【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
「見付けた…! アムロ・レイ!」
数でこそディバイン・ドゥアーズを圧倒していた連邦・同盟の連合軍であったが、ジブリールの無茶な命令で混乱しており、真面な連携が取れず、高度な連携を取る異世界連合部隊の前に、戦力は減り続ける一方であった。
そんな時に、ロード・ジブリールより密命を受けたエリカ・フォン・シュレースヴィヒ大尉は、ガンダムクァックスに似たMS「ジークアクス」のコクピットのカメラで、ミッドナイト・ナインボールのエグザスと交戦するアムロ・レイのHi-νガンダムを捕捉した。
「ジブリール様はディバイン・ドゥアーズなる者は排除せよと仰るが、私はアムロに自分の気持ちを告白したい…! それを邪魔しようと言うなら…!」
ジブリールからはディバイン・ドゥアーズを残らず壊滅させろと命を受けているが、アムロへの気持ちは裏切れないのか、彼のガンダムに近付こうとしていた。だが、ここは戦場であり、当然ながら邪魔が入る。
「あのガンダムみたいなMS、アムロ大尉に近付こうとしてるぞ!」
『敵は随伴機を連れていない! 集団戦法でやる!』
ロンド・ベル所属の三機のジェガンD型、四機のXウィングはアムロのHi-νガンダムの方へ向かうエリカのジークアクスを見付けるなり、敵と見なして攻撃を行う。
「人の恋路の邪魔をして…! 死ねっ!!」
三機のジェガンが散会しながらビームライフルの連射を浴びせ、側面からXウィングが編隊を組んでレーザー砲による一斉射を浴びせてくる。この攻撃を避けつつ、エリカは自分の邪魔をされたことに苛立ち、ビームライフルで反撃しながら両肩に装備した八基のビットを展開した。
「ファンネル攻撃だ! 各機、ファンネルを撃ち落とせ!」
展開されたファンネルに対し、ロンド・ベルのパイロットたちは対ファンネル戦法を取るが、迎撃しきれず、三機共々四方八方のビーム攻撃で貫かれ、撃墜されてしまった。
「鬱陶しいんだよ!」
オールレンジ攻撃で三機のジェガンを撃破したエリカは、次に攻撃してくるXウィングの編隊に攻撃を行い三機を撃破した。が、一機がビット攻撃を避けてレーザー砲のみならず、プロトン魚雷による攻撃を行ってくる。これをエリカはジークアクスのオメガサイコミュの力を使い、躱し切ってから蹴りを叩き込んで撃墜する。
「この尋常ではない
『全てのガンバレルが…!?』
ミッドナイトのエグザスを圧倒し、展開された全てのガンバレルを撃ち落として戦闘力を大幅に低下させたアムロは、迫るエリカが普段は人前で隠している尋常ではないエゴを感じ、彼女のジークアクスが来る方向へ視線を向ける。
「なんともドス黒い感覚だ…! 吐き気がする! そこのMA、それで言い訳がつくはずだ。二門のレールガンで、このHi-νと戦えないだろう。離脱しろ!」
『情けを掛けるのか…! だが、再度お前に挑んだところで、またガンバレルを破壊されるのがオチだからな。その言葉に甘えさせてもらう!』
近付くにつれ、エリカの内なるドス黒い感覚を感じ取ったアムロは、ミッドナイトを巻き込まないために離脱するように促した。これにミッドナイトは、アムロには絶対に敵わないと分かってか、その言葉に甘えて戦場から離脱しようとしていた。
「私とアムロの邪魔をする奴は、生かしておくわけには…!」
が、アムロを捉えたエリカは、殆ど戦う力を奪われたミッドナイトのエグザスを撃墜しようと、ライフルの照準を定めた。
「っ!? 協力しているんじゃないのか!」
殺気に気付いたアムロは、離脱するミッドナイトのエグザスを守ろうとしたが、エリカは彼がその行動を取ると読んでか、ライフルのビームを防がれた後、展開したビットでガンバレルを失った連邦軍のMAを撃墜した。
「そんな! 一時共戦じゃないのか!?」
撃墜され、火に包まれるエグザスのコクピット内で、ミッドナイトは理由も分からず殺されることに対する怒りの声を叫びながら爆発に呑まれ、機体と運命を共にした。
『貴様、彼は戦う意思はもう無いんだぞ!?』
「ふぅ、これで邪魔者は消えた…!」
愛の告白をするアムロの声を余所に、エリカは一時共闘の関係であるミッドナイトを邪魔者扱いし、対象のガンダムに近付き、敵意が無いことを示すべく、武器を仕舞って通信回路を開く。
「通信回路? 何のつもりだ?」
ミッドナイトのエグザスを撃墜し、通信回路を開いて自分に告白しようとするエリカに、アムロは軽快しながらも、無駄な戦いを避けられると思い、通信映像に応じた。
『俺に一体なんのようだ?』
「わたくし、自由惑星同盟軍参謀本部所属のエリカ・フォン・シュレースヴィヒ大尉と申します。突然ですが、アムロ・レイ。このわたくしと、結婚を前提としたお付き合いをお願い頂けないでしょうか?」
通信映像に映るエリカの姿は、男性の理想像をこれでもかと言うくらい形にした物であった。
少女の年齢でありながら、グラマラスな体系に加え、手も足もバランスよく長く、イヴ人の如き整い過ぎた顔立ちで美肌。まさに理想の美少女と言っても良く、彼女に言い寄られれば、どのような男でも断れないだろう。
「外見はアニメ好きの理想の具現化したような美少女だが、中身は吐き気がするくらい悍ましくてドス黒い! 邪気そのものだ! そうやって相手の気持ちを考えず、一方的に自分のエゴを他人に押し付けて! 君は自分さえ良ければ、それで良いのか!?」
だが、アムロはニュータイプだ。ニュータイプ故の感受性の高さをHi-νガンダムのサイコフレームが手伝ってしまい、エリカの美し過ぎる容姿の裏に隠された本性を見抜き、邪気だと言い放ってしまった。その本性は自分勝手で我儘、そればかりか邪気と表するほど吐き気を催すくらいのドス黒い物で、それが自分を一方的に支配しようと言う感覚に嫌悪感を覚えたアムロは、相手の気持ちを考えず、自分のエゴばかり押し付けるのかと説いた。
「この、このわたくしの、誰もが羨む美しい私の告白を、拒否るだとォ!? この天パァ! 自分が何を言ってるのか分かってんのかァ!?」
自身のドス黒い本性を見破られ、告白を断られたエリカは本性を曝け出し、美しい顔立ちが台無しになる程の表情を浮かべ、アムロに対して悍ましい憎悪をぶつけた。これにオメガサイコミュが反応したのか、発動してエヴァンゲリオンのような挙動を取り始める。
「容姿端麗で有能は私の告白を拒否るとぁなァ! 万死に値することなんだよォ!! 誰も羨む美少女からの告白だぞ! テメェは気色悪いゲイかオカマか!? それに人の頭ん中を勝手に覗いた挙句、私の気持ちを踏み躙りやがってェ! このクソ天パがァ!! テメェはここでぶっ殺すッ!!」
『自分の思い通りに行かなければ、殺そうとする! その歪んだ身勝手な考えは、育った環境が形作ったのか!?』
余ほどアムロに自分の悍ましい本性を見破られ、告白を拒否されたことが頭に来たのか、彼に対する愛情が怒りの余り憎悪へと急激に変わり、エリカは相手を罵倒しながら殺意を向けた。この憎悪と怒りの凄まじい殺気に耐えつつ、アムロは彼女のドス黒い本性が育った環境で形作られた物であると感じ取ったが、放っておけば危険と判断していま倒すべく、対峙する。
「うひひひっ! あのメンヘラぁ、いい所に居たぜェ! アムロ・レイと一緒に死ねっ!!」
そんな憎悪を対峙するアムロのガンダムの側面から、フリードリヒ・フォン・ホルシュタインの半壊したザクⅣが現れた。自爆装置を組み込んだジークアクスがHi-νガンダムの近くに居るので、組み込んだ自爆装置を起動させ、エリカ共々アムロを倒そうと自爆装置のスイッチを押した。
「ふわっ!? にゃんでだにょ!?」
が、ジブリールは失態続きで無様な醜態を晒し続けるフリードリヒを見限ってか、爆弾は起動しなかった。そのスイッチを起動したと同時にか、ジブリールが事前に録画していた映像が流れ始める。
「あっ!? 紫唇!?」
『フリードリヒ・フォン・ホルシュタイン少佐。君には失望したよ。少しばかり言うことを聞いてくれるから、ホルシュタイン家の汚点である君を引き取ったわけだが、まさか家の顔に泥を塗るばかりか、私の顔にまで泥を塗るとは…!』
その映像は、ジブリールによるフリードリヒに対しての罵声であった。これにフリードリヒが声を裏返しながら激怒する中、録画の映像は更に続く。
『これほど使えんクズとは。優秀な当主すべく、努力を惜しまず、高い金を掛け、君が犯した数々の犯罪歴をもみ消してきたが、親の権力を傘に君はホルシュタイン家を裏切り続けた。その挙句、挽回の機会を与えたこの私の期待さえ裏切るとは。本当に腹立たしい奴だよ、君は。貴様が目の前に居れば、手元にある銃で撃ち殺したいくらいにね…!』
映像に映り、高価な椅子にふんぞり返るジブリールの表情は怒りに染まり、今すぐに何かに八つ当たりしたいと言う感情が見えてくる。それを我慢しながらジブリールは、この映像を録画しているカメラを睨み付けながら続ける。
『君を引き取った時、現当主である君の父上に言われたよ。あの汚物をどこかの戦場に送り込んで、そこで戦死させてくれとね。だが、妙に実力があるのか、君は少佐にまで昇進。父上も見直したかと思いきや、占領区で犯した数々の犯罪を知り、遂に見限ったようだ。もう沢山だとね。この映像を君が見ていると言う事は、実家に戦死通知が送信されたと言う事だ。おめでとう、君は名誉の戦死を遂げた』
この映像をフリードリヒが見ていると言う事は、既に戦死が確定し、実家のホルシュタイン家に戦死通知が送信されたことだ。これを知ったフリードリヒが顔面蒼白になる中、映像の中のジブリールは我慢できなくなったのか、椅子から立ち上がってカメラを指差しながら映像を見ているであろう彼に罵声を浴びせる。
『だが、ホルシュタイン家にその名は残らない! 何所へ出しても恥ずかしい貴様のような汚物は、この世から即刻処分されるべき存在だ! 後、エリカ・フォン・シュレースヴィヒ大尉の犯した全ての犯罪歴は、全て君に押し付けられる。彼女は喜んでいたよ。これで自分の罪は全て消えるとね! 精々あの世で悔しがることだな』
「ウワァァァッ! このクソ野郎がァァァッ!!」
その言葉の後、ジブリールの映像が途絶えた。これにフリードリヒはモニターに向け、怒りをぶつける。この後、操縦桿を動かそうとしたが、全く動かなかった。
「そ、操縦が…!? どういうことだ!?」
これに慌てふためき、フリードリヒは何度も操縦桿を動かすも、スイッチを押したことで、機体の操縦装置も切られたようだ。
『へへへっ、ちょうどいい所に居たな…!』
「え、エリカか!? た、助けてくれ! ジブリールの奴に裏切られた! 俺の、俺のザクが動かないんだ! 母艦まで連れェェェッ!?」
そんな時に、アムロのHi-νガンダムと交戦しようとしていたエリカのジークアクスから無線連絡が入った。これにフリードリヒは助けを求めたが、当の彼女も彼を見限っており、あろうことか機体の操縦権まで奪い取っていた。
「なっ、にゃにをしゅるんだぁ!?」
『テメェは私のミサイルになったんだよ! このカス野郎! カスのテメェが死んでくれるおかげで、親父とお袋は今頃大喜びだぜ!』
「アァァァッ!?
『声を裏返しながら叫ぶんじゃねぇ! このヤリチンクソ野郎が! とっとと死ねや!!』
エリカに操縦権を奪われたフリードリヒのザクは、エンジンを暴走状態にさせられてミサイルにされた挙句、アムロのHi-νに向けて投げ付けられる。凄まじいGが身体を襲い、死の恐怖を怯えて生にすがるフリードリヒは、自分の両親の名を口にして助けを乞う。が、エリカは容赦なくアムロのガンダムにぶつけようと、更に加速させる。
「ウワァァァッ! アァァァッ!! ヤダァァァッ! たしゅけてェェェッ!!」
『私の罪を全部被って死ねっ! ついでに私をフった天パをぶっ殺してなッ!!』
凄まじいGで身体を圧し潰されつつあるフリードリヒは尚も助けを乞うために叫び続けたが、エリカは全く耳を貸さず、アムロのHi-νに最高速度でぶつけた。
「人をミサイルのように扱って! 歪み過ぎている!」
『ひょあぁぁぁっ! バァァァッ!?』
が、このエリカの非道で歪み切った行為に、アムロは激怒してフィン・ファンネルでフリードリヒのザクを撃破してしまった。
こうして、フリードリヒ・フォン・ホルシュタインの生涯は、ここで幕を閉じた。
「ちっ、役に立たねぇ奴! ホルシュタインの汚物がよ! 最後まで役に立てや! カスッ!!」
ミサイルにしたフリードリヒのザクが撃墜されたことに、エリカは悪態を付いて付近の物に拳をぶつけ、八つ当たりを行う。
「まぁ良い! 私の罪を全て被って死んでくれたんだ! おかげで私は清廉潔白ってことだよな!? ハハハッ!」
が、自分がかつて行って来た全ての犯罪を擦り付けたフリードリヒが死んだので、これで清廉潔白となったと口にし、その結果を大いに喜んだ。それでも技量と機体性能でエリカが不利なのは変わりないのか、彼女は温存していた手駒を自分の元に呼び寄せた。
「今の私じゃお前を倒せないからな! なら、こいつ等を使うとするか! 出てこい! 社会のクソゴミ共!!」
彼女が罵倒染みた集合を掛ければ、何所からともなく重武装にカスタマイズされたザクⅣの集団が、ジークアクスの周囲に集まってきた。ジークアクスの周辺に集まってきたザクを見たアムロは、その姿を見て驚愕する。
「サイコ・ザクだと!? この世界にも、リユース・
それは、パイロットの四肢全てを切断し、文字通り機体と一体化するシステム、リユース・P・デバイスを装備した悪魔のMSであるサイコ・ザクであった。
正確には、リユース・P・デバイス搭載型ザクⅣと呼ぶべきか。一機や三十二機どころか、百機は居り、ザク系などのモノアイ特有の不気味な単眼を光らせていた。いくらアムロとHi-νでも、百機以上のサイコ・ザクの相手は不可能だ。何機か落とせても、物量差で圧し潰されるのがオチだ。
「そのザクのパイロットたちは、戦闘で重傷を負った負傷兵たちなのか!?」
『違うな! ホームレスに引きこもり、ニート、社会不適合者、難民! その他諸々の社会のゴミ共よ! 本当は軍人が良かったんだが、参謀本部の連中は断りやがった! だから手当たり次第にホームレスや不良共を捕まえ、ネットでアイドルの真似事をして、引きこもりやニートなどの阿保な連中を騙してこのサイコ・ザクⅣの部品にしてやったんだよ! それならOKと参謀本部のクソ禿共は言ってたからなッ!!』
悍ましいシステムのため、戦闘で手足を失うなどの重傷を負った将兵らの四肢全てを切断し、サイコ・ザクのパイロットにしたのかと言うアムロの問いに、エリカは下劣な口調でパイロットの調達をどうして行ったかを自慢する。
最初は軍人を使おうと思ったが、参謀本部は負傷兵たちをパイロットにすることに反対した。だが、あろうことか、軍属ではない者をパイロットにすることには許可したらしく、自身の息の掛かった反社会的勢力を使って難民や不法滞在者、ホームレス等を拉致、ネットでアイドル活動を行い、ニートや社会不適合者たち等の政治思想に共感していると騙し、パイロットと言う名の部品にしたのだ。
「騙しただと!? お前の命令に従っていると言う事は…!」
『ご想像通り、脳みそにコンピューターを埋め込んで洗脳よ! いいだろ? どうせ生きてても邪魔なんだからさ! アハハハッ!!』
「貴様! 何も知らぬ者たちを攫った挙句、悪魔の兵器の部品にするとは! それが人のすることか!!」
『私のように美しく才能がある選ばれし者はな、社会的弱者と言うゴミ共をどうしようが勝手なんだよ! 生きてるだけで邪魔で使えねぇ奴らを部品にして何が悪い!? 結果的に私の方が、そいつらを有効に活用してんだろうがァ!!』
そんな無理やり集めた者たちが命令に従うはずも無いので、アムロは恐ろしい想像を働かせ、何で彼らを従わせているのかを口にしようとした瞬間、エリカもオメガサイコミュで彼の想像を感じ取ったのか、その答えを告げた。
獅子を全て切断した挙句、脳内に洗脳装置を埋め込み、意志すら奪って完全なる部品としたのだ。余りにも非道染みた行為を平然と行うエリカに対し、アムロはその怒りをぶつける。が、当のエリカは美貌と類まれなる才能で自身が選ばれし者だと宣い、社会的弱者とされる人々をどうしようが自分の勝手であり、サイコ・ザクの部品にしたのは、有効活用であると正当化する。
「そのような勝手が、許される物か!」
『説教はそこまでかァ? なら、私の告白を拒否った罰だ! 社会のゴミ共にリンチされながら死ねやァ!!』
そんな勝手が許されていいはずが無いと言うアムロに対し、エリカは悍ましい表情で配下の多数のサイコ・ザクに抹殺命令を下した。
『アニメを、アニメを規制する奴は、規制する奴らは皆殺しだァァァッ!!』
『天国じゃ! 奴を殺せば天国へと行けるッ!!』
『女神さまから貰ったチート能力と転生特典で、ハーレムライフだァァァッ!!』
「恐ろしい! この感覚は邪気どころか、奴と同じく悍ましい物だ! このサイコ・ザクらは怪物へと変えられている!!」
脳に埋め込まれた洗脳装置により、サイコ・ザクのパイロットではなく、部品となった者たちは各々が望む幻覚を見ながらアムロのHi-νに襲い掛かった。
サイコ・ザクの一機一機が放つプレッシャーは、もはや邪気を通り越してエリカ以上の悍ましい感覚であった。そんな悍ましさに圧されたアムロは反撃が出来ず、ただ回避する事しか出来なかった。
「あ、あれがカンゼンダーの娘の正体か…! なんて恐ろしい女だ! 危うくその美しい外見に惑わされるところだった!」
エリカのジークアクスと対峙したアムロのHi-νの背後を狙おうとしていた佐鳴明人の専用MS「村雨」であったが、悍ましい本性を露わにした彼女に恐怖し、距離を取っていた。
もしもアムロのHi-νを背後から討とうとすれば、彼を殺すことしか頭にないエリカの怒りを買い、暴走状態のジークアクスに引き裂かれるか、百機のサイコ・ザクに包囲されて八つ裂きにされることだろう。
「いくらアムロ・レイでも、百機のサイコ・ザクⅣ相手に勝てるはずがない。悔しいが、イカレ女に譲るしかあるまい!」
悍ましい女の逆鱗に触れたくない佐鳴は、アムロの首をエリカに譲ることに決め、別の獲物を討伐するべく、その場を離れた。
「この佐鳴の名を高めるには、ディバイン・ドゥアーズの旗艦をやれば良いこと! 旗艦に行けば、何かしらのガンダムを討てるはずだ!」
戦果を求めるべく、佐鳴は標的をディバイン・ドゥアーズ艦隊の旗艦であるプロファンディティに標的を定めた。旗艦へ向かえば、何かしらのガンダムが自分を止めようとするので、それを討てれば、何かしらの功績となる。
そう判断した佐鳴は、三個大隊以上の大和帝国海軍の烈風や陣風を随伴機として引き連れ、ラダス提督の座乗艦であるプロファンディティへの攻撃を行う。
「提督、当艦に大和帝国海軍の機動兵器部隊が接近中!」
「旗艦を狙う雷撃部隊か! ㇾビル大隊とアイビス大隊を迎撃に向かわせろ! 護衛艦もその支援を行え! ザンボット3とトライダーG7は最終防衛ラインに待機させよ!」
当然、大多数の敵機の接近はラダス提督に知られた。提督の指示に応じ、Xウィングで編成された二個大隊が迎撃を行う。旗艦を守るネビュロンフリゲートやCR90コルベットなどの護衛艦類も迎撃を行うが、スーパーロボットであるザンボット3とトライダーG7は、最終防衛ラインとして温存されていた。
旗艦を守る護衛艦群と多数のXウィングによる迎撃が行われ、次々と随伴機が落とされていくが、佐鳴は損害に構わず前進を続け、味方を立てにしながら進み続ける。
『しょ、少佐殿! 我らは!? 我らはどうすれば!?』
「そこで雑魚共と戦っていろ! 俺は、旗艦とその護衛を片付ける!」
多数の味方を盾にし、プロファンディティに近付いた佐鳴の村雨は、指示を乞う味方に無茶な戦いを押し付け、旗艦を狙おうとする。だが、ここで最終防衛ラインである二体のスーパーロボットが立ち塞がる。
『ここからは、通さないぞ!』
『このザンボット3が居る限り、ラダス提督の船はやらせないぜ!』
「フン、木偶の坊が二体か! それに乗っているのは小学生か中学生だな!? 子供が操縦するスーパーロボットなど、俺の相手ではないわ!」
立ち塞がった二体のスーパーロボットの情報を知る佐鳴は、パイロットが小学生高学年の子供たちであると分かり、相手ではないと高を括っていた。
性能差、パワー、防御力においてザンボット3とトライダーG7の方が勝るが、熟練度と技量においては佐鳴の方が上だ。それに軍事訓練も受けた軍人であり、知識も大きく上回っている。大人であれば、当然のことだが、
大きければ小回りが利かず、容易く弱点を突けると思っているのだろうが、その二体のスーパーロボットを駆る子供たちの経験は、自分以上であると佐鳴は気付いていない。ザンボット3とトライダーG7のパイロットは、数々の敵と戦って来た歴戦の勇士なのだ。
「泣きべそをかかせてやる!」
子供と見なして完全に舐め腐っている佐鳴は、自分が言い放った言葉がそのまま返ってこようとは、思いもせず、二体のスーパーロボットに挑んだ。
どうにか書き終えることが出来た…。
えーと、色々と書いてた応募キャラだっけかな?
前回と同じく投稿されてたカンタムロボと同じくムカッと来ちゃってね、瞬殺してやろうかと思ってましたが、外見はそのままで、中身はド外道のボスにしましたわ。
応募の時に毎度毎度ネタバレか過ぎる概要を投稿してくんだけど。
あれ何? その通りに書いて欲しいの?
ハハハッ、書く訳ないだろ! その逆を書いてやるってんだよ!
とっ、愚痴はここまでにしておこう。