【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:カースティ・サージェント
性別:女
年齢:26歳
階級:技術少佐
所属:連邦宇宙海軍 試験艦隊
乗艦:オリオン級ミサイル母艦(オリオン級空母をベースとしたミサイル艦)
概要:技術者の父に影響されて自分も技術者になった技術士官で同じ技術者を纏めるチームリーダーでも有る。
普段は新技術の開発や実験・既に有る機体や艦の別アプローチによる延命や再設計の為のデータ収集をしている(要は軍の金で量産や正規化する予定の無い試作品を好きに創って遊んでる集団)。

名前:セオドア・フォラント
性別:男
年齢:31歳
階級:少佐
所属:連邦宇宙海軍 試験艦隊
乗機:ラッシュデストロイ
概要:言わばデストロイガンダム版のソードカラミティ。
頭部の牽制用機関や胸部の3連装大口径ビーム砲・陽電子リフレクター発生器以外の全武装・変形機構・ドラグーンシステムを廃止、代わりに各所に追加のスラスターやビーム・バリアーを追加することで、複雑化したシステムの簡略化・スリム化も含めた機動力の向上・制作費や期間の削減した。
そしてどこぞの馬鹿共が「原機の弱点で有る懐に潜り込まれたときの脆弱性克服」の名目でビーム・バリアーで全身を覆い各所のスラスターを全開にきりもみ回転しながら相手に突撃し質量で叩き潰し突進攻撃が導入された。
キャラ提供はkinonoさん


試験艦隊、突撃!

 工作艦の艦隊が居る後方にも戦火が及ぶ中、三十基のコロニー群の正面以外から連邦軍の別動隊が襲い掛かった。先に攻撃したのは、スタルワート級軽フリゲート七隻を率いるストライデント級重フリゲート「ゆうぎり」だ。

 

「コロニー群、MACガンの射程内に捕捉!」

 

「MACガン、照準! 僚艦にも打電!」

 

 MACガンの射程距離まで来れば、ゆうぎりの艦橋内で若い艦長は砲術長にMACガンの照準を定めるように命令を下す。高速航行のままなので、砲術長はぶれる照準を必死に定めようとする。AIのサポートがあるが、それでも高速航行での照準は難しい。

 

「クソっ、無茶言ってくれるぜ! 高速航行でMACを撃てだなんて!」

 

 照準を必死に定めながら文句を言う砲術長であるが、コロニー三十基を地球に落とされれば確実に滅亡するので、何とか照準を定めた。

 

「捉えた!」

 

()ぇーッ!!」

 

 照準が合ったことを砲術長が言えば、艦長は直ちに発射を命じた。ゆうぎりの艦首よりMACガンが発射される。僚艦であるスタルワート級軽フリゲートもそれに合わせてMACガンを発射した。コイルガンより放たれた八発の劣化ウラン弾芯は、コロニー群の上面で警戒していた艦艇を引き裂いた。

 

「うぉ!? やはり正面の本隊は囮か! 正面に回した第9機動艦隊を戻せ!!」

 

 この奇襲攻撃はコロニー落し部隊は予見していたが、正面の敵本隊の攻撃が苛烈であるために来ないと思っていた。だが、連邦軍は地球防衛に躍起になっており、こうして奇襲部隊を送り込んできたと言うわけだ。

 当然、奇襲部隊はゆうぎりの戦闘団だけでない。反対側からはODST一個旅団を満載したカロン級軽フリゲート八隻の戦闘団、右側からは宇宙軍艦隊、左側と背後からは機動歩兵一個師団を満載した連邦宇宙海軍艦隊が来ていた。

 この想定の範囲内を超える奇襲部隊の到来に、コロニー落し作戦の旗艦兼司令部として使われているCSO級超大型空母のCICは、かなりの動揺を覚える。

 

「敵奇襲部隊、更に出現! 囲まれています!!」

 

「包囲されただと!? 奴ら、どれだけ戦力があるのだ!」

 

 予想外の奇襲部隊の数に、指揮官は動揺を覚えるが、何としてもコロニー三十基を地球に落とすために付近に配置している予備戦力も含め、死守命令を出す。

 

「なんとしても死守しろ! 戦力の大半は正面だ! 数は決して多くないぞ!! 返り討ちにするのだ!!」

 

 指揮官は正面の攻撃が激しい事で、連邦の奇襲部隊の数は少ないと判断した。事実、奇襲部隊の数は正面で猛攻を仕掛ける本隊より少ない。その為、奇襲を受けた艦隊は直ぐに予備戦力の部隊と合流して、奇襲部隊の対処に当たる。

 

「敵艦隊、反撃してきます!」

 

「ヒビキ、轟沈!」

 

「なんとしてもコロニーに張り付け! 何としても、ODSTをコロニーに降下させるんだ!」

 

 この激しい反撃で、ゆうぎりの僚艦であるスタルワート級軽フリゲートの一隻が轟沈した。これにゆうぎりの艦長は何としてもコロニーにODSTを降下させると言って、被害に構わずコロニーに取り付こうと前進する。コロニーの真上まで来れば戦闘団を散会させ、それぞれの目標のコロニーに到着すれば、外壁を官報で破壊してからODST一個大隊を降下させる。

 

「ODST、直ちに降下!」

 

 その艦長の号令と共に、ODSTの一個大隊がコロニーに向けて艦砲で空いた外壁の穴に向けて射出される。ODSTの隊員は降下ポッドに入っており、その数は数百基ほどだ。だが、ODSTの降下ポッドは二個中隊分である。

 スタルワート級軽フリゲートに搭載されているODSTの大隊は三個中隊編成で、二個中隊の編成は降下要員と兵員型ワートホグ十台だ。その残り一個中隊の編成はODST仕様の量産型ヒュッケバインMkーⅡだ。降下兵の装備は共通だが、機動兵器中隊は大隊によってまちまちだ。ジェガンだったり、ダガー、アデルマークⅡ、あるいはビルドシュバイン、特殊作戦用装備のスコープドッグの中隊もあった。

 一隻失って七個大隊しか降下できなかったが、それでも膠着状態を打破するための精鋭部隊であり、コロニー内に残っていた敵の守備隊を返り討ちにするなど容易だ。

 

「GO、GO、GO! 制圧しろ!!」

 

 何人か犠牲は出ているが、かなりの練度を誇るODST隊員らはMSかPT、AT中隊のどちらかの援護を受けながら迎え撃ってくる敵を排除しつつ前進する。

 

「ODST降下後、直ちに離脱!」

 

 カロン級軽フリゲートの戦闘団もコロニーに到達すれば、艦砲で外壁を破壊し、空いた穴に向けて搭載しているODSTをコロニーに向けて降下させる。ゆうぎりとは違って二隻を失っており、六個大隊しか降下できないが、降下に成功しただけで上々だ。降下したODSTの大隊の編成はゆうぎりとほぼ同じである。コロニー内に降下したODST等は敵を制圧しながら前進し、コロニーのコントロールルームを目指す。

 これで、十三基のコロニーを奪ったも同然だ。尚、ODSTの大隊を降下させた各フリゲート艦は、敵の攻撃を受けない為に早期に戦闘宙域から離脱している。戦闘後に回収する予定だ。

 

「コダイ戦闘団とマルダー戦闘団の各ODST旅団、コロニーへの降下に成功! 順次制圧中の模様!」

 

「我が軍の第4機動歩兵師団も降下させろ! 損害に構わず突っ込め!!」

 

 ODST二個旅団が三個大隊を失いながらもコロニーの降下へ成功すれば、機動歩兵師団を満載した宇宙海軍の艦隊と宇宙軍の艦隊は損害に構わずコロニーへの突撃を敢行する。これに同盟軍は決死の抵抗を行うが、双方の艦隊は損害に構わず前進しており、機動歩兵を満載した宇宙海軍の主力艦の何隻かがコロニーの外壁に突っ込むか、真上に到着して機動歩兵を展開させる。

 一隻あたり二個大隊を搭載しており、全員のアーマーが生産性重視のフェーズ3アーマーとはいえ、七百人と数は多く、フェーズ1やフェーズ2譲りの機動性を駆使してコロニー内を飛び回り、配置されていた同盟軍の守備隊を蹂躙する。

 宇宙軍の艦隊も防衛線を突破し、コロニーの外壁を突き破って突入すると、艦内に乗せていた歩兵部隊を展開した。その中には工作艦であるガリア級も含まれていた。

 

「敵軍、コロニーに突入後、歩兵部隊を展開!」

 

「コロニー内に居る守備隊より救援要請!」

 

「こ、これでは、作戦が…!」

 

 奇襲部隊の損害を無視したコロニー内への突入に、作戦司令部は動揺を覚えていた。時間が経つごとに次々と報告される悪化する状況に、司令官は頭を抱える。

 地球を崩壊させるには、核を満載した十基以上のコロニーが必要だ。それがいま無力化されるか、奪われたりしている。九基以下でも人が住めなくなる被害を与えられるが、連邦軍は一基たりとも落とさせず、最悪な場合は核を使ってでもコロニー全基を破壊するだろう。

 

「ディ、ディビニダドを出せ…! もう出し惜しみは無しだ…っ!!」

 

「りょ、了解…!」

 

 このまま通常の戦力のみで対処していれば、作戦失敗は確実。そう判断した作戦司令官は、神の如き姿と圧倒的威圧感を持つMAディビニダドの出撃を命じた。

 CSO級大型空母の上面甲板に増設されたハッチより、十機以上のディビニダドが姿を現す。連邦軍のザムザザーやデストロイガンダムよりも巨体で、質の悪いことに過剰なまでの核武装が施されている。

 神の名を持ちながら、動く大量破壊兵器とされるデストロイガンダムよりも遥かに野蛮な兵器だ。当然、連邦軍はディビニダドの存在を知っており、翼を生やした白い巨体を見た宇宙軍は恐怖した。

 

「あ、あれはディビニダド…! まさか、奴らは十機も作っていたのか…!?」

 

 核の名を持つ動く核爆弾、またの名を破壊神の異名を持つディビニダドが戦場へ姿を現せば、戦況は同盟軍に傾いた。

 ディビニダドの大型や中型メガ粒子砲のみならず、両翼に搭載されたファンネルの数は多いため、あっという間に奇襲部隊が展開した機動兵器部隊を壊滅させた。そんな武装を持つディビニダドが一機のみならず十機はいるのだ。更にシールドも備わ手防御力も高く、奇襲部隊は何も出来ず、撃破されるばかりだ。もはや虐殺である。

 

「な、なんなんだこの様は!? あ、悪夢だ…!」

 

 コロニー外に展開した宇宙海軍の主力艦は、瞬く間に消えていく味方の反応とディビニダドの圧倒的な戦闘力を前に、絶望するばかりであった。その後、絶望する艦長が乗る主力艦に別のディビニダドが迫り、巨大な腕の手刀を艦橋に突き刺した。

 

『うわぁぁぁっ!? 化け物だァァァッ!!』

 

 外の奇襲部隊が蹂躙された後、コロニー内にディビニダドが入り、機動歩兵やODSTの掃討を始める。内部には重力があるはずだが、地球を破壊する目的で作られたMAであるディビニダドは重力下でも動ける設計となっており、内部に突入した双方は外の奇襲部隊と同じく蹂躙されるばかりであった。

 

 

 

「き、奇襲部隊…離脱したコダイ戦闘団とマルダー戦闘団を除き、全滅です!」

 

「コロニー群の周囲に高熱源反応…いや、この数値は…か、核だ…! 核反応です! 敵巨大MAよからです!!」

 

「照合データ確認、MAディビニダド!」

 

 奇襲部隊全滅の報告は直ぐにISA海軍のステーションにある司令部に伝えられた。奇襲部隊を全滅させたのが、ディビニダドと分かり、指揮官を初めとした司令部は動揺する。かつて地球を滅ぼそうとした木星帝国の総統、ドゥガチが駆るMAだ。それが今また地球を滅ぼしに来ている。動揺しない訳が無いのだ。

 

「でぃ、ディビニダドだと…!?」

 

「や、奴ら、再生させたのか…!」

 

 司令部が動揺する中、ディビニダドの出現で戦況は同盟軍に傾きつつある。その圧倒的な戦闘力を前に、猛攻を行っていた連邦軍艦隊が蹂躙されているのだ。

 

「第5軌道艦隊、壊滅状態!」

 

「三輪元帥より救援要請!」

 

「ディビニダド、更に前進!」

 

 この状況を打破するには、いち早く対応しなければならない。そこで司令部は更なる戦力の投入を決定した。

 

「こうなれば、全戦力を投入するしかない…! 予備戦力を投入しろ! 試験艦隊と現存するスパルタン全ても投入せよ!」

 

 司令部は温存する全予備戦力の投入を決定した。命令と共にデストロイガンダムを含める全予備戦力はコロニーに向けて前進する。その中には戦力として不安定な試験艦隊と地球圏に駐屯する全てのスパルタンも含まれていた。

 

『サージェント少佐、君も直ちに出撃したまえ!』

 

「分かりました技術大将殿! カースティ・サージェント技術少佐以下、オリオン級ミサイル母艦の全乗員、出撃します!」

 

 試験艦隊の提督である技術大将の指示で、試験艦隊は前線へと向けて出撃した。その中の一隻、UNSC海軍のオリオン級空母をベースとしたオリオン級ミサイル母艦は、フリゲート艦無人突撃艇やサラミス改級防空特化などの奇天烈な艦艇で編成された艦隊の後へ続く。試験艦隊が運用する機動兵器も珍妙な者であり、それを見た同盟軍は驚きの声を上げる。

 

「な、なんだあいつ等は!?」

 

 ディビニダドを前にしてコロニー落しの進路を確保しようと前進する左翼側に展開した同盟軍は、試験艦隊の出現に思わず足を止めた。敵が一瞬足を止めたのを見逃さず、オリオン級ミサイル母艦の艦長、カースティはミサイルの一斉射を浴びせる。

 

「あの化け物がこっちを向いていない隙に、ミサイル一斉射!」

 

 カースティの指令が下れば、ミサイル母艦に改装されたオリオン級のありとあらゆる場所に増設されたアーチャーミサイルの発射口より、雨あられなミサイルが同盟軍に向けて発射される。その数は実に数千発以上。この無数のミサイル攻撃に、同盟軍は迎撃するよりも回避行動を優先した。

 

『な、何だこのミサイルは!? ヌワァァァッ!!』

 

「うわぁぁぁッ!? た、助けてくれぇぇぇ!!」

 

 無数のミサイルに同盟軍の機動兵器は回避行動を取るが、躱し切れるはずが無く、次々と被弾して大破していく。あのディビニダドでさえ、ミサイルを迎撃しきれずに防御に徹するほどだ。発射されるミサイルの中には在庫処分用の試作品も含まれており、不発弾もあれば、大爆発を起こす物もあった。この試作品も含める過剰なミサイル弾幕は、左翼側の同盟軍の前進が一時的に停止する。

 

「撃って撃って撃ちまくれ! どうせ倉庫を圧迫する試作品! 残弾からにして帰るわよ!」

 

 艦橋内にいるカーティスは、ミサイルを撃てるだけ撃ちまくるように叫ぶ。試作艦隊は武器庫の古いミサイルも含め、試験場や実験場にある処分に困ったミサイルを大量に搭載している。

 上層部はどうせ処分するなら敵軍に向けて使った方が良いと判断してだろう。いや、地球が危機なのでそこまで考えるほど余裕はない。とにかく、使えるならなんでも使うほど切羽詰まった状況なのだ。

 

「あのミサイル艦を沈めろ! 何としても前進するのだァ!!」

 

 だが、試験艦隊に敵軍全体の前進を止めることは出来ない。左翼の援護の為、中央の一部の部隊が試験艦隊に襲い掛かった。

 早速ミサイル攻撃を敢行する駆逐艦戦隊であるが、カーティスはこれに備え、両翼に複数の主砲やミサイルを全て取っ払って機銃だらけにしたサラミス改級巡洋艦を展開させており、対空弾幕で対艦ミサイル全弾を迎撃する。

 

「ハーハハハッ! うちは試作機に再設計機にデータ収集機などで構成された艦隊! 誰が読んだかトイボックスフリート! 他と同じ体様が通じるとは思わないでよね!!」

 

 自分らを始末しようと迫る同盟軍に向け、カーティスは自分の艦隊を自慢しながら告げる。事実、試験艦隊の戦法は従来の連邦艦隊の物ではなく、不気味だ。

 無人突撃艇に改造された旧式のフリゲート艦五隻がミサイルに続いてディビニダドに向けて突撃。迫り来る五隻の無人突撃艇にメガ粒子砲やファンネルで迎撃するディビニダドであるが、艦首にビームシールドを張っているために中々撃沈出来ず、五隻中、三隻しか撃沈出来なかった。残り二隻はミサイルの如くディビニダドにビームラムを展開しながら突撃し、一隻は手刀を叩き込まれて轟沈するが、最後の一隻は胴体にビームの刃を突き刺した。

 

「でぃ、ディビニダドが!?」

 

 突撃した最後の突撃艇一隻に串刺しにされたディビニダドは、そのまま機能を停止する。

 

「こ、こいつはデストロイか!?」

 

 試験艦隊が凄いのは改造艦艇だけでない。頭部機関砲や三連装大口径ビーム砲以外の射撃兵装を取っ払い、代わりに馬鹿でかいビームサーベルで武装し、スラスターと全身にビーム・バリアーを纏ったデストロイガンダム、その名もラッシュデストロイガンダムがコロニーを守る同盟軍に向けて単独で突っ込んでいた。

 

「たくっ、こいつは超大型作業機体だって言うのに」

 

 これの何処が作業用機体だというのか。ラッシュデストロイに乗るセオドア・フォラントは悪態を付きながら、敵陣に向けて突っ込んでいた。

 

「奴は単独だ! プラズマ砲の一斉射で叩き潰せ!」

 

 セオドアの目前に展開するチベ改級重巡洋艦二隻を含めるSDV級重コルベット艦四隻は、迫り来るラッシュデストロイに向けて一斉射撃を行う。プラズマ砲を含めるビームによる一斉射を浴びせられたが、ラッシュデストロイは各所に増設されたスラスターで上がった機動力で全て躱し切る。

 

『な、なにっ!?』

 

「デカ物だからってとろいと思ったか? 残念ながら、高機動型だ!!」

 

 巨体に似合わぬ機動力で一斉射を躱し切ったラッシュデストロイは、敵が次なる対策を講じる前に、ビーム・バリアーを全身を覆い、各所のスラスターを全開にきりもみ回転しながら敵艦隊に突進する。回転しながら突っ込んでくるラッシュデストロイに対し、同盟軍の艦隊は展開させた艦載機と共に迎撃を行うが、ビーム・バリアーの所為で貫通出来ない。

 

「うぉぉぉっ!!」

 

 セオドアのラッシュデストロイは敵艦隊を回転突撃の質量で叩き潰した。その威力はすさまじく、艦載機は衝撃波だけでバラバラに吹き飛び、シールドが標準装備されているコヴナントのコルベット艦でさえ叩き潰してしまうほどだ。シールドを持たないチベ改は原形を留めない程の状態と化していた。

 

「うぅ~ッ! 無重力とはいえ、回転突撃は目が回るぜ!」

 

 回転が終わった後、セオドアは目を回して吐き気を覚えるが、何とか我慢して周囲を索敵する。この回転突撃は無重力だからこそ出来る技であり、重力下で行えば、セオドアの身体はバラバラになるだろう。

 

「っ!? あの化け物か! 敵さん、作業用機体相手に必死だな…!」

 

 そんな索敵を行っているセオドアのラッシュデストロイに、次なる敵が襲い掛かる。それはディビニダドだ。先ほどのラッシュデストロイの回転突撃を脅威と判断してか、ディビニダドを寄越したのだ。

 ディビニダドのメガ粒子砲攻撃を躱したセオドアは、敵も必死になっていると分かり、操縦桿を強く握った。

 

「ならば、やってやるまでよ!」

 

 覚悟を決めたセオドアは、ラッシュデストロイの胸部の三連装ビーム砲を放ち、ディビニダドとの死闘を開始した。




スパルタンも登場予定でしたが、次回にします。
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