【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:九条左近(くじょう・さこん)
性別:男
年齢:36
所属:帝国海軍
階級:中佐
乗機:四式艦上人型戦闘機「陣風」32型
概要:帝国海軍きっての精鋭部隊「水陸機動団」に配属されている強襲揚陸艦「瑞鶴」の第二機動兵器部隊長。
九条という苗字からわかる通り, 先祖を辿れば藤原氏に行き着く血筋の持ち主、と言うのは嘘で、単に本人の才能が高いだけであり、自称である。
「戦場の奇術師」「帝国最悪の剣」の異名を持つ。九条颯(くじょう・はやて)と言う十六歳になる娘がいる。
キャラ提供は速水厚志さん

四式艦上人型戦闘機「陣風」
大宇宙大和帝国海軍が開発した機動兵器で, 零式艦上人型戦闘機「零戦」の後継機。零戦と同様にGAT-X105ストライクをベースとした機体設計になっている。
本機は両腕部にガトリングガンを内蔵しカバー部にはビームシールドを装備, 両腰にはビームサーベルを標準装備する, 全体的に機体推力を底上げするなど, 全体的な趣としてはCE版アレックスに近いコンセプト。ただし, 技術面のおかげか動力問題は完全解決している。
近接強襲仕様, 狙撃仕様, 砲戦仕様、電子戦仕様、特攻仕様、複合兵装型などのストライカーパックがある。
設定提供は速水厚志さん

ルサンチヌ・ゴーマン
連邦軍の中将。名前の由来はルサンチマン。蔑称はルサンチマン将軍。
名はその体を表すを体現するかのように嫉妬心の塊であり、自身より能力がある者に対して激しい嫉妬と嫌悪感を持つ。直そうともせず、挙句に自分に嫉妬しているとさえ思っている非礼を省みない自己中心的な将軍。
嫉妬心で中将にまで上り詰めた努力型であるが、部隊を率いている頃から自身の失敗を部下の所為にし、挙句に部下の功績を横取りすると言う理想のクソ上司であった。
その所為で中将で打ち止めを食らっているが、人事部の嫌がらせと思い込んでいる。
ルサンチマンが服を着て歩いている人物であるが、同類を「生きているだけで邪魔なゴミ」と表している。


軌道エレベーター攻撃 その2

 UNSC「インフィニティ」の残された部隊とロンド・ベルによる軌道エレベーター攻撃が行われ、防衛に当たっていたヘルガスト軍は少数の敵部隊に苦戦を強いられていた。

 軌道エレベーターは重要拠点であるため、ヘルガスト軍はやむを得ず、同盟国である大宇宙大和帝国の艦隊に救援要請を出した。

 これに付近に展開している大和帝国海軍の艦隊は、即応力に長ける遊撃部隊である水陸機動団の派遣を決定し、部隊の母艦である強襲揚陸艦「瑞鶴」を初めとする三隻を護衛艦数隻と共に派遣する。

 

「この瑞鶴の第二機動兵器部隊の隊長として着任した九条左近(くじょう・さこん)海軍中佐だ。唐突であるが、私の指示に従ってもらいたい」

 

 強襲揚陸艦「瑞鶴」のブリーフィングルームにて、新任の機動兵器部隊の隊長である九条左近海軍中佐が、自分の部下たちに向けて挨拶を行っていた。

 この新任の自分たちの隊長に対し、丸刈りの隊員一人が他の隊員に向け、小声で水陸機動団の指揮官が余所の部隊から引き抜いたと告げる。

 

「知ってるか。九条中佐殿はうちの指揮官殿が余所から引き抜いたそうだ」

 

「戦場の奇術師って言うんだろ、中佐殿は。原隊は解散か?」

 

「いや、九条中佐殿抜きで再編だそうだ」

 

 左近を見て異名を思い出せば、前に属していた部隊が解散なのかと問う。これに丸刈りの隊員は、原隊は再編中であると返す。

 

「そこ、聞こえているぞ。話すなら私の挨拶が終わってからにしろ」

 

「申し訳ございません! 中佐殿!!」

 

 その小声での話し声を耳にしてか、左近が注意すれば、二人は立ち上がって謝罪する。

 

「では、続けよう。自分は好きなことをし、相手に好きなことをさせなければ、戦いに勝てる。それを主導権というが、古来より主導権というのは、機動によってのみ確保される物なのだ」

 

 二人が謝罪したところで、戦闘の主導権は機動力のみで確保されると左近は語る。それを隊員たちは注意されないように静かに聞いていた。

 その数分後、新任隊長の挨拶は終わり、解散となって機動兵器部隊の隊員らはブリーフィングルームを出始める。

 

「さっきの話の続きだが、連邦の奴らに我らが隊長殿が何と呼ばれているか知ってるか?」

 

「さぁな。どうせ汚い言葉だろ」

 

「帝国最悪の剣だそうだ。普段は下品な言葉で揶揄しているが、これは上品な仇名だ」

 

「少なくとも、敬意は表していると見て良いか」

 

 左近に注意されたように、挨拶が終わった後に話を再開した二人は、敵対する連邦軍からどう呼ばれているのかと言い始める。同盟軍に対して激しい敵意を向ける連邦軍は、侮辱的な名で呼ぶのが通例であるが、左近に対して帝国最悪の剣と言う仇名をつけるあたり、少なくとも敬意は表しているようだ。

 

『本艦は間もなく戦闘宙域に突入する。搭乗員は直ちに格納庫に集合し、乗機に搭乗せよ!』

 

 それから暫くして、瑞鶴艦内ではロンド・ベルとヘルガスト軍の戦闘宙域へと突入を知らせるアナウンスが響いていた。それに応じ、パイロットスーツを身に纏った将兵らは各々の搭乗機へ向かって駆けて行く。

 

 瑞鶴に搭載されている機動兵器は、四式艦上人型戦闘機「陣風」だ。

 海軍が零式艦上人型戦闘機「零戦」の後継機であり、ストライクをベースとした機体設計となっており、汎用性は高い。アレックスガンダムに近い武装設計で、ストライカーユニットを装備するためか、ビームサーベルは両腰のアーマー上部に装備されている。

 ストライカーユニットは、近接強襲仕様や狙撃仕様、砲戦仕様、電子戦仕様、自爆攻撃を目的とした特攻仕様、使い手が限られる複合兵装型がある。

 

(はやて)、今回もまた、帰れると良いな」

 

 複合兵装型のパックを装備した陣風に乗る左近は、コクピットの計器類の邪魔にならない位置に張り付けた写真に写る十代後半の少女を見てほくそ笑み、少し触れた後に操縦桿を握る。

 この少女は左近の娘であり、名は楓と言う。妻の写真が無いことから、既に亡くなっているか、別居状態と思われる。

 

『各機、直ちに発進! 出撃前に申した通り、敵は少数ながらも、友軍であるヘルガスト軍を押している! 警戒せよ!』

 

「噂の第五世代のスパルタンの連中か? こちら(おおとり)隊、発進したい! まだか?」

 

『進路に障害物無し! 鳳隊の発艦を許可する! 我が大和帝国海軍の力を見せよ!』

 

 管制官より敵軍の情報、即ちロンド・ベル隊の事を聞かされた左近は、まだ交戦していないスパルタンⅤと思い込んでいた。発進することを管制官に伝えれば、進路上に障害物が無いことを確認した後に許可を出す。

 

「言われなくともそのつもりだ。鳳隊、発進する!」

 

 許可が下りれば、左近は乗機のスラスターを吹かせた。それを合図に管制室でカタパルト射出ボタンが押され、複合兵装型パックを装備した左近の陣風は、先陣を切って母艦の瑞鶴より発艦した。それに続き、自爆攻撃用の特攻仕様を除く様々な兵装パックを装備した陣風が続々と瑞鶴より出撃していく。

 

「鷹の目、現在の戦況はどうだ?」

 

『赤目の奴ら、あの程度の数相手に手こずっております!』

 

 鷹の目のコードネームを持つ電子戦機仕様の陣風に、現在の戦況がどうなっているかを問えば、後部座席に座るレーダー手は、味方であるヘルガスト軍を嘲笑いながら不利であると答える。

 

「鷹の目、嗤うな。味方なんだぞ! 少数で守備隊を圧倒するなど、相当な手練れだ。各機、ブリーフィング通り心して当たれ! 数が少ないからと言って油断するな!」

 

 味方の苦戦ぶりを嘲笑う鷹の目を注意した後、配下の隊員らに心して当たるように指示を出した。

 

 

 

「UNSCのインフィニティが異世界の連中(ロンド・ベル)と行動しているだと?」

 

 ロンド・ベルがインフィニティと共に行ったヘルガスト軍の軌道エレベーター攻撃は、惑星ヘルガーンの首都で戦闘を展開している連邦軍のファルツ師団の元にも届いた。

 

「で、宇宙軍はどうしてる? 指示待ちか?」

 

 師団長であるバルトルト・ジルヴェスター・フォン・ライン・ファルツ大将は、師団本部内で部下からの報告を聞き、付近に展開している連邦宇宙軍艦隊がどう対処しているのかを問う。

 

「付近の宇宙軍第23艦隊は臨戦態勢を取っていますが、以前その場から動かず。UCA海軍の第31艦隊も同様です。宇宙軍のゴーマン中将に対処の要請しますか?」

 

「あのルサンチマン将軍か、知らせとけ。あの妬みの塊、ご自慢の部隊を見せびらかす為に行くだろう」

 

 コーヒーを啜るバルトルトの問いに部下は、宇宙軍艦隊は静観を決め込んで動かないと返答する。その後、宇宙軍の協力者に対処を要請するのかと問うと、協力者に知らせろと返す。

 

 バルトルトの宇宙軍の協力者であるルサンチヌ・ゴーマン宇宙軍中将は、上官や部下を悩ます蔑称通りの人物であった。

 嫉妬心と努力で中将まで上り詰めた努力型の将軍であるが、自身の失敗を部下に押し付け、挙句に戦果を横取りする悪い上司である。挙句に自身の非礼を詫びない身勝手な人物で、上層部から要注意人物のリストに載るほどだ。

 が、本人はルサンチマンと呼ばれることを嫌っており、同類を徹底的に見下しており、「弱者男性と同じく、生きているだけで邪魔なゴミ」と表すほど嫌悪している。

 そんなゴミと卑下する人々を自身の権限を使って拉致し、非人道的に扱って兵器として運用する残虐な一面もある。

 

 このルサンチマン将軍と周りから揶揄されているゴーマン中将は、協力者であるらしいが、バルトルトは露骨に見下しており、嫉妬や嫌悪の対象にされていた。

 なぜ露骨にゴーマン中将を見下すのは、暴走させるためである。

 

「暴走するかと思いますが…」

 

「敢えて暴走させるためにやってんだよ。妬みが強い奴は、ちょっと煽っただけでブチギレるんだよ。今頃、俺を見返そうと必死になってるだろうな」

 

 部下もゴーマンを見下していることを知っており、暴走すると告げた。敢えて暴走するようにしているとバルトルトは返し、今頃は自身の隊を動かしていると呟く。

 時を同じくしてか、攻撃を受けている同盟軍もロンド・ベルの存在を知り、密かにこの世界を陰から支配するヴィンデル・マウザーと繋がりを持つヘルガーンのスタールアームズ社のCEOヨハン・スタールは、私設軍隊の出動を決定し、軌道エレベーターより私兵を送り込もうとしていた。

 

 

 

 ロンド・ベルの存在を知り、連邦軍や同盟軍が対処を行おうとする中、ヘルガーンの衛星軌道上に居る武器商人であるブラックジャックは、接触を図ろうと自身の武装商船を向かわせようとしていた。

 

「ボス、ロンド・ベルとまた商売でもするんですか?」

 

「あぁ、まさかこんなにも早く戻ってくるとは。それも、このヘルガーンの近くでな」

 

 腹心より問われたブラックジャックは、椅子に腰かけながら取引を行うと答えた。

 

「連中が来た理由は、スタールアームズ社絡みですかね? あいつ等も異世界で何かしら動いてるって噂ですし」

 

「そうなるな。ロンド・ベルが来ると言うことは、スタールが何かしでかしたと言うことだ。連中はこの辺りに詳しくないからな。お前の考え通り、また恩でも売って取引するさ」

 

 スタールアームズ社が異世界で何かしらの惨事を起こしたらしく、その報復としてロンド・ベルが送り込まれたようだと腹心は睨んでいた。腹心の中でスタールアームズ社が異世界で活動をしているのは噂程度であるが、異世界で兵器を仕入れたこともあるブラックジャックの方は、噂ではなく事実であると思っていた。

 この武器商人は以前にロンド・ベルとの取引の経験があるため、また同じ手で取引を行うつもりのようだ。腹心もそれに同席していたらしく、今度は潰されないかと心配し始める。

 

「また恩を売るんですかい? 馬鹿デカいロボット共相手に、同じ手が何度も通用するはずが…」

 

「いや、今回は目立たないように特機は連れてきていないようだ。どういうわけだか、UNSCのフラッグシップと共に作戦行動を取っている」

 

「なら、ぶっ潰される心配はないですね。しかし、正規軍の艦と行動するとは大胆な…」

 

「それに関しては、付近の連邦軍艦隊は静観を決め込んで動いていない。連中の派手な特機を警戒しているんだろう」

 

 心配する腹心に、ブラックジャックは向かう前に仕入れた情報で、スーパーロボット軍団がいない事と連邦軍のインフィニティと行動を共にしていることを伝えた。スーパーロボット軍団がいない事に安心する腹心ではあったが、異世界の者であるロンド・ベルが正規軍と行動を共にしていることに驚いていた。付近の連邦艦隊は、スーパーロボット軍団を警戒して静観を決め込んでいることも伝える。

 正規軍の艦艇であるインフィニティと行動を共にしているので、武器商人であるブラックジャックは接触しづらく、場合によっては潰される可能性があるので、接触のタイミングを計る必要性があることも告げた。

 

「こちらに頼って欲しかったが、ロンド・ベルは神出鬼没だ。取引はしたいが、共に行動しているインフィニティは正規軍の艦だ。タイミングを見誤れば、非常にまずい。まずは観察し、頃合いを見て接触を図る。例の女に、売れない可変戦闘機で出撃するように伝えろ」

 

「またあの女ですかぃ? 幾ら美人で腕が立つからって、ここまで特別扱いも良い所ですよ!」

 

「お前が嫌うのは分かるが、衣食住はこちらが払ってる。この件が済めば、居なくなる。それまで我慢しろ」

 

 その頃合いとは、苦戦していることであり、武器商人らしくその状況に付け込んで恩を売ろうと企んだ。ただ武装商船一隻だけで向かうのではなく、用心棒として暫く預かっているマリ・ヴァセレートに、売れない可変戦闘機に乗せて出撃させようとしていた。

 腹心はマリが特別扱いされていることを気に入らないらしく、それをブラックジャックに伝えたが、この件が済むまで我慢しろと返した。どうやら、マリが探している手掛かりが、惑星ヘルガーンにあるようだ。

 

「まぁ、俺たちにとっちゃ早いとこどっかに消えて欲しいんですがね! それにしても、あの可変戦闘機(バルキリー)、動かせるかどうか怪しいですが」

 

「安心しろ、彼女はあのバルキリーを熟知しているようだ」

 

「まぁ、倉庫の邪魔にならないなら、良いですがね」

 

 どうにか納得した腹心だが、売れ残りであるバルキリーを動かせるかどうか怪しんでいた。これにマリの腕をオルドリンで知ったブラックジャックは、乗り手を選ぶそのバルキリーは熟知しているようだと答えた。疑り深い腹心は、その上司の言葉を信じられず、皮肉で返してから部屋を後にした。




次回以降で応募キャラを出そうかと考えてます。

なんか応募が少ないな…また一週間延長でもすっかな。
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