【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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今回は時間を地球奪還後に巻き戻して、コロニー落しをやろうかと思います。

三輪防人
闘将ダイモスに登場する極端な軍事至上主義者で、邪悪な味方であり、スパロボのフリー素材。この作品では長官でなくとも、元帥と言う高い立場にある。
相変わらずの極端ぶりであり、連邦側につかない中立の立場を取る勢力を敵と見なしており、その攻撃を躊躇うことが無い。


リターン・ブリティッシュ
地球破壊作戦


 サイクロプスの発動で惑星同盟の地球方面軍に大損害を与えた連邦軍は、立て直す前に予め準備していた一大反抗作戦「地球解放」を敢行し、物の見事に同盟軍を地球より放逐することに成功した。

 地球に僅かながら取り残された同盟軍の残存部隊は投降するか、ヤケクソに抵抗して掃討された。

 念願の地球奪還が叶い、士気が向上する連邦軍は、太陽系全土から同盟軍を排除すべく、次なる攻勢作戦を実行して次々と太陽系に居る同盟軍を駆逐していく。

 次々と多大な犠牲を払って奪ってきた領土が奪還されていくのが我慢ならない同盟軍は、狂気の反抗作戦を実行しようとしていた。

 

 その名もコロニー落し。

 かつて宇宙世紀の初の大戦「一年戦争」にて、ジオン公国軍が早期終結の為、緒戦にコロニーを質量兵器として転用し、地球の連邦軍本部ジャブローに落とそうとした恐るべき作戦だ。

 敵対するコロニーサイドを襲撃してコロニー一基を奪い、それをジャブローに落とそうとしたジオン軍であるが、結果は連邦軍艦隊の決死の抵抗に遭って失敗。だが、地球に落下するコロニーは止まらず、そのまま落着して地上に甚大な被害をもたらした。

 以降、コロニーの質量兵器としての転用は条約によって禁止されるが、戦争終結後も二度に渡ってコロニーは地球へと落とされた。

 

 戦争終結の手段を奪い返された怒りが収まらない同盟軍は、この恐るべきコロニー落しを、それも十倍以上の数で実行すべく、自分らや連邦にもつかない中立のコロニーサイドを襲った。

 当然、反対の声もあったが、上層部は反対する者を左遷し、強引に作戦を実行するのであった。

 

 

 

『よ、止せ! 我々は中立だぞ!!』

 

「そう言って我々の背中を突くつもりだ! 右側のコロニー群にバグズを放て! 中央群にはコヴナント軍、左側はヘルガスト軍を向かわせ、コロニーを確保せよ!」

 

 作戦はその場にいた戦力だけで実行された。中立サイドの代表が中立だから攻撃は違反だと叫ぶが、同盟宇宙軍の司令官は優勢な連邦側に着くつもりだと看破し、人間を殺すことを躊躇わない昆虫型生物アラクニドバグズや多種族の異星人で構成されるコヴナント軍、惑星ヴェクタに恨みを持つヘルガスト軍を向かわせる。

 右側のコロニー群の方へ解き放たれたバグズの大群は、コロニー内に居る住人を次々と虐殺していく。これにコロニーの防衛軍は応戦するも、圧倒的数のバグズに敵わず、虐殺される一方であった。

 中央のコロニー群に侵攻したコヴナント軍に対しても、市民軍を含めた抵抗は行われたが、実戦経験で勝るコヴナント軍の敵では無く、瞬く間にバグズに襲われた右側と同様の末路を辿る。違いがあるとすれば、ジャッカル(キグ・ヤー)族やブルート(ジラルハネイ)の略奪がある程度だろう。

 

「殺せ! コロニーの奴らは全て殺せ!!」

 

 左側を担当するヘルガスト軍もまた実戦経験の無い防衛軍を蹴散らし、コロニーの住人たちを虐殺し始めた。惑星ヘルガーンに住むヘルガスト軍の将兵等に、無抵抗な十人を射殺する躊躇いは一切ない。彼らは過酷な環境で生きているのだ。整った環境に住むコロニー住人もヘルガストの敵であり、将兵たちは憎しみを込めて逃げる住人たちの背中に、躊躇いも無く引き金を引き、略奪を始める。

 この中立のコロニーサイドにおける虐殺は連邦宇宙軍にも届いており、即座に三輪防人元帥率いる艦隊が駆け付ける。だが、連邦艦隊の目的はコロニー住人の救出では無かった。

 旗艦より同盟軍の虐殺行為を見ていた三輪は、とんでもない命令を出す。

 

「クソっ、コロニーを質量兵器に転用するつもりか! そうはさせんぞ! 核攻撃隊、出撃せよ!」

 

 まさにどっちもどっちである。

 レイシストである三輪が自分らの側に立たない中立を掲げるコロニーサイドの住人を助けるはずが無く、鋭いのか、または偏見でそうなったのか、同盟軍の狙いがコロニー落しであると見抜き、利用されるコロニーを破壊するために核攻撃を命じたのだ。

 彼の配下にはアースノイドやブルーコスモス、中立の立場を取る人々に嫌悪感や敵対心を抱く将兵も多く、誰も止めることは無かったので、その命令は即座に実行されてしまった。

 続々と艦艇より核ミサイルが発射され、多数の核ミサイルを搭載したMAメビウスと核ミサイルランチャーを搭載したMSウィンダムが護衛機と共に続々と発艦していく。

 

「哨戒機より緊急連絡! 現れた連邦軍艦隊より核攻撃を確認!」

 

「なんて奴らだ! 同じ人間だぞ! だが、コロニーを失うわけにもいかん! 何としても守り抜け!!」

 

 自分らの作戦目標に気付かれた同盟宇宙軍の連合艦隊であるが、臨機応変に対応し、即座に応戦する。

 右側の方へ三輪の艦隊が現れた為、右側のコロニー群は情け容赦ない核攻撃で、僅かな生き残りと多数のバグズ諸ともデブリ群へと変えた。

 残りの中央側には同盟軍が到達しており、核ミサイル攻撃の迎撃を行うも、三輪は最初から中立のコロニーサイドを殲滅する気であったのか、大量の核ミサイルを持ち込んでいた為、迎撃が間に合わず、中央のコロニー群も被害を被った。辛うじて形は保っているが、全てが使い物にならなくなる。それと中央側に展開した同盟軍部隊の損害も、馬鹿にならない物であった。

 

「鬼畜共が! 何としても左舷はやらせるな!」

 

 これ以上コロニーを破壊されてしまっては、作戦に支障が出るのか、同盟軍は決死の覚悟で核攻撃隊の阻止に入る。右側のコロニー群は艦隊の核ミサイル攻撃の射程外であり、確実に仕留めるためにメビウスやウィンダムを送り込んでいた。だが、同盟軍の抵抗は激しく、搭載している核ミサイルが誘爆して全滅してしまう。

 

『だ、駄目だ! うわぁぁぁ!!』

 

「ピースメーカー隊並びクルセイダー隊全滅!」

 

「クソっ、第三次核攻撃は!?」

 

「核ミサイル、全て撃ち尽くしてありません!」

 

 核攻撃隊が全滅した報告を受けた三輪は、艦隊による更なる核攻撃を命じたが、副官より残弾が無い事を知らされる。この報告に、三輪は八つ当たりに付近の物へ拳を叩き付ける。核ミサイルが無いこの艦隊では、コロニーサイドの殲滅は叶わぬのだ。

 

「お、おのれぇ! これも全て中立などと言う立場を取った日和見主義者共の所為だ!!」

 

 コロニー落しの調達の為、中立のコロニーサイドを襲って住人を無闇に虐殺した同盟軍も悪いが、それを阻止するためとはいえ、救出もせずに核攻撃を行った三輪は自分の事を棚に上げ、中立の立場を取ったコロニーサイドが悪いとヒステリックに叫ぶ。

 

「閣下、ここは一度退かれて他部隊を集結させ、この地点でコロニー群を迎撃した方がよろしいかと…」

 

「化け物共や植民地惑星の甘ったれ共の手を借りねばならんのか! まぁ良い、決着はそこでつけてくれるわ!!」

 

 首席参謀からの別の迎撃作戦の提案に、過激な言動でありながらも了承した三輪は、艦隊を引き上げた。

 

「敵艦隊、撤退しました。しかし、奴らの攻撃でコロニーの七割を喪失。これでは地球は…」

 

「何を言う。まだ三十基は残っておる。残り三十基のコロニー内に出来る限り核を搭載し、地球へ叩き落すのだ! それで地球は人が住めなくだろうよ!」

 

 同盟軍の虐殺と連邦軍の最悪な核攻撃のおかげで、中立のコロニーサイドは全滅した。だが、住人が皆殺しにされたコロニー三十基が残っており、地球を破壊するのにはいささか数は少ないが、核を満載させればそれなりの被害をもたらすことが出来るので、同盟軍は作戦を続行した。

 

 

 

 同盟軍のコロニー落し作戦を聞き付け、核攻撃と言う凶行に踏み切った三輪は直ちに地球へと引っ越し途中の統合連邦軍総司令部へ報告し、事態の重要性を説いた。無論、核攻撃の件に関しては、既に同盟軍に虐殺された後であったと嘘を付いていた。

 報告を終えた後、艦隊の全戦力を持って玉砕覚悟でコロニー落しを阻止しなかった件に関して問い詰められたが、十分な戦力が足りなかったと言い訳して処分を免れた。

 事態を重く見た総司令部は直ちに地球圏に居る全ての宇宙軍や宇宙海軍を含める宇宙戦力に集結司令を出し、コロニー落しを仕掛ける同盟軍艦隊の迎撃作戦を開始した。

 地球圏に居る連邦宇宙軍や海軍の艦隊が指令に応じ、迎撃ポイントへと続々と集結する。

 

 一年戦争の緒戦に行われたブリティッシュ作戦の悪夢が、この世界において、十倍以上で再現されようとしていた…。




惑星同盟「ワシが真に願ってやまぬものはただ一つ!! 紅蓮の炎に焼かれて消える地球そのものだーっ!!」

まぁ、同盟軍は木星帝国の兵器も運用しているからね。

活動報告にて、参加者を募集しますね。
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