【参加者募集中】読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争   作:ダス・ライヒ

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プレイヤー部隊

旗艦:アウドムラ
艦長:ハヤト・コバヤシ
ゲスト:ライデン(モータルコンバット)
搭載機
アルトロンガンダム
アカツキ(オオワシ装備)
ラファエルガンダム
ガンダムキマリスヴィタール
VF-1S ロイ・フォッカースペシャル
バーグラリードック
レイズナーMkⅡ
レーバテイン
他多数

リオンテイルさん、誤字報告サンクス!


脱出せよ その2

 いきなり現れ、攻撃してきた挙句にこの戦いは無意味だと叫ぶ張五飛(チャン・ウーフェイ)のアルトロンガンダムに対し、周囲に居た連邦軍や同盟軍は武器を向ける。

 

「いきなり出て来て、無意味だなんだの…! 意味の分からんことを言いおって!」

 

 そんな五飛に向け、陸戦強襲型ガンタンク改に乗るステパン・ルスラーノヴィチ・ドラグノフは、連装砲をアルトロンガンダムに向けて放つ。

 飛んでくる砲弾に対し五飛は見えているかのように避け、反撃せずに基地の防衛を止めてサイクロプスの効果範囲より逃げろと説得する。

 

「これを見て、お前たちは敵を誘き寄せるための囮だと言うのを理解できないのか!? このままでは死ぬぞ!」

 

 そう訴える五飛であるが、いきなり出て来て無意味だの囮にされている等を言っても、相手を混乱させるばかりだ。証拠であるデータをこの戦場に居る全機体に受信しているが、これを見て信じろなど、到底できない問題だ。

 

「俺たちを混乱させるために言っているのか?」

 

 専用のスコープドックに乗るゼルムはヘビィマシンガンと背中のガトリングを浴びせながら、五飛は自分たちを混乱させる為に来たと考える。彼がそう思うのも無理もないだろう。送られたデータを見たが、ゼルムは似たようなことで騙されたことがあるので、警戒している。

 

「奴は味方か? 敵なのか? CP?」

 

 同じくその場所に居るジェムズガンに乗るジークハルト・クリーガーは、コマンドポストに五飛のアルトロンガンダムを攻撃して良いのかと問う。

 このジークハルトからの問いにシャン・ツンは、彼らに五飛を攻撃させるため、基地司令官に変身して命令を出す。

 

『こちら当基地司令官のジェイロー・キッチマン元帥だ。あのガンダムタイプのMSは敵である! 当基地のデータを送っているが、それは我が軍を混乱させるための偽情報である! 直ちに撃墜せよ!』

 

 無論、本物の基地司令官は既に潜水艦で基地を脱出している。それを知らない彼らは、シャンが化けていることも知らず、アルトロンガンダムを命令通りに攻撃し始めた。

 

「撃墜! 撃墜!」

 

 タコスケが乗るスコープドックはその命令に応じ、同じく応じて攻撃するジークハルトと共にアルトロンガンダムの攻撃を始める。

 

「死ねや!」

 

 F-4Jに乗るユキチ・アラザキもそれに加わる。

 彼だけではない。リュウ、辻凪あやめ、リンネ・ネハーン、ジャン・L・フェイローン、ティムキン、エメルダ、カルマ・フォルセティが五飛のアルトロンガンダムに集中砲火を浴びせる。

 

「奴の口車に乗るな! 死ぬんだぞ!!」

 

『意味の分からないことを言うな!』

 

 この集中砲火に五飛は攻撃を止めるように避けながら言うが、既に敵であると認識されており、誰も聞かなかった。

 自分の話を聞かないのであれば、力尽くで聞かせようと判断し、五飛はアルトロンガンダムのドラゴンハングを使う。

 

「ならば、力尽くで言い聞かせてやる!」

 

『うわっ!?』

 

 飛んでくるドラゴンハングに、ティムキンはGキャノンの複合シールドで防いだが、余りのパワーの強さに怯んでしまう。

 やられた同僚に近付けまいと、エメルダは自分が乗るアデルマークⅡ・スナイプカスタムでアルトロンガンダムを狙撃しようとするが、照準を合わせた瞬間に敵機が飛んで消え、接近を許してしまう。

 

『ひっ!?』

 

「女か。俺は女を殺さん!」

 

 一瞬にしてビームトライデントの刃を刺されたが、五飛は倒した敵機のパイロットが女だと分かった途端、とどめを刺さずに刃を抜いてアデルマークⅡの両足と両腕を素早く切断して戦闘力を奪った。

 達磨状態にされた自機より、エメルダは急いで脱出する。それを援護するべく、ジャンは攻撃を加えたが、ドラゴンハングによる倍返しを受ける。

 

「うわぁぁぁ! あっ、死んでいない…!? だが、機体はお釈迦だ! 脱出する!」

 

 勢いよく射出されたドラゴンハングは胴体を貫くと思っていたが、頭部を突き破っただけであった。頭部のメインカメラがやられてしまえば、碌に戦闘が出来ないので、ジャンは機体から脱出する。

 ジャンのストライクダガーを撃破した五飛のアルトロンガンダムはその場から飛び上がり、上空より攻撃してきたディンとバビの編隊を素早く撃破してからリュウのジェガンJ型に、先ほどの同盟軍機数機を切り裂いたビームトライデントを振り下ろそうとした。

 

『うわぁぁぁ!? 来たぁ!!』

 

「フン、弱い者が戦うな!」

 

 怯えて碌に反撃しないリュウに対し、五飛は彼の機体を破壊することなく蹴りを入れ込んで地面に叩き付けた。

 ステバンの陸戦強襲型ガンタンクの連装砲が再びアルトロンガンダムを狙うが、五飛はそれを読んでいて躱し、ガンタンクを仕留めようと近付く。

 

「狙いが良い! 兵士としては優秀だ! だが、俺の敵ではない!」

 

『クソっ! ガンダムめ!』

 

 近付いてくるアルトロンガンダムに対し、ステパンは両手のガトリング砲を撃ちながら後退する。

 ガンダリュウム装甲を持つアルトロンガンダムには通じないが、怯ませることに成功した。集中砲火を浴びせるステパンに続き、まだ戦闘が可能な一同は五飛のアルトロンガンダムに攻撃を浴びせる。だが、これほどの数にも関わらず、未だに仕留められない。

 あれだけの数を投入して五飛のアルトロンガンダムを斃しきれないことに業を煮やしたシャンは、グリムリパー・ハルパニアが乗るフォビドゥンガンダムを差し向ける。

 

「これほどの数にも関わらず一機を倒せんとは。やはり目には目を歯には歯を、ガンダムにはガンダムを! ハルパニア中尉、あのガンダムタイプを攻撃しろ! お前が優秀であることを証明するのだ! 他は邪魔にならんように、迎撃配置に戻れ!」

 

 基地司令官に変身して命令しているため、一同はそれに応じて元の迎撃配置に戻った。下がっていく連邦軍機を見て、五飛は強敵を差し向けたと判断して警戒する。

 

「下がる…!? 俺に見合う者を差し向ける気か! その者ですら、都合が悪ければ生贄と言うことか! やはりこの世界の連邦政府は悪だ!!」

 

『死ねぇぇぇ!!』

 

 優秀な者ですら生贄とする連邦政府を悪と表し警戒する中、空より飛来してきたフォビドゥンガンダムに乗るグリムリパーは、標的のアルトロンガンダムに向けて誘導プラズマ砲フレスベルグを放つが、装甲越しより殺気を読み取っていた五飛はそれを躱す。空かさずにグリムリパーは機体の可動式レールガンを展開し、回避行動を取るアルトロンガンダムに向けて撃ちまくる。

 凄まじい弾幕に五飛は怯むことなく、ドラゴンハングによる反撃を行う。フォビドゥンガンダムの特徴であるエネルギー偏向装甲はビーム以外防ぐことができないので、衝撃で吹き飛ぶ。

 

『ぐぁ!?』

 

「そのガンダムの特徴は既に知り尽くしている! 俺のナタクにはビームは得物だけだ!」

 

 自分のガンダムにはビームは近接兵装のビームトライデントのみであると言った後、怯んでいるフォビドゥンガンダムに向けてバックパックのスラスターを吹かせて飛翔し、ビームトライデントで切り裂こうとするが、相手は強化されたパイロットが乗るガンダムだ。直ぐに姿勢を安定させ、刺突用スピア付きの大鎌を振って来る。無論、敵機を知り尽くしている五飛なので、それすらも躱す。

 

「無駄だ! その間合いも知っている!」

 

『うわぁぁぁ!!』

 

 鎌を躱した五飛は自機のビームトライデントを素早く振るい、グリムパーのフォビドゥンガンダムを切り裂いた。バラバラに切り裂かれたグリムリパーは、断末魔の叫びを上げながら機体と運命を共にした。

 

「あの反応、ブーステッドマンか。戦うために改造された挙句、捨て駒にされた。それを知らずに死ねたお前は、ある意味では幸せなのだろうな」

 

 戦わされるために拉致され、改造された挙句に死んだグリムリパーに、五飛は憐みの言葉を掛けた。

 

 

 

「みんな、急いでくれ! 戦闘はもう始まっている! 優勢なのは、同盟軍の方だ!」

 

 サイクロプスの情報を得て、連邦軍の企みを防ごうとする一団の姿があった。

 その者たちはガルダ級超大型輸送機であるアウドムラを移動拠点としており、かなりの数の機動兵器を搭載していた。

 中にはガンダムタイプ三機を初め、マクロスに乗るイヴ人らの難民たちを守る同じVF-1バルキリーやスコープドックの改造機であるバーグラリードックが居る。他には十メートル級の機動兵器が二機ほど確認できる。

 アウドムラの艦長であるハヤト・コバヤシは、既に発進している者たちに、急いで基地へと向かうように指示する。同時に同盟軍が優勢であり、基地を脱出した連邦軍の基地司令官やその幹部たちがサイクロプスを起動させる危険性があることも伝える。

 

「ヴィンデルやシャン・ツンの企みを、何としても阻止せねばならん! あの悪魔のような装置が起動すれば、更なる憎しみが呼び起こされ、シャン・ツンやクァン・チーは一千万以上もの魂を吸収し、更なる力を得てしまう!」

 

 アウドムラの艦橋にて、ハヤトやブリッジクルー達とは違う編み笠に和装と言った服装の男、ライデンはヴィンデルを初め、シャン・ツンとクァン・チーの企みは阻止せねばならないと口にする。

 彼は神であり、ゴッドカオスやヴィンデルの野望である永遠の闘争を阻止すべく、秩序の神ホーラや自身の権限で生き返らせた戦士たちと共に立ち向かったが、一歩及ばずに敗退した。

 今ここに居る者たちは、ゴッドカオスやヴィンデルと戦うためにホーラが召集した戦士たちであり、ライデンが各地に散らばっていた彼らを再び集結させた者たちでもある。かなりの戦力であるが、ゴッドカオスとヴィンデルとの戦いの時より少ない。集結の最中にサイクロプスの情報が入り、集まった戦士たちだけで向かっていた。

 五飛のアルトロンガンダムも彼らと同じ戦士であるが、サイクロプスの情報を知った途端、単独で基地に先行したのだ。大規模な戦闘に単独で向かうなど自殺行為であるため、彼らは徒党を組んで基地に向かっている。

 

「五飛は単独でHLVを使い、基地の中心部辺りに降下したようだ。今現在、連邦軍と同盟軍と交戦状態だ。全く無茶なことをする」

 

「彼は一人で戦うことに固執している。速くせねば、装置にやられてしまうだろう」

 

「世話の焼ける奴だ。もう少しで基地だ、脱出した後、説教をしないと」

 

 五飛の単独行動に、ハヤトとライデンは頭を悩ませているようだ。ことが終われば、五飛を説教するとハヤトが言った後、レーダー手は自分らの進行方向に敵影が待ち受けていることを報告する。

 

「レーダーに反応! 敵部隊です! 機種はモビルドールのビルゴ多数! ドーべンウルフ一機!」

 

「なんだと!?」

 

「ヴィンデルかシャン・ツンだ! 我々が来ることを予期していたのだ!」

 

 レーダー手からの報告で自分らの進行方向に大部隊が布陣していたことにハヤトが驚く中、ライデンは動きを読まれていたと口にする。

 ライデンらを待ち受けていた無人機であるビルゴ部隊と、唯一の有人機であるドーべンウルフに乗るパイロット、ラカン・ダカランは腕組みを解いて操縦桿を握り、笑みを浮かべる。

 

「フフフ、来たか。ここから先は通行止めだ! 行けィ! 人形共!!」

 

 ラカンが指示を出せば、背後に控えている大量のビルゴは、アウドムラの隊に向けて右手のビーム砲を撃ち始めた。ラカンのドーべンウルフも、ビームライフルを本体に繋げ、メガ・ランチャーとして発射する。

 

「沈めェーッ!!」

 

 この高出力のビーム弾幕に、先行していた部隊は回避行動を行う。間に合わないアウドムラでは、アンチビーム爆雷を急いで発射するようにハヤトは指示を出す。

 

「アンチビーム爆雷発射!」

 

 ハヤトの素早い指示でアンチビーム爆雷が発射され、ビームの一斉射による撃沈は免れた。直ぐにハヤトは次の指示である対MD(モビルドール)戦闘を出す。

 

「次が来るぞ! 対MD戦闘用意! 奴らのことだ、無人戦闘機ゴーストを配置している可能性がある! 空戦隊はそれに警戒するんだ!」

 

 この指示に応じ、VF-1Sに乗るロイ・フォッカーや空戦用装備を施したアームスレイブのレーバテインに乗る相良宗介(さがら・そうすけ)はアウドムラ周辺を飛び、ハヤトが警戒する無人戦闘機ゴーストに警戒する。ラファエルガンダムに乗るティエリア・アーデ、金色のMSのアカツキに乗るカガリ・ユラ・アスハも警戒した。

 SPTであり、可変機能も備えるレイズナーMkⅡに乗るアルバトロ・ナル・エイジ・アスカも、ハヤトの指示通りに無人戦闘機群よりアウドムラを守るべく警戒しようとしたが、ゴステロのダルジャンからの攻撃を受ける。

 

『エイジ! エイジぃぃ!! 死ねぇぇぇ!!』

 

「ゴステロ!? 奴もここに居たのか!」

 

 レーザー攻撃に対して回避行動を取り、機体を戦闘機形態から人型形態に変形させたエイジはレーザーで撃ち返す。

 

『テメェをぶち殺すために、また生き返ったぜ!』

 

「やはり、クァン・チーの仕業か!」

 

『ご明察よ! あの御方に生き返らせてもらった俺様は、また人殺しが出来るようになって感謝してるぜ! フハハハ!!』

 

「あんな男に感謝だと!? あいつは他人を良いように利用して、用済みになれば使い捨てる奴だぞ!」

 

『はっ! あの御方に利用されたそいつがアホなことよ!』

 

 憎い相手であるエイジを見付けたゴステロは、クァン・チーの妖術によって蘇ったと自ら語る。そして大好きな人殺しをまた出来るようにしてくれたことに、自身を生き返らせたクァン・チーに対して感謝しているとも告げる。

 クァン・チーの悪行をライデンより聞いていたエイジは利用されているだけだと言うが、当のゴステロには通じなかった。エイジがゴステロと交戦している間に、無人戦闘機AIF-9Vゴーストがアウドムラに襲い掛かる。

 

「ビーム兵器主体の機体など!」

 

 ナノ・ラミネーター装甲を有するガンダムキマリスヴィタールに乗るガエリオ・ボードウィンは、キリコ・キュービィが乗るバーグラリードックの援護を受けつつ、大多数のビルゴに接近してドリルランスを使って蹂躙を始めた。

 数十機以上がドリルランスを振るわれてバラバラに砕けていく中、ラカンが駆るドーべンウルフが強力なビーム砲で止めに入る。怯んだガエリオのキマリスヴィタールは機関砲を撃ちながら後退し、自機に群がって来るビルゴを近接兵装で一掃する。

 その後、ビームサーベルしか持たないのに、ビームに対抗を持つヴィタールに対して近接戦闘を敢えて仕掛けて来るラカンに、ガエリオはこの歪んだ世界を認めるのかと直接通信で問い詰める。

 

「グっ! なぜ貴様はこの歪んだ世界を認める!?」

 

『歪んでいる? 歪んでいるのは貴様らの方では無いか? 戦いもせずに逃げ、脇から見ているだけの者どもの為に戦う貴様らの方が』

 

「そんな考えが歪んでいる証拠だ!」

 

 ヴィンデルの永遠の闘争の世界を認めるのかと問うガエリオに対し、戦えない、戦いもせずに逃げる者たちの為に戦うそちらの方が歪んでいるとラカンは返した。

 この返答に怒りを覚えたガエリオは機体の刀を抜いて斬りかかるが、ラカンの技量は高く、躱されて蹴りを入れられ、地面に叩き付けられたところでバックパックに搭載されているミサイルを撃ち込まれる。

 

「ビームは防げても、この距離のミサイルは防ぎ切れまい!」

 

『その程度で!』

 

 時期に向かってくる十二発ものミサイルに対してガエリオは、倒れた機体を回転させて躱し、機関砲による反撃を行う。この機関砲による反撃にドーべンウルフは回避行動を行い、しぶとい相手にラカンは苛立ちを覚える。

 

「ちっ、しぶとい奴!」

 

 舌打ちしてから、ラカンは機体の腕部ユニットをガエリオのキマリスヴィタールに向けて射出した。

 ライデン率いる戦士たちがヴィンデルやシャンの放ったラカンの部隊に抑えられる中、連邦軍が守る基地では、その内部まで同盟軍の侵攻を許していた。




他の方々の募集されたキャラも登場する予定でしたが、思ったより五飛やラカンにガエリオ、エイジの尺が長くなってしまったため、次回の出番になってしまった…。
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