【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:ルビー(コードネーム)
性別:男
年齢:30代前後
階級:不明
所属:炎のバラ騎士団
乗機:ガンダムヴァサーゴ

名前:サファイア(コードネーム)
性別:男
年齢:30代前後
階級:不明
所属:炎のバラ騎士団
乗機:ガンダムアシュタロン
両者とも炎のバラ騎士団の汚れ仕事専門の騎士。双子のようにそっくりであるが、血の繋がりは無い。
汚れ仕事を担っていた者は居たようだが、騎士団解体後はこの二人以外生き残っていない。
キャラ提供は黒子猫さん。

名前:カルネ・ヴィットリオ
性別:男性
年齢:24
階級:上等兵
所属:ISA歩兵隊
武器:M82アサルトライフル
眼鏡が特徴のイタリア系。歩哨、2日後運良く長期休暇を貰い故郷へ帰る予定の兵士。
キャラ提供はスノーマンさん。


トーキョーウォーズ

 ヴィンデル・マウザーが支配する違う世界の地球の戦場。

 中華人民共和国のの首都である北京の地下深くにある施設にて、ある戦争が集結しようとしていた。

 

「やったぜ! これで共産主義も終いだァ!!」

 

「七億以上の女は俺たちの物だぜェ!」

 

 戦争を終結させたのは、中国と交戦していた日本国だ。この日本国は我々が知る日本とは違い、軍事国家であるようだ。身に着けている戦闘服は、武士の甲冑のようなデザインである。

 周辺には人民軍の将兵の死体が転がっており、その全てが引き裂かれて無惨な状態となっている。彼らを惨殺した日本軍の将兵らは好戦的で残忍で、投降した者を面白半分に殺す者まで居る。ここまで残忍になったのは、投薬された薬物の所為だろう。

 

「おい、女は何処だ? ここはアカが大量に逃げ込んでんだろ? 愛人の百人や千人は居るはずだ」

 

「探してくる。確か無線でアカを見付けたと連絡があった。奴らに女を取られるかもしれん。速い者勝ちだからな」

 

「あぁ、頼むぞ。やられてないのを頼む」

 

 更には女性まで求めている。もはや略奪者だ。そんな彼らを他所に、黒い鎧を身に纏った白人の金髪男性がコントロールルームへと向かう。

 そこには、突入してきた日本軍の将兵たちに惨殺された国家主席の無惨な死体が転がっている。青い瞳を持つ白人男はその死体を踏みながら操作機器の前に立つ。

 

「全く、世界を巻き込もうとは。とことん質の悪い奴だぜ、このアカの親玉はよ」

 

「ほんとだぜ。夢が叶わなかったら、誰にも渡さないってか? けっ、とんだ悪の親玉だぜ」

 

 白人男が操作機器の前に立つ中、付近に居る二人の兵士は原形を留めていない死体に唾を吐きつけつつ、世界を巻き込んで死のうとした国家主席を罵る。既に物言わぬ死体であるが、今の将兵らには全く配慮も欠片も無い。おそらく、人の心も忘れ掛けているだろう。

 世界を巻き込んで滅ぼうとしていた中国の最終兵器は、起動前に国家主席が殺されたので、起動することなく終わった。それに興味を示してか、白人男が見ている。

 

「あんた、何やってんだ?」

 

 操作機器の前に立った白人男は、周囲の者たちに知らせることなく急に機器を操作し始めた。キーボードを打つ音を聞いた付近の兵士が、何をしているのかを白人男に問う。

 彼は答えることなく操作し続け、目前の大画面に中国語で起動を意味する言葉が表示された。この白人男が世界を巻き込む最終兵器を起動させたのだ。それに気付いた兵士たちは直ぐに止めるように白人男に告げる。

 

「あ、あんた何やってんだ!? そんな物を起動させるんじゃねぇ!!」

 

「何を考えてる!? 早く止めろぉ!!」

 

 必死に訴え掛ける兵士達であるが、白人男は操作する手を止めない。

 

「畜生が! 何か変だと思ったらこれが目的か! 死ねぇ!!」

 

 警告しても止めないので、兵士は白人男を手にしている日本刀で殺そうとした。だが、白人男は刃を振るう前にその兵士を殺害する。味方を殺した白人男に、兵士たちは即座に得物を向ける。

 

「ガイスト! 貴様なにをしているのか分かっているのか!?」

 

「何をしている? 俺はお前たちの下らん理想などに興味はない。次は俺のゲームを始める番だ」

 

「貴様、何を言っているんだ!?」

 

 次は俺のゲームを始める。

 そのガイストと呼ばれる白人男が出した理由に対し、怒りを覚えた将兵たちは一斉に飛び掛かったが、瞬く間に皆殺しにされた。辺り一面が将兵らの血で赤く染まりあがる中、ガイストは兜越しより画面を見て、笑みを浮かべた。

 

「さぁ、第二ラウンドと行こうか」

 

 ガイストが喜びながら呟いた後、人民軍の最終兵器が世に解き放たれた。彼はその最終兵器と戦いたくて、敢えて解き放ったのだ。所属する日本軍のことなど気にも留めずに。

 こうしてガイストは、自分の望み通りに最終兵器に挑んだ。極限状態の戦いを求めて。

 

 

 

 トーキョーで別動隊によるガンダム強奪作戦が展開される中、ガンダは自分ら炎のバラ騎士団残党を支援している者たちと映像通信で密会を開いていた。

 そこの通信映像の画面に映るのは、額がやけに長いジャマイカン・ダニンガンと呼ばれる男である。ガンダらに対し、ジャマイカンは高圧的な態度を取る。

 

『貴様たちはガンダムを集めているようだな?』

 

「はっ、英雄機ガンダムがあれば、古代兵器を手に入れられる可能性が高いので」

 

『ふん、たかがMSの一種に拘るとは。私が供与した兵器はどうしたのだ? 十分な数を送ったであろう』

 

「それに関しましては、惑星トーキョーの能無しや文無し、不良、ごく潰し共にガンダム奪取の陽動作戦の為に渡して参りました」

 

 高圧的な態度でガンダム奪取に拘る理由を問うジャマイカンに対し、ガンダはガンダムは英雄機であるからと答える。これにジャマイカンは下らない拘りと鼻で笑い、自分が供与した兵器はどうしたと問い詰めた。

 これにガンダは、ジャマイカンより貰った兵器を陽動作戦の為に集めたトーキョーの社会的底辺や放浪者、反社会的な人間に渡したと答える。これにジャマイカンは激怒した。

 

『この落ち武者風情が! クジャン公の恩恵を溝に捨てるような真似をしおって! 何を考えておるのだ!?』

 

 画面越しで激怒するジャマイカンに対し、ガンダは供与した兵器を使い捨て同然な扱いをしたことを詫びつつ、その兵器らの低性能ぶりに正直な意見を述べる。

 

「その無礼を詫びよう。だが、恩恵と言うならば、あの御方は我々敗軍の兵たちに鉄くず同然の物は恵まぬはず」

 

『貴様、落ち武者の分際でクジャン公がお恵みになった兵器に文句を付けるのか? だが、一回目は大目に見てやろう。今度このような真似をすれば、どうなるか分かっておろうな?』

 

 自分らが供与した兵器に謝罪しながらも文句を言うガンダに対し、ジャマイカンは叱責したが、一度目は許してやると思い、二度目は無いと釘を刺した。

 これにガンダは供与された兵器を溝に捨てるような真似をした無礼を、代わりに謝罪してくれないかとジャマイカンに頼む。

 

「承知している。我らをお拾いになったクジャン公には感謝をしている。だが、余りにも不服するぎるのだ。その無礼を貴殿が代わりに謝罪してくれまいか?」

 

『そのつもりだ。全く、貴様ら落ち武者共を拾ったクジャン公の心情はどういった物か。作戦は上手くやるのだぞ?』

 

「無論だ。このガンダ、クジャン公に拾ってもらった恩義、必ず果たす。騎士の誓いだ」

 

『その騎士の誓いが、必ず晴らされることを願っているぞ? 落ち武者共』

 

 貰った兵器を棄てるような真似をした分、必ず成功させるとガンダが約束すれば、ジャマイカンは不機嫌な表情を浮かべながら嫌味を言いつつ映像通信を切った。

 嫌味たっらしい男が映る画面が消えれば、ガンダは抑え込んでいた不満を吐き出す。

 

「何が恩恵だ。我々を捨て駒にする魂胆が見え見えだ!」

 

 付近の物に八つ当たりし、ジャマイカンに対する不満を漏らしながらガンダは通信機を操作してトーキョーでガンダム奪取の作戦を進めるグループとコンタクトを取る。通信映像に映し出されたのは、瓜二つの二人の男であった。

 

『臨時騎士団長殿』

 

『何ようであるか?』

 

「ルビー、サファイア、作戦はどうか? 私が指定した奴らに兵器を渡したか?」

 

 その双子のような男たちに、ガンダは作戦の状況を問う。この問いに二人は阿吽の呼吸のように答える。

 

『軌道エレベーターにガンダムを搭載した輸送隊を発見』

 

『これより攻撃を開始する予定。兵器配備は既に完了』

 

「ふむ、よろしい。それに輸送部隊を確認したか。陽動作戦開始と同時に襲撃し、ガンダムを奪うのだ。その後にバシュロ隊を支援せよ」

 

『了解』

 

 状況を双子のような二人に確認すれば、ガンダは二名に次なる指示を出して通信を切った。次にガンダは陽動作戦を行う部隊に連絡を取り、陽動作戦の開始が出来るかどうかを問う。

 

「陽動部隊、作戦は開始できるか?」

 

『はっ、いつでも可能です。連中、この星を破壊し尽くす勢いであります』

 

「ふっふっ、それでよい。この星の防衛軍はそいつ等の対処に追われるだろう。煽るだけ煽って、脱出するのだぞ?」

 

『了解であります』

 

 盗聴されるのを恐れ、指示を伝えて短く切った。

 

「あの長頭め! 我々を落ち武者呼ばわりしおってからに! 古代兵器を手に入れれば、試射目標にしてくれる!」

 

 それから自分らを落ち武者と侮り、捨て駒にしようとするジャマイカンに対する怒りを吐き出したガンダは、古代兵器を手に入れた暁には彼を試射目標にすると決めた。

 

 

 

 ガンダム奪取の陽動作戦の為、トーキョー内の社会的底辺の男たちにジャマイカンより供与された兵器の配備を終えた実行部隊は、作戦決行の士気を上げるべく、隊長がそれらに乗る者たちに向けて演説を行っていた。

 

『社会的底辺の諸君! 諸君らから金銭などの全てを搾取し、のうのうと暮らす者達への復讐の時が来た! 同時に諸君らが奪われた物を取り戻す時でもある! 奴らは諸君らからありとあらゆるものを搾取し続けた挙句、それを当然の物と思って何も思わずに笑って日常を過ごしている! とても許せぬ奴らだ! 諸君らが日々の苦しみを訴えても、奴らは嘲笑い、蔑むばかりである! 吐き気を覚える程だ! 我ら炎のバラ騎士団はこのトーキョーで苦しむ諸君らを助けるべく、諸君らに奴らに対抗するための武器を授けに来たのだ! それが諸君らが乗っている兵器である!』

 

 陽動作戦部隊長の士気向上の演説は、社会的底辺の者たちの心に響いていた。彼らはあたかも炎のバラ騎士団が、自分たちの為に立ち上がってくれた正義の騎士団だと思い込んでいる。実際はガンダム奪取の陽動作戦の為の時間稼ぎであり、それが済めば彼らは用済みである。そんなことを知らず、兵器を与えられた社会的底辺の者たちは盛り上がっていた。

 そんな彼らの使う兵器は、旧ザクやリーオー、ヘリオン、リアルド、アンフ、ティエレン等を始めとした旧式のMS群、モビルワーカー、サベージだ。これらはジャマイカンより供与された兵器であり、騎士団が不満を持つのは当然であった。数は残党の構成員より多いため、炎のバラ騎士団残党はトーキョーの社会的底辺の者たちに供給することにしたのだ。

 目標は陽動の為にもちろんながら都市部であり、そこに住む者たちに無差別攻撃を仕掛けるのだ。このために集められた社会的底辺の者たちは報復攻撃だと思い込んでいる。

 

『さぁ、諸君! 奪われた物を取り返しに行こう! 搾取して作られた全て物を破壊しよう! 諸君らを搾取している者たちを殺そう!』

 

『うぉーッ!!』

 

 演説の締めを決めれば、部隊長は拡声器を投げ捨ててグレイズ・リッターに乗り込む。この演説で士気向上し、彼らに乗せられた者たちは勢いよく出撃していく。騎士団が乗るグレイズやゲイレールも出撃する中、部下が部隊長に市街地にガンダムの輸送部隊を確認したとの報告を行う。

 

『隊長、市街地の幹線道路にガンダムの輸送隊を確認しました。数は五機ほど』

 

「フン、我々にもガンダムが巡って来たな。よし、それも奪うぞ! 虫けら共が手を出すようなら殺してしまえ!」

 

『はっ!』

 

 報告を聞いた部隊長が自分らにもガンダムが巡って来たと思えば、彼は集めた者たちがガンダムを攻撃するようなら殺せと言って出撃した。

 隠し地下倉庫より出撃した陽動部隊は、味方以外の目に見える物全てに攻撃を行う。いきなり現れた鋼鉄の集団に市民らは演習場へ向かう現地に駐屯する連邦軍だと思い込んでいたが、自分らを攻撃してきたためにパニックを起こし、逃げ惑い始める。

 

「うわぁぁぁ!? 反乱軍だぁ! 反乱軍が攻めて来たぞぉ!!」

 

 かつて反乱軍との戦闘が行われていたことを思い出した中年男性は喚き散らし、周辺に居る人々を押し退けて自分だけ逃げようとする。陽動部隊が無差別攻撃を行い、目に見える老若男女を殺傷し続ける。この様子を見ていた部隊長らは、陽動部隊を扇動して更に無差別攻撃を過激化させる。

 

「はっはっはっ! 良いぞ、もっと殺せぇ! 派手に暴れろぉ! 女子供も殺すんだぁ!!」

 

 高笑いしながら自分もビルや逃げ惑う人々に攻撃を行い、多数の人々を殺傷する。慌てて都市警察が所有する旧式のジェノアスが出て来たが、炎のバラ騎士団残党が保有するグレイズやゲイレールに歯が立たず、撃破されるばかりだ。

 次に本土防衛部隊の民兵や民警で編成された郷土防衛部隊が投入される。装備は払下げとなったスコーピオン戦車にウルヴァリンハーフトラック、ミサイルランチャーを搭載したワートホグだ。スコープドッグもあるが、MSは旧式の武器であるマシンガンを持つドートレスくらいしかない。

 

『敵戦闘車両部隊並びMS隊を確認! ATも補足!』

 

「正規軍か? いや、あの装備と動きは郷土防衛隊だな。叩き潰してしまえ!」

 

 部下からの報告で郷土防衛隊の接近を知った部隊長は、傘下の陽動部隊に攻撃を命じる。ジェノアスと言った装備しか持たない警察とは違い、重装備を持った郷土防衛隊は陽動部隊を倒していたが、炎のバラ騎士団残党相手では実戦慣れしていないが為に、次々と撃破されていく。

 

「うわぁぁぁ!?」

 

「だ、駄目だ! 軍だ! 軍を要請しろ! 俺たちじゃかなわん!!」

 

 実戦経験豊富な騎士を相手に蹂躙されてばかりな郷土防衛隊は、所有するMSのドートレスが全て撃破されれば、軍の出動を要請する。自分らの装備では、炎のバラ騎士団残党や狂気じみた社会的底辺の者たちに敵わないと判断したのだ。

 かくして、コヴナント戦争や今次大戦においても平和な星であったトーキョーの都市は炎に包まれた。

 

 

 

「おい、街の方から火が見えるぞ!」

 

 炎のバラ騎士団残党と社会的底辺の者たちが乗る機動兵器群に襲われている都市部の近くを通ったISAの輸送部隊は、都市から火が出ているのを目撃した。

 直ぐに移動を中止し、護衛部隊は直ちに周囲警戒に当たる。あと二日で長期休暇を貰えるカルネ・ヴィットリオ上等兵も輸送車の随伴車両である四駆乗用車から降り、M82A1アサルトライフルの安全装置を解除して警戒に当たった。

 

「たく、あと二日だってのによ! 一体なんだぁ?」

 

「俺に聞かれたって分からねぇよ。多分、反乱軍だろうな」

 

「俺たちはUNSCじゃないってのにな」

 

 楽な任務だと思っているカルネは文句を言いつつ周辺を警戒する中、同僚は都市部を攻撃しているのが反乱軍だと答える。その答えは間違っており、異世界より来た騎士団残党と徴用された現地人の部隊に都市が襲われている。

 そんなことを知らず、数機のガンダムを輸送するトレーラーを護衛している指揮車では、都市部で戦う郷土防衛隊から救援要請の無線連絡が聞こえて来る。

 

「郷土防衛隊より救援要請だ。どうする?」

 

「どうするって、俺たち輸送部隊だぞ? 護衛の奴らを向かわせるのが愚策だ。陽動の可能性がある」

 

 無線手が救援に向かうかどうかを問うが、指揮官は自分らが輸送部隊であり、反乱軍がこちらを狙っている可能性があると言って護衛部隊も出さないと答える。

 彼らはISAであり、UNSCとその統治に反抗する反乱軍との問題に首を突っ込む義理は無い。それにUNSCの陸軍や空軍が防衛に十分なくらいの部隊が駐屯している。例え同じ地球で共に戦う勢力でも、助ける義理は無いのだ。

 

「それにここには連中の陸軍や空軍の部隊が駐屯しているんだ。奴らに任せれば良い」

 

 指揮官がそう言えば、無線手は納得して救援要請を無視した。その時に、歩哨を担当していたカルネと同僚は何者かに首を撥ねられる。

 

「っ!? て、敵だァーッ!!」

 

 カルネの首が地面に落ちたが、余りにも速く斬り過ぎた為に首だけ数秒ほど生きていた。同僚の方は根元から血を噴き出して死んでいるが。カルネたちをやったのは、ルビーとサファイアである。

 

「ちっ、速く斬り過ぎたか」

 

「だが、問題はない」

 

 二名の歩哨を殺害したルビーとサファイアは、首だけになったカルマの叫びで気付いて自分らに向かってくるISAの護衛部隊に対し、二人の首を撥ねた剣で挑む。

 護衛部隊はライフルやライトマシンガンで武装しており、明らかに二人の方が不利に見えるが、二人には随伴部隊が居り、彼らが護衛の機動兵器部隊を片付けていた。護衛の機動兵器はここが安全地帯だと思ってか、スコープドッグやダガーLだけだ。対する騎士団はグレイズやレギンレイズ、KMFのサザーランドである。

 

『こちら第24輸送部隊! 正体不明の敵勢力に攻撃されている! 救援を請う! 繰り返す! 救援を請う!!』

 

 ルビーとサファイアに護衛や輸送部隊の将兵らが次々と殺され、騎士団のMSやKMFに機動兵器部隊が撃破される中、指揮官は付近の部隊に救援要請を出したが、先の友軍の救援要請を無視したように、誰も応じることは無かった。ガンダムを輸送する各輸送部隊が襲撃を受けているのだ。

 ガンダムを保管している基地も炎のバラ騎士団残党の襲撃を受けている。この安全と思われていたトーキョーへの攻撃に、駐屯する連邦軍は混乱状態に陥っていた。

 

「くそっ、何だこいつ等は!? うがっ!?」

 

「畜生が! 死ねぇぇぇ!!」

 

 味方が次々と惨殺されていく中、ISAの兵士はライトマシンガンを迫るルビーとサファイアに向けて乱射する。その弾幕を二人は掻い潜り、同時にマシンガンを乱射する兵士を同時に斬って殺害した。

 

「フン、他愛もない」

 

「では、戦利品を頂くとしよう」

 

 MSやKMF隊と共闘し、ISAの輸送部隊と護衛部隊を壊滅させたルビーとサファイアは、戦利品であるガンダムを取りにトレーラーに向かった。

 

「この野郎!」

 

 トレーラーに身を潜め、待ち伏せしていた兵士が居たが、双子のようなルビーとサファイアに拳銃を撃つ前に殺害される。その残党も後から来た騎士たちに皆殺しにされた。戦利品(ガンダム)を見たルビーとサファイアは、自分らに打って付けのガンダムであると舌を巻く。

 

「このガンダムはまさに」

 

「我らの為にあるような物」

 

 彼らが乗機として選んだガンダムは、ヴァサーゴとアシュタロンであった。

 ルビーがヴァサーゴに乗り込み、サファイアはアシュタロンに乗り込む。二人が乗った二機のガンダムは起動し、トレーラーから立ち上がる。他の騎士たちも輸送されていたガンダムに乗り込み、起動させて立ち上がらせる。

 

「こちらバラの花びら、種子を受け取った。繰り返す、種子を受け取った」

 

『了解した。直ちに雌しべに戻れ』

 

「了解」

 

 ガンダムの奪取に成功したことをルビーが回収部隊に知らせれば、回収部隊は暗号を使って座標に来るように指示を出す。その返答をサファイアが行えば、ガンダムを奪った炎のバラ騎士団残党は指定座標へと向かった。




ごめんなさい、作品が違うので殺す相手を変えました。

それと黒子猫さん、最終形態はやり過ぎなので、奪った物にしてごめんなさい。
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