魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター) 作:ドッカン
[ナレーション]
赤い光は突然、一馬を飲み込み、赤い物体となって浮き、魔法陣が現れた。そして物体は手を生やし、目の様な模様が浮かんだ
フェリーチェ「あ、あれは!?」
上空には多くの赤い魔法陣と熊の形をした怪物が見えた。それは、魔法界の様々な場所からも見えた。それは、大魔法フェスティバルの会場にも影響が及んでいた
校長「これも、ダークマターの力なのか......」
シャドウマター「雷の呼吸、肆ノ型、遠雷....」
怪物がそう言うと1つの魔法陣から雷が落ちてきた。
フェリーチェ「!?」
フェリーチェは雷を受け止めようと、エコーワンドを構えた。しかし!
フェリーチェ「この力.....」
そして、フェリーチェはことはに戻って墜落してしまった
リコ「はーちゃん!」
ことは「魔法がかき消された!?」
シャドウマター「破壊してやる......」
クマタ「!?」
そして怪物はさらに雷を落としてきた。それは会場にまで及び、何と人々は雷に撃たれ、石化していった
校長「!?みな!バルーンの中へ!」
教頭「もはや、私達の魔法では!」
すると、水晶が光った
水晶「校長!大変ですわ!」
水晶に映った映像は、空を移動する怪物が映っていた
校長「な、何と!?」
怪物が移動するのは、みらい達も見ており
リコ「どこに行く気!?」
ことは「あっちはフェスティバル会場!」
リコ「早くアレを止めて!あなたの魔法でしょ!?」
とリコはクマタに要求した。しかし
クマタ「無理ダ....」
と返答した
リコ「何で!?」
クマタ「消せないんだ。それにもう、俺の力はあいつを取り込んで怪物となって、消えてしまったようだ」
リコ「そんな.....このままじゃ魔法界が!」
すると、みらいの近くで爆発が起こった。その時の逆光でモフルンの目が光る。それを見たみらいは立ち上がった
みらい「そうだね!」
そして杖を掲げた
みらい「キュアップ・ラパパ!」
リコ&ことは「!?」
みらい「魔法よ、止まりなさい!そして一馬くんを返しなさい!」
みらいは杖を掲げたまま唱えた
クマタ「何をしている.....」
みらい「キュアップ・ラパパ!魔法よ、止まりなさい!そして、一馬くんを返しなさい!」
ことは「みらい?」
みらいは何度も唱えた。それは水晶を介して校長も見ていた
校長「みらい君.....!?それに、今一馬君じゃと!?まさか、今一馬君は.......」
クマタ「そんな魔法で.....もう何をやっても無駄ダ」
クマタは諦めていた。そんなクマタにみらいは
みらい「無駄じゃない!」
クマタ「ん?」
と言った
みらい「ここで諦めちゃダメだって、モフルンがそう言ってる!」
クマタ「バカな、そいつはもう......」
みらい「居るよ!」
ことは「!?」
みらい「ここにいる。今も一緒に.....だから!諦めない!」
クマタ「あっ....」
そしてみらいの近くにリコが歩み寄った
リコ「思い出すわね。みらいと一馬に初めて会った時」
みらい「リコ」
リコ「あの時も、モフルンは喋れなくて、わたしは魔法が下手で、そして.....やっぱりみらいは前向きだった。一馬もね!。それなら....また奇跡が起きるかも!」
みらい「リコ!」
そして、ことはもみらいの横に来る
ことは「今はわたしもいるよ!」
みらい「はーちゃん!」
そして3人は魔法を唱える
みらい&リコ&ことは「キュアップ・ラパパ!魔法よ、止まりなさい!そして、一馬くん(一馬)を返しなさい!」
クマタ「......」
その頃フェスティバル会場では
「もうおしまいだ....」
「どうにも出来ない!」
と諦めている声がした
アイザック「ここなら何とか....ん?あ!先生!」
校長「まだ戦っている者達がいる....皆!願うのじゃ!我々にはまだ思いがある!」
水晶にはみらい達が映っていた。そしてフェスティバル会場にいる人達は祈った。そして、熊の森では熊が、海では人魚が、魔法界全ての生き物が祈っていた。みらい達は落雷に怯むことなく魔法を唱えた。
クマタ「くっ......俺は、どうすれば良い?」
クマタは悩んだ。そして
クマタ「なぁ、何か言ってくれよ!」
みらい&リコ&ことは「キュアップ....」
クマタ「キュアップ・ラパパ!」
みらい&リコ&ことは「!?」
クマタ「俺の魔法よ、止まれ!そして、あいつを返してくれ!」
クマタは3人に続いて唱えた。3人は驚いた
クマタ「キュアップ・ラパパ!止まってくれぇ〜!!」
そして4人は声を揃えた
みらい&リコ&ことは&クマタ「キュアップ・ラパパ!魔法よ!止まれぇ〜!!」
そして、光が放たれ、空は元に戻る
シャドウマター「何ダ......」
そして、辺りに風船が浮いていた
みらい「ああ.....」
リコ「これって、ミラクルライトの風船?」
とリコは気づいた。そう、これは魔法界の人間達がミラクルライトで出した風船だった
クマタ「何ダ、これは?」
みらい「願いだよ」
クマタ「願い?」
みらい「感じる.....たくさん.....の願い。なんて暖かい光.......」
そして3人は体が浮き上がり、ピンクの光に包まれた。そして3人はプリキュアに変身した
ミラクル(ダイヤ)「あ!」
マジカル(ダイヤ)「これは?」
すると光が集まりだし、願いの石が変化したリンクルストーンは、更に変化し、ピンクのリンクルストーンとなった。そしてセットしたような音が響くと思ったら
モフルン「モフ....」
すると、モフルンの形になる
3人「あっ.......」
モフルン「とーっても、甘い匂いがするモフ」
モフルンは、復活した.....3人は涙を流してモフルンを抱きしめた
3人「モフルン!」
モフルン「モフー!」
校長「これは....プリキュア!」
水晶で見ていた校長は驚いていた
そして、モフルンとクマタは見つめ合う
モフルン「クマタ。クマタの声、聞こえてたモフ」
クマタ「許してくれるのか?俺を?」
モフルン「もちろんモフ。クマタとモフルンは友達モフ」
モフルンは手を差し伸べる
クマタ「モフルン.....ありがとう......」
クマタもモフルンの手を掴んだ。そしてモフルンはキュアモフルンへと変わる
ミラクル(ダイヤ)「2人の奇跡!キュアミラクル!」
マジカル(ダイヤ)「2人の魔法!キュアマジカル!」
フェリーチェ「あまねく生命に祝福を、キュアフェリーチェ!」
キュアモフルン「モフモフモフルン!キュアモフルン!
ミラクル&マジカル(ダイヤ)&フェリーチェ&キュアモフルン「魔法つかいプリキュア!」
そしてコレを見た校長は水晶を使い、空に投影する
教頭「これは!」
「プリキュア!」
「プリキュアだ!」
コレを見た人達は騒ついていた。プリキュアを見た怪物は
シャドウマター「月の呼吸、壱ノ型、闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや)」
と言うと、魔法陣から三日月の形をした斬撃が飛んできた。ミラクル達は飛び上がって回避する。そして空中でフレアドラゴンが回収した
フェリーチェ「ありがとう」
フレアドラゴン「グァ!♪」
シャドウマター「雷の呼吸、伍ノ型、熱界雷」
怪物は魔法陣から雷の斬撃を飛ばしてきたが、フレアドラゴンには当たらなかった
ミラクル(ダイヤ)「でも、あんなのどうすれば.....」
シャドウマター「破壊してやる」
すると怪物の中心が光った
ミラクル(ダイヤ)「!?中に何か居る!」
ミラクルはその光に気付いた
クマタ「恐らく、魔法の中心ダ。恐らくあいつもそこに.....」
ミラクル(ダイヤ)「一馬くんが.....よし、行こう!」
フェリーチェ「はい!」
シャドウマター「炎の呼吸、伍ノ型、炎虎」
怪物は、炎の虎を飛ばしてきた
マジカル(ダイヤ)「!?あの技は!」
フェリーチェ「やはり、一馬が中に.....はぁ!!!!」
フェリーチェはトルマリンバリアを展開して受け止めた
フェリーチェ「ぐっ........はぁ!」
苦しそうだったが、何とかかき消した。そして体内に突入した。怪物の体内へと入ったミラクル達。進んでいるとある人物を見つけた。それは
ミラクル(ダイヤ)「!?一馬くん!」
宇宙の様な空間に一馬がいた。だが、髪型が逆立ち、目は赤く光り、服が黒く染まっていた。そして、顔にあの怪物と似たような模様が浮かんでいた
マジカル(ダイヤ)「待って!様子がおかしいわ!」
そして一馬の口が開いた。だが声は別の声が聞こえた
一馬(シャドウマター憑依)「オレはシャドウマター。元そいつの影にして、全てを破壊する者!このカラダはオレがいただいたゾ!」
フェリーチェ「一馬の体から出ていきなさい!」
一馬(シャドウマター憑依)「断る。邪魔するのなら、お前達も破壊するゾ」
シャドウマターは日輪刀を構えた
クマタ「あれは、俺の魔法....歪んだ願いが生んでしまった俺の影.....」
一馬(シャドウマター憑依)「そうダ!お前の歪んだ願いによって生まれたのがオレダ。お前はもういらない。お前もそいつら共々破壊してやるゾ!」
クマタ「.....」
ミラクルは落ち込んでいるクマタにミラクルライトを見せた
クマタ「あ.....」
ミラクル(ダイヤ)「後は任せて......」
クマタ「あ.....うん」
クマタは傾いた
ミラクル(ダイヤ)「シャドウマター!一馬くんを返してもらうわ!」
一馬(シャドウマター憑依)「やれるものなら、やってみろ!」
そして、戦いが始まった