【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
アガサ騎士団に属する若き騎士。アガサの領地であるIS世界を敵対するメイソン騎士団より守るため、愛機のグレイズ・リッターで馳せ参じる。
搭乗機はグレイズ・リッター
アルベルト・ケーニッヒ
アガサ騎士団に属する中年のおっさんの隊長格。
外見で侮られるが、そこそこの実力の持ち主。
搭乗機はジンクスⅣ(指揮官機)
キャラ提供は秋音色の空さん
リオンテイルさん、誤字報告サンクス
アリーナの使用許可を得て、ルリは更衣室へと向かう中、ゆきなやグラディス、千雨、愛の四名が更衣室へと入って来た。入って来た四人の女子生徒に対し、ルリは教わった通りの挨拶を行う。
「こんにちはー!」
『こんにちは』
挨拶してきた自分等よりも二つか三つは年下の少女に向け、彼女らも挨拶を行う。それから互いのロッカーを開き、ISスーツに着替え始める。
「す、凄いスーツですね…」
「ワォ!? とってもセクシーね!」
「えっ、貴方たちの方も凄いじゃん。主に身体が」
千雨と愛のISスーツを見て、ゆきなとグラディスは驚きの声を上げる。それはとてもでは無いが、十代の少女に着せて良い物なのかと疑うデザインだ。対するゆきなとグラディスも、スーツのデザインは普通であるが、身体のラインが諸に出るために余りのスタイルの良さで本当に少女なのかと疑ってしまうほどだ。
「下とか見えてるのかな? それとあっちの二人、ヤバすぎだね。今度お姉ちゃんたちに着てもらおうかな」
ゆきなとグラディスの余りの胸の大きさにルリは下が見えてないと言いつつ、千雨と愛のISスーツを自分が知る女性たちに着せてみようかと思い始める。
着替えも終わり、いざアリーナへと出れば、ルリは専用のISである待機状態のマギア・コリツェを取り出し、起動させて纏う。
ルリ以外の者は専用のISを持って居ないので、学園の生徒らは貸し出されているISを纏い始める。
ゆきなは打鉄でグラディスはラファールリヴァイブだ。後の二人はグラディスと同じラファールリヴァイブであるが、千雨は打鉄の刀を出来る限り積んだ接近戦仕様にしており、愛はそれを支援するための砲撃戦仕様にしている。
打鉄とラファールリヴァイブは第二世代であり、第四世代ISのマギア・コリツェの相手になりなさそうだが、ルリの相手は技量の高いIS搭乗者だ。手強い敵となろう。
「さぁ、誰から行くデース?」
「一番手は私から行きましょう」
グラディスが一対一の模擬戦にすると相談もせずに決めると、一番手を志願したのは打鉄の搭乗者であるゆきなであった。
「では、私はセカンドでーす」
「私は三番目」
「じゃあ、私は最後で」
一番手がゆきなと決まれば、続けてグラディスが二番手、千雨が三番手、最後は愛と言う形となる。
「では、行きます!」
「ふむ!」
声を掛けてから向かってくるゆきなの打鉄に対し、ルリは掛かって来いと言わんばかりにロッドを構えた。彼女もまたロッド以外の武器を持たないルリのマギア・コリツェに配慮してか、刀を抜いて接近戦を挑む。彼女の大きな胸は動きで、激しく揺れていた。
刀の届く距離まで来たゆきなの打鉄に、ルリはその斬撃をロッドで防ごうとしたが、それはフェイントであり、身体に下から来る刀身を当てられて一本取られてしまう。
「あれ?」
「あっ、ごめんなさい。ついうっかり」
「強いね」
防ごうとした瞬間に刀身を下に向けて当てたゆきなは、いつもの癖でやってしまったと謝罪する。
「それじゃあ、セカンドは私でーす! ライフルはいりませんか?」
「いらない。撃ったこと無いし」
「そうですか。遠慮なしに来て良いですヨ!」
次はラファールリヴァイブの搭乗者であるグラディスの出番であり、射撃武器を持たないルリにライフルを渡そうとするが、彼女は慣れない武器は持たないと言って断る。
これにグラディスは遠慮なしに着て良いと答え、手にしているライフルをルリのマギア・コリツェに向かって撃ち始める。ルリはこれを躱しつつ、グラディスのラファールリヴァイブに接近を試みる。
一旦離れて空を飛べば、グラディスも追撃を行うために上空に飛び始める。それがルリの狙いであった。彼女は下方よりグラディスを狙う為に、わざと空を飛んだのだ。
「一文字さんと同じように、下からならあの胸で見えないはず!」
空を飛んでグラディスを誘ったのは、あの大きな胸なら下が見えないと思ったからだ。下方に潜り込んだマギア・コリツェに、グラディスは迎撃するために下を向こうとするが、その速度は遅れる。
「今!」
「甘いです!」
相手が撃つ前に接近しようとしたが、グラディスがいつの間にか取り出していたISサイズのハンドガンをルリの身体に当てていた。
「下が見えないと思って掛かりましたね。残念! 貴方が私を飛ばせ、下から来た時点で、その手で来ると分かってましたよ」
ルリはまたも敗北した。その敗因は相手の外見で、下から見えないと思い、下方から攻めるために空を飛ばせたことだ。それを理解したグラディスは、ルリに自分を飛ばせた時点で予想は付いていたと明かす。
「はーい、ルリちゃん。次は私だよぉ~?」
「よろしくお願いします!」
三番手は千雨だ。ISスーツの露出度から、ルリはあの技が有効と判断する。模擬戦の開始同時に甲兎戦に使った紫外線を出し、相手を怯ませようと思ったが、紫外線を生成する間に千雨の剣術が炸裂してルリは気付かぬ間にやられていた。
千雨のラファールリヴァイブは両手に打鉄の刀を持っており、いつの間にかルリのマギア・コリツェの背後に回っていた。本気を出し過ぎ、高速で斬撃を繰り出して一本取ってしまった千雨はルリに向けて謝罪した。
「ごめん、相手が第三世代だから本気出しちゃった」
「あれ? 私の負け? あっ、シールドが減ってる」
謝罪した千雨の剣術は、奪刀術・千刀流と呼ばれる物だ。彼女の戦闘スタイルは二刀流による受け流しと最低限の動きで回避しながら標的に接近し、刀を地面や部屋中に刺す代わりにラピッドスイッチと連続で短距離IBを駆使した全方向からの切り刻みを得意としている。
その高速な機動を行うためにラファールリヴァイブの装甲を軽量化しており、何を考えてか、乳輪や股間だけを隠した全身網タイツのようなデザインのISスーツにしている。軽量化できない部分を補う為だろうか。
高速機動で斬撃を繰り出す千雨の剣術の前に敗北したルリは機体のカメラで彼女の動きを見ていたが、自分では見切れないほどの速さであった。
最後は砲撃戦仕様のラファールリヴァイブの愛である。
「よろしくね、ルリちゃん」
「うん、お願いします」
最後こそは勝とうと思ってか、ルリは愛の砲撃戦仕様のラファールリヴァイブに急接近した。
「速攻でやられないよ!」
だが、牽制用のアサルトライフルで動きを止められ、動きを止めたところでグレネードランチャーを撃ち込まれる。
間一髪で回避したルリであるが、愛は空かさずにミサイルを撃ち込んで彼女に反撃の隙を与えない。更に上昇して上に逃げたところで、ルリのマギア・コリツェが愛の狙撃ライフルの照準器に重なろうとしていた。愛はこのチャンスを逃すことなく、トリガーを引いた。
発射されたビームはルリのマギア・コリツェに命中し、最後の愛に破れた。ルリの全敗だ。
「もうちょっと、ジグザグに動いた方が良いかな」
「あぁ、勉強になる」
全敗したルリに、愛はもう少しジグザグに動いて相手に狙いを定めさせないようにした方が良いと助言する。その後からゆきな、グラディス、千雨がルリに対して戦闘スタイルのアドバイスを行い、彼女の無駄過ぎる動きを出来る限り改善させた。
これにより四名から一勝を取ることが出来た。模擬戦を千冬が見ていたのか、四名と戦えと拡声器を使って提案する。
『昨日の出来事で第一形態になったかは知らんが、今度は四人同時に相手にしてみろ。敵は一人で来るとは限らんからな』
「えぇ、無理だよ。一人に勝つのに精一杯だもん」
その千冬の提案は四人の実力者たちから動揺の声が上がる。
幾ら自分等より高性能で専用機とは言え、愛らしいルリ一人に四人掛かりで戦えなど、やや大人げないとも思える。
「四人掛かりでって…?」
「なんだか、大人気ない気が…」
「リンチみたいじゃん、千冬様」
「流石にこれは…」
専用気持ちでも、第二世代四機ならあっさりと勝ててしまうので、大した勉強にならないと思うが、昨日の一件で千冬はルリが何かと交戦して勝ったと見抜いていた。今度一人で戦う場合に備え、生き残るために鍛え上げるべきだと判断し、敢えてルリに四名と戦うことを提案したのだ。
流石に異世界の怪物である甲兎と交戦したなどとは、夢にも思わないが。
『まぁ良い。それなら、お前たちがそれほど実力は無いと言うことなるが』
「言いましたね? では、四人でやりましょう!」
『よし、配置に着け!』
「待って! 私まだ…」
少し煽れば、彼女らは侮られていると思い、千冬の提案に乗った。直ぐに四人とルリは四対一の配置に着き、千冬の模擬戦開始の合図を待つ。これに反対の声を上げようとしていたルリだが、四人のやる気を見てやるしかないと判断して諦める。
四人から受けた数十分間のレクチャーでルリはややIS戦に慣れたが、四対一の戦闘など初めてだ。だが、弱いままではいられないので、ルリは第二世代のIS四機との戦闘に備えた。
「おぉ、ガーランド卿! 久しぶりだな!」
「そちらもだ、パーリライト卿!」
一方、遠征より帰還してアガサ騎士団の宇宙基地であるムーンベース1に駐在していたミッチェル・ガーランドは、遠路遥々このIS世界に来たガリア・パーリライトと久し振りの挨拶を行い、再会を祝してハグする。
離れてから、どうしてIS世界に居るのかとミッチェルはガリアに問う。
「貴殿はどうしてここに?」
「なに、騎士団と自称する赤い殺人鬼どもを懲らしめに来たのよ! 我が愛機のグレイズ・リッターで、連中のマシンをスクラップにしてくれる!」
ガリアとミッチェルは旧友であった。その級友からの問いに、ガリアはIS世界を狙うメイソン騎士団を懲らしめる為に来たと意気揚々に答える。
「相変わらずだな、貴殿は。私はこれから地球へと降りるのだが。貴殿の方は?」
「いや、行かない。何せ後から行くからな。行くことになるのは、戦勝を祝う宴であるが」
「どうやら、何か大きい作戦があるようだな。先に地球に待っているぞ」
「そちらもな!」
ガリアに共に地球へと行かないのかと誘えば、彼は後から行くと答えた。これにミッチェルは地球の何処かの拠点に衛星軌道上からの降下作戦があると判断し、敢えて言わずに先に待っていると告げて旧友と別れた。
ミッチェルが地球行きの連絡艇へ続く通路へと進む中、ガリアは作戦室へと足を運ぶ。その途中に同じく作戦室へと向かう騎士の一団と合流する。彼らも作戦に参加する者たちだ。彼らは隊長クラスであり、自分の率いる部隊を代表して来たのだ。その中には調査より帰還したジョン・セイバーの姿もあった。他にはアガサ騎士団が属する軍事組織ワルキューレの左官クラスの将校が何人か見える。
全員が揃ったところで、参謀による作戦の説明が行われる。
「では諸君、流星作戦に対する概要を説明する」
参謀は部屋を暗くし、背後の大きな画面に地球の南米大陸を映し出す。この流星作戦に参加する騎士と将校らは、丸で囲まれている地点に宇宙から降下するのだ。降下地点であるアマゾンを棒で示しつつ参謀は説明を始める。
「諸君らがこの地点に降下してもらう。降下地点にはメイソン騎士団が支援する反乱分子の一大拠点がある。あの地球のシャオリー・カーン軍師殿の友人がもたらした情報だ。女史曰く信用に値する。そのまま降下すれば、対空砲や対空ミサイルの嵐に晒されるが、安心しろ。地球では先行してガリア第一機甲軍に属する二個機甲師団と第三機械化騎兵旅団、第六機械化騎兵旅団によるコロンブス作戦が展開される。諸君らが降下する頃には、敵対空陣地は沈黙している頃だろう」
降下地点の標的にされたアマゾンにあるIS世界の反乱分子の一大拠点を、シャオリーカーンの″友人″が見付けたことを告げた後、地球ではコロンブス作戦と呼ばれる対空陣地破壊作戦が先行して行われることも伝えた。降下部隊がアマゾンに降下する頃には、コロンブス作戦によって敵対空陣地は沈黙している見通しであると豪語する。
「我が降下部隊にも、宇宙軍から協力する部隊が来てくれている。その名も機甲師団シュラクだ。総勢九十五機による降下で、地上の百五十機の戦術機やMSを含めた地上軍と合流し、数による制圧戦に移行し、戦術機やMSは通れん基地内部にKMF部隊を突入させ、一気に沈黙させる。この作戦の成功の暁には、反乱分子は抵抗力を喪い、あの世界は暫し平和となろう」
更に自分ら降下部隊にも協力する部隊も居るので、作戦は必ず成功すると言っても過言ではないと豪語した。アマゾン基地制圧の暁には、IS世界の反乱分子は抵抗力を喪い、世界に暫くの平和が訪れるとも言う。
その言葉を信じ、アガサ騎士団の騎士たちは良いと無言で頷いたが、軍人らはそう簡単に上手く行くのかと言う疑問符を抱く。
アガサ騎士団はかつてはメイソン騎士団共々ワルキューレの一部隊に過ぎなかったが、シルバリー合金で出来た鎧で武装して以降、先祖返りをしてしまって殆どが騎士道精神を愛する武人となってしまった。故に軍人はおらず、この物量作戦が成功する物だと思っている。
それから暫く参謀は説明した後、自分が用意したメモの全てを作戦に参加する騎士や軍人たちに伝えれば、何か異議は無いかと問う。
「以上だ。作戦は今日より三日後に開始される。さて、何か説明は無いかね?」
作戦は三日後に開始されることを勧告してから周囲を見渡し、自分の作戦に対して異議を唱える者がいないかどうかを見渡す。軍人の方は言いたげであったが、参謀が騎士な為に何を言っても聞きそうにないので、敢えて質問せずに黙っていた。
その意味も分からず、自分の立てた作戦が何も問題がないと周囲が認めたと思って、自信満々に解散を命じる。
「意義が無いと言うことは、何も問題は無い訳だ。では、解散」
解散が命じられれば、騎士と将校たちは作戦室から続々と出て行った。騎士たちは作戦はもう成功したつもりでおり、成功後のパーティーは何が良いかと会話を弾ませる中、協力する宇宙軍部隊の将校らはあの参謀が居なくなったところを良いことに、矛盾点や問題点を口々に言っていた。
「あの女共め…!」
「止せ、パーリライト卿。事実だ」
「だが、セイバー卿。我々の立てた作戦をコケにされては!」
「それでも、協力してくれる彼女らと事を起こすのはまずい。ここは辛抱だ」
「ちっ、騎士道精神も分からぬ無法者どもめ!」
宇宙軍の将校らに文句を言おうとするガリアをジョンはこれからの事を思って止めた。ここで友軍部隊とトラブルを起こせば、作戦時に支障をきたしかねないからだ。
それをジョンの目を見て理解したガリアは舌打ちし、苛立ちながら自分の部屋へと戻っていった。ジョンもその後に続いて自室へと戻っていく。
地球への連絡船に乗るために無重力状態の宇宙港に着き、許可証を持って連絡船に乗る列に並んでいたミッチェルの方は、列の中にゴリ・ロッグハートの姿があることに気付き、彼の渾名を言って読んでみる。
「ゴリラか?」
「ゴリラじゃねぇ! てっ、お前か、ガーランド卿!」
ゴリラと呼ばれ、反応したゴリはミッチェルが居る方へと振り返る。ミッチェルはゴリとも顔見知りであるのだ。
「久しぶりだ、ロッグハート卿。貴殿も地球行の連絡船に乗るので?」
「そうだ。久しぶりに森と都会の空気を吸いにな。人気の無い惑星の荒地にはうんざりだ」
「その頬はそこで?」
「あぁ、そうだ。おっかないゴリラ見てぇな奴にぶっ飛ばされた。今頃になって痛くなってきやがる」
久しぶりの会話でミッチェルに頬に張っているガーゼの事を問われたゴリは、彼にあの世界の惑星調査の出来事を話した。
「大変だな。我々の知らない世界では、恐ろしい怪物がごまんと居るようだ」
「それも恐ろしい奴らだ。腹立たしいが強いピースブレイクに全治三週間ほどの重傷を負わせ、ユウのシルエットガンダムをオーバーホールが必要なくらいぶっ壊しやがった。そんな恐ろしい奴が、ここにも来るかもしれねぇな」
「あのZZガンダムが必要になるかもしれない」
ゴリの体験話でバニッシュトの恐ろしさを知ったミッチェルは、連絡船に積み込まれている自分のZZガンダムを見て、アトリオックスが来ればあれに乗る必要があると口にする。
数秒後、順次連絡船に乗っていく中、騎士とは思えぬ男が六人の部下を伴って連絡船の艦長と相談しているのが見えた。
「なんだあの男。何処の貴族か? それとも宇宙軍の士官か?」
「いや、あの連絡船の護衛部隊の隊長だ。名前はアルベルト・ケーニッヒ。名前負けした風貌だな。それにあんな形だが騎士だよ」
「我々に協力する宇宙軍の士官じゃないのか」
連絡船の艦長と相談しているアルベルトを見て、前の騎士に聞けば話してくれた。ミッチェルはアルベルトをアガサ騎士団の騎士では無く、宇宙軍の士官だと思っていたが、騎士だと分かった際には驚く。どう見ても彼の体系は騎士の物とは思えないのだ。伴っている部下も、ミッチェルはアルベルトが騎士と分かるまで宇宙軍の将兵と思っていた。
「行くぞ」
艦長との相談が終われば、アルベルトは部下たちを連れて自分の機体まで飛んでいった。その機体がある方向に視線を向ければ、七機のジンクスⅣが見える。既に整備が済んでおり、いつでも出撃可能な状態だ。
「我が騎士団の所属マークがついている。嘘ではないな」
「貴方、乗らないんですか?」
「失礼、乗船する」
アルベルトの護衛部隊のジンクスⅣのマークがアガサ騎士団の物であると分かれば、ミッチェルはあの小柄の中年男を自分と同じ騎士であると認めた。ジンクスⅣを見ている間に自分の出番が来たのか、受付の士官が呼べば、ミッチェルは気付いて手荷物を持って乗船する。
『全行程クリア! 地球行き定期連絡船、これより出航する』
『了解、出航を許可する。メインゲートオープン! 安全な航海を!』
『なぁに、護衛が居る。隕石の一つや二つ、問題ない。メインエンジン始動! 出航する! 付近の者は道を開けろ!』
乗客の全員乗船と荷物の積み込みなどの全行程が完了すれば、艦長は計器類を確認して異常が無いと判断し、無線機で管制官に出航すると連絡する。
出航の許可が下りれば、メインエンジンを始動して地球行きの連絡船は宇宙港から出港した。それから地球を目指して指定の航路を進む。その後からアルベルトの護衛部隊のジンクスⅣが出撃し、連絡船に張り付いて周囲警戒を行った。
「着くまで十二時間程か。そのまま寝ておくか」
窓から見える暗い宇宙の景色を眺めつつ、ミッチェルはシートに腰を下ろし、目的地に着くまで仮眠を取ることにした。
六時間後に、思わぬ敵と交戦する事とは知らずに…。
次回も未登場の提供キャラを出す予定です。
四対一の戦闘は…次回になっかな…?