【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
第二IS学園に属する高校二年生のアメリカ国籍の女子生徒。
アングロサクソン系の長身でスタイルも良い。専用機持ちであり、射撃戦を得意としている。
実はあのゲームの主人公の子孫である。
搭乗機は第三世代IS メダル・オブ・オナー
クリスティーナ・ヴェンツェル
ハンガリー国籍の二年生。長い銀髪を三つ編みにしている。淡白な性格。
専用ISカーミラは隠し腕四本で赤い水晶体を結成し、中に閉じ込めた敵からエネルギーを奪い取る単一能力を持って居る。
だが、燃費は悪いし捕らえるのに苦労する。
搭乗機は第三世代IS カーミラ
キャラ提供はマルクさん
マデリーヌ・ランス
アメリカ国籍の三年生。銃火器を愛するトリガーハッピー
専用ISザ・カーニバルはガンダムヘビーアームズ改と言うべきくらいの重装備で、一個師団以上の弾幕を誇る。
そんなにぶっ放すと、弾が底を尽きるので、単一能力「兵器庫」で継続能力を上げている。
搭乗機は第三世代IS ザ・カーニバル
キャラ提供はkinonoさん
アリアチェール・ハルパニア
イギリス国籍の二年生。日本のサブカル大好きで、変な関西弁で喋る。
専用ISはセシリア・オルコットのブルーティアーズと同じだが、BT兵器主体である。簡単に言えば、武装増加版ブルーティアーズ。
搭乗機は第三世代IS ブルーティアーズ五号機
キャラ提供はリオンテイルさん
クランティ・ヴィング
インド国籍の一年生。空色の瞳を持ち、身長は高め。性格は大人びて優しめであるが、甘い物には目が無い。友人たちからはクランとの愛称で呼ばれている。
インドの小さな村の出身であり、IS適性が高かったので村と家族の為に第二IS学園を志願した。
専用ISチャマック・ターラーは珍しく全身装甲であり、重装甲でスラスターを増加して無理に高機動にしている。ゴーレムⅠに似ている。
搭乗機は第三世代IS チャマック・マーラー
キャラ提供は妄想のkiokuさん
ヴィルヘルミナ・アーベントロート
ドイツ国籍の一年生。ラウラ・ボーデヴィッヒの「シュヴァルツェ・ハーゼ」所属で、似ている。小柄な体系にも関わらず、胸が大きい。
専用ISであるシュヴァルツェア・フランメはシュヴァルツェア・ツヴァイクベースであり、突撃仕様。言うなればアルトアイゼン。
搭乗機は第三世代IS シュヴァルツェア・フランメ。
キャラ提供はmikagamiさん
アガサ騎士団による南米への掃討作戦の開始日が迫り、日本の第一とスイスのIS学園を同時に襲撃すると言う神矢たちテロリストの連合軍による作戦が決行されようとする中、箒やルリの第四世代のISを誘き寄せるべく、日本海で囮作戦が遂行されていた。
それは、かつて大日本帝国海軍で艦隊決戦主義の下に建造された超弩級戦艦「大和」を使い、付近を航行する船舶を無差別に攻撃すると言う物であった。
尚、戦艦大和はメイソン騎士団十三騎士の一人と言うか、一隻である。神矢の手によって復活したのだ。
「よーし、派手に暴れろ! この女尊男卑の世界を、大艦巨砲主義で打ち倒すのだ!!」
メイソン騎士団に協力する部隊であるレダニア軍より派遣されたスキンヘッドの騎士であるアリアス・モマはMAであるザムザザーを駆り、隣で航行している戦艦大和に無差別攻撃するように指示していた。
戦艦大和の乗員はメイソン騎士団の騎士でも無ければ協力しているレダニア軍の将兵たちではなく、日本の元引きこもりや他人をネット上で女性に対する中傷をしてきた男達だ。それも右翼的で過激な書き込みをしてきた者ばかり。国粋主義者も含まれていた。
IS登場から三年余りで起きた政権交代の新政権による政策で、彼らは引きこもっていた家を追い出され、社会復帰の訓練を強制的に受けさせられていた。これには徹底的な配慮がなされており、殆どは心を入れ替えて社会復帰を果たしたが、一部では徐々に女尊男卑へと変わっていく社会に不満を持つ者が居たのも事実だ。
そんな者たちはメイソン騎士団や工作員である同志に甘言で誘われ、こうしてかつての日本の誇りであり、帝国海軍の大艦巨砲主義の象徴たる戦艦大和に乗艦し、この世界に抗うことなく受けいれた愚か者たちを抹殺していた。
どうやって専門知識もネットで拾ってきただけの者たちがこの戦艦を動かしているかは、悪の天才科学者である神矢の手によってかなり簡略化されているからだ。素人でも容易に動かせる程で、船のエンジンの整備を行う技師らや航海に必要な知識を持つ航海士も必要なく、全てコンピューターが行っている。
時代遅れの大艦巨砲主義と最新の科学力が混ざり合った混血戦艦とも言うべきだろう。三門の主砲である45口径46センチ三連装砲の旋回速度は、大戦中の比較にならない程に上がっており、連射速度も十秒は速まっている。しかし、速力はその巨体ゆえか、当時と同じままだ。
そんな最新の科学力で航行する戦艦に乗せられている彼らは囮にされていることにも気付かず、アリアスの扇動されるがまま周辺を航行する船舶を無差別に攻撃する。
無差別攻撃を阻止せんと立ち向かったロシア海軍や韓国海軍もとい朝鮮統一王国海軍の艦艇すらだ。戦艦を一撃で轟沈させる対艦ミサイルでさえ、最新の科学で蘇った戦艦大和には無意味であった。
全ては第四世代のISを持つ箒かルリを誘き寄せるための物であり、更に誘き寄せようと、大和の乗員らに朝鮮半島に向かうように指示を出す。その目的は都市部に向けての無差別砲撃である。
「もう少し、派手にやる必要があるな。ならば、都市部にあの巨砲で砲撃するまでよ! 戦艦大和の諸君に告げる。諸君らの憎き朝鮮半島に住む民族に対し、鉄槌を下す時が来た! 諸君らも理解していよう、あの半島に住む者たちに、どれほどの苦汁を飲まされて来たことか! 今や我々に媚び諂っているようだが、諸君ら日本人に対する数々の所業、その過去の罪は決して消えん! 今こそ、この大和魂が宿る戦艦で奴らに、否ッ! 世界の為に制裁を下すのだ!!」
『おぉーッ!!』
かつてのネット上の対立を持ち出し、更に掻き立ててやれば、大和に乗っている男たちは興奮して湧き立ち、速度を最大である27ノットまで速めた。
「フン、まるで念願のおもちゃを貰った餓鬼のようだ」
「隊長、民間人が多く住む都市部を砲撃するのはやり過ぎでは?」
ザムサザーの操縦室内にて、速度を速め、都市部を砲撃せんとする大和を見たアリアスは、その戦艦に乗る者たちを玩具を貰って燥ぐ子供と表する。
そんな彼に向けて、砲手である部下は都市部の無差別砲撃はやり過ぎではないかと問う。これにアリアスは自分等はこの世界の住人ではなく、やるのは自分たちでは無いと答えた。
「馬鹿か貴様、我々はこの世界の住人ではない。それに我々が虐殺をするわけではなく、この世界の住人がやるのだ。我々はただ奴らにおもちゃを与え、その背中を押したまでよ」
このアリアスの答えに、部下たちは黙った。別に自分たちが虐殺するのでは無く、この世界の住人がやるのだからただ扇動しているだけで良いのだ。それが自分らの任務である。
戦艦大和に随伴するレダニア軍部隊は、IS学園を襲撃するテロリストたちを支援するための陽動が任務である。引き付けるのは前に述べた通り箒かルリの第四世代のISだ。そのどちらかが来て、大和と交戦させるのがレダニア軍の目的だ。
だが、これは後の作戦における威力偵察に過ぎない。つまり、テロリスト組はIS学園の防衛配置を確かめるための生贄なのだ。ただし、神矢のゴットアーミーとラースが襲撃するスイスの第二IS学園の方は本気であるが。
「同志、兎は出たか?」
『こちら同志、兎は確認できず』
「これだけ暴れてもまだ出て来ないか。各員、引き続き空や海中より止めに入る雑魚の掃討を続けろ。遭遇する船舶は民間船であろうと沈めろ。生き残った死にぞこないを始末するのも忘れるなよ? それと兎の相手は大和にさせる。我々はその護衛である雑魚の相手だ」
警戒態勢を取るアリアスはテロリストたちにIS学園を襲撃と言う名の威力偵察をさせる同志に連絡を取り、第四世代ISの二機の内のどれかが出撃したのかを聞いたが、同志からは確認が取れないと返って来る。
これにもっと無差別にやる必要があると判断し、大和周辺に展開中の部下たちに告げた。
日本海における戦艦大和の出現の驚愕は、直ぐにIS学園にも及んだ。
それもそのはず、朝鮮半島に向けて航行している大和の映像は動画サイトで生中継されており、生徒たちはそれに釘付けとなっていたが、生中継は直ぐに中断される。だが、また別の動画サイトで中継映像が流し出されると言うイタチごっこと化している。
『ルリ・カポディストリアスさん、ジェーン・コンティさんがお呼びです。職員室まで来てください』
生徒たちが大和が動画サイトに生中継されている映像に釘付けになる中、その動画サイトにスマホでアクセスしようとしていたルリを呼び出す放送が流れた。直ぐにルリは職員室まで行って、そこで待っているジェーン・コンティと呼ばれるスーツ姿の金髪の白人女性と合流する。
職員室はあの大和の映像で騒がしくなっており、教師や職員らは慌ただしく動いていた。ジェーンと合流したルリは、何の用で呼び出したのかを問う。
「なに?」
「ここでは話せないわ。向こうに…」
「いや、ここで話してもらうぞ」
待っているジェーンに連れられ、関係者以外立入禁止区画まで行こうとするルリを、教師である千冬は呼び止める。
「何ですか織斑さん? 今は忙しいのですが」
「二日前の一件といい、この子に何をさせる気だ? まさかあの…」
「色々と事情がありまして」
「今ここで話さねば、どうなるか分かっているな?」
千冬はジェーンが軍人であると見抜いており、ルリに何の戦闘をさせるのかと聞いたが、彼女は全く答えようとしない。これに千冬は力尽くでも聞くような姿勢を見せれば、ジェーンは折れて千冬の同行を認めた。
「はぁ、ならば一緒に来てください。来れば分かります」
これに従い、千冬はジェーンとルリと共に立入禁止区画までついていった。
立入禁止区画は千冬がIS学園に来る前からあり、長年学園に努めている職員や教師でさえ入ったことが無い区画だ。千冬が保管している未登録のISコアを保管している場所とは反対側にあり、彼女でさえ入ったことも無い区画だ。入れるのは、ラウラ・ボーデヴィッヒを除く軍属の者だけである。
区画の門番はライフルを携帯した女性兵士であり、民間人である千冬の姿を見るや否や、即座に止めに入る。
「ここからは軍属以外の方はお断りです。引き返して…」
「私が許可するわ。彼女の入室を」
「ですが、規定では…」
「責任は私が取るから、速く」
これにジェーンは自分が責任を持つと言えば、門番は嫌々ながらも従って千冬を区画の中に通した。
区画は誰もおらず、守っている意味が無いと思うくらいの物であったが、ある一室に入ればようやく人が居た。千冬の入室にそのカチューシャを付けた女性兵士は怪しむ中、ジェーンが説明すれば椅子に座って彼女を見張る。一室は壁一面くらいの大きな画面が備わっており、後は椅子と机くらいな物だ。
部屋を暗くすれば、画面に人の顔が映し出される。かなり大きかったため、四名は驚いた声を出す。
『なんだその顔は?』
「余り大きな顔で出たので…」
『そうか。では、何故この部屋に民間人が居るのだ? ここは軍属以外立入禁止なはずだぞ』
画面に大きな顔で映し出された人物は海軍の将官であった。拡大したまま映像に出た為か、その部屋に居る彼女たちを驚かせてしまったのだ。直ぐに画面を縮小して民間人であるはずの千冬がここに居ることを問う。
「閣下、私の判断で入れました。いずれは入られると判断したので」
『何? そんな理由で入れたのか? まぁ良い、それよりもそこのお嬢さんのVAにやって貰いたくて呼んだ。呼んだ理由は分かるな? これだ』
これにジェーンが自分の責任で入れたと答えれば、今は一刻を争う事態なので、海軍の将軍は第四世代のISの専用機を持つルリに、戦艦大和撃沈命令を出す。
『我ら海軍の船乗りの伝説の船である大和の撃沈だ。現在この大戦中に沈んだはずの戦艦は日本海で暴れ回っておる。軍艦や民間船問わず、無差別に攻撃しておるのだ。我々も直ぐに手を打ったが、大和の護衛にはレダニア海軍の部隊がついており、海や海中、空からの攻撃は撃退されておる。もう秘密裏に処理することは不可能だ。そこで、VAを投入することを決断した』
「VA? まさかカポディストリアスに、大和を攻撃させるのか? そちらにも第四世代のISがあるはずだが」
『そうだ。現時点で最高性能のVAを持っているのはおたくの生徒とカポディストリアスの二機だけだ。あんな危険な代物に、ご領主様をわざわざこの極東に呼ぶわけにはいかん』
ルリに攻撃命令を出した将軍に、千冬はエルネスティーヌの専用ISである青騎士を出せば良いと言うが、画面に映る彼は領主である彼女に呼び出すのは無礼であると返した。
何故ルリに攻撃させるかは、彼女のISを接収しないことが条件と掃討作戦の為であると告げる。
『何故カポディストリアスに攻撃させるか疑問に思っているようだな。理由は二つある。第四世代のISの接収をしないことだ。もう一つは明日に行われる掃討作戦に支障を来すからだ。あの大和は我々の掃討作戦に揺さぶりを掛けるために用意した物であろう。戦力を割かせるつもりであろうが、その手に乗るわけにはいかん』
将軍はこの大和の出現は明日に行われる作戦に対する妨害活動と睨んでおり、その手に乗らないために作戦参加の部隊の戦力を割かず、ルリに大和を撃沈させるつもりであった。こちらを睨み付けて来る千冬に対し、将軍は予備にしている戦力を随伴として出すと告げる。
『だが、安心しろ。予備戦力のセルベリア・ブレス陸軍大佐のVA一個連隊を随伴させる。これで存分に大和と戦えるぞ』
九十機以上のVAが随伴するとは言え、戦艦大和に単独で挑めと言うのだ。幾ら高性能なISに乗る幼気な少女に、それは無茶過ぎる難題である。そのVA連隊に大和を攻撃させれば良いと思った千冬はルリを作戦に参加させまいとしたが、将軍はそれが分かっており、そればかりかISを絶対的な強さを見せ付けるチャンスであるとも告げる。
『その連隊にやらせれば良いと思っているだろうが、それでは駄目だ。奴ら、あの戦艦大和にISを破壊させ、神話を崩壊させるつもりだろう。だが、ISの不敗神話の完成にも繋がる。これはチャンスなのだ。あの事件の当事者である君にも理解しているな?』
「白騎士事件の再来をあの子にやらせるのか…! あんたは!」
『そうだとも。委員会には既に話は通してある。委員会は期待しているぞ? では、ここで話している間にも、付近を航行する船が撃沈されているかもしれない。私はその対応に当たらねばならん。出来れば早急に出撃したまえ』
ISを出す必要性を告げた将軍に、千冬がかつての白騎士事件の再現をルリにさせる気なのかと怒り心頭に問えば、画面の向こう側の男は彼女の態度に眉をひそめることなく自信満々に答えた。
それに出撃許可は委員会も承認していると告げ、ルリに向けて急いで出撃するように言ってから映像通信を切った。
その後、ジェーンはルリに出撃準備をするように告げる。
「聞いたわね、カポディストリアスさん。直ちに出撃準備をしなさい。十分後に迎えが来るわ」
「待て。幾ら委員会が許可を出しても、彼女の同意が…」
「行くよ、先生。あれ、私にしか止められないんでしょ?」
自分を無視して出撃準備をルリに迫るジェーンに千冬が異議を唱えるが、当の守ろうとしている少女は既に行く気でいた。
彼女の代わりにと言うが、先の
「なら、私が…!」
「駄目だよ、先生。みんなの為に居なくちゃ。これは私がやらなきゃ駄目なの。多分、その為にあのISがある。それに一夏君たちにこんなことをさせちゃ駄目だし」
ルリは千冬の気持ちを理解しており、彼らに人殺しをさせるつもりは無かった。甲兎と交戦したことがある自分が行かなければならないと言う使命感に駆られている。
「じゃあ、行ってくるね」
行ってくると言って部屋を退室したルリの背中を、千冬はただ見守ることしか出来なかった。
ところ変わりスイスの山奥にある第二IS学園では、神矢率いるゴットアーミーの襲来を知らせる警報が鳴り響いていた。
第二IS学園は日本の第一IS学園開設から二年余りで永世中立国のスイスで開設された第二のIS学園だ。尚、スイスにはIS委員会の本部もある。開設された場所は、自然の要塞とも言える山奥にある築百年以上の大きな屋敷を改装工事を行い、学校として利用している。山奥であるためか、生徒と職員の数は日本のIS学園の半分以上で、保有ISも半分である。ただし、守備戦力は人口島の学園より高い。
制服のデザインは本場と同じであるが、黒一色であり、専用機持ちの数は多い。日本のIS学園開校が四月な所為でもあり、ここには主に九月開校形式の国家の代表候補生が集まる。この学園に通う生徒らは、所謂エリートたちであるのだ。
「避難訓練?」
古い洋築の学園内の中庭で鳴り響く警報に、アメリカの代表候補生であるメリア・パターソンは同じ国の代表候補生であり一学年上のマデリーヌ・ランスとの会話を中止し、空を見上げた。
「予定にないけど」
「避難訓練じゃないわ、本物の空襲よ!」
マデリーヌが端末を取り出し、予定表に今鳴っている警報がない事を伝えれば、近くを通り掛かったスイス人の教師が本物であると叫ぶ。鳴るはずのない空襲警報に、中庭に居る生徒たちは不安がる中、設置された拡声器より落ち着いて避難するように告げる放送が流れる。
『空襲警報が発令されました! 生徒の皆さんは教師や職員の誘導に従い、落ち着いて退避豪へ避難してください! 学園は必ず我がスイス陸軍と空軍が守ります! 皆さんは落ち着いて、教師や職員の指示に従って退避豪に避難してください! 繰り返します』
「皆さん! 退避豪はこっちですよ!」
避難を促す放送が行われる中、出て来た職員の誘導に従い、生徒たちは退避豪へと向かう。日本にあるIS学園とは違い、生徒の人種は様々だ。
長い銀髪を三つ編みにしたハンガリー国籍の二年生であるクリスティーナ・ヴェンツェル。
同じ二年生で、アイルランド連合王国ことイギリス国籍のアリアチェール・ハルパニア。
インド国籍の一年生で空色の瞳を持つクランティ・ヴィング。
ドイツ国籍でラウラ・ボーデヴィッヒと同じドイツのIS特殊部隊「シュヴァルツェ・ハウゼ」に属する小柄な体系なのに関わらず、胸が大きいヴィルヘルミナ・アーベントロート。
その他にオセアニアからアジア、中東、アフリカ、西欧に東欧、ロシア、北米に南米と言う多国籍な生徒たちは職員の誘導に従って避難豪へと向かって早歩きで向かう。誘導を行う教師や職員の中には、阿賀野漣の姿もある。
避難が順調に進む中、一人の伝令が息を切らしながら入って来た。
「急げ! 防衛線が突破された!! 正体不明機が来るぞ!!」
この叫びで生徒たちの動きが慌ただしくなり、SG550突撃銃を持って警護に当たっていた女性の警備兵たちは生徒たちを守る形で展開し始める。その中にはISを展開する教師や職員も居た。
警備兵らが上空に向けて銃口を向ければ、向けている方向より数機のゴットアーマーことGAが姿を現す。男が乗るIS、否、似て異なる物であるGAを見た生徒や教師、職員に警備兵らは茫然とする。
「IS…?」
「男が、乗ってる…?」
「イチカ・オリムラ以外に?」
驚くのは無理もない。女性だけしか乗れない、男なら織斑一夏以外しか乗れないはずのISを、男が乗っているのだから。だが、それはISではない。佐奇森神矢が作り出した悪魔の兵器、ゴットアーマーである。
「女だァ…! 女が沢山いるぞォ…!」
「より取り見取りだァ…! やりたい放題だァァァ!!」
眼下に見える第二IS学園の者たちを見たGAを纏っている搭乗者らは、狂気的な笑みを浮かべながら彼女に襲い掛かった。
ここで戦艦大和登場です。
こんな形で出してごめんね。でも撃沈はしないとだけ言っておく。炎上させない為にね…。
次も未登場キャラを出す予定です。