【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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陣営:ロンド・ベル
名前:ケイ・ムラサメ
性別:男
年齢:20?
階級:不明
乗機:リ・ガズィカスタム(Zガンダムカラー)
概要:ニタ研の被験者。やや感情表現が苦手。一人称はボク。
外見は青髪のカリス・ノーティラス。軍服は逆シャア版のアムロと一緒。
キャラ提供は白薔薇(ロサ・ギガンティア)さん

陣営:ロンド・ベル
名前:ギギナ・エグゼナ
性別:男
年齢:30歳
階級:大尉
乗機:スタークジェガン
概要:特殊部出身。転移前にロンド・ベルに入った。
沸点が高いのか低いのか、はたから見てもわからない。
キャラ提供は神谷主水さん

陣営:ルサンチマン将軍
名前:フェイル
性別:男
年齢:不明
階級:不明
乗機:ツェアシュテレーン
概要:失敗のコードネームを付けられた男。その由来は失敗を恐れ、何もせずに家に引きこもるようになったから。
ルサンチマン将軍と嫌われるゴーマン将軍に徴収された一人であり、ビット数百基を搭載したデストロイガンダムの改造機であるツェアシュテレーンの生体部品として改造されており、感情は怒りと憎しみしか残されていない。
ツェアシュテレーンはドイツ語で破壊を意味し、デストロイの火力を向上させるために数百基以上の無線誘導兵器「ビット」を搭載している。ガンダムタイプからジムタイプの顔に変わったので、見た目はゲルマークの要素が混じった禍々しいデカいジム。
この数百基のビットには、改造に失敗した犠牲者たちの脳が搭載されており、彼や彼女ら発する憎しみと悲しみ、苦しみの負の感情を常に発しているので、感受性の高いニュータイプに取っては最悪な物。
キャラ提供はM Yさん


軌道エレベーター攻撃 その3

 ロンド・ベルの奮戦で軌道エレベーターを防衛するヘルガスト軍が、同じ惑星同盟軍参加の大宇宙大和帝国海軍の艦隊に援軍を要請した。

 その応援が来るまで、ヘルガスト軍は機動エレベーター内に待機させている予備戦力まで投入し、どうにか凌ごうとしていたが、焼け石に水であった。

 

「こいつ等、どうにもボクたちを入れたくないようだ」

 

 Zガンダムのような色合いのリ・ガズィカスタムを駆るカリス・ノーティラスに似たパイロット、ケイ・ムラサメはヘルガスト軍の必死の抵抗差を見て、意地でもヘルガーンに入れたくないと判断する。

 ジョニー・ライデン程ではないが、ケイの腕前も高く、来ることが分かっているように敵機を攻撃を躱し、的確にビームライフルを撃ち込んで撃破していた。

 自分らを翻弄するこの派手な色合いのリ・ガズィカスタムも落とそうと、ヘルガスト軍の機動兵器群は必死の攻撃を行うも、放った機関砲弾やビームは全て避けられ、逆に撃墜されるばかりである。

 

「クソっ、ただの馬鹿じゃないのか!」

 

 派手な色合いで目立ちたがり屋だと思い込んでいたザクⅣを駆るヘルガスト軍のパイロットだが、僚機が次々と落とされていくのを見て、その認識を改めて残った僚機らと慎重に対処する。

 が、ケイのリ・ガズィカスタムは複雑な機動を描きつつ、的確に反撃してくるため、狙いを付けられず、追撃するザクⅣ等は回避するので手いっぱいだ。

 

『挟み撃ちにするぞ! 直ぐに回避行動を取れ!』

 

「よし、これであいつも!」

 

 回り込んだ味方が挟み撃ちにしたと無線連絡を送ってきたため、追撃するザクⅣのパイロットはケイのリ・ガズィカスタムは終わったと思い込んでいた。

 

「あいつ等、ボクを挟み撃ちにする気だな。その手は、乗らない!」

 

『なっ!? こっちに突っ込んでくるだと!?』

 

 が、ケイはそれに気付いており、機体の俊敏さと小回りの良さを活かして方向転換を行い、スペースファイター形態へ変形させ、追撃してくるザクⅣ等に機種を向けてスラスターを吹かせ、一直線に突っ込んだ。これに告げきしているザク等は驚き、思わず動きを止めてしまう。

 

「もらった!」

 

 動きを止めた敵機の集団に向け、ケイはスペースファイター形態の機首部のメガ・ビームキャノンとビームキャノン二門を同時に放ち、何機化の敵機を破壊した。対応が遅れて混乱する残りの敵機群の背後を取ったリ・ガズィカスタムは、再びMS形態へと戻り、両腰のビームガンを放って更に敵機を撃破する。

 

『こいつ!』

 

「っ!」

 

 僚機を全て撃破され、相打ち覚悟でヒートホークで斬りかかる残ったザクⅣに対し、躱してから素早くハイパービームサーベルを抜く。目にも止まらぬ速さで展開された黄色のビームの刃はザクⅣの装甲を易々と切り裂き、一瞬にして搭乗者の命を奪い、行き場を失ったエネルギーは暴走を始めた。即座にケイのリ・ガズィカスタムは離れ、爆発から逃れた。

 

「まだ来る…?」

 

 追撃してきた敵部隊を単独で壊滅させたケイであるが、挟み撃ちにしようとしていた敵部隊が彼のリ・ガズィカスタムも捉え、攻撃してくる。これに反撃を試みようとするが、軌道エレベーターまで接近してきたのは、ケイだけでは無かった。

 

『アムロ大尉とライデン中佐に言われなかったか? 単独行動するなと』

 

「エグゼナ大尉!」

 

 高機動仕様のジェガンD型三機をを随伴させて救援に駆け付けたスタークジェガンのパイロット、ギギナ・エグゼナは、側面からの集中攻撃で敵部隊を追い払った後、単独で軌道エレベーターまで接近したケイのリ・ガズィカスタムを注意した。

 

「いくら感が鋭くてリ・ガズィの改良機に乗ってるからって、調子に乗るんじゃないぞ!」

 

『すみません』

 

「こんだけ戦ってたら、補給が必要だろ? 母艦に戻って補給しろ! ここは、俺たちが支える!」

 

『分かりました。後は頼みます』

 

 ジョニー・ライデンやトライスター程ではないが、僚機と共にビームライフルを何発も撃ち込んで一機の敵機をようやく撃墜したギギナは、ケイに母艦へ戻るように告げる。

 ここまでライデン機と同様に単独で戦闘を行っていたケイのリ・ガズィカスタムは、補給を必要とするほど消耗しているので、それをギギナが伝えれば、彼はそれに応じて自分の母艦へと補給のために帰投する。

 

「迎撃戦に追い撃ちとは!」

 

 追撃しようとした複数の敵機に気付いたギギナは、三機のジェガンと共にビームライフルの連射による牽制を行い、近付かせないようにする。僚機と共にビームライフルを何発も撃ち込んでいけば、敵部隊は追撃を諦め、軌道エレベーターの方へと戻っていく。

 

『ラー・カイラム以下の艦隊が近付いてきます!』

 

「俺たちの帰るところを守らんとな! よし、対艦砲とミサイルを破壊する! 皇族と共に攻撃するぞ!」

 

 部下より旗艦のラー・カイラムと複数のクラップ級にネェル・アーガマが軌道エレベーターに近付いたとの報告を受ければ、ギギナは艦艇の脅威となる対艦砲とミサイルを破壊すべく、後続のリゼルやプロト・スタークジェガンと共にそれらの破壊に向かった。当然ながら、対空砲火と迎撃機がギギナらを止めようと激しく抵抗してくる。

 

「こちらバルカンリーダー、閃光弾を使う! 各機は対閃光防御を!」

 

 胸部にあるダミー弾発射口から閃光弾を発射すると周囲の友軍機に伝えた後、閃光弾を発射するボタンを押し込み、軌道エレベーターを防衛する対空砲火などの防衛施設に向けて放った。眩い光が巻き起こり、迎撃機のパイロットと砲手は目を眩んでか、弾幕を止めてしまう。その隙にギギナらロンド・ベルのMS部隊は、対艦砲やミサイル発射機などに接近した。

 

「ミサイル、ターゲットロック! ファイヤー!!」

 

 対艦砲を捉えたギギナのスタークジェガンは、右肩のミサイルの照準を定めた後、迎撃機が来る前にミサイルを発射した。放たれたミサイルは対艦砲に命中したが、大き過ぎるために撃破には至らない。これにギギナは左肩のミサイルを更に撃ち込み、ようやく対艦砲を撃破することが出来た。

 

「ん、来たか!」

 

 両肩のミサイルを全て撃ちこんで対艦砲を破壊したギギナは、ヘルガスト軍の迎撃機が向かってくることをレーダーの警告音で知り、弾切れになった両肩のミサイルポッドを外した。

 身軽になったことで、自分に向けて放たれるビームを回避機動で躱し切り、ビームライフルで反撃を行う。当然、相手も躱しながら撃ってくるので、ギギナが撃破できた機体は一機くらいしかない。

 

「おっ!? やられるか!」

 

 多数の迎撃機が来ているので、多数の砲火を躱し切れず、ライフルを破壊されてしまった。この集中砲火にも関わらず、ギギナとその僚機であるジェガンは一機も欠けることなく生存している。彼の悪運であろうか。

 砲火が止んだところで、機動力の高い装備を施しているザクⅣが接近戦を仕掛け、ギギナのスタークジェガンにヒートホークを振り下ろさんとしてきた。これにギギナは即座に機体頭部の左側面に装備したバルカン砲で牽制しつつ、素早く左腕から抜いたビームサーベルを振るい、敵機の胴体を切り裂いた。

 胴体を切り裂かれたザクは、火を噴きながら漂い、それから暫くして奇跡的に無事であったパイロットが脱出した後に爆発した。ギギナのスタークジェガンは撃破された友軍機のライフルを回収し、それで戦闘を続けた。

 

 

 

 ロンド・ベルの存在を地上で作戦を展開しているファルツを通して知った対ヘルガーン戦線後方にいる連邦軍のゴーマン中将は、自身が編成した非人道的な部隊の出撃準備をさせていた。

 

「なぁ、これって…?」

 

 後方宙域に待機する連邦宇宙軍艦隊に属する艦艇の一つである全長二千メートルほどの大型宇宙空母のハンガー内にて、デストロイガンダムの改造機に搭載する無線誘導兵器「ビット」の搭載作業が行われていた。ビットの数は数百基以上であり、多数の整備兵を増員し、ビットにある部品を組み込んでいる。その部品を見た整備兵の一人は、隣で同じ作業をしている同僚に問い掛ける。

 

「聞くな! 銃殺刑になりたくなけりゃな!」

 

「あっ、あぁ…! 人間の脳じゃねぇか…気色悪ぃ…!」

 

 これに同僚は怒鳴り、作業を続ける。これに整備兵は狼狽えながら、周囲に聞こえない小声で容器の中に入っているのが、人間の脳であると呟く。このビットはデストロイガンダムの改造機、ドイツ語で破壊を意味するツェアシュテレーンに搭載する物だ。存在に対しては軍事機密扱いを受けているのか、整備兵たちには、口外すれば銃殺刑に処すと脅して作業を行わせていた。

 サイコミュ兵器で同盟軍より技術力が劣る連邦軍は、人間の脳を搭載すると言う非人道的な手段を取らない限り優位に立つことが出来なかった。やれば優位に立てるが、同盟軍に大義名分を与えるだけでなく、味方からの非難も免れない。

 人道的な面もあるが、同時に自分の立場が危うくなるので、やるような者は居なかったが、嫉妬心の塊であると同時に身勝手極まりないゴーマン中将は、自身の有能差を上層部や周囲に認めさせるべく、何の躊躇も無くその非人道的な計画を実行した。ビットに必要な人間の脳の調達は、表向きは処刑された死刑手や囚人兵、スパルタンⅤの強化手術の失敗者、戦災難民から行った。

 まだ一機であるが、この悍ましい戦略兵器をゴーマン中将は少数生産を計画しているようで、その部品となる者たちの犠牲は今後も増え続けることだろう。並の人間であれば、心を痛める所であるが、ルサンチマン将軍と揶揄されるゴーマン中将は心を痛めるどころか、何の罪悪感も抱かず、自信を戦争を終わらせる兵器を作った英雄やそれを有効に使う有能な指揮官として周囲に誇ることだろう。

 

「うぅ…! 失敗だ…! 何もかも失敗だ…!」

 

 そんな悍ましいツェアシュテレーンに、部品の一つとして内蔵されているパイロットがいた。四肢を切断された挙句、視界を塞がれるようにバイザーを埋め込まれ、背中には装置が埋め込まれて機体に繋がれている。培養液に満たされた容器の中で、パイロットは恨みの言葉を呟いていた。

 

「誰の、誰の所為だ? 俺か? いや、奴らだ。奴らの所為だ…! 俺を認めない奴らの所為だ…!」

 

 失敗は誰の責任かと自問自答をするなか、パイロットは周囲の所為だと思い込み始める。

 

「俺が失敗したのはあいつらの所為だ! 奴らが足を引っ張るせいで俺は、俺は…!」

 

 その恨みの言葉を吐き続けるパイロットであるが、周囲で整備を行う整備兵らは誰も耳を貸さず、その作業に集中している。当然ながら外部からは遮断されているため、搭載されているパイロットの言葉など、外にいる者たちに聞こえることは無いのだ。

 搭載パイロットの名はフェイル。

 失敗(フェイル)の名の由来は、失敗を恐れて家に引きこもり、ネットの中で誰かの失敗を嘲笑い、何もしないのかと指摘されれば、失敗を恐れて逃げるからだ。

 扶養に多大な負担を感じた両親は、スパルタンⅤの応募で家から叩き出す手段と考え、彼に何の断りも無く応募を行い、見事に家から追い払うことが出来た。が、彼はスパルタンⅤではなく、ゴーマン中将のツェアシュテレーンの部品の一つにされて今に至る。

 パイロットがあの悪名高きグレイズ・アインやクスィと同じ状態であるが、替えが効く部品なので、ツェアシュテレーンが運用され続ける限り、今後も第二第三のフェイルが出てくることだろう。

 

「閣下、あの兵器を投入するのですか? それは控えた方が…」

 

 空母内に設けられた司令室でふんぞり返るゴーマン中将に、部下の一人がツェアシュテレーンの投入を控えた方が良いと提案したが、彼が応じるはずも無く、それが癪に障ったのか、言葉ではなく、拳骨として顔面に返ってきた。

 

「貴様、俺の命令にケチをつけるのか!? あれは現在ヒグス共の軌道エレベーターを攻撃している謎の部隊を殲滅しうる唯一の兵器なのだ! それを控えろと言う貴様は、ファルツのイカれ野郎か俺を嫉む誰かのスパイか!?」

 

 自分の決定に異論を唱える部下に、ゴーマン中将はツェアシュテレーンがロンド・ベルを殲滅する唯一の兵器だと断言し、その投入を控えろと言う部下に誰かのスパイなのかと疑う。

 

「ち、違います…! しょ、小官は…!」

 

「ならば口を出すなぁ! 貴様らは俺の命令を聞いているだけで良い! 今度、俺の足を引っ張ろうとしてみろ、今度は鉄拳制裁では済まさんぞ!」

 

 ゴーマン中将にとって自分の決定に異議をとなる者は、全て足を引っ張る目的か、出し抜こうとしていると疑っているらしい。殴られながらも自分の意見を伝えようとする部下に対し、ゴーマンは聞き入ることなく命令に従うように怒鳴りつけ、挙句に脅迫までしてきた。

 

「しょ、承知しました…! その、軌道エレベーターを攻撃している謎の部隊に対しては…?」

 

「貴様は知らんで良い! 言われた通りの事をしろ! 先ほどの言葉を忘れたのか!?」

 

「は、はっ!」

 

 ロンド・ベルの事を知らない部下はそれを問おうとしたが、ロンド・ベルを知るゴーマンは何者かに口外しないように言われているのか、怒鳴りつけて黙らせた。余りにも凄い気迫で言うので、禁句に触れてしまったと思い込み、部下は敬礼してから部屋を退室した。

 

「ちっ、これだからクズは! だが、またロンド・ベルがここへ来るとはな…! あの特機がいない事が気掛かりだが、試しにUCAの連中をぶつけ、戦力を探ってみるか」

 

 自分以外の者が居なくなった後、ゴーマンは部下に悪態を付きつつ、ロンド・ベルがスーパーロボット軍団を投入しないことに疑念を抱き、本当にいないかどうか探りを入れるべく、子分扱いのUCAの部隊を投入して戦力を図ろうとする。

 

「居ようが居まいが、俺が設計したツェアシュテレーンに勝てるはずもないがな」

 

 例え居たとしても、自分が設計したデストロイガンダムの改造機であるツェアシュテレーンに敵うはずが無いと自負し、ゴーマンは勝利を確信した笑みを浮かべた。




募集、連邦軍か同盟軍だけ再開しようかな?

まぁ、相手が天パとジョニー・ライデン、トライスターと言う最高戦力のロンド・ベルだし…。
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