【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:シヅキ・カザナミ
性別:男
年齢:23
階級:少尉
所属:連邦宇宙軍
乗機:105ダガー エールストライク
概要:連邦宇宙軍に所属するMSパイロット。
臆病な性格でその性格が災いしてかたまに仕事を押し付けられることが多い。
そのせいか、あらゆる技術が鍛えられ、MS操作や修理、説明、訓練相手などなんでもござれの秀才となった。
その為か、注目の的にされている事なっていることを本人は少し嫌がっている様子。

名前:ホラン・タカツキ
性別:男
年齢:56
階級:中佐
所属:連邦宇宙軍 第十一艦隊
乗艦:マゼラン改級戦艦「ヤナギ」
概要:連邦宇宙軍所属「ヤナギ」の艦長。
戦績より仲間の命を優先する人柄で、艦のクルーやパイロットには厚い人望を持っている。それ故の救助作業で大きな貢献をした。
まわりの人間がどう疎ましくされようが邪魔だろうが、文句なら自分に言え、という程の熱い性格の持ち主。
本人の口癖は「あいつらの帰る場所を無くすなよ!」である。
キャラ提供はわかものさん

名前:フェリクス・アグネット
性別:男
年齢:28
階級:大尉
所属:連邦宇宙軍
乗機:クランシェ
概要:連邦のMSパイロット。向かってくる敵に恐れることない度胸と人望を持つ茶髪の男。
出撃の際は自ら危険な戦場に突っ込んでは、機体をボロボロになるまで戦い生還するほど悪運の強い一面もある。
キャラ提供は団子狐さん

名前:メト・リーカロイ
性別:男
年齢:20歳
階級:曹長
所属:連邦宇宙海軍
乗機:スコープドッグ宇宙戦仕様
概要:楽観的な性格のチャラ男。
片っ端から同僚の女性に声をかけるタイプで、現在3股中。この戦いに生きて帰ったなら逃げられない修羅場が待っている。
キャラ提供はリオンテイルさん


連邦軍の猛攻

 コロニー落し阻止の為、前面に展開する宇宙軍・海軍の連合艦隊を囮に前面以外より各奇襲部隊が接近する中、囮である前面に展開する本隊は同盟軍の注意を自分たちに引き付ける為、更なる攻勢を強めていた。

 

『第三派、直ちに発艦せよ!』

 

「し、シヅキ・カザナミ少尉! 出撃します!」

 

 宇宙軍の大型空母より第三派が出撃しようとしていた。シヅキ・カザナミが乗る105ダガーもその一機であり、ストライカーシステムを搭載する105ダガーはエールストライクを装備し、複数の同型機と共に出撃した。

 

「フェリクス・アグネット、クランシェ出撃する!」

 

 その後より可変MSのクランシェの編隊が、飛行形態のまま出撃する。その中には、フェリクス・アグネットが駆るクランシェもあった。

 

「凄い攻勢だな。本腰を入れているのか?」

 

 エールストライカー装備で出撃したシヅキは、モニターから移る埋め尽くすほどの第三派の数で、防衛線を突破してコロニー落しを阻止するのかと思う。どうやら、自分たち本隊が囮であることを知らされていないようだ。

 

「旗艦マッケンジーより司令! 第十一艦隊全艦、前進せよ!」

 

「うむ、前進! 僚艦と歩調を合わせろ! 各員、警戒態勢に移行しろ! いつでも撃てるようにしておけよ!」

 

 予備戦力として本陣の地球ISA海軍防衛ステーションに待機していたラーカイラム級戦艦を旗艦とした宇宙軍第十一艦隊にも、前線への移動を命じられた。

 これに応じ、第十一艦隊所属のマゼラン改級戦艦「ヤナギ」は、艦長のホラン・タカツキの指揮の下、左右と上方、下方に展開する数十隻の僚艦と歩調を合わせ、陣形を組みながら前進する。前線へと向かう中、かなりの被害を受けた艦隊が後退して来た。どうやら、ホランが属する艦隊がその艦隊の代わりをするようだ。

 

「酷い被害だな。救出作業はしなくて良いのか?」

 

『ヤナギ、勝手に戦列を離れるな! 救出作業は後方の奴らに任せれば良い!』

 

「…了解!」

 

 火を噴きながら後方へと下がるクラップ級巡洋艦やネルソン級戦艦を見て、ホランは救出作業はしなくて良いのかと問うが、属する戦隊の隊長より後方に任せろと言われ、仕方なく承諾する。後退する艦の中には持たずに爆発す感もあり、脱出艇の何隻か救援に来た味方艦に収容されていた。その後、戦隊長の言う通りに本陣の方で救援活動が行われる。

 

「まもなく戦闘宙域に入ります!」

 

「よし、艦載機発進! 本艦も戦闘態勢に移行! あいつ等の帰る場所を無くすなよ!」

 

 レーダー手が戦闘宙域に近付いたことを知らせれば、ホランは搭載機の発信を命じ、全乗組員に戦闘態勢に移行するように指示を飛ばす。艦長の命令に応じて搭載機であるジェガンJ型が続々と発艦していく。それと同時に、シヅキの105ダガーも戦闘宙域に入り、決死の防衛を行う同盟軍艦隊と交戦を開始する。

 

「これ、押し付けじゃないんですかね!?」

 

 余りの攻撃の激しさに、シヅキはエールの高機動を駆使して回避機動を取りながらビームライフルで応戦する。慌てている割にはその動きは熟練の物であり、RFザクの胴体を撃ち抜いて撃破する。更に接近戦を挑んでくるシグーの斬撃を躱し、素早く抜いたビームサーベルで胴体を切り裂く。

 

『そこのダガー! こっちを援護してくれ!』

 

「ひっ!? ま、また押し付け…え? 援護ですか? 了解!」

 

 その腕前を見込まれてか、苦戦するヘビーガンとGキャノンの小隊から救援要請を出された。これをシヅキはまた押し付けだと思っていたが、援護要請だと分かり、サーベルを腰に戻してライフルに持ち替え、直ぐに現場へと向かう。途中、コスモリオンとセラフ級宇宙戦闘機の編隊が一撃離脱戦法を仕掛けて来る。

 

「うぉ!? これじゃあ援護できない!」

 

 連続攻撃を受け、撃ち返すこともできず、シヅキが防戦一方となる中、それがクランシェに乗るフェリクスが目撃したのか、直ちに救援に入る。

 

「クランシェの機動力なら!」

 

 変形状態で救援に入れば、ビームバルカンの掃射でコスモリオン数機を撃墜する。セラフ級はシールドがあるため、撃墜には至らず、直ぐにプラズマ弾で反撃してくる。これを躱しつつ、フェリクスは機体を人型形態に変形させ、右手に握るドッズライフルを空かさずに撃ち込む。

 ドッズライフルの威力は凄まじく、シールドを持つセラフ級を一撃で撃墜するほどであった。それを更に二発、三発と立て続けに撃ち込み、セラフ級の編隊を全滅させる。

 

『あ、ありがとうございます!』

 

「速く行け! 救援が待ってるぞ!」

 

『りょ、了解です! 大尉殿!』

 

 助けられて礼を言うシヅキに対し、フェリクスは直ぐに向かえと告げる。これに応じ、シヅキは通信映像で敬礼で返してから通信を切り、邪魔をしてくる敵機を撃破しながら救援を要請した正体の元へ向かう。

 

「さぁて、度胸のある奴はついてこい! あの敵の艦隊を沈めに行くぞ!!」

 

『応よ!』

 

 背後から来た敵機を素早くシールドから抜いたビームサーベルで切り裂き、戻してから度胸のある者たちに敵艦隊へ突撃すると告げ、ライフルを取ってから機体を飛行形態に変形させ、敵艦隊へと突撃する。

 これに応じてか、複数の同じクランシェとキャノンウェアを装備したアデルマークⅡ、ドッペルンホルン連装無反動砲装備のダガーL、Gキャノン、ジェガンJ型がフェリクスの後に続いた。

 

『各艦、一斉射!!』

 

「主砲斉射! ()ェーッ!!」

 

 他四隻のマゼラン改級戦艦と横一文字隊形を取るヤナギの艦長ホランは僚艦に合わせ、敵艦隊へ向けて連装型メガ粒子砲を放つ。他にも横一文字隊形を取るサラミス改級巡洋艦やアレキサンドリア級重巡洋艦、アイリッシュ級戦艦、ネルソン級戦艦を初めとした第十一艦隊所属艦も主砲を放っていた。

 この一斉射で数隻の敵艦を撃沈させ、同時に何機かの敵機を落とすことに成功した。更には艦隊攻撃へ向かうフェリクス等の支援にも繋がり、コロニーを防衛する同盟軍艦隊は正面の本隊に完全に集中する。

 

『ありがとう! 支援に感謝…』

 

『うわぁ!? 敵の攻撃が!』

 

「こ、こっちに集中してるって言うですかぁ!?」

 

 ヘビーガンとGキャノンの小隊を救ったシヅキであったが、ホランが属する第十一艦隊が艦砲射撃を集中した為、同盟軍の防戦が激しくなった。それを現すように、助けたヘビーガンとGキャノンが撃破される。自機に向けて飛んでくるビームの弾幕を躱しつつ、シヅキはビームライフルで撃ち返しながら敵の射線上から退避した。

 

 

 

『各部隊、前進だ! 損害に構わず、前進せよ!』

 

 攻勢を強めているのは宇宙軍艦隊だけではない。宇宙海軍の艦隊も攻勢に打って出た。

 

「クソっ、生きた心地がしねぇ!」

 

 母艦より大量に展開される十二基の小型バーニア備えた宇宙戦用ミッションパック「ラウンドムーバー」装着したスコープドッグに乗るメト・リーカロイは、生きた心地がしないと毒づいていた。

 ATは生産性と汎用性を優先したために気密性もさほどないため、操縦者は耐圧服を着なくては、宇宙では活動できない。胸にぶら下がっている生命維持装置が操縦者、またの名を「最低野郎(ボトムズ)」の宇宙や空気の無い空間での命綱だ。

 だが、メトが毒づいた理由はそれではない。女性問題の方である。彼は片っ端から気に入った同僚の女性に声を掛けており、現在は三人の女性と交際している。いわゆる三股だ。

 気付かれないようにしているメトであるが、このコロニー落し阻止作戦の二日ほど前に三股を知られてしまい、例え生きて帰れても修羅場は免れない。その三股騒動は他のボトムズたちも知られ、メトは孤立無援の状態であった。

 

『けっ、何が生きた心地がしねぇだ! 俺の女を取った罰だ! 死んじまいな!』

 

『そうだ三股野郎、ここがお前の墓場だ! ハッハッハッ!!』

 

「抜かせ! 揃いも揃って、ブサイクな癖して笑いやがって! 女運がねぇテメェらなんかに、俺の気持ちが分かるかってんだ!」

 

 当然、同僚たちから妬まれており、メトは常に背後を気にしていた。

 ATのコクピット内にモニターなどの設備は無く、耐圧服のヘルメットに付いてあるゴーグルが唯一の視界なので、装甲越しから殺気を感じ取らねばならない。感じられるかどうか怪しい物だが。

 

『貴様ら何をしている!? 速く前進せんか!!』

 

「ちっ、弾避けじゃねぇか! 了解、メト・リーカロイ曹長、前進します!」

 

 言い争っている間に、無線機より上官からの怒号が聞こえ、メトは他の同僚らと共にコロニー群に向けて前進した。

 ATの大群の左手にはギルガメス軍の戦闘機や戦闘爆撃機のコア・ブースター、右手にはバリエントにアデルマークⅡの集団が見える。数の方はスタンディングトータスMk-Ⅱを含めるATの方が多い。もっとも、消耗前提であるが。

 

『敵機より攻撃!』

 

『うわぁぁぁ!!』

 

「始まりやがった…!」

 

 交戦地域へと入れば、直ぐに友軍機と乱戦していた敵機がメトが居るAT集団に襲い掛かって来た。前方に居たスコープドッグ数機が一瞬にして宇宙の藻屑と化す。操縦者の悲鳴が無線機より聞こえる中、メトは自機の右手に握られたヘビィマシンガンで攻撃してくるRFザクを攻撃する。

 ATの火器の威力は本体の脆さに反して非常に高く、瞬く間にRFザクは蜂の巣と化して爆散する。重装甲のRFドムやドムトルーパー、ダナジンもスコープドッグのヘビィマシンガンや無反動砲を撃ち込まれるだけで、宇宙の塵と化していた。シールドを持つ機体も雨あられの攻撃で瞬く間に塵と化していく。

 

『敵AT接近! 応戦せよ! 応戦…』

 

「将校が簡単にくたばりやがって! オラァァァ!!」

 

 士官が乗るスコープドッグも、指示を出している間に敵ATであるファッティーが放ったロケット弾の弾幕に切り裂かれて撃破された。無線から聞こえる指示が途中で途絶えたことで、メトは簡単に死に過ぎだと文句を言いつつ自機の火器で不用意に自分の射線に入ったファッティーを撃破した。

 

「うぉ!? なんで乱戦状態になってんだ!」

 

 不用意に射線に入ったファッティーを撃破したメトであったが、敵ATが単機や少数でこちらに挑んでくるはずが無く、連隊規模で突っ込んできたようだ。既に乱戦状態と化しており、誤射も発生するほどの激戦区と化していた。わずかな時間で数百のAT乗り(最低野郎)達が宇宙の戦場で散って行く中、メトは生き延びるために必死に操縦桿を動かし、向かってくる敵機を照準に捉え次第にトリガーを引き、撃破していく。

 

『た、助けてくれ!』

 

『火が!? 火がぁ! わぁぁぁ!!』

 

 無線機から同僚や友軍の兵士たちの断末魔の叫びが聞こえるが、今のメトは自分が生き残る事しか頭に無い。息を切らし、自分に襲い掛かる敵機を攻撃して撃破している。AT乗りは、自分の身を守るので精一杯なのだ。

 

「っ!? はぁぁぁッ!!」

 

 メトの背後よりファッティーが近接攻撃を仕掛けるが、彼は何とか殺気に気付いて躱すことに成功した。敵機が追撃してくるのは確実なので、即座に空いている機体の左腕のアームパンチを敵機の胴体に打ち込む。薬莢を使った強い打撃(パンチ)は敵機の装甲を容易く貫通し、操縦者を圧し潰した。操縦者が死亡したファッティーは、そのまま暗い宇宙空間の中を漂い、流れ弾に当たって爆散した。

 

 幾千、幾万もの命が散ろうとも、この戦いは続く…。

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