官は同盟国である大宇宙大和帝国軍の艦隊に、救援要請を出すよう通信士官に命じた。




アムロ強過ぎたかな…?
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