読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

231 / 231
必殺、超電磁コンビネーション!


超電磁ロボVSヴァルシオン改 後編

 二体の超電磁ロボ、コン・バトラーVとマデラス中将が駆るヴァルシオン改との戦いは、後者であるヴァルシオン改が圧倒していた。

 

『敵は改造機だからかなり強力です! ここはボルテスVとの合流を!』

 

「ちっ! 認めたくはねぇが、ボルテスと共闘するしかねぇ! ビッグブラスト!!」

 

 サブパイロットの北小介よりボルテスVとの共闘でしか、マデラスのヴァルシオン改を倒せないと言われた豹馬は、コン・バトラーVの下腹部から大型ミサイルを発射する。

 

「おぉっ!? あれがビッグブラストか!」

 

 コン・バトラーVのデータを知るマデラスであるが、ビッグブラストを撃ってくるとは思わず、直ぐにバリアフィールドを張って強力なミサイルを防いだ。

 

「今だ!」

 

 凄まじい爆発が巻き起こる中、豹馬もこれでヴァルシオン改を倒せるとは思っておらず、直ぐに離脱してグラビリオン隊と交戦しているボルテスVと合流するため、コン・バトラーVを飛翔させる。

 

「あのミサイルは目晦ましと言うのか! ボルテスVと共闘されれば、マズい!」

 

 自分の目の前から消えたコン・バトラーVに気付いたマデラスは、ボルテスVと合流されれば不利になると悟り、直ぐに飛翔して追撃に入る。

 

「へへへ、あのヴァルシオンのパチモンと比べれば、こいつらなんぞ物の数じゃねぇや!」

 

 ボルテスVと合流を急ぐコン・バトラーVは、それを囲むグラビリオン隊に攻撃を仕掛ける。豹馬の言う通り、ヴァルシオン改に比べれば、グラビオンなど二体の超電磁ロボの敵では無かった。

 数多の敵を屠ってきた二体の超電磁ロボの前には、グラビリオン隊は全く歯が立たず、次々とその連携の前に撃破されていく。

 

『ぐ、軍団長殿! ノワァァァッ!!』

 

「おのれ、グラビリオン隊を良くも!」

 

 部下たちの悲鳴を無線機から聞いていたマデラスは激怒し、味方を救うために急行するが、既に壊滅した後であった。

 

『これで邪魔者は居なくなったぜ!』

 

『後は貴様だけだ!』

 

「超電磁ロボが二体も! だが、これで臆する物か! グラビトンウェーブ!!」

 

 二体の超電磁ロボに臆することなく、マデラスのヴァルシオン改は攻撃を継続する。一撃でスーパーロボットを撃破する収束ビームに二体の超電磁ロボは散会し、搭載兵器による一斉射を浴びせる。

 凄まじい攻撃であるが、ヴァルシオン改には先にも述べた通りバリアフィールドを持っており、並のスーパーロボットなら粉砕できるほどの一斉射を防いでいた。

 だが、これがコン・バトラーVやボルテスVによる合体技を確実に成功させるための戦法であり、マデラスはその術中にはまり、動きを止めてしまった。

 

「ぬぅ! この程度で!」

 

『今だ! 行くぞ健一!』

 

『あぁ! コン・バトラーVとボルテスVの合体技、超電磁コンビネーションだ!』

 

 マデラスのヴァルシオン改の動きが止まったことで、合体技の発動のタイミングと捉えた豹馬と健一は、コン・バトラーVとボルテスVによる合体技を行う。

 

「まずは俺からだ! グランライトウエーブ、発射!」

 

 最初に仕掛けたのはコン・バトラーVだ。必殺技であるグランダッシャーを行うため、相手を固定させる光線を胸から発射した。

 

「おぉっ!? う、動けん!?」

 

 グランライトウエーブを受けたヴァルシオン改は動けなくなってしまう。これにマデラスは必死に操縦桿を動かすも、この超電磁の反発力はオリジナルより強化されたヴァルシオン改でも解くことは叶わないようだ。

 

「グランダッシャー!」

 

 相手を固定させたのを確認した豹馬は、コン・バトラーVを巨大戦車へと変形させ、光線で作り上げたレールの上に乗ってヴァルシオン改に向かって突撃した。

 

「天空剣! とぅ!!」

 

 次にボルテスVは天空剣を取れば、巨大戦車に変形したコン・バトラーVの上に乗って剣を構える。

 これぞコン・バトラーVとボルテスⅤの数ある超電磁コンビネーションのひとつ、グランダッシャー天空剣。

 究極の合体必殺技である超電磁スピンVの字斬りより火力は低いが、目前のヴァルシオン改を破壊するには十分な火力を秘めている。

 

「おりゃぁぁぁっ!」

 

 先にヴァルシオン改に攻撃したのは、巨大戦車に変形したコン・バトラーVだ。この高速で突っ込んでくる巨大戦車の突撃に、ヴァルシオン改は大ダメージを受けた。

 

「天空剣、唐竹割り!」

 

 とどめを刺すのは健一のボルテスⅤだ。強い力を込めて叩き込んだ天空剣は、堅牢なヴァルシオン改の胴体を切り裂いた。

 

「おぉ…!? これが、これがコン・バトラーVとボルテスVのコンビネーション…!」

 

 二体の超電磁ロボによるコンビネーション攻撃であるグランダッシャー天空剣を受けたマデラスは、大破していくヴァルシオン改のコクピット内で自身の敗北を悟り、対峙した二機のスーパーロボットの恐ろしさを知る。

 

「だが、時間は稼いだ…! レゾルグ閣下、時間は十分に稼ぎましたぞぉ! 後は、お頼み申し上げます!!」

 

 自分と指揮しているパーブ突撃軍団はディバイン・ドゥアーズのスーパーロボット軍団に敗北したが、十指本隊の出撃時間は十分に稼げたので、マデラスに悔いは無かった。

 後のことをレゾルグ・バルバ率いる十指こと第1特別機動軍に託したマデラスは、大爆発を起こすヴァルシオン改と運命を共にする。

 

「あいつ、時間稼ぎのために俺たちと…?」

 

『あぁ、敵ながら見事な将軍だった…!』

 

 自らの身を挺し、本隊の出撃時間を稼いだマデラスに豹馬と健一は敬意を表する。

 だが、本当の戦いはこれからであった。

 

「来たぞ! 敵の本隊だ!!」

 

『これが敵の本隊、いや、同盟軍最高戦力の十指か…!』

 

 未だ戦闘を継続するガイアセイバーズと交戦しているロディマスコンボイは、敵の本隊である自由惑星同盟軍機動軍所属第1特別機動軍こと「十指」の到来に、直ぐにそれが敵の本隊であると気付いた。

 無数の機動兵器群と共に姿を見せた十体の敵巨大ロボに、マジンガーZを駆る兜甲児は同盟軍最高の戦力である十指が放つプレッシャーに圧倒される。

 

「マデラスよ、良くやった。貴様の働きに免じ、遺族に対しては手厚い遺族年金を出そう。これで貴様の遺族は一生食うに困らずの生活を送れることだろう」

 

 十指のリーダーにして第1特別機動軍司令官であるレゾルグ・バルバ特務大将は、自分ら十指の出撃までディバイン・ドゥアーズのスーパーロボット軍団を足止めさせ、疲弊させた成果に応え、遺族に対して手厚い遺族年金を出すと口にする。

 もしマデラスが自分の望む成果を出さねば、彼の遺族を殺していたことだろう。

 そんな恐るべき十指のリーダーであるレゾルグは、どういう経緯で入手したのか、乗機であるメカギルギルガンの操縦室内にて、ディバイン・ドゥアーズのスーパーロボット軍団に布告する。

 

『本隊の力も借りず、パーブ突撃軍団と連邦のガイアセイバーズを圧倒するとは敵ながらあっぱれよ! だが、それもここまで! わしが率いる十指全員が最高の装備と共に集結したところで、本隊の支援無き貴様たちは敗北する運命(さだめ)なのだ! この世界から本隊と共に立ち去るというなら、命だけは助けてやろう!!』

 

 十指は決して揃うことはない。

 通常であれば、同盟軍が採用している機種に乗って戦闘を行うだけだ。だが、警戒対象であるディバイン・ドゥアーズが相手であるなら、封印兵器とされる専用特機を持ち出すことが許可されている。

 その十指が最高の装備と共に集結するのは、同盟軍が滅亡の危機に晒されるか、この世界に危機が訪れた時だ。様々な世界の戦力が集結するディバイン・ドゥアーズが来たことで、レゾルグは世界の危機と判断したのだろう。同時に、危険なディスコード・ディフェーザーに対抗する為でもある。

 

「出て行けだって? 生物を根絶やしにする危険な兵器を黙って見過ごせるか!」

 

 連邦軍が大部隊や大艦隊を引き連れても敵いそうにも無い強大な戦力を見せ付け、出て行けと言うレゾルグに対し、少し傷付いているダンクーガを駆るケイ・レイワは、ヘルガスト軍が開発した生命体を根絶やしにする生物兵器を前にして見過ごせないと啖呵を切る。

 

「ケイの言う通り、そんな危険な兵器を見過ごすなど論外だ! そいつを破壊してから出て行ってやるさ!」

 

 ダイ・ガードを駆る黒木富成もケイと同意見であり、その兵器を破壊してから出て行ってやると乗機と共に指差しながら返した。

 

「俺も同意見だぜ! そんな兵器をぶっ壊すために来たからな! お前たちをぶっ倒してでも破壊しにいってやるぜ!」

 

『私もタツヤと同意見よ! 生き物を根絶やしにする兵器なんて、この世に存在しちゃいけないわ!』

 

 タツヤ・ニワセと彼の乗せるキレイダーンも同意見なようで、生物兵器を破壊しに来たと告げ、邪魔をするなら十指を倒してでも行くと宣言する。

 他のスーパーロボット軍団も同意見であり、トランスフォーマーたちも最高の装備と共に勢揃いした十指に臆することなく、邪魔をするなら突破してでも行く覚悟であった。

 

「フッ、俺のギガ・ノブナガを前にしてそんな戯言をほざけるとは! 愚かな奴らだ!」

 

 このディバイン・ドゥアーズのスーパーロボット軍団の覚悟を、著名な戦国武将「織田信長」のような甲冑の姿を持つ自分専用のスーパーロボットである「ギガ・ノブナガ」を駆る佐鳴明人は、自分と同じ十指が全員そろって慢心しているのか、それを嘲笑った。

 

「だが、スーパーロボットで揃った我らにも臆さぬその覚悟。油断ならんぞ!」

 

 侍のような外見を持つスーパーロボットを駆るジルベルト・ロードボルトは、最高装備で立ちはだかる自分らに臆することなく挑む覚悟を警戒する。

 

「フン、所詮は寄せ集めの集団! 我ら軍属の前では烏合の衆も同然!」

 

 そんなジルベルトの警告を聞かず、超巨大ロボ「ガンバスター」をジオンのMSであるザクの形にしたスーパーザクを駆るゲオルグ・トリケラは佐鳴と同じく嘲笑っていた。自分たちが統制の取れた軍属であり、ディバイン・ドゥアーズのスーパーロボット軍団を寄せ集めの集団と侮っている。

 ジルベルトを除き、ゲオルグと同じくディバイン・ドゥアーズのスーパーロボット軍団を寄せ集めの集団と見なしている様だ。

 

「よほど死にたいらしいな。よかろう、貴様らを殲滅した後、本隊も皆殺しにし、ディスコード・ディフェーザーとやらも根絶やしにしてくれるわ!!」

 

 自分ら十指全員を前にして臆さないディバイン・ドゥアーズのスーパーロボット軍団に対し、レゾルグは本隊やディスコード・ディフェーザー共々殲滅すると宣言し、乗機であるメカギルギルガンを動かした。

 かくして、第二幕であるディバイン・ドゥアーズのスーパーロボット軍団と全員が揃った十指との戦いの火蓋は切って落とされた。

 

「えぇい、十指め! 我らを時間稼ぎに使ったのか! 奴らに後れを取るな! 全戦力を投入しての全力攻撃だ! 十指の連中を誤射しようが構わん!!」

 

 自分等ガイアセイバーズを咬ませ犬や時間稼ぎに使われたことに激怒するシュワルツは、配下の部隊に十指を殲滅する勢いの全力攻撃を命じた。




ここでマデラス退場…。

次回は読者応募の十指全員登場かな?

そう言えば、オリーブドラブさんの烈火のジャブローで十指が全員そろって戦っている所を見たことが無いような…。
なので、俺の作品で三人除いて違う奴がいるけど、全員そろえちゃいました。

次回かその次かで十指を揃えようかと思います。

それとメッセージボックスで応募を受け付けるかも。まぁ、採用すかどうかは俺次第だけど。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。