【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
性別:男
年齢:25歳
階級:陸軍一等兵
所属:連邦陸軍機動歩兵
乗機:フェーズ1アーマー
概要:二年の訓練を終えて機動歩兵となったアラブ系の男。
名前:ファル・ドバール
性別;女
年齢:31歳
階級:曹長
所属:UNSC海兵隊 第1海兵師団
乗機ではなく武器:M739ライトマシンガン、M41SSR多目的ロケットランチャー
肝っ玉母ちゃん的な姉御肌の海兵隊員。
キャラ提供はリオンテイルさん。
名前:ミスティ・エーデル
性別:女性
年齢:19歳
階級:上等兵
所属:連邦陸軍機動歩兵
武器:フェーズ3・砲撃型
黒に近い茶髪を三つ編みおさげにしている地味系女子。訓練を終えたばかりの新兵で本来は後方での雑務を担当する筈が、前線に人手が足りず且つ武装が砲撃型だったため引っ張り出されてた可哀相な子。
名前:ジョセフ・グロスハイム
性別;男
年齢:41歳
階級:中尉
所属:UNSC海兵隊 第1海兵師団
武器:MA5ライフルD型(背負えるなら敵陣突破や退却時用にM41SSR多目的ロケットランチャー)
才能が有るわけでも運が良いわけでも無く、過酷な訓練と仲間との連携で実戦をくぐり抜けてきた燻し銀。(可能なら副隊長的な立ち位置で)周囲に気を配り隊員を支え、いざと言うときは殿を務める事も多々有る。
キャラ提供はkinonoさん。
名前:ザン・バーガー
性別:男
年齢:23
階級:曹長
所属:連邦陸軍機動歩兵
武器:フェーズ2
ボサボサヘアーの面倒見が良い兄貴分。真面目な性格故に振り回されている不憫な人。
キャラ提供はわかものさん。
名前:イオラ二等軍曹
性別:女
年齢:25
階級:二等軍曹
所属:UNSC海兵隊員
武器:M41SSR多目的ロケットランチャー 弾が入った弾倉
概要 軍帽が似合うアメリカ系女性。
キャラ提供は団子狐さん。
名前:アンドリュー・ウィルソン
性別:男性
年齢:25
階級:上等兵
所属:UNSC海兵隊
武器:MA5ライフルD型
戦闘中でもガム嚙んでることが多いアメリカ系。民間の頃は野球投手(二軍)でその肩で手榴弾投げが得意な兵士。
名前:グエン・ヴァン・キム
性別:男性
年齢:27
階級:特技兵
所属:UNSC海兵隊員
武器:M739ライトマシンガン
目付きが鋭めのベトナム系。分隊支援要員。
名前:ハミルトン・ゲイル
性別:男性
年齢:27
階級:伍長
所属:UNSC海兵隊員
武器:SRS99-5対物ライフル
若干細身な金髪アメリカ系。狙撃手、お喋りでスラングもよく吐く。
名前:ガースキー・カマロフ
性別:男性
年齢:31
階級:軍曹
所属:UNSC海兵隊
武器:M41SSR多目的ロケットランチャー
無精髭生やしたガタイの良いロシア系。勇猛な対戦車兵でよく怒鳴る。
名前:カイン・マイナン
性別:男性
年齢:24
階級:伍長
所属:UNSC海兵隊員
武器:M739ライトマシンガン
若手のイギリス系。分隊支援火器の軽機関銃を装備する下士官。
元MP(憲兵隊)という異色の経歴で射撃技術が良かったゆえ前線部隊行きになった。メンタル面においても凶悪犯やテロ屋相手にしてきたため意外と肝が据わっており慎重な性格のため前線でも充分使えると上から判断されている。
キャラ提供はスノーマンさん。
名前:リック
性別:男
年齢:22
階級:伍長
所属:連邦陸軍機動歩兵
乗機:フェーズ3アーマー(機動型)
名前:ニック
性別:男
年齢:26
階級:曹長
所属:連邦陸軍機動歩兵
乗機:フェーズ3アーマー(砲撃型)
名前:ムン・ジェジュン
性別:男
年齢:24
階級:一等兵
所属:UNSC海兵隊員
武器:MA5Dアサルトライフル、M41SSR多目的ロケットランチャー。
名前:シュウ・ホワン
性別:男
年齢:24
階級:一等兵
所属:UNSC海兵隊員
武器:MA5Dアサルトライフル、M45Dショットガン。
キャラ提供は黒子猫さん。
ガルダーゴンの地上戦が各地で行われる中、降下地点を守るフェーズ3アーマーを中心とした機動歩兵部隊に、孤立した同盟軍の決死隊が攻撃を仕掛けて来た。
「直ちに戦闘配置! 敵の決死隊だ! 奴らは死に物狂いで仕掛けて来るぞ!! こちらも死ぬ気でやれぇ!!」
投降を拒み、自殺覚悟で向かってくる同盟軍の決死隊に対し、降下地点を守る機動歩兵中隊の隊長は部下たちに戦闘配置に着くように怒号を飛ばして部下を配置に着かせる。
この中隊も少なからず損害を受けており、人員補填の為に後方から増員を行っていた。その中には後方で雑務を担当するはずであったミスティ・エーデルも含まれ、ヘルメットを被っていない彼女は、震えながら中隊長に自分は戦闘員では無いと告げる。
「あ、あの大尉殿。自分は後方勤務なのですが…」
黒味がかった茶髪の三つ編みおさげを揺らし、自分は機動歩兵の訓練を終えているが、後方勤務であると告げるが、中隊長は容赦なく彼女を戦闘配置に着かせる。
「後方勤務? 上等兵、お前は機動歩兵だろ!? 速く配置に着け!」
「そんな…!? 訓練は受けていますが…」
「機動歩兵なら戦うんだ! お前は護身用に機動歩兵の訓練を受けたのか!? 死にたくなければとっとと配置に着けぃ!!」
「は、はいぃぃぃ!!」
反論するミスティに対し、中隊長は無理に言って従わせた。
ヘルメットを被り、自動でバイザーを締めたミスティは機動型のリック伍長と同じ砲撃型のニック曹長が居る陣地の配置に向かう。そこの塹壕に入れば、二名のベテラン機動歩兵が挨拶してくる。
「よう、ルーキー。後方勤務なのに前線勤務になるとは災難だな」
「機動歩兵だからな。後方勤務から前線送りなんぞ、しょっちゅうなことよ」
そう言う二名のベテラン機動歩兵であるが、ミスティは納得していない。彼女がこれに反論するよりも前に、同盟軍の決死隊は攻撃を仕掛けて来る。
「来たぞ! 各員、引き付けてから撃て! 慌てて撃つんじゃないぞ!!」
決死隊が破竹の勢いで陣地に迫る中、中隊長は引き付けてから撃つと言って中隊の将兵らに慌てて撃たないように号令を出した。
付近の友軍部隊は既に決死隊によって壊滅させられており、運よく生き延びた歩兵は逃げている間に射殺された。助けられなかったことが悔やまれると思うが、これで誤射を気にせずに撃つことが出来る。
砲撃型のロケット弾の射程距離内まで決死隊の先発が近付けば、直ぐに砲撃型の機動歩兵は背中のロケットランチャーを展開させる。だが、中隊長はまだだと告げた。
「待て! ライフルの射程距離まで入ってからだ! 慌てるんじゃない!」
そう言われて砲撃型の機動歩兵はロケットランチャーを展開したまま待機した。
やがてライフルの射程距離まで決死隊が迫ると、中隊長はライフルの安全装置を解除してから射撃命令を出す。
「よし、撃って良いぞ! 撃ちまくれ!」
号令を出した後、自分もライフルを迫りくる決死隊に向けて撃ち始める。それと共に砲撃型は収納式ロケットランチャーを展開し、残弾を気にすることなく撃ち続ける。収納式自動機銃を展開するアーマーを来た機動歩兵も居た。
引き付けた甲斐があってか、その効果は絶大であり、死を厭わない突撃を行った決死隊はかなりの死傷者を出す。だが、同盟軍の決死隊は倒れてうめき声を上げる戦友を気にすることなく、敵陣に突撃し続ける。
「こ、こいつ等…! 怯まず突っ込んできます!!」
「エイリアン共め、ヤクを打ってやがるな!」
「こうなれば胴体を撃っても突っ込んでくる! 足を狙え! 確実に殺すなら頭を撃ち抜け!」
これほどの一斉射にも関わらず、怯まずに突っ込んでくる同盟軍の歩兵たちにミスティはライフルを撃ちながら恐怖する中、ベテランの機動歩兵であるリック伍長は戦闘薬物を投与していると判断する。
ニック曹長は確実に殺すなら頭部を撃つか、足を撃って動きを止めろと指示を出してから頭を狙って撃ち始める。部下のリックもそれに従って頭を撃てば、射撃に自信が無いミスティは足を撃つ。ニック等が属する第二小隊が防衛するエリアでは何とか耐えていたが、第三小隊が守っていたエリアが突破された。
『こちら第三小隊! 突破された! 接近戦になっている! これより小隊は最終エリアまで後退する!』
「第三小隊のガンマが突破されたか! どの小隊の砲撃手でも良い! ガンマエリアを砲撃できる者はいるか!?」
第三小隊より敵の突破と後退の報告を受けた中隊長は、所属する各小隊の砲撃型に砲撃を要請する。だが、どの小隊も使い切ったと報告する。
『こちら第一小隊、砲撃型各員残弾無し!』
『こちら第二小隊、我々も同じく残弾無し!』
『こちら第四小隊、総員撃ち切りました!』
「くそっ、こうなれば俺が後退の援護を…」
『いえ、こちら第二小隊。ニックの分隊が四発ほど残しております!』
使い切ったとの報告に中隊長は自分一人で第三小隊の後退を援護しようとしたが、第二小隊の隊長はニックが四発ほど隠し持っていたことに気付き、それを報告した。
「馬鹿者! なんでそれを報告しない!?」
『予備の為に、持っておきましたので…』
「速く撃て! 第三小隊が離れているんだ!」
ニックの言い訳に、中隊長は速く撃てと怒号を飛ばした。これに従い、リックは予備に隠し持っていたロケット弾をニックの砲撃型アーマーのロケットランチャーの後部に装填する。
「おい、そいつにも装填しろ」
「もう一発撃つんでは?」
「二人の方が良い。出来るか、エーデル上等兵?」
装填を終えたリックに、ニックは同じ砲撃型であるミスティにも装填するように命じた。もう一射撃つのではと言うリックに対し、ニックは二人の方が効果的と答え、ミスティに出来るかを問う。
「はい! やるしかないんでしょう!?」
「ふっ、物言いは気に入らんが覚悟は良い! リック伍長、上等兵にも装填しろ!」
これにミスティはやるしか無いと判断して、首を縦に振った。
同意を得たことで、リックはニックに言われた通りにミスティのロケットランチャーにロケット弾を装填、装填が終わったことを確認すれば、分隊長が向ける方向へ収納式ロケットランチャーを向ける。
「座標、ガンマエリア! 撃てッ!!」
ニックの指示でミスティは同じ方向へ向けてロケット弾を発射し、そこから雪崩れ込もうとする同盟軍の決死隊を吹き飛ばした。
着弾して爆発した後、決死隊と思われる将兵の肉片が降って来る。それと同時に前線が安定したのか、余剰戦力が守っている中隊の増援として派遣される。フェーズ1とフェーズ2アーマーを混成とした機動歩兵二個分隊だ。
足りないと思われるだろうが、既に同盟軍決死隊は中隊の死守によって既に壊滅状態であり、一人当たり戦車一個小隊と戦闘ヘリ一機に相当する戦闘力を持つ機動歩兵二個分隊で十分であった。
「ジャンキー共め! 纏めて焼いてやる!!」
歩兵から機動歩兵に転向し、訓練を終えたマルジン・アジャンは、纏うフェーズ1アーマーの小型火炎放射器を取り、自分らに向けて弾丸を浴びせて来る敵決死隊に炎を浴びせる。マルジンだけでなく、他のフェーズ1アーマーの機動歩兵も火炎放射を浴びせ、決死隊を焼いていく。
焼かれた決死隊はなおも敵陣への突撃を止めなかったが、意志よりも先に身体が燃え尽き、バタバタと倒れていく。まだ動く者はフェーズ2アーマーの機動歩兵が使う折り畳み式ライフルの掃射を受けて倒される。
これらの機動歩兵二個分隊の増援により、降下地点周辺の安全は確保され、戦闘は無事に終了した。
「クソっ、敵の反撃だ!」
UNSC海兵隊の第1海兵師団前面に展開していたザン・バーガー曹長が属する機動歩兵大隊は、師団規模の敵の反撃を受けていた。直ぐにザンは持っている折り畳み式ライフルで反撃を行うが、師団規模で反撃を行う同盟軍には豆鉄砲程度だ。
「直ぐに師団本部に知らせろ! 敵、師団規模の反撃アリとな!」
大隊に同行した第1海兵師団所属の偵察大隊のジョセフ・グロスハイム中尉はMA5Dライフルを撃ちながら塹壕に飛び込み、その塹壕で無線機を操作する無線兵に、所属師団に敵の反撃を知らせるように怒号を飛ばす。
これに応じ、無線兵がジョセフに言ったことを師団本部に伝えれば、師団本部より第一防衛線まで後退するように指示が出たと報告する。
「中尉、師団本部より第一防衛線まで後退しろと! 大隊本部からも出ています!」
「持つはずが無いからな! 後退するぞ! 持ち運べん装備は破壊しておけ!」
この報告にジョセフは師団本部や大隊本部の命令に応じ、M41SSR多目的ランチャーを構え、前進してきた敵偵察車を撃破してから持ち運べない装備は破壊しろと命じる。
海兵隊の偵察大隊各員が車両などに乗り込み、退却していく中、機動歩兵大隊の後退は遅かった。これに疑問を抱いたジョセフは、他の機動歩兵と同様にライフルを撃ちながら下がるザンに事情を問う。
「殿を務めるのか? いくら機動歩兵でも、師団規模の敵は抑えられんぞ!」
『俺たちは連隊本部より遅滞戦闘を命じられている。お前ら
「一個大隊で師団相手に遅滞戦闘をやるつもりか!? 一分も持たんぞ!」
『煩いぞ! お前ら海兵とは違って俺たちは機動歩兵だ!』
連隊本部より遅滞戦闘を命じられているので、速く後退しろと返したザンに対し、ジョセフは一個大隊では一分も持たないと言うが、彼は無視して戦闘に戻った。
「勝手にしろ! 助けてくれと叫んでも助けんぞ!」
無茶な命令に従い、自分の提案すらプライドで一蹴するザンに、ジョセフは勝手にしろと告げ、ランチャーを背負いながら大隊と共に第1海兵師団の防衛線まで後退した。
同盟軍の師団規模の反撃を知った第1海兵師団は、第一防衛線を担当する隷下旅団に予備連隊などの兵力を増員し、防衛線を固めていた。師団隷下の捜索大隊なども増員する。
その中にはキム・ヨンジ三等軍曹、ファル・ドバール曹長、イオラ二等軍曹、アンドリュー・ウィルソン上等兵、グエン・ヴァン・キム特技兵、ハミルトン・ゲイル伍長、ガースキー・カマロフ一等軍曹、カイン・マイナン伍長、ムン・ジェジュン一等兵、シュウ・ホワン一等兵の姿があった。
「直ちに配置に着け! 敵は直ぐに来るぞ!!」
士官が配置に着く海兵隊員らを先導する中、塹壕や機関銃陣地、迫撃砲陣地などに着いた海兵隊員らは手にしている武器の安全装置を外し、向かってくるであろう敵襲に備える。
「撃つなよ! 来るのは味方だ!」
重機関銃が向かってくる人影に向けて照準を向けるが、隣に居る士官より来るのは機動歩兵に随伴していた偵察大隊の隊員であると告げて撃つなと叫ぶ。士官の言う通り偵察大隊の海兵隊員らは全力疾走で陣地に近付き、直ぐに戦闘配置に着く。ワートホグなどが付近に止まり、それに乗っている大隊長が敵の数を告げる。
「敵は凄い数で迫るぞ! 推定二個師団以上だ!」
「なんですって!?」
「ありったけの人員を集めろ! 俺の大隊から二個中隊を回す! 他の師団に増援も要請しておくんだな!」
数を報告した大隊長は、ワートホグに揺られながら師団本部にまで向かった。
スコーピオン戦車やウルヴァリン自走砲、対空チェーンガン装備かロケットランチャー、ミサイルランチャー装備のワートホグが配置に着く中、海兵隊員らは自分らに迫る二個師団相当の敵の襲撃に備えた。
「はっ!? 準備砲撃だ! 全員伏せろ!」
砲声を聞いた双眼鏡を持つ士官が敵の準備砲撃を知らせれば、海兵隊員らは付近の塹壕に飛び込んだ。
全員が塹壕に飛び込んだ後、同盟軍の準備砲撃で数々の陣地が吹き飛ばされ、数量の戦闘車両も吹き飛ばされる。数十名の海兵隊員らも吹き飛ばされた。
機動戦を重視してか、砲撃は数分程度であり、そこから同盟軍の機甲部隊が海兵隊員らが守る陣地に雪崩れ込んで来る。砲撃を塹壕に飛び込んで凌いだ前線指揮官は塹壕から飛び出し、双眼鏡を持って後方の砲兵連隊に阻止砲火を行うように叫ぶ。
「来たぞぉ! 敵の機甲部隊だ! 師団規模が突っ込んできやがる! 無線兵、直ちに砲兵連隊に砲撃要請だ! 総員は対戦車戦闘用意!!」
無線兵には砲撃要請を命じ、戦闘配置に着く者たちには対戦車戦闘を命じた。
海兵隊が守る陣地に接近する敵機甲部隊は戦車などの戦闘車両のみならず、バクゥやザウートなどのMS、ファッティーなどのATも含まれており、かなり大規模な物であった。その背後から多数の歩兵部隊が続いている。
出来る限り数を減らそうと、阻止砲撃が行われたが、敵は損害に構わず前進してくる。遂に射程距離内まで敵が迫って来た。
「航空支援は!?」
「他でも反撃が始まっていてこっちには回せん! 支援無しでも耐えるんだよ!」
「無茶苦茶だ!」
迫る敵の機甲部隊に航空支援は出せないのかと問う海兵隊員に対し、前線指揮官は無しでも耐え抜けと無茶ぶりを言う。
阻止砲火を抜けた同盟軍の機甲部隊が続々と接近する中、仕掛けられた地雷原に入った。次々と機甲部隊が被害を出すが、それでも構わずに前進してくる。そんな機甲部隊に更なる損害を与えるべく、砲撃を生き延びたスコーピオン戦車部隊は砲火を浴びせる。
これで敵の戦力をかなり削ぎ落したが、歩兵部隊の方はまだ元気だ。前線指揮官は的確な指示を飛ばす。
「火力のある兵装を持つ隊は敵機動兵器に集中しろ。歩兵は戦車や敵歩兵に集中せよ! 空も見張れ! ガンシップも来るはずだ! 奴らを絶対に通すな!」
戦闘車両部隊は機動兵器などに集中するように命じ、歩兵部隊には敵歩兵と戦闘車両部隊、上空の戦闘ヘリに集中するように命じた。
その指示通りに海兵隊員らは防戦を開始する。スコーピオン戦車や自走砲、ミサイル装備のワートホグは敵機動兵器を。歩兵部隊は敵戦車や戦闘ヘリ、歩兵部隊を。各々決められた戦闘を行う海兵隊員であるが、当然ながら被害が出る。
「い、イオラ二等軍曹が!?」
M41ロケットランチャーで敵戦車を撃破した軍帽を被った海兵隊員であるイオラであったが、その直後にプラズマ弾によって頭部を吹き飛ばされた。近くに居た装填手は驚きの声を上げ、頭の無い彼女の身体から認識票を取る。
「ぷっ! くたばれエイリアン共!!」
味が無くなったガムを吐き捨てたアンドリューは、野球の経験を生かして手榴弾を前進してくる敵歩兵部隊に向けて投げようとした。だが、その手は敵の狙撃手に吹き飛ばされ、落ちた手榴弾は爆発してアンドリューを殺す。隣でM739ライトマシンガンを撃っていたベトナム系の海兵隊員であるグエンを巻き込んだ。
「二名死亡! クソったれめ!」
付近でSRS99-5対物ライフルで狙撃を行っていたハミルトンは二名が死んだことで苛立ち、仇を討とうと狙撃を続行する。ワザと足を撃ち、敵兵を悶え苦しませる。そこを助けようとする敵兵に向けて撃ち込み、被害を出させる。中々酷い手であるが、敵に対して効果的な手である。
だが、次に死亡したのはその手を使ったハミルトンであった。彼と観測手は狙撃に集中するあまり、弾幕を掻い潜って突っ込んできた両手にプラズマグレネードを握ったアンゴイ、特攻グラントに気付かず、特攻で吹き飛ばされた。
「スナイパーがやられた! 敵が入り込んだぞ!」
ハミルトンらがやられたことで、次々と特攻グラントが入り込んでいることに気付いた。気付いたムンはロケットランチャーを置き、アサルトライフルを持って迎撃したが、敵の戦闘車両の攻撃で上半身を引き裂かれた。
「畜生が! 死ね! 死ねぇぇぇ!!」
ムンを殺されたことに激怒したシュウはライフルを棄て、得意なM45D散弾銃を取り、撃った反動でポンプを引いて次弾を薬室に送り込むスラムショットと言うやり方で、突入してくる敵歩兵を射殺したが、ファッティーのヘビィマシンガンを撃ち込まれ、原形を留めない状態となる。
「この帰る野郎が!!」
無精髭のロシア系の海兵隊員であるガースキーが、シュウを始めとする海兵隊員らを惨殺するそのファッティーをロケットランチャーで撃破する。続けざまに突っ込んでくる敵車両を撃破したが、バクゥのミサイルポッドの攻撃で吹き飛ばされて戦死した。
その他にも防衛線に食い込んだ敵歩兵や車両部隊によって、次々と海兵隊員らは散って行く。乱戦状態となった陣地内での戦闘で、戦意を徐々に失う海兵隊員らであったが、何名かは懸命に陣地内に侵入した敵に対処していた。
「全く、増援はまだなのかい!」
ロケットランチャーを背負い、この乱戦状態でライトマシンガンで的確な射撃を行うファル曹長は、増援はまだなのかと言う。
「来るでしょうな! それまで我々が生きていればですが!」
偶然にもファルの近くに居る元
海兵隊と同盟軍の地上軍の激しい攻防戦が行われる中、第1海兵隊師団本部近くでは、新たなる増援が前線に送り込まれようとしていた。
切りが良いので投稿しました。
次もまた激戦になる予定です。