魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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キュアモフルン編7話

[ナレーション]

 

赤い光は突然、一馬を飲み込み、赤い物体となって浮き、魔法陣が現れた。そして物体は手を生やし、目の様な模様が浮かんだ

 

フェリーチェ「あ、あれは!?」

 

上空には多くの赤い魔法陣と熊の形をした怪物が見えた。それは、魔法界の様々な場所からも見えた。それは、大魔法フェスティバルの会場にも影響が及んでいた

 

校長「これも、ダークマターの力なのか......」

 

シャドウマター「雷の呼吸、肆ノ型、遠雷....」

 

怪物がそう言うと1つの魔法陣から雷が落ちてきた。

 

フェリーチェ「!?」

 

フェリーチェは雷を受け止めようと、エコーワンドを構えた。しかし!

 

フェリーチェ「この力.....」

 

そして、フェリーチェはことはに戻って墜落してしまった

 

リコ「はーちゃん!」

 

ことは「魔法がかき消された!?」

 

シャドウマター「破壊してやる......」

 

クマタ「!?」

 

そして怪物はさらに雷を落としてきた。それは会場にまで及び、何と人々は雷に撃たれ、石化していった

 

校長「!?みな!バルーンの中へ!」

 

教頭「もはや、私達の魔法では!」

 

すると、水晶が光った

 

水晶「校長!大変ですわ!」

 

水晶に映った映像は、空を移動する怪物が映っていた

 

校長「な、何と!?」

 

怪物が移動するのは、みらい達も見ており

 

リコ「どこに行く気!?」

 

ことは「あっちはフェスティバル会場!」

 

リコ「早くアレを止めて!あなたの魔法でしょ!?」

 

とリコはクマタに要求した。しかし

 

クマタ「無理ダ....」

 

と返答した

 

リコ「何で!?」

 

クマタ「消せないんだ。それにもう、俺の力はあいつを取り込んで怪物となって、消えてしまったようだ」

 

リコ「そんな.....このままじゃ魔法界が!」

 

すると、みらいの近くで爆発が起こった。その時の逆光でモフルンの目が光る。それを見たみらいは立ち上がった

 

みらい「そうだね!」

 

そして杖を掲げた

 

みらい「キュアップ・ラパパ!」

 

リコ&ことは「!?」

 

みらい「魔法よ、止まりなさい!そして一馬くんを返しなさい!」

 

みらいは杖を掲げたまま唱えた

 

クマタ「何をしている.....」

 

みらい「キュアップ・ラパパ!魔法よ、止まりなさい!そして、一馬くんを返しなさい!」

 

ことは「みらい?」

 

みらいは何度も唱えた。それは水晶を介して校長も見ていた

 

校長「みらい君.....!?それに、今一馬君じゃと!?まさか、今一馬君は.......」

 

クマタ「そんな魔法で.....もう何をやっても無駄ダ」

 

クマタは諦めていた。そんなクマタにみらいは

 

みらい「無駄じゃない!」

 

クマタ「ん?」

 

と言った

 

みらい「ここで諦めちゃダメだって、モフルンがそう言ってる!」

 

クマタ「バカな、そいつはもう......」

 

みらい「居るよ!」

 

ことは「!?」

 

みらい「ここにいる。今も一緒に.....だから!諦めない!」

 

クマタ「あっ....」

 

そしてみらいの近くにリコが歩み寄った

 

リコ「思い出すわね。みらいと一馬に初めて会った時」

 

みらい「リコ」

 

リコ「あの時も、モフルンは喋れなくて、わたしは魔法が下手で、そして.....やっぱりみらいは前向きだった。一馬もね!。それなら....また奇跡が起きるかも!」

 

みらい「リコ!」

 

そして、ことはもみらいの横に来る

 

ことは「今はわたしもいるよ!」

 

みらい「はーちゃん!」

 

そして3人は魔法を唱える

 

みらい&リコ&ことは「キュアップ・ラパパ!魔法よ、止まりなさい!そして、一馬くん(一馬)を返しなさい!」

 

クマタ「......」

 

その頃フェスティバル会場では

 

「もうおしまいだ....」

 

「どうにも出来ない!」

 

と諦めている声がした

 

アイザック「ここなら何とか....ん?あ!先生!」

 

校長「まだ戦っている者達がいる....皆!願うのじゃ!我々にはまだ思いがある!」

 

水晶にはみらい達が映っていた。そしてフェスティバル会場にいる人達は祈った。そして、熊の森では熊が、海では人魚が、魔法界全ての生き物が祈っていた。みらい達は落雷に怯むことなく魔法を唱えた。

 

クマタ「くっ......俺は、どうすれば良い?」

 

クマタは悩んだ。そして

 

クマタ「なぁ、何か言ってくれよ!」

 

みらい&リコ&ことは「キュアップ....」

 

クマタ「キュアップ・ラパパ!」

 

みらい&リコ&ことは「!?」

 

クマタ「俺の魔法よ、止まれ!そして、あいつを返してくれ!」

 

クマタは3人に続いて唱えた。3人は驚いた

 

クマタ「キュアップ・ラパパ!止まってくれぇ〜!!」

 

そして4人は声を揃えた

 

みらい&リコ&ことは&クマタ「キュアップ・ラパパ!魔法よ!止まれぇ〜!!」

 

そして、光が放たれ、空は元に戻る

 

シャドウマター「何ダ......」

 

そして、辺りに風船が浮いていた

 

みらい「ああ.....」

 

リコ「これって、ミラクルライトの風船?」

 

とリコは気づいた。そう、これは魔法界の人間達がミラクルライトで出した風船だった

 

クマタ「何ダ、これは?」

 

みらい「願いだよ」

 

クマタ「願い?」

 

みらい「感じる.....たくさん.....の願い。なんて暖かい光.......」

 

そして3人は体が浮き上がり、ピンクの光に包まれた。そして3人はプリキュアに変身した

 

ミラクル(ダイヤ)「あ!」

 

マジカル(ダイヤ)「これは?」

 

すると光が集まりだし、願いの石が変化したリンクルストーンは、更に変化し、ピンクのリンクルストーンとなった。そしてセットしたような音が響くと思ったら

 

モフルン「モフ....」

 

すると、モフルンの形になる

 

3人「あっ.......」

 

モフルン「とーっても、甘い匂いがするモフ」

 

モフルンは、復活した.....3人は涙を流してモフルンを抱きしめた

 

3人「モフルン!」

 

モフルン「モフー!」

 

校長「これは....プリキュア!」

 

水晶で見ていた校長は驚いていた

 

そして、モフルンとクマタは見つめ合う

 

モフルン「クマタ。クマタの声、聞こえてたモフ」

 

クマタ「許してくれるのか?俺を?」

 

モフルン「もちろんモフ。クマタとモフルンは友達モフ」

 

モフルンは手を差し伸べる

 

クマタ「モフルン.....ありがとう......」

 

クマタもモフルンの手を掴んだ。そしてモフルンはキュアモフルンへと変わる

 

ミラクル(ダイヤ)「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

マジカル(ダイヤ)「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

フェリーチェ「あまねく生命に祝福を、キュアフェリーチェ!」

 

キュアモフルン「モフモフモフルン!キュアモフルン!

 

ミラクル&マジカル(ダイヤ)&フェリーチェ&キュアモフルン「魔法つかいプリキュア!」

 

そしてコレを見た校長は水晶を使い、空に投影する

 

教頭「これは!」

 

「プリキュア!」

 

「プリキュアだ!」

 

コレを見た人達は騒ついていた。プリキュアを見た怪物は

 

シャドウマター「月の呼吸、壱ノ型、闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや)」

 

と言うと、魔法陣から三日月の形をした斬撃が飛んできた。ミラクル達は飛び上がって回避する。そして空中でフレアドラゴンが回収した

 

フェリーチェ「ありがとう」

 

フレアドラゴン「グァ!♪」

 

シャドウマター「雷の呼吸、伍ノ型、熱界雷」

 

怪物は魔法陣から雷の斬撃を飛ばしてきたが、フレアドラゴンには当たらなかった

 

ミラクル(ダイヤ)「でも、あんなのどうすれば.....」

 

シャドウマター「破壊してやる」

 

すると怪物の中心が光った

 

ミラクル(ダイヤ)「!?中に何か居る!」

 

ミラクルはその光に気付いた

 

クマタ「恐らく、魔法の中心ダ。恐らくあいつもそこに.....」

 

ミラクル(ダイヤ)「一馬くんが.....よし、行こう!」

 

フェリーチェ「はい!」

 

シャドウマター「炎の呼吸、伍ノ型、炎虎」

 

怪物は、炎の虎を飛ばしてきた

 

マジカル(ダイヤ)「!?あの技は!」

 

フェリーチェ「やはり、一馬が中に.....はぁ!!!!」

 

フェリーチェはトルマリンバリアを展開して受け止めた

 

フェリーチェ「ぐっ........はぁ!」

 

苦しそうだったが、何とかかき消した。そして体内に突入した。怪物の体内へと入ったミラクル達。進んでいるとある人物を見つけた。それは

 

ミラクル(ダイヤ)「!?一馬くん!」

 

宇宙の様な空間に一馬がいた。だが、髪型が逆立ち、目は赤く光り、服が黒く染まっていた。そして、顔にあの怪物と似たような模様が浮かんでいた

 

マジカル(ダイヤ)「待って!様子がおかしいわ!」

 

そして一馬の口が開いた。だが声は別の声が聞こえた

 

一馬(シャドウマター憑依)「オレはシャドウマター。元そいつの影にして、全てを破壊する者!このカラダはオレがいただいたゾ!」

 

フェリーチェ「一馬の体から出ていきなさい!」

 

一馬(シャドウマター憑依)「断る。邪魔するのなら、お前達も破壊するゾ」

 

シャドウマターは日輪刀を構えた

 

クマタ「あれは、俺の魔法....歪んだ願いが生んでしまった俺の影.....」

 

一馬(シャドウマター憑依)「そうダ!お前の歪んだ願いによって生まれたのがオレダ。お前はもういらない。お前もそいつら共々破壊してやるゾ!」

 

クマタ「.....」

 

ミラクルは落ち込んでいるクマタにミラクルライトを見せた

 

クマタ「あ.....」

 

ミラクル(ダイヤ)「後は任せて......」

 

クマタ「あ.....うん」

 

クマタは傾いた

 

ミラクル(ダイヤ)「シャドウマター!一馬くんを返してもらうわ!」

 

一馬(シャドウマター憑依)「やれるものなら、やってみろ!」

 

そして、戦いが始まった


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