【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
蒼き流星SPTレイズナーに登場するグラドス軍の大尉。
とても軍人とは思えない行動ばかり取り、グラドスの恥とも言われている。死んだと思っていたら、サイボーグとなって復活する。なんで様付きなのは、滅茶苦茶なキャラだから。
搭乗機はダルジャン
新機動戦記ガンダムWに登場する主役の一人。
身体能力も含め我が凄く強い奴で、単独で基地を吹き飛ばすヒイロに次いでぶっ飛びキャラ。
GN電池と同じく、五人の中ではハブられることが多い。スパロボでは「ズール皇帝こそ正義だ!」と言う迷言を発し、ネタ扱いされた。
搭乗機はアルトロンガンダム(EW版)
「俺のエナジーソードを受けて見ろ!」
エナジーソードを起動させ、突き刺そうとしたゲルであったが、突如となく彼の腹部から大男の拳が飛び出してくる。
「グっ!? こ、これは…!?」
背後より攻撃を受けたゲルは、最後の力を振り絞って自分の背後に居る者へ攻撃しようとしたが、首を飛ばされて息絶える。
ゲルの背後から拳を突き立て、首を撥ねたのは中国の少林拳のような僧侶の格好をした初老の男であった。
ターニャはその人物も知っている。前々前世で、留学先の同級生がやっていた格闘ゲームに登場するキャラクターであったのだ。
「貴様は…シャン・ツン!? なんで格闘ゲームのキャラまで!?」
「その口ぶり、どうやら二度も転生を繰り返しているようだな。左様、我の名はシャン・ツン」
知識があるターニャが名を口にすれば、目前の初老の男はシャン・ツンと名乗り始める。先のゲルの腹に拳を突き刺したのは、シャンの技である。
その名も
シャン・ツンはこの変身術を使い、数々の計略を図り、数々の人物を謀殺、もしくは殺めてきたのだ。
そんな危険な老人と思わぬ場所で遭遇してしまったターニャは、シャンを突破して脱出を図ろうとするが、機動歩兵を無力化した際に使用した手榴弾の効果が残っていた。
「フハハハ、その機械を無力化する手投げ弾の所為で、思うように機能が働かんようだな」
「ちっ…! これを連邦軍や同盟軍に知らせるつもりはない。見逃してくれないか?」
戦闘を行っている両軍には、サイクロプスのことを知らせないと言ったが、シャンがそれを素直に聞き入れるつもりは無かった。理由は、二度の転生を行っている魂であるからだ。
「そう言って見逃すと思っておるのか? 逃がす訳が無かろう。我とクァン・チーとの死の同盟の同盟関係に基づき、貴様の魂も貰い受けるぞ」
「なんとクァン・チーまでいるのか!? ド外道同盟ではないか! なんで私の魂が必要なんだ!?」
「二度の転生を行った魂は珍しい物よ。そのような魂、見逃すのは惜しい物。あの破滅思考の男の誘いに試しに乗ってみれば、こんな掘り出し物と出くわすとはな!」
クァン・チーまでいることに驚くターニャに対し、シャンは二度の転生を行った魂を手に入れるためであると答えた。
どうやら、ヴィンデル・マウザーの誘いでこの世界に同盟関係であるクァン・チーと共に来ていたようだ。戦争が絶えず起きているので、誘いに乗った理由は恐ろしい量の魂が回収できるからだろう。
自分が知る強敵にターニャが恐れおののく中、シャンは彼女のことを知っているのか、嫌っている神に泣いて助けを請えと高笑いしながら告げる。
「フハハハ! 貴様の嫌う神に泣いて助けを請えば、助けてくれるかもな!」
「フン、誰があんな奴に助けを請うか! 貴様を惨殺して脱出してくれる!」
「面白い事と言う! 流石は二度の転生を行った魂だな! では、もらい受けるぞ!」
この挑発に対しターニャは殺してでも脱出すると返せば、シャンは攻撃を行う。
話している間にターニャの身に付けている演算宝珠は回復しており、戦闘可能な状態であった。彼が放った三つの骸骨型の炎を避け、蹴りを入れ込んだが、シャンは自分の知る戦士の姿に変身してそれを防いだ。
「ちっ! 変身術は卑怯な!!」
「フッ、貴様は昇進と保身の為に、どれほどの人間を犠牲にしたか覚えておるのか?」
「っ!? 言うなっ!!」
「ハハハ! 精神もやや退行しているようだな!」
変身術を卑怯だと罵れば、シャンはそれに怒ることなく、逆にターニャの今まで自身の為に犠牲にしてきた者たちを覚えているのかと問うた。これにターニャが逆上する中、シャンは攻撃を避けながら更に煽って来る。
目前の変身術を行うシャンが、直ぐに自分から冷静さを奪うために煽っていることに気付いたターニャは、懐より取り出した煙幕手榴弾で煙幕を張って敵に自分の動きを探られないようにした。
「ほぅ、冷静なのは確かなようだ。だが、このシャン・ツンから逃れる事など不可能よ!」
煙幕で敵から自分の動きを隠したターニャであったが、シャンは敵の熱源を探れる生物に変身し、逃れようとする彼女を探す。
直ぐに見付けたが、ターニャはシャンが自分を見付けられる生物に変身することを見越しており、スタングレネードを投げて目晦ましを行った。
「うっ! 目晦ましか! 小癪な!」
強い光を受けたシャンは変身を解き、自動小銃を使う兵士に変身して司令部から逃げるターニャに向けて銃を撃ったが、一発も当たることなく逃がしてしまう。
「フッ、この我より逃げおうせたか。だが、この基地よりから容易には脱出できんぞ…! 我だけでは無いからな…!」
司令部より逃げたターニャに向け、シャンは自分以外にも刺客が居ることを得意げに告げた。シャンが言った後、彼の背後より複数の人影が姿を現す。
シャンが手を翳して無言で指示を出せば、その複数の人影はターニャの追跡を始めた。
浮遊魔法を使い、全力で通路を逃げるターニャであったが、シャンはこれを予期してか、基地を守る連邦軍に知らせていた。
「っ!? 子供が!」
「奴は子供じゃない! 撃て!」
「そこまで織り込み済みと言うことなのか!」
目前から飛び出し、自分が子供の姿なのに対して躊躇いもなしに撃って来る四名の警備兵に対し、ターニャは手にしているベクター短機関銃を撃ち込んで殺傷した。
それから全力で突き進み、遭遇する連邦兵や地中を掘って侵入してきたローカストを片付けつつ、外へ続く通路へ素早くターンを決めて曲がり切る。後少しで外へ続く通路に差し掛かろうとした時、通路の天井が敵の攻撃でも受けたのか、崩れ去って塞がれてしまう。
『おっ!? いたぞ! 撃ち殺せ!!』
「爆破している時間は無い! 他を!」
塞がれた瓦礫を爆破しようと思ったが、自分の位置が特定されているのか、スコープドック三機がヘビィマシンガンを撃ってくる。爆破している余裕は無いと判断し、弾幕を避けながら三機のスコープドックを魔力で貫通力を高めた弾丸でパイロットだけを撃ち抜き、三機とも無力化して突破した。
「俺のアサルトライフルで死ねぇ! クソ餓鬼が!!」
「ヘルガストまで入って来ている! ローカスト共の仕業か!」
三機を無力化し、他にもあった方へ向かう中、防衛線を突破したのか、あるいは地中より侵入してきたヘルガスト兵の一団に遭遇する。彼らもまたターニャを発見次第即時抹殺命令を受けているのか、手にしている小火器を撃ってくる。
その弾幕をシールドで防御しつつヘルガスト兵の一団に短機関銃を乱射しながら接近し、数名を撃ち殺した後、素早く抜いたナイフに魔力を込め、三人のヘルガスト兵の首を切り飛ばす。
「うぉ!? うわぁぁぁ!!」
血が噴き出る中、畏怖しつつも銃座で殴り掛かって来るヘルガスト兵のガスマスクに向け、魔力を込めた強烈な蹴りを入れ込んで頭部を破壊した。
「人狼擬きが!」
死後痙攣を起こしているヘルガスト兵の死体に向けてそう吐きつつ、ターニャは格納庫に滑り込んだ。
「わっ、わぁぁぁ!!」
「助けて! 助けあぁぁぁ!?」
「止めろ! 止めてばはっ!?」
格納庫に辿り着けば、既に同盟軍の侵入を許しているのか、整備兵たちが敵軍の歩兵に虐殺されていた。ある者は逃げるも直ぐに撃ち殺され、ある者は火炎放射器で焼き殺され、ある者は投稿の意思を示すも、無情にも撃ち殺される。
付近に居たターニャは隠れることなく、素早く再装填を終えたベクターで敵兵が持つ火炎放射器のタンクに狙撃すれば、数名を巻き込んだ爆発を起こして火炎放射兵は火達磨となる。ターニャの存在に気付いた同盟軍の歩兵らは直ぐに応戦する。
「グランドウォーカーダ!」
「死ねぇ! 小さい悪魔!!」
「頭を吹き飛ばしてやる!」
「主よ、我が目前の敵全てを退けたまえ」
手にしている小火器を乱射してくる同盟軍の歩兵らに対し、ターニャはシールドを張って全ての攻撃を防御しつつ、素早く詠唱したマルチショットで全員を撃ち殺した。
「バンシーもあるのか。だが、戦闘機の方が良さそうだな」
敵を全て排除した後、格納庫にある機体の中にゲルが乗っていたバンシーがあることに驚いたが、ターニャは人間が使う戦闘機が良いと口にした。
セイバーフィッシュやスピアヘッド、ギルガメス軍の戦闘機などがある。そのどれかにしようかと迷っている最中に、シャン・ツンが放った追手が襲ってくる。
背後より殺気を感じ取ったターニャは素早く横に移動して躱す。飛んできた攻撃は、鉄を溶かす溶解液であった。戦闘機を溶かした溶解液を放ったのは、トカゲ型の緑色な獣人だ。無論、ターニャが知るゲームのキャラであった。
「レプタイル!? なんでお前も居る!?」
「シエァァァ!」
またも知っているゲームのキャラに襲われたターニャは、レプタイルが放つ溶解液を躱しながら反撃するが、道中の敵兵とは比べ物にならない程に緑色の獣人は強く、得意な接近戦を挑んでくる。
「こいつに溶かされるのは、御免だ!」
ゲームで知っているターニャはレプタイルの鋭い爪による攻撃を躱しつつ、別の戦闘機に乗ろうとするが、どれも溶解液で破壊されるか、鋭い爪で切り裂かれてしまう。空中浮遊して逃げ回るターニャを、長い舌で捕まえようとするレプタイルであるが、素早く抜いたナイフで舌の先を切り付けられ、余りの痛さに舌を急いで戻す。
「キエァァァ!?」
「今だ!」
相手が痛みで怯んでいる隙に、ターニャはまだ無事なバンシーに飛び乗った。動かし方は良く分からないが、動かせそうな戦闘機は全てレプタイルに破壊されてしまった。これしかないのだ。
「ポップコーンにされてたまるか!」
とにかく相手が回復して襲ってくる前に、動かすしか無いと判断したターニャは機器を適当にする。そのおかげか、バンシーを起動することに成功した。
「シャァァァ!」
「動いた! こんなところは、おさらばだ!」
バンシーを動かしたターニャはレプタイルの攻撃を操縦桿を動かして避け、格納庫に入り込もうとするギラ・ドーガに向け、プラズマキャノンを発射して撃墜した。
それからフルスロットルで格納庫の外に飛び出し、敵の攻撃を避けながら目標であるマクロス級まで向かう。だが、ここでも敵の攻撃は続こうとしている。F-4Jに乗る辻凪あやめが、ターニャが乗るバンシーの撃墜命令を受けたのだ。
『こちらCP、周囲の友軍機に通達する! 先ほど基地より出撃したバンシーを撃墜しろ! あれにはスパイが乗っている!』
「あのバンシーを?
『良いからお前は命令に従え! 誰のおかげでお飯が食えると思っている!?』
「こっちが傭兵だからって…! 了解!」
コマンドポストより出された命令に、ザウートを長刀で仕留めたあやめはこの命令に疑問を抱くのだが、黙って従えと怒鳴られ、突撃砲をマクロス級へ逃げようとするターニャのバンシーに向けて対空射撃を行う。
「ちっ、変なのが私に向かって攻撃してくる! シャン・ツンめ、連邦の指揮官に変身して命令を出しているな!」
あやめのF-4Jが攻撃してくるのは、シャンの仕業であると決めたターニャは攻撃を避けながらマクロスへ向かう。他にも命令を受けた者がいるらしく、ジェガンJ型に乗るリュウやストライクダガーに乗るジャン・L・フェイローンもターニャが乗るバンシーを攻撃してくる。
「あれにスパイが! 逃がすな!」
「落ちろ、落ちろ!」
「クソっ、バンシーでは!」
ビームライフルと二挺の突撃銃の弾幕により、バンシーは避けきれずに被弾する。そこへ更にカルマ・フォルセティの量産型ゲシュペンストMk-Ⅱが、とどめの一撃であるジェットマグナムを繰り出す。
「ボーナスは、頂きだぜ!」
この攻撃を避けきれず、ターニャが乗っていたバンシーは撃墜された。だが、ターニャは魔導士だ。直ぐに脱出して生身の状態でマクロスへと向かう。撃墜したバンシーより、幼い少女が飛び出してきたことに、全員は驚きの声を上げる。
「こ、子供!?」
最初に声を上げたのは、バンシーを撃墜したカルマであった。
「な、なんで子供が飛んでるんだ!?」
次に偶然目撃した再生型F-4Jに乗るユキチ・アラザキが声を上げる。
「十代くらい子がどうして!?」
『わっ!? 子供だ!』
『マジっ!? しかも飛んでる!?』
続けてリンネ・ネハーンが声を上げれば、近くで交戦していたティムキンやエメルダも空飛ぶターニャを目撃して声を上げた。
そんな自分の姿を見て驚く一同が固まっている隙に、ターニャは全速力でマクロスへと飛ぶ。ターニャの姿を見て呆気に取られている一同は、見間違いかと思って目を擦っていた。その隙にターニャは彼らを引き離す。
「子供!? 錯覚か?」
途中、エイリフ・バーライトが乗る量産型F91の隣を通り過ぎたので、全天周囲モニターに映ったターニャを錯覚と思い始める。そんなエイリフに、シャンの刺客が迫っていた。
全高十メートルほどの紫色の機体が、エイリフの量産型F91に迫って来る。連邦とも同盟軍とも違うこの五メートルは低い未確認機に対し、エイリフはビームライフルを向けて何者かと問う。
「何者だ? IFFを我が軍にしない場合は撃墜するぞ!」
『へへへ、俺はテメェを殺しに来たのよ!』
「な、何ッ!?」
『フハハハ、死ねぇ!!』
何者かと問えば、シャンよりエイリフに向けて送られた刺客は殺しに来たと堂々と答えた。驚きつつも直ぐに臨戦態勢を取るエイリフに対し、マルチフォームであるダルジャンを駆るゴステロは、好きな殺人を行うべく、機体の左腕のシールドから突き出ているメタル・クローを繰り出してくる。
これを躱したエイリフは空かさずに反撃するが、エースである自分に差し向けられたゴステロの技量は高く、ビームを躱しながらレーザーを発射するレーザード・ガンで反撃して来た。
『どうしたァ!? 和平派の出世頭はその程度かァ!?』
「なんなんだこのマシンは!? MSやPTよりも速いぞ!」
MSやPTよりも速いゴステロのダルジャンに、エイリフは必死に操縦桿を動かして抗うが、敵の方が強かった。
『ズタズタに切り裂いてやるぜ!』
「しまった! うわぁぁぁ!!」
接近され、ダルジャンのレーザー・パズソーがエイリフの量産型F91の装甲を切り裂いた。胴体に振るわれた為、コクピットには届かなかったが、爆発した機器の破片がエイリフを襲う。
ダルジャンのレーザー・パズソーで切り裂かれ、量産型F91は火を噴きながら墜落していく。幸いエイリフは生きていたが、重傷を負っていた。直ぐにヴィンの量産型ヒュッケバインMk-Ⅱがエイリフの救出に向かう。
「この者に死んでもらっては困る…!」
損壊した量産型F91より、ヴィンは負傷したエイリフを機体の手で慎重に取り出す。和平派であるエイリフは、サンヘイリの剣やアービターにとって必要な人物の一人なのだ。
彼を救出した後、ヴィンは救護所へと向かう。一方でエイリフを仕留めたゴステロはターニャの追跡を行うが、連邦のみならず、同盟軍からも攻撃を受けて妨害される。
「ちっ、こんなに多いとこっちまでポップコーンになっちまう! 潮時だな!」
自分に向けて攻撃してくる敵機の数が多いことで、ここで戦っていてはサイクロプスに巻き込まれると判断し、ゴステロは早々にサイクロプスの範囲内より離脱する。
突然の乱入者に一度は混乱した戦場であったが、数秒もしない内に元の状況へと戻った。激戦の空を駆けるターニャは、ゴステロの乱入を知らない内に、マクロスへと到達することに成功した。
「よしっ!」
マクロスまで辿り着けば、信号弾を撃って今の部下たちをマクロスへ集結させる。この信号を合図に部下たちは潜伏先よりステルス迷彩を起動させてから飛び出し、マクロスを目指して飛翔する。
甲板に降り立ち、邪魔な同盟軍機を砲撃術式を込めた弾丸で一掃してから、イヴ人の国家の軍隊でかつて使われていた合言葉をドアを叩きながら必死に叫ぶ。この合言葉は、ブリーフィングの時に上司より伝えられた物だ。
「リヒト! リヒトっ!!」
『っ?』
ターニャは必死に叫んでいるが、分厚いドアの向こう側に居るイブ人の将兵は、何を言っているのか分からないでいる。その国家が滅んで二百年余りの年月が過ぎているため、若い者たちは彼女が叫んでいる合言葉を知らないのだ。
『シャッテン! 何者だ? 何故それを知っている?』
数秒ほど経つと、合言葉が分かるベテランの兵士が聞き付け、返しの言葉を言って警戒する。同胞を拷問して聞き出したと疑っているようだ。自分を疑うイブ人のベテランの兵士に、同胞の頼みで助けに来たと答える。
「敵じゃない! むしろ助けに来た! 私は同胞だよ! 速く入れて艦長に会わせてもらいたい! 大至急に!!」
『…銃を向けるなよ。向けた瞬間、貴様を射殺する!』
ターニャを疑いつつも、他の世界の同胞達が助けに来たことを信じて、ベテランの兵士はドアを開けた。分厚いドアが開かれれば、G36突撃銃を構えた若い女兵士たちが銃口を向けていた。無理もない事だ。その前に立つベテランの兵士は、ターニャの姿を見て驚く。
「ロリータ族? なんでここに?」
「これで分かったか? なら早く艦長へ。同胞達からの手紙を持っている」
「分かった! こっちだ!」
自分たちには居ないロリータ族と呼ばれる小柄な同胞を見て驚くベテランの兵士と二名の若い兵士に対し、ターニャは同胞であることを証明すれば、そのベテランの兵士は彼女を艦橋まで案内した。
これでマクロスとその難民はこの戦場より脱出する事となる。だが、それを見す見すと許すシャンではない。ターニャがマクロスに乗り込んだのを確認したシャンは、マクロスと難民たちを敵前逃亡者と見なして攻撃するよう連邦軍の将軍に変身して命令を出そうとしたが、彼が予期していた乱入者が現れる。
「むっ、あれはアルトロンガンダム!
空を見上げ、この戦場に降り立ってくるガンダムタイプのMSを見て、シャンは直ぐにそれに乗る者の正体を見抜く。
いきなり現れ、双方の機動兵器数機を一瞬にして撃破したアルトロンガンダムに乗るパイロット、張五飛は交戦を続ける双方に向けて勧告する。
「止めろ貴様たち! この戦いは正義など無い無意味な戦いだ! 更なる憎しみを呼び起こす前哨戦に過ぎん! このままでは取り返しのつかんことになる!!」
ごめんね、エイリフが余りにも強くてね…。