【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
性別:男
年齢:30
階級:ガイアセイバーズ
乗機:ヴォルレント(スパロボOGMDのフューリーの機体)
概要:元は異世界にて死を振りまく部隊「フェイタリティ」に所属していた兵士。
ダグーラと同じくとあるデータ回収を生業としている主人公組織に部隊の一部が壊滅し、この部隊に流れ込んでくる。実力はそこそこ高い。反応能力が高く、ニュータイプに近い性能を思っているが、パイロットの実力に機体が追い付いていない。
キャラ提供はヒラーズさん
これで全員登場かな…?
今週のネタバレ
鋼鉄ジーグ「十指は、全滅だ!」一回目
「ダグーラは失敗したか。まぁいい」
十指がスーパーロボット軍団を圧倒する中、ガイアセイバーズから新たな刺客が加勢しようとしていた。
その刺客の搭乗機はヴォルレントと呼ばれるフューリーと呼ばれる組織が使っていた機動兵器であり、高性能の量産機である。
これを駆るパイロットであるパイソン=ヴォンは、コクピット内でダグーラ=オルフェンのことを呟いていたが、その死に全く気にも留めなかった。
「同盟軍最強の十指が、ここまで手こずっているとは…! だが、俺がとどめを刺すまでに、弱めてくれたことは褒めてやるぜ!」
ヴォルレントのオルゴン・キャノンを構え、十指との戦闘で疲弊しているであろうスーパーロボット軍団にトドメを刺すべく、ブースターの出力を上げて現場へ急行する。
「フフフっ、偉大なる勇者グレートマジンガーか! こいつは大手柄だぜ!」
パイソンが向かう先に居るのは、ドランク・スイートフリークのズヴェルグと交戦する剣鉄也のグレートマジンガーであった。激しい戦いを繰り広げられているが、押しているのはズヴェルグの方だ。
「ガハハハッ! ちぃとそいつで戦うのは無理があるのぅ!」
『フン! 俺とグレートマジンガーはあんた見てぇなデカい奴とは、何度も戦って来たぜ!』
ズヴェルグは量産型ヴァルシオンをベースとしているため、グレートマジンガーよりふた回り大きい。パワーも段違いであり、ドランクがそれを指摘したが、鉄也はヴァルシオンと同サイズの敵と何度か戦った経験があり、一歩も引かぬ精神と余裕さを見せていた。
「ワシをそれらと一緒にされるのは困るな! その様子だと、もう酔い潰れているのか?」
鉄也の発言が虚勢に見えたのか、ズヴェルグは戦場の空気に酔い潰れているのかと指摘すると、グレートマジンガーを駆るパイロットはその煽りに乗らず、笑みを浮かべながら逆に煽り返す。
「そちらの方こそ、もう酔い潰れてるんじゃないか?」
『ほざけぃ! その余裕、呆け面に変えてくれるわッ!』
「おっ!? スクランブルダッシュ!」
煽り返されたドランクは激怒してか、ズヴェルグは全火器を一斉にグレートマジンガーに向けて放った。
この攻撃を受ければグレートマジンガーでも一溜りもないと判断してか、直ぐぬ背中の収容可能な翼であるスクランブルダッシュを展開し、攻撃を避けた。
「危ねぇ! あんなのを食らっちまったら、グレートマジンガーと言えどもバラバラだぜ!」
『死ねぇ! グレートマジンガー!!』
「っ!? 新手か! だが、機体の性能頼りだ!」
空中に逃げて攻撃を避けたグレートマジンガーに、漁夫の利を得ようと仕掛けたパイソンのヴォルレントのオルゴン・キャノンの閃光が迫る。それを避けた鉄也は直ぐグレートマジンガーのグレートタイフーンで反撃する。
「
パイソンは実力も反応速度も高いが、ヴォルレントを持て余しており、機体の性能頼りであった。
その所為で二撃目を躱された挙句、戦闘のプロである鉄也にそれを見抜かれ、グレートタイフーンの強風を躱し切れず、吹き飛ばされてしまった。
「ネーブルミサイル!」
『グワァァァッ!!』
更に追い打ちを掛けるようにネーブルミサイルを撃ち込まれ、ドランクのズヴェルグの前に叩き付けられた。
「よ、弱ってないじゃないか! お、おい! あんな奴相手に何を手こずっているんだ!?」
相手が弱っていると見込んで仕掛けたパイソンであるが、グレートマジンガーが未だ健在なために驚き、相手を瀕死の状態まで追い込んでいないドランクに文句を言う。これにドランクのズヴェルグは何も言わず、フィールドで足元に叩き付けられている彼のヴォルレントを拘束した。
「へっ!? な、何をぱら!?」
そのまま有無を言わさず、ディバイン・スレッジで乗っているパイソンごとヴォルレントを叩き潰した。
「邪魔をしおって…! さぁ、続きじゃ!」
『元からそのつもりだ! マジンガーブレード!!』
邪魔をしに来たパイソンを叩き潰したドランクに対し、鉄也はグレートマジンガーにマジンガーブレードを抜かせ、戦闘を再開する。
脇から見れば、大きさでもパワーも勝るドランクのズヴェルグが勝つように見えるが、グレートマジンガーの全てを知り尽くしている鉄也はそれを物ともせず、巨大なハンマー相手に剣一本で互角の戦いを繰り広げる。
「流石は偉大な勇者グレートマジンガーと剣鉄也! この感覚、レゾルグ・バルバ特務大将殿を思い出すわい!」
ドランク・スイートフリークは同盟軍の正規の軍人ではない。レゾルグ・バルバ特務大将に十指にスカウトされた傭兵なのだ。
ある世界で傭兵をやっていたが、戦場にて客将として参加していた十指のリーダーであるレゾルグ・バルバ特務大将が駆るザクⅡJ型とあいまみえた。
この時のドランクは自身専用のハンドメイドの機動兵器に乗っており、性能は現行機以上の物であった。
相手を単なる性能が劣るレプリカのモビルスーツと侮り、容易く捻り潰せると思っていたドランクであったが、レゾルグの技量は性能差を覆し、数時間における死闘の末に彼のハンドメイド機を粉砕した。
余りの実力差に絶望したドランクは、捕虜になるまいと護身用兼自殺用の拳銃に手を伸ばしてしまったが、レゾルグは彼の実力を認め、十指の欠員を埋めるためにスカウトする。
自分を負かした相手からのスカウトにドランクは喜んで受け取り、少尉待遇で同盟軍に入隊した。それから十指に相応しい実力を見せ、見事に量産型ヴァルシオンを与えられる。
十指の中では最下位であるが、十指に相応しい実力を誇っていた。
「ぬぅ!? まさか…!」
『今だ! サンダーブレーク!!』
だが、ここでドランクは終焉を迎える。
一瞬の隙を見逃さなかった鉄也はそこにマジンガーブレードを叩き込めば、彼のズヴェルグは地面に膝をつけてしまった。
この最大限のチャンスを戦闘のプロである鉄也が逃すはずがなく、グレートマジンガーの必殺技の一つであるサンダーブレークを行う。放たれた高圧電流の電はズヴェルグの全身を駆け巡り、やがて心臓部に達して破壊する。
「戦場の空気に酔い潰れていたのは、このワシの方だったか!」
サンダーブレークによる直撃を受けたことで、ズヴェルグが内部爆発を起こす中、ドランクは自身の敗北を悟り、大爆発を起こす乗機と運命を共にした。
「はぁ、はぁ…! 一人でもあれほどの強さ…! 十指恐るべし…!」
勝利したグレートマジンガーを駆る鉄也であるが、全神経を集中させた死闘であり、ドランクは一瞬でも油断すれば命取りとなる程の相手であった。
「何故あんたみたいな男があんな連中とつるんでいるのか知らないが、仲間であれば、どれほど良かったか…!」
単独でようやく倒すことが出来た鉄也だが、十指の強さに畏怖を抱きながら息を切らしていた。
それでもドランクの実力を強く認めており、十指ではなく仲間であればどれほど良かったと鉄也は後悔の念を漏らすのであった。
「フン、ドランクの奴がやられただぎゃ! だが、奴は十指の最下位! 所詮は流れ者だぎゃ!」
ドランクのズヴェルグをやられたのを、ケイ・レイワのダンクーガと交戦していたドイサックを駆るゴルゴフは確認していた。
彼が倒されたことに対して所詮は最下位とその死を嗤い、目前のダンクーガに向けてグラビティハンマーを振るった。当のダンクーガは避けず、それを敢えて受けた。
「こ、木端微塵に吹き飛んでねぇだぎゃ!?」
受ければ一溜りも無いドイサックのグラビティハンマーの一撃を受けたダンクーガが健在なことに、ゴルゴフは驚愕の声を上げる。
「必死に戦った奴を、嗤うんじゃねぇよ…!」
敗北した味方のドランクの敗北とその死を嗤うゴルゴフに対し、ケイは怒りを覚えていた。このケイの怒りが野生化を発動させ、ダンクーガの性能を向上させ、オーラバリアまで発生させてグラビティハンマーの重力を防いだのだ。
ケイの怒りに合わせてか、強いオーラを身に纏うダンクーガもゴルゴフのドイサックを睨み付けているかのように見える。これにゴルゴフは戦慄し、本能的に思わず距離を取ってしまう。
『な、何が嗤うなだぎゃ! これまで俺がぶっ殺してきたクズな奴らに嗤われてきただぎゃ! 敗者を嗤って何が悪いだぎゃ!?』
「よっぽど、酷い環境で育ったみてぇだな…! そいつは可哀想だが、同情する気はねぇな!」
『ひ、人が変わった!? 何が起こったか知らんが、そんなちゃちなロボットで、このドイサックには勝てないだぎゃ!!』
このケイの怒りに対しゴルゴフは、内戦が繰り返される母星「ドイサック」で苦い経験を引き合いに出し、自分も負けて嗤われてきたので、勝者が敗者を嗤って何が悪いと言い返した。
これにケイはゴルゴフは酷い環境で育ったと見抜いて可哀想だと思うが、同情はしないと告げる。そのケイの口調は野生化の影響で変貌しており、ゴルゴフも驚かせていたが、怖気ずに得物であるグラビティハンマーを振るう。
「フン、恐怖が見え見えだな!」
繰り出されるグラビティハンマーの打撃に、ケイはゴルゴフが自身に恐怖を抱いていると見抜き、それを躱してダンクーガの鉄拳を入れ込んだ。鉄拳は野生化の影響で威力が上がっており、シールドで守られているはずのドイサックが巨体であるにも関わらず、吹き飛んでしまう程であった。
「な、なんだぎゃ!? 奴の拳骨で、このドイサックのシールドが減って、吹き飛んだ!?」
ダンクーガの野生化した鉄拳に、ゴルゴフが激しく動揺する。たったの一撃でドイサックのシールドを削り、巨体を浮かせたのだ。
「もう一度だ! はっ!!」
更にダンクーガが蹴りを入れこめば、ドイサックのシールドは一発の蹴りで消し飛んでしまった。
「おぉぉっ!? し、シールドが!? どうなっているんだぎゃ!?」
余りの予想外の出来事に、ゴルゴフはシールド切れを知らせる警報が鳴り響くコクピット内で混乱していた。
「このまま一気に決めさせてもらう…! 断・空・剣!」
『た、叩き潰してやるだぎゃぁぁぁっ!!』
そんなゴルゴフのドイサックにトドメを刺すべく、野生化しているケイはダンクーガに断空剣を取らせ、刀身に野生化のオーラを纏わせて斬り掛かった。
相手のゴルゴフもただ固まっているはずがなく、怒りで恐怖を紛らわせてグラビティハンマーを振るうも、野生化した断空剣はグラビティハンマーの重力すら切り裂き、ドイサックの得物を破壊する。
『な、何ィィィッ!?』
「食らえ! 断空剣!!」
得物を破壊されて驚くゴルゴフのドイサックに、ケイは容赦なく断空剣を振るい、その巨体を切り裂いた。
野生化した断空剣は遥かに大きいドイサックを両断し、分厚い装甲の中で守られているはずのコクピットまで届き、操縦席に座っているゴルゴフすら切り裂くほどだ。
「お、俺が負ける…! 俺がドイサックで殺してきた奴らと同じく…!?」
断空剣に切り裂かれたゴルゴフは自分の敗北を悟り、自身が敵対して殺害してきた
内戦が何度も起きるドイサックで、生き延びるために戦い、知らぬ間に同盟軍最強の十指の一員まで上り詰めたゴルゴフは、自分も殺めてきた者たちの中に入ってしまったことに、絶望を覚えながら爆発に呑み込まれた。
「お、俺も、敗者だったのだぎゃ…!」
自分も敗者となったことを認めながら、ゴルゴフは乗機と運命を共にした。
「俺は敗者は嗤わん…!」
大爆発を起こすゴルゴフのドイサックに向け、自分は敗者を嗤わないとケイは口にし、他の十指と戦う者たちを援護すべく、その場から離れた。
「良いですねぇ! この徐々に壊れ行く姿! さぁ、ここで仕上げと参りましょう!!」
十指の一人であるエルヴィン・ハイゼンベルクは、乗機であるグラビリオンGDでコン・バトラーVやボルテスV、ダイモス、ダルタニアスと言う名立たる合体型スーパーロボットを高重力地獄で苦しめていた。
高重力地獄で徐々に壊れ行くスーパーロボットたちに、普段は隠している破壊願望を表し、絶頂の如くその様子に激しく快楽を感じて興奮している。これこそ、エルヴィンの快楽でもあるのだ。
ここで四体同時に破壊すれば、自分が見たことも無い壊れ方が見れると思い、興奮して勃起しているエルヴィンは、グラビリオンGDの最大火力であるグラビトンランチャーを発射しようと照準を向ける。
「さぁ! 私が見たことが無い壊れ方を、この私に見せてくださいよぉ!!」
恐ろしく血走った眼光を浮かべるエルヴィンは四体同時破壊と言う破壊願望を叶えるべく、グラビトンランチャーを発射した。
容量の限界でギガ・グラビトンウェーブと同時使用は出来ず、ギガ・グラビトンウェーブによる重力嵐と地獄は止んだ。これもエルヴィンの計算の内であり、重力地獄で苦しんだ四体のスーパーロボットは活動できないと判断して解除したのだ。
だが、これが世界を救って来た四体のスーパーロボットに反撃のチャンスを与える事など、エルヴィンは予想だにしていなかった。
「馬鹿な!? あれだけの重力嵐に晒されても、まだ動けるだと!?」
『今だ! みんな、反撃だ!』
『これまで苦しんだ分、倍返し、いや、千倍返しにしてやるぜ!』
『これくらい、屁の河童だ!』
『今までの事に比べれば、同じく屁の河童だぜ!』
四体のスーパーロボットを駆る者たちは、重力嵐のような経験をしてきた歴戦の強者たちだ。
その不屈の精神で立ち上がり、反撃に転じたスーパーロボットたちを予想していなかったエルヴィンは激しく動揺し始める。
そんなエルヴィンのグラビリオンGDに対し、四体のスーパーロボットは一斉攻撃を開始する。
「超電磁ウズマキ!!」
コン・バトラーVは必殺技の超電磁スピンの亜種である超電磁ウズマキを発射する。
「超電磁ボール!!」
ボルテスVは天空剣を展開した後、超電磁ボールを発射する。
「ファイヤーブリザード!」
ダイモスは胸部のファンから高熱火炎族風を放出する。
「超電磁イレーサー!」
ダルタニアスは超電磁エネルギーの塊を放った。
「グワァァァッ!? あは、アハハハッ! こうやって、私は壊れていくんですねぇ!!」
この四つの高出力による同時攻撃を受けたグラビリオンGDは、負荷が掛かって重力シールドは貫通されて破壊される。
重力シールドが壊れたことで、エルヴィンは慌てふためくどころか、悍ましい笑顔を浮かべて自身が壊れる事にも興奮し始める。
『超電磁スピン!!』
『天空剣Vの字斬り!!』
『必殺烈風正拳突き!!』
『火炎剣!!』
そのトドメと言うべきそれぞれの必殺技を、四体のスーパーロボットはエルヴィンのグラビリオンGDを叩き込んだ。
オーバーキルとも言うべき四つの必殺技を受けたグラビリオンGDは持たず、大爆発寸前と化していたが、エルヴィンは脱出せず、無数の破片を突き刺さった痛覚に快楽を感じながら、自身が壊れていくのを楽しんでいた。
「凄い! 凄く良いィィィッ!! これだ! これを求めていたんだァァァッ!! これこそが、私が求めていた破壊ダァァァッ!! なんて気持ちが良いんだァ!! アッヒャヒャヒャッ!!」
当の彼はこの一斉攻撃が自身の求めていた破壊であったらしく、それが自分自身でも、大規模な破壊を求めるエルヴィンにとってはどうでも良いことなのだ。
爆発するグラビリオンGDのコクピット内で焼かれるエルヴィンはこの結果に満足しており、死の間際でしか感じられない快楽を感じながら乗機と共に爆散した。
ヒーラズさんのパイソン、るるいえ駐屯兵さんのハイゼンベルク、犬が好きさんのドランクの最期、こんなんで良かったかな…?
次回もまた十指は全滅だ!(二回目)です。