読者参加型SS スーパーロボット大戦 無限戦争 作:ダス・ライヒ
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こうして、我が帝国再建委員会が全戦力を持ってアイン・ラントを手に入れた。
少なからずの犠牲もあったと上層部は思っているが、私にとってはかなりの犠牲もあった。せっかくの亡命先を失くしたからな。これも存在Xの仕業に違いない!
そんな話はおいて置き、あの式典の後、仇討に来たフランツの遺体よりあの世界の秘密を解き明かす鍵が見付かり、上層部はそれを開けて全世界に秘密を明かした。
内容は私にとってどうでもいい事だ。確か、魔法などの技術は女性が生み出した物だったか。それと人間と魔族が共存しており、最初に裏切ったのは人間の男だったとか、そんな感じだ。
それを全世界に向けて布告し、上層部はまだ征服していない地域に無条件で降伏して服従するように告げたが、従う帝国や国家は一つも無く、従うとすれば強欲な狡賢い奴だけだった。まぁ、嘘だと思うだろうな。
ちなみに、崩壊せしめたリップシュタット連合に参加していた多国籍軍と勢力は自分の世界へと帰って行った。捕虜も幾度か占領地の補装をさせてから返還した。傭兵はギャラを払ってそのまま義勇軍に組み込んで戦力に加えた。特に水晶騎士ルルモードは張り切ってたな。
これに帝国再建委員会が取った選択は、武力による世界統一であった。
軍の再編を終えれば、侵略作戦オペレーション・クリーンを発動し、現代兵器と機動兵器、圧倒的に高い士気を持って電撃的に抵抗する国家を次々と制圧した。途中で異世界の勢力がちょっかいを掛けてきたが、我が帝国再建委員会には敵わず、無駄に戦力を減らすだけだ。
義勇軍には女性を襲わないことを条件に略奪を許可してやる気を出させたようだ。全兵力を使っての制圧作戦であり、航空魔導士である私も駆り出された。
ストレス解消代わりに現地の奴らを手当たり次第に血祭りに上げてやった。敵は揃いも揃って馬鹿ばかりで、真正面から挑んできた。我々が女だから勝てると思っているのか? こちらは二十一世紀の兵器と機動兵器を装備しているのだぞ? 勝てる訳が無かろう。
それと千葉セイジを始めとした現地の志願兵らもこの作戦に投入された。訓練と教育が終わり、実戦投入可能なレベルまで育っていたのだ。現地志願兵らの大半は女性で、中には見知った顔が幾人か含まれていた。
志願兵の隊は二級戦扱いであり、使い物にならないと思われていたが、その評価を覆すが如く働き、当初は馬鹿にしていた熟練兵らを驚かせた。
千葉の方はジェノサイダー・セイジと言う痛い厨二名を名乗り、ファイテックスを身に纏って自分の転生先の世界の住人らを躊躇いも無く元気に虐殺していた。異世界軍も同様に、神様から貰ったチートで殺し回っている。マッシュルームヘアーで眼鏡な奴だが、私から見ればフリーザの技を持つムスカだ。演算宝珠まで装備させれば、フリーザ染みた戦闘力*1になった。
敵の空中要塞をデスボールのような技で一撃で破壊した際は、フリーザでは無く、ラピュタ王になったムスカになっていた。
「ほぅ。ハッハッ、見ろぉ! 人がゴミのようだ!! ハッハッハッ!!」
マッシュルームヘアーであるが、眼鏡の所為で千葉がムスカに見えた。おまけにあの名言まで発するのだから、ヒーローでは無くムスカだ。イヴ人がチヤホヤすれば、千葉はハーレム系アニメの主人公の気分になり、下半身の本能のままに行動し、転生先のバカな男たちを虐殺し続けた。今も学習しないのかと言わんばかりに、良いように扱われている。呆れるくらいアホな奴だ。
戦争から遠ざけられているハルは元気に子供を産み、過去では私の上官であるアーデルトラウト・ブライトクロイツ大尉殿の後輩と結婚した。今も元気に暮らしている。
そんなこんなで制圧は予定よりも速く終わったが、前の統治者を殺しまくった所為で完全に統治するに二年は要した。おまけに解放すべき女たちも、帝国再建委員会を歓迎しなかった。まぁ、迷惑な話だな。頼んでもいないのに、解放した、喜べと言われても。反抗も無く、彼女らは新たな支配者であるイヴ人に従った。
統一後も異世界軍の介入が幾度かあったが、戦力も練度も高まっている我が帝国再建委員会に跳ね除けられるばかりだ。ナチス軍のヴィルヘルム・エーレンブルグが似たような奴を数人とイギリスの火葬戦記漫画「
夜中の為、奴が全力で攻めてきたが、協力者と千葉を含めた委員会最高の強者らと共に何とか撃退した。糸を使う変な奴は、金髪のジークフリートのパンチで顎が外れたのが印象的だった。
これを機にアイン・ラントに攻め入る異世界の勢力は無かったが、現地で無理やり徴兵した奴らの反乱が起きたな。特務大隊創設直後であり、私も運悪く巻き込まれたが、制圧してやったわ。加わって何処かの勢力に逃げ込もうと思っていたが、首謀者がアホなので諦めた。ついでに殺して置いたぞ。
そこからは最前線やら敵地での活動を行い、そして今に至る…。
「あ、あのビッチが…街の市長だぁ…!?」
帝国再建委員会の異世界侵略より五年、今は完全に侵略軍の支配下となり、男尊女卑から完全なるイヴ人至上主義の支配下に置かれた世界で、見るからにみすぼらしい男は、街の市長の女性が写るポスターを見て、苛立ちを覚える。
そう、この街は最初に帝国再建委員会の侵攻を受けた街だ。少なからずの抵抗はあったが、現代兵器の前にあっさりと占領された。五年も経てば街は様変わりし、原形を留めない程に変わり果て、名前もロッテンマイヤー市と勝手に変えられた。
例えるならば、五十年代の欧州の街並みであろう。中世欧州からわずか五年で十一世紀も先の街並みに代わってしまったことに男は驚きつつも、復讐の闘志はまだ燃え尽きていなかった。
「ゆ、許せねぇ…! 女の分際で、しかもビッチの癖して市長だとぉ…!? ぶっ殺してやる! だが、まずはこのチビ助の始末だ。その後は市長になってやがるあの女だ!!」
男は手にした写真に写る人物、ターニャの抹殺を行うべく、五年ぶりにこの街にやって来たのだ。
五年前、魔王が倒されてまだ日が浅い頃、男はそれなりの地位にいる冒険者であった。だが、帝国再建委員会の侵攻により、叶わぬの本能で判断し、数十名の仲間たちと共に付近の森に潜伏した。潜伏期間は今日を除いて五年以上。それからは見付からぬように人目を盗んで僅かながらの食料や水を盗み、時には他のグループと協力して今日まで生きて来た。
しかし、人には限界はある。それが男尊女卑でそれなりの地位にいた男であれば尚更だ。我慢できず、敵の陸軍の輸送隊を襲った者も居たが、現代装備の前では返り討ちにされて殺された。
今日に至るまで、仲間同士の殺し合いもあり、捜索にも遭いながらも、それでも何とか今日まで生きて来た。だが、男も限界であり、死に場所か自ら命を絶つか、あるいは投降して飯にあり付こうと思っていた。
そんな男に救いの手が差し伸べられる。手を差し伸べたのは、あのロー・スミスであった。彼は食料を与え、復讐のための装備を用意することを条件に、ターニャ・デグレチャフ、今はターニャ・フォン・デグレチャフの暗殺を命じたのだ。
「飯はたらふく食ったな? ロッテンマイヤー市の市長、キヨリ・ロッテンマイヤーに復讐もしたいだろ? ならばこの小娘を殺せ。喫茶スモーブで呑気にコーヒーでも飲んでいる頃だ。お前は私が与えたそのRPG-7ロケットランチャーで、その写真の小娘を吹き飛ばすんだ。後は二発目で市長を殺すが良い」
スミスに命じられるがまま、男はRPG-7対戦車発射器の入った鞄を抱えながら、ターニャがコーヒーを嗜んでいる喫茶スモーブへとヘラヘラしながら向かった。
無論、スミスはこの男に期待などしていない。捨て駒と思って使ったのだ。渡す物だけ渡して、スミスはそこから立ち去って行った。
「へへへ、待ってろよキヨリ…! 小娘を吹き飛ばしてから、お前にもこいつをぶち込んで昇天させてやるからなぁ…!」
捨て駒にされているとは知らず、男はスミスの言われた通り、喫茶スモーブへと向かった。
自分が暗殺されることなど知らず、喫茶スモーブで呑気にコーヒーを嗜むターニャは、五年前のことを思い返せば、カップの中を飲み干したことに気付く。
「おっ、無くなったか。もう一杯と言いたいところだが、時間が近いな」
もう一杯を頼もうと思っていたが、腕時計の針を見てその時間は無いと判断して席を立つ。そこへ丁度、スミスの命を受けて暗殺に来た男が、鞄よりRPG-7を街中で堂々と取り出し、安全装置を外して照準をターニャに向ける。
「見付けたぜぇ! 死ねっ!!」
ターニャが気付いた頃には弾頭は発射された後であった。引き金を引かれた発射された弾頭はターニャに向かって飛んでいき、喫茶スモーブの店内にまで来たところで爆発した。
「殺ったぞーッ! チビをぶっ殺してやったぜぇ!! 次はビッチのキヨリだァ!! 待ってろぉ、今こいつをぶち込んでやるからなァーッ!」
碌に死亡確認もせず、男は新しい弾頭を装填し、この街の市長であるキヨリ・ロッテンマイヤーの抹殺に向かおうとしたが、彼は撃ち込んだ弾頭は何の効果も無かった。
喫茶スモーブは謎の結界に守られ、店には傷一つ付いてはいない。街の人々は驚いており、逃げ惑っているが、店主のジェイソウルブラザーことジェイブは震えながらも慌てずに顔を出し、ターニャは苛立ちながら店を出て来る。
「ふぅ、まさか店にRPG-7をぶち込む奴がいるとは…! 爆破テロや自爆テロを警戒し、念の為に張って置いた結界が役に立つなんて、思わんわ」
「で、デグレチャフ大佐…?」
「安心しろ、スモーブじゃなくてジェイブ。こいつを始末した後に、もう一回結界を張る。少し待ってろ」
震えるジェイブを落ち着かせつつ、ターニャは店から堂々と出てきた後、生きていることに驚いて茫然としている男に近付く。
「にゃ、にゃんで生きているんですかァーッ!?」
迫り来る幼女とは思えぬ悍ましい殺気を感じた男は驚愕しつつも、再びRPG-7を撃ち込もうとしたが、発射されたロケット弾頭はターニャの左手で受け止められ、そのまま噴射する際に必要な燃料を失い、そこで止まる。ターニャは左手に魔法の八卦を張ってロケット弾頭を受け止めたのだ。燃料が切れても、中の火薬は危険なので足元に置いて男に近付く。
「ぎょ、ぎょえぇぇ!? あぁぁぁッ!!」
ターニャの放つ悍ましい殺気を肌で感じ、彼女が怪物に見えた男はその場から逃走する。だが、逃がすターニャではない。追いかけようと思い、目にも止まらぬ速さで先回りしようとしたが、スミスは男に発信機を忍ばせておいたのか、口封じの為に始末する。
「ちっ、やはりここの世界の男は使えんバカばかりだ。始末しろ」
別の建物より様子を見ていたスミスは、待機している狙撃手に男の始末を命じた。これに応じ、特殊部隊用のM40狙撃銃を持つ狙撃手は観測手のサポートを受けつつ、ターニャから逃走す男の後頭部を正確に撃ち抜いた。
「クソっ、口封じか!」
目の前で狙撃された為、ターニャは自身も狙撃されることを経過し、遮蔽物に身を隠した。スミスは男を捨て駒と考えているので、次なる手をターニャに差し向ける。それはあの男と同様、この世界でしぶとく生き延びてきた男たちだ。
「死ねぇぇぇ!!」
一斉に襲い掛かるが、武器を持たない幼女の放った魔法による手刀で切り裂かれ、全員揃ってバラバラになる。あっさりと殺されてしまったが、それはスミスの狙いであった。
「掛ったな。アンデッドを起動させろ!」
双眼鏡でターニャが襲い掛かった男たちをバラバラにしたのを確認すれば、スミスは付近で何らかの装置を操作している部下に起動を命じた。部下が指示に応じてスイッチを押せば、最初の狙撃で射殺された男とターニャがバラバラにされた男たちの死体は一つに合体し始める。どうやら、スミスは彼らに与えた食料にアンデットにする養分を混ぜ込んでいたようだ。
「し、死体が一つに…! まさか!?」
自分が殺害した男たちの死体が巨大な怪物になり始めたのを見て、ターニャは合体を妨害すべく、強力な魔弾を撃ち込んだが、撃つ前に狙撃され、合体を阻止できなかった。
複数の死体が合体し、最後に後頭部を狙撃された男が頭の辺りで合体すれば、死んだはずの男は生き返った。その姿、もはや怪物だ。不気味な笑い声を上げながらターニャを死体で出来た巨大な腕で潰そうと振り下ろす。
『ブヘへッ! 気分いいぜェ! 俺は蘇ったぞぉ!!』
複数の死体との合成で生き返った男は不気味に笑いながら、ターニャを捻り潰そうと腕を振るう。その腕力はレンガ造りの建造物を破壊するほどで、付近の建造物は倒壊した。怪物の打撃を躱しつつ、ターニャは魔弾で反撃するが、怪物には余り効いていないようだ。
『なんだぁ、その攻撃はぁ? 蚊ほどにも効かんぜぇ』
「ち、厄介な奴を街中で! 過剰であるが、こいつだ!」
怪物には素手の魔弾では効かぬと判断し、腰のホルスターに収めてあるUSP自動拳銃を引き抜き、即座に安全装置を外して拳銃を介しての砲撃術式を撃ち込む。外せば街に被害が出るが、外さなければ良い事とターニャは躊躇なく放ち、怪物にダメージを与えた。流石に銃を介しての砲撃術式は効いたようで、怯んでいる。
『うげっ!? や、やりやがったなぁ! テメェをぶっ殺してから、キヨリを死ぬまでレイプしてやる!!』
拳銃での砲撃術式で怒りを燃やす怪物は、不快極まりない言葉を吐きながらターニャに巨大な拳を打ち込んだ。
「不愉快な奴め! 死ねぇ!!」
弾丸の如く放たれた拳を飛んで躱したターニャは怪物の腕に飛び乗り、本体と思える首から生えている男の上半身に向け、拳銃をしっかりと構えて炸裂術式を撃ち込んだ。銃口より放たれた強力なビームを浴び、合成死体の怪物となって蘇った男は断末魔を上げる。
『うぉぁぁぁ!? せっかく生き返ったのにィィィ!! ヤダバァァァ!!』
本体らしき男はそのまま消滅した。これで終わりと思ったターニャであるが、合成死体はまだ動いていた。
「しまった!?」
右腕より少し細い左腕がターニャを掴み、握り潰そうと握力を強める。このまま握り潰されるかと思っていたターニャであるが、この世界に転生したもう一人がターニャを救う。その名は千葉セイジ、帝国再建委員会に良いように使われている道化過ぎる男だ。
「ジェノサイダー・セイジ、ただいま参上! ヒーローは遅れてやって来るもんだぜッ!」
「マッシュルームピエロか!? 遅いぞ!」
「マッシュルームピエロじゃねぇ! 千葉だ! じゃなくてジェノサイダー・セイジ! とにかく、この俺が来たからには、この気色悪い化け物は終わりだぜッ!!」
千葉に対し、ターニャは酷い渾名で遅いと叱れば、彼は間違えながら訂正し、自分が来たからにはあの合成死体は終わりだと言って、その怪物に向けて必殺技を放つ。
「ジェノサイダー・フラッシュ!!」
両腕を真っ直ぐ伸ばして合わせた両手の掌から破壊光線を放った。街が消し飛ばしてしまうほどの威力だが、千葉は街の被害を考えない程に馬鹿ではない。ちゃんと撃つ角度を考え、上空に合成怪物が吹き飛ぶようにしたのだ。
ちゃんと考えて撃った千葉の必殺技を受けた怪物は上空へと吹き飛んでいき、空中爆発を起こして木端微塵となった。これを見た千葉はある決め台詞を吐く。
「けっ、
「やったのはお前だろ」
街の上空で合成死体を爆破して格好よく決め台詞を吐く千葉に、ターニャはツッコミを入れる。
「クソっ、五年前よりも更に強くなっている! オマケに道化まで居る!
合成死体が倒されたことで、スミスは分が悪いと判断して、撤収の時間稼ぎとして用意した十二機のVA隊とこの世界の魔王軍の残党をターニャと千葉にぶつけた。
「おぉ、なんだァ? 増援か?」
「VAに魔王軍の残党か。VAは私がやる。貴様は魔王の残りカスをやれ」
「おい! 勝手に決めんじゃ、化け物より女子と戦いたのによ!」
怪物を倒したと思ったら、新たに現れたVAのノルドと魔王軍の残党に対し、ターニャは慌てることなく千葉に魔王軍の対処に回るように指示を出して、自分は演算宝珠を起動させ、VAと交戦を始める。これに千葉は異議を唱えるが、現れた魔王軍残党のオークの攻撃を防ぎ、ターニャに言われるがまま魔王軍残党と交戦する。
「ひっ!? がぁぁ…!」
空へ上昇したターニャは第三世代VAであるノルドに急接近し、搭乗者のみを殺害して死体を投げ捨てた後、そのノルドを装着する。演算宝珠のハッキング機能で完全に奪い取り、ノルドを自分の物とすれば、残り十一機のVAに向け、砲撃術式を込めたビームライフルを撃ち込んで撃破した。これにノルドに搭乗する女性兵士らは驚きの声を上げる。
「ぶ、VAを奪い取った!?」
「良いマシンだな。全く、せっかくの休暇を台無しにしおって。この鬱憤、お前たち捨て駒と現地の残りカス共で晴らさせてもらうぞ?」
ノルドを奪い取ったターニャは、二機目を撃破されて驚愕する残り十機となったVAと魔王軍残党の複数は居る飛竜隊に向け、休暇を台無しにされた鬱憤を晴らすと宣言し、襲い掛かった。
それと同時に街の付近にある陸軍基地より部隊が出撃し、地上の魔王軍残党の対処に当たっている。空軍も出動しており、航空魔導士の編隊が遠くに見える。対応はターニャが思っているより遅い。
「何が鬱憤晴らしだ! 我が世界を武力で奪い取った侵略者めが…」
「た、隊長!? うわっ!?」
「おのれ、よくも隊長…」
鬱憤晴らしをすると言うターニャに激怒した魔王軍の飛竜隊の長は怒り、剣先を向けて彼女の首を撥ねようと突撃したが、逆に飛竜ごとライフルで撃墜される。部下が驚く暇もなく撃破され、そのまま残党の飛竜隊は次々とターニャによって撃墜されていく。これにVA隊は戦意を喪失する。
「つ、強い…!?」
「降伏するなら、今の内だぞ?」
「は、はい…」
一瞬にして飛竜隊の半数を仕留めたターニャに勧められ、VA隊はあっさりと戦いもせずに投降した。
「戦わずにして勝つ、これが戦争の理想形だ。さぁて、私は死にぞこない共を処分するか!」
一番厄介とも言えるVA隊を投降させて無力化したところで、ターニャは投降せずに友軍の航空魔導士と交戦する魔王軍残党の飛竜隊の方へと向かった。
俺たちの戦いはこれからだ!的な終わりで、過去編は終わりです。
皆様、ご応募いただき、ありがとうございました。
次の読者参加型、何するか決まってないので、決まるまでガンダムの短編書いて待ちます。
次の企画はどれにする?
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金塊強盗
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KILLZONE2
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復活の佐奇森神矢
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カオス・ウォーズ