【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
「このクソガキ共がァーッ!!」
「こ、このクソガキ共がァーッ!!」
両軍がディバイン・ドゥアーズとの戦いに意味を見失い、撤退を始める中、ザンボット3やトライダーG7に戦いを挑んだ専用MS「村雨」を駆る同盟軍の特務少佐である佐鳴明人は、恥をかいていた。
『へっ、何が泣きべそを掻かせてやるだ! お前の方が搔いてるじゃねぇか!』
『そんな機体で二体のスーパーロボットに挑むなんて、馬鹿じゃないの?』
ザンボット3の神勝平や神江宇宙太、神北恵子、愛犬の千代錦、トライダーG7の竹尾ワッ太より、明らかにパワー不足なMSで挑んだことを馬鹿にされていた。
両者から馬鹿にされている佐鳴であるが、勝てる見込みは幾つかあった。
パワーと大きさが上回っている二体のスーパーロボットであるが、小回りやスピードは佐鳴の村雨が勝っている。この小ささと機動力を活かし、弱点を突いてしまえば、佐鳴の村雨の勝ちだろう。
ザンボット3やトライダーG7が、互いの死角を補う連携を取りさえしなければ、技量と経験で勝り、小回りが利くMSを駆る佐鳴は勝てだのだ。
「(く、クソォ~! あの木偶の坊共が、連携を取るとは! これではパワーが不足している村雨では勝てん! 積みだ!!)」
佐鳴が一番恐れている連係プレイをザンボット3やトライダーG7が行ったので、パワー不足の村雨を駆る佐鳴は勝てなくなってしまった。
ここで撤退すればいいのだが、相手は小学生くらいの子供たちが乗るスーパーロボットだ。子供相手に尻尾を撒いて逃げたとあれば、十指の名に傷が付いてしまう。
そんなプライドの所為で二体のスーパーロボットから逃げられずにいる佐鳴は、大人として情けない言葉を口走ってしまった。
「お、お前たち! スーパーロボット二体掛かりでMSを虐めて恥ずかしくないのか!?」
なんと情けない言葉だろう。
余りにも情けないこの佐鳴の言い分に、スーパーロボットを駆る子供たちは呆れてしまった。
『おいおい、俺たちに威勢よく喧嘩を吹っ掛けておいて、そんな情けないことを言うなんてよ! そっちが恥ずかしいんじゃないの?』
『隣のザンボット3と僕のトライダーG7を木偶の坊だと言っておきながら、勝てなくなったら恥ずかしくないのかって、そっちが恥ずかしくないの?』
ザンボット3の勝平は乗機に指差しさせながら嗤い、トライダーG7のワッ太も散々馬鹿にしながら、勝てなくなったからって恥ずかしくないのかと言うそちらが恥ずかしくないのかと聞いてきた。
「お、おのれぇ~!」
そんなことを言ってしまった佐鳴の方が逆に恥ずかしくなり、怒りのビームライフルを撃ち込むが、両機のスーパーロボットの装甲には傷一つ付けられなかった。
『やぁ、君たち。そこの大人にいじめられていないかどうか様子を見に来たが、どうやら逆だったようだね』
「おっ! おいそこのデカいの! こいつ等の保護者か!? こいつ等に一対一で戦うように言い付けてくれないか!?」
両軍が撤退して暇になったのか、ダイターン3の破嵐万丈がザンボット3とトライダーG7の様子を見に来た。
全高百二十メートルの巨大ロボの到来に、恐れ戦く佐鳴であるが、一対一の戦いなら自分に分があると思ってか、あろうことか万丈に一対一で戦わせろと泣きついた。
『はははっ! お前のような卑怯者の頼みなど受けんよ! なんなら、この僕のダイターン3との一対一の勝負なら受けるがね。どうかね?』
「うっ!? く、クソッ! 覚えてろ!!」
『おいおい、子供たちの前で汚い言葉は使うんじゃないよ!』
確かに、一対一なら佐鳴が勝てるだろう。相手が子供が乗るザンボット3かトライダーG7であるなら。
だが、その企みは万丈に見破られており、自分のダイターン3となら勝負に乗ると申し出た。事前情報で万丈の経験と技量の高さを佐鳴は知っていたのか、確実に負けると判断し、迷わず撤退を選んで逃げて行った。
「餓鬼どもに負けたんじゃないぞ! 機体のパワー不足で負けたのだからなぁ!!」
子供たちのスーパーロボットに負けたのではなく、機体のパワー不足と言う理由で撤退したのだと告げたが、負け惜しみにしか聞こえなかった。
「見事な負け惜しみをどうも! だが、あの手の奴は、僕のダイターン3以上のロボットで仕返しに来るぞ。君たち、しっかりとフォーメーションやコンビネーションの訓練をすることだ」
なんとも情けない逃げ恥を晒した佐鳴であるが、次はダイターン3以上のスーパーロボットに乗って報復に来ると睨んでいた。それに備え、二体のスーパーロボットを駆る子供たちに、連携と陣形の訓練を強化するように告げる。
『万丈の兄ちゃん! あんな馬鹿な奴が何に乗って来たって、俺たちで軽く捻ってやるよ!』
『今度は必殺技のバード・アタックを決めちゃうもんね!』
「いや、先の勝利は奴が君たちを舐め腐っていたからさ。次はこうは行かないぞ。なんたってあいつは、勝つためなら手段を問わないタイプだからね」
勝利に酔いしれている子供たちは、佐鳴が何に乗って来ても自分たちが勝つと自身気であった。これに万丈は、佐鳴が勝利の為なら手段を問わないタイプであると短時間で見抜いており、次は卑劣な策で来ると予見していた。
「だから備えるのさ。最悪の事態に備えてね」
自身の経験も踏まえ、万丈は最悪の事態に備えるように、ザンボット3の勝平やトライダーG7のワッ太に言い聞かせた。
「さて、戦いはまだ終わっちゃいない。まだ艦隊が僕たちスーパーロボットの助けを必要としているからね。では、行こうか!」
まだ戦いは続いているので、万丈はザンボット3とトライダーG7を引き連れ、救援へと向かっていった。
「万事休す…いや、来た! これは、三日月・オーガス!」
暴走状態のジークアクスを駆るエリカと百機のサイコ・ザクに包囲されたHi-νガンダムを駆るアムロは、絶望的な状況であったが、彼は救援の到来をニュータイプ能力で感じていた。
上方にアムロが視線を向け、やってくる救援の名を口にすれば、その人物が駆るガンダムタイプのMSが、言った通りに上方から来た。それは、獣のような外見のガンダム、ガンダムバルバトスルプスㇾクスを駆る三日月・オーガスである。
『はぁ!? 援軍だとぉ!?』
「俺が来るのに気付くって、これがニュータイプって奴?」
突然の奇襲に反応できなかったのか、一機のサイコ・ザクはバルバトスルプスㇾクスが持つ超巨大メイスで粉砕されていた。当の三日月は、アムロのニュータイプ能力に感心しながらも、バルバトスの尻尾であるテイルブレードを振るい、一気に反応が遅れているサイコ・ザク数機を切り裂いて見せた。
『相変わらず、上から来るんだな』
「さぁ? たまたまだし」
そんな三日月を援護すべく、アムロは彼のガンダムに襲い掛かるサイコ・ザク数機をフィン・ファンネルを展開して壊滅させ、その近くにHi-νを寄せる。
『あの動き、ヒューマンデブリか! ゴミ風情が! クソ共、掃除しろ!!』
三日月のバルバトスの動きで、阿頼耶識システムと一目で見抜いたエリカは、配下のサイコ・ザクらに攻撃を命じた。襲い掛かるサイコ・ザクの大群に対し、アムロと三日月は動じず、直ぐに反撃する。
『君が来たと言う事は、残りの鉄華団も居ると言う事か!』
「明弘もシノも来てるよ。それとオルガは生きてる?」
『あぁ、生きてるさ! なんたって、ブライトに万丈、アスランやグラハム、宙も居るからな!』
三日月が来たことで、精神的に余裕が出来たのか、アムロは交戦しながら残りの鉄華団が来るのかと聞いてくる。これに三日月も、こんな状況下にも関わらず上手く自分に合わせてくれるアムロに、残りの鉄華団の戦力も来ていることを明かした。
凄まじい激戦なのでオルガが生きているかどうかを問えば、アムロはロンド・ベルやアスランにグラハム、五機のガンダム、四機のスーパーロボット、レジスタンス艦隊が付いているのでまだ無事であると明かす。それが分かれば三日月は笑みを浮かべ、急接近してサイコ・ザクの胸部をバルバトスの鋭い左手で貫いた。
「そうか、無事なんだ。まぁ、あんた達が付いていれば、安心できるけど」
アムロたちが居ればオルガが安全だと分かった三日月は、背後を取った三機のサイコ・ザクを一気に尻尾のブレードで引き裂いた。
『相変わらず、えげつねぇ戦い方だな。三日月!』
「あぁ、デュオか。生きてたんだ」
『へっ、死神はしぶといんだよ!』
背後のサイコ・ザクに気を取られた所為で、側面の敵機に対して反応が遅れた三日月であるが、その窮地をデュオ・マックスウェルのガンダムデスサイズヘルが救った。背後から現れたデスサイズヘルは、得物のビームシザースで二機同時に切り裂く。
助けられた礼を言わず、生きていたのかと軽く言う三日月に対し、デュオは死神がしぶといと、迫る敵機を切り裂きながら告げる。
「こいつ等、あのエドモントンに出てきた奴と同等のMSだろ! 馬鹿みてぇに居やがる!」
『MA以上って聞くぜ! だが、ノルバ・シノ様とこの四代目流星号なら問題ねぇ! ギャラクシーキャノン!!』
「そう、俺たちはガンダムに乗っている! あの頃とは、違う!!」
三日月のバルバトスと同じく、増援として駆け付けた明弘・アルトランドのガンダムグシオンリベイクフルシティとノルバ・シノのガンダムフラウロスこと四代目流星号は、サイコ・ザクの大群を見て、エドモントンでの戦いで交戦経験のあるグレイズ・アインや火星で死闘を繰り広げたMAハシュマルを思い出していた。
だが、自分たちもガンダムと言う力を得ているので、臆せずに挑んだ。グシオンリベイクは残り二つのサブアームを使って四挺のライフルで掃射し、フラウロスは背部レールガンでの砲撃を行う。P・デバイスシステムのおかげで凄まじい反応速度を持つサイコ・ザクであるが、阿頼耶識システムを持ち、最高の性能を誇るガンダム・フレームには敵わないらしく、次々と撃破されていく。
「明弘やシノたちも来たのか。これで形勢が逆転したな」
鉄華団のガンダムが揃ったことを確認したガンダムヘビーアムズ改を駆るトロワ・バートンは、援軍が来たことで形勢が逆転したと確認し、接近しながら機体の全兵装を使った一斉射を放とうと、浮足立つサイコ・ザクの集団をロックオンしていく。
「一気に殲滅する…! はぁぁぁ!」
両腕のダブルガトリングガン、頭部のバルカン砲にマシンキャノン、胸部ガトリング砲、両肩と両脚のミサイルを全て放った。この凄まじい一斉射で、複数のサイコ・ザクが殲滅される。
「揃ったね! 鉄華団が揃えば、もうこちらの勝ちだ!」
鉄華団の戦力が揃ったことで、カトル・ラバーバ・ウィナーは搭乗機であるガンダムサンドロック改の二振りのヒートショーテルで何機ものサイコ・ザクを切り裂きながら、勝利を確信する。
「俺たちと鉄華団が揃えば、負けることは無い! 何も知らぬ者を使い捨てる悪などには!」
アルトロンガンダムを駆る張五飛は、ドラゴンハングで二機同時にサイコ・ザクを撃破した後、素早く持ち替えたツインビームトライデントで切り裂きながら、五機のガンダムと鉄華団のガンダムが揃えば、騙してサイコ・ザクの生体部品にした自身が悪と断じるエリカに、決して負けることは無いと告げる。
「ゼロのバスターライフルで大打撃を与える。各機、巻き込まれないように注意しろ!」
最後に戦場に到着したのは、ヒイロ・ユイのウィングガンダムゼロだ。両手にバスターライフルを持ち、援軍や残り四機のガンダムが明けた穴を鳥のように通り過ぎ、Hi-νとバルバトスの方へと近付いた。
『あぁ、あの回る奴やるの』
『上をカバーする! チャージに専念しろ!』
「援護に感謝する」
三日月が二挺のバスターライフルによる回転しながらの掃射を行うと分かれば、アムロは即座にそのフォローに回った。これにヒイロは感謝の言葉を述べた後、周囲のサイコ・ザクらを両者のガンダムが抑えている間、バスターライフルのチャージを行う。単独では直ぐに撃墜されてしまうが、三日月とアムロがフォローしているおかげで、スムーズにチャージが出来るのだ。
「チャージ完了! 射線上に居る味方機は直ぐに退避しろ!」
バスターライフルのチャージが完了すれば、ヒイロは撃つ前に味方機に警告した後、水平にしてフルチャージのバスターライフルを発射した。凄まじい火力であり、射線上に居たサイコ・ザクは一瞬にして消滅した。更に掃射は続き、ヒイロはウィングゼロを回転させ、周囲に居るサイコ・ザクを一掃した。
『オルガ! 残りと一緒に、援軍も連れて来たぜ!』
「ユージンか! 助かるぜ!」
援軍の三機のガンダムも合わせ、九機のガンダムが多数のサイコ・ザクを相手取っているにも関わらず、次々と撃破していく中、援軍の輸送艦であるホタルビから、副団長のユージン・セブンスタークが、残りの鉄華団の戦力のみならず、スターホーク級バトルシップを初めとする増援艦隊も連れてきたことを知らせる。
「ロンド・ベルにレジスタンス艦隊、シェザール隊に五機のガンダム! それに鉄華団と増援艦隊も揃った! こうなりゃあ怖いもん無しだ! 馬鹿みたいな数の連邦も同盟も、やる気を無くして撤退してやがる! ここから巻き返しだ! 気合い入れろ、お前ら!!」
ディバイン・ドゥアーズの戦力が揃ったことで、オルガは反転攻勢に出ると告げた。未だに戦闘を継続するエリカのサイコ・ザク軍団やスパルタンⅤ部隊に、他のディバイン・ドゥアーズの参加勢力と共に攻勢を仕掛け、一挙に逆転していく。
「て、撤退してよかった…じゃなきゃ、あんな化け物連中に殲滅されてたぜ…!」
この大攻勢は凄まじく、連邦軍と同盟軍の将兵らは早期に撤退してよかったと安堵した。
「えぇい、何たる様だ! あの程度の戦力に撤退するなどと!! それにあの娘はカンゼンダーの失敗作と言うのは、本当らしいな!!」
一方、安全な場所からディバイン・ドゥアーズと連邦や同盟の連合軍との戦いを見ていたロード・ジブリールは、インフィニティ級スーパーキャリア「ロゴス」の艦内で、連合軍の敗退ぶりを見て激怒していた。
同時に百機のサイコ・ザクを与えて期待を寄せていたエリカが、期待通りの働きを見せず、援軍として現れたガンダムたちに圧倒されているのに苛立ち、失敗作と罵った。
連合軍やエリカの件も、全てジブリールの責任であるが、当の本人は自身の非を認めず、その非は現場にあると喚く始末だ。
「コーディネイターに突然変異体、ヒューマンデブリ、エイリアン共にこれ以上好き放題されてたまるか! こうなれば、ゼクノヴァを発動させる他あるまい!」
あの有様では敵視するディバイン・ドゥアーズの勝利が確実であることを分かってか、ジブリールは自身の判断で究極兵器を発動するべく、それを発動する装置を自身の手元に取り寄せた。
「あれ程の規模だ。ジークアクス一機なら十分だろう。だが、気取られては意味が無い。なれば、結果を出せない無能共に足止めさせればいいこと。幸い、このロゴスには、それが出来るレクイエムが搭載されているからな」
が、気取られて逃げられては意味が無いので、ジブリールは自分の思う結果を出せない連合軍にディバイン・ドゥアーズの足止めをさせるべく、その背後に銃を突きつける手段であるレクイエムを起動させる。無論、ジブリールは誰一人生かすつもりは無く、連合軍共々、ディバイン・ドゥアーズを消し去るつもりであった。
彼の巨大な座乗艦であるロゴスには、あのコロニー群のプラントに猛威を振るった反射衛星砲型戦略兵器「レイクエム」が搭載されていた。主砲であるMAC砲の代わりに、そのレクイエムを搭載している。が、いくら巨大なインフィニティ級でも、そのままレクイエムを搭載できないため、搭載できるほどサイズダウンがなされており、威力は低下していた。それでも、インフィニティ級以上の艦艇を轟沈できるほどの火力はある。
指示が既に出されているのか、ビームを曲げるための中継ステーションが展開されており、いつでも撃てる態勢を整えていた。狙いはディバイン・ドゥアーズの艦艇ではなく、味方である連邦や同盟の艦艇であった。
見せしめに一隻をレクイエムで沈め、恐怖でディバイン・ドゥアーズと戦わせるために、レクイエムを使うのだ。
「スターリンはヒトラーの侵略軍からモスクワを守るため、赤軍を恐怖で縛り付け、侵攻を退けた。なれば私もそれに倣ってやるまで。結果を出せない無能共には、その身を以て償ってもらおうか」
第二次世界大戦のモスクワの戦いに倣い、味方を恐怖で縛り付けるため、ジブリールは一番後方の艦艇にレクイエムの照準を合わせた。発射装置も既に手元へ取り寄せており、安全装置を外して引き金を引いた。
ロゴスの艦首より開かれた砲門より、レクイエムのビームが発射される。威力は先に述べた通りに月面基地の物と比べ、だいぶ落ちているが、この世界の全ての艦艇を撃沈するには十分である。中継ステーションを介して軌道を変えられたビームは、正確に狙いを定めた艦艇を射抜き、轟沈させる。
「これで理解したな。精々、生き残れると信じて戦い、ジークアクスの最期に輝かせるゼクノヴァの光に呑まれるがいい」
映像で狙った艦艇が轟沈する様を見てほくそ笑んだジブリールは、連合軍が恐怖してディバイン・ドゥアーズとの戦闘を再開するのに期待しつつ、ジークアクスに仕掛けた何かの装置に目をやりながら、これで事が上手く運ぶと確信した。
『な、なんだあの攻撃は!?』
『何処から撃たれた!?』
『じょ、上層部からの脅しだ! 命令に従えなければ討つと!』
『冗談だろ! こんな状況で戦えと言うのか!?』
『やらなきゃ、あの偏向ビームで撃ち抜かれる! やるしかない!!』
ジブリールが行ったレクイエムによる攻撃で、現場の混乱は更に増したが、上層部を介して脅しのメッセージを送ったことにより、無理にでも戦闘を再開させることに成功した。
「敵連合軍、再び当艦隊に攻撃開始!」
「先のビーム攻撃は、彼らの背後から来ました! あれは脅しと思われます!」
「戦意を失った彼らを恐怖で脅したのか! なんと恐ろしいことを!」
ディバイン・ドゥアーズ艦隊の旗艦であるプロファンディティの艦橋内で、連邦軍や同盟軍の連合軍が攻撃を再開は確認されていた。
参謀がレクイエムのビーム攻撃が連邦軍や同盟軍の艦艇を射抜いたのを見て、脅しであると見抜けば、ラダス提督は平気で恐ろしい手段を取るジブリールに畏怖を覚える。直ぐに対応を行うべく、ラダス提督は参謀等に位置を探させる。
「そのビーム攻撃を行った艦艇は、何所にいるか分かるか!?」
「ステーションらしき物を経由してのビーム攻撃であるため、こちらの様子を窺うため、ミノフスキーなどの類の影響を受けないほどの距離から放っていることから…」
「この位置だ! 私なら、この位置に自分の船を配置し、あの偏向ビームを使う!」
「時間が惜しい! こうなれば、ニュータイプの勘とやらを頼るしかない! 彼らはフォースと似て、相手の殺気を感じ取ることが出来るはずだ!」
命令を受けた参謀等は即座に探すが、一人の参謀は自分ならこの位置に艦を配置すると予想する。正確な位置が割り出せないので、ラダス提督は一か八か、ニュータイプの勘に頼ることにした。
ジブリールの強い憎悪と殺気を感じ取り、レクイエムを発射するロゴスを発見しようと言うのだ。
当然、止めに来ることは分かっているので、ロゴス周辺には無人MSビルゴの大群やデストロイガンダム、陽電子リフレクター装備のMAが多数展開されていた。
これを突破できるのは、アムロのHi-νガンダムをいて他にないが、生憎と彼はエリカのジークアクスに阻まれている。他に居るとすれば、ニュータイプの紛い物とされる保護されている強化人間たちしか居なかった。
「アムロ大尉はクァックス擬きに釘付けにされている。至急、保護している強化人間たちを攻撃隊へ召集せよ! 補給を終えた戦闘機や爆撃機隊も随伴させ、安全な場所から彼らを脅す卑怯者を叩き潰せ!」
一か八かの賭けに出ることにしたラダス提督は、直ちに強化人間たちに召集命令を出し、ジブリールのロゴス攻撃を決断した。
取り合えず、ここで切りが良いので投稿。
さて、今年と同じく、終わりに近付いてきた。
無事に今年中に終わってくれよ…!