魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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9話

オレとみらいは教室に向かって走っていた。畜生、周りが霧に囲まれているせいでよく見えねぇ。

 

バッティ「見つけましたよ」

 

みらい「あ、あなたは!」

 

一馬「偽東城!」

 

オレたちの前にバッティが現れた。オレが名前を言うと、バッティは盛大に空中でコケた

 

バッティ「ニセトウジョウではありません!私にはバッティという名前があるんですよ!それはさておき、お嬢さん。このバッティと一緒に来ていただきましょうか?」

 

みらいの答えは当然

 

みらい「嫌だ!学校をめちゃくちゃにする人の言うことなんて!」

 

Noだった。当然だわな

 

一馬「そういうわけだ。さっさと帰れこのクソ野郎」

 

オレは木刀を構える

 

バッティ「ならば、あなたを始末してから、お嬢さんを力尽くで連れ帰えらせてもらいます!」

 

一馬「来やがれ!」

 

バッティはオレたち目掛けて向かって来ようとする。すると

 

リコ「うわぁあああ!!!!」

 

バッティ「へ?おわぁ?!」

 

リコが変則的な飛び方をしながらバッティに激突した。バッティはそのまま墜落する。そして、リコも落ちてしまう

 

一馬「リコ!」

 

みらい「リコちゃん!」

 

リコ「いたたた......お、落ちてないから!狙って体当たりしただけだし」

 

一馬「無事だったか......」

 

リコ「あなたたちの方が危なかったでしょうが!全く、世話が焼けるわね」

 

みらいはリコに手を伸ばした

 

みらい「リコちゃん。また、助けてもらっちゃったね。ありがとう!」

 

リコ「.......」

 

リコはみらいの手を握った。すると、みらいとリコのペンダント........リンクルストーン・ダイヤから前みたいな光が出た

 

バッティ「もう1人のお嬢さん.....探す手間が省けましたよ!」

 

ヨクバール「ヨクッ!」

 

一馬「化け物が来たぞ!」

 

モフルン「ダイヤの光を信じるモフ!」

 

みらい「リコちゃん!」

 

みらいとリコはモフルンと一緒に光に包まれる

 

みらい&リコ「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」

 

ミラクル「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

マジカル「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

ミラクル&マジカル「魔法つかい!プリキュア!!」

 

2人はプリキュアに変身した。それと、いつのまにか霧も消えていた。うん、目の錯覚じゃない。二人とも凄い美人になってるぜ

 

バッティ「今度は手加減しませんよ!ヨクバール!プリキュアを捕まえなさい!」

 

ヨクバール「ギョイ!」

 

化け物はオレたちに向かって飛んでくる。

 

ミラクル&マジカル「たぁ!」

 

2人はジャンプして、化け物の顔面に蹴りを入れる

 

一馬「ありゃ、魔法じゃねぇよ。物理だよ物理つかいプリキュアだよ.....っと言ってる場合じゃねぇ!みらい!リコ!加勢するぜ!」

 

バッティ「お待ちなさい。あなたの相手は私です。あの時は油断してましたが、今度はそうはいきませんよ」

 

みらいとリコの所へ向かおうとすると、バッティが目の前に降りてきた

 

一馬「ちぃ!そこをどけ!」

 

オレはバッティに向かって木刀を振り回す。しかし

 

バッティ「ふっ、やはりこの程度ですね」

 

全て杖で防がれてしまった

 

一馬「はぁ!」

 

バッティ「さてさて、もう遊びは終わりにしましょう。はぁ!」

 

オレはジャンプして木刀を振り下ろす。しかし吹っ飛ばされてしまった

 

一馬「うわぁ!?」

 

オレは地面に顔面から激突してしまう。い、痛ぇ......

 

モフルン「一馬?!」

 

あ、モフルンいたんか

 

一馬「いてて.....だ、大丈夫だ。それよりみら......ミラクルとマジカルはどうした?」

 

モフルン「2人なら下で戦ってるモフ!」

 

一馬「そうか」

 

オレは顔に違和感があって、顔を触った。うわっ血が出てる

 

バッティ「おやおや、顔から血が出てますよ?やはり所詮ただの人間でしたか」

 

一馬「モフルン.....後ろに避難してろ」

 

モフルン「モフ!」

 

モフルンは後ろに避難した

 

バッティ「さてと......消えなさい!」

 

バッティが向かってくる。オレは奴を突くため、某漫画の牙突の構えをとる

 

バッティ「おやおや、何を構えているのですか?ま、どのみち無駄ですけどね!」

 

オレまであと少しっというところで

 

ミラクル&マジカル「プリキュア!ダイヤモンド・エターナル!」

 

バッティ「?!なに!」

 

ヨクバール「ヨクバ〜ル......」

 

化け物は巨大なダイヤに包まれて、どっか行ってしまった。これって、倒したって事だよな?っとあいつが止まってる今がチャンス!

 

バッティ「ヨクバールが......プリキュアめ.....私の魔法を打ち破っただと」

 

一馬「うおおお!!!!」

 

バッティ「急用が出来ました。ではこの辺で。オボエテーロ!」

 

一馬「牙突!」

 

オレはバッティに向かって突きを放つが、消えてしまった

 

一馬「ちっ、逃げたか」

 

オレは下に降りた。無論階段を使ってな。あ、あとモフルンを持って降りたぜ

 

一馬「ほらよ」

 

モフルン「モフ!」

 

みらい「ありがとう一馬くん.....って顔大丈夫?!」

 

リコ「ち、血が出てるわよ!」

 

一馬「あぁ、大丈夫大丈夫。唾つけとけば治るって」

 

リコ「それで治る訳ないでしょ!」

 

一馬「あははは.....」

 

みらい「笑い事じゃないよ!後でちゃんと治さないとね!」

 

一馬「分かったから」

 

リコ「全く......ところで、その杖どうしたの?!」

 

みらい「あぁ、これはね」

 

?「彼女が、杖の木から授かったのだ」

 

あ、偽ヅラだ

 

みらい「あ!杖の木のところで会った人」

 

リコ「え?!あ....ああ.......」

 

一馬「ん?どしたリコ」

 

リコ「こ、校長先生......」

 

一馬「え?!」

 

みらい「え?!」

 

すると、偽ヅラ、もとい校長は見た目が魔法つかいっぽい衣装になった

 

みらい「この人が.....魔法学校の校長先生?!」

 

校長「左様」

 

一馬「まじでか!てか何で衣装が変わった?!」

 

校長「こっちの方が威厳があって良いだろ?」

 

一馬「あ、そうですか......」

 

みらい「あ、あの!校長先生お話があるんです!」

 

リコ「わたしたちプリキュアに......」

 

校長「みなまで言うな」

 

一馬&みらい&リコ「へ?」

 

校長「授業を受けてもらいたい。君たち3人に」

 

あれ?今3人って言わなかったか?

 

リコ「授業.....?てことは!」

 

みらい「退学じゃないって事だよ!良かったねリコちゃん!」

 

リコ「え、えぇ.....あれ?」

 

みらい「3....人?いま、3人って言いました?」

 

校長「ああ、しばらく君たち2人にはこの学校に止まってくれないだろうか?」

 

一馬「うぇえええええ?!」

 

みらい&リコ「えええええ?!」

 

一馬「異議あり!杖があるみらいはともかく、何でオレまで止まらなくちゃならないんですか!」

 

校長「それはだな。さっきの戦い、無謀だったがとても勇気のある行動だった。どうだ?ここで修行してみてはいかがかな?またあのような者が現れるかもしれない。だからそのためにも君は強くなって、あの者と戦える力をつけてみてはどうかな?」

 

一馬「は、はぁ......じゃあ.....お願いします」

 

校長「決まりだな。さてと、校長室へ行くぞ。ついてきてくれ」

 

すると校長はあの地味な格好に戻った

 

一馬「あれ、何で戻ったの」

 

校長「だって、あれ重いのじゃ....」

 

一馬「そうっすか」

 

で、オレたちは校長について行った

 

?『ふむ、あの者の言う通り、無謀だったがとても勇気のある行動だった.......だが、まだ様子を見とこう』

 

一馬「?」

 

校長「どうしたんじゃ?」

 

一馬「いや、何でもないっす」

 

変だな。さっき何かに見られてたような感じがするんだよな.......


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