【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:ガッツ・ツキシマ
性別:男
年齢:31
階級:大尉
所属:スパルタン
乗機:デンドロビウム
概要:前コヴナント戦争で大多数が戦死したスパルタンⅢの生き残りの一人。
彼が乗るデンドロビウムのコアユニットはガンダムAEG-1。
キャラ提供は団子狐さん

名前:ビリー・ハワード
性別:男
年齢:41歳
階級:少佐
所属:スパルタン
乗機:ディープストライカーカスタム
概要:この上なくロマンを追求する奇特な男で、ロマンのためという理由のみでスパルタンⅣ計画に率先して志願した。
豪快(悪く言えば大雑把)で明るい性格で、その気質から慕うの部下も多い。趣味は映画鑑賞。
【ディープストライカーカスタム】
今回の作戦の為に整備員たちに無理言って改造させたカスタム機。コアユニットは正規品のガンダムAEG-1。
リミッターを外し、機体本体と武装、各部ジェネレーターの出力を限界ギリギリまで高め、更に新たな武装として、新型の対巨大目標用高性能ミサイルを各部に装備した。
〈弱点〉
・元々ピーキーな機体を短期間で無理に改造した為に機体バランスが大きく悪化、小回りが一切利かず、同じ機動兵器を相手にした戦闘がほぼ不可能
・機体の負荷が凄まじく、一回の作戦で十中八九機体がオシャカになる。
キャラ提供はrararaさん


スパルタン、出撃

 常軌を逸した試験艦隊の投入でも、コロニーは止まらない。

 これに焦る連邦軍の地球防衛本部は、スパルタンの予備戦力の投入を決定する。

 UNSC海軍所属のMS空母に搭載されたスパルタンの予備戦力は、前コヴナント戦争で多数が死傷したスパルタンⅢの残余と新規のスパルタンⅣの混成だ。スパルタンⅣの教官職であるはずのスパルタンⅢのジュンも含まれており、教え子らと共に出撃しようとしていた。

 

「お前ら、スパルタンとかガンダムタイプに乗ってるからと言って英雄になろうと思うなよ!」

 

 コロニー落し阻止の為に倉庫で誇りを被っていたディープストライカーに乗ろうとするスパルタン・ジュンは、教え子らや同期、後輩のスパルタンⅣ等に良い装備を貰っているからと言って英雄行為はするなと告げる。

 事実、彼は前コヴナント戦争で先輩に当たるスパルタンⅡや同期のスパルタンⅢ等の死を見て来た。後輩のスパルタンⅣの教官職に着いたのも、その悲劇を繰り返さないためである。

 尚、ディープストライカーはSガンダムのバリエーションの一つであり、アーガマ級のメガ粒子砲ユニットを右肩に装備した狂気の追加装備だ。当然ながら巨体であり、デンドロビウムも含めUNSC海軍の主力空母で無ければ収容できない。

 

「了解だ、スパルタン・ジュン」

 

 それに応えるように、ジュンと同じスパルタンⅢであるガッツ・ツキシマことスパルタン・ガッツは、デンドロビウムのコアユニットであるガンダムAEG-1に乗り込む。

 

「これがスパルタンとしての初陣になっちまうとはな…!」

 

 年齢は四十代で元地上軍の少佐であるビリー・パワードは、ロマンを追及すると言う理由でスパルタンⅣに参加し、見事にスパルタンとなった異色な男だ。そんなスパルタン・ビリーは今回の為に整備兵等に無理を言って改造したディープストライカーに乗り込む。そのコアユニットはガッツと同じAEG-1だ。

 ビリーのディープストライカーの何処か改造されたと言えば、リミッターは解除され、新たな武装として対巨大目標用高性能ミサイルが各部に装備されている。

 無論、無茶な改造で機体のバランスは大きく損なわれており、小回りが一切効かず、同じ機動兵器との戦闘はほぼ不可能だ。それに加え、負担も凄まじいので、出撃できるのはこの作戦限りだ。

 他のスパルタンの面々も各々の機体に乗り込み、母艦より出撃しようとする。

 

「ノーブルリーダー、スパルタン・ジュン。ディープストライカー、出撃する!」

 

 かつての所属していた部隊名を名乗ったジュンは、僚機のエクスバイン・ガンナー三機を率いて出撃した。

 

「イーグルリーダー、スパルタン・ガッツ。デンドロビウム、出撃する!」

 

 デンドロビウムに乗り込んだガッツも、僚機を率いてジュンのチームに続いて出撃する。

 

「ビリー・パワード、ディープストライカーで出る!」

 

 続けて専用のディープストライカーに乗ったビリーも出撃した。

 

「ん、あのデカ物は予備部隊か!」

 

 二挺拳銃のようにショートビームライフル二挺で戦闘を行うストライクノワールに乗るスパルタン・クラウドは、ジュンのディープストライカーやガッツのデンドロビウムを見て、予備部隊が出撃したと認識する。その光景は、損害を無視しながら阻止限界点まで突き進もうとする同盟軍にも見えており、直ぐに対応してくる。

 

『連邦軍の巨大MA部隊だ!』

 

『奴ら、こんな物までかくしてやがったのか! ぶっ潰せ!』

 

 アクシリオやソステード等の支援機に乗った同盟軍の様々な型の混成MS部隊は、カングリジョと呼ばれる蟹に似たMA複数と共にスパルタン部隊の増援を叩きに向かう。

 カングリジョは編隊を組み、左半身に詰め込んだメガ粒子砲をジュンらスパルタンの増援部隊に浴びせた。凄まじい高出力にビームの雨であるが、スパルタンたちが乗るMA染みたMS用装備にはIフィールドと呼ばれるビーム・バリアーが搭載されており、それでバリアーを持たない機動兵器を守った。

 

「び、ビーム・バリアーだ!」

 

 ビームで防がれたことに驚くカングリジョのパイロットに対し、ジュンはコアユニットのAEG-1の右手に握られたスマートドッズライフルで狙いをつてから引き金を引く。

 

「邪魔すんじゃねぇ! このカニ野郎が!!」

 

 邪魔をしてくる事に苛立つジュンが放った高出力ビームは、カングリジョの右半身を貫き、そのMAを撃破した。カングリジョの右半身には、左半身の大型メガ粒子砲を発射するための大型ジェネレーターが搭載されているのだ。そこを高い火力の武器で撃ち抜かれれば、カングリジョは呆気なく大破する。

 

『おのれ、ならば接近戦で!』

 

「ちっ、こいつに接近戦は!」

 

 弱点を見抜かれて次々と撃破される味方機に、残りのカングリジョは左右の蟹の腕によるクローで叩き潰そうと接近してくる。ジュンはディープストライカーが接近戦が苦手なことに気付き、回避行動を取ろうとしたが、そこはデンドロビウムを駆るガッツと追い付いた随伴機に窮地を助けられる。

 

『ガッツ!』

 

「あんまり前に出過ぎるなよ、ジュン! このデカ物は思ったより小回り効かねぇんだ!」

 

 接近戦を挑んだカングリジョを、デンドロビウムの大型ビームサーベルで切り裂いたガッツは、ジュンに前に出過ぎないように注意しながら、残りのカングリジョを随伴機と共に掃討していく。

 

『敵MS、一個大隊接近中! 嬉しくないな!!』

 

「そうかい! ならばこいつだ!!」

 

 邪魔なカングリジョを掃討し終えたスパルタン増援部隊に、後続の敵MS一個大隊が迫る。これにガッツはデンドロビウムのウェポンコンテナに搭載されたマクロミサイルコンテナを射出し、一気に掃討しよとする。右のコンテナより射出された三角柱状のマイクロミサイルコンテナは、一面三十六発、三面合わせて百八発の小型ミサイルを乱射する。

 

『み、ミサイル多数!』

 

 広範囲に放たれる多数の小型ミサイルに、増援部隊の排除に向かった同盟軍のMS大隊はかなりの被害を被る。残った残敵には、ジュンが駆るディープストライカーのスマートドッズライフルと、ガッツのデンドロビウムの本体のAEG-1のドッズライフルの掃射を受け、更なる損害を与える。

 

「くそっ、機体が安定しねぇ!」

 

 この残敵掃討戦に、ビリーのディープストライカーカスタムを加わるが、機体が更にピーキーさ故にスマートドッズライフルの照準が定まらず、三発も撃ち込んでようやく一機と言った所だ。

 随伴機の援護もあってか、自分たちの排除しに来たカングリジョ一個中隊とMS一個大隊の掃討は完了し、直ぐにコロニーへと向かう。

 

「これ、突破できるか…?」

 

『いくらこのデカ物でも、この激戦区は…』

 

『派手な花火は嫌いじゃねぇが、汚ねぇ花火になるのは御免だぜ」

 

 当然ながら、コロニー周辺は先と比べ物にならない程の激戦区であった。奇襲部隊をディビニダドに全滅させられた連邦軍は躍起になってコロニー落しを止めようと無茶な突撃を繰り返しているが、士気が上がった同盟軍に押し返される一方で、逆に阻止限界点まで着々と進まれている。

 常識を逸脱する兵器を満載した試験艦隊が敵の一翼を抑え込んでいたようだが、それ程長く押し止める訳が無く、押され始めている。スパルタンが加わったところで、状況が好転しそうにもない。

 

『どうする? 俺たちが加わっても大して変わりそうにねぇが』

 

『ロマンじゃねぇな、こいつは負け戦になりそうだ』

 

「こういう状況はリーチで経験済みだ。だが、ひっくり返してやる! 今の俺たちには出来るはずだ!」

 

 苦戦している友軍を見て、ガッツにビリーは自分たちが加勢したところで、大して変わりそうにないと苦言を漏らすが、リーチでの撤退戦を経験しているジュンは、今の自分たちなら状況を覆せると信じ、右肩のアーガマ級大型メガ粒子砲の照準を敵艦隊に定め、引き金を引いた。

 ただアーガマ級やアイリッシュ級の主砲を転用してさかさまに付けただけだが、対コヴナントの戦訓でシールドを貫通できるほどの火力を有しており、コロニーの盾になるように展開していたCRS級軽巡洋艦一隻の動力を撃ち抜き、一撃で撃沈した。

 

『へっ、こいつさえあれば! コロニー落しなんて!』

 

「フッ、ロマンだな! この為に改造したディープストライカー、俺も行くぜ!!」

 

 一隻の千メートル級の巡洋艦を沈めたジュンのディープストライカーが全速力でコロニーを目指す中、ビリーも影響されてか、リミッターを外した大型メガ粒子砲を撃ち込んだ。威力はジェネレーターの出力を限界ギリギリまで高めているために凄まじく、貫通力を現行の技術力で強化したプレーンに近いジュンのディープストライカーとは桁違いであり、火力は他の巡洋艦に劣るが、防御力はシールド無しでも高いRCS級装甲巡洋艦を貫いてしまうほどだ。

 

「もう砲身が焼きついたのか!?」

 

 流石に強化し過ぎた所為か、撃てるのは一発限りであり、ビリーは直ぐに右肩に着いた砲身が焼きついている大型メガ粒子砲を外し、各部に装備した対兄妹目標用高性能ミサイルを撃ち込むため、ジュンの後に続く。

 

「露払いは任せろ! イーグルチーム、一斉射!!」

 

 敵も当然ながら、接近してくるスパルタンチームの排除にコルベットやフリゲートの混成と機動兵器多数を仕向けて来る。これにスパルタン・ガッツ率いるイーグルチームは、露払いの為に一斉射を行う。

 ガッツが駆るデンドロビウムは左右のウェポンコンテナに搭載されたミサイルコンテナや各部対艦用ミサイル、右腕の大型メガ粒子砲を放てば、僚機も続いてフル装備していた火器を一斉に放った。ビームとミサイルの弾幕は接近する敵部隊に命中し、爆発の連鎖を巻き起こす。シールド付きのコヴナント軍のコルベットやフリゲートは耐えているようだが、対シールド用ミサイルも放たれているためか、耐え切れずに轟沈する。

 

「よし、全員突っ込め!」

 

 そんな爆発の連鎖の中を、ジュンのノーブルチームとビリーのディープストライカーカスタムが飛び込む。

 

『スパルタンが進路を開いたぞ! 後に続け!!』

 

『おぉーッ!!』

 

 ガッツのイーグルチームが開いた敵陣の穴に、付近の手の空いた一般将兵等の連邦軍部隊が続く。宇宙軍のみならず、宇宙海軍のスタルワート級軽フリゲートを含める部隊も続いた。




キリが良いのでここで投稿。これで全員かな?

次回でコロニー落し編、最終回となります。
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