【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:キュルイゼン
性別:男
年齢:不明
階級:不明
所属:ONIセクション0課
乗機:バーグラリードッグ
ONIセクション0所属の隊員。ブラボーチームリーダー。

名前:ライゼル・ラント
性別:男
年齢:30
階級:不明
所属:ONIセクション0課 アルファチーム
乗機:ガンダムF90 Fタイプ
ガンダムタイプのMSで編成されたアルファチーム所属の隊員。
キャラ提供はわかものさん。

名前:ドリス・ドール
性別:女
年齢:29
階級:特務大尉
所属:ONIセクション0課 チャーリーチーム
乗機:ダークダガーL

名前:ダリル
性別:男
年齢:25
階級:特務軍曹
所属:ONIセクション0課 チャーリーチーム
乗機:ダークダガーL

名前:ケイン
性別:男
年齢:23
階級:特務伍長
所属:ONIセクション0課 チャーリーチーム
乗機:ダークダガーL

名前:ジェナード
性別:男
年齢:22
階級:特務伍長
所属:ONIセクション0課 チャーリーチーム
乗機:ダークダガーL
概要:四名ともチャーリーチーム所属の隊員。ドリスをチームリーダーとしている。
キャラ提供は黒子猫さん。

版権キャラ

M.D.Sガイスト
バイオ原理と言う物で生み出された生体兵器「マッド・デンジャラス・ソルジャー」、通称MDSによって生み出された兵士。
連邦政府が統治している惑星ジュラの内戦の早期終結の為に生み出された兵士であるが、余りの凶暴さにジュラ正規軍は他のMDS共々ガイストを宇宙流しの刑に処される。
ガイストにとって戦いとは人生でゲームであるので、常に極限状態の戦闘を求めている。それ故に惑星一つの文明を滅ぼしたことも。
OVA装鬼兵M.Dガイストより登場。


海軍情報局(ONI)

 視点はガイストが居る世界に戻り、世界を崩壊させる中国の最終兵器を目覚めさせた彼は、その最終兵器が世界を焼くのをただ見ていた。敵も味方も関係なく、最終兵器である七体の龍は口から吐く炎で焼き払う。

 そんなガイストが被る兜に内蔵された無線機より、日本国の首相からの叱責の連絡が来る。

 

『お、お前ぇぇぇ! 自分が何をしたのか分かっているのかぁ!? 俺の、いや、日本による世界統治をぶち壊しやがったんだぞォォォ!!』

 

 鼓膜が破れるような声量でガイストを叱責する首相であるが、当の彼はなんとも思っていない。ただ目前で世界を焼く龍と戦いたくてウズウズしている。あれと戦うことに喜びを感じているのだ。

 

『数週間のうちに終わると思ってた地球のがん細胞の朝鮮半島如きに一年も掛かり、挙句に中国のシナ共との戦争が六年以上も掛かってる! 挙句に今は龍が空を飛んで人間や街を焼き払ってる! 全部お前の所為なんだぞガイストッ!! お前が俺の言う通りに動かない所為だ!!』

 

 その間にも首相は、ヒステリックな金切り声でガイストを叱責どころか、何もかもが終わりに近付いていると喚き散らす。

 事実、この惨状は全てガイストの所為でもあるが、彼は何の責任も考えてない。今のガイストはあの世界を焼いている龍に向いているのだ。無線機より聞こえて来る首相の金切り声は、ガイストにとっては雑音でしかない。

 

『聞いてるのかガイストぉ!? 約束が違うじゃないかぁ! 俺を日本国を再軍備化して大国にすることを条件に、お前の望み通りに戦争を起こしたんだぞ!? 俺も滅茶苦茶強いお前が日本の敵を全部やっつけてくれると思って、お前の言う通りに宣戦布告したんだぁ! それをなんでお前は世界を滅ぼすんだァ!? 話が違い過ぎるぞぉ!!』

 

 首相の言葉通り、日本国がアメリカやロシア、中国と同等どころか上回る軍事力を持った要因はガイストにあった。

 いきなり首相となる前の中年男の部屋に、ガイストが突如となく姿を現したようだ。彼は中年男を日本国の首相とする条件として、自分が好む戦争をすることを望んだ。

 

 再軍備化して直ぐの戦争はやや厳しいが、ガイストの異常すぎる戦闘能力を見て、彼は日本国をアメリカを抜く最強の軍事国家となることが夢では無いと判断し、彼の条件を呑んで日本国を物の見事に世界最強の軍事国家に成長させた。殆どガイストが一人で戦っていたが。

 交戦国となった大韓民国、朝鮮民主主義共和国、ロシア連邦をガイストは一人で屈服させた。ロシアは休戦条約を結んだだけだが、今の交戦国である中華人民共和国を倒したところで、攻めるつもりであった。

 

 だが、ガイストはこの世界の戦争に飽きてしまい、こうして自分が望む極限状態の戦闘が出来る中国の最終兵器を目覚めさせたわけだ。

 彼の好奇心で目覚めた七体の龍は、次に交戦する予定だったロシアやアメリカ、資源目的で占領するつもりであったアジア諸国、首相が性的目的で侵攻するはずであった欧州、交戦するつもりもない中東、アフリカなどを口から吐く業火で焼いている。

 焼かれる大勢の人々の断末魔が辺り一面から聞こえて来るが、ガイストは何の罪悪感も感じていない。それどころかいつあの世界を焼く龍が攻撃してもいいように、笑みを浮かべながら戦闘準備を進めていた。彼は常に極限状態の戦闘を求めているのだ。

 

『全部お前の所為だ!? 分かっているのかァ!? あぁん!?』

 

「お前のつまらんゲームは飽きた。これから俺のゲームを始める」

 

『げ、ゲームぅ!? お、お前ェ! この状況をゲームと思っているのかァ!? リセット出来ねぇんだぞぉ!』

 

 ようやく首相に返答したガイストの言葉は、信じられぬ物であった為に血管がはち切れそうな勢いで怒鳴りつける。この状況をゲームに例えたガイストは、全く気にすることなく戦闘準備を進め、それが出来れば満足したかのような笑みを浮かべる。

 自分の野望をつまらないゲームだと評したガイストに、首相は更なる怒りをぶつけようとしたが、彼のいる日本国首都である東京にも龍が現れ、その大都市を呑み込む炎に焼かれる。

 

『お前は悪魔だ! この世界を滅ぼす…ギャァァァ!! 熱い! 燃える…』

 

「豚が焼かれたか。さぁ、ゲームと行こうか!」

 

 業火で焼かれた首相の悲鳴の後に通信が途切れた後、ガイストは自分に向かってくる龍に笑みを浮かべ、自分のゲームを始めるために槍を持って龍に挑んだ。

 

 

 

 視点を惑星のトーキョーに戻し、ヒロイックな彩色のウィングガンダムに乗り込み、起動させて立ち上がらせたマリは、目前に見えるリーオーに向けて両肩のマシンキャノンを頭部のバルカン砲と共に放った。

 

『乗っているのはご主人殿ではない!? うわぁぁぁ!!』

 

 翼を広げて立ち上がったウィングガンダムに、乗っているのは自分らの主人では無いかことに驚き、部下たちが乗るMSやKMFは蜂の巣となって大破する。

 

『主の仇だ! 死ねぇぇぇ!』

 

 仇を取ろうと迫る他の敵機に対し、マリはシールドを取ってビームサーベルを抜いて対処する。近接戦闘用武器で斬りかかるイクナトの斬撃を躱し、胴体を切り裂き、二機目のイクナトを縦に半分に切り裂いて撃破した。

 一気に二機の敵機を撃破した後、こちらを巻き込む勢いでジェットストライカー装備のウィンダム編隊のミサイル攻撃が始まり、直ぐにシールドをを構えてミサイルを防ぎ切る。機体の装甲も含め、ミサイル攻撃を凌ぎ切れば、近くに置いてある専用バスターライフルまで下がり、それを手に取って上空のウィンダム編隊に向けて撃つ。

 

『高出力ビーム接近!』

 

『な、何ッ!? うわぁぁぁ!?』

 

 バスターライフルの威力は凄まじく、ウィンダム編隊はビームに呑み込まれた。このバスターライフルの過剰なまでの威力に、マリは都市部に居る人々のことを考えて危険すぎると判断する。

 

「これじゃあ、街を吹き飛ばしかねない。なら…!」

 

 街を吹き飛ばしかねないと判断したマリは、直ぐに機体の変形操作を理解し、それを実行して上空高く飛翔する。バード形態となったウィングガンダムに、セイバーフィッシュやフライマンタ、ジェット・コアブースター、スピアヘッドなどの連邦軍機は奪われた物と判断して攻撃してくる。

 

『上空にアンノウン!』

 

『敵だ! 多分、奪われたガンダムだ!』

 

『撃墜許可は出ているんだ! 各機、ミサイルを撃ちまくれ! 街の被害に構うな!』

 

 街の被害に構わずに、攻撃してくる連邦軍機の大編隊に対し、マリは飛んでくるミサイルを全て躱しながら機体をMS形態に変形させ、再びバスターライフルを放ち、航空機編隊の背後に居る空中戦艦や空中空母ごと消滅させる。

 

『なんだこの威力は!? ワァァァ!!』

 

 上空で爆発の連鎖が巻き起こる中、マリは、街の被害を気にせずに上空で戦う連邦軍と炎のバラ騎士団残党を見付け、それらを制圧するために機体をバード形態に変形させ、戦闘空域に向かう。

 高速で移動する最中に、ウィングガンダムを敵と認識した連邦軍機より執拗に攻撃されるが、大した腕も無いので容易に振り切れた。ジェットストライカー装備のダガーLにウィンダム、バリエント、ジェムズガン、ヘビーガンとGキャノン、アデルマークⅡ、エリアーズ、ジンクスⅡと言った集団に向け、マリは容赦なくバスターライフルを放って双方の大部分を消滅させる。

 バスターライフルの最大発射数は三発であるが、マリはシールドに予備バッテリーを搭載していることを知っているので、機体のMS形態に変形させてバッテリー交換を行い、再びバスターライフルを横に振りながら発射して上空の部隊に更なる被害を与える。

 

『あのガンダムは敵だ! 撃たれる前に落とせ! 落とすんだ!!』

 

 完全にマリを敵と認識した連邦軍はUCA海軍の巡洋艦一隻を差し向け、街を焦土に変えるようなミサイル攻撃を行うが、それらはウィングガンダムのバスターライフルの前に消滅する。更には巡洋艦まで届き、高出力ビームで撃ち抜かれた巡洋艦は、真っ二つに折れて地面に落下していく。

 巡洋艦すら仕留めたマリは、街の離れた先にビッグ・トレーなどの地上戦艦の艦隊を見付け、そこにバスターライフルを照準を向ける。街ごと敵を砲撃するつもりだと認識したのだ。

 

「て、敵機! こちらに照準を向けております!!」

 

「な、何をしておる!? 我が地上艦隊も主砲を撃て!」

 

「それでは街の味方や市民が…!」

 

「構わんッ!!」

 

 副官の反対に対し、地上軍指揮官は砲撃を命じる。その指示に応じ、ビッグトレーやヘビィ・ホーク級陸上戦艦、テンザン級陸上戦艦、ハンニバル級陸上戦艦と言った地上戦艦が雨あられと砲撃を行うが、マリが放ったバスターライフルで放った砲弾が消滅させられる。砲弾全てを消滅させた高出力ビームは、地上戦艦の艦隊に迫る。

 

『退避! 退避ィィィ!!』

 

「い、嫌だぁぁぁ! あぁぁぁぁ!?」

 

 地上戦艦の艦隊提督の悲鳴を最後に、地上戦艦の艦隊はバスターライフルのビームで消滅した。

 上空と地上からの街の脅威を文字通り消し去ったマリのウィングガンダムは、その姿に合う天使の如く街へと降り立った。

 

 

 

「あの女め、派手にやってくれたな」

 

 ターニャたちを置いて行き、四人を引き連れて出て行ったマクギリス等は、炎のバラ騎士団残党が奪うはずであったガンダムを先に奪取していた。

 ガンダムを輸送していた連邦軍の輸送隊は、街中で社会的底辺の者たちが乗る旧式機動兵器集団に襲われて全滅しており、トレーラーから飛び出したガンダムが散乱していたが、輸送部隊を襲った暴徒らはガンダムに目も暮れず、行ける者たちを襲っている。

 暴徒たちは鎮圧に来た連邦軍の隊と交戦状態に陥っており、更にマリが連邦軍の隊をウィングガンダムに乗って派手に暴れ回ったおかげか、こうしてマクギリス等がガンダムを容易に奪取できたわけだ。

 マクギリスが乗っているガンダムは、ストライクガンダムだ。ヤザンはZガンダムに乗り、デカルトはガンダムXに乗っている。

 

「ストライクガンダムか。何処に搬入する気かは分かるが、地上戦のウォーミングアップと行こうか。ヤザン、デカルト、そちらはどうだ?」

 

『まさか(ゼータ)なんぞに乗る羽目になるとはな。OKだぜ、旦那』

 

『こちらも問題はない。このガンダムはお月様が出てなきゃ、ただのガンダムだがな』

 

 どちらも通常通りに起動できたと返答すれば、マクギリスは残り二名が乗るガンダムに、搬入先であるスピリット・オブ・ファイヤに向かうように指示を出す。

 

「諸君らの腕なら、襲撃してくるONIに対処できるだろう。ウィングガンダムと(スペリオン)ガンダムは先に軌道エレベーターに行け。話は通してある」

 

『了解!』

 

 指示を出したウィングガンダムとSガンダムが過剰な火力を秘めているため、先にここから遠ざけた。残ったガンダムが何体か転がっているが、戦闘で破壊されていたので放置した。

 

『だ、誰か! 助け…』

 

 郷土防衛隊のドートレスが、暴徒が乗るMSに撃破される無線連絡を聞けば、マクギリスは派手にやり過ぎないように注意する。

 

「ここにも来たようだ。余り暴れすぎるなよ?」

 

『フン、分かっている。街をぶっ壊さず、俺たちを監視している奴らを始末しろって言うんだろ?』

 

『連中の気配は既に感じ取っている。広い場所で好きにやらせてもらう』

 

「そうしろ。私はここに来る奴を始末してから合流する」

 

 注意した後、ヤザンのZガンダムとデカルトのガンダムXは散り散りになった。一機となったマクギリスはストライクの両腰に収納してある二振りのアーマードシュナイダーを取り出し、両手で構えてこちらへ来る敵機に備えた。

 その敵機はただの暴徒が乗っている旧式機動兵器「MS-14ゲルググ」にしては動きが良過ぎて、現行機でもあるストライクダガーやジェノアスⅡを次々と撃破しながら来る。挙句に性能で勝るはずのジェガンJ型すら撃破し、マクギリスのストライクの前に姿を現す。ゲルググの動きを見て、マクギリスは即座に敵機に乗るパイロットが自分の知る装置を身体に埋め込んでいることを見抜いた。

 

「あの動き、阿頼耶識か!」

 

『アニメを馬鹿にする奴は…許さない…! 実写カス…! 三次元はカス! 二次元最高! アニメこそ最強ッ!!』

 

 ゲルググに乗る阿頼耶識を埋め込んだパイロットは、訳の分からない言葉を拡声器越しで叫びながらマクギリスのストライクに襲い掛かった。ビームライフルを撃つが、マクギリスは直ぐに回避行動を行い、機体唯一の射撃兵装である頭部バルカンことイーゲルシュテルンを撃つが、ゲルググもそれを避けてビームライフルで反撃してくる。ビームを避ける度に周囲のビルが破壊されていくが、ゲルググは関係なしにビームを乱射する。

 

『お前もアニメを馬鹿にする奴だなァ!? リア充は殺す! リア充は殺す! イケメンは殺すゥゥゥ!!』

 

「薬物も投与されているようだ。あのパイロットはこの一戦で死亡だな」

 

 叫びながらビームを乱射するゲルググにマクギリスは薬物を投与されていると見抜き、スラスターを吹かせてジグザグに動き、ビームを避けつつ敵機に接近する。

 

『うぃぃぃ! うりィィィ!! あ、あらぁ!?」

 

 余りにビームを乱射し過ぎた為か、ビームライフルがオーバーヒートした。この隙にマクギリスは急接近して、両手に握るMS用ナイフを突き刺そうとする。無論、接近してくるガンダムに、ゲルググも近接用のビーム薙刀で反撃してくる。上下ある放出口の上の部分からビームの刃を出し、それでストライクを突き刺す。

 

『死ねぇぇぇ! 串刺しィィィ!!』

 

 叫びながらビーム薙刀で突きまくるも、全て避けられてアーマーシュナイダーを胸部とコクピットがある腹部に突き刺されて無力化される。

 

『あげぁぁぁ!? し、死ぬっ!? でも、コンテニューを!』

 

「残念ながら、君はリトライは出来ない。これは現実と言うゲームで、死ねばゲームオーバーだ。来世は天変地異の力を得て、ハーレムでも築くが良い」

 

『そ、そんな…! 俺、まだ、死にたく…』

 

 アーマードシュナイダーを突き刺し、これから死ぬであろうゲルググのパイロットにマクギリスはゲームでは無く現実であると告げれば、そのパイロットは阿頼耶識の影響か、それともシュナイダーを突き刺して飛んできた破片が突き刺さったのか息絶えた。

 機能を失ったゲルググよりシュナイダーを引き抜き、それを両腰に戻せば、近付いてくるUNSC陸軍のジェガンD型四機に、自分が味方であることを無線連絡で告げる。

 

『そこのガンダム! 動くな!!』

 

「止せ、私は敵ではない。連邦宇宙陸軍所属、特務混成機甲旅団旅団長マクギリス・ファリド准将だ。認識番号はPD325。信じられぬと言うなら、連邦軍本部に問い合わせてくれたまえ」

 

 自分に実弾式ライフルを向ける陸軍機に対し、マクギリスが連邦軍に潜り込む際に使う身分を明かせば、友軍のUNSC陸軍所属のジェガン四機は友軍にそれを確認し、本物であると認識する。そのマクギリスの連邦軍の身分は、次期連邦軍総司令官と噂れる機体の史上最年少の若手元帥、エイミー・スナップとの裏取引で入手した物だ。

 若手の女性元帥が権限で作り上げた身分に、友軍のUNSC陸軍のパイロットたちはライフルを腰のラックに付けてMSで敬礼の体勢を取らせる。

 

『し、失礼しました閣下!』

 

「粗末な事はいい。それより、ストライクのソードパックを着けてくれないか? トレーラーの換装装置が故障していてな」

 

『はっ! 直ちに掛かります!』

 

 ジェガン四機にソードストライカーの装備を身に着けさせるように指示を出せば、将官からの指示にジェガン四機はストライクにソードストライカーを装着する。

 

『作業、完了しました!』

 

「ご苦労。諸君らは街の掃討に入れ、敵はまだ残っている」

 

『了解! お前ら、行くぞ!』

 

 換装作業が終われば、四機に街の掃討を行うように指示を出して離れさせた。

 

「さて、いつまで見ているつもりだ? そろそろ出てきたらどうだ?」

 

 四機の友軍機が離れた後、マクギリスは自分を狙う物の存在を感じ取り、拡声器を使って出て来るように告げた。すると、四機のガンダムF90が何処からともなく出て来る。

 

『我々の存在に気付いていたのか?』

 

「ガンダムタイプ、それもF90か、ONIめ。バエルがあれば、直ぐ終わったろう」

 

 出て来たF90はそれぞれ装備が施されており、完全にマクギリスをやるつもりだ。バエルを持って来れば良かったと後悔するマクギリスであるが、いま思っても意味が無いので、広い場所についてくるように告げる。

 

「諸君らも街に取り残された市民を巻き込むのは忍びないだろう? 広い場所へ移ろう。そこなら、存分にガンダムの性能を発揮できるはずだ」

 

『けっ! 何を言うかと思えば、下らんことを! お前はここで死ぬ…』

 

 このマクギリスの誘いに、一機のF90は直ぐに仕留めようとビームライフルを向けたが、素早く投げ出されたアーマーシュナイダーでコクピットを突き刺され、そのガンダムのパイロットは絶命する。余りの速さに残った三機は驚く中、三機の中の一機であるF90のFタイプに乗るライゼル・ラントは応じる。

 

『分かった、応じよう! 俺たちの行いで民間人が巻き込まれるのは不本意だ』

 

 このライゼルの判断に、別タイプの残り二機は異議を唱える。

 

『なんでこれから殺す野郎の要望なんぞ受け入れる?』

 

『隊長のはまぐれだ。今なら…!』

 

「いや、あいつはその気になれば、俺たちを皆殺しに出来る。俺たちの同じ土俵に立ってやると言っているのさ」

 

 二人の同僚の異議に対し、ライゼルはマクギリスが自分たちをその気になれば皆殺しに出来て、敢えて自分たちと対等に戦える場所に移動していると答えた。

 だが、そんなことで納得する同僚ではない。我慢ならないHタイプに乗る一人の同僚が持って居るバズーカをマクギリスが乗るストライクガンダムに向けて撃ち込もうとする。

 

『はっ! まどろっこしいぜ! 今なら背中がガラ空きだ!』

 

 バズーカを向けて撃ち込もうとしたが、この動作にマクギリスは直ぐに気付いて攻撃する。主兵装であるシュベルトゲーベルを素早く抜き、バズーカを撃とうとしたF90Hタイプを切り裂いた。続けて攻撃しようとした二機目を目にと止まらぬ速さで撃破する。一気に二機のガンダムを撃墜したのだ。余りの速さにライゼルは何の反撃も出来なかった。

 

『君も彼らと同じ末路を辿るかね?』

 

「うっ…! 分かった、直ちに向かおう。各チーム、手を出すな。民間人を巻き込む」

 

『アルファ2、何故だ? さっさと標的を仕留めろ!』

 

「もうバレてんだよ! 俺のケツを舐めろ! アルファ2、アウト!」

 

 ストライクのシュベルトゲーベルの剣先を突き付けられながら問われたライゼルは、決闘の申し出を受ける。これに合わせ、ライゼルは本部に自分の邪魔をしないように告げた。

 余りの馬鹿らしい要請に、本部は早く仕留めるように告げたが、ライゼルはもう襲撃はバレていることを告げて無線を切った。無論、本部が応じるはずが無く、予備のチームを送り込んでくる。

 

「急ごう。本部は約束を守らない」

 

『君ごとやるだろうな。さぁ、行こうか」

 

 本部が約束を守らないことを承知で決闘を受けたライゼルはそれを伝えれば、マクギリスも承知の上で急ごうと返した。

 かくして、二機のガンダムは民間人を巻き込まない広い場所へとスラスターを吹かせて向かった。

 

 

 

「ニートにDQN、ホームレスと言った社会的底辺共が、この俺に勝てる通りは無いんだよォ!」

 

 一方で別れたガンダムXに乗るデカルト・シャーマンは、旧式機動兵器に乗る社会的底辺の者たちを蹂躙していた。ガンダムXも旧式だが、性能ではガンダムの方が勝り、もはや実戦経験も碌な訓練も受けていない彼らでは的のようにビームで撃たれるか、ビームソードで切り裂かれるだけだ。

 尚、連邦軍機には手を出していない。マクギリスが用意した身分で前世と同じように連邦軍の大尉として、ガンダムXを正式に受理したことになっているのだ。

 

『や、止めて! 騎士団の人たちに、騎士団の人たちに脅されてやっただけです!!』

 

「そうか。死んだら神様に、チートやハーレムでも貰うんだな!」

 

 そう言って命乞いをするザクⅡのパイロットを、容赦なくビームソードでコクピットを突き刺して無力化させた。融合路には当たっていない。正確な無力化である。

 

「でっ、落ち武者共は見ているだけか?」

 

 周辺に居る陽動部隊の機動兵器を全滅させた後、デカルトは近付いてくるグレイズやゲイレールに最初から気付いており、出て来るように挑発する。

 

『お、おのれぇ~! 我々が奪うはずのガンダムを!』

 

「奪うなら二号機でもするんだな。だが、お前ら落ち武者共がガンダムに乗る資格は無い!」

 

『ふざけおって! 引きずり降ろして心臓を抉り出してやる!!』

 

 陽動部隊隊長が乗るグレイズ・リッターはデカルトの挑発に乗り、複数機による連携を取って突撃で仕掛ける。

 

「落ち武者のくせに律義に並んで突撃など、生意気なんだよ!」

 

 この連携を取った突撃に対し、デカルトは自分もビームソードを持って立ち向かった。

 

「フン、カス共が! MSなんぞに乗るんじゃねぇ!」

 

 Zガンダムに乗るヤザンも、社会的底辺の者たちの旧式機動兵器集団をたった一機で片付けていた。

 倒れた敵機よりその者たちが悲鳴を上げながら逃げれば、ヤザンは追撃することなく、出て来たONIの襲撃チームと交戦する。最初の一撃を躱せば、飛んできた方向へ向けてビームライフルを撃ち込んで、バーラリードッグを撃墜した。

 

「来たかい! 殺し屋共!」

 

 先の旧式機動兵器集団よりも面白い戦いが出来ると期待したヤザンは、次々と飛んでくるONIの襲撃チームの攻撃を躱しつつ、一機、また一機と撃破する。余りにも強いヤザンのZガンダムに、現状の戦力では対処できぬと判断したブラボーチームリーダーであるキュルイゼンは援軍を要請する。

 

「こちらブラボーリーダー、ATでは不利だ! MSを要請する!」

 

『了解した、ガンマチームを送る。それまで現状の戦力で対処せよ!』

 

 この要請に本部は、援軍が来るまでキュルイゼンはZガンダムと交戦する。ATとガンダム、もはや力の差は歴然であるが、ONIのボトムズ乗りはやるしかないのだ。

 

「えぇい、チビ助共が! 小賢しい!」

 

 流石にATは小さいのか、狙いが定まらないのでヤザンは苛立つ。それも街を破壊するなとマクギリスに言われているので、更に苛立ってしまう。埒が明かないと判断し、ヤザンは広い場所へと移動することにする。

 

「ここでは埒が明かん! 広い場所へ移動する!」

 

 広い場所へと移動する為、ヤザンはZガンダムをMA形態に変形させ、空高く上がって広い場所へと向かった。これをキュルイゼンのブラボーチームは追跡した。

 

 

 

「こちらチャーリー5、ウィングガンダムアーリータイプを捕捉。奪取された物と認定、交戦許可を」

 

 街の公園に降り立ったマリのウィングガンダムアーリータイプを補足したONI所属のダークダガーLに乗るドリス・ドールは、本部に捕捉したことを報告し、交戦許可を請う。

 

『こちらゴーストキャッスル、交戦を許可する。要請があれば増援を送る。オーバー』

 

「現状の戦力で敵の出方を見る。アウト」

 

 交戦許可を貰え、更には増援も確保できたことを知れば、ドリスは自分のチームと共にマリのウィングガンダムに攻撃を仕掛ける。

 ドリス機の無反動砲による攻撃に続き、同じ機体に乗るダリル、ケイン、ジェナードによる一斉射撃が始まる。この攻撃に気付いたマリは、機体を動かして躱し、出力を抑えたバスターライフルを撃ち込むが、過ぎに躱されて倍返しが来る。

 

「こいつら、例の…!」

 

 この統制の取れた奇襲攻撃を、直ぐにONIの襲撃チームの物と断定し、マリは本気になって襲撃チームを迎え撃った。




今回はガイストに、Wガンダム回です。

次回も色々と出て来るかも…?
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