【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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仮名666
帝国再建委員会とアグニカ軍、炎のバラ騎士団残党、スタースクリーム軍団などの勢力が狙っていた古代兵器ことシークレットウェポンの正体。
イヴ人以外の人型生命体の抹殺を目的とした生体兵器であり、起動して早々に近くに居たガンダを相転移砲の試射で消し飛ばし、ガルダーゴンに存在するイヴ人以外の全ての人型生命体の抹殺を開始する。

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キャラクターを投稿して頂き、ありがとうございました!

でもね、もうちっとだけ続くんじゃ…!


古代兵器666

 遂に古代兵器ことシークレットウェポンの正体が判明した。資料紛失の際に正式名称が不明ため、身に着けている戦闘服に刻まれている666で、仮名666と呼ぼう。

 仮名666はどの勢力の手に落ちる前に起動し、予め組み込まれたプログラムに従い、イヴ人以外の全ての人型生命体の抹殺を開始した。

 ガンダの次に科名666の標的となったのは、要塞東部に侵入した敵に対処するために向かっている同盟軍の歩兵部隊であった。

 

「な、なんだこいつは!?」

 

「知らんが敵だ! 撃ち殺してしまえ!」

 

 現れた仮名666に対し、同盟軍の歩兵部隊は手にしている銃で撃ち殺そうとしたが、素早く張られた魔法障壁で放った弾丸は全て弾かれる。

 

「ら、ライフルを受け付けません!」

 

「ミサイルだ! ミサイルで吹き飛ばすのだ!」

 

 ライフルを受け付けないと言う部下の言葉に、指揮官はミサイルランチャーを持った兵士に撃つように命じる。その間に仮名666は同盟軍歩兵の戦闘力を判断し、火器の使用するまでもなく、右腕のガントレットに内蔵されたブレードのみで対処可能と判断する。

 

「外照無しの人型生命体、戦闘力は歩兵並と判断。火器を使用するに値せず。右腕のブレードのみで対処可能」

 

 そう言って右腕のガントレットに内蔵されたブレードを展開し、目にも止まらぬ速さで同盟軍歩兵部隊に接近して次々とブレードで惨殺していく。一瞬にして床や壁、天井は異星人の返り血に染まった。

 その後から続々と同盟軍の兵士たちが出て来るが、仮名666に敵うはずが無く、ブレードで殺されるばかりだ。サンヘイリやジラルハネイ、レクゴロ等の強敵も仮名666に挑んだが、虫けらの如く殺されるだけであった。

 

「な、なんて奴だ…!? ベルセルクをぶっ殺しやがった…!」

 

 次にローカストの最強とも言える個体、ベルセルクが仮名666に挑んだが、目から出された光線で機動兵器を持ち込まないと対処できない硬い皮膚を容易く貫き、あっさりとやられてしまった。

 それを見ていた同盟軍の将兵等の戦意は失せ、逃げる者たちを仮名666が逃すはずが無く、追い付かれて次々と殺害されていく。

 

「ひっ、ひィィィ! 助けてくれぇぇぇ!!」

 

 最後の一人となった兵士は喚き散らしながら必死で逃げ、マスターチーフとガイストが戦っている戦場へ迷い込む。当然、ガイストに気付かれ、頭を掴まれて顔面を握り潰された。

 

「あの兵士、何かに怯えていた。逃げた方向から連邦軍が攻め込んだのか?」

 

『いえ、違うわ。私たちが破壊しなくてはならない物が、動き出してしまったようだわ…!』

 

「ほぅ、面白い奴が来たな…!」

 

 同盟軍の兵士を握り殺したガイストを見て、チーフは何かに怯えて逃げて来たと判断し、逃げてきた方向に視線を向けた。

 そこから仮名666が姿を現す。コルタナは直ぐに仮名666を破壊しなくてはならない古代兵器であるとチーフに知らせ、ガイストは同じく彼女を見て面白い奴と判断する。二名の強者を見た仮名666は、直ぐにスキャンして抹殺せねばならない生命体と判断して攻撃を始める。

 

「二名の人型生命体をスキャン。優先的排除目標と認定。排除します」

 

 優先的排除目標と認定するなり、仮名666は目から光線を放ってチーフとガイストを排除しようとした。

 無論、すんなり当たる二人ではない。即座に躱してライフルなどで反撃するが、仮名666は魔法障壁を張って防ぎ切り、光線による掃射を続ける。

 

「うわぁぁぁ!?」

 

「グアァァァ!」

 

 仮名666とマスターチーフ、ガイストの戦いは激しく、要塞を守る同盟兵と攻める連邦兵が巻き込まれて死亡する。この激戦はターニャ等も気付いでおり、直ぐに現場へ急行した。

 

「この攻撃は…?」

 

「同盟軍の決戦兵器か?」

 

 駆け付けたターニャ等は回収すべきである仮名666を同盟軍の決戦兵器だと思うが、探している古代兵器を探している隷下の中隊よりチーフとガイストと戦っているのがそれだと知らされる。

 

『こちら第3中隊、シークレットウェポンらしき物を収めた箱を見付けましたが、中身がありません!』

 

「なに、どいう言うことだ?」

 

『何者かが開けたようで、付近には同盟兵の死体が多数見られます!』

 

「まさか、あれが我々が探している忘れ物だと言うのか…!?」

 

 隷下中隊の中隊長より仮名666を収めていた棺が空いていると知らせれば、ターニャはチーフとガイストと交戦しているのが自分らが探していた物と驚愕した。

 その仮名666の戦闘力はチーフとガイストをやや圧倒しており、あれを捕まえて持って帰れなど到底不可能とターニャは判断する。だが、副官のアーデはやる気であるらしく、無線機を使って全中隊に集合するように指示を出している。

 

「各中隊、直ちに大隊本部に集合しろ! 標的は目の前にいる!」

 

「馬鹿か貴様!? マスターチーフやガイストが押されているんだぞ! 皆殺しにされるわ!」

 

「疲弊しきったところを拘束術式で捕らえればいい! 各中隊はそれまで周辺の雑魚を掃除しておけ!」

 

 下手に手を出せば皆殺しにされると言うターニャに対し、アーデは疲弊しきったところを拘束術式で仮名666を捕らえると答える。ガイストの一撃を受け、アーデは身体にダメージを受けているはずだが、まだ元気なようだ。これにターニャは何も言わず、連邦軍機や同盟軍機の始末に回る。

 

「グワァァァ!」

 

『チーフ!?』

 

 仮名666はアーデの想定とは違い、チーフに強烈な蹴りを入れ込んで吹き飛ばした。壁を何枚も突き破り、付近のダブデ級陸上戦艦に激突する。数トンはあるチーフに激突されたダブデ級は大破し、その後大爆発を起こした。これでマスターチーフは生死不明となる。

 マスターチーフを蹴飛ばし、ダブデ級を撃破した仮名666にガイストが挑む。薙刀を力を込めて振るうが、右腕のブレードで防がれた挙句、左手から来たパンチで薙刀を破壊される。

 

「フン、面白い女だ。もっとゲームを楽しもうじゃないか」

 

 これにガイストは驚きつつも、仮名666とは自分が求めていた極限状態の戦闘が出来るので、笑みを浮かべて打撃による攻撃を行う。

 ファイテックスのマッスルスーツ機能による握力増強のパンチであり、ガイストはそれをボクサー以上のラッシュで放った。だが、相手は戦闘力を強化された生体兵器であり、それを躱しながらガイストにカウンターのパンチを見舞い、彼の体力を奪っていく。

 そのガイストと戦う仮名666は、彼の好戦的な性格と戦闘力を分析してこのガルダーゴンの中で一番危険な生命体と判断。優先的に排除すべきターゲットと認定し、ガイストの腹に強力なパンチを見舞って吹き飛ばしてから相転移砲による攻撃を始める。

 

「ぶぁ!」

 

「目前の戦闘アーマーの人型生命体、極めて好戦的な性格に戦闘力を有しており、優先的に排除すべきターゲットと認定。相転移砲による排除を開始します」

 

 お前を優先的に排除する。

 そう宣言した仮名666は両手に相転移砲のエネルギーを溜め込み始める。無論、待ってやるガイストではない。

 

「ブルアァァァ!!」

 

 雄叫びを上げながら全力疾走で近付き、目前の華麗な女性にしか見えない生体兵器を殺そうとしたが、既に相転移砲のチャージは完了していた。

 

「相転移砲、チャージ完了。発射!」

 

「っ!? ぶぁぁぁ!!」

 

 相転移砲のチャージを完了次第、仮名666はそれを躱し切れない距離まで迫ったガイストに放った。自分が殺意の拳を振るう瞬間に放たれた消し飛ばしたエネルギー弾を受けたガイストは、それに呑み込まれて消滅する。

 ガイストの周辺にあった物は相転移砲によって消し飛んだが、何故か彼が被っていたファイテックスの兜は近くに落ちていた。これが何を意味するかは、後に分かる。

 

「が、ガイストまで倒した…! 奴の戦闘力はヤバい! ヤバすぎる!!」

 

「上空に成人のイヴ人を複数確認。中央に居る女児はロリータとは思えぬ高い魔力を有しており、周囲のイヴ人に危険を及ぼす敵対的生命体と判断。排除します」

 

 チーフを蹴飛ばして生死不明とし、ガイストを相転移砲で消し飛ばした仮名666に、ターニャは畏怖を覚える。

 そんな仮名666は余りの高い魔力を持つターニャをイヴ人に対する脅威と定め、直ぐに跳躍して攻撃する。

 

「わっ!?」

 

「今度は私だと!?」

 

 周りのアーデを含めるイヴ人らが驚く中、ターニャは直ぐに魔法障壁を張り、攻撃を防いでから仮名666に応戦する。仮名666は飛行魔法を使えるらしく、目より光線を撃ちながらターニャを追撃する。

 アーデたちを無視して自分を真っ先に攻撃してきた仮名666にターニャはイヴ人は標的には含まれないと即座に判断し、自分はイヴ人だと告げる。

 

「なんで私を狙う!? 私はイヴ人だぞ!」

 

「貴方の魔力はロリータ族を遥かに上回っております。よってイヴ人では無く排除すべき人型生命体と判断。イヴ人ではありません」

 

「私は異端扱いだと言うのか!? ふざけるな!」

 

 追撃してくる仮名666に自分はイヴ人であると告げるが、高い魔力の所為かイヴ人とは認定されず、レーザーによる攻撃を受け続ける。

 今のターニャは純潔なイヴ人だ。イヴ人の身体より生まれたロリータ族であり、親となったイヴ人からは人間の血は一切ない。なのにイヴ人以外の人型生命体の抹殺を目標に作られた仮名666に狙われた。

 これをターニャは存在Xの仕業と判断する。

 

「おのれ存在X! チーフとガイストの次は古代兵器を差し向けるか!!」

 

 自分を二度も転生させた存在Xに対する恨みの言葉を叫びつつ、ターニャは追撃してくる仮名666と死闘を演じた。

 残されたアーデらは、何が何だか分からずに混乱して動いていなかった。

 

 

 

 バルキリーのVF-31Jジークフリードに乗り、上空で破壊すべき古代兵器こと仮名666を探すマリだが、そんな彼女にも脅威が現れた。

 宇宙で激しい死闘を繰り広げていたマクギリスのガンダムバエルとスタースクリームがガルダーゴンまで降下して来たのだ。バエルは連邦軍の艦艇を使って大気圏再突入を無事に済ましたが、F15戦闘機に変形するスタースクリームの土壌に引きずり込まれてしまった。

 一応、ガンダムバエルは飛行可能だが、空中戦を得意とするデストロンであるスタースクリームには不利な場所だ。

 

「ハッハッハッ! そいつは一応は飛べるみたいだが、空においてはこのスタースクリーム様が上のようだな! 嬲り殺しだぜ!」

 

『ちっ、奴の領分に誘い込まれたか。だが、空を制して見せる!』

 

「無駄に足掻きやがって! スーパーナルビームでその気に入らねぇ面を吹っ飛ばしてやる! グリッド、来いッ!」

 

 重力がある大気圏の空中で接近戦を挑もうとするマクギリスのバエルに対し、スタースクリームはバエルの足場となっている軍艦を胸部のミサイル全弾発射で攻撃する。それから自分の武装を強化させる装備を呼び出す。

 発射されたミサイルを避けながら突っ込んできたバエルの斬撃を躱し、両腕のレーザーを撃ち込んで離れさせた後、二門の長砲身を備えた戦闘機がスタースクリームと合流する。そこから戦闘機はスタースクリームと合体するために分裂した。

 

「なにっ! 合体だと!?」

 

「はっ! これを受けて生き延びた奴は居ない! トランスフォーム! 合体!!」

 

 驚きの声を上げるマクギリスに向け、スタースクリームはその合体した自分を相手の中で生き延びた奴は居ないと豪語した。戦闘機に変形(トランスフォーム)してグリッドと呼ばれる分裂した砲身型戦闘機と合体する。その姿はVF-1バルキリーの空間戦用装備であるストライクバルキリーのようだ。

 合体したスタースクリームは左右にあるキャノン砲をバエルに向けて発射するが、当然ながら当たらない。それでも威力は凄まじく、周辺に居る連邦と同盟の艦艇や機動兵器が巻き添えを食って大破していく。

 

「見たか! スーパーナルビームの威力を!」

 

『流石はTFだ。我々の想像を遥かに上回る火力…!』

 

「初見を躱すとは歯応えのある奴だ。だが、次は無い! トランスフォーム!」

 

 TFの火力を見て驚くマクギリスに対し、スタースクリームは人型形態に変形する。グリッドとの合体は人型形態でも維持されるようで、そのまま次のスーパーナルビームを発射した。

 二発目は味方も巻き込んだようだが、スタースクリームは誤射を気にするタマではない。狙われるガンダムバエルの機動力は高く、二発目も躱して近付こうとするが、スーパーナルビームはオーバーヒート知らずか、近付けない。

 

「オーバーヒートが無いのか!?」

 

「へっ、お前ら肉ケラの作った鉄屑とは違うんだよ! いい加減に消し飛びやがれ!」

 

 オーバーヒートしないスーパーナルビーム砲にマクギリスがまたしても驚きの声を上げる中、スタースクリームは人間の作った物とは訳が違うと答え、再びスーパーナルビームを連発する。だが、バエルに夢中になっている所為か、マリのVF-31Jのミサイル攻撃に気付かず、被弾してしまう。

 

「うわぁぁぁ! だ、誰だ!? 俺様のボディに傷を付けやがった奴は!?」

 

『VF-31Jジークフリード? マリ・ヴァセレートか』

 

「十発も撃ち込んだのに、撃墜できないなんて! 何なのあいつ!?」

 

 十発も撃ち込んだが、スタースクリームは撃破できなかった。直ぐにマクギリスはマリが来たと気付く。一方でのマリは、スタースクリームがまだ健在なことに驚きを隠せない。

 

「バルキリーだァ? クソがっ! 空飛ぶガラクタの分際でこの俺様のボディに傷を付けやがって! まずはテメェからだ! 死ねっ!!」

 

 マリに攻撃されたことに気付いたスタースクリームは自分のボディに傷を付けられたことに激怒し、先に彼女のVF-31Jにスーパーナルビームを撃ち込まれた。即座に躱して接近するマリであるが、スタースクリームは照準を定める隙を与えずにスーパーナルビームを撃ち込み、接近させないようにする。

 膠着状態となる中、そこへ仮名666に追われるターニャが戦いの場まで逃れて来た。

 

「っ!? あいつは…! 俺が探していた奴じゃねぇか! なんで動いてやがる!?」

 

「あれはガンダムにバルキリー! それにスタースクリームだと!? あいつもなんでここに居るんだ!」

 

 仮名666を見たスタースクリームは一目見るだけで自分が探していた古代兵器だと気付き、アメリカで見慣れたTFを見たターニャはこの場に居ることに驚きの声を上げた。

 追撃してくる仮名666の攻撃を躱す中、マリは機体をガウォーク形態に変形させ、コンテナウェポンのビームガンポッドを展開してターニャを追う抹殺兵器を攻撃した。仮名666から伝わる強力な魔力反応で、あれが自分の破壊すべき標的だと判断したのだ。

 

「標的を戦闘機に乗るパイロットに変更。抹殺します」

 

「っ!?」

 

 ターニャを囮に仮名666に向けてビームを撃ち込んだが、直ぐに気付かれて標的が自分に変わる。即座に機体をファイター形態に変形させて逃げようとするマリであるが、仮名666に追いつかれ、機体に張り付かれて装甲を抉られて徐々に破壊されていく。

 

「この!」

 

 破壊されていく機体から脱出するためにキャノピーを開け、VF-31Jを抉る仮名666に拳銃で撃ち込むが、魔法障壁で全て防がれた。目にも止まらぬ速さどころか、マリが気付かぬほどの光の速さでいつの間にか来ていた仮名666は左手で彼女の首を掴み、右腕に展開したブレードで腹を貫いた。

 

「がっ…!?」

 

「生命反応停止を確認。抹殺完了。引き続き、周囲に存在する人型生命体の抹殺を続行」

 

 瞳から光を失い、糸が切れた人形のように動かくなったマリの遺体からブレードを引き抜いてから捨て、仮名666は周囲に居るターニャ、マクギリス、スタースクリームの抹殺を行う。

 

「このスタースクリームの許可なしに勝手に動きやがって! ナル光線を受けてみやがれ!」

 

 動いたことに苛立っているスタースクリームは仮名666に機械類の一時的にショートさせるナル光線を撃ち込む。だが、仮名666は見えているかのごとく躱し、スタースクリームの右腕を蹴りで破壊した。右腕を破壊されたスタースクリームは凄まじい痛覚で絶叫し、右腕を抑えながら配下の軍団に退却を指示する。

 

「うわぁぁぁ! お、俺の右腕が!? クソっ、痛い! いてぇぇぇ!! スタースクリーム軍団、退却! 退却ぅぅぅ!!」

 

 右腕を破壊されて情けなく退却を叫ぶスタースクリームに、配下の軍団で従う者は少なかった。

 

「退却だと? 大将、何の冗談だ? 俺たちはまだ戦えるぜ!」

 

『退却だ? 情けねぇ! 俺はやるぜ!』

 

『大将をやったのはあいつか! 俺が軍団のリーダーよ!』

 

 宇宙でヤザンやデカルトと戦っていたカムジンが退却に疑問を抱く中、付近に居るスタースクリーム軍団の配下がリーダーの座を狙おうと仮名666に挑んだが、全く歯が立たずないどころか、攻撃をするよりも前に返り討ちにされて全滅してしまった。

 この間にスタースクリームと彼に従う者たちは退却を始めていた。ジャマイカンも仮名666の戦闘力を見て、敵う相手どころか捕獲に向かえば返り討ちに遭うだけと判断し、軍団に続いて退却する。

 

「なんて恐ろしい戦闘力だ…! あれは人の手に負える代物ではないな…!」

 

 立ち向かったスタースクリーム軍団を返り討ちにした仮名666に、マクギリスは自分らの手どころか人の手に負える代物ではないと判断し、自分らの部隊に退却の指示を出す。

 

「総員に通達、直ちに退却せよ! シークレットウェポンは目を覚ました。その戦闘力は制御できる物ではない! 直ちに退却せよ!」

 

 退却の指示を出すマクギリスに、石動は彼の言動で自分らの目標が危険な代物と判断して直ぐに従う。

 

『総帥、直ちに退却の準備をさせます。その様子だと危険な物で?』

 

「そうだ、他の者たちに納得させるために録画した映像を送った。あれは到底、我々の手に負える物ではない。あれを作ったイヴ人らと、連邦や同盟の将兵諸君に対処させよう」

 

『了解! 映像は見たな? 直ちに退却だ! 宇宙のヤザンとデカルトにも伝えておけ!』

 

 マクギリスの指示に従った石動は宇宙で戦うヤザンとデカルトにも指示を出すように命じ、邪魔な連邦軍機や同盟軍機を片付けながら味方の退却を支援する。

 退却の指示を出したマクギリスもそれに続こうとする中、近くにいるターニャは逃げるのかと問い詰める。

 

「さて、私も退却させてもらおう。あの女性の姿を下兵器は、明らかにMA(モビルアーマー)よりも危険だ」

 

「なにっ! 逃げるのか貴様!?」

 

「逃げるも何も、あれは君たちイヴ人が作り出した兵器だ。我々の旅は無駄に終わったようだな。だが、目標の殆どは達成した。もう長居する気も無いさ」

 

「おのれ、撃ち殺してやる!」

 

 帝国再建委員会を利用し、シークレットウェポンこと仮名666を手に入れる算段であったがマクギリスであるが、先にガンダが起動させて暴走させたため、奪取の目標は潰えた。だが、兵員の確保が出来たので、もう長居する必要は無いとターニャに告げてマクギリスは地上に降りる。

 逃げようとするマクギリスを撃ち殺そうと、バエルに砲撃術式を向けるターニャであったが、撃つよりも前に仮名666に相転移砲を撃ち込まれた。それを寸でのところで躱したターニャは、自分が嫌う神を自称する存在Xの力を使う他無いと判断する。

 

「ちっ、存在Xめ。私に使わせるためにこの状況を作り出したな…! 良いだろう、使ってやろうではないか! 祈りの力を!!」

 

 相転移砲を撃って魔力の節約の為に右腕のブレードを展開し、接近してくる仮名666に、ターニャはとっておきの切り札であるエレ二ウム九五式を使用した。




スタタクの合体シーン入れたら、次回まで伸びちまったよ。

スタースクリーム、全くこの愚か者め!

次回でマジでシークレットウェポン編が終わりとなります。
尺が余ったら、生存組がまた登場するかも。
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