【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:マイクリー中尉
性別:男
年齢:不明
階級:中尉
所属:ヘルガスト軍
乗機:ザクウォーリア
概要:ヘルガスト軍のパイロット。

名前:ユー
性別:男?
年齢:5歳?
階級:下級兵士
所属:惑星同盟軍 コヴナント軍正統派残党
乗機:コスモリオン
概要:グラントことアンゴイの少年兵。カーストの都合で乗り物類には乗れないはずだが、人手不足で乗れるようになった。
ただし、乗れるのは大量生産型の機動兵器ばかりであり、彼らアンゴイの生命が軽んじられていることは変わりない。

版権キャラ編

ミゲル・アイマン
SEEDの一話でキラにやられたジンに乗ってた人。黄昏の魔弾の異名を持つエースで、専用のジンがあったが、SEED開始前にMSVの青い人にぶっ壊された。
パーソナルカラーに肖ったハイネ専用のザクファントムに乗って参戦する。
搭乗機:ハイネ専用ザクファントム

ハイネ・ヴェステンフルス
ハイネさん。ガンダムで声が西川兄貴は、兄貴のスケジュールの都合上で死んでしまうが、このSSでは幻となったディスティニーガンダムに乗る。
搭乗機:ハイネ専用ディスティニーガンダム


ガルダーゴン本戦3

 一時は戦闘が中止したガルダーゴン本戦であるが、連邦軍が再編を済ませ、補給を終えれば、直ぐに再開された。

 

「来たのか! 今度こそ全滅させてやるぜ!」

 

 二度目の大攻勢に出た連邦軍艦隊に対し、クィン・マンサやゼダスMに乗るXラウンダーたちは意気込んで迎え撃つ。

 先に述べた両機だけでなく、強化人間専用の量産型キュベレイやヤクト・ドーガ、MAのα(アルパ)・パジール、クシャトリヤなど増加しており、更に連邦軍艦隊に被害を与えようとしていた。

 だが、攻勢を再開した連邦軍艦隊にはUNSC海軍最強の艦であるインフィニティやスパルタン、マクギリスの尖兵たる石動、ヤザン、デカルト、その他諸々の増援を受けている。これと対峙するXラウンダーたちは、地獄を見る事となる。

 

「敵部隊接近中! MAも含まれております!」

 

「機体照合確認、クィン・マンサ、クシャトリヤ、量産タイプのキュベレイ、ヤクト・ドーガ、α・アジール、ゼダスM型です!」

 

「強化人間とXラウンダーの連合部隊か。厄介だな。私も出撃するか。艦長、頼んだぞ」

 

 ラー・カイラム級戦艦「ミルコネン」の艦橋内にて、レーダー手がXラウンダー部隊の接近を知らされる中、通信手は機体を照合し、データにある機体名を告げる。厄介な相手が来たことを知らされた石動は自分も出撃する他ないと判断して、艦の指揮を艦長に任せて出撃するために艦橋を離れた。

 石動が向かう前に、ヤザンは搭乗機であるZガンダムに乗り込み、甲板でワイヤーで固定されていた大隊規模のクランシェと共に出撃しようとしていた。

 

「ヤザン隊、発進する! 貴様ら、遅れるな!」

 

『はっ!』

 

 出撃すると管制官に告げ、ヤザンは配下のクランシェ隊に指示を出してからカタパルトを使って出撃する。勢いよくカタパルトで出撃したヤザンのZガンダムは、そのまま戦闘機形態に変形する。ガンダムAEGー2の量産型タイプであるクランシェは最初から戦闘機形態であり、ヤザンのZガンダムの背後から編隊を組んでついてくる。

 

「良いか、お前たちは俺のバックアップをすれば良い。下手に前に出れば、死ぬぞ」

 

 次に出撃するのはデカルトだ。彼はマクギリスより譲り受けたνガンダム・ダブルフィンファンネルで出撃する。出撃前にデカルトは随伴するジェガンJ型に乗る部下たちに向け、バックアップに徹するよう指示を出す。それから機体の両足にカタパルトを装着し、出撃すると管制官に告げる。

 

「デカルト・シャーマン、νガンダム・ダブルフィンファンネル。出撃する!」

 

 管制官に言った後、デカルトのνガンダムは出撃した。その後よりデカルト指揮下のジェガン隊がカタパルトなどを使って出撃していく。

 ヤザンやデカルトの出撃後、自分の機体であるウィングガンダムがあるハンガーへたどり着いた石動がそれに乗り込み、カタパルトまで機体を進めながら管制官に戦況を問う。

 

「先発隊は交戦を開始したか?」

 

『はっ、既に先発隊は敵迎撃隊と交戦開始。敵の強化人間部隊はこちらに接近しつつあります』

 

「ヤザンとデカルトを当たらせろ。私も援護する!」

 

『了解であります!』

 

 敵Xラウンダー部隊には、ヤザンとデカルトを当たらせろと指示を出した頃にはカタパルトに両足を装着した後であり、石動のウィングガンダムは出撃しようとしていた。

 

「石動・カミーチェ、ウィングガンダム出撃する!」

 

 管制官に出撃すると告げた後、石動のウィングガンダムは戦艦ミルコネンより出撃した。

 

 

 

 前線で戦闘が再開される中、ストライクに乗り、艦載AIであるイザベルのサポートを受けて同盟軍の遊撃艦隊を撃退したマリは、スピリット・オブ・ファイヤに帰投していた。

 ハンガーに着くなりイザベルの入ったメモリを引き抜き、コクピットから飛び出てパイロットスーツのまま艦橋を目指す。報告もせずに入って来るマリにカーターやマクギリスを除く艦橋内のクルー達が白い目で見る中、彼女はイザベルのメモリを元に入っていたとされる個所に差し込んだ。イザベルは艦長にただいまと言って、マリは最高のパイロットであると告げる。

 

『艦長、ただいま戻りました。不安でしたが、艦長の読み通りマリ・ヴァセレートは最高のパイロットです』

 

「おかえり、イザベル。済まなかったな。それとヴァセレート中佐。イザベルを無事に連れ戻してくれたことに感謝する。少し悪いが、君なら無事に帰還できると読んでいただがね」

 

 何処の者かも分からないマリに、イザベルを預けたのは彼女の腕を見込んでのことだ。これにカーターはイザベルに謝罪し、マリにも試したことを謝罪する。

 

「当然だよ、カーター艦長。装備と機体の機動力が更に高ければ、敵の遊撃部隊を短時間で殲滅できたことだろう」

 

 彼女の腕前を分かっているマクギリスは、帰って来るのは当然のことだとカーターに告げる。更には機体がストライクよりも高性能な機体であれば、敵遊撃艦隊を殲滅できたとも言う。余り買い被り過ぎだとカーターは言いたかったが、若い上司の顔を立てて言わなかった。しかし、AIであるイザベルは口にしてしまう。

 

『買い被り過ぎでは? 我が連邦軍にストライクを上回る機体は、当艦にはありませんが』

 

「それもそうだな。中佐には専用の機体が必要だよ。中佐だけのな」

 

「それよりも、味方に撃たれ掛けたんだけど。あれもあんたの読み通り?」

 

 マクギリスの買い被り過ぎていると言えば、彼は無頓着なイザベルに乗らず、マリ専用機が必要だと言い始める。

 そんな状況下の中で、マリは自分が味方に撃たれ掛けたことを告げ、それもカーターの読み通りなのかと問う。これには流石のカーターも、鳩が豆鉄砲を食らったかのような表情を浮かべ、その後から頭を抱える。

 

「イザベル、なぜ言わなかったのだ?」

 

『聞かれませんでしたので。あぁ、事実ですよ。味方のマゼラン級とネルソン級戦艦の基本照準が私と中佐が乗るストライクでした。明らかに我々を狙った物です』

 

「呆れた、またAIが裏切ると思っているのか」

 

『あの状況で裏切ると想定するのは、いささか妄想が過ぎます』

 

 何故それを最初に言わなかったと問えば、イザベルは聞かれなかったと答えた。その後から後方支援の補給艦を護衛する連邦や連合の戦艦より狙われた詳細を語り、更にカーターの連邦軍に対する不信感を抱かせる。

 苦悩する老練な艦長の姿を見たマクギリスは、自分らの陣営にカーターを引き入れるチャンスであると捉える。敢えて何も言わず、カーターが友軍の艦艇、それもUNSC以外の艦艇を警戒するように指示する様子を見ていた。

 そんな最中、マリは出撃するので別の機体は無いのかと問う。

 

「出撃するけど、機体ある?」

 

「少し休んでいかないのかね? まぁ、前線は一機でも欲しているようだ。確か、搭乗者不明のPTがあったな。確か名前は…」

 

「ヴァイスリッターだ。本来は射撃専門だが、ソードを装備して近接戦闘能力を有している」

 

「それだ。それが余っていた。動かし方は分かるのかね?」

 

 空気を読まずに聞いてくるマリに呆れながらカーターは休まないのかと聞くが、前線が一機でも機動兵器を欲していると思い、出撃の許可を出した。

 PTがあると思い出し、機動兵器に慣れないカーターはそれがどんな名前か思い出せなかった。代わりにマクギリスが名前を言って、カーターに思い出させる。動かし方は分かるのかと問うカーターに、マリは何も答えずに艦橋を出ていく。

 

「大丈夫ですかね、彼女は?」

 

 休まずに次の出撃に向かうマリに、カーターはマクギリスに大丈夫なのかと問う。これにマクギリスは笑みを浮かべながら彼女は想像を超える存在であると答える。

 

「彼女は我々の想像を超える存在だ。この戦いは我が連邦軍の勝利に終わるだろう。アクシデントが起こらぬ限りな」

 

「はぁ…つまり彼女は女神だと?」

 

「そう捉えても構わない。私は女神では無く、悪魔だと思うがね」

 

 マリは想像を超える存在であり、勝利をもたらしてくれると言うマクギリスに、意味が分からないカーターは勝利の女神なのかと問うが、彼は女神では無く悪魔だと答えた。

 

「…理解した兼ねますな」

 

 マクギリスの考えを全く理解できないカーターはこれ以上何も言わず、職務に戻った。

 

 

 

『今度はかなりヤバそうだな!』

 

「あぁ、Xラウンダーと呼ばれる超人兵士集団もいるようだ」

 

 増援として前線に到着し、ロックを始めとするオシリスチームやスパルタンらはインフィニティより出撃して展開する。

 前方で展開される大激戦を見たフルアーマーΖΖガンダムに乗るバックが口にする中、元ONIの工作員である情報通のロックは、搭乗するエクスバインのコクピット内で直ぐに突撃した友軍艦隊と交戦しているのが、噂に聞いていたXラウンダー部隊であると見抜く。

 新手として現れたインフィニティより出て来るガンダムタイプやPT集団に、Xラウンダー部隊は通常の人間が乗る部隊よりも面白い敵だと判断して襲い掛かる。

 

『あれはガンダムタイプのMS!』

 

『先の連中よりは面白そうだ! 行くぜ!』

 

 ゼダスMに乗るXラウンダーたちは凡人だらけな相手に飽き飽きしており、スパルタンのような面白い敵と戦いたく、襲い掛かる。ファイアーチームオシリスやブルーチームの面々はXラウンダーのような者たちと戦った経験があった。

 

『こいつら、今までの奴らとは違うぞ!?』

 

『攻撃が躱される!?』

 

「フォアランナーを思い出せ! あいつ等と同じような物だ!」

 

 今までの敵と違うXラウンダーの動きに翻弄される中、ロックはフォアランナーの戦士たちとの戦闘経験を思い出せと言って柔軟に対応する。スパルタンとは言え、元は人間が乗るガンダムタイプやPTが自分らに対応してくることにXラウンダーたちは驚きの声を上げる。

 

『な、なんだこいつら!? 俺たちに対応してくるぞ!』

 

『奴らもXラウンダーか!? それとも連邦の強化人間か!?』

 

『畜生、出来るからって調子に乗るな!』

 

 対応してくるエクスバインに乗るロック、ゲシュペンストS型に乗るホリィ、統合ストライカーパック装備のストライクEに乗るオリンピア、フルアーマーZZガンダムに乗るロックのファイアーチームに、Xラウンダーたちは苛立ちを覚え、一機が鈍いであろうZZに突撃する。

 

「こういう奴は、背後から襲ってくるもんだ!」

 

 突っ込んでくるゼダスMにバックはワープして襲い掛かって来るフォアランナーの戦士を思い出し、ハイパービームサーベルを素早く抜いて前から仕掛けると見せ掛けるフェイントをかけ、背後へ回った敵機を切り裂く。大きなビームの刃で切り裂かれたゼダスMのパイロットは何が起きたか理解できず、爆発する機体と運命を共にした。

 

「馬鹿な!? ただの人間が俺の動きを…」

 

 元は降下軌道兵(ODST)、今はスパルタンⅣであるバックがXラウンダーが乗るゼダスMを撃破したことに、他のXラウンダーたちは戦慄を覚える。

 

『サクボが撃墜された!?』

 

『あいつ、人間が乗っているのか!?』

 

『畜生、人間風情が! ぶっ殺してやる!!』

 

 仲間を撃破されたことで激昂し、次々とゼダスMが変幻自在な機動を行いながら襲い掛かるが、それと同等な敵と交戦経験がある者たちは柔軟に対応していた。

 

『畜生! このガンダム擬きが!!』

 

「コツが掴めれば、対応しやすい」

 

 激高して両手のビームを高機動を取りながら乱射するゼダスMの攻撃を躱すロックはXラウンダーとの戦い方のコツを掴み、最低限の動きを取って攻撃を躱しつつ、プラズマライフルを敵機が向かう方向を予想して発射する。複雑な動きで照準を取らせまいとするゼダスMはそれを逆手に取られてしまい、避ける進路に放たれたプラズマ弾に自然に命中して撃破された。

 ホリィのゲシュペンストSに挑んだゼダスMも機動力を接近戦で封じられ、機体の必殺技であるゲシュペンスト・キックを胴体に入れ込まれた。エネルギーを込めた強力な蹴りであるため、そのまま真っ二つになって爆散する。

 ストライクEに乗るオリンピアは連携を取って向かってくるゼダスM三機に対して一斉射で散会させ、背後に回ろうとする一機をシールドのガトリングで撃ち落とした。接近戦を挑む二機目の斬撃を躱してから対艦刀で撃破し、残る一機をロックと同じように逃げる進路にビームライフルを撃ち込んで撃破した。

 

『や、奴らは何なんだ…!?』

 

『俺たちの動きを読むなんて!?』

 

 スパルタン・ロック率いるオシリスにXラウンダーたちが狼狽えたが、Xラウンダーたちを圧倒していたのは彼らだけではない。

 かつてはマスターチーフが属していたブルーチーム、スパルタンⅣのチームの一つであるマジェスティックチーム、インフィニティのスパルタン全チームを率いるスパルタンパーマーにXラウンダーたちが駆る機動兵器は次々と撃破されていた。

 

「チェストォォォ!!」

 

 スパルタン・チェーストが駆るソードカラミティは、浮足立っていた量産型キュベレイ一機を両腕のソードで切り裂いて撃破する。その背後よりスパルタン・ゼラズニイのスーパーガンダムが背後に着き、チェーストのソードカラミティを撃破しようと背後から迫るクシャトリヤをビーム・ランチャーで撃破した。

 他のスパルタンらが駆るガンダムタイプにヤクト・ドーガなどが撃破され、あれほど連邦軍本隊に再編を強いたXラウンダー部隊はインフィニティとスパルタンの登場によって圧倒されつつあったが、Xラウンダーが駆るクィン・マンサが居る戦区では、未だにそのクィン・マンサが脅威となっている。

 

「クソっ、なんだあの馬鹿でかい戦艦とガンダム共は!? クソっ、邪魔だ!」

 

 クィン・マンサに乗るXラウンダーは友軍機が次々と撃破されるのを見て怒りを覚え、邪魔な連邦軍艦艇や機動兵器をファンネルや胸部のメガ粒子砲で次々と撃破していく。そのMAと対峙している部隊の中に、インフィニティに随伴していたUNSC海軍の第3艦隊も含まれており、クィン・マンサの攻撃でアバーテのオータム級重巡洋艦が戦線離脱を余儀なくされる。

 

「左舷ダメージ拡大! 隔壁閉鎖!!」

 

「これ以上の戦闘不能です!」

 

「ぬぅ…! 離脱する! 僚艦に打電せよ!」

 

 艦長であるアバーテの指示でオータム級重巡洋艦が戦線を離脱していく中、猛威を振るうクィン・マンサに本隊と合流したドライドのスタークジェガンの中隊が迫る。

 

「このデカ物が! 食らえ!!」

 

 ドライドは中隊機と共にミサイル攻撃をクィン・マンサに放つが、展開されたファンネルで全て迎撃され、逆に中隊諸とも返り討ちにされる。

 

「うわぁぁぁ!!」

 

 ファンネルによる攻撃を受けたドライドのスタークジェガンは爆発の直前に脱出ポッドが射出され、同じ第1連合打撃艦隊所属のダガーLに回収される。続けてミラージュコロイドを使い、背後よりクィン・マンサに接近したタクトの105ダガーであったが、相手はXラウンダーである。その殺気に気付いて大型ビームサーベルで彼が振るおうとしていたアロンダイトを切り裂いた。

 

「殺意で分かるんだよ!!」

 

『うわっ! なんで気付いた!?」

 

 気付かれたことに驚きを隠せないタクトであったが、逃げる間もなくファンネルによる全方攻撃を食らう。幸い、コクピットがある部分には命中しておらず、タクトは無事であった。

 三名を立て続けに戦闘不能に追い込んだクィン・マンサであるが、ここにヤザンのZガンダムとデカルトのνガンダム・ダブルフィンファンネルが迫る。

 

 

 

『こちら第18艦隊、損害多数! 誰か、誰か助け…』

 

「面白い奴が居るようだな」

 

『あぁ、この辺の雑魚共とは違う、俺と似たようなのがな』

 

 クィン・マンサにやられる味方の悲鳴が無線機より聞こえる中、ヤザンとデカルトはそのクィン・マンサのいる宙域へと急行する。そんな彼らに、ヘルガスト海軍のマイクリー中尉が乗るザクウォーリアと複数の僚機が襲い掛かる。

 

「ガンダムめ、叩き落してやる!」

 

 意気込んだ台詞を吐き、ヤザンとデカルトに挑むマイクリー中尉とその僚機たちであったが、ガンダムの元へはたどり着けず、随伴のクランシェの連携によるビーム攻撃で僚機諸とも撃破される。

 

「よーし、僕もガンダムをやっつけるぞぉーっ!」

 

 爆発が起こる中、ヤザンのZガンダムの下方よりコスモリオンの編隊が間髪入れずに襲い掛かる。そのコヴナント仕様のコスモリオンに乗るグラント(アンゴイ)であるユーは、意気揚々にヤザンのZにプラズマ弾の嵐を浴びせた。

 

「下からか! 雑魚共が! 舐めるな!!」

 

 気付いたヤザンは機体をMS形態に変形させ、ビームライフルを撃ち込んで次々と撃破する。余りにも多くの味方機が秒単位で撃破されるのを見て、ユーは戦意を喪失してパニックとなり、早々に離脱してしまう。

 

『ギャァァァ! 味方がやられたァァァ!!』

 

「フン、腰抜けが!」

 

 逃げるユーのコスモリオンを追撃せず、友軍艦隊を攻撃するα・パジールに接近する。近付いてくるZにα・パジールがメガ粒子砲やファンネルなどで迎撃を試みるが、ヤザンはニュータイプとも渡り合ったこともあり、その全てを避けられ、ビームライフルの先端より発せられたビームサーベルを首元に向けて投擲する。

 勢い良く投げられたビームライフルは首元に突き刺さり、α・パジールは爆散しながら落ちていく。

 

「出来ない奴が乗る強化人間専用のMAは、このヤザンとZの組み合わせには勝てんのだ!」

 

 敵機よりビームライフルを引き抜いたヤザンは、次なる敵機を落としながらクランシェ隊と共に前進を続けた。

 

「お前たちは出来るようだが、このデカルト・シャーマンの前では劣等種に毛が生えた程度なんだよ! フィンファンネル!!」

 

 Xラウンダーが乗る量産型キュベレイやヤクト・ドーガ、クシャトリヤ、ゼダスMに対し、イノベイターたるデカルトは自分の前では人間に毛が生えた程度と蔑み、ダブルフィンファンネルを展開して一気に全滅させる。

 たまに通常の兵士らが乗る機動兵器が殺到してくるが、バックアップのジェガンJ型の隊に阻まれ、標的を定めたデカルトのダブルフィンファンネルの餌食となる。無惨に爆散していく自分が劣等種と蔑む者たちが駆る機動兵器を見てデカルトはほくそ笑む中、次なる標的をクィン・マンサに定めた。

 

「あのデカ物が厄介だな。お前たち、邪魔の排除は頼んだぞ。俺はデカ物をやる」

 

『はっ!』

 

 随伴のジェガン隊に指示を出した後、全兵装を持って連邦軍の本隊を蹂躙するクィン・マンサに単独で挑んだ。

 ビームサーベルでドレイク級フリゲート三隻を続けて撃破したクィン・マンサのXラウンダーは、迫って来るデカルトのνガンダムに戦慄を覚え、近くのクラップ級巡洋艦をファンネルで撃沈させてから迎え撃つ。

 

「うぅ! なんだこの感覚は!? あ、あの大型のガンダムか! この不快な感覚は! 危険だ!!」

 

 デカルトの脳波を感じ取り、危険と判断してファンネルに排除させようと展開したが、排除に向かわせたファンネルはビームライフルや頭部バルカン砲で次々と迎撃される。

 

『ふぁ、ファンネルを撃ち落とすだと!?』

 

「見えるんだよ! お前の攻撃全てがな!」

 

 ファンネルを迎撃されたことに驚きを隠せないXラウンダーに対し、デカルトは自分にはすべて見えると言ってクィン・マンサの拡散式メガ粒子砲を避けながらダブルフィンファンネルを展開する。

 展開されたダブルフィンファンネルは一斉にクィン・マンサにビームを浴びせ、一気に大破させる。だが、クィン・マンサはまだ生きており、確認しに来たデカルトのνガンダムに大型ビームサーベルを振るう。

 

『死ねぇぇぇ!!』

 

「フン! この、死にぞこないがぁぁぁ!!』

 

 最後の斬撃を避けたデカルトは、νガンダムの背部にある大型ビームサーベルを抜いてクィン・マンサにとどめを刺した。頭部にあるコクピットに突き刺したため、乗っていたXラウンダーはビームの刃を受けて消滅した。

 これにより、連邦軍はXラウンダーの壁を突破できた。だが、壁はもう一枚あった。

 

『インフィニティとスパルタンがXラウンダーを突破したぞ!』

 

『一気にファーストダウンだ! 突っ込めぇぇぇ!!』

 

 Xラウンダー部隊がやられたことにより、同盟軍の防衛線は瓦解した。その隙を逃さずに勢いに乗った連邦軍が雪崩れ込み、一気に防衛線を突破する。

 ガルダーゴンまで目と鼻の先。そう思っていた連邦軍であったが、最後の壁が彼らの前に立ちはだかる。

 

「ナチュラル共が! Xラウンダーを突破したくらいで、生意気なんだよ!!」

 

 勢いによって雪崩れ込んだ先発のヘビーガンやGキャノンの混成部隊に、ブレイズウィザードを装着したオレンジ色のザクファントムが迫り、ビーム突撃砲を連発し、先発のヘビーガンとGキャノン部隊を攻撃する。空かさずに反撃する混成部隊だが、相手はエースが乗るザクファントムであり、一気に全滅させられる。

 

「MS隊全滅! こちらに来ます!」

 

「あ、あのザクは…!?」

 

 艦載機の全滅を聞き、サラミス改級巡洋艦の艦長は迫りくるオレンジ色のザクファントムに刻まれたエンブレムを見て思い出す。

 

「フン、雑魚共が!」

 

 そのザクファントムに乗るパイロットの名はミゲル・アイマン。黄昏の魔弾の異名を持つザフト軍のエースパイロットである。ミゲルが乗るザクファントムに取り付かれたサラミス改は対空弾幕を行うも、瞬く間に突破されてビームトマホークを艦橋に叩き込まれて撃沈された。

 

「Xラウンダーが居るから、俺らコンクルーダーズの出番が無いと思ってたが、まさか出番が回って来るなんてな…」

 

 ザフト側のガンダムタイプのMS、ディスティニーガンダムに乗るオレンジ色の神を持つ青年は、自分が率いる隊の出番が回って来たことに驚きつつも、自分の責務を果たす為に単機で連邦艦隊に突っ込む。

 向かってくる自軍より更なる高性能のオレンジ色のガンダムに対し、決死の迎撃を行う連邦軍であるが、エース部隊を纏める隊長が駆るディスティニーの前に撃破されるばかりだ。

 十数機のジャベリンやドートレス・ネオ、ウィンダムにクランシェの混成部隊は瞬きする間に一気に撃破され、数隻はあった艦艇も同じように次々と轟沈する。多数の艦艇と艦載機の迎撃を物ともせず、それを躱しながら次々と撃破して連邦軍の先発隊に多大な被害をもたらす。

 爆発の連鎖を背景に、連邦軍の前に立ちはだかったディスティニーガンダムに乗るパイロットの名はハイネ・ヴェステンフルス。彼もミゲルと同じようにエースパイロットであり、エース部隊「コンクルーダーズ」を率いる隊長でもある。

 

「褒めてやるよ、Xラウンダー隊を突破したことには。だがな、今度の壁は厚いぜ? そう簡単に突破できると思うなよ!」

 

 ガルダーゴンに雪崩れ込まんとする連邦軍に向けてハイネはそう宣言した後、オレンジ色のグフイグナイテッドやオレンジ色の左肩のザクウォーリア、ミゲルが駆るザクファントムと共に迎え撃つ。




ハイネェェェ!!

次回はマリマリがヴァイスリッターに乗って、俳優なCVのデカルトVS歌手がCVなハイネ&ミゲル戦です。
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