【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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ガンダム♪

ちょうどいいので、ここで投稿。


ガンダム同士の戦い

 連邦軍と同盟軍の連合軍によるディバイン・ドゥアーズ艦隊との戦いは、ガンダム同士による戦いや異常な戦力の所為か、終息に向かっていた。

 

「特性連射力のGNランチャーだ! たっぷりと味わいなァ!!」

 

 ヤークトアルケーガンダムを駆るアリー・アル・サーシェスは、接近戦を仕掛けてくるアスラン・ザラのインフィニットジャスティスガンダムに向け、GNランチャーを連発した。

 何か改良でも加えているのか、機関銃の如く連射であり、威力すら落ちていない。どうやら、何かしらの技術を組み込んだらしい。

 

『おいおい、避けんなよ! 味方に当たっちまうじゃねぇかよぉ!』

 

「っ!? ワザと味方ごと撃ったのか!?」

 

『正義の味方様は、守るもんが多くて困るよなぁ!』

 

 自分の攻撃を避けるジャスティスに向け、避けるなと怒るサーシェスであるが、故意に味方に当てていた。これにアスランは動揺し、自分を仕留めようと迫る連邦や同盟の機体に下がれと告げる。

 

「下がれ! あいつはお前たちごと撃つぞ!」

 

『はははっ! 誰もお前の言う事を聞きやしねぇよ! それと言う事を聞かねぇ奴は、お仕置きしねぇとなぁ!』

 

「まさか!? 止めろ! 彼らは命令を受けているだけなんだぞ!?」

 

『両軍の御上が俺に提供してくれた駒共よ! 俺がどう使おうが、勝手だろうが! 行けよ、ファング!!』

 

 アスランはサーシェスは味方を撃つことすら躊躇わないと言うが、当の同じ赤いガンダムを駆る戦争狂の男は、誰も話は聞きやしないと告げた後、その場に居る両軍の将兵たちを恐怖に陥れて支配すべく、ファングを展開して自分たちから逃げようとする両軍を攻撃する。

 

「よしよし、これで分かったな? 俺の言うこと聞かねぇ奴は、どうなるかよを」

 

 この行いを全力で止めようとしたアスランであるが、サーシェスが見過ごすはずがなく、妨害して自分が有利な状況を作り上げる。

 

「に、逃げれば…!」

 

『殺される…!』

 

『やらなきゃ、あの赤いMSに…!』

 

 逃げれば、サーシェスのヤークトアルケーのファングによって破壊される。

 その光景を見た連邦・同盟双方の将兵たちは、恐怖してジャスティスに大挙して襲い掛かった。艦艇も同様であり、射線に味方が居ようが構わず、自分たちの生のためにジャスティスを攻撃する。

 

『良いぞ、良いぞ! その調子だ! 正義なんぞ名乗ってやがるガンダムに群がれぇ!!』

 

「止めろ! 奴はお前たちの事など生かそうとも思っていない! 用済みとなれば、殺されるぞ!!」

 

『だから聞かねぇんだよ! 大罪人の倅の言葉はな!!』

 

 攻撃を避けつつも、アスランは殺さない戦い方を続け、ヤークトアルケーのパイロットは誰も生かす気が無いことを周りに伝えるが、この状況を作り上げた張本人であるサーシェスは、大罪人のパトリック・ザラの息子の言葉は誰も聞かないと告げ、容赦なく味方諸共撃ってくる。

 

「我が誇り高き大宇宙大和帝国海軍が、あんな男に従うか! 主砲、目前のガンダムタイプ! 奴共々吹き飛ばしてしまえ!」

 

 大宇宙大和帝国海軍の大艦巨砲主義を形にしたような全長三千メートル程はある巨大宇宙戦艦は、サーシェスの支配を受け付けず、そればかりか主砲である大口径の巨大な三連装砲でヤークトアルケー諸共ジャスティスを吹き飛ばそうとしていた。

 強面な艦長の指示で、艦橋内に居る砲術長が三つの主砲に指示を出し、一門の照準をヤークトアルケーに合わせ、もう二門は乱戦の真っただ中に居るジャスティスに狙いを定めていた。それぞれの砲手からの報告を聞いたのち、砲術長は艦長へ報告する。

 

「艦長、全砲門それぞれの照準に完了いたしました!」

 

「よーし、撃てぃ!!」

 

『俺の邪魔してんじゃねぇーッ!!』

 

 報告を聞いた艦長がその主砲を発射するように命じたが、サーシェスはそれに気付いており、即座にヤークトアルケーで向かい、搭載火器で三門の主砲を全て破壊した後、艦橋内にバスターソードを投げ付けた。

 

「古臭ぇ大戦艦が邪魔をしやがって! まぁ良い、これでハイメガが撃ち放題だぜ!」

 

 戦艦の艦橋から投げ付けたバスターソードを引き抜き、改修したヤークトアルケーを駆るサーシェスは、GNランチャーから廃止されたはずの転送ケーブルを取り出し、それを行動不能となった戦艦に突き刺してエネルギーを吸収し始める。

 

「流石は馬鹿みてぇに大砲を積んだ戦艦を作りまくることはあるな! 伊達じゃねぇや!」

 

 ランチャーに充填されるエネルギー量を見て、大和帝国海軍の大戦艦を動かすパワーは伊達ではないと感心しつつ、照準を群がる敵機の戦闘力を奪い続けるアスランのジャスティスに向ける。

 

「大艦巨砲主義のエネルギーだぁ! こいつで逝っちまいなぁ! ガンダムぅ!!」

 

 相手が動かないことを確認すれば、サーシェスは躊躇いも無くGNハイメガランチャーを撃ち込んだ。放たれた強力なビームは、射線上に居る全ての物を吞み込んでいき、目標であるジャスティスに向かって飛んでいく。

 

「っ!? こんなことを平然と…!」

 

 味方共々ビーム砲を撃ったサーシェスに、アスランは激しい怒りを覚え、自身の能力である「SEED」を覚醒させる。種が割れるイメージの後、アスランの反射神経は超人的に上がり、ヤークトアルケーのハイメがランチャーのビームを避けた。

 

「避けただと!? 種割れって奴か! だったら、砲身が焼き付くまで撃ちまくってやらぁ!!」

 

 避けられたことに驚きながらも、事前にアスランの情報を調べているのか、覚醒したと分かった。大戦艦の動力源に繋いでいるおかげか、ハイメガランチャーの連射が可能なので、手数で圧倒しようと高速で迫り来るアスランのジャスティスに連射しまくる。

 常人ならとっくに死んでいる物であるが、覚醒したアスランの神経は研ぎ澄まされており、放たれる高出力ビームの射線を読み、躱しながらハイメガランチャーを連射するサーシェスのヤークトアルケーに接近する。

 途中、恐怖に支配された両軍の機動兵器が襲い掛かるが、アスランは非殺傷を忘れておらず、ビームライフルで正確に戦闘力のみを撃ち抜き、背中のフォランテスのビームやミサイルなどの搭載火器でも戦闘力を奪いながら迫ってくる。

 

「野郎! トランザムでも無ければスーパーコーディネイターでも無いのに! ちっ、こんな時に砲身がご臨終かよ!!」

 

 サーシェスから見れば、アスランの戦闘力の高さは異様であった。そんな焦りを見せるサーシェスを追い込むかの如く、GNランチャーが連発に耐え切れず、爆発寸前となる。直ぐに本体から切り離した後、ヤークトからただのアルケーガンダムへと戻した乗機で、サーシェスはアスランのジャスティスとの決戦に挑む。

 

「身軽になったなら、トランザムがある俺のガンダムが上のはずだ! トランザムぅ!!」

 

 重いヤークト装備を解除したことで機体が軽くなったサーシェスは、トランザムがある自分のガンダムが有利であると確信していた。確実に倒すべく、即座にトランザムを使い、高速形態となってアスランのジャスティスに突っ込んだ。

 

「トランザムの実体剣の前じゃ、フェイズシフトはベニヤ板なんだよ! さっさと死ねやぁ! 大罪人の倅がァ!!」

 

 二振りのバスターソードを振るうサーシェスは、トランザム状態の実体剣はフェイズシフトを容易く切り裂くと告げる。

 トランザムシステムを持つ自分のアルケーガンダムが、ハイパーデュートリオンエンジンを動力源とするインフィニットジャスティスガンダム弐式より上だと思い知らせたいのだろうが、アスランの思いはその性能差を覆した。

 

『な、なにっ!?』

 

「強さは力じゃない! 生きる意志だ! 他人を殺して生きる実感を得ているお前に、俺は討てない!!」

 

 バスターソードを持つ両腕が、ジャスティスの素早い斬撃で切り裂かれた。思いと決意に凌駕されたことにサーシェスが驚く中、アスランは機体両足のビームの刃で追撃を掛け、更には乗機の頭頂部の胴体を切り裂いた。

 

「クソが! またこれかよ!」

 

 アスランの思いがトランザムで強化されたアルケーのスペックを上回ったことに、サーシェスが苛立ちながらもコアファイターで脱出した。これにアスランは追撃せず、機体がまだ戦えるかどうか確認する。

 

「小細工の利かない相手は、非常に厄介だ。これは一度、母艦に戻る必要があるな」

 

 小細工の利かないサーシェスとの戦いは厳しく、ジャスティスは整備が必要なくらいに損耗していた。これにアスランは戦闘継続は困難だと判断し、母艦への帰投を行う。

 

 

 

『なにが邪魔するなだ! ファックフィンガーと謎のガンダムをぶっ倒す絶好の機会だろうが! 一緒にやっちまえ!!』

 

 グラハム・エーカーのグラハムガンダムとジルベルト・ロードボルトのデスティニーガンダムとの決戦は、邪魔が入らないように全軍に通達が入っていたが、フリードリヒ同様に一部の部隊は聞き入れず、両方とも排除できる一石二鳥の状況であると判断し、攻撃を仕掛けてくる。

 

「ぬぅ! 一騎討ちの邪魔を!!」

 

『貴様ら…! この馬鹿者共がァァァッ!!』

 

「あの動き、デスティニーの真の力!?」

 

 決闘の邪魔をされたグラハムが、攻撃を仕掛けてくる連邦軍機らを睨む中、ジルベルトはそれが許せないのか、激昂して乗機から残像を生み出すほどの高速形態を取る。

 

『はははっ! 向こうから来て…』

 

「なっ!? 何が起きて…」

 

 残像を生み出すほどのスピードで迫るデスティニーに、自分から死にに来たのかと思っていた連邦兵たちであったが、対艦刀で切り裂かれたことに気付かぬまま事切れた。付近の連邦軍機が気付いたが、既にビームライフルを撃ち込まれた後であった。

 

「な、何が起きてんだ!? 味方が次々…」

 

 その後、意味も分からぬまま一騎討ちの邪魔をした連邦軍機は、激昂したジルベルト一人に壊滅させられた。

 

「どうやら、私も奥義を使う他あるまい…!」

 

 一瞬の内で邪魔をしてきた者たちを壊滅させ、その爆発の連鎖を背景にこちらに視線を向けるジルベルトのデスティニーに、グラハムは奥義であるトランザムを使わなくては、太刀打ちできないと判断し、迫り来る敵機に対処すべく、トランザムを発動させる。

 

「トランザム!」

 

『太陽炉型のガンダムか! 相手にとって不足は無し!』

 

 トランザムを発動させて赤く光始めたグラハムガンダムに対し、ジルベルトは太陽炉のガンダムの事を知っているのか、笑みを浮かべて高速で迫った。

 

「その分身の術では、このグラハム・エーカーは惑わされん!」

 

 高速移動の影響で生み出された残像に対し、グラハムは惑わされないと言って本物を見付け、左手のGNソードを叩き込んだ。

 

『見事! この無数の残像の中で、某を見つけ出すとは!』

 

「その手の技を使う者と、何度も戦っているのでな!」

 

『ふっ、小細工は効かんと言う事か! ならば、正々堂々と勝負するのみ!』

 

「なればこそ、燃えるという物!」

 

 無数の残像の中で自身を見つけ出したグラハムに、ジルベルトは褒め称えるようにその斬撃を防いだ。見付け出せたのは、残像を使う相手と何度も戦っていると答えれば、ジルベルトは正々堂々と戦うべき相手だと認識し、いったん距離を置いてから対艦刀を振るおうとして来る。これにグラハムは燃えたのか、同じく剣で対抗し、高速による斬り合いを始める。

 未だ二人の決闘の邪魔をしようとする者たちが居たが、両者のガンダムの戦いは激しく、向かっていった数々の機体は巻き込まれ、次々と切り裂かれていく。艦艇も巻き込まれれば一溜りもなく、呆気なく沈んでいく。

 

『は、離れろ! あのガンダム同士の戦いに巻き込まれれば、一溜りもないぞ!!』

 

『こ、こちらに来るぞ! 退避だ! 退避ィーッ!!』

 

 グラハムとジルベルトの戦いを邪魔しに向かった者たちの末路を見た連邦軍や同盟軍の将兵らは、両者の戦いに巻き込まれれば命は無いと判断し、巻き込まれないように離れていく。

 

『に、任務ぅ…! ガンダムタイプの、破壊…!』

 

 ファルツ家より送り込まれたクスィらが、高速形態で激闘を繰り広げるグラハムのガンダムに狙いを定めた。ジルベルトのガンダムは味方識別装置(IFA)が作動しているのか、標的にしなかった。

 

『ファックフィンガー諸共、ぶっ殺す!』

 

 クスィのみならず、スパルタンⅤらが駆る常人が乗れない試作機や強化タイプの機動兵器も、グラハムどころか、ジルベルト共々抹殺しようと接近してきた。

 

「邪魔なりィーッ!!」

 

『失せろ! 雑魚共!!』

 

『オギャァァァッ!?』

 

 が、両者のガンダムの戦闘に巻き込まれるだけで、次々と爆殺される始末であった。

 

『と、トランザムゥ!!』

 

 トランザムシステムを搭載しているクスィがトランザムを発動させて追撃に入ろうとも、二人の邪魔どころか、攻撃する前に外れた斬撃で切り裂かれ、あっさりと壊滅してしまった。

 

「お、おい…! あの戦いって…!」

 

『あぁ。どうやら、グラハム大尉が異星人と融合したのは、本当らしいな』

 

『それと対等にやり合うデスティニーのパイロットもだぜ』

 

『全く、人間の戦いじゃねぇ。化け物同士の戦いだ』

 

 この戦いを遠目で見ていたスターク・ジェガンに乗るギギナ・エグゼナ、デルタプラスを駆るマルス・ランベルトは、グラハムが異星人と融合したのは本当だったと確信する。

 ガンダムMk-Ⅳを駆るランガ・ロードは、そんなグラハムと対等に戦うジルベルトも異常であると口にし、シルヴァ・バレトに乗るクン・ベーラ・ルーは、化け物同士の戦いと表した。

 彼らがそう表する通り、グラハムとジルベルトの戦いは、超人同士の戦いと見えるほど常人離れしていた。両者とも高速形態なのか、目にも止まらぬ速さで斬り合っており、それに巻き込まれれば、斬撃の余波で切り裂かれる。その所為か誰も近付くこうとしない。否、逃げようとするばかりだ。

 

「お、俺たちが居る意味…あるか…!?」

 

 異常事態続きのディバイン・ドゥアーズ艦隊との戦いに、ジブリールから無理やり共闘しての掃討命令を出された両軍の将兵らは、戦う意味に疑問を抱き始めていた。

 

「あのアンノウンのガンダムが、俺たちを生かすだなんて」

 

「まぁ、言い訳が付くしな。母艦へ戻ろう。こんな意味の分からない戦いは、早く止めたい」

 

 五機のガンダムによって乗機を戦闘不能にされたスパルタンⅣのスパルタンらは、ミニョルアーマーのまま乗機から出ていた。なぜ自分たちを生かすのか疑問を抱く中、この意味の分からない戦いから逃れられる言い訳が付いたと一人が口にし、乗機に戻って母艦へと帰投し始める。

 

「馬鹿らしいや! こんな戦い、一体なんの意味があるってんだ!」

 

『お、おい! 何処へ行くんだ!?』

 

「んなクソ見たいな命令に従うなんて、自殺しに行くようなもんだぜ! あんな意味の分からん奴らは、スパルタンⅤや同じ意味不明な奴らにやらせとけば良いんだよ!」

 

『まぁ、確かにそうだな! 同盟軍の奴らも撤退してる。俺たちも早いとこ撤退しよう!』

 

 スパルタンⅣらが撤退を始めると、連邦軍のパイロットらもやる気が失せたのか、撤退を始めた。同盟軍も同様であり、意味の分からない戦いに死にたくないのか、次々と対ディバイン・ドゥアーズ戦線から離脱していく部隊が続出する。

 

「撤退する…?」

 

『これで、戦わずに済むな』

 

 再出撃したリゼルを駆るアーバード・グランヴィアは、撤退していく両軍を見て呟けば、デルタアンスを駆るシュウト・ムラサメも安堵の声を上げる。

 いくら連携が取れていないとはいえ、正規軍である両軍の数が多過ぎたのだ。このまま長引いていれば、ディバイン・ドゥアーズはその物量による消耗戦で敗北していた事だろう。

 

「もっと大火力を行使したかったが、残念だ! せっかく反応弾の使用許可も出たのに!」

 

 撤退する両軍に、せっかくの大火力を行使することが出来ないことに、重武装のアーマードパックで再出撃したVF-31Sジークフリードを駆るレーヴェ・アスタリカは残念がる。反応弾の使用許可が降りていたのか、反応弾頭を搭載したミサイルを四発ほど装備していた。

 

「馬鹿が! いくら反応弾を持ち込んでも、あの大群は捌き切れねぇよ!」

 

 反応弾を持ち込んで決戦に挑もうとしていたレーヴェを、アーマードパックを装備してバトロイド形態を取るVF-25Sメサイアを駆るアクセル・ダイバーが注意する。馬鹿らしくなって撤退してくれたことに、アクセルらを含めてディバイン・ドゥアーズの者たちは感謝していた。

 

「撤退している? 一機に追撃して殲滅を!?」

 

『バカが! 追うんじゃねぇよ!』

 

「どうして!? 瓦解した敵軍を殲滅できるチャンスなのに!」

 

『分かってんのか!? お前一機で何ができるってんだ!』

 

 両軍の撤退を瓦解していると思ってか、獅電に乗るムラサキ・ユズリハは追撃しようとするが、インコム装備の量産型νガンダムを駆るアジス高本に止められ、コクピット付近を殴られた。

 

「フッ、どうやら命令の無意味さに気付いたようだな。これで無駄な戦いをせずに済む」

 

『が、助かる。ミサイルが底を尽きそうな程の物量であったからな』

 

 風のランスターを駆るヒューイと山のバーストンを駆るフドウも、両軍の撤退に感謝していた。圧倒的な性能を以てしても、あの数の相手は骨が折れるようだ。

 

「と、なると…後はあいつ等だけか!」

 

 Tー70型Xウィングのキャノピー越しから両軍の撤退を見ていた並川類は、残った相手が百機のサイコ・ザクを率いるジークアクスを駆るエリカのみであると分かり、操縦桿を引き、そちらへ機首を向ける。

 

「直ちにアムロ大尉の救援に向かうぞ!」

 

『グレー中隊、続け!』

 

『アムロ大尉を、助ける!』

 

 Bウィング中隊を率いるダン・ブロックも続けば、トーマス・ハマーとアスヤ・トドロキのT-65型のXウィング、マリヤ・サクライのAウィングも続いた。




あと数話で終わる予定です。
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