魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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119話

オレたちは魔法学校へ着くと、校長室へ向かった

 

一馬「校長!」

 

みらい&リコ&ことは「校長先生!」

 

オレたちは校長室に入った。そこには校長とリアンさんがいた

 

校長「君たち」

 

リアン「何かあったのか、リコ?」

 

リコ「相談するならここしか無いと思って」

 

ことは「混沌が世界を飲み込もうとしてます」

 

一馬「世界が融合したんだ!」

 

みらい「くっついちゃったんです!」

 

しばらくして、校長とリアンさんは見合って

 

校長「話を聞こう」

 

一馬「実は.....」

 

かくかくしかじかとオレたちは2人に話した

 

一馬「と言う訳っす」

 

校長「なるほど、今我々は混沌の中に......分かった」

 

さすが校長、あっさりと信じてくれるとは!

 

校長「君たちの言葉が不思議と素直に受け入れられる。それが何よりの証拠じゃ。魔法界、ナシマホウ界、2つの世界...........そうじゃ」

 

水晶「ただならぬ力が押し寄せつつある。そこまでは感知できているのに」

 

リアン「まさか我々が既に混沌に飲まれかかっていたとは。それもこのような形で、あまりに想定外」

 

校長「うぅむ何たる不覚......」

 

悔しいだろうよ

 

リアン「リコたちが影響を受けなかったのは?」

 

校長「恐らく、リンクルストーンの力じゃろう」

 

ありがとうよ.....クリスタル

 

クリスタル『当然だ我らからすればこれくらい容易い』

 

校長「ワシもこの状況にどこか違和感はあった。じゃが同時に、何か懐かしいものに守られている。そう感じていた。皆が今の世界を自然に受け入れておるのは、そのお陰かもしれぬ」

 

一馬「なるほど.....」

 

すると突然、リンクルスマホンが浮遊し、光出した

 

全員「!?」

 

するとことはは両手でスマホンを持った

 

一馬「ことは?」

 

ことは「聞こえる、スマホンに記された声」

 

と、ことはは目を瞑り言った

 

ことは「大昔、何もかも秩序なく混ざり合う混沌の世界だけがあって、ある時それはあふれる星々になって、宇宙が始まった。でも、その片隅で、宇宙に生まれ変わらないまま残った混沌.....それがデウスマスト」

 

つまり、デウスマストはビッグバンで星になれなかった混沌って事か?

 

ことは「星々を飲み込む渦となったデウスマストは、やがて気付いた。宇宙の誕生を超えた奇跡。無限の可能性を持つ、命と言う存在に。沢山の命、それを生み出す大地。それをみんな混ぜ合わせて、ただの巨大なエネルギーの塊にして、全てを混沌に返す力にしようとしてた」

 

校長「うむ、そしてマザー・ラパーパはそれを退け........」

 

ことは「太陽の中に押し込めた。だけど、デウスマストは戻って来た。太陽まで飲み込んで」

 

マジか、あの太陽にデウスマストが封印されてたとは

 

ことは「2つになった世界の全てを、自分のものにするために」

 

一馬「つまり、魔法界で、植物があんまり育たなかったのはデウスマストのせいだと」

 

オレの質問にことはは頷いた

 

みらい「ピーカンみかんが育たなかったのも......うーん!絶対許さないんだから!混沌めー!」

 

モフルン「モフー!」

 

一馬「キレるスケールが小さいな!」

 

みらい「小さくなんかないよ!」

 

モフルン「そうモフ!」

 

あーコイツらにとっては大切なんだろうなーっと

 

ことは「大きな力は失っても、残った心は見守ってくれていた。わたしたちを、ずっと......」

 

一馬「オレたちで混沌を、デウスマストをぶっ倒そうぜ!」

 

みらい「一馬くん!」

 

リコ「一馬!」

 

ことは「うん.....そうすればみんな助かる.....でも.....」

 

校長「世界は元のように戻らぬかもしれぬ......と」

 

ことはは悲しそうに頷いた。嘘だろ!?

 

一馬「それってどう言うことっすか!」

 

すると校長は水晶に手を翳した

 

校長「頼む」

 

水晶「はい」

 

そして水晶に2つの球体が見えた

 

校長「左を魔法界、右をナシマホウ界としよう」

 

おい、なんかナシマホウ界だけ適当すぎじゃね?

 

校長「今、異なる2つの世界が混沌の力で無理矢理混ぜ合わされようとしているのであれば、もし元凶を退けられたとしても、それほど強大な力から解放された時の反動は計り知れん」

 

映像では、デウスマストが二つをコネて、そしてデウスマストが消えると、2つは離れ離れになるのが見えた

 

みらい&リコ&一馬「!?」

 

校長「それぞれの世界が無事で済むかどうか危ういが、ただ間違いなく、2つの世界は、どこまでも引き離されることになろう。我々の持つ術ではもう、行き来は.....」

 

みらい「カタツムリアでも?」

 

ことはは頷いた。ちっ、奴を討伐する。それは、魔法界との別れ........リコとことはとの別れ.......イラッとするぜ!そしては覚悟決め、外へ出た。外は暗い雲に覆われていた

 

ことは「みんな覚えてる?ずっと前にみんなで見た夕日、とっても綺麗だった」

 

6月に見た夕日か.......

 

みらい「はーちゃん.....うん。夕日が沈んだら、みんなお家に帰る時間。でも新しい朝が来れば」

 

リコ「また会える。夕日が綺麗なのは、そう信じてるから」

 

一馬「あぁ!だからよ、今はどうなるとか今は迷うんじゃねぇ。取り戻し、掴み取るんだ!オレの......オレたちの夕日を!」

 

モフルン「モフ!」

 

すると校長の声が聞こえた

 

校長『皆、聞いてほしい。この不穏な空気、皆いたく不安を抱いていることであろう。世界は今、悪しき力に飲み込まれようとしている。だが恐れることはない。我々には希望が残されておる。伝説より生まれ、そして伝説を超え、奇跡の光で世界を照らす者たち。大丈夫じゃ、必ず明日は来る。今は暫しの別れ。また会えることを信じて、想いを託そう.....彼女たち、魔法つかいプリキュア、そして、水晶に選ばれし闇を狩る狩人(ハンター)に』

 

そして、校長の声は消えた。すると

 

デウスマスト(オルーバ)「飲まれよ」

 

デウスマスト(ラブー)「全てが混沌に」

 

オレたちは手を繋いだ。すると、光り出した。オレたちは顔を上げた。しかし、魔法の樹は消えてしまった

 

デウスマスト(オルーバ)「まだ抗うか.......」

 

オルーバの声が聞こえる。いや、これはデウスマストか?

 

ことは「わたしたちという命が残っている限り、全てが混沌に飲み込まれたことにならない。ここであなたを倒せば、世界は....まだ救える!」

 

みらい「だから!」

 

リコ「わたしたちは!」

 

一馬「オレたちは!」

 

みらい&リコ&ことは「絶対に諦めない!」

 

一馬「絶対に諦めねぇ!」

 

モフルン「モフー!」

 

まずは3人が変身する、なるほど今回の2人はダイヤか!

 

ミラクル(ダイヤ)「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

マジカル(ダイヤ)「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

フェリーチェ「あまねく生命に祝福を.....キュアフェリーチェ!」

 

ミラクル&マジカル(ダイヤ)&フェリーチェ「魔法つかい!プリキュア!」

 

一馬「行くぜクリスタル!」

 

クリスタル『あぁ!』

 

オレはクリスタルを握りしめた

 

一馬「.........っ!装着!!!」

 

オレはシルバーソルを纏った、そして日輪刀を装備する。ん?何だ、この日輪刀、前とは鍔が違う。炎か?まぁ良いいや

 

一馬(シルバーソル)「っしゃぁ!」

 

そして、オレたちの前にデウスマストが現れる

 

デウスマスト(オルーバ)「プリキュア.....坂田一馬.....ラパーパの加護無き今、最早恐るるに足りぬ!」

 

フェリーチェ「いいえ、ラパーパの遺志は、わたしの中に!」

 

すると魔法陣から影みたいなのが現れた

 

一馬(シルバーソル)「行くぜ!これが、オレたちのラストミッション!世界の存亡を賭けた戦の始まりだぜ!!!!」


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