魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター) 作:ドッカン
一馬「ふぅ、休憩っと.....ん?」
サクラ「うっ....うぅ.....」
階段ですすり泣いているサクラを見つけた
一馬「どうしたんだサクラ?」
サクラ「何でもない.......」
一馬「何でもない涙なんてねぇぜ」
いちか「そうだよ」
いちかも来た
サクラ「何か....色々思い出しちゃって......シズク」
いちか「シズク?」
シズク.....あの青い狐の名前、そして、あの五月雨の正体.......
サクラ「うん、わたしの大切な友達......たった一人の.......友達なの.......」
一馬「......」
サクラ「友達の仲間に入れなくて、寂しくて、いつも一人で泣いてて、でも、シズクが話しかけてくれた。追いかけっこしたり、一緒にお昼寝したり、体が震えちゃうくらい嬉しくて。だから、シズクともう一度会いたいの!一緒にお話ししたいな!」
一馬「そうか........」
オレはサクラの肩に手を置いて、いちかは後ろから抱きしめた
いちか「大丈夫」
一馬「シズクは見つかるぜ!」
サクラ「いちか.....一馬......」
ふと後ろを見ると、いつのまにか集合していた
あきら「絶対に、シズクを助けよう」
あおい「あたしたち友達じゃん!」
ひまり「一人だなんて、悲しいこと言わないでください」
サクラ「みんな.....」
ゆかり「サクラは一人じゃない......」
いちか「それにさ、サクラ一緒に手伝って!」
サクラ「?」
いちかたちはサクラを連れて、キラパティに戻った。オレは素振りを続けた
一馬「この辺でやめとくか.....ん?」
今度は桃色の光が見えた。オレは光の近くに向かった
一馬「どうした!何があった......扉?」
そこには切株に扉が現れていた
サクラ「急に現れたの。で、開けようと思ったけど鍵が必要で.....」
はるか「だからわたしが開けようと.....」
一馬「そうか......でも、明日にしねぇか?」
みらい「そうだね、一馬くんの言う通りだよ。今日はもう寝ようよ」
そして明日行くことになった。そして翌日、はるか達はプリキュアに変身した。オレ?オレは装着しないぜ。まぁでも一応の武装として日輪刀を帯刀してるけどな
フローラ「はい、サクラちゃん」
フローラはサクラにドレスアップキーを渡した
サクラ「ありがとう」
モフルン「行ってらっしゃいモフ!」
アロマ「こっちのことは任せるロマ!」
パフ「パフたちがちゃんとお留守番してるパフ!」
一馬「おう、頼むぜ!お前ら!」
ペコリン「プリキュアも一馬もサクラも頑張ってペコ!」
ホイップ「うん!行ってくるね!」
そしてドレスアップキーで扉を開いた
ホイップ「いってきます!」
オレたちは扉に入った。扉に入ると、そこは、千本鳥居の道がある不思議な空間だった。初めて見たぞ千本鳥居なんて
ミラクル「綺麗....一馬くんもそう思うよね」
一馬「あ、あぁ.....でも、みらいの方がもっと綺麗だぜ」(小声)
ミラクル「何か言った?」
一馬「な、何でもねぇよ!」
しばらく歩いていると出口が見えた
マカロン「アレは.....出口?」
サクラ「ここを通ったら......もう戻れない.....」
一馬「戻れない.....か......そんなのオレたちには関係ねぇぜ!」
ホイップ「そうだよ。みんなで満開の桜を取り戻して、一緒にお花見しよ!ね?」
オレたちは手を繋いで輪になった
ミラクル「わたしたちは、みんなで何度もピンチを乗り越えて来られた。それは、仲間が一緒に居てくれたからだよ。ほら」
ホイップ&サクラ「みんな.....」
フローラ「希望は絶対に失っちゃいけない。どんなに辛い時でも、仲間を信じて、希望を捨てないで。そうすれば、絶対前に進めるから」
すると光がオレたちを包み込んだ。な、何か変な感じになったぜ。そして、サクラの衣装も少し変わっていた。それにしても、何か立体的になったような.....いや、立体的になってる
一馬「それが、お前の本当の姿か。へっ、中々綺麗じゃねぇか」
サクラ「っ.....み、みんなも!」
マーメイド「わたしたちの世界とは、全然違うのね」
一馬「何か、立体的になったなオレたち」
トゥインクル「あたしは気に入ったけど!」
ホイップ「みんな.....行くよ!」
一馬「おうよ!」
一馬以外「うん!」
オレたちは扉をくぐった。そこは竹林だった。しばらく歩いていると
一馬「!?離れろ!」
ミラクル「え、う、うん!」
ミラクルたちは後ろに下がった。よし!
一馬「全集中!水の呼吸!捌ノ型!滝壺!」
赤狛犬「ぐわぁ!?」
黄狛犬「おわぁ!?」
オレは地面に水を纏った日輪刀を振り下ろした。すると、オレの周りに水の渦が巻き起こり、地中から狛犬2匹が現れた
黄狛犬「いってぇ!?このガキ何しやがる!」
赤狛犬「ちっ、お前らちょこちょこ逃げ回るんじゃねーよ!土の中に埋まってずーっと待ってたんだぞ。なのにそこのガキがあんな技で俺たちを引き摺り出しやがって!」
黄狛犬「五月雨がお前らの気配を感じたから、地中にスタンバって驚かしてやろうと思ったのに」
一馬「いいやこれでも驚いてるぜ」
狛犬「え!?ほんと!?」
一馬「お前ら、喋れるほど知能があったんだなって」
狛犬「そっちかよ!」
赤狛犬「何だお前ら、俺たちが喋れないと思ってたのかよ。引っかかった引っかかった。ひゃははは!!」
ウゼェ
赤狛犬「グルルって渋く吠えた方が怖いと思ってたのによお前ら全員怖がんねぇんだもん。もういい!オレたちの100%!」
黄狛犬「120%だろ!」
一馬「水の呼吸!弐ノ型改!」
狛犬「え?」
一馬「横水車!!!」
オレは横水車でまとめて吹っ飛ばした
狛犬「うわぁ!?」
一馬「弱いな」
黄狛犬「最後まで喋らせろよ!」
赤狛犬「このガキ.....こうなったら、行くぞ黄狗!」
黄狗「任せろ!赤狗!」
そして狗共はオーラに包まれた
狗「二人合わせて240%だ!!!」
フローラ「何その計算!」
一馬「出鱈目だな」
すると、合体して巨大化した
合体狗「ウォォォォン!!!合体完了!!!」
ミラクル「でっか!?」
合体狗「いくぞぉ!!プリキュア !!!そしてクソガキ!!!」
合体狗は飛びかかってきた
一馬「装着!」
オレはガララZを装着して、回避した
合体狗「そんなことをしても無駄だ!わぉぉぉぉん!!!!」
オレたちは合体狗の咆哮で吹っ飛んだ。オレはとっさにサクラを抱き抱える。そして地面に激突した
フローラ「いたた.....」
一馬(ガララZ)「ててて.....大丈夫か?サクラ」
サクラ「うん、あ、ありがとう......」
ミラクル「どこまで飛ばされたの?」
マジカル「ん?あれは!」
一馬(ガララZ)「コイツはひでぇ.....!」
そこには枯れた木が沢山あった....
ミラクル「枯れてる!?」
フローラ「酷い!」
ホイップ「みんなの桜が.....」
?「だーかーら、みんなのじゃないって!」
サクラ「!?」
何だ?この殺意の湧く声は。声のした方を向くとそこにはちっさい怪人?がいた
サクラ「鴉天狗!」
え、アレが鴉天狗?なんかイメージと違うな
鴉天狗「クァークァックァックァッ!」
なんかFF7の北条みたいな笑い方だな
鴉天狗「自己紹介は自分でさせて?呼ばれてないけどジャジャジャジャーン!お待たせしましたついに悪の黒幕、ぼくちんこと鴉天狗様の登場でーす!イェイ!」
トゥインクル「なにあのテンション」
スカーレット「調子が狂いますわ.....」
一馬(ガララZ)「ウザい、殺したい」
フェリーチェ「その発言はダメですよ!」
合体狗「ほんとやななっちゃうよね」
鴉天狗「あん?」
合体狗「あ!?」
鴉天狗「えー!?お前喋れたの!?」
一馬(ガララZ)「お前も知らなかったんかい!」
鴉天狗「知らなかったよ!ってんー?あれぇ、サクラちゃんじゃない!久しぶりー!君に素敵なプレゼントを用意してるよ!」
すると扉が現れた
『扉!?』
鴉天狗「君を手に入れたら、いろんな世界に遊びに行こうと思ってねぇ、待ちきれなくて用意しちゃった!」
なるほど、これで帰る手段が見つかったな
サクラ「くっ、あなたの好きにはさせない!」
ホイップ「サクラ!」
一馬(ガララZ)「おい待てよ!」
するとオレといちかとサクラは桃色の光に包まれた
ホイップ「待ってよサクラ!ってここどこ!?」
一馬(ガララZ)「暗闇で、スポットライト?」
サクラ「みんなが、ずっとわたしたちを助けてくれたんだよ!」
一馬(ガララZ)「はぁ?」
ホイップ「そうなんだ!みんなありがとう!わたしはキュアホイップ!ほら、一馬くんも!」
一馬(ガララZ)「お、おう。さ、坂田一馬だ」
オレは前を向いてそう言った
ホイップ「今からわたしたちは鴉天狗と戦うの!」
サクラ「鴉天狗はあんな感じだけど、すごく!すごく!強いんだ!だからみんな、このミラクルライト振って、沢山のプリキュア、そして一馬を応援してね!」
もしかして、これってメタ発言?デッドプールみたいに第四の壁ってやつを破壊して話してる系かな?てか、またミラクルライトかよ。どうもオレってミラクルライトと縁があるなぁ
鴉天狗『んー?』
うわっ!?スクリーンに鴉天狗が!ってこれスクリーンだったのかよ!
鴉天狗『あれれ?そっちの世界にもキラキラした物がいっぱいあるなぁ。ねぇ、あそこに行ってみんなのキラキラを奪ってきて!』
合体狗『アイアイサー!』
アイツらも第四の壁を破壊してやがる!?
サクラ「うぇ!?や、ヤバい!こっちの世界に出て来ちゃう!」
ホイップ「みんな!絶対わたしたちが守るから応援よろしくね!」
一馬(ガララZ)「オレたちの活躍を、しかとその目ん玉に焼き付けろ!!!じゃあな!!!」
オレたちは第四の壁から撤退した