【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:δⅢ(デルタスリー)
性別:無し
年齢:製造から50年ほど
階級:二等宙兵
所属:宇宙海軍
乗機:メカキングギドラ
概要 球状の本体、モノアイに浮遊式の手を持つ人工知能搭載のパイロット。製作者以外に新たに制作出来ず、死亡したゆえに後続機は存在しない。乗る機体は実験で生み出された物を更に改造した物。操作の複雑さから常人では脳の処理が追いつかない。旧式機械なので感情表現はしない。
メカキングギドラは生体部分が残っていたが、この作品に登場するのは全てがメカ部分になっている。

名前:デア・テゾーロ  本名は ニアルカ・イーノ
性別:男
年齢:23
階級:中佐 金で買った
所属:宇宙海軍
乗機:キングジョー
概要:表向きは連邦の大商会。裏では勢力問わず取引する闇商人のどら息子。機体を操るのはクローンであり、本物はクローンが死んだら起きた事を追体験する そのスリルが楽しい。
金髪で全身宝石を飾っている。顔は一応変えた上で更に仮面で隠す。死んだら別のクローンを他に送るなどして経験だけは豊富。才能もあるが所詮はゲーム感覚で必死さが無い。クローンも死んでも次が作られるからと死線を遊び半分で楽しんでいる。
キャラ提供はケツアゴさん

名前:BC07013T(B型生体CPU第7ロット13番試験体)
性別:男性ベース
年齢:2歳
階級:少尉(書類上)
所属:地球連合軍
乗機:ザムザザー
生体CPUをより効率化する試行錯誤の一つとしてスパロボ世界のあちこち混ざった超技術を活用して「脳だけのクローンを教育する」という形式で生産された生体CPUの一基。
この第7ロットでは遂に実用レベルの性能まで至ったものの、費用対効果では従来型生体CPUやAI無人機とは比較にならない程悪く、維持コストも従来型より悪い事から以後の研究は中止されている。
遊ばせておいても無駄に保存コストがかかるので、在庫処分も兼ね残存している同タイプの生体CPUはザムザザー等に搭載されて最前線に配置されている。
尚、同型のCPU三体がぺルグランデと呼ばれる試作MAにも搭載されている。
キャラ提供はリオンテイルさん


ドラ息子傭兵と廃棄兵器

 同盟軍の狂気のコロニー落しを阻止するため、激しい攻防戦が繰り広げられる中、傭兵部隊もまた最前線に投入された。

 

「ちっ、報酬を払うのが面倒くさくなって殺しに掛かったか! それでも俺は死なねぇぜ! なんたってそこに居るのはクローンだからな!!」

 

 異質で本来は存在しないはずの機体であるキングジョーを駆るデア・デゾーロこと本名エアルカ・イーノは、連邦軍が報酬を絞って自分らを殺しに来ていると見抜く。だが、キングジョーに乗るこのデアはクローンであり、残り四名も顔は違うが、同じクローンである。

 デア本体は遥か後方の裏取引で入手したステルスフリゲートの艦橋に居る。本体とクローンとの見分けは容易だ。なんせクローンは顔が違っているのに何故か仮面で隠し、本体は金髪で全身宝石で飾った派手な服装だ。

 経験と才能はデアだが、ゲーム感覚であり、死線を遊び半分で楽しんでいる。この地球の危機でさえ、彼にとってはゲームにしか過ぎない。

 

「地球の危機を救う。なんてヒーローなゲームだ! さぁ、行くぜ! 地球を救いにな!」

 

 安全圏なステルスフリゲートよりデアはクローン五体が乗るキングジョーを激戦区へ前進させた。数ある多彩な平気な中で、キングジョーだけが異質を放っている。他の傭兵らはキングジョーの姿を見て、驚いていた。

 

「化け物まで居るぞ! どうなってんだぁ?」

 

 否、キングジョーだけで無い。あのデアでさえ目を丸くする物があった。その名はメカキングギドラ。キングジョーと同じく、この世界には存在しないはずの巨大マシンだ。

 乗っているのは、いや、搭載されているという表現が正しいだろう。δⅢ(デルタスリー)は、通常の人間では動かせないメカキングギドラを操り、敵陣へと突っ込んでいく。

 なぜ正規軍である宇宙海軍がこの兵器を投入したのかは、出撃の五時間前に遡ろう。

 

「こいつも出すのか!?」

 

「あぁ! 出せってよ! なんでも試験艦隊も駆り出されているだとよ!」

 

 宇宙海軍の月面基地兵器試験場にて、メカキングギドラの発進作業が行われていた。

 地球の危機と分かってか、連邦軍は総力を挙げて地球を守ろうとしていた。その際に出せる物は出せと言う命令が地球圏全域に出されたのか、このメカキングギドラも廃棄を兼ねた出撃が命じられた。他にも試作兵器が無人機やAIを搭載されて放出するかのように出されているが、どれもメカキングギドラには及ばない。

 他の宇宙軍や同じ宇宙海軍の基地から続々と艦艇が発艦し、一部がコロニーの側面攻撃へ向かい、大部分が本隊の方へ向かって行く中、メカキングギドラと試作兵器の群れは増援艦隊の方へ続いた。

 

「とにかくまぁ、盾にはなるだろうよ」

 

 現時刻に時間を戻せば、デアはメカキングギドラはその巨体ゆえに有効な盾になると判断し、自身のクローンらが駆るキングジョーを後方へつける。

 傭兵部隊より前に出た試作機の集団は、真っ直ぐとコロニー目掛けて前進する。続々と正規軍もコロニーに向けて突撃しており、戦闘は激化の一歩を辿っていた。当然、異質なメカキングギドラの存在は同盟軍の注目を集めた。

 

『な、なんだあの馬鹿でかい怪物は!?』

 

『奴らの新兵器か!?』

 

 全高140メートルものメカキングギドラを戦場で見て、驚かぬ兵士は居ない。何せ味方にすら驚かれる代物だ。そんなメカキングギドラが前に出て、三つの首から引力光線を放てば、数十機もの同盟軍機が宇宙の藻屑と化した。

 その引力光線の威力は、シールド持ちのコヴナント海軍のCPV級重駆逐艦も容易く撃沈出来る程であり、シールドを持たない艦艇は光線に当てられて次々と轟沈して行く。

 

「へへっ、やるじゃねぇか! だったらこの俺様も楽しむとしよう!」

 

 メカキングギドラの暴れぶりを見たデアも興奮し、怪光線を乱射しながら次々と同盟軍機を撃墜していく。チベ改級重巡洋艦に接近すれば、その巨大な右腕で真っ二つに叩き割った。

 

「良いねぇ! この生きるか死ぬかと言う空気、たまんねぇぜ! うっかりイっちまいそうだぁ!!」

 

 襲い掛かる敵機を次々と撃墜しながら、ステルスフリゲートの艦橋でデアは絶頂に近い幸福を覚える。彼にとって戦場は性行為より勝る物であるようだ。そのまま高揚感に身を任せ、敵機を光線で破壊し、敵艦を体当たりするか、腕や脚で叩き割って撃沈する。三輪の艦隊を含めた味方も巻き込んでいるが、デアは全く気にすることなく暴れ続ける。

 

「クソっ、非常識共め! ならばこちらも非常識だ!!」

 

 メカキングギドラとデアのキングジョーが暴れ回る中、コロニー落し作戦の指揮官は非常識な手段に出た。

 それは怪獣とも言える巨大兵器やMAの投入であった。指揮官の鶴の一声で、DDS級空母よりその巨大兵器群が発艦する。どれもメカキングギドラ以上に異様な姿だ。

 

「高エネルギーの反応を確認、敵の巨大兵器と断定」

 

 メカキングギドラに搭載されたδⅢは、同盟軍の巨大兵器群の接近を確認した。

 

「な、なんだこいつは!?」

 

 デアを驚かせたMAとはエレファンテだ。象の鼻のような物はビームキャノンであり、様々な方向へビームを撃つことが出来る。それにビットを五基装備しており、オールレンジ攻撃も可能だ。一機だけでなく、十機以上も現れた為、これを見た連邦軍は呆気に取られて一瞬だけ動きを止めた。

 

「けっ、正規軍の連中が呆気に取られやがって! こんなもん、キングジョーの怪光線で一撃だぜ!」

 

 一瞬だけ対応が遅れる正規軍に対し、デアは直ぐにエレファンテ十機に対応する。コヴナント艦の軽巡洋艦クラスのシールドなら貫通する怪光線を撃ち込んで撃破を試みたが、エレファンテのIフィールドはコヴナントの技術も合わさってさらに強化されており、怪光線を完全に防いでしまった。

 

「な、何ッ! 一体一体が巡洋艦か空母以上のシールドだっていうのか!?」

 

 自機ご自慢の怪光線が弾かれたことに、デアは驚きを隠せない。だが、デアにとってこの展開は何度も経験している。

 

「なんてなぁ! こういうのは白兵戦で挑むのが効果的よ!!」

 

 直ぐに落ち着きを取り戻し、エレファンテに接近戦を仕掛けた。向かってくるキングジョーに対し、五機のエレファンテらは合計二十五基のビットを展開してオールレンジ攻撃を仕掛ける。四方八方から来るビーム攻撃に、デアは慌てることなくキングジョーの分離機能を使って躱して見せた。

 

「オールレンジ攻撃は、そっちの十八番じゃないぜ!」

 

 敵のオールレンジ攻撃を躱したデアは、キングジョーの分離機能を使ったオールレンジでの反撃を行う。ただ、分離して分威力が下がっているので、エレファンテに対した損害は与えられない。それでも想定の範囲内であり、デアは閃光弾を放って敵機に目晦ましを食わせた後、四つに分離したキングジョーを合体させ、手近な距離に居るエレファンテに接近し、白兵戦を仕掛けた。

 

「遅いぜ!」

 

 接近してくるキングジョーに対し、迎撃のビームやビットを展開するエレファンテであるが、間に合わずに蹴りで叩き潰された。

 

「ふぅ、やっと一機か。後四機は流石の俺でも厳しいぜ…!」

 

 エレファンテを撃破したデアであるが、あと四機も残っている。これに安全圏に居る本体もクローン越しから伝わる緊張感に額に汗を浸らせ、ビームの雨を躱しながら接近した。

 

「損傷率二十パーセント、戦闘に支障なし」

 

 メカキングギドラにも敵巨大兵器群が襲い掛かっていた。向かってきたのはRFアッザムにグランザム、ノーティラスと言ったメカキングギドラに負けぬゲテモノだ。尚、三機のエレファンテもメカキングギドラに攻撃を行っている。

 

「敵MAには通常の引力光線では貫通出来ず。スーパー引力光線を使用する」

 

 エレファンテのシールドが自機の引力光線を受け付けないと分かれば、三本の首からの同時引力光線の使用に踏み切った。攻撃を受けながら照準をエレファンテ三機に定め、三つ同時にスーパー引力光線を発射する。

 スーパーの名の通り、通常の引力光線より威力が数倍以上強化されており、編隊を組んで襲い掛かるシールド付きのセラフ級戦闘機複数を容易く撃破し、更には巡洋艦以上のシールドを持つエレファンテ三機を撃破した。尚も発射は続き、RFアッザム二機とノーティラス三機を撃破した。

 

「左頭部、破損。戦闘力七十パーセントにまで低下」

 

 だが、その代償は大きく、左の首がスーパー引力光線の発射に耐え切れずに爆発してしまった。戦闘力は大きく低下したが、δⅢはプログラムされた通りに戦闘を継続する。

 

 

 

「えぇい、まだ突破できんのか!? 次の廃棄分を投入しろ!!」

 

 廃棄を兼ねて出撃させたメカキングギドラなどの試作機群やデアを初めとする傭兵部隊を送っても、コロニーに取り付けないことに業を煮やした宇宙ステーションに設置された司令部は、新た試作機と廃棄分を投入した。その命令を受け、宇宙ステーションのハンガーから続々と廃棄処分を兼ねた“者”が乗っているザムザザーが続々と出撃する。

 ザムザザーに搭乗、否、搭載されているのは脳だけのクローンであり、名前こと製造ナンバーはB型生体CPU第7ロット13番試験体(BC07013T)。同じ脳だけのクローンが搭載されたザムザザーのと編隊を組めば、プログラムされた通りに敵陣へと突っ込んでいく。

 B型生体CPUパイロットが廃棄された理由は費用効果が従来の生体CPUとAI無人機より比較にならないほど悪く、維持コストも悪い事から研究は中止され、保存コストもかかるために処分を兼ねてこの戦いに投入されたのだ。

 自我を持たぬ脳だけのクローン等は、防衛司令部が出した命令に背くことも何の疑念も抱くことなく、命令通りにコロニー群に突撃していく。

 

『ぺルグランデ、発進!』

 

 同型のCPU三体、否、三つの脳が搭載されたペルグランデと呼ばれるMAも、廃棄を兼ねて出撃した。このペルグランデもまた、メカキングギドラやキングジョーに劣らぬほどの異様な外見を持っている。

 

「なんだ、あのまきびしのような奴は!? デカいぞ!」

 

 接近してシールドのビームクローでジェガンJ型を切り裂いて撃破したゲイツのパイロットは、複数のザムザザーと共に現れたペルグランデに驚く。他の僚機と共に対処に当たるが、ペルグランデが展開したドラグーンシステムと呼ばれる三基のオールレンジ攻撃で僚機共々撃破された。

 

「こいつ! よくもジャスコーを!!」

 

 オールレンジ攻撃で更に味方機が落とされていく中、激高したパイロットが駆るガナーザクウォーリアは、高エネルギー長距離ビーム砲を撃つが、BC07013Tが搭載されたザムザザーの陽電子リフレクタービームシールドで防がれ、別のザムザザーが放った単装砲を何発も放たれて撃破される。

 

「こいつ等、Xラウンダーか!?」

 

 バタラに乗るパイロットは、ペルグランデやBC07013Tのザムザザーによって次々と撃破されていく友軍機を見てXラウンダーと思うが、その実態を知れば、連邦を糾弾する事だろう。叶うはずも無く、纏めて撃破される複数のコスモリオンの後を追うように、付近の味方機と共にBC07013Tが搭載されたザムザザーの複列位相エネルギー砲で撃破される。

 圧倒的性能を誇るB型生体CPU搭載MAであるが、その全てが採算に合わぬ維持費の問題で破棄が決定した物だ。この戦いが最初で最後の活躍となる。例え戦果を挙げても、倫理観の問題で正規の将兵等の活躍に塗り替えられるだろう。

 そんな事を理解、否、理解できないB型生体CPU等は、命令された通りにコロニーへの突破口と陽動の為、敵陣深くへと突撃する。哀れな徴収兵や懲罰兵、敗残兵と傭兵たちと共に…。




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