読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
金髪碧眼の美女。そんで巨乳。ロリコン。
うちのチートキャラ。この手のキャラの主人公は何故か好感が持たれるのだが、周りが真面なので好かれていない。
ある任務のために呼び出され、ワルキューレに戻らされた。
搭乗機はVF-25Fメサイア トルネード・パック、VF-31Jジークフリード、VF-31F、ヴァイスリッター改良型。
モンターク
モンターク商会と言う会社を営む謎の仮面の男。
その正体は、鉄血のオルフェンズを全話見た者にだけ分かる…。
この章ではヴィンデルの戦争工作によって被害を被った為に、その報復の為にやって来た。
搭乗機はνガンダム ダブルフィンファンネル装備
ヴァースキ
インド神話の神の名前を名乗る野獣のような風貌の男。
思いっきりヤザン・ゲーブルであるが、本人は否定している。
搭乗機はファリド家所有のガンダムフレーム(阿頼耶識未搭載)
戦闘イメージBGM「射手座☆午後九時Don’t be late」
https://www.youtube.com/watch?v=oiEy1gj93GQ
『ちょっと貴方! なに音楽掛けてるの!?』
出撃した直後、勝手に音楽を再生したそのVF-25Fメサイアのパイロット、マリ・ヴァセレートに隊長機型であるVF-25Sに乗る編隊長は注意する。
だが、当のマリは注意を無視してコクピット内に流れている音楽の歌詞を鼻で歌うだけで全く聞きもしない。これに編隊長は呆れる中、旗艦の戦闘指揮所よりマリには構うなとの連絡が来る。
『こちらデルタコマンド。ウルフママ、チーターには構うな。ライセンス持ちだ』
『ライセンス持ちって…勝手に編隊を乱されては困るんですが』
『こちらから離れるように指示する。ウルフチームはいつも通りにやれ』
『掛けるなら、ランカちゃんのが良かったのに』
戦闘指揮所はマリがライセンス持ちなので、指揮下には置けないと告げる。抗議してくる編隊長に対し、指揮所はマリに編隊から離れるように指示を出すと言って納得させる。
編隊長は最後に文句を言った後、黙り込んだ。それから戦闘指揮所は、マリのVF-25に編隊から離れるように指示を出す。
『こちらデルタコマンド。チーター、編隊より距離を取れ。支障が出るそうだ』
「こちらチーター、了解」
マリはその指示に従い、単機で敵迎撃部隊に突撃する。これには編隊を組んで敵と交戦するはずだった編隊長は驚きの声を上げる。
『単独で!? 何考えてるの!?』
『ウルフママ、放っておけ。ライセンス持ちだ!』
このマリの異常な行動に、戦闘指揮所は無視するように告げる。その異常な行動を取るマリは、迎撃態勢で展開しているセイバーフィッシュやMAのメビウスに向け、マイクロミサイルを発射する。
先に撃ったのはマリであるが、敵方の連邦軍は警告も威嚇射撃もしていない。する前にマリが撃ったのだが、彼女が撃つ前に数秒ほど警告を行う時間があった。だが、連邦軍はしなかった。
連邦軍もワルキューレの遠征艦隊を攻撃するつもりであり、警告などする気は無かった。所属不明の艦隊を全滅させてしまえば、向こうが先に撃ったと言い訳が出来るからだ。
そんな粗暴な辺境方面の連邦軍のスクランブル部隊に対し、マリは先制攻撃を仕掛ける。
『っ!? 撃って来たぞ!』
『馬鹿な!? こっちが先に捉えてるんだぞ!』
こちらの射程外より飛んでくる無数のマイクロミサイルに連邦軍機は対処できず、次々と被弾して大破していく。
『一気に十五機も!? 何なんだあのミサイルは!?』
十五機ものセイバーフィッシュやメビウスが撃墜されたことで、連邦軍のスクランブル部隊は混乱する。混乱する敵部隊にマリは容赦なく攻撃を浴びせ、更に数機を撃墜した。これで残りは九機となった。
『す、凄い…!』
『あいつだけで良いんじゃないですか?』
三十機以上は居た連邦軍のスクランブル部隊を九機まで減らしたマリの凄さに、編隊長と他のパイロットらは唖然とする。その中のパイロットの一人が、マリ一人で十分では無いかと口にするほどだ。そんな彼女は機体をガウォーク形態に変形させ、右手に持ったガンポッドで残った九機を数秒足らずで掃討した。
先行したスクランブル部隊が全滅したとの報を聞いた後続のMSやATなどで編成された第二派は臆し始める。一分ほどでスクランブル部隊が壊滅したのだ。無理もない。
『先行したスクランブル部隊が全滅だと!? 僅か一分でか!』
『一体、何だというんだ!? 俺たちは最強民族の子孫だぞ!?』
『こちらの数が多いんだ! 敵はたかが一機! 一斉射で潰せェ!!』
味方が全滅したが、この連邦軍の隊は最強であった民族の子孫であることを鼻にかけ、数の多さを生かしてマリのVF-25に突っ込む。編隊を組んだジェガンJ型が先に突っ込み、宇宙戦装備のスコープドッグやドートレス、ストライクダガーが無反動砲を放つ。凄まじい攻撃であるが、マリは見えているかの如く機体をファイター形態に変形させ、それらを軽やかに躱した。
並のパイロットなら避けられない攻撃を、いとも容易く躱すマリに対し、連邦軍のパイロットたちは戦慄する。辺境に追いやられた自分らの前に現れた敵が、圧倒的な技量を持つパイロットだから。
『あ、あの攻撃を避けたのか!?』
『あ、ありえねぇ! ガンダムでミンチになる攻撃だぞ!?』
『怯むな! こっちの数が多いんだ! 囲んじまえばこっちの…』
『た、隊長!? うわぁ!? こっちに来る!』
戦意を砕かれ掛けた味方を励ますように指示を出すジェガンR型に乗る隊長機が撃墜されれば、大多数の機動兵器部隊は混乱し、接近してきたマリに次々と狩られていく。一機、また一機とガンポッドや機首の機関砲で撃墜されていく中、一機のジェガンがマリのVF-25の真上を取り、ビームサーベルで串刺しにしようとする。
『上を取ったぞぉ! 死ねぇぇぇ!!』
ビームサーベルを突き刺したパイロットでったが、マリはこれに気付き、機体をバトロイド形態に変形させ、サーベルの突きを最小限の動きで躱してガンポッドを敵機のコクピットがある腹部に突き刺した。ガンポッドを突き刺されたジェガンは機能を停止し、機能を失ったジェガンよりガンポッドを引き抜き、背後を取ったストライクダガー三機に素早く振り向いて乱射する。凄まじい連射速度で放たれる機関砲弾に三機は蜂の巣にされて爆散した。
真下よりドートレスが二機ほど迫って来たが、これもマリに見抜かれて撃破された。これに敵部隊は更に混乱して戦意を失い始める。
『い、一機で十数機を…!?』
『化け物だ! 奴は化け物だァァァ!!』
『お、おい! 逃げるな! 置いて行かないでくれ!!』
マリの圧倒的な技量とVF-25の性能の高さを前に、連邦軍の部隊は無秩序な撤退を始める。そんな敵部隊に遅れてやって来たVF-25の編隊が容赦なく追撃を掛け、逃げる敵機の背中を容赦なくガンポッドやミサイルを撃ち込む。
「あーぁ、つまんない」
友軍部隊が敵部隊を追撃する中、マリは追撃に加わらず、先ほど戦った敵部隊に物足りなさを感じ、味方が居るにも関わらず、艦砲射撃を掛けて来る連邦艦隊に目を向けた。
「あいつ等、やっちゃおうか。うざいし」
艦砲射撃を避けつつ、機体をファイター形態に変形させ、単独で敵艦隊に突貫した。
流石に単機で敵艦隊とやり合うなど無茶であるのか、編隊長機から静止の無線連絡が聞こえて来るが、マリは無視して攻撃を躱しながら向かうだけだ。
『チーター! 単独で敵艦隊とやり合うだなんて無茶だわ! 直ぐに止まりなさい!』
その声を無視しつつ、マリは敵艦隊に向けて旋回式二連装対艦ビーム砲を手近な敵艦に向けて放つ。狙われたのはドレイク級フリゲートだ。一発で轟沈する。やられたドレイク級の近くに居たドートレスも、ついで代わりに撃破された。
主砲では対処できない距離まで接近してきたマリのVF-25に対し、サラミス改級巡洋艦やネルソン級戦艦、バルトーク級巡洋艦、アガメムノン級空母などで編成された連邦艦隊は、ハリネズミのような対空弾幕を行い、悪魔のような強さを持つバルキリーを近付けまいとする。ミサイルを放つが、躱されるだけで全く意味は無い。
『撃てぇ! 撃ちまくれぇ!! 奴を近付けるなァ!!』
艦隊の過剰なまでの対空弾幕は展開している艦載機の133式ボール、ジェガンJ型、ドートレス、ストライクダガーを巻き込むほどであり、僚艦にも当たるほどであった。
そんな弾幕にも関わらず、マリは見えているかの如く躱し続け、旋回ビーム砲を敵艦の弱点に直撃させて次々と撃沈していく。人間では出来ない離れ業だ。これによって爆発の連鎖が起こり、敵艦隊に攻撃しようとしていた編隊は思わず動きを止める。
『何…これ…!?』
『艦隊ですらこの様なんて…!』
艦隊に攻撃しようとしていたVF-25編隊はアーマード・パックやスーパー・パックなどの装備していたが、全機がバトロイド形態やガウォーク形態に変形してたかが一機のバルキリー相手に壊滅していく敵艦隊を見て茫然としていた。
『い、嫌だ! ワレ戦意無し! 離脱す!』
『ま、待ってくれ! 俺も、俺も離脱…』
次々と撃破されていく僚艦を見て戦意を失った敵艦隊の二隻ほどが勝手に逃げ出すが、マリが逃すはずが無く、残っているマイクロミサイル全弾を撃ち込まれて二隻諸とも撃沈される。
『わぁぁぁ!? 降参する! 降参する!! 撃たないでェ!』
最後に残った旗艦に乗る提督は降参すると言ったが、マリは聞こえてこなかったかのように、機体をバトロイド形態に変形させ、弾切れのガンポッドを腰に付けてから左腕のシールドの対装甲ナイフを抜き、それを艦橋に突き刺した。振り下ろされたバルキリーサイズのナイフで提督は真っ二つに切断され、ナイフで抉られた個所から空気が漏れ出し、そこから無事であった乗員たちが宇宙に放り出されていく。
とどめにマリは一旦距離を置いてから旋回式ビーム砲を、艦橋を失っても対空弾幕を続ける敵旗艦に向けて撃ち込んで完全に轟沈させた。
「まっ、こんな物か」
敵艦隊は壊滅させたが、マリはやり過ぎた。流石に戦闘指揮所や現場の戦闘部隊の隊長より叱責を受ける。
『チーター、誰がそこまでやれと言った? ライセンスを剥奪されたいか?』
『あんた、やり過ぎよ! いくらライセンス持ちだからってこれはあんまりよ! あんまり!!』
そんな叱責の声が無線機より続々と聞こえて来るが、当のマリには全く聞く耳を持たず、残弾を確認してから母艦へと帰投した。
「こちらチーター、帰投する」
『帰ったら説教よ! 分かったわね!?』
帰投すると報告したマリに、説教すると編隊長が言っていたが、彼女が応じるかどうかはそれは別の話だ。
「どうだね、ヴァースキ君。彼女の実力は?」
ワルキューレ遠征艦隊に随伴する自衛用の武装を付けた武装商船の艦橋で、銀髪のカツラが付いた奇怪な仮面を被る男は、金髪のリーゼントと浅黒い肌の野獣のような男にマリの実力はどうだったかを問う。
「けっ、気に入らねぇぜ。あの女がインチキ染みて強いなんてな」
これにヴァースキと呼ばれる男は、マリの実力が気に入らないと答える。彼は女子供が戦場に出て来ることが気に食わない男なのだ。マリが自分を上回るような実力を見たヴァースキは、余計に気に食わなくなる。それにあのマリの自分勝手な態度だ、当然の反応である。
そんなヴァースキに、仮面の男が正真正銘の本物の実力であると付け足す。
「君がそう思うのは無理もない。だが、彼女の実力は本物だ。機体の性能をフルに引き出し、そればかりか、機体が悲鳴を上げる程ついて来られないほどの反射神経だ」
「なら、余計に気に入らねぇぜ。でっ、あのインチキ女を今回の落とし前に連れて行くんです、モンタークの旦那?」
本物だと言う自分の上司に、ヴァースキは余計に気に入らないと答える。そんな上司に、ヴァースキはマリを落とし前と呼ばれる攻撃に連れて行くのかと問う。
「無論、連れて行くさ。彼女が居なければ、この艦隊は圧倒的物量の前に磨り潰される。彼女は我々の女神なのだよ」
「…おっかない魔女の間違いだろ」
これに連れて行くと上司は答える。
彼らモンターク商会はこの世界から送られてきたヴィンデルの別の並行世界での戦争工作による攻撃を受け、被害を被った。ワルキューレもヴィンデルの戦争工作の被害を受けており、利害が一致して報復の為に歪んだ理想郷へと来たのだ。単なる報復攻撃ならマリは必要ないが、ワルキューレにはある狙いがあって、彼女をライセンス持ちとして招集したようだ。
そんなマリを自分たちの女神と表するモンタークに対し、ヴァースキは魔女の間違いだと指摘する。事実、マリは魔女に間違いない。
「君からはそう見えるか。では、被害の請求でもしに行こうか」
「まぁ、あんたから貰ったガンダムの慣らし運転でもするかな。それと音楽はいらんぞ」
ヴァースキからマリはそう見えると言えば、モンタークは艦橋を後にした。その後をヴァースキは続き、貰った機体の慣らし運転がてらに出撃すると口にする。目標が近いから出撃体勢に入ったのだ。
彼らが艦橋を後にすれば、ワルキューレの遠征艦隊がエステバリスと呼ばれるロボット型機動兵器を展開して警戒態勢に入る。展開させた後から、マリが乗るVF-25Fと、攻撃隊のVF-25の編隊が母艦に帰投してくる。
一度補給を終えた後、その目標に攻撃を仕掛けるために…。
現在、活動報告にて参加者募集中。
詳しくは、活動報告にて。
次の企画はどれにする?
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金塊強盗
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復活の佐奇森神矢
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カオス・ウォーズ