【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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名前:ムクド・ガリーム
性別:男
年齢:23歳
階級:上等兵
所属:COG歩兵隊
武器:ランサーアサルトライフル
概要:ロシア系の歩兵、歩兵隊の中では優男に見える、あくまでも相対的評価。
キャラ提供はリオンテイルさん。

名前:パーク・デイヴィット
性別:男性
年齢:28
階級:上等兵
所属:COG歩兵隊
武器:ランサーアサルトライフル
ヘビースモーカーで煙草よく吸っているアメリカ系。歩哨、ポーカーで負けが込んでいるため早く交代して取り戻したいと考えている。
キャラ提供はスノーマンさん。

版権キャラ

マスターチーフ
HALOをご存じなら、知るぞと知る伝説のスパルタン。
三作目は異能生存体顔負けの活躍を行い、世界中を熱狂させた。
四作目からは守護天使であり最高の相棒とも言えるコルタナとの別れで、兵器から人となってしまい、吹替声優も変わって情けなくなってしまったが、最新作に期待。
搭乗機はテムジン マスターチーフスペシャル(フォアランナーモデル)

デルタ部隊の奴ら
Gears of Warを知っているならご存じの愉快なガチムチの男たち。
参戦作品にGears of Warがあるので、出て来なければおかしいので、今回はゲストとしてご登場。


伝説のスパルタン、再び!

 日が沈んだ後、橋頭保を確保し、砲撃陣地を破壊したODSTと合流したターニャ等本隊は、COGの部隊と合流して休息を取っていた。

 一連の戦闘はターニャにとっては前世のライン戦線や東部戦線を遥かに上回る地獄であった。前世のルーシー赤軍を遥かに上回る敵の数に、ターニャは参ってしまい、ミニョルアーマーを着たままぐったりしている。

 それでもスパルタン、それも本物の如く健闘した為に本物と認識され、友軍からは英雄と注目されてしまう。

 

「あの中身は女なのは確かだが、顔はどうなってんだろうな?」

 

「戦争で大怪我したって噂だぜ。子供には見せられねぇ面をしてんだろ」

 

 付近で野営するCOGのデルタ部隊の隊長、黒いバンダナと黒い顎鬚が特徴な大男、マーカス・フェニックスはスパルタンとしてのターニャの素顔が気になる。同僚であるドミニク・サチャンゴことドムは、噂を信じて大変な重傷を負って見せられない顔をしていると言う。

 

「よし、俺の勝ちだ!」

 

「クソっ、またかよ!」

 

 坊主頭の黒人であるオーガスタス・コールは、煙草を咥えているパーク・デイヴィットにポーカーで勝利した。

 

「ちっ、ついてねぇな! そんで歩哨の時間か! クソったれめ!」

 

「お前は分かり易いんだよ。これが決め手だって顔に書いてあるんだからな。」

 

 勝ったことでガッツポーズをするコールに対し、パークは苛立ちを覚えて歩哨に向かう。コールはそれを煽ったが、彼は聞くことなく歩哨へと向かっていく。そんな彼のことを気にすることなく、コールはロシア系のムクド・ガリームと呼ばれる上等兵とポーカーを続ける。

 パークが抜けたことで、コールは友人が自分以外居ないデーモン・ベアードをポーカーに誘う。

 

「おい、ベアード! お前もポーカーやらねぇか!?」

 

「いや、このブロンドの天才が参加すれば、お前らはすっからかんだ」

 

「やらねぇのか。よし、続けるか」

 

 コールに誘われた同僚のベアードは、同盟軍より奪った機器を弄りながら自分が参加すれば他のプレイヤーが大損すると言って断る。それを知れば、コールはムクド等と共にポーカーを再開する。

 そんなこんなで、束の間の休息を各々のやり方で過ごす機動歩兵、ODST、COGの将兵たちであったが、同盟軍はそんな彼らに容赦なく襲い掛かる。

 

「なんだ?」

 

 吸い終わった吸殻を捨て、もう一本を箱から出して再び口に咥えたパークは、地面から鳴る音に気付き、手にしている銃身にチェーンソーが付いたランサーライフルの安全装置を解除する。

 音が鳴った方を調べようとした瞬間、パークは地面より飛び出してきた者に、鋭利な刃物で真っ二つに切り裂かれた。パークを切り裂いた際に大きな音を立てたので、マーカスたちに気付かれる。

 

「クソっ、ローカスト共だ!」

 

「地底人共のお出ましだ!」

 

 気付いたマーカスが飛び起き、ランサーライフルを取って穴から次々と出て来るローカストのドローンを撃ち始める。ドムも続いてライフルを手に取り、寝ていた同僚たちを蹴り起こしてマーカスと共に迎撃に向かった。

 

「起きろスパルタン・ターニャ! 敵襲だぞ!」

 

「クソっ! ローカスト共め! 休ませろ!!」

 

 副官であるアーデに起こされ、まだ疲労が残っているターニャは苛立ちながら目覚め、バトルライフルを取ってローカストの迎撃に向かった。

 付近に積み上げた土嚢に身を隠し、有象無象に接近してくるローカストらの迎撃を行う。数は不明であり、無線機を背負った通信兵は本部にローカスト襲撃の報を知らせる。

 

「こちらドッグ1! 敵襲だ! 地中から多数のローカストを確認! 数は連隊か旅団規模! 直ちに増援を請う! オーバー!」

 

『こちらドックハウス、了解した。直ちに増援部隊を派遣する。それまで持ち堪えろ! アウト!』

 

 通信兵の要請に対して本部は、増援部隊を派遣するからそれまで持ち堪えろと指示を出す。それを終えた通信兵は受話器を無線機に戻し、ランサーライフルを持ってローカストの迎撃を行う。

 寝起きのターニャは起きた眠れる獅子如く強く、たった一人でローカストの襲撃部隊を圧倒していた。目に見えるローカストらは次々とバトルライフルで射殺されて行き、中には殴られて頭を吹き飛ばされるか、踏み潰されて殺されるドローンも居る。

 分厚い皮と頑強な頭蓋骨を持つグレネディーアですら、スパルタンとなったターニャの前では潰される肉塊にしか過ぎず、バラバラに引き裂かれた。ブーマーと呼ばれる個体も襲い掛かるが、ドローン同様に撃ち殺されるか引き裂かれるだけだ。

 更に死んだCOGの兵士よりランサーライフルを取り、銃身に着いたチェーンソーを使って向かってくるローカストらを次々と切り裂いていく。

 

「なんで援護しないんだ!?」

 

 当の単独でローカストを圧倒しているターニャは援護を欲していたが、副官であるアーデを含め、前回同様に誰も援護しようともしなかった。ローカストを相手にしてきたマーカスたちはターニャの余りの強さに、援護の必要も無いと判断する。

 

「おい見ろ! なんだあいつは!? 俺の現役時代並みのプレーじゃねぇか!」

 

「おぉすげぇ! あいつ一人でローカスト共をミンチにしてるぞ!」

 

「あれがスパルタンって奴かぁ! 俺もなりてぇ~!」

 

 コールがターニャの強さに現役選手時代の自分のようだと言えば、それに反応してみたベアードは驚きの声を上げる。デルタ部隊で唯一正規品のヘルメットを被っているカーマインは、スパルタンになりたいとまで言う。

 

「すげぇ奴だ。援護は必要か?」

 

「いらねぇだろ。誤射しちまうか巻き込まれちまう」

 

 ローカストを銃身のチェーンソーで始末したマーカスは、ターニャに援護は必要かどうかをドムに問えば、同僚は邪魔になると答えた。

 

「それもそうだな。あの戦い様だ。返って邪魔になる。向こうはあいつに任せて、俺たちは俺たちの砲をやろう」

 

 ドムの答えにターニャの暴れぶりを見ていたマーカスは納得し、自分らの持ち場の掃討に集中することにした。

 またしてもターニャは単独での戦闘を強いられた。自分は援護して欲しいのだが、必死に生き延びようとする意志が裏目に出て、周りからは必要ないと思われる。

 

「あの、大隊長は?」

 

「いらん。あの様子では、間違って殺される」

 

「確かに…」

 

 別の方で迎撃を行うイヴ人らの方で部下の一人が援護すべきではと問うが、向かう者全てを殺し続けるターニャの動きを見せているので、アーデは迂闊に近付ては間違って殺されると答えた。

 彼女の周りは辺り一面がローカストの死体で溢れており、地面はローカストの地で赤く染まっていた。大型のローカストですら、ターニャの前では肉塊に等しい。味方の兵士らは引いており、誰も近付こうともしなかった。

 

「終わったな」

 

「あぁ。奴の周りは死体の山だ」

 

 マーカスらがローカストが出て来る穴を塞いだ頃には、ターニャは全てのローカストを殺し終えた後であった。彼女の周りにはローカストの血と内臓、そして死体で溢れている。

 襲撃して来たローカストを排除したターニャはその場で倒れ込み、日が昇る空を見上げていた。

 

「やっと終わった…もう勘弁してくれ…」

 

 次の襲撃が来ないことを祈りつつ、長時間の戦闘で疲弊しきったターニャは抵抗せず、迫る眠気に身を任せて眠りについた。

 

 

 

 場所は変わり、内戦後の惑星サンヘリオスでまたも争いが起こっていた。

 

「行けぇ! コヴナント復活の為、今度こそ腑抜けのアービターを打倒するのだ!」

 

 アービターことゼル・ヴァダムが率いる政権側であるサンヘリオスの剣と対峙するストームコヴナント残党は何処からか入手した通常型デストロイガンダムを投入し、政権側であるサンヘリオスの剣の守備軍を圧倒していた。

 サンヘリオスの剣も量産型ヒュッケバインMkーⅡなどの機動兵器を有しているが、巨体と圧倒的な強さを持つデストロイには敵わず、コヴナント戦争時代より使っている兵器共々破壊されるばかりだ。

 

「あ、アービターはまだか!?」

 

「宇宙の敵艦隊に阻まれて、救援に来られん!」

 

「狼狽えるな! アービターが居なくとも、我らで耐えてみせるのだ!」

 

 デストロイに蹂躙されるサンヘリオスの剣の戦士たちであるが、それでも主君の留守を守るために戦う。

 そんなサンヘリオスの剣の戦士たちに、コヴナント派のサンヘイリ族が乗るデストロイは容赦なくビーム砲を浴びせて燃やしていく。それでも戦士たちは街を、主君であるアービターが帰る場所を守るために戦い続ける。

 

「アービター無きサンヘリオスの剣など、この人類が作り上げたデストロイの前ではアリその物よ!」

 

「隊長! 右側面より接近中の物あり!」

 

「何奴!? 映像を見せい!」

 

 抵抗を続けるサンヘリオスの剣を侮る台詞を吐く残党軍の隊長に、右側面より接近してくる新手が来ると副砲手より知らされる。これを受けた隊長は直ちに見せるように指示を出せば、副砲手は迫る物体を移した映像を見せた。

 そこに映っていたのは、隊長がコヴナント戦争時代に知る人物であった。

 

「あ、あれはマスターチーフ…!? あ、悪魔では無いか! 何故サンヘリオスに居るのだ!?」

 

 映像に映っていたのは、かつてコヴナント戦争にて、単独で数も火力も圧倒する自軍を恐怖のどん底に叩き落した緑のミニョルアーマーを纏うスパルタン、マスターチーフであった。

 人類製の四駆のバギーであるマングースに跨り、真っ直ぐデストロイガンダムを目指して突っ込んでくる。

 

 ハルゼイ博士が提案したスパルタン計画の二番目、提案した本人も完璧と言わしめたスパルタンⅡに属する四十人の中の一人だ。圧倒的な戦闘力を有しており、コヴナント軍も一人殺すのに手を焼いた。

 マスターチーフはその中で最も強く、コヴナント軍は倒せず、挙句に内部分裂まで起こして敗退した。コヴナントにとってはアービターに次ぐ最も憎むべき相手であるが、最も恐ろしく、悪魔と言うに相応しいスパルタンである。

 

「あ、あれがマスターチーフ…! どうします!?」

 

「こちらにはデストロイがある! 人間の作り上げたこの兵器で奴を消し去ってくれるわ! 全照準を悪魔に向けるのだ!!」

 

 悪魔と呼ばれたマスターチーフであるが、自分らはそれを粉砕できるデストロイガンダムに乗っている。MA形態の四門のビームキャノンを撃ち込めば、マングースに乗るチーフを一撃で消滅できるだろう。

 そう判断した隊長は砲手に砲撃を命じた。それに合わせ、チーフの居る方へ向け、四門のビームキャノンを撃ち込む。強力なビームが自分に向かって飛んでくるが、チーフは怯まずに突き進んでくる。

 どう避けても余波で消し飛ぶのだが、チーフはそれを理解しているので、ビーム攪乱幕を内蔵した弾頭を装填したロケットランチャーを取り出し、それを片手で軽々と持ち上げ、空中に向かって放った。

 

「着弾! っ!? ビーム攪乱幕です!」

 

「ビーム攪乱幕だと!? 小癪な! ミサイルを撃ち込め!!」

 

 放たれた弾頭はビームが届く前に爆発し、ビームを無効化する成分を巻き散らした。その為か高出力エネルギー砲のビームは無効化されてしまう。即座に隊長はミサイルで対処するように指示を飛ばす。

 直ぐに六連装ミサイルが放たれ、チーフに向かって飛んでいくが、彼はランチャーを捨てて素早く短機関銃に持ち替え、あろうことかミサイルを迎撃した。並の人間ならまず不可能な芸当だ。

 

「み、ミサイル…迎撃されました!」

 

「ば、馬鹿な…!? フレアでもばら撒いたと言うのか…! 機体をMS形態へ変形させろ! もう直ぐ攪乱幕から抜ける! スキュラで消し炭にするのだ!!」

 

 ミサイルが迎撃されたことを信じられないでいたが、まだ武器があるので直ぐに対応を命じる。

 この間にチーフはビーム攪乱幕の範囲を抜けており、デストロイガンダムに近付きつつあった。MS形態に変形したデストロイは胸部の荷電粒子砲を発射し、更にはミサイルや両手のビームまで放った。並大抵の人間なら消滅しただろうが、チーフはこれを避けていた。

 こちらの攻撃を避けながら迫りくるマスターチーフに対し、隊長らは恐怖を覚える。

 

「こ、こちらの攻撃が避けられております!」

 

「そんな馬鹿な…!? 奴は不死身なのか!?」

 

 攻撃を避け続け、向かってくるチーフに対して隊長は不死身なのかと思い始める。あれほどの攻撃、機動兵器に乗らねば避けられる物ではない。それをマスターチーフは軍用バギーであるマングースでやっているのだ。恐怖を覚えるのは無理もないだろう。

 目と鼻の先になった際に両腕部誘導攻撃システムを使い、遠隔操作でチーフを攻撃した。その攻撃は流石に避け切れないのか、命中して爆発する。

 

「標的に命中!」

 

「フン! 慌てさせおって! 標的へ進路を向けろ!」

 

「はっ!」

 

 チーフを倒したと思った隊長らは一安心した。あれほどの攻撃だ、死ななければ本物の悪魔である。

 そう思っていた隊長らであったが、マスターチーフはコヴナントが恐れた通りに悪魔であった。爆炎の中からチーフが飛び出し、左腕のアンカーをデストロイに向けて打ち込み、コクピットがある部分まで登って来る。隊長らはそれに気付かず、標的である首都を目指した。

 アンカーを使ってコクピットがある部分まで来れば、チーフはフェイズシフト装甲を切り裂けるエナジーソードを取り、起動させてハッチを切り裂いた。

 

「っ!? なんだ!?」

 

「うわっ!? 生きてる!?」

 

 突然の如くハッチが切り裂かれ、そこから殺したはずのチーフが姿を現した。驚く隊長らはプラズマカービンなどで撃とうとしたが、チーフは起爆寸前の爆弾を投げ付け、直ぐにデストロイガンダムから飛び降りた。

 

「ば、爆弾だ!」

 

「速く捨てろ!!」

 

「間に合わない!!」

 

 爆弾を投げ込まれた操縦室は恐慌状態となり、隊長らは必死になって爆弾を捨てようとしたが、もう間に合わなかった。操縦室を爆破されたデストロイガンダムは機能を失い、サンヘリオスの大地の上に倒れた。

 爆発する寸前に飛び降りたチーフはスラスターを吹かせ、落下のダメージを減らして着地した。チーフは無線でデストロイを撃破したことを報告する。

 

「こちらシエラ117、デストロイガンダムを撃破した。そちらの状況は?」

 

『生身で撃破したのか!? こちらは十分だ。掃討戦に移行している』

 

「了解した。こちらも掃討戦に移る」

 

 生身同然でデストロイを撃破したことに宇宙で戦っているアービターが驚く中、チーフは自慢することも苦労したなどと言うことなく平然と残敵の捜索に入る。

 背中のMA5Dライフルを取り、デストロイが倒れた衝撃で発生した土煙の中を残敵が居ないか索敵を行うチーフであるが、彼だけに今はもう居ない者の声が頭の中に聞こえて来る。

 

『チーフ、チーフ!』

 

「コル…タナ…?」

 

 この声に警戒するチーフであるが、内心ではもう一度コルタナを取り戻せるのではないかと思っていた。明らかに自分を誘う為の罠であろうが、チーフにとっては罠でも確かめねばならない。

 そう判断したチーフは、アービターに報告してから声がする方向へと進んだ。

 

『チーフ、こっちよ!』

 

「こちらシエラ117、コルタナの声がする。確認に向かう」

 

『なに、コルタナだと? 止せ、罠だ!』

 

「罠であろうとも確認の必要性がある。アウト」

 

 報告すれば、予想通りにアービターは反対する。だが、可能性がわずかだとしても取り戻したいチーフはそれを無視してコルタナの声がする方向へと銃を向けながら進んだ。

 周辺を警戒しながら向かう中、土煙の中にコルタナらしき姿が見えた。直ぐに向かわず、罠であることを警戒しながら進み、彼女なのかと問う。

 

「コルタナか?」

 

 人影に問うチーフであるが、コルタナらしき人物は何の反応も示さない。接近戦に備えてライフルを背中に戻し、自動拳銃を抜いて空いている左手で人影に触れようとした。

 

「っ!? 罠か」

 

 予想通り、自分を誘う為の罠であった。コルタナらしき人物に触れた瞬間、チーフはサンヘリオスの地から転移した。転移する間際、チーフは全く動ずることが無かった。

 何故なら、コルタナが自分を殺そうとは思っても居ないからだ。殺そうとすれば殺せたのに、コルタナはチーフを殺すことはしなかった。だからこそマスターチーフは慌てなかったのだ。

 奇妙の空間、それもフォアランナーの船の船内に転移したチーフは即座に周囲警戒を行い、コルタナに自分をどうするのかを問う。

 

「コルタナ! 俺を人工冬眠機に閉じ込めるのか!?」

 

 銃を向けながら問い詰めるチーフに対しコルタナは、その姿を現して連れて来た理由を告げる。

 

「違うわチーフ。貴方を呼んだのは眠らせるためじゃない。ある兵器を破壊して欲しいの」

 

「破壊する? お前たちでやれば良いだろう」

 

「私たちには出来ない事よ。貴方にしか出来ない事なの」

 

 呼んだのは人工冬眠機で眠らせるためでは無く、ある兵器を破壊して欲しいと言う願いに対し、チーフはフォアランナーの力でやれば良いとコルタナに返す。だが、コルタナは自分らフォアランナーでは出来ず、チーフにしか出来ないと答える。

 

「なぜ俺なんだ? 他にもいるはずだぞ」

 

 返答の後、なぜ自分に兵器を破壊させるのかと問うチーフに対し、コルタナは激戦中のガルダーゴンの映像を見せる。

 そう、コルタナことフォアランナーがチーフに破壊させようとしたのは、ガルダーゴンに持ち込まれた神聖百合帝国の古代兵器、通称シークレットウェポンであった。

 

「こんな所にある兵器の破壊、貴方以外に出来る者は居なくて?」

 

 その映像を見せられたチーフは納得であったが、いくら自分でも決戦中のガルダーゴンに行くには幾つ命があっても足りないと返す。

 

「コヴナント戦争を思い出す激戦区だ。だが、幾ら命があってもこの中を突っ切るのは無理だ」

 

「大丈夫よ、その為に用意したのがあるから」

 

 無理だと突き返すチーフに対し、コルタナはその為の装備を用意したと答え、それを彼の目の前に召還した。

 マスターチーフの目前に召喚された兵器は人型機動兵器であり、自分のミニョルアーマーに似た外見をしていた。

 

「戦争を娯楽にしている世界で使用されているポピュラーな兵器の一つよ。名前はテムジン。貴方の好み通りに私たちの技術で作ってみたの」

 

「MSやPTでも無い機動兵器か。その機動兵器なら、確かに行けそうだ」

 

 その兵器の名はテムジン。コルタナはそれをフォアランナーの技術で作り上げたと答える。性能はフォアランナーの高度な科学力で作り上げられているため、チーフも納得の性能であった。

 

「テムジンの性能はこの世界の全ての兵器を凌駕してるわ。行ってくれるわね?」

 

「拒否権は無いんだろ? 行くしかあるまい」

 

 当然ながらフォアランナーの科学力で再現されたテムジンの性能は、このヴィンデルの歪んだ理想郷にある全ての兵器を凌駕している。

 コルタナに問われたチーフは拒否権は無いと判断し、テムジンに乗り込んだ。目標であるシークレットウェポンを破壊するために。

 

 かくして、連邦と同盟の決戦の地であるガルダーゴンの戦いは、マスターチーフの乱入によって更なる混迷を極めようとしていた。




ワクチン二回目摂取したので、左腕があんまり動かんのです。

流石に生身でデストロイガンダム撃破はやり過ぎたかな?
でも、チーフなら出来ないことも無いはず…。

スパロボ参戦のチーフの搭乗機は、バーチャロンに出て来るテムジン。あれをマスターチーフカラーにした奴です。

性能は本編で言った通り、フォアランナーの科学力で再現された為、性能はオリジナルを遥かに凌駕している。オリジナルの世界に持ち込めば、チート扱いされかねない。
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